2007.04.27 Friday
DARKER THAN BLACK 黒の契約者 第4話 「新星は東雲の空に煌く…後編」
枯れてしまった花をみつめる田原はそれをつかむと
なげつけました。
先週も得た工場は見事に焼け落ちていました。
焼け跡には死体。
その検分をする斉藤と河野。
「またずいぶん派手なのがあらわれたもんだ。
天文部の話だと確認された新星のスペクトルはモラトリアムの
原質を示しているってな」
焼けた死体をのぞいてみる河野。
「朝飯に食べたベーコンそっくりの焼き加減だ」
「モラトリアムか。やっかいだな」
その近くにいた黒とマオ。
「どういうことだ。
どうして田原の娘が?
娘について何か特別な情報は?」
黒は、舞にみせてもらった腕のことを思い出しますが
何もかたらず。
車で移動中のケネスとルーコ。
「今日まで、田原の娘が契約者だという情報はいっさいなかった。
これがどういうことかわかるか。
田原の研究はどうやら首尾よくいっていた、といことだ。
ふたつまとめて手に入れる。
仕事だ、ルーコ」
うつろな目をして歩く舞は、電信柱にぶつかって
正気にもどり、自分のやったことを思い出してパニックに。
道にとびだしやってきたトラックをも燃やしてしまいます。
「あたしじゃない・・あたしのせいじゃない!!」
霧原未咲は車で移動中、上司から情報を得ます。
マイアー&ヒルトン社は、なんとかの紛争のときに
参戦したUKにうけおい、先陣をきって
契約者を兵器として投入した企業らしい。
契約者の量産を目的としたインブリード、
異種能力者の交配によるハイブリッドの製作、
脳外科手法による一般人の契約締結実験。
「現出したモラトリアムとの関連は?」
「不明だ。ただ、十年ほど前だ。
ひとりの日本人が、研究員として雇われている。
詳細は一切もれてこない。
彼らの入国目的と、その人物の研究内容
そして今回の新星の現出、つながるかもしれん」
「わかりました。そっちは斉藤と河野にあたらせます。
私はモラトリアムの行方を」
「急げ、霧原。モラトリアムはただちに確保し隔離する必要がある。
やつらは契約者でもドールでもない。
自覚もなくただ能力を垂れながすできそこないの化け物だ。」
「尽力します」
霧原がついたのは国立天文台。
出迎える部下と研究員(?)。
「課長!」
「御苦労さまです。警視」
「対象はどうなってます?石崎主任。」
「先ほどうちの霊媒師たちが練馬付近で再補足しました。
ただ強力な思念圧の逆流を確認したもので
現在はいったん探知行動を休止させております」
「避難勧告は」
「ガス管破断の名目で周辺5キロ圏内に発動済みです」
中にはいっていく三人。
「ごぶさたしております。星見様。
霧原です。」
天文台の中央に鎮座する星見様というおばば様。。。。。
霧原と香美美。手には つぶいりしるこの缶。
「そもそも契約者が契約者と呼ばれるゆえん
持ち得た能力を行使したのちに必要とされる
対価と呼ばれる精神的自爆行為、
その支払いをモラトリアムは猶予されている。
一定の期間がすぎるとたいていはドールへと状態が移行する。
うちの冷媒たちみたいにね。
スタンダードの契約者たちとはちがって
モラトリアムは自分で自分の能力を制御できない。
そんなとこ。正直外事が把握している以上なことは
わたしたち天文台もつかんでいない。
モラトリアムは観測事例が少ないんだ。」
「そう」
「ただ、今度のはパルセがちょっとばかり不安定かな。
何をしでかすかわからないってこと。ん?
ま〜た眉間に皺寄せて〜」
霧原の眉間をこづく香那美。
「もう若くないんだから、本気できざみこまれるよ」
「同い年でしょう。香那美に言われたくないね。」
「大丈夫。あたしはそんなとこに皺作るほど、
人生真剣に生きてないから」
「かわんないね。昔っから」
「あんたもね。」
笑い合うふたり。
非難する住民。
舞の友達が、舞の姿をみつけて声をかけました。
「舞?こんなとこで何してんの?
早く逃げないと危ないんだって!ガス管が破裂して」
「ゆか!友だちか?」とそこへゆかの父もやってきました。
「ああ、うん」
「大丈夫。こわくないから私たちといっしょに避難しよう」
「ダメ!こないで!」と拒絶する舞。
「私のお父さんだよ?」
「ダメ!行って!お願い!ダメー!」
「舞?」
「急ごう」
舞の手をつかむゆかの父。
「ダメだってーーー!」
ゆかの父の手が燃え始め、その火はゆかにもうつり
炎につつまれてしまうふたり。
「ダメだって!ダメだってーーーー!」
叫びながらかけだす舞。
「見つけた!対象中野区丸山北で補足」
「対象を刺激するな。特隊の○?を待て」
公園でブランコにいる舞を囲む警官たち。
「子供?」
銃を構えた警官の腕が手首からいきなりきりおとされ
一人は胴体をまっぷたつ、そしてもう一人は顔を半分に。
あたり、血みどろ。
やったのはルーコ。
田原に電話するケネス。
「ドクター田原も人が悪い。首尾よくいっていたんじゃありませんか。
契約者の発動を封じる研究は。
実の娘さんを実験体にしていたとは気付きませんでした。
もちろんことらから工場に出向いてもよろしいのですが
これ以上の犠牲は私どもとしても避けたいので。
娘さんは必ず解放しますよ。約束します」
舞は幼児のようにおえかきしていました。
田原のもとへやってきた黒。
「本当か、娘を実験体にしたというのは。
娘に何をした。舞の手首に何を埋めた?」
「一度くらいは耳にしたことがあるんじゃないか?
私が第一次ゲート調査隊の唯一の生き残りだということを。
そのとき、私はゲートからとある物質を持ち帰った。
物質を契約者の体内に埋め込むことで
能力の発動を封じこめられる可能性がある。
それを発見したのは、マイアー&ヒルトンに雇われて
二年ほどたったある日、そしてちょうど同じころだ」
舞が庭の花をみつめ火をおこしていました。
驚く父と母。
「舞、やめなさい!」
「どうして?」
「契約者という存在が世間からどんな目でみられているか
君だって知っているだろう。
私は、まだ完全には解明がすすんでいないそのゲート内のその物質を
舞の手首に埋め込むことで、あの子の能力の発動を封じようとした。
藁をもつかむ思いだった。
いや、正確にいえば藁ではない。自分がつかんだのは種だ。
今思えば、その種にはゲートの呪いがしかけられていたのかもしれない。
あるいは、踏み行ってしまったことへの報いか。
舞に埋めた種も、いつかは朽ちる。
そうすれば、再びあの子の能力は発動する。
私は研究を続けた。
解明できたのは、完全なる封印は不可能だということ。
そしてその種を埋めこまれた母体は、モラトリアムへと変態し
その呪縛はいつとかれるかわからない。
私は、この手で実の娘を、契約者にすらなりきれない化け物に
かえてしまったんだよ。
あらゆるデータを破棄した。
舞の記憶はMEで消去し、私は社を離れた。
このことをやつらに知られるわけにはいかなかった。
本当の実験体にされたくはなかった。」
「そして貴様はすべてを投げ出し、逃げてきたというだけか。」
「言っただろう!契約の発動を
すべて封じることなど、しょせん不可能だと!
それでも続けろというのか?!
意味もない実験であの子を!
持ちかえることのできた種はふた粒だった。
ひとつは舞の手首に。
もうひとつは、舞に埋めた種が朽ちはてたとしても
あらたに実った種をまたうえることができれば
そうすれば舞のモラトリアムとしての本性は
永遠に封じることができる。
私は、この鉢うえに水をやっているときだけは
心を休めることができた。
だが、その時計も今朝とまった。
種は実らなかった。
私はこわかったんだ。
自らの過ちの結果を目にする瞬間が恐ろしかったんだ。
こんなことなら契約者でいてくれたほうがよっぽどましだった」
「懺悔するなら相手が違う。
あんたはいつまでもこの部屋に閉じこもっていればいい」
黒がでていきました。
「たくさんの実がなるはずだったんだ・・舞。
お守りの種が、いっぱい、いっぱい実るはずだったんだ・・・」
パパの似顔絵を描く幼児化した舞。
「きたか」とケネス。
「はい。どこかのいぬが」
見張りが倒され黒がうごきました。
「あいつ!」と気配を感じるマオ。
「江東区、東雲の倉庫街」と銀。
マオ、走ります。
仮面をかぶった黒と戦うルーコ。
「契約者か」
「どうやらあんたも同類らしいな」
黒の仮面がはずれます。
「そこまでだ!田原の娘がどうなってもかまわないと?」
ケネスが舞を人質にします。
「俺なんかにかまってないでとっとと娘をとりもどしておけばいいものを。」
まったくおかしな契約者を雇ったものですね、ドクター田原」
田原が姿をみせました。
「娘をかえしてもらおう」
「では、力をおかしいただけるんですね?」
「私は、君たちのところへは戻らない。
かわりに研究の資料がここにある」
「わたしてもらおう」
「娘が先だ」
「ほら、舞ちゃんの大好きなパパが迎えにきてくれたよ」
「やだ。知らない、あんな人」
舞に近づく田原パパ。
「いやぁっ!」
火がおき、ケネス、あせります。
「早く資料を渡せ!」
枯れた花をほうりなげる田原。
「なんだこれは?」
「資料だ」
「なんの冗談だ。早く本物を」
「それが私の研究のすべてだ」
その花に火がもえうつります。
舞をだきしめる田原。
「いや!いやだ!放せ!違うもん!
舞のパパはもっとかっこいいもん!
もっとすごいんだもん!」
「いや、おまえの父親はひどいやつだ」
「ひどくなもん!いっぱいいっぱいお話してくれるもん!
舞のことまもってくれるもん!
舞は、パパが大好きなんだもんーーー!」
「パパも、大好きだよ。愛してる、舞」
舞をしっかり抱きしめる田原。
あたりは火の海に。
舞を刺そうとした田原の手が狙われます。
「やつはもういい!サンプルを優先しろ!」
ルーコの手によって田原パパが倒れます。
「ああ・・」
にやっと笑ったルーコの後ろにたつ黒。
「貴様らに笑みなど似合わない」
ルーコを倒す黒。
「舞、舞・・お仕事がね、ようやくおわったんだ。
舞、ただいま・・・」
「おかえり、パパ」
田原パパはなくなり、涙を流す舞はケネスにむかいます。
「待て、やったのはルーコだ!私じゃない!」
「やめるんだ、舞」と黒。
「どうして?」
「やめろ、やめてくれ!」
ケネス、黒こげ。
スプリンクラー作動。
歌を歌う舞。
マオも到着。
「耐価か」
「契約者に変化したのか、モラトリアムが。
確率はゼロのはずだ」
「ま〜ったく奇妙なこともあるもんだ。
田原のことはまあいい。
かわりにおもしろいものが手にはいったからなあ」と黄。
歌うのをやめた舞。
「私、たくさん殺した気がする」
「落ち込むことはねえ。
契約者は人を殺してなんぼだからな。
へっ。気落ちなんかしてねえか。」
「私はどこへいくの?」
「天国さ、ちょっとばかし長い船旅になるけどな」
パトカーの音。。。
舞をみつめる黒。
現場には田原の死体のみ。
霧原のモノローグ。
「私たちが到着したときには、すでにモラトリアムの姿も
ともに瞬いたメシアコードBK-201の姿も確認できなかった。
その後、特1032号事件の捜査は保安部の手を離れることとなる。
現時点でもさしたる情報はあがっていないという。
しかし、たしかなことがひとつだけ。
あのとき生まれた新星は、まだ流れていない」
毎回毎回救いのないお話が続きますねえ。
舞が生き残ったくらいか。
でも契約者になっていく、船旅でいく天国とはどこなのか
黒たちをうごかしている組織とか
モラトリアムとか、能力者が交配させられるんだとか
あいかわらずいろいろわからないまま。
国立天文台はハイテクなのかと思ったら
おばば様がいて驚きでした。
黒こげ死体といい、舞の目の前で燃えていく友達といい
手首や胴体バッサリといい
そのへんの描写も容赦なしですね。
香那美とか河野とか公式サイトのキャスト紹介に
顔つきで紹介してくれるとわかりやすいんですけど。
キャスト
黒 (ヘイ)(CV:木内秀信)
銀 (イン) (CV:福圓美里)
黄 (ホァン)(CV:池田 勝)
猫(マオ)(CV:沢木郁也)
霧原未咲(CV:水樹奈々)
オープニングテーマ
「HOWLING」 abingdon boys school

HOWLING
abingdon boys school
エンディングテーマ
「ツキアカリ」 Rie fu

ツキアカリ
Rie fu

【完全生産限定版】DARKER THAN BLACK-黒の契約者- 1
なげつけました。
先週も得た工場は見事に焼け落ちていました。
焼け跡には死体。
その検分をする斉藤と河野。
「またずいぶん派手なのがあらわれたもんだ。
天文部の話だと確認された新星のスペクトルはモラトリアムの
原質を示しているってな」
焼けた死体をのぞいてみる河野。
「朝飯に食べたベーコンそっくりの焼き加減だ」
「モラトリアムか。やっかいだな」
その近くにいた黒とマオ。
「どういうことだ。
どうして田原の娘が?
娘について何か特別な情報は?」
黒は、舞にみせてもらった腕のことを思い出しますが
何もかたらず。
車で移動中のケネスとルーコ。
「今日まで、田原の娘が契約者だという情報はいっさいなかった。
これがどういうことかわかるか。
田原の研究はどうやら首尾よくいっていた、といことだ。
ふたつまとめて手に入れる。
仕事だ、ルーコ」
うつろな目をして歩く舞は、電信柱にぶつかって
正気にもどり、自分のやったことを思い出してパニックに。
道にとびだしやってきたトラックをも燃やしてしまいます。
「あたしじゃない・・あたしのせいじゃない!!」
霧原未咲は車で移動中、上司から情報を得ます。
マイアー&ヒルトン社は、なんとかの紛争のときに
参戦したUKにうけおい、先陣をきって
契約者を兵器として投入した企業らしい。
契約者の量産を目的としたインブリード、
異種能力者の交配によるハイブリッドの製作、
脳外科手法による一般人の契約締結実験。
「現出したモラトリアムとの関連は?」
「不明だ。ただ、十年ほど前だ。
ひとりの日本人が、研究員として雇われている。
詳細は一切もれてこない。
彼らの入国目的と、その人物の研究内容
そして今回の新星の現出、つながるかもしれん」
「わかりました。そっちは斉藤と河野にあたらせます。
私はモラトリアムの行方を」
「急げ、霧原。モラトリアムはただちに確保し隔離する必要がある。
やつらは契約者でもドールでもない。
自覚もなくただ能力を垂れながすできそこないの化け物だ。」
「尽力します」
霧原がついたのは国立天文台。
出迎える部下と研究員(?)。
「課長!」
「御苦労さまです。警視」
「対象はどうなってます?石崎主任。」
「先ほどうちの霊媒師たちが練馬付近で再補足しました。
ただ強力な思念圧の逆流を確認したもので
現在はいったん探知行動を休止させております」
「避難勧告は」
「ガス管破断の名目で周辺5キロ圏内に発動済みです」
中にはいっていく三人。
「ごぶさたしております。星見様。
霧原です。」
天文台の中央に鎮座する星見様というおばば様。。。。。
霧原と香美美。手には つぶいりしるこの缶。
「そもそも契約者が契約者と呼ばれるゆえん
持ち得た能力を行使したのちに必要とされる
対価と呼ばれる精神的自爆行為、
その支払いをモラトリアムは猶予されている。
一定の期間がすぎるとたいていはドールへと状態が移行する。
うちの冷媒たちみたいにね。
スタンダードの契約者たちとはちがって
モラトリアムは自分で自分の能力を制御できない。
そんなとこ。正直外事が把握している以上なことは
わたしたち天文台もつかんでいない。
モラトリアムは観測事例が少ないんだ。」
「そう」
「ただ、今度のはパルセがちょっとばかり不安定かな。
何をしでかすかわからないってこと。ん?
ま〜た眉間に皺寄せて〜」
霧原の眉間をこづく香那美。
「もう若くないんだから、本気できざみこまれるよ」
「同い年でしょう。香那美に言われたくないね。」
「大丈夫。あたしはそんなとこに皺作るほど、
人生真剣に生きてないから」
「かわんないね。昔っから」
「あんたもね。」
笑い合うふたり。
非難する住民。
舞の友達が、舞の姿をみつけて声をかけました。
「舞?こんなとこで何してんの?
早く逃げないと危ないんだって!ガス管が破裂して」
「ゆか!友だちか?」とそこへゆかの父もやってきました。
「ああ、うん」
「大丈夫。こわくないから私たちといっしょに避難しよう」
「ダメ!こないで!」と拒絶する舞。
「私のお父さんだよ?」
「ダメ!行って!お願い!ダメー!」
「舞?」
「急ごう」
舞の手をつかむゆかの父。
「ダメだってーーー!」
ゆかの父の手が燃え始め、その火はゆかにもうつり
炎につつまれてしまうふたり。
「ダメだって!ダメだってーーーー!」
叫びながらかけだす舞。
「見つけた!対象中野区丸山北で補足」
「対象を刺激するな。特隊の○?を待て」
公園でブランコにいる舞を囲む警官たち。
「子供?」
銃を構えた警官の腕が手首からいきなりきりおとされ
一人は胴体をまっぷたつ、そしてもう一人は顔を半分に。
あたり、血みどろ。
やったのはルーコ。
田原に電話するケネス。
「ドクター田原も人が悪い。首尾よくいっていたんじゃありませんか。
契約者の発動を封じる研究は。
実の娘さんを実験体にしていたとは気付きませんでした。
もちろんことらから工場に出向いてもよろしいのですが
これ以上の犠牲は私どもとしても避けたいので。
娘さんは必ず解放しますよ。約束します」
舞は幼児のようにおえかきしていました。
田原のもとへやってきた黒。
「本当か、娘を実験体にしたというのは。
娘に何をした。舞の手首に何を埋めた?」
「一度くらいは耳にしたことがあるんじゃないか?
私が第一次ゲート調査隊の唯一の生き残りだということを。
そのとき、私はゲートからとある物質を持ち帰った。
物質を契約者の体内に埋め込むことで
能力の発動を封じこめられる可能性がある。
それを発見したのは、マイアー&ヒルトンに雇われて
二年ほどたったある日、そしてちょうど同じころだ」
舞が庭の花をみつめ火をおこしていました。
驚く父と母。
「舞、やめなさい!」
「どうして?」
「契約者という存在が世間からどんな目でみられているか
君だって知っているだろう。
私は、まだ完全には解明がすすんでいないそのゲート内のその物質を
舞の手首に埋め込むことで、あの子の能力の発動を封じようとした。
藁をもつかむ思いだった。
いや、正確にいえば藁ではない。自分がつかんだのは種だ。
今思えば、その種にはゲートの呪いがしかけられていたのかもしれない。
あるいは、踏み行ってしまったことへの報いか。
舞に埋めた種も、いつかは朽ちる。
そうすれば、再びあの子の能力は発動する。
私は研究を続けた。
解明できたのは、完全なる封印は不可能だということ。
そしてその種を埋めこまれた母体は、モラトリアムへと変態し
その呪縛はいつとかれるかわからない。
私は、この手で実の娘を、契約者にすらなりきれない化け物に
かえてしまったんだよ。
あらゆるデータを破棄した。
舞の記憶はMEで消去し、私は社を離れた。
このことをやつらに知られるわけにはいかなかった。
本当の実験体にされたくはなかった。」
「そして貴様はすべてを投げ出し、逃げてきたというだけか。」
「言っただろう!契約の発動を
すべて封じることなど、しょせん不可能だと!
それでも続けろというのか?!
意味もない実験であの子を!
持ちかえることのできた種はふた粒だった。
ひとつは舞の手首に。
もうひとつは、舞に埋めた種が朽ちはてたとしても
あらたに実った種をまたうえることができれば
そうすれば舞のモラトリアムとしての本性は
永遠に封じることができる。
私は、この鉢うえに水をやっているときだけは
心を休めることができた。
だが、その時計も今朝とまった。
種は実らなかった。
私はこわかったんだ。
自らの過ちの結果を目にする瞬間が恐ろしかったんだ。
こんなことなら契約者でいてくれたほうがよっぽどましだった」
「懺悔するなら相手が違う。
あんたはいつまでもこの部屋に閉じこもっていればいい」
黒がでていきました。
「たくさんの実がなるはずだったんだ・・舞。
お守りの種が、いっぱい、いっぱい実るはずだったんだ・・・」
パパの似顔絵を描く幼児化した舞。
「きたか」とケネス。
「はい。どこかのいぬが」
見張りが倒され黒がうごきました。
「あいつ!」と気配を感じるマオ。
「江東区、東雲の倉庫街」と銀。
マオ、走ります。
仮面をかぶった黒と戦うルーコ。
「契約者か」
「どうやらあんたも同類らしいな」
黒の仮面がはずれます。
「そこまでだ!田原の娘がどうなってもかまわないと?」
ケネスが舞を人質にします。
「俺なんかにかまってないでとっとと娘をとりもどしておけばいいものを。」
まったくおかしな契約者を雇ったものですね、ドクター田原」
田原が姿をみせました。
「娘をかえしてもらおう」
「では、力をおかしいただけるんですね?」
「私は、君たちのところへは戻らない。
かわりに研究の資料がここにある」
「わたしてもらおう」
「娘が先だ」
「ほら、舞ちゃんの大好きなパパが迎えにきてくれたよ」
「やだ。知らない、あんな人」
舞に近づく田原パパ。
「いやぁっ!」
火がおき、ケネス、あせります。
「早く資料を渡せ!」
枯れた花をほうりなげる田原。
「なんだこれは?」
「資料だ」
「なんの冗談だ。早く本物を」
「それが私の研究のすべてだ」
その花に火がもえうつります。
舞をだきしめる田原。
「いや!いやだ!放せ!違うもん!
舞のパパはもっとかっこいいもん!
もっとすごいんだもん!」
「いや、おまえの父親はひどいやつだ」
「ひどくなもん!いっぱいいっぱいお話してくれるもん!
舞のことまもってくれるもん!
舞は、パパが大好きなんだもんーーー!」
「パパも、大好きだよ。愛してる、舞」
舞をしっかり抱きしめる田原。
あたりは火の海に。
舞を刺そうとした田原の手が狙われます。
「やつはもういい!サンプルを優先しろ!」
ルーコの手によって田原パパが倒れます。
「ああ・・」
にやっと笑ったルーコの後ろにたつ黒。
「貴様らに笑みなど似合わない」
ルーコを倒す黒。
「舞、舞・・お仕事がね、ようやくおわったんだ。
舞、ただいま・・・」
「おかえり、パパ」
田原パパはなくなり、涙を流す舞はケネスにむかいます。
「待て、やったのはルーコだ!私じゃない!」
「やめるんだ、舞」と黒。
「どうして?」
「やめろ、やめてくれ!」
ケネス、黒こげ。
スプリンクラー作動。
歌を歌う舞。
マオも到着。
「耐価か」
「契約者に変化したのか、モラトリアムが。
確率はゼロのはずだ」
「ま〜ったく奇妙なこともあるもんだ。
田原のことはまあいい。
かわりにおもしろいものが手にはいったからなあ」と黄。
歌うのをやめた舞。
「私、たくさん殺した気がする」
「落ち込むことはねえ。
契約者は人を殺してなんぼだからな。
へっ。気落ちなんかしてねえか。」
「私はどこへいくの?」
「天国さ、ちょっとばかし長い船旅になるけどな」
パトカーの音。。。
舞をみつめる黒。
現場には田原の死体のみ。
霧原のモノローグ。
「私たちが到着したときには、すでにモラトリアムの姿も
ともに瞬いたメシアコードBK-201の姿も確認できなかった。
その後、特1032号事件の捜査は保安部の手を離れることとなる。
現時点でもさしたる情報はあがっていないという。
しかし、たしかなことがひとつだけ。
あのとき生まれた新星は、まだ流れていない」
毎回毎回救いのないお話が続きますねえ。
舞が生き残ったくらいか。
でも契約者になっていく、船旅でいく天国とはどこなのか
黒たちをうごかしている組織とか
モラトリアムとか、能力者が交配させられるんだとか
あいかわらずいろいろわからないまま。
国立天文台はハイテクなのかと思ったら
おばば様がいて驚きでした。
黒こげ死体といい、舞の目の前で燃えていく友達といい
手首や胴体バッサリといい
そのへんの描写も容赦なしですね。
香那美とか河野とか公式サイトのキャスト紹介に
顔つきで紹介してくれるとわかりやすいんですけど。
キャスト
黒 (ヘイ)(CV:木内秀信)
銀 (イン) (CV:福圓美里)
黄 (ホァン)(CV:池田 勝)
猫(マオ)(CV:沢木郁也)
霧原未咲(CV:水樹奈々)
オープニングテーマ
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ツキアカリ
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