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セクシーボイスアンドロボ  Voice #06 ZI

Voice #06 ZI
盛大に夫婦喧嘩するニコの両親。
食べものやそこにあるものを投げ合って
部屋の中はぐちゃぐちゃ。
天井にはフォークでつきさったステーキ。
ニコとかずみちゃんはテーブルの下で食事。
ケンカの原因は、パパが勝手に定期預金をおろし
友達に50万かしたことらしい。

翌朝、パパは荷物をもってでていきました。
ニコには「出張だ」といっていますが。。
おこったままのママは、パパの宝物の
牛乳瓶の蓋をゴミ袋にいれはじめます。

「それ、どうするの?」

「捨ててくる」

「いいのかな・・」とニコ。

「まずい・・だろう」とかずみちゃん。

「だよね。なんか今までにない展開だな。

「離婚ってさ、こんなふうにいきなりきまっちゃったりするんだね。

 ニコはどっちについてく?」

「ついてくって?」

「あたしはこれを機会に一人暮らしする。

 ニコもさ、これを機会にどっちについてくか考えといたほうがいいよ。」

「離婚って・・」

家族写真を見るニコ。

「た〜だいま〜」

ロボが帰宅すると、部屋にあったフィギュアがなく
かわりに文学全集ほか難しそうな本がずらりとならんでいました。

「あれ、え、ちょ、うそ?!」

「はいはい。おかえり」

「母ちゃん〜!」

「あんた、あんな子供のおもちゃみたいなのまだ集めてたんだね。」

「あ〜〜〜〜!!!どこやったのーー!!」

「ガオガイザーも、ゼオザイマーも、ゴオ将軍も

 みんな捨てた!」

「嘘っ!」

外へ飛び出すロボ。

「あ〜、やっと、大人の部屋らしくなった。

 あとはドストエフスキー全集があれば・・」

「どこに捨てたのどこにーー?!」と戻ってきたロボ。

「これ読んだらおしえてやる」

「『あなたも3分で大人になれる本』かんべんしてくれよ、もう〜」

「おまえもいいかげん大人になれ!

 ほらみてごらん〜。かしこそうな部屋になったじゃない。」

「スイッチオン〜〜!」

とテレビをつけてマックスロボをみるロボをつきとばし
チャンネルをかえる母。
画面は韓流ドラマ「冬のソナチネ」

「カン様〜〜〜〜!

 よかったあ。ちゃんととれてて。

 あたししばらくここにおいてもらうから」


放課後、マキの店にいったニコ。

「呼び出しといていつまでまたせんのよ」

「そういう人なんだって」とよっちゃん。

「はい、できた」

よっちゃん、ネイルアートはじめたらしい。。

「お、どれどれ」

『英数理社国」

「なんで五教科なの?」

「いいじゃないの、中学生らしくて」

「ニコ」とよぶマキ。

「何よ〜、人を犬みたいに。えらそうに」

「だからそういう人なんだって」

「今話したニコです」

依頼人がニコに近づいて手をとりました。

「おねがいします」

「は?」

「うちの主人殺した犯人みつけてください。」

「殺した?え?」

「殺し屋ZIを探してほしいの」

「あの、いいです。も、もう、殺し屋は。あたし、中学生ですし」

「証拠は残さない。死体も残さない。

 ZIはね、絶対しくじらない殺し屋なの。

 だから警察は動かない。

 誰も顔を見たことがない。

 声もきいたことがない。
 
 わかっているのは女だってことくらい」

「そんなのみつかるわけないじゃないですか」

「でもどこかで暮らしてるのよ。普通にね、のほほんと」

マックスロボの歌を歌いながら食事の準備している女性。
そばには夫らしき人物。
お米を入れた容器のふたの裏にかくされた拳銃。。。

ニコが帰宅すると部屋が片付いていて
誰もいませんでした。

「ただいま〜。誰もいないの〜。

 そっか。誰もいないんだ」

 今のままがそんなにいいと思ってないのに

 この生活をこわしたくないと思うのは

 どうしてなんだろう


部屋に落ちていた牛乳瓶の蓋をみつめるニコ。

「お母さん、ほんとに捨てちゃったのかなあ。」

天井にささったステーキをみあげるニコ。

 怒りのステーキはまだ天井にへばりついたままだ


ごはんをたべるロボをみ嬉しそうにみつめる母。

「あ、あんたその横顔、誰かに似てるわね」

「そう?」

「あーーーーー!」

「なんだよ〜!」

母が指さしたものはカン様のポスター。
ロボにかつら&メガネ&ホクロをつけてカン様コス。

「ああ〜カン様〜〜」とロボに抱きつく母。

「あんた母親でしょう」

「ロボいる?」とそこにニコがやってきました。

「なんだ」

「威一郎の母でございます」

「どうも」

「いいから!母ちゃん!

「なんか男前じゃん」

「ほ〜ら。今日一日そのままにしておけって、ねえ」

「うん、いいんじゃない?」

「なんでだよ!」

「しておけ!」

「燃える勇気と、マックス!サンダー!

 はっは、ザマミロ」

かつらをかばんにしまいこむロボ。

「お母さんの前でやれよ」

「できない。」

「なんで」

「俺の話なんかきくわけないもん。

 理解する気なんて全然ないんだから!」

「あ、そうだ。話聞いて。
 
 で、ZIっていう殺し屋がいて、ちょっとロボきいてんの?」

「殺し屋なんてどうでもいいんだよ!

 どこやったんだよ、俺のロボット!もう母ちゃんのやつー!」

「そうだ。うちも殺し屋とか言ってる場合じゃなかったんだ。

 ん?母の日かあ。よ〜し。

 すいません」と花屋にはいるニコ。

「はーい」とでてきた女性はさっきの人。

「カーネーションください」

「これでいいかな」

「はい、おねがいします」

「ふーん、そういうことするんだ」とロボ。

「今年だけだよ。今ちょっとごたついてるからさあ」

「ふ〜ん。NH・・お店の名前かねえ」

「そうよ。」

「なにかのイニシャルですか」

「昔の恋人の名前なの」

「へえ」

中からダンナさんが洗剤のありかをたずねました。

「いまの話、主人にはないしょね」

「しらないんだ」

「そ、秘密」

中から小さな男の子もでてきて遊びにいきました。

「はい、300円です」と花束をもらうニコ。

「ただいま〜」

台所にいたママにカーネーションをさしだすニコ。

「ん。ども」

と部屋にきえました。

「なに?てれちゃって」

その花束についていたメッセージ「いつもありがとう ニコ」を
見て、ほほ笑むママ。
それを裏返すと牛乳瓶の蓋で、はっとするママ。
牛乳の蓋は誰かにひろわれていきました。

「どうしよう。。あたし、とんでもないことしちゃったのかも。」

ロボもカーネーションを一輪もって家にかえると
そこはおばさんだらけ!
カン様とむらがるおばさんたちにロボは逃げ出しますが
母はロボがもってきたカーネーションを手に笑顔。

道端に段ボールを敷き寝袋で寝るロボは
3分間で大人になれる本をよんでいました。

「俺はなんて小さいんだろう。
 
 母ちゃんと戦うことすら、できない。

 は〜〜ぁ〜〜あ〜〜」」

花屋の看板のNHを寝そべった状態でみるとZIにみえました。

「あ〜〜〜〜!ZI!!」

金塊を手にするよっちゃん。

「きましたよ〜。やっぱモノホンはすげえなあ」

「でもな〜んかちょっと下品じゃない?」

「え?いや、だって、現金数えるのたいへんだから金塊にしようって

 いったの、社長なんですよ〜」

「そうなんだけど」

「だいたい、夜中に現金数えてる社長の姿って最悪ですよ」

「うそ。そんなにひどい?」

「誰にもみせらんないです」

「でもね、夜ごと一枚二枚って数えるのって楽しいのよねえ。

 でもこれだとすぐにおわっちゃうじゃない、数えるの」

「数えるのが好きだったんだ」

「うん、数えたい、数えたい、数えたい

 最悪でもいいから数えたい・・・」

とよっちゃんの腕にすがりつくマキ。

「そんなに甘えられても・・・」

夜中、眠るニコのもとへ入ってきたロボ。不法侵入?!

「ニコ!みつけた」

「あ〜ん?」

「あんじゃない、起きろ。何いってんのよぉ!」

目をあけるニコ。

「あれ?なんでロボがいんの?」

「ZI、みつけたんだよ」

「うっそ!」

ととびおきるニコ。横にはかずみちゃんが寝てます。

「しーー声が大きい」

「どこで?」

花屋の前にたち、ならんで首をかしげる二人がかわいい。

「ほお。ZI・・・ほんとだ。」

「でしょ?」

「やあ、でも、ちょっとこじつけってかんじがするよ?」

「まちがいないって。ZIだって」

「でもね。単なる偶然だよ」

「あらやだ、せっかく人がみつけたのに、なんでそんなこと言うかね」

「あたし寝るからさ、ちゃんとロボ見ててね。おやすみ」

と寝袋にはいって横になるニコ。

「ちょっと!さみしいじゃない!ねえ!ねえってば!もう!」

結局ロボは店のシャッターにもたれてねて
朝になったらふたりとも縛られていました。

「ん、なんじゃこりゃ。おいニコ!ちょ、ニコ、起きろ、ニコ!

 一大事だ!」

「一○?じ?」

「違うって、起きろ!」

「もう、うるさいな〜。あれ?動かない。なんで?」

「知らないよ!」

「おまえら、何もんだ!」と男の子がおもちゃの銃をつきつけました。

「おまえか縛ったのは。ときなさい!」

「何もんかしゃべったらといてやる」

「なにをえらそうに、子供のくせに!しばくぞ、このやろう!

 ええ、ちょ、、何いれたの?」

男の子は虫のおもちゃをロボとニコの上におき、ふたりパニック。
そこへお母さんがあらわれました。

「こたろう!すみません。ごめんなさい。」

とロープをほどいてくれました。

ふたりは花屋さんの中へ。

「本当にごめんなさいねえ」

「さあ、もうほんとに遠慮せずにすわってください、ね」

と食事をすすめられます。

「あーーーーーー!」ロボのもっていた人形がそこにありました。

「おいおまえ、なんであんなもんもってんだよ!」

「おまえら、スパイだろ」

「え?」

ふたりで首をふります。

「ちがいます。僕たちスパイじゃありません」

「は、そりゃそうだよね。

 うちみたいな家、見張っててもねえ」

「普通の花屋だもんねえ」

「ですよねえ。はははは」

「こんな普通な家庭、みたことありません」

「さ、いただきましょう」

「いただきます。いただきマックス」

しかしそのときいきなり銃撃がはじまりました。
外をのぞくとマキの依頼人の女性を筆頭に黒服の男がずらり。

「あの女の人!」

「あいつら知ってんの?」

「ZIを探していた人だ。

 だんなさんを、ZIに殺されたって言ってた」

「そりゃ嘘だよ」

「あたしと同僚ね」と銃を手にするお母さん。

「花屋じゃないよね」

「殺し屋よ」

「やっぱり・・ZIって・・」

「そ、あたしがZI。逃げるよ」

こっそり抜け出し車で逃走する5人。

「お父さん。この人たちに本当のこと言っちゃおうよ」

「こたろうくん、本当のことってなに?

「おとうさん、本当は、宇宙人なんだ」

「え、うそ〜」

「それを知ってる悪いやつが、ときどきおいかけてくるんだ、ね」

「ああ」

「あの、何星からこられたんですか」

ちょっと笑いそうな顔のお父さん。。

「なんでここで敬語になるんだよ!」

「ここでタメ口きいたら、地球がほろぼされちゃうかも

 しれないだろ、バカっ」

「バカってどちがバカだよ!バカっ!」

「バカ!」「バカ!」バカバカいうニコとロボ。

「しつこいわねえ」とZI。

車をおりると追っ手もやってきます。

「敵のリーダーは、女?」

「そう」

「よ〜し、一かばちか!」

「こんにちは。カン・スンフォンです。

 あなたは、私の家族です」

とカン様の真似をしてでていくロボにおどろいて(あきれて)
一瞬動きがとまる敵。

「ほ〜ら、やっぱり。韓流ドラマのファンだったんだよ。」

「あなたを、つつんであげたい!」

でもまた銃撃はじまりました。
隠れながら電話するニコ。

「だからあの、客が殺し屋で、それで今、あのおわれてて

 それであのだけど狙ってるのはあのZIで」

「違う。やつらが狙ってるのは俺だ」とダンナさん。

「え〜そうなの?あのZIのダンナさんのほうで」

「意味わかんねえよ!今からいくから待ってろ」

「あなたたち、むこういって」

みんなを移動させ、上着を脱ぎ銃を手にするZIかっこいい。

「あんたもここにいたら危ないよ」

「なに?」

「いや、あの女の人でもあの、こういうことするんだなあと思って」

「あんたさあ。ままごと好きだった?」

「普通、かなあ」

「あたしは大っきらいだったなあ。

 お人形で遊ぶのも大っきらい。

 誰かのために生きてくなんて、

 クソ最低だと思ってた。」


「今はちがうんですか」

「こたろうに服きせんのも好きだし、

 夕ご飯用意してる時のかんじとかも好き。

 窓から夕焼けがみえてさ、
 
 こたろうとあの人の喋る声がとぎれとぎれに聞こえてきて

 おさらのふれあう音、ねぎを刻む音、
 
 お鍋からあがる湯気、野菜をゆでる匂い。

 あっはは・うっふふふふふ。

 あたしは、そういうもの全部、失いたくないの!

 自分のためじゃない。

 誰かのために、あたしは、

 生きていきたくなっちゃった。ふっ」


涙をみせながら立ち上がって銃を撃つZI。

「ニコーー!ニコォーー!」と叫ぶロボ。
 
そこにやってきたよっちゃん。

「おお、なんだまた派手にやってんね」

よっちゃんにだきつくロボ。

「遅いよ〜〜〜」

「なんだよ〜〜俺にまかせとけってもう」

しかし。。。

「うわ、俺、マジ最悪〜!」

「マシンガンとかライフルは?」

「昔から、忘れんぼうさんって呼ばれててさぁ」

「バッカじゃないのーーー」

「やばい!走れ!」

と逃げだす4人。ダンナさんの足が撃たれました。

「あし、撃たれたーー」

「みんなで、お父さんのことばかり狙って!

 僕がやっつけてやる!」とこたろう。

「ちょちょちょ待て、ダメだ!」ととめるロボ。
迫る殺し屋たち。

「このままじゃあ・・・」

「狙ってるのはおじさんなんでしょう。

 敵の注意をこっちにむけさせよう」

「どうやって」

「あたしがなんとかする。

 救えるのは宇宙であたしだけ!」

というとニコは旦那さんの声で叫びます。

「こっちだ!何してる!こっちだぞ!」

「ちょっと、そんなことしたらあんたが危ない!」

「家族守りたいんでしょ!」

「こっちだ。こっちだ!」と走り出すニコ。

「バカ」とZIも続きます。

「お前らみたいなもんに、家族を殺されてたまるか!

 一生けん命生きてるだ。

 おまえらみたいなものに

 メチャメチャにされてたまるかー!」


しかし弾も切れ、おいつめられたZIとニコ。
近づく殺し屋。

「ごめんね」

そのとき、パトカーの音が。

「お前たちは、完っ全に包囲されている!

 無駄な抵抗をやめて、今すぐでてきなさーい!」

「にげろ!」と逃げていく殺し屋たち。
ZIも「行くよ」といいますがニコが
「ちょっと待って」ととめます。

警察官に見えていたのは張りぼて。

「愛と勇気と正義に、限界は、なーい!」

とポーズをきめるロボ。

「もう遅いよー!」

「こいつらがバッチに凝っちゃってさあ。」

「完璧」と偽警察手帳をみせるロボ。

「ダメダメ」

「こんなの誰からもみえてないっつーの。」

「パトカーは?」

こたろうのおもちゃの銃。。。
こたろうを笑顔で抱きしめるZI。

マキの店にやってきたみんな。

「やつらが狙ったのはこの人です。」

こたろうはZIにだかれて寝ています。

「だったら、なんでZIを探せだなんてまわりくどいこと言ったんだ、あの女」

「この人、しんだことになってるんです。

 あたしが殺したことに。

 でも殺せなかった。
 
 たぶんそれがばれて、新しい殺し屋をさしむけたんでしょうね。」

 あたしといっしょにいることも、わかってたんでしょうね。」

「どうして彼を殺せなかったの」

「もちろん殺すつもりでした。それがあたしの仕事ですから」

公園で男を狙うZI。
しかしそこに赤ちゃんが捨てられていて
男は銃を捨て赤ちゃんをだきあげました。

「おい、すごいぞ。

 ちっちゃいと心臓の音が

 ドクドク手に伝わってくる。

 ほら、抱いてみろ」

「ZIと言われたあたしだけど、赤ん坊を抱いた男は撃てなかった。

 明日こそ殺そうと思うのに、次の日になるとやることが山のようにあって

 仕方ないから明日殺そうと思う。

 その繰り返しで」

「逃げようとは、思わなかったんですか」とニコ。

「逃げてもとに戻っても、新しい殺し屋がくるだけだ。

 だったら、ここに隠れてたほうが安全じゃないかと」

「あたしたち、はまったんだよね」

「ああ、そうだね」

「家族ってやつに、はまっちゃったんです。

 こんなのしょいこんでどうなるかと思ってたのに

 いつのまにか手放したくなくなってた。

 家族って、おもしろかったなあ」


「そうだな、おもしろかったよ。

 でも、もうここにはいれないな。

 俺がいる限り、次から次と殺し屋がやってくる。

 そんな家族、普通じゃないもんな」

黙ってきいているニコたち。

自宅にもどり、押入れにいるこたろうに話しかける父。

「こたろう。

 お父さんな、もう地球にいることができなくなったんだ。

 自分の星に帰らなきゃいけないんだよ。

 おまえもさ、自分の星は大事にしろよ。

 じゃあお父さん、行くな。

 空の上から、おまえのことは、ずっと見てるからな」

こたろうが出てきたとき、もう父はいず。

その話をきくロボとニコ。

「そっかあ。さよなら言えなかったのかあ」

「本当は言いたかったんだ、さようならって」

「でも、言えなかった」

ロボ、たちあがります。

「今からでも言えるじゃない」

「どうやって?」

「だから、星にいるんだから、空から見えるように人文字とか」

「本当に?人文字ならお父さんに見える?」

「見える!絶対に見える!」

「人文字って、三人しかいないじゃん」

「大丈夫だよ、友達とかよべば」

「そんなに友達いる?」

「いるよ、4人」

「あたしだって5人くらいしかいないのに」

がっかりするこたろう。

「いや!無理じゃない!できる!絶対に!」

テレビではカン・スンフォン帰国のニュース。
母に頭をさげるロボ。

「おねがいします!」

「で、何人いるの」

「50人いれば、なんとか」

「わかった」

マイクロバスで集まるカン様ファン。

「すごい、200人はいるよ」

「はい、みなさん、おねがいします」

「まもなくカン様が乗った飛行機が上空を通過します。

 カン様にみえるようにペンライトをふってください」

「はーい」

「お父さん、みてくれるかなあ」とみあげるこたろう。

「こたろう。絶対に、見てくれる!」とロボ。

「よし!」

ニコ、ホテルにいるこたろうのパパに電話します。

「西の窓、みてください。こたろうくんからのメッセージです」

カーテンをあけてのぞくパパ。

「きました、あの飛行機です。

 あの飛行機に、カン様が乗っていますよー」

「きゃ〜〜〜〜〜〜」

「さよなら。お父さん!さよならー!」

人文字でゆれるサヨナラ・・

「さよなら、こたろう」

みんなが帰ってもずっとライトをふりつづける三人。

こたろうは、ロボにロボ人形をさしだします。

「これ、あげる」

「え、いいの?」

「今度は、僕がお母さんをまもらなきゃいけないから

 もう子供じゃないから、いらないんだ」

「そっか」

こたろうは、空をみあげます。

「家族がバラバラになるのはやだ。

 あたしは絶対にやだ」
とニコ。

「でも、いつかはバラバラになる。

 それが、大人になるって、ことなんだよ」


その手には人形が。。

翌朝、母をおくるロボ。


「あのさ、俺はカン様とは違う人間なんだからさ」
 
「そんなのわかってる」

「いいかげん目さませよ、いい年してさあ」

「そんなことわかってるよ、いわれなくたって。

 日々ばあさんだって身にしみてるよ。

 でも現実だけでいきてくのはつらいんだよ。

 おまえだってそうなんだろ。
 
 だからあんなおもちゃ、まだいじくってんだろ。

 カン様が好きってことにしとくと便利なんだ。

 父ちゃん、あきれてあたしのことほっといてくれる。

 ふっふふふ。おまえもほっといてもらいたかったんだな。

 自分の世界もちたかったんだな。

 今ならわかる。

 もういいよ、ここで。じゃな」


歩き出す母ちゃん。

「なんで俺は。もっと大人になれないんだろな。」

ロボ、カン様に!

「母ちゃん!さよなら!」

「アンニョン ヒケセヨ」

「アンニョン ヒケセヨ!」

「死ななきゃそいでいい!

 死ぬまでロボットいじってろ!」


手をふってわかれる母とロボ。

ニコの母は捨てた牛乳瓶のふたがマキの店の店頭に
ならんでいるのを発見。

「あの、すいません。おねがいです

 あれ、もとはといえば主人のなんです。あたし、勝手に捨てちゃって。

 このことばれたら確実に離婚なんです。

 家族もばらばらになるかもしれない。
 
 おねがいです。ゆずってください、このとおりです」

「あの、そういうことならお返ししますよ」

「ほんとですか?」

「あなたが捨てたのは金でできた蓋?
 
 それとも紙でできた蓋?」


「何いってるですか。

 金でできた蓋なんてあるわけないじゃないですか。

金の蓋、ありました・・・・・!

「ふふふふ」「うふふふ」

「これ本物?」

「もちろん」

「ほんとだ。牛乳の蓋の形してる」

「あなたが捨てたのは、金の蓋?

 それとも、紙の蓋?」

「んんんんん紙の蓋です」

「あなたは正直ものだから、家族をかえしてあげましょう。」

「ありがとうございます!」

「おもてのももってってね」

「はい!」

「あ〜あ」

「俺、何か好きだったんだけど」

「ねえ、よっちゃん、家族ってそんなにいいものなのかしらね。」

「さあどうなんですかね」

「よっちゃんの家族はどうだった?」

「俺っすか、俺は、物心ついたときからいないから
 
 よくわかんないっす」

「ふうん、そうなんだ。」

「ほら、その顔。数えるときの顔、よくないっすよ」

「だいじょうぶよ、絶対人にはみせないから」

「俺にはみせてるじゃないですか」

「よっちゃんはいいの」

「なんでです?」

「家族だから」

「いや。家族って・・」

またおかねを数えるマキ。

「だからやめたほうがいいですって」

花屋にやってきたパパ。

「奥さんにですか」

「ちょっとケンカしてでてきたもんだから帰りづらくなっちゃって」

「じゃあありったけもってかえってください。

 うちもう店じまいするんですよ。

 はい」

拳銃をマキに売り渡すZI。

「たしかに」と現金を確認。

「バラバラだった人間が偶然出会って、

家族になれるんですね」


「どんな家族だってそうじゃない?

 知らない者同士が偶然出会って家族になる。」


「そうか。そうですね」

「偶然出会って、時間がたてば

 またほどけて、バラバラになっちゃう。

 どんなな出会いも、そんなもんでしょう」


「はい」

仲良くすき焼きをたべるニコの家族。
天井からステーキが落ちてきました。

 怒りのステーキは 時間がたってはがれおちた

 時間がたてばほどけてしまうのなら

 ほどけてしまうまでの間

 あたしはちゃんと家族を続けようと思う


一人暮らしはまだ早いと言われるかずみちゃん。

「ニコ、来週誕生日だな。何がほしい?」

「ん〜〜別に」

「そういうの一番困るのよねえ」

 本当はこういいたかった

 何もいらない

 何もいらないからまだあたしのこと、

 みててほしい




今回のテーマは「家族」ですか。
赤ちゃんポストに幼児が捨てられたり
母親の首をきりおとされたりと
いろんな事件がおきているのですが
血縁関係はなくても、あったかい赤ちゃんの鼓動を感じて
つながった家族、その気はないのにいつのまにか
はまってしまったおわれる男と殺し屋の女。
冷めた子どものニコがいるけど一応仲良しの普通のニコ一家。
いつまでもオタクな息子に喝をいれながらも
ちゃんとわかってくれて愛をみせてくれる母ちゃん、
それぞれの家族をみせてもらいました。
日本になんであんなに殺し屋がいるんだよとか
商店街で銃撃戦やってたら警察くるだろとか
そういうあたりはとりあえず無視することにして
セクシーボイスアンドロボなんだから
うまいことやって、またあの家族がいっしょに
暮せないものかと思いました。
父はともかく子どもがねえ。

「何星からこられたんですか」というロボが
はげしくよかったです(*^。^*)
あと、カン様。

余談ですが、先日とあるところでみかけた週刊誌の記事によると
あのマックスロボのお値段は85万円!

(ついでにプロポーズ大作戦で長澤まさみがきている
 ウェディングドレスは57万円。
 喰いタンの金の箸は6万円だそうです。
 ウェディングドレスより高いロボ!」)

キャスト

須藤威一郎(ロボ) 松山ケンイチ
林 二湖(ニコ)大後寿々花
林 一海(ニコの姉) 村川絵梨
林 竹男(ニコの父) 塚本晋也
林 雪江(ニコの母) 片桐はいり
名梨秀吉 岡田義徳
真境名マキ 浅丘ルリ子
ZI りょう
ロボ母 白石加代子

セクシーボイスアンドロボ 各話レビュー

「セクシーボイスアンドロボ」オリジナル・サウンドトラック
「セクシーボイスアンドロボ」オリジナル・サウンドトラック
TVサントラ




2007.05.16 Wednesday 08:39 | comments(6) | trackbacks(17) | 
<< アニメ D.Gray-manディーグレイマン第31話 「迷子のミランダ」 | main | のだめカンタービレ Lesson16 >>
ちろ (2007/05/16 2:55 PM)
カン様似合ってましたね!笑。

ロボの母の白石加代子さん。
舞台女優だからテレビには出ないと思ってたんでちょっとビックリ!

さんま御殿のさんまの顔指し棒が15万とか聞きました。
テレビってとってもお金がかかってるンですね(^ω^;)

honey (2007/05/16 3:28 PM)
ちろさん、こんにちはー。

おもしろいですよねえ、このドラマ。
母ちゃんも強かったしZIもかっこよかったし。

お金がかかるといえばトリビアのロケとか
すごいですもんね。
製作費いっぱいあるんだろうな。
シャブリ (2007/05/17 3:23 PM)
テーマは「家族」
[何もいらないからまだあたしのこと、みててほしい]
しみるなぁ〜。
無くなってみて初めて大切さに気付くものなんですね。
P大作戦でも、妖精が言ってたっけ・・

ちなみに、バース人形も一点物で高いみたいですよ。
MAXロボ並みかも!

I appreciate in your usual cooperation. Best Regards,Chablis
honey (2007/05/17 3:40 PM)
シャブリさん、こんにちは。

最初はかなりクールだったニコだけど
やっぱり中学生なんだなあと思いました。
このドラマほんとおもしろいですよねえ。

バースももうグッズはないだろうし
そのぶん高いかもしれませんね。
ドラマってほんといろんなところに
こだわって作ってるんですね。
奈々 (2007/05/22 7:42 PM)
この話は、少ししか見てないんですけど、どんな話か
しえてください!
honey (2007/05/22 9:06 PM)
いろんな声をつかいわけられるニコと
ロボがいろんな事件にまきこまれていって
かなりおもしろいドラマです。
詳しくは記事を読んでもらったらストーリー書いてありますし
公式サイトへどうぞ。









セクシーボイスアンドロボ 第6回 感想
『殺し屋の子育て…』
| ぐ〜たらにっき | 2007/05/16 8:46 AM |
鴎+7とDグレとセクシーボイス
Dグレは海賊でなく悪魔の船と親子の絆が描かれ楽しめる内容だったし は初回に2点を先制して成瀬が7回1失点でコバマサ締め貯金7で セクシーボイスアンドは花屋が殺し屋で宇宙人に敬語は面白かった 8時前に起床して背中の消毒のために出掛けに帰って来てから
| 別館ヒガシ日記 | 2007/05/16 9:24 AM |
セクシーボイスアンドロボ 第6話
今回は、家族がテーマのようで。 ニコ宅もロボ宅も、親子でかなりの賑わいを見せていました{/roket/} またも社長からニコへ依頼。 殺し屋を探せとは、また唐突な{/face_ase1/} 一度は依頼を断ろうとしたニコでしたが、偶然にもロボがZIを発見?! NH→ZIはわ
| 日々緩々。 | 2007/05/16 9:26 AM |
セクシーボイスアンドロボ VOICE 6:ZI
ZI、いずこへ?!,,,((/ ̄(エ) ̄)/ 殺し屋は廃業{/eq_1/}だけど、あのお父さんとは、もう一緒には暮らせないのかな?{/face_naki/} コタロウくん、サヨナラが言えて良かった{/ee_3/} しかし、カンさまファンのおばちゃんを集めるとは、グッドアイデア{/good/} 僕がお
| あるがまま・・・ | 2007/05/16 10:26 AM |
大人になるのがガオガイガーやアクエリオンを捨てることならそんな大人にはならない。(松山ケンイチ)
・・・って言ってくれ、ロボ(松ケン)よ。卑屈にこっそりで良いからぁ。今回はかなり
| キッドのブログinココログ | 2007/05/16 10:27 AM |
セクシーボイスアンドロボ 第6話
あの・・何星から来られたのですか?
| くつろぎ日記 | 2007/05/16 3:07 PM |
「セクシーボイスアンドロボ」第六回
 さて、晩飯時の林家では恐るべき死闘が始まっていた。 「私の青春返してよーーー!!」ママ(片桐はいり) あらゆるものが飛び、割れた。 天井にはステーキ肉が刺さっている。  ケンカの原因はパパ(塚本晋也)が勝手に定期を解約して友達に50万円を 貸したら
| トリ猫家族 | 2007/05/16 5:49 PM |
セクシーボイスアンドロボ Voice6
「私の青春かえしてよっっっ」(怒
| 似合わないクツを脱ぎ捨てて | 2007/05/16 5:59 PM |
セクシーボイスアンドロボ 第6話 家族
内容ニコは、マキから依頼を受ける。『ZI』という殺し屋を捜せと。そんなとき。ロボは、部屋をロボママに占拠され、追い出されてしまう。野宿するロボは、偶然にもNHという名前の花屋さんの字を見ていて、ZIと読めることに気付くのだった。花屋の女主人享子がZI
| レベル999のマニアな講義 | 2007/05/16 6:00 PM |
セクシーボイスアンドロボ 第6話 「殺し屋の子育て…」
夫婦喧嘩をして竹男(塚本晋也)が集めていた牛乳瓶の蓋を捨ててしまう雪江(片桐はいり)。
| テレビお気楽日記 | 2007/05/16 6:15 PM |
【ドラマ感想】セクシーボイスアンドロボ 「Voice6 ZI」
とうとう買ってしまいました、コミックス!☆(≧▽≦)☆!と言っても、まだほとんど読んでません。なんせ、今日買いたてのホヤホヤですから。  結構ドラマと違うようなので、漫画とドラマ、両方楽しめそうでホクホクです♪で、本編ですが。カン様―――――!☆(≧
| 読書とジャンプ | 2007/05/16 6:23 PM |
セクシーボイスアンドロボ−第6話−
セクシーボイスアンドロボ−第6話 ZI−を見た。誰も見たことのない殺し屋「ZI」を捜すことを真境名から頼まれるニコだが,両親は離婚の危機,ロボも急に出てきてフィギュアを処分してドストエフスキー全集を押し付けようとする母をもてあましている(笑)マキとよっ
| まあぼの交差点 | 2007/05/16 8:28 PM |
『セクシーボイスアンドロボ』Voice6 「殺し屋の子育て…」(ZI)
話は悪くないんですけど、なんかつっこみどころの多さはちょっとひどいものが。
| つれづれなる・・・日記? | 2007/05/16 9:49 PM |
セクシーボイスアンドロボ 第6話
 「セクシーボイスアンドロボ」第6話を見ました。  第6話は脚本が木皿さんに戻り、「殺し屋・ZI」の話。更に、ニコの両親が大喧嘩して離婚危機に陥り、ロボの母親が突然上京し…と、2人の家族にも変化が。 ゲストはりょうさん、白石加代子さんです。
| あいりぶろぐ | 2007/05/16 11:07 PM |
セクシーボイスアンドロボ 【第6話】 殺し屋の子育て…
セクシーボイスアンドロボ (日本テレビ系) ドラマ「セクシーボイスアンドロボ」第6話・ZI。 今回のゲストは、りょう、白石加代子、小木茂光。 ■セクシーボイスアンドロボ 「第6話」 あらすじ  マキ(浅丘ルリ子)に呼び出されたニコ(大後寿々花)は、”
| THE有頂天ブログ | 2007/05/16 11:34 PM |
『セクシーボイスアンドロボ』“Voice6 ZI”の感想。
♪TBさせていただきます♪『セクシーボイスアンドロボ』“Voice6 ZI”の感想ですっ!! ロボの母ちゃんは絶対、形から入るタイプね(笑)。
| まぜこぜてみよ〜う。by青いパン | 2007/05/18 10:37 PM |
セクシーボイスアンドロボ 第6話
セクシーボイスアンドロボ 第6話 日本テレビ? 2007/05/15 (火) 22:00〜 「 Z I 」 原作 黒田硫黄 小学館スピリッツ増刊IKKI連載作品 ★はじめに 今回は、第二話の「ごぼ蔵」ほどのオチのインパクトはなかったものの テイストが似てるなあ・・って思ったら
| シャブリの気になったもの | 2007/05/20 6:05 PM |