2007.07.13 Friday
DARKER THAN BLACK 黒の契約者第15話 「裏切りの記憶は、琥珀色の微笑み…前編」
ホストクラブで飲んでいたエイプリル。
ブラックカードで精算。
「領収証をおきりしましょうか」
「よろしく」
「お宛名は」
「イギリス秘密情報部で」
「秘密?」
「略称でいいわ。あ、MI6はやめてね。SISで」
「ああ。冗談がお好きなんですね。
それにしても、お強い」
座席には酔いつぶれた男が4人。
「飲まずにはいられないの。仕事のあとはね、いつも」
エイプリルは外へ。
「は。客より先にホストがダウンするクラブなんて
そっちこそ冗談だろっつの。ったく!」
店の看板を蹴り倒すエイプリル。
道路の向こう側に追っていた少女・フェブラリーの姿をみつけ
すぐにノーベンバー11に電話をいれながら追います。
フェブラリーはいっしょにいたオッドアイの少年といっしょに
車にのりこみ、エイプリルもタクシーを待ちます。
「早く出て。ノーベンバー」
ノーベンバーはシャワー中。
「お電話ありがとうございます。あなたの、ジャック・サイモンです。
ごめんなさい。ただいま電話にでられません。
かわりにジョークをひとつ。
するとその羊飼いは牧師に言った。
うちの女房は・・」
「エイプリル、最優先目標を確認、対象フェブラリー・・」
とタクシーに乗り込むと爆発音がおこりました。
病院へやってきたノーベンバー11。
そこには上司と、ジュライの姿も。
「容態は?」
「一名はとりとめた。まだ意識はもどらん。
しかし本当なのか、彼女が東京にあらわれたというのは」
携帯をとりだし録音メッセージをきかせるノーベンバ11。
「一件の保存されたメッセージがあります。
『エイプリル、最優先目標を確認、対象フェブラリー。
同行者あり。少年。白人。特徴、オッドアイ』
『どちらまで?』
『とりあえず出して。今いった車を』」
そのあとにつづく爆発音。
「午前4時4分、メッセージは以上です」
屋上で話すふたり。
「香港で海軍時代の友人の葬儀があってね。
ついでにこっちのほうにも顔をだしてみたんだが。
フェブラリーか。5年も消息をつかめなかった彼女が
わざわざむこうからあらわれれくれるとは。
同行者というのは?」
「詳細は不明です。爆風(?)の目的についても」
「この国には、覆水盆に返らずということわざがある。
彼女は二重スパイとして、我々から奪い
例の組織に持ち帰ったゲートの情報については
いまさらどうにもできん。
そのおかげで我々UKが契約者に関する研究の
アドバンテージを失ったこともまた然り。
ただ、こぼれた水はどうにもならんが
こぼしたメイドにはそれなりの仕置きが必要だ。
しかしなぜこの時期に。
訪れる大黒斑周期とやつの出現、つながると思うか?」
「私には知り得ません」
「すべての任務を保留してかまわん。
フェブラリーの確保を最優先しろ」
天文台。香那美と部下。
「大黒斑?」
「数年に一度、チューリッヒ分類最大クラスの黒点が
太陽表層の一か所に集中してあられるの。
まるで大きな目玉。」
「目玉、なんだか不気味ですね」
「ゲートが現れる前には観測できなかった現象だから
この時期は天文台中がピリピリする。」
「何かおきるんですか」
「おきるかもしれないし、おきないかもしれない。
因果関係の特定できる事象はないし、正直未知数。
ただ気になることがひとつだけ。
5年前のこの大黒斑周期に
南米のゲートは消失した」
オッドアイの少年は、歩道にある木の枝に
ひっかかったものをとろうとジャンプをくりかえしてますが
届かず。そこへとおりかかった黒がとってくれました。
おまもりらしきものがついた首飾り。
からまっていた紐もなおして渡してくれます。
「君の笑顔を、ずっと守ってくれますように」
そのまま立ち去る黒。
「どうして?」
黒はふりむきます。
「ううん、こんなときは、お礼を言わなきゃ。
ありがとう、はじめまして」
「はじめまして。李舜生です」黒、さわやかな笑顔。
「マキ」
「誰かからのおくりものですか」
「大切な人がくれた」
「そう、じゃあ大事にしないと。
でも、どうしてあんなところに?」
答えないマキはそのまま行こうととして
もう一度ふりかえり
「ありがとう」
というと黒も笑顔に。
マキは走ってさっていきました。
「45番地がねらわれるとはな」とマオ。
「ねらわれた?」
「現場の鑑識にもぐりこませてあった伝書鳩からの情報だ。
保管してあった流星の欠片がみつからない。
それこそ欠片すら」
マオが上に乗っていた車に乗り込む黒、そこには黄。
「どこの仕業だ」
「MI6の人間が足跡を残してる。
ハボックの案件で接触してきたエージェントのひとりだ。
とりもどしてこい」
「なぜMI6が」
「パンドラに国境は存在しない。
いいかえれば加盟国すべての思惑が入り乱れるるつぼってわけだ。
流星の欠片を奪い取った情報がイギリスにわたってたっておかしくねえ」
地下にある店に戻るマキ。
カウンターには男がひとり。
「現場に戻るなんて何を考えてる」
「大切なものをおとした。爆風でとばされて木の上にひっかかってた。
雨霧、おもしろい人間にあったよ。
やさしくしてくれた。なんだか不思議な気分だった」
「何ものだ」
「知らない」
「尾行は」
「大丈夫」
「流星の欠片が手に入ったら、次はこの街を混沌と憎悪で満たす。
はじめるぞ」
「アンバーは?どこいったの?」
「最後の鍵をさがしにでかけた」
「最後の鍵?だったら僕も」
「おまえがいく必要はない」
「どうして?ねえ。もしかして、誰かに、あいにいってるの?」
駅の改札をでるフェブラリー。
売店でビニール傘をかいます。
「はい。480円ね」
傘をさし、笑顔をみせるフェブラリー。
再び天文台。昼食をたべおわったらしい香那美たち。
「もちろん、大黒斑周期にはいったからって
南米と同じ現象がこっちでもおこるってわけじゃない」
「そうですよね」
香那美は買ったお弁当で部下は手作り弁当。。。
「じゃないと、毎回東京消滅ですもんね」
「ただ、予兆をしめす指標のひとつだとは考えてる。
それが複数同時に観測されたとしたら」
「ほかにはどんな指標が?」
「そうねえ。たとえば5年前、南米ゲート消失事の
大黒斑周期にはホシミサマが・・・」
「石崎主任!石崎主任、至急観測室へおもどりください」とアナウンスがかかります。
ホシミサマがしゃべってます。
「ささやいておる。
星様が。ささやいておる、星様が。
楽しげに、悲しげに。
キラキラとピカピカと
きこえておる。きこえておる」
それをみまもる観測員たち。
「ホシミサマが言葉を」と香那美。
ビルをみはっていた斉藤と河野。
いきなり爆発がおこります。
「まじ?!斉藤さん、あれって」
「ああ。加盟(官営?)商事(?)ビル。
MI6の東京支部がはいってる」
霧原美咲も上司のもとへ。
「狙われたのはMI6のおかれていたフロアだ。
彼らもあせっているようだなあ。
初動の情報がこちらにまでもれてきた。
どうやらCIAエージェントがからんでいる痕跡があるらしい」
「まさか」
「失礼します。外事4課課長、霧原美咲警視、はいります。
ん?ミスター西島・・」
「オフレコでおねがいします。
三週間ほど前、ゲート内からとある
域外持ち出し物質がもちだされました。
事件の発端にはCIAエージェントがからんでいたようですが
実際持ち出したのは別の組織です。」
「MI6?」
「CIAはその線でみているようです。
実際イギリスは、かつての契約者情報に関するアドバンテージを
何ものかのリークによって一気に失っています。
近年そのあせりは目に見えるようになってきた」
「CIAがそのゲート内物質を取り戻すために
MI6支部を爆破したと?」
「あくまで推測ですが」
そのときおこる爆発音。
窓からみると今度はCIAビルから黒煙が。
「MI6の次はCIAのビルか?
まさかイギリスが報復したっていうんじゃないだろうな」
とマオ。情報をあつめる黄は
「そうじゃねえ。どうやら別の情報機関がわりこんできやがったぜ」
「どうなってる?」
「さあな。やつらみんなして戦争でもおぱじめようってんじゃないか?」
ニュースでも報道されました。
いつものラーメン屋でテレビをみあげる理花。。
キコと久良沢の姿も。
「加盟(?)商事(?)ビルに続いて爆発がおきたのは
パシフィックセントラルタワーで
中には多数の生存者が残されているものとみられていますが」
理花が外で水まきをしていると
通りかかったフェブラリーに水をかけてしまいました。
「あ、ごめんなさい!」
フェブラリーは傘でガードしていたので大丈夫。
帽子をあげて
「いっひひ」
と笑顔をみせました。
情報をきくノーベンバー11とジュライ。
「今度はどこの仕業です?」
「CIAにもぐりこませてあるモグラからの情報まちだ。
私はこれからアメリカ大使館に顔をだしてくる。
君は引き続きフェブラリーの確保を。
定時はいい。状況に進展があったら連絡を」
「イエッサー」
ノーベンバー11が車をだそうとすると
前方に黒があらわれます。
「返してもらおう」
「何の話かな」
「おまえたちが奪った流星の欠片だ」
「知らんな。ほかをあたれ、といいたいところだが、歓迎しよう」
アクセルをふかすノーベンバー11。
「私もききたいことがある。
フェブラリーはどこだ?
東京にいるという情報はつかんでる。
君たちの組織での名前はコードネームアンバーだったな」
「アンバーが、この街に」
「早朝の新宿ビル爆破は彼女の仕業だ。
うちのエージェントが確認した」
「やつをみたのか?!」
「おかげで爆発にまきこまれ瀕死の状態だ」
「教えろ!あいつは今どこにいる?!」
「きいてるのはこっちだあ!
彼女がおまえたちの組織の人間であることは、
あ、まさか。お前たちも彼女に砂をかけられたのか。
ふ。かわいい顔をして大胆なことをする。
とんだ小悪魔だったってわけだな」
「なぜアンバーは東京にあらわれた?!」
「貴様はどう考える」
「おまえたちは手をだすな。
あいつは俺が始末する!」
めずらしく熱い黒。
「そうはいかんな!」
車を発進させるノーベンバー11。
黒はワイヤーをつかって下へ。
「ノーベンバーだ。CIA爆発におけるあらたな情報がほしい。」
「モグラからの報告。中国国家安全保安部が関与している痕跡があります」
「次は中国大使館か。
やつらわざとわかりやすい足跡をのこしいている。
目的は不明だが、こちらにとっては好都合だ。」
黒は仮面とマンとを草影にかくし、走りだします。
ノーベンバーも車で急ぐとまたビル爆発。
さらにおこる爆発をさけるノーベンバー11。
ちゃんとジュライをかばっています。
車のまどからこちらをみている少年に気づくノーベンバー11。
『同行者 少年 白人 特徴』
「オッドアイ」
そのまま去っていく少年。
ノーベンバー11は「何かあったら彼女をたずねろ」
とメモをジュライにわたし車をおります。
破裂した水道管からふきだす水。
マキにたずねるノーベンバー11。
「フェブラリーは?
コードネームアンバーはどこにいる」
「教えない」
「なら、わらせるまでだ」
ノーベンバー11は力を発動し水をマキの足ごと凍らせます。
マキの目も赤く光ります。
指をさし、鼻をこすると、路上の手形がうかびあがり爆発。
それをみつめるジュライ。
マキのそばにやってきた雨霧。
「こんなんでやられるやつならいらないよ」とマキ。
天文台。
「レコーダーは三台。バックアウトもいっしょにまわしてください。
予備の有機メディアもすべて書き込みモード(?)に。
電源絶対落とすな。
あ、首相官邸の危機管理センターと直接回線をひらいて」
「石崎さん」
「私がホシミ様の言葉をきいたのはこれが二度目。
一度目は、5年前の大黒斑周期のとき」
「それって」
「ああ。何米の一部が、
世界地図から消えたときだ」
「きらきらピカピカ お星様が
光っているね
強く 弱く 歌っているね
きこえる すぐ
あのとき みたいな
もうすぐなんだね 終わりのはじまり
終わりのはじまり」
走る黒。昔のことを思い出します。
「ブレッドナイフがみつからないの。かしてくれる」
ナイフを貸す黒。
「私ね、焼きたてのパンの匂いが好き。
ライムのマーマーレードをたくさんぬって
ホイップクリームをいっぱいのせて。
逃げよっか。どこかへ、どこか遠くへ。
あなたと、パイと私と3人で」
空をみあげる黒。
「どこへ?」
「星のみえるところ」
「ありがとう」
アーバンは黒にマキのもっていたのと同じお守りを渡します。
「おまもり」
「あなたの笑顔をずっと守ってくれますように」
走り続ける黒。
「何?やつが東京にあらわれただと?
本当にアンバーなのか?ヘイ!
あのやろう!」と黄。
「ひょっとして、銀なら居場所がわかるかもしれない」
とかけだすマオ。
「おい!マオ!」
煙草屋にすわる銀。
「私が言うのも変かなあ。
でもけっこう気にいってるんだ、この名前」
銀の前にフェブラリーがたっていました。
「アンバー」
「そう。はじめまして、銀。
久しぶり」
降りだす雨。
アンバー、あっちからもこっちからも追われていますが
なんだか最強?
黒と仲よさそうだったのに裏切ったということは
パイもからんでいるのか。
最後の鍵をさがしに銀のところへきた理由とか
謎はまたまたもちこしです。
黒がマキにおまもりをとってあげたときは
思わずマキって女の子だったかと思うくらいでした。
天然ホストモードの笑顔だったかと。。。
ホシミサマがいったいいくつなのか気になるな〜。
何百年も生きていそうな気配が。
というか食事とか普通にしてるとこが想像できない。
覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A“NAME”~(初回生産限定盤)(DVD付)
アンティック珈琲店
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DARKER THAN BLACK-黒の契約者- Vol.2
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「領収証をおきりしましょうか」
「よろしく」
「お宛名は」
「イギリス秘密情報部で」
「秘密?」
「略称でいいわ。あ、MI6はやめてね。SISで」
「ああ。冗談がお好きなんですね。
それにしても、お強い」
座席には酔いつぶれた男が4人。
「飲まずにはいられないの。仕事のあとはね、いつも」
エイプリルは外へ。
「は。客より先にホストがダウンするクラブなんて
そっちこそ冗談だろっつの。ったく!」
店の看板を蹴り倒すエイプリル。
道路の向こう側に追っていた少女・フェブラリーの姿をみつけ
すぐにノーベンバー11に電話をいれながら追います。
フェブラリーはいっしょにいたオッドアイの少年といっしょに
車にのりこみ、エイプリルもタクシーを待ちます。
「早く出て。ノーベンバー」
ノーベンバーはシャワー中。
「お電話ありがとうございます。あなたの、ジャック・サイモンです。
ごめんなさい。ただいま電話にでられません。
かわりにジョークをひとつ。
するとその羊飼いは牧師に言った。
うちの女房は・・」
「エイプリル、最優先目標を確認、対象フェブラリー・・」
とタクシーに乗り込むと爆発音がおこりました。
病院へやってきたノーベンバー11。
そこには上司と、ジュライの姿も。
「容態は?」
「一名はとりとめた。まだ意識はもどらん。
しかし本当なのか、彼女が東京にあらわれたというのは」
携帯をとりだし録音メッセージをきかせるノーベンバ11。
「一件の保存されたメッセージがあります。
『エイプリル、最優先目標を確認、対象フェブラリー。
同行者あり。少年。白人。特徴、オッドアイ』
『どちらまで?』
『とりあえず出して。今いった車を』」
そのあとにつづく爆発音。
「午前4時4分、メッセージは以上です」
屋上で話すふたり。
「香港で海軍時代の友人の葬儀があってね。
ついでにこっちのほうにも顔をだしてみたんだが。
フェブラリーか。5年も消息をつかめなかった彼女が
わざわざむこうからあらわれれくれるとは。
同行者というのは?」
「詳細は不明です。爆風(?)の目的についても」
「この国には、覆水盆に返らずということわざがある。
彼女は二重スパイとして、我々から奪い
例の組織に持ち帰ったゲートの情報については
いまさらどうにもできん。
そのおかげで我々UKが契約者に関する研究の
アドバンテージを失ったこともまた然り。
ただ、こぼれた水はどうにもならんが
こぼしたメイドにはそれなりの仕置きが必要だ。
しかしなぜこの時期に。
訪れる大黒斑周期とやつの出現、つながると思うか?」
「私には知り得ません」
「すべての任務を保留してかまわん。
フェブラリーの確保を最優先しろ」
天文台。香那美と部下。
「大黒斑?」
「数年に一度、チューリッヒ分類最大クラスの黒点が
太陽表層の一か所に集中してあられるの。
まるで大きな目玉。」
「目玉、なんだか不気味ですね」
「ゲートが現れる前には観測できなかった現象だから
この時期は天文台中がピリピリする。」
「何かおきるんですか」
「おきるかもしれないし、おきないかもしれない。
因果関係の特定できる事象はないし、正直未知数。
ただ気になることがひとつだけ。
5年前のこの大黒斑周期に
南米のゲートは消失した」
オッドアイの少年は、歩道にある木の枝に
ひっかかったものをとろうとジャンプをくりかえしてますが
届かず。そこへとおりかかった黒がとってくれました。
おまもりらしきものがついた首飾り。
からまっていた紐もなおして渡してくれます。
「君の笑顔を、ずっと守ってくれますように」
そのまま立ち去る黒。
「どうして?」
黒はふりむきます。
「ううん、こんなときは、お礼を言わなきゃ。
ありがとう、はじめまして」
「はじめまして。李舜生です」黒、さわやかな笑顔。
「マキ」
「誰かからのおくりものですか」
「大切な人がくれた」
「そう、じゃあ大事にしないと。
でも、どうしてあんなところに?」
答えないマキはそのまま行こうととして
もう一度ふりかえり
「ありがとう」
というと黒も笑顔に。
マキは走ってさっていきました。
「45番地がねらわれるとはな」とマオ。
「ねらわれた?」
「現場の鑑識にもぐりこませてあった伝書鳩からの情報だ。
保管してあった流星の欠片がみつからない。
それこそ欠片すら」
マオが上に乗っていた車に乗り込む黒、そこには黄。
「どこの仕業だ」
「MI6の人間が足跡を残してる。
ハボックの案件で接触してきたエージェントのひとりだ。
とりもどしてこい」
「なぜMI6が」
「パンドラに国境は存在しない。
いいかえれば加盟国すべての思惑が入り乱れるるつぼってわけだ。
流星の欠片を奪い取った情報がイギリスにわたってたっておかしくねえ」
地下にある店に戻るマキ。
カウンターには男がひとり。
「現場に戻るなんて何を考えてる」
「大切なものをおとした。爆風でとばされて木の上にひっかかってた。
雨霧、おもしろい人間にあったよ。
やさしくしてくれた。なんだか不思議な気分だった」
「何ものだ」
「知らない」
「尾行は」
「大丈夫」
「流星の欠片が手に入ったら、次はこの街を混沌と憎悪で満たす。
はじめるぞ」
「アンバーは?どこいったの?」
「最後の鍵をさがしにでかけた」
「最後の鍵?だったら僕も」
「おまえがいく必要はない」
「どうして?ねえ。もしかして、誰かに、あいにいってるの?」
駅の改札をでるフェブラリー。
売店でビニール傘をかいます。
「はい。480円ね」
傘をさし、笑顔をみせるフェブラリー。
再び天文台。昼食をたべおわったらしい香那美たち。
「もちろん、大黒斑周期にはいったからって
南米と同じ現象がこっちでもおこるってわけじゃない」
「そうですよね」
香那美は買ったお弁当で部下は手作り弁当。。。
「じゃないと、毎回東京消滅ですもんね」
「ただ、予兆をしめす指標のひとつだとは考えてる。
それが複数同時に観測されたとしたら」
「ほかにはどんな指標が?」
「そうねえ。たとえば5年前、南米ゲート消失事の
大黒斑周期にはホシミサマが・・・」
「石崎主任!石崎主任、至急観測室へおもどりください」とアナウンスがかかります。
ホシミサマがしゃべってます。
「ささやいておる。
星様が。ささやいておる、星様が。
楽しげに、悲しげに。
キラキラとピカピカと
きこえておる。きこえておる」
それをみまもる観測員たち。
「ホシミサマが言葉を」と香那美。
ビルをみはっていた斉藤と河野。
いきなり爆発がおこります。
「まじ?!斉藤さん、あれって」
「ああ。加盟(官営?)商事(?)ビル。
MI6の東京支部がはいってる」
霧原美咲も上司のもとへ。
「狙われたのはMI6のおかれていたフロアだ。
彼らもあせっているようだなあ。
初動の情報がこちらにまでもれてきた。
どうやらCIAエージェントがからんでいる痕跡があるらしい」
「まさか」
「失礼します。外事4課課長、霧原美咲警視、はいります。
ん?ミスター西島・・」
「オフレコでおねがいします。
三週間ほど前、ゲート内からとある
域外持ち出し物質がもちだされました。
事件の発端にはCIAエージェントがからんでいたようですが
実際持ち出したのは別の組織です。」
「MI6?」
「CIAはその線でみているようです。
実際イギリスは、かつての契約者情報に関するアドバンテージを
何ものかのリークによって一気に失っています。
近年そのあせりは目に見えるようになってきた」
「CIAがそのゲート内物質を取り戻すために
MI6支部を爆破したと?」
「あくまで推測ですが」
そのときおこる爆発音。
窓からみると今度はCIAビルから黒煙が。
「MI6の次はCIAのビルか?
まさかイギリスが報復したっていうんじゃないだろうな」
とマオ。情報をあつめる黄は
「そうじゃねえ。どうやら別の情報機関がわりこんできやがったぜ」
「どうなってる?」
「さあな。やつらみんなして戦争でもおぱじめようってんじゃないか?」
ニュースでも報道されました。
いつものラーメン屋でテレビをみあげる理花。。
キコと久良沢の姿も。
「加盟(?)商事(?)ビルに続いて爆発がおきたのは
パシフィックセントラルタワーで
中には多数の生存者が残されているものとみられていますが」
理花が外で水まきをしていると
通りかかったフェブラリーに水をかけてしまいました。
「あ、ごめんなさい!」
フェブラリーは傘でガードしていたので大丈夫。
帽子をあげて
「いっひひ」
と笑顔をみせました。
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「今度はどこの仕業です?」
「CIAにもぐりこませてあるモグラからの情報まちだ。
私はこれからアメリカ大使館に顔をだしてくる。
君は引き続きフェブラリーの確保を。
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前方に黒があらわれます。
「返してもらおう」
「何の話かな」
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「知らんな。ほかをあたれ、といいたいところだが、歓迎しよう」
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フェブラリーはどこだ?
東京にいるという情報はつかんでる。
君たちの組織での名前はコードネームアンバーだったな」
「アンバーが、この街に」
「早朝の新宿ビル爆破は彼女の仕業だ。
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「やつをみたのか?!」
「おかげで爆発にまきこまれ瀕死の状態だ」
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「きいてるのはこっちだあ!
彼女がおまえたちの組織の人間であることは、
あ、まさか。お前たちも彼女に砂をかけられたのか。
ふ。かわいい顔をして大胆なことをする。
とんだ小悪魔だったってわけだな」
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あいつは俺が始末する!」
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「そうはいかんな!」
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目的は不明だが、こちらにとっては好都合だ。」
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ちゃんとジュライをかばっています。
車のまどからこちらをみている少年に気づくノーベンバー11。
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「オッドアイ」
そのまま去っていく少年。
ノーベンバー11は「何かあったら彼女をたずねろ」
とメモをジュライにわたし車をおります。
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マキにたずねるノーベンバー11。
「フェブラリーは?
コードネームアンバーはどこにいる」
「教えない」
「なら、わらせるまでだ」
ノーベンバー11は力を発動し水をマキの足ごと凍らせます。
マキの目も赤く光ります。
指をさし、鼻をこすると、路上の手形がうかびあがり爆発。
それをみつめるジュライ。
マキのそばにやってきた雨霧。
「こんなんでやられるやつならいらないよ」とマキ。
天文台。
「レコーダーは三台。バックアウトもいっしょにまわしてください。
予備の有機メディアもすべて書き込みモード(?)に。
電源絶対落とすな。
あ、首相官邸の危機管理センターと直接回線をひらいて」
「石崎さん」
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一度目は、5年前の大黒斑周期のとき」
「それって」
「ああ。何米の一部が、
世界地図から消えたときだ」
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光っているね
強く 弱く 歌っているね
きこえる すぐ
あのとき みたいな
もうすぐなんだね 終わりのはじまり
終わりのはじまり」
走る黒。昔のことを思い出します。
「ブレッドナイフがみつからないの。かしてくれる」
ナイフを貸す黒。
「私ね、焼きたてのパンの匂いが好き。
ライムのマーマーレードをたくさんぬって
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逃げよっか。どこかへ、どこか遠くへ。
あなたと、パイと私と3人で」
空をみあげる黒。
「どこへ?」
「星のみえるところ」
「ありがとう」
アーバンは黒にマキのもっていたのと同じお守りを渡します。
「おまもり」
「あなたの笑顔をずっと守ってくれますように」
走り続ける黒。
「何?やつが東京にあらわれただと?
本当にアンバーなのか?ヘイ!
あのやろう!」と黄。
「ひょっとして、銀なら居場所がわかるかもしれない」
とかけだすマオ。
「おい!マオ!」
煙草屋にすわる銀。
「私が言うのも変かなあ。
でもけっこう気にいってるんだ、この名前」
銀の前にフェブラリーがたっていました。
「アンバー」
「そう。はじめまして、銀。
久しぶり」
降りだす雨。
アンバー、あっちからもこっちからも追われていますが
なんだか最強?
黒と仲よさそうだったのに裏切ったということは
パイもからんでいるのか。
最後の鍵をさがしに銀のところへきた理由とか
謎はまたまたもちこしです。
黒がマキにおまもりをとってあげたときは
思わずマキって女の子だったかと思うくらいでした。
天然ホストモードの笑顔だったかと。。。
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何百年も生きていそうな気配が。
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