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24時間テレビ ドラマスペシャル「君がくれた夏 ガンと闘った息子の730日」

[ テレビ ]
24時間テレビ ドラマスペシャル
「君がくれた夏 ガンと闘った息子の730日」

木崎真人(滝沢秀明)と木崎トキコ(深田恭子)は、高校生の時に出会い、
意気投合。共に高校を中退し、バイクを走らせ仲間とはしゃぐ毎日だった
が、トキコの妊娠をきっかけに結婚する。
真人は、家庭を支えるために、父・征二(夏八木勲)の元で、一から
鳶の仕事をすることを決心。建築現場で働きはじめる。
やがて息子・直也(武井証)が誕生。さらに弟・亮也も生まれ、
4人家族になる。トキコは弁当屋でパートをして家計を支えるが、
真人は相変わらずパチンコに通うなどやんちゃなまま。しかし、
息子にとっては自慢の父親で、まるで友達同士のように
仲がいい親子だった。

しかし、直也が5歳の時に胸の痛みを訴え、大学病院に入院。
肺に腫瘍の影が認められ、開胸手術の結果、小児ガンの一種で、
小児では十万人に一人いるかいないかといわれるユーイング肉腫と判明。
すぐに信じられない真人は、医師の加瀬(勝村政信)にくってかかるが、
逆に、家族の協力がなければ治せないと諌められる。
ショックを受け苛立つ真人に対し、トキコは直也がきちんと治療を
受けるように病気の告知をしようと決心。看護師長の東海林(戸田恵子)を
手こずらせ病院を走り回る直也が、きちんと抗ガン治療を受けるよう
納得させたのだった。 トキコが病院と家を往復する毎日のなか、
真人も家計を支えるために、バイクを売り必死に仕事をする。

直也は闘病生活の中で、同じく小児病棟に入院していた莉子(佐々木麻緒)
と友達になる。莉子の母・咲恵(鈴木杏樹)によると、莉子は
心臓が悪いのだという。トキコは、女手ひとつで莉子を支える咲恵の
話を複雑な思いで聞く。一方直也は、厳しい治療を受けながらも、
大好きな昆虫図鑑を片時も離さず持ち歩き、莉子に蝶の解説をするなど、
将来は昆虫博士になるんだと夢を語るのだった。

闘病の末、腫瘍は消え、直也は退院できることに。すでに5月に入り、
小学校1年生となっていた直也が、小学校に通う日がやってきた。
初めての登校の日、一抹の不安を覚えた真人とトキコをよそに、
直也は、大前校長(泉谷しげる)をはじめクラスメートたちに大歓迎を
受ける。すぐに学校にとけこみ、真人たち一家の団欒も戻ってきた。

しかし、平穏な毎日を取り戻したかに見えたその夏、直也のガン再発が
判明。 直也は再び入院することになった。2度目の手術を受け、さらに
過酷な治療に耐える直也を前に、真人とトキコは動揺を隠せない。
必死で直也に付き添うトキコだが、直也の様子を見ていられない真人は、
次第に病院から足が遠ざかってしまう。見舞いに来ない父を、
直也は待ち続ける。

ようやく真人が病院を訪れた日、直也は、自分は死なない、
生きるという決意を伝える。しかし、そんな中またしてもガンの再発を
告げられる真人とトキコ。二人は、手術をして最後まで戦うか、
手術をせずに残りの日々を楽しく過ごすか、選択を迫られる。
真人は、直也の人生は直也自身に決めさせようと考える。

「やってみなければわからない」と答えた直也は、3度目の手術を受ける。
手術は成功し、退院も許され自宅へ戻るが、やがて、ガンは骨髄へ転移。
再び入院することになり、覚悟を迫られた真人は、山で
虫捕りをしようという直也との約束を、なんとか果たそうと考えて―――。


滝沢秀明・深田恭子
鈴木杏樹・泉谷しげる・
勝村政信・武井 証/戸田恵子/夏八木 勲



子どものまま親になったような若いパパとママ。
それでもママはさすが母親ですが
パパは、わが子がガンになってしまったという
事実が重くてうけとめらませんでした。
病院にこないでパチンコに行ったり
夫婦の危機にまで発展しますが
あんなにがんばる息子をみていたら
逃げられませんよね・・・。

同じ病室の女の子のパパは本当に逃げちゃったようですが。
現実は厳しい。
夫婦の絆がいっそう深まるか
そこではいった亀裂が修復不可能になるのか
その分かれ道はなんでしょう。
でも目の前の子どもが一番つらいのに
親がにげてどうする。。。

手術をしても再発し、またつらい抗がん剤治療を
がんばっている息子にさらにさせるのか悩むパパ。

「俺にはさ、

 頑張れって言葉が重くて重くて

 背負えねえよ」


病気の人にかけられない言葉が「がんばれ」です。
その気持ちが心から頑張っていうものからだとしても
もう頑張って頑張って頑張っている人にこれ以上言えない。
本当に難しい言葉です。

弱音をはく父に、さらにそのお父さんが
言いました。

「あいつはな、

 自分のおかれてる状況をよくわかってる。

 この間病院にいったときに言ってたんだ。

 ほんとはもうダメだっておもったことがあるって。

 ナオががんばらないと、

 お父さんとお母さんがケンカするんだよ。

 悲しい顔するんだ。内緒だよ」

こんなに幼いのに、自分のことだけで手一杯なのに
そんな小さな胸で両親のことまで思いやるなんて。。
大病をわずらった子はその短い命を悟ったかのように
ものすごい勢いで大人になる、ときいたことがありますが
本当にそんなかんじでした。


骨髄転移して、難しい状況になっても
最後まであきらめない直也くん。
一時退院をして、パパが山に虫取りにつれていきます。
蝶が羽化する場面を、パパの背中でみつめる直也くん。

「がんばれ。がんばれ」

飛んでいった蝶をおいかけます。

 『俺とナオの最後の夏休みだったね』

その夜はキャンプ。
蝶を逃がしてくるという直也くん。

「お父さん、僕、もう、ダメなの?」


「ナオはそう思うのか?」


「本当のこと、知りたい」

パパは、直也くんに病状を説明し
もう手術も治療もできないと話します。

「ナオはあきらめないよ」

「そういうと思った」

「もし死んでもうまれかわるし

 ナオはモンシロチョウがいいな。

 みんなのそばにいられるから。

 ありがとう、お父さん。

 うそつかないでおしえてくれて。

 ナオ、本当は怖いんだ。
 
 りこちゃんがしんじゃったこと、怖くて、怖くて

 ナオ、本当は弱虫なんだ。

 でもがんばんなきゃって。

 りこちゃんのためにもナオが。

 ナオ、なんのために生まれてきたのかな。

 病気になるためにうまれてきたのかな」


「ちがうよ、ナオは、学校にもいったろ。

 友達だってたくさんできた。

 それにほら、恋だってしたろ。

 だから・・・お父さんとお母さん

 ナオにあえてすっげえ幸せだった。

 だから・・だから・・・・。

 ごめん、お父さん頭悪いからさ、
 
 うまく答えらんないや。

 ごめんな、こんなおやじで」


「また、お父さんとお母さんの

 ところにうまれてくるよ。」


「何いってんだよ。

 もっといいお父さんとお母さんのほうがいいだろ」


「このお父さんと、お母さんがいいんだ。

 ナオ、もっと生きたいんだ」


思わずその場さから去ってひとり泣きだすパパ。
わが子にそんなこといわれたら・・・。

キャンプから戻って学校へいくナオ。

『ナオ、亮也との最初で最後の登校だったね、

 そして、おまえはさいごの戦いを迎えたんだ』

そして別れのとき。
意識がなくなりそうになりながら

「がんばれ。がんばれ。」

とつぶやくナオに「がんばれ」と声をかける両親。

『ありがとう、ナオ、ありがとう』

直也くんが昆虫図鑑に書いていた言葉。

「お母さんはうっかりが多い。

 忘れないようメモをとること。

 何回も同じことをきかない。

 いきなりひとをおこらない。

 ああしろこうしろいわない。

 お父さんをいじめない。

 お父さんのことを大事にすること。

 お父さんはたばこをやめること。

 お母さんにうそをつかないこと。
 
 勇気がだいじ。

 勇気があればなんだってできる。

 前にすすめ。

 おもいっきり笑って

 おもいっきりうたって

 おならもおもいっきりしよう」


今、がんばって幸せに生きているパパとママと弟くん。

「今なら言ってやれる。

 がんばれば、幸せになれる

 それを伝えるために

 おまえは生まれてきたんだ」




あまりにも短い人生。
だけど、幸せになるために
まわりの人に幸せを与えるために
生まれてきたのだと思いたい。

残されたものが幸せに生きて
そしてまたいつかあえる日には
笑顔であえますように。



がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉 (小学館文庫 や 6-1)
がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉 (小学館文庫 や 6-1)
山崎 敏子


2007.08.18 Saturday 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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