2007.08.31 Friday
DARKER THAN BLACK 黒の契約者第21話 「粛正の街は涙に濡れて…前編」
ヘルズゲートの中、厳重に警備された部屋で
何やら興奮状態のシュレーダー博士。
「ああ。そうか・・これでいいのか。解けた、解けた。
お、おお〜〜。ああ・・・、」
目の前に見えるのは全裸の美人。
目をこすりながら「そうとうたまってるな」と博士。
「これがおわったらおもいっきり羽目をはずすとしよう」
と薬を手にとる博士の顔に手を添え博士のおでこに口づけをする美人。
警報がなり、警備員がはいってくると、博士と女性が
目の前で消え、博士の着ていた服だけが残されました。
西島にかかってきた電話。
「どうした?解析がおわったのか」
「いえ!シュレーダー博士が!」
「ん?」
犯人をおいかける斎藤。
「待てこらあ!待て」
犯人は契約者で目が赤く光るとポリバケツがとんできて
斉藤さんにぶつかります。バナナの皮が頭に、、、
「被疑者!メインストリート方面に逃走!」
犯人の足をおさえる河野。
未咲さんが犯人の首に注射を撃ち気絶させます。
「ふ〜っ!昼間っから大捕り物させやがって」
「よくやった」
「課長」と犯人の持ち物をとりだすとそれは爆弾。
部長に報告する未咲。
「いずれも、アメリカ大使館を標的にするよう指示されたようです。」
「やつらか」
「EPR。一連の爆破テロをひきおこいした契約者集団です。
先ほど逮捕した男も、メンバーであると自供しました」
「首謀者とつながる手掛かりは?」
「追及しています。が、芳しい成果は得られないかもしれません。
一部記憶を改ざんされた痕跡があります。
以前送られてきた犯行声明文によれば
EPRの目的は契約者の存在を公にし正当な権利を獲得することです。
方法はともあれ、その目的を理解することは、正直、難しくはない。
しかし逮捕された容疑者たちには、共通した特定の記憶の欠落がありました。
首謀者に関する一切の情報とともに」
「何が言いたい?」
「違和感を感じるのです。
今回の事件は前回とは違う。
何か別のものの思惑が作用しているのではないでしょうか。」
「なるほど、気になるな。
いずれにせよ、アメリカ大使館には警戒レベルをひきあげるよう
早急に要請せねばなるまい。
君は直接大使館にいって、セキュリティ担当のハリス・バーナム氏と
今後の対応について協議してくれ」
「わかりました。失礼します」
そのあと誰かに電話する部長。
「私です」
公安部外事四課。斎藤が未咲に報告。
「天文部からの報告です。
例のつかまえた3人ですが、照合の結果
おとといの晩、計11回能力を発動した星とはことなるそうです」
「やっぱ、この間の連続爆破事件が影響してんですかね。
いつもの年にくらべて異常ですよ」
「俺もあの、大黒斑とアルヒンド波長ってやつの影響かね」
「松本さん、それを言うならガルヒンデ」
「ガルヒンゲっ」
「何か?気がかりなことでも?」書類をみつめる未咲にたずねる斎藤。
「いや、なんでもない。とにかくあと3日。
あと3日で大黒斑は終わる。例年通りであれば
契約者がらみの事件は減少するはずだ。
それまでは気を抜くな」
「は!」
ホウムラン軒。テレビのニュース番組。
「最近特に怪現象が多いじゃないですか。
これって大黒斑の出現と無関係ではないと思うんですねえ。
まことしやかにささやかれている超能力者の存在も含めて
政府や警察・・・」
「超能力か。俺もほしいなあ。ほしくない?」
と今日も食べまくっている黒に話しかける店主。
「え?ああ、ぼくは・・」
「手とか使わないでもの動かせんだよ。
絶対便利だって。混んでるときとかカウンターにいながらにして
食器とかぱ〜っと片付けちゃってさあ。
あ・・混んでるとこみたことないとか思ってない?」
苦笑いする黒。
「あ・・いえ。ごちそうさまでした」
「毎度」
外に出るとマオがお行儀よく待っていました。
「飯待ちか」
「バカ言え。おまえを待ってたんだよ。仕事だ」
アメリカ大使館。
「ここのセキュリティは万全です。
この間の爆破テロ以来警備員を増やし
念のため大使も本国に送還した」
大使館セキュリティ担当者とあう未咲と斎藤。
「ですが前回の事件では10件のうち5件は
治外法権が認められた敷地内の中から
おこなわれています」
「つまり外からの警備だけでは不十分だから中も警備させろと?
はっはは。ありえない。
われわれを動かしたいのであれば、まずは
ご自分の国の政府を動かしなさい。
彼らがアメリカ本国にかけあい、そこで許可がおりれば
われわれも喜んであなた方を迎え入れましょう。
まあ。あくまで許可がおりれば、の話ですね」
外へでる未咲たち。
「こちらをまったく信用しませんね」
「風あたりが強いのは今にはじまったことじゃない」
「どうします?あ、あいつ」
そこに立っていたのはノーベンバー。
「けがの方はどう?」
「ごらんのとおりです」
「それはよかった。
ところで、今日はここで何を?」
「連続爆破の続きが行われるとの情報を得たものですから」
「あなた方も被害を被った以上、静観できない気持はわかりますが
ここはわれわれに」
「私はただ、一番いい場所で爆破を見物しようと思っただけですよ」
「っ」
「冗談ですよ。実は、アメリカ大使館に絡む別の情報を手に入れたので
あなたにだけはお知らせしようかと思いまして。
この間のせめてものお礼に」
「どのようなことでしょうか」
「未咲は、ロバート・シュレーダーという学者をご存じですか」
「たしか、ゲートの研究者ですよね。
謎を解明したとして一時話題になっていた。
最近は全く名前をききませんが」
「実は彼、最近までパンドラの最深部に隔離されていたのです」
「どうして?!」
「EPRが彼を狙っていた。理由はわかりません。
だが、一昨日の晩、とうとう誘拐されてしまった」
「まさか。その事件に、アメリカ大使館が絡んでいると」
「そこはまだ。ただ、最重要人物である彼には
ドールが糸をつけていた。
その糸が切れた場所こそ・・」
「信じられない」
「でしょうね。でも、アメリカ大使館の中に
EPRのメンバーが潜んでいないとも限りませんよ。
すでにご存じでしょうが、EPRの首謀者であるフェブラリーも
かつては私たちと行動を共にしたエージェントでした。」
「今は違う?」
「どう思います?」
眉間にしわをよせて考え込む未咲。
その眉間を指でつつくノーベンバー。
「う」「あっ」と斎藤も!
「ああ、すみません。
深いしわだったものでつい。
未咲」
「なんですか」
「ここから先は敵も味方もない。」
「え?」
「あなたの直観だけを信じて行動してください。
では、また後ほど」
ノーベンバー去って行きました。
アメリカ大使館。
「日本の警察の連中、ようやく帰ったよ」
と女性事務員に話すバーナム。
冒頭の全裸女性です。
「なんだったんですか?」
「例の爆破テロが今度はうちを標的にするらしい」
「そう。それで?」
「それだけさ。具体的な証拠も何もない。
それっぽっちの情報でうちが国家機密をさらしてまで
協力を仰ぐと思ったのかね。」
「でも危険じゃない?CIAにまでテロを仕掛けた連中でしょう」
「心配ないさ。ここの警備主任は僕だ。
抜かりはない」
女性事務員の肩に手をおくバーナム。
「怖い?だったら忘れさせてあげるよ。いつものように」
近づくバーナムをかわして立ち上がる女性。
「ブリタ」
「いろんなこと忘れる前に大事な書類出してくる」
「ブリタ。待ってるよ、ハニー」
ブリタは博士を監禁している地下へ。
「どうやらようやく本物のシュレーダー博士をひきあてたみたい。
公安が動き出した。EPRがここを標的にしているってね。」
「ここを標的にするような計画はアンバーからきかされていません」
「私もきいてない」
「つまりここへ突入するために、組織がしくんだブラフということですか」
「おそらく」
録音機を再生する男。
博士のしゃべる情報が流れます。
「加速機を用いて反ゲート粒子を中心にぶつけることで
ゲートの安定量をくずし・・」
「影武者に記憶を植え付けられた可能性はあいかわらず否定できません。
しかし引き出した情報は本人のものに間違いないようです。
彼女にひきわせる価値はあるかと」
「もう少しだけ待ちましょう。
本物の博士であるなら、彼らはどんな手を使ってでも
ここへのりこんでくるはずだから」
「それが、アンバーの意志であるのなら」
男の顔はウェイ?!生きてたんだ。
大使館を見守る黄。そばには銀。
「いつもより、警官の数が多い。」
「ここもか。いけるか?」
「問題ない」と仮面をかぶった黒、とマオ。
「タイミングはそっちにまかせる」
「いけるか?」とマオにたずねる黒。
「いつでも。どうせ俺は陽動。
大使館を爆破するのはおまえだ」
「行くぞ」
ボールみたいな爆弾(?)をくわえて投げつけるマオ。
大使館そばで張り込む斎藤たち。
「斎藤さん、なんすか?これ」
「はりこみのときはあんぱんに牛乳と相場が決まってるだろう」
「決まってませんて。せっこいなあ」
「いらないなら食うな。課長、飯です」
すでに食べてました、あんパン。そして牛乳をぐびぐび。
「もうひとつ」と手をさしだす未咲。
「は、はい」
大使館。さっきなげたボールから煙が。
再び車。
「いまどきびん牛乳なんてどこで買ってきたんですかあ」
「おまえ、環境にやさしいのはビンなんだぞ。
リサイクルだ、リサイクル!」
あんパンを食べていた未咲が異変に気づきます。
「きた!」
煙幕があがりかけだす未咲たち。
黒はワイヤーをはって中に侵入。
「中に入った」
「ようし。銀」
「そこから20m先まで直進」
銀の指示ですすむ黒。
「正面の建物の入口に見張りが二人。右にまわりこんで。
その先の角を道なりに。ひとつめの角をまがればあいている。
待って。大丈夫。行った。」
中に爆弾をしかける黒。
「5分後にセットした」
「了解。退却だ」
そのときドアの外から声が。
「誰だ。おまえ」「うわあ!」ドアに穴があきました。
黒が穴から様子をうかがうと、ウェイが警備員を殺害していました。
黒が逃げるとすでに後にウェイが。
「こんなに早く君にあえるとは。
やはりアンバーを選んでよかった」
大使館の入口で未咲たちに説明するバーナム。
「ですからご心配には及びません。
いたずらでしょう。
それに発煙騒ぎがおこったのはおたくの管轄だ。
うちは関係ない」
「これはおそらく陽動です。
今こうして敷地内が手薄になっている間にも」
「しつこいですよ」
そのと後ろで爆発がおこりました。
「消防庁に連絡!」
「はい!」
「これは事故です!きっとなにか」
「ミスター・バーナム!」
「彼らを絶対中にいれるな!」
未咲は電話。
「霧原です。もうしわけありません。やられました」
「大使館の様子は」
「中に入ることができず確認できません。
部長、お願いがあります。
特別治安処置としてわれわれの大使館突入を許可してください」
「なに」
「このままでは被害者の救出はおろか
首謀者をおう手がかりも失うかも知れません」
「わかった。5分だけ時間をくれ」
「おききになったとおりです」
そこにはエリッツ西島。
「官房長官の了承はすでに?」
「アメリカとの関係がこれ以上こじれることがなければと。」
「対外的にこれだけ明確な口実があれば
あとはアメリカ国内の友人がうるさ型をおさえこんでくれるでしょう」
「では」
「ええ。次のシナリオに」
大使館。
「けが人は救急隊員のところまで」
「はい」
「はやく移動させろ!
こんなときに自分だけ」
混乱のすきにノーベンバーが中へ入って行きました。
「何をするつもりだ?」
携帯をみて未咲も中へ。
黒とウェイは対決中。
うまく血をかわす黒。
黒の蹴りをかわすウェイ。
にらみあうふたりの前にブリタ。
「博士をほったらかして戦うなんて命令、
でていなかったと思うけど。」
目が赤くひかると全裸になってウェイに寄り添います。
「彼なんだ。アンバーのお目当ての男って。」
「残念ながらそのようです」
「だったらなおさらこの勝負はおあずけ」
ブリタがウェイの頬にキスするとウェイは服を残して消え
ブリタは黒のそばに。
「またね。黒の死神さん」
というと彼女も姿を消しました。
驚く黒。
ブリタが博士のもとへやってくるとそこにはノーベンバーがいました。
「やはり博士を連れ去ったのは君だったのか」
「久しぶり。ノーベンバー11」
「フェブラリーにあいたい」
「もちろん。彼女もそれを望んでいる」
ブリタは今度はノーベンバーの口にキスすると彼も消えました。
未咲がはいってきたときにはそこにはノーベンバーのスーツだけ。
博士の姿もなし。
そこへはいってきた警備員。
「銃を捨て、手を頭の後ろで組め!」
「私は警視庁公安部外事四課課長、霧原です。
あなた方はいったい?」
「パンドラだ」
「パンドラ?」
未咲、手錠をはめられ拘束されます。
木の上であくびをしながら待っているマオ。
「おそいなあ。黒のやつ」
「話せるの?ネコちゃん」
「いぁっ」
木の枝にすわるアンバー。
「にゃ」と固まるマオ。
「いっひひ」と笑顔のアンバー。
ブリタの能力は裸になってキスすると対象物を
どこかへ移動させられるようですが
キスする場所は好みでいいみたいですね。
その美貌を武器にスパイとして潜入し
バーナムなんか軽く手玉にとってますし
せっかくの武器を最大限利用しているあたり好感がもてます。
ノーベンバーはアンバーにあってどうするつもりなのか。
ウェイがまたでてきたのにもびっくり。
あのとき救出されてアンバーの仲間になっていたとは。
黒への恨みはいだいたままなのでこの先もしつこそう。
囚われの未咲さんは誰が助けにくるのか。
アンバーに話しかけられて
びっくりしてかたまったマオがおかしかったです。
覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A“NAME”~(初回生産限定盤)(DVD付)
アンティック珈琲店
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DARKER THAN BLACK-黒の契約者- Vol.2
何やら興奮状態のシュレーダー博士。
「ああ。そうか・・これでいいのか。解けた、解けた。
お、おお〜〜。ああ・・・、」
目の前に見えるのは全裸の美人。
目をこすりながら「そうとうたまってるな」と博士。
「これがおわったらおもいっきり羽目をはずすとしよう」
と薬を手にとる博士の顔に手を添え博士のおでこに口づけをする美人。
警報がなり、警備員がはいってくると、博士と女性が
目の前で消え、博士の着ていた服だけが残されました。
西島にかかってきた電話。
「どうした?解析がおわったのか」
「いえ!シュレーダー博士が!」
「ん?」
犯人をおいかける斎藤。
「待てこらあ!待て」
犯人は契約者で目が赤く光るとポリバケツがとんできて
斉藤さんにぶつかります。バナナの皮が頭に、、、
「被疑者!メインストリート方面に逃走!」
犯人の足をおさえる河野。
未咲さんが犯人の首に注射を撃ち気絶させます。
「ふ〜っ!昼間っから大捕り物させやがって」
「よくやった」
「課長」と犯人の持ち物をとりだすとそれは爆弾。
部長に報告する未咲。
「いずれも、アメリカ大使館を標的にするよう指示されたようです。」
「やつらか」
「EPR。一連の爆破テロをひきおこいした契約者集団です。
先ほど逮捕した男も、メンバーであると自供しました」
「首謀者とつながる手掛かりは?」
「追及しています。が、芳しい成果は得られないかもしれません。
一部記憶を改ざんされた痕跡があります。
以前送られてきた犯行声明文によれば
EPRの目的は契約者の存在を公にし正当な権利を獲得することです。
方法はともあれ、その目的を理解することは、正直、難しくはない。
しかし逮捕された容疑者たちには、共通した特定の記憶の欠落がありました。
首謀者に関する一切の情報とともに」
「何が言いたい?」
「違和感を感じるのです。
今回の事件は前回とは違う。
何か別のものの思惑が作用しているのではないでしょうか。」
「なるほど、気になるな。
いずれにせよ、アメリカ大使館には警戒レベルをひきあげるよう
早急に要請せねばなるまい。
君は直接大使館にいって、セキュリティ担当のハリス・バーナム氏と
今後の対応について協議してくれ」
「わかりました。失礼します」
そのあと誰かに電話する部長。
「私です」
公安部外事四課。斎藤が未咲に報告。
「天文部からの報告です。
例のつかまえた3人ですが、照合の結果
おとといの晩、計11回能力を発動した星とはことなるそうです」
「やっぱ、この間の連続爆破事件が影響してんですかね。
いつもの年にくらべて異常ですよ」
「俺もあの、大黒斑とアルヒンド波長ってやつの影響かね」
「松本さん、それを言うならガルヒンデ」
「ガルヒンゲっ」
「何か?気がかりなことでも?」書類をみつめる未咲にたずねる斎藤。
「いや、なんでもない。とにかくあと3日。
あと3日で大黒斑は終わる。例年通りであれば
契約者がらみの事件は減少するはずだ。
それまでは気を抜くな」
「は!」
ホウムラン軒。テレビのニュース番組。
「最近特に怪現象が多いじゃないですか。
これって大黒斑の出現と無関係ではないと思うんですねえ。
まことしやかにささやかれている超能力者の存在も含めて
政府や警察・・・」
「超能力か。俺もほしいなあ。ほしくない?」
と今日も食べまくっている黒に話しかける店主。
「え?ああ、ぼくは・・」
「手とか使わないでもの動かせんだよ。
絶対便利だって。混んでるときとかカウンターにいながらにして
食器とかぱ〜っと片付けちゃってさあ。
あ・・混んでるとこみたことないとか思ってない?」
苦笑いする黒。
「あ・・いえ。ごちそうさまでした」
「毎度」
外に出るとマオがお行儀よく待っていました。
「飯待ちか」
「バカ言え。おまえを待ってたんだよ。仕事だ」
アメリカ大使館。
「ここのセキュリティは万全です。
この間の爆破テロ以来警備員を増やし
念のため大使も本国に送還した」
大使館セキュリティ担当者とあう未咲と斎藤。
「ですが前回の事件では10件のうち5件は
治外法権が認められた敷地内の中から
おこなわれています」
「つまり外からの警備だけでは不十分だから中も警備させろと?
はっはは。ありえない。
われわれを動かしたいのであれば、まずは
ご自分の国の政府を動かしなさい。
彼らがアメリカ本国にかけあい、そこで許可がおりれば
われわれも喜んであなた方を迎え入れましょう。
まあ。あくまで許可がおりれば、の話ですね」
外へでる未咲たち。
「こちらをまったく信用しませんね」
「風あたりが強いのは今にはじまったことじゃない」
「どうします?あ、あいつ」
そこに立っていたのはノーベンバー。
「けがの方はどう?」
「ごらんのとおりです」
「それはよかった。
ところで、今日はここで何を?」
「連続爆破の続きが行われるとの情報を得たものですから」
「あなた方も被害を被った以上、静観できない気持はわかりますが
ここはわれわれに」
「私はただ、一番いい場所で爆破を見物しようと思っただけですよ」
「っ」
「冗談ですよ。実は、アメリカ大使館に絡む別の情報を手に入れたので
あなたにだけはお知らせしようかと思いまして。
この間のせめてものお礼に」
「どのようなことでしょうか」
「未咲は、ロバート・シュレーダーという学者をご存じですか」
「たしか、ゲートの研究者ですよね。
謎を解明したとして一時話題になっていた。
最近は全く名前をききませんが」
「実は彼、最近までパンドラの最深部に隔離されていたのです」
「どうして?!」
「EPRが彼を狙っていた。理由はわかりません。
だが、一昨日の晩、とうとう誘拐されてしまった」
「まさか。その事件に、アメリカ大使館が絡んでいると」
「そこはまだ。ただ、最重要人物である彼には
ドールが糸をつけていた。
その糸が切れた場所こそ・・」
「信じられない」
「でしょうね。でも、アメリカ大使館の中に
EPRのメンバーが潜んでいないとも限りませんよ。
すでにご存じでしょうが、EPRの首謀者であるフェブラリーも
かつては私たちと行動を共にしたエージェントでした。」
「今は違う?」
「どう思います?」
眉間にしわをよせて考え込む未咲。
その眉間を指でつつくノーベンバー。
「う」「あっ」と斎藤も!
「ああ、すみません。
深いしわだったものでつい。
未咲」
「なんですか」
「ここから先は敵も味方もない。」
「え?」
「あなたの直観だけを信じて行動してください。
では、また後ほど」
ノーベンバー去って行きました。
アメリカ大使館。
「日本の警察の連中、ようやく帰ったよ」
と女性事務員に話すバーナム。
冒頭の全裸女性です。
「なんだったんですか?」
「例の爆破テロが今度はうちを標的にするらしい」
「そう。それで?」
「それだけさ。具体的な証拠も何もない。
それっぽっちの情報でうちが国家機密をさらしてまで
協力を仰ぐと思ったのかね。」
「でも危険じゃない?CIAにまでテロを仕掛けた連中でしょう」
「心配ないさ。ここの警備主任は僕だ。
抜かりはない」
女性事務員の肩に手をおくバーナム。
「怖い?だったら忘れさせてあげるよ。いつものように」
近づくバーナムをかわして立ち上がる女性。
「ブリタ」
「いろんなこと忘れる前に大事な書類出してくる」
「ブリタ。待ってるよ、ハニー」
ブリタは博士を監禁している地下へ。
「どうやらようやく本物のシュレーダー博士をひきあてたみたい。
公安が動き出した。EPRがここを標的にしているってね。」
「ここを標的にするような計画はアンバーからきかされていません」
「私もきいてない」
「つまりここへ突入するために、組織がしくんだブラフということですか」
「おそらく」
録音機を再生する男。
博士のしゃべる情報が流れます。
「加速機を用いて反ゲート粒子を中心にぶつけることで
ゲートの安定量をくずし・・」
「影武者に記憶を植え付けられた可能性はあいかわらず否定できません。
しかし引き出した情報は本人のものに間違いないようです。
彼女にひきわせる価値はあるかと」
「もう少しだけ待ちましょう。
本物の博士であるなら、彼らはどんな手を使ってでも
ここへのりこんでくるはずだから」
「それが、アンバーの意志であるのなら」
男の顔はウェイ?!生きてたんだ。
大使館を見守る黄。そばには銀。
「いつもより、警官の数が多い。」
「ここもか。いけるか?」
「問題ない」と仮面をかぶった黒、とマオ。
「タイミングはそっちにまかせる」
「いけるか?」とマオにたずねる黒。
「いつでも。どうせ俺は陽動。
大使館を爆破するのはおまえだ」
「行くぞ」
ボールみたいな爆弾(?)をくわえて投げつけるマオ。
大使館そばで張り込む斎藤たち。
「斎藤さん、なんすか?これ」
「はりこみのときはあんぱんに牛乳と相場が決まってるだろう」
「決まってませんて。せっこいなあ」
「いらないなら食うな。課長、飯です」
すでに食べてました、あんパン。そして牛乳をぐびぐび。
「もうひとつ」と手をさしだす未咲。
「は、はい」
大使館。さっきなげたボールから煙が。
再び車。
「いまどきびん牛乳なんてどこで買ってきたんですかあ」
「おまえ、環境にやさしいのはビンなんだぞ。
リサイクルだ、リサイクル!」
あんパンを食べていた未咲が異変に気づきます。
「きた!」
煙幕があがりかけだす未咲たち。
黒はワイヤーをはって中に侵入。
「中に入った」
「ようし。銀」
「そこから20m先まで直進」
銀の指示ですすむ黒。
「正面の建物の入口に見張りが二人。右にまわりこんで。
その先の角を道なりに。ひとつめの角をまがればあいている。
待って。大丈夫。行った。」
中に爆弾をしかける黒。
「5分後にセットした」
「了解。退却だ」
そのときドアの外から声が。
「誰だ。おまえ」「うわあ!」ドアに穴があきました。
黒が穴から様子をうかがうと、ウェイが警備員を殺害していました。
黒が逃げるとすでに後にウェイが。
「こんなに早く君にあえるとは。
やはりアンバーを選んでよかった」
大使館の入口で未咲たちに説明するバーナム。
「ですからご心配には及びません。
いたずらでしょう。
それに発煙騒ぎがおこったのはおたくの管轄だ。
うちは関係ない」
「これはおそらく陽動です。
今こうして敷地内が手薄になっている間にも」
「しつこいですよ」
そのと後ろで爆発がおこりました。
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「はい!」
「これは事故です!きっとなにか」
「ミスター・バーナム!」
「彼らを絶対中にいれるな!」
未咲は電話。
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「大使館の様子は」
「中に入ることができず確認できません。
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「なに」
「このままでは被害者の救出はおろか
首謀者をおう手がかりも失うかも知れません」
「わかった。5分だけ時間をくれ」
「おききになったとおりです」
そこにはエリッツ西島。
「官房長官の了承はすでに?」
「アメリカとの関係がこれ以上こじれることがなければと。」
「対外的にこれだけ明確な口実があれば
あとはアメリカ国内の友人がうるさ型をおさえこんでくれるでしょう」
「では」
「ええ。次のシナリオに」
大使館。
「けが人は救急隊員のところまで」
「はい」
「はやく移動させろ!
こんなときに自分だけ」
混乱のすきにノーベンバーが中へ入って行きました。
「何をするつもりだ?」
携帯をみて未咲も中へ。
黒とウェイは対決中。
うまく血をかわす黒。
黒の蹴りをかわすウェイ。
にらみあうふたりの前にブリタ。
「博士をほったらかして戦うなんて命令、
でていなかったと思うけど。」
目が赤くひかると全裸になってウェイに寄り添います。
「彼なんだ。アンバーのお目当ての男って。」
「残念ながらそのようです」
「だったらなおさらこの勝負はおあずけ」
ブリタがウェイの頬にキスするとウェイは服を残して消え
ブリタは黒のそばに。
「またね。黒の死神さん」
というと彼女も姿を消しました。
驚く黒。
ブリタが博士のもとへやってくるとそこにはノーベンバーがいました。
「やはり博士を連れ去ったのは君だったのか」
「久しぶり。ノーベンバー11」
「フェブラリーにあいたい」
「もちろん。彼女もそれを望んでいる」
ブリタは今度はノーベンバーの口にキスすると彼も消えました。
未咲がはいってきたときにはそこにはノーベンバーのスーツだけ。
博士の姿もなし。
そこへはいってきた警備員。
「銃を捨て、手を頭の後ろで組め!」
「私は警視庁公安部外事四課課長、霧原です。
あなた方はいったい?」
「パンドラだ」
「パンドラ?」
未咲、手錠をはめられ拘束されます。
木の上であくびをしながら待っているマオ。
「おそいなあ。黒のやつ」
「話せるの?ネコちゃん」
「いぁっ」
木の枝にすわるアンバー。
「にゃ」と固まるマオ。
「いっひひ」と笑顔のアンバー。
ブリタの能力は裸になってキスすると対象物を
どこかへ移動させられるようですが
キスする場所は好みでいいみたいですね。
その美貌を武器にスパイとして潜入し
バーナムなんか軽く手玉にとってますし
せっかくの武器を最大限利用しているあたり好感がもてます。
ノーベンバーはアンバーにあってどうするつもりなのか。
ウェイがまたでてきたのにもびっくり。
あのとき救出されてアンバーの仲間になっていたとは。
黒への恨みはいだいたままなのでこの先もしつこそう。
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