2007.09.07 Friday
DARKER THAN BLACK 黒の契約者第22話 「粛正の街は涙に濡れて…後編」
「契約者は合理的に物事を考えているといわれている」
マオのアップから。目覚めるとソファの上で寝ていました。
「それはいついかなる状況においても、
つとめて冷静に
最善の答えを導き出すことをしめしている」
しかしあたりをみわたすマオの顔には脂汗。
「御目覚めかい?ネコちゃん」
目の前には全裸のノーベンバー11。
マオ、全身の毛も尻尾もさか立ち汗だらけ、、
「恐れを知らないから?そうじゃない。
契約者だってちゃんとびびってる。
感情的にならないだけだ」
マオ、びびりまくりなうえ感情的になってますって。
そこへはいってきたアンバーたち。
「ましてや敵のアジトに連れ込まれたとあっては」
アンバーも全裸かと思ったけど、ぴったりした服でした。
まぎらわしい。
マオはなにげなくソファからおりてでていこうとしますが
アンバーに
「どこいくの?ネコちゃん」
といわれて固まった。また顔から汗が。。。
「俺は契約者だ。わけあって今はネコだ。
しかし現状に対する合理的な判断はくだせる。
敵のただなかにいる俺。
最善の策はこれだ」
「にゃぁぁぁぁんん」
爆笑。マオ、最高!
未咲さんが手をおさえます。
あそこから解放されたのですね。
「まだ痛みますか?」
「ありがとう。大丈夫」
「ふっざけやがって、パンドラのやつ。
課長を調べたって何もでるわけねえだろう!」
「でもまさか内閣府からパンドラに出動要請がだされるとは
思いませんでしたね」
「日本の警察が出張れば たぶんに外交問題に抵触?するだろうとの
判断だろうが、情けねえ」
「そうですよ。捜査権限まで移譲することはなかったんだ。
ここは日本なんですから」
そこへ内線で連絡がはいります。
「4課。はい。課長。部長がお呼びです」
部長をたずねる未咲。
「霧原です」
「はいりたまえ」
そこにはエイプリルとジュライがいました。
「ハ〜イ」
「エージェントの二人は知っているな」
「私ははじめてお目にかかる」
「MI6で極東エリアをとりしきっておられる」
「リケードです」
「霧原です」
「君にきてもらったのはほかでもない。
ノーベンバー11のことだ」
「はい?」
「率直にききます。
彼の居場所を知っていますか?」
「お言葉を返すようですがそれはこちらのセリフです」
「というと?」
「彼があの場所から消えたことは、
あなた方の任務の一環なのではないのですか?
おそらくシュレーダー博士が誘拐されたことと関係した」
部長をふりかえるリケード。未咲はエイプリルをみます。
「彼、一週間前から連絡がついてないの」
「どういうことですか?」
「われわれもそれが知りたいのです。
彼はまだMI6最高のエージェントなのか
それともテロリストの手先となりさがったのか。」
アンバーたちと話をするノーベンバー11。ちゃんとスーツ着用。
「あうたびに君は若返るんだな。フェブラリー。
いや、アンバーとおよびすべきかな」
「あなたは何もかわらないね。ノーベンバー11」
「この間の男が見当たらないな」
「雨霧?ざ〜んねん。彼がお目当てだったの?」
「いいや。そういう趣味はない」
「よかった」
マオがアンバーの足の上に。。。
「時間もあんまりないからお話しようか。
なんでもきいて」
「なんでも?じゃ好きな食べ物は」
「りんご」
「奇遇だな。私もだ」
「嘘ばっかり」
「お互い様だろ」
「うっふふふ」
「さて、そろそろ本題にはいりたいんだが」
「どうぞ」
「私がききたいのはただひとつ。
君が裏切った例の、組織とはなんだ」
マオの目がみひらきあせりまくり。
「ちょっと待って。その話をするために、
もうひとりここによんである」
「どうぞ、こちらへ」
「ほ〜お〜」とあたりをみわたしながらはいってきたのは
シュレーダー博士。バスローブ着用。
「シュレーダー博士」
「君は?彼らの仲間か」
「あなたの話次第ではそうなるかも」とアンバー。
「私はパンドラにやとわれたただの学者だ。
君たちのいう組織なんてものは」
「そのことを含めてさっきの話彼らにきかせてあげて」
「ここ、ノーマルの率、どれくらい?」
「ん?」
「だから契約者じゃない人間はどれくらいいるの?」
「みんな契約者」
「はあ。私の味方はそこのネコくらいか」
「この人も契約者」
「いぃっ!」マオ、びくっとします。
「ふ〜ん。さっきの約束はまだ生きてるのか?
何をきいても私を絶対に殺さないって」
「約束する」
「はあ。はっ。
私の研究は極めて単純だ。
成功すれば、契約者はみーんなこの星から消える!」
「何?!」とマオ。
ビルをうかがう黒と銀と黄。
「あれか」
「そう」
「マオのやつは生きてのか」
「糸が切られる前では生きてた」
「ああ?アンバーの目的はなんだ?
こないだは銀、今度はマオ。
しかも、MI6の伊達男つきときたもんだ。」
「銀、あのとき、アンバーはおまえに何を話した?」
「黒のこと。
黒の昔とこれからのこと」
黒は双眼鏡を黄になげよこし歩きだします。
「おい、ちょっと待て。
ひとりでいくつもりじゃねえだろうな。
いくらおまえでも、
今度ばかりは生きてかえれる保障もねえ。
マオのことはあきらめろ。
同じ状況なら、あいつはそういう」
「アンバーの目的は俺だ。
これ以上誰も巻き込みたくない」
ビールを飲むエイプリルとジュライのそばに立つ未咲。
「彼をさがさなくていいんですか?」
「は〜。あんたも飲む?
心配したってしょうがないよ。
あの男が手がかりを残してるわけないもんね。
それよりさあ、あんたはどうして協力してくれんの?
上司の命令?それとも・・」
「私はただ理由が知りたいだけです」
「理由?」
「彼がなぜあんなことを言ったのか。
ここから先は敵も味方もない、
自分の直感を信じろと」
何もいわずビールを飲むエイプリル。
パンドラ内、博士の研究室。
セルゲイとエリック西島。
「シュレーダー博士は計画のための構造式の解、
すでに得ていたようです。
第三研究所のチームもわれわれと同じ結論です」
「つまり、シュレーダー博士はもはや必要ないと?」
「流星の欠片にかわるものを手に入れた今となっては」
再びアンバーたち。
「そんな計画ありえない!」とマオ。
「残念ながらありえちゃうんだなあ。これが。
南米のときは失敗したがね」
「ヘブンズゲートを消失させたのはあんたか」
「ん〜われわれが消したわけではないし
正確には消失したんじゃない。
われわれの計画が実行される直前に
奇妙な発光現象があって、その直後に南米の周囲1500キロは
あらゆる物理的アプローチを一切拒絶する
不可侵領域になっちゃったんだよ。
そこから漏れだすランセルノプト反応、
ベータガルヒンゲン波、対をなすヘルズゲートの状態から
ヘブンズゲートはいまだ存在していると推測されるが
われわれには手も足もでない。
もっともなんであのときはそんなことになってしまったのか
私の計算に間違いなどあるわけながないから
私の知らない何かがあそこであったんだ。
そうだろ?」
笑うアンバー。
「で?その何かを東京でも引き起こす気なのか」とノーベンバー11。
「じゃないと私たち、今度は本当に消えることになるから」
「まるで未来をみてきたかのような言い方だな」
「ん。見てきた」
「とても信じられない」
「じゃ証明する」
「どうやって?」
「あなたはここを出た後、死ぬよ」
窓から夜景を見下ろすノーベンバー11。
シュレーダー博士がマオにたずねます。
「なあ、どう思う?彼はどうやって死ぬんだろうか」
「われわれだって死を宣告されたようなものだ。
あの男にかぎったことじゃない」
「そりゃあ困る。まだ実験の途中だ」
「契約者にとっちゃあ幸いだ。
アンバーの話が本当ならな。」
「な、助けに来てくれるような仲間いないのか?」
「契約者は合理的な生き物だ。
死ぬとわかってて
とびこんでくるようなバカなやつはいない。
少なくとも、俺ならそうする」
といった次のシーンでビルに忍び込む黒!
「黒の死神が入った。どうする?」
「ここでは誰も死ぬ必要がない」
「博士は」
「組織はもう彼を必要としていないもの。わかった?」
うなづくいウェイ。
未咲の車。
「ごめんねえ。わざわざおくってもらっちゃって」
「いえ。」
「ノーベンバー、みつけた」とエイプリルがつぶやき
車が止まります。
「どこ?」
未咲の車は覆面パトカーだったようで
サイレンをならして走り出しました。
ビルが停電し、青い光をみて「銀」と驚くマオ。
「まさか」
マオが部屋のそとにでるとそこには黒。
「ヘイ!」
ウェイがさっそく黒にむかいます。
黒はウェイの血をかわしますがそこにアンバーが姿をみせました。
「アンバー」
そちらへかけだす黒をとめるウェイ。
「せっかくです。先ほどの決着をつけるとしますか」
「だめだめ。あなたの仕事は足止めだけでしょ」
と全裸のブリタにむかう黒。
「黒!後ろだ!」とマオ。
黒はブリタをつかもうとしますが姿をけしてかわします。
しかし蹴りが一発きまりました。
黒はウェイの攻撃もかわしアンバーの頭をつかみます。
「おまえの目的はなんだ?
これ以上、俺から何をうばうつもりだ」
「詳しいことは仲間のネコちゃんにきいて。
全部伝えたから」
マオまたあせる。
黒の身体が光りだし、あたりは揺れ
そこにいたみんなにも光が。
「これは・・」とシュレーダー博士。
そこへやってきた未咲たち。
「黒!」とマオ。
『お兄ちゃん』
という言葉で光がおさまりました。
アンバーからはなれてうづくまる黒。
「われわれはどうあっても
この物語の中では主役になれないらしい」
とノーベンバー11。
「あとはよろしく頼むよ。ネコちゃん」
とでていくノーベンバー11。
そのあと未咲が黒に銃をむけます。
「動くな!腹這いになりゆっくりと
両手を床につけろ!早く!」
未咲は黒の顔をみて何か気づいた?
ちょっとずつ黒に近づきますが
その手をつかんでひいきとめるエイプリル。
黄が閃光弾をうち、目をあけたときにはすでに黒もアンバーの
姿も消えていました。
「シュレーダー博士!」とかけよる未咲。
「シュレーダー博士!大丈夫ですか?シュレーダー博士!」
顔がさっきと別人のように憔悴。
「とりいそぎ検査をさせましたが、博士の脳に
記憶をかきかえられた痕跡はありません。
バイタルも正常です」
「そうか」
斎藤から報告をきく未咲。
しかし博士は毛布にくるまっておびえているようす。
「いったい何があったんですか」
「わからん」
「部長」
「ごくろうだった。」
「博士」と声をかけるエリック西島。
「わかったぞ。南米があんなことになった原因だ」
そちらに注目する未咲。
「仮面の契約者だ。あの男の力のせいだったんだよ。
早く実験を再開しよう。彼らに先をこされては」
「博士。実験はすでに再開しています」
いきなり博士の気を失わせるエリック。
「いったい何を!」と未咲。
「博士をパンドラに移送してください」
「しかし、まだおききしたいことが」
「われわれもです。ではよろしく」
と立ち去るエリック。
「部長!」
「従うしかあるまい」」
未咲、くやしそう。
「そうか。博士はすべて彼らに話したか。
たしかに君の言うように計画を次の大黒斑周期まで延期するのは
危険なようだ。
わかってる。あの男の処分に関しては彼が手を打ってくれる。
では」
と電話を切るリケード。
グラスの中身が凍っていて驚くと後ろにノーベンバー11が立っていました。
「今までどこにいた?」
「任務を遂行していました」
とファイルをだします。
「それは?」
「例の組織に関してしらべたものです。
あなたはただ、恐れていただけだったんですねえ。
私があなた方の秘密にたどりつくこと。」
「恐れていたのは、最高の部下を失うことのほうだ」
後ろには銃をかまえた男たち。
「君にだけは知られたくなかった。
君たち契約者に訪れる最期の瞬間まで。残念だ」
「私もです」
手に握っているの洋酒のビン。
道を歩きながら電話をするノーベンバー11。
「発信音がしましたら15秒以内に伝言をどうぞ。」
「私だ。だまっていくつもりだったが、君たちにまで
危険が及ぶ状況を作ってしまったようだ。
言っとくがこれは冗談じゃな・・」
15秒たったもよう。
せき込み、おさえた手には血。
ほほ笑むノーベンバー11。
リケードとさっきの男たちは、洋酒でつくった氷の
刃にて惨殺。
その場に倒れこむノーベンバー11。
胸には血、ノーベンバー11も撃たれていたのか。
「最後まで律儀に対価を払う必要もないか」
と煙草を放り投げます。
ノーベンバー11の遺体のあった場所にやってきた未咲とエイプリルたち。
「なぜなんでしょう。
なぜ彼はこうしなければならなかったんでしょう。
なぜ、こんな」
「それ以上は口をはさまないほうがいい。
そう思ったからあの男はあんたに何も言わずに
死んでいったんだ。
契約者らしい、合理的判断てやつでね。
あんたの気持は素直にうれしいよ。
ありがとう、未咲」
と去っていくエイプリルとジュライ。
ジュライはふりかえって手をあげます。
アンバーと雨霧。
「ようやく予定の数のドールを集めることができた」
「そ」
「もう、時間はもどせない」
手にもっていたりんごをかじるアンバー。
「さよなら」
りんごをその場におきます。
公園にいる黒とマオ。
「どうして助けにきた。
あの場での最善の策は」
「おまえを見殺しにすることだ」とあとを引き継ぐ黄。
「契約者の合理的判断てやつでなくとも、
わかるさ、そのくらいのことはな」
「バカだな、おまえら」
「バカは、こいつひとりだ」
黒が笑顔をみせている!!
「それより何だ?急用って。」
「ああ。MI6の伊達男が死んだ」
「ほんとか?!黄」
とマオびっくり。
「ああ。上司とその手下数人を、道連れにしてな。
組織のことだ。あの場にマオがいたのをかぎつけるのも
時間の問題だ。だがその前に知っておきてえ。
あそこで何があった?」
「あの男、死ぬことが分かっていて」
「ああ?」
「どうやら、俺が生き残ったことには理由があるらしい。
アンバーから聞いた話だ。
組織は俺たち契約者すべてを、
この世から消し去るつもりだ」
「何?」
「アンバーたちはそれにあらがってる。
5年前、南米ゲートを消したのもそのためだ」
「ちょっとまて。何いってる?おまえ」
「違う!あいつのやることに、大義名分なんかない!
あいつはただ、ただ・・」
拳を握り締め怒りをあらわす黒。
「あの人は、そんな人じゃない」
と銀。
黒はその場から立ち去ります。
「なんなんだよ、いったい?!」
とわけのわからない黄。
ノーベンバー11が死んでしまった、、
残されたエイプリルとジュライはそのままMI6にとどまるのか。
未咲にお礼をいうエイプリルといい、残されるエイプリルたちを
気遣いながら死んでいくノーベンバー11といい
普通に感情がありますね。
危険を承知でマオを助けにいく黒も、なんだかんだといいながら
ちゃんと協力する黄もいい仲間たち。
黒の力はかなり危険なものようですが
同じ契約者なのになぜ?
それにしても「組織」ってどれだけ巨大な組織なの。
結局パンドラともつながってるんですかね?
アンバーはなんでも知ってそうだけど
もうちょいおしえてほしかった。
契約者じゃない未咲がかかわるのはむずかしいかもね。
前半あせりまくりのマオはたいへん笑えました。
コンティニューvol.35に裏話がちょっと載っていました。

DARKER THAN BLACK-黒の契約者 1 (1) (あすかコミックスDX)
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【完全生産限定版】DARKER THAN BLACK-黒の契約者- 1

DARKER THAN BLACK-黒の契約者- Vol.2
マオのアップから。目覚めるとソファの上で寝ていました。
「それはいついかなる状況においても、
つとめて冷静に
最善の答えを導き出すことをしめしている」
しかしあたりをみわたすマオの顔には脂汗。
「御目覚めかい?ネコちゃん」
目の前には全裸のノーベンバー11。
マオ、全身の毛も尻尾もさか立ち汗だらけ、、
「恐れを知らないから?そうじゃない。
契約者だってちゃんとびびってる。
感情的にならないだけだ」
マオ、びびりまくりなうえ感情的になってますって。
そこへはいってきたアンバーたち。
「ましてや敵のアジトに連れ込まれたとあっては」
アンバーも全裸かと思ったけど、ぴったりした服でした。
まぎらわしい。
マオはなにげなくソファからおりてでていこうとしますが
アンバーに
「どこいくの?ネコちゃん」
といわれて固まった。また顔から汗が。。。
「俺は契約者だ。わけあって今はネコだ。
しかし現状に対する合理的な判断はくだせる。
敵のただなかにいる俺。
最善の策はこれだ」
「にゃぁぁぁぁんん」
爆笑。マオ、最高!
未咲さんが手をおさえます。
あそこから解放されたのですね。
「まだ痛みますか?」
「ありがとう。大丈夫」
「ふっざけやがって、パンドラのやつ。
課長を調べたって何もでるわけねえだろう!」
「でもまさか内閣府からパンドラに出動要請がだされるとは
思いませんでしたね」
「日本の警察が出張れば たぶんに外交問題に抵触?するだろうとの
判断だろうが、情けねえ」
「そうですよ。捜査権限まで移譲することはなかったんだ。
ここは日本なんですから」
そこへ内線で連絡がはいります。
「4課。はい。課長。部長がお呼びです」
部長をたずねる未咲。
「霧原です」
「はいりたまえ」
そこにはエイプリルとジュライがいました。
「ハ〜イ」
「エージェントの二人は知っているな」
「私ははじめてお目にかかる」
「MI6で極東エリアをとりしきっておられる」
「リケードです」
「霧原です」
「君にきてもらったのはほかでもない。
ノーベンバー11のことだ」
「はい?」
「率直にききます。
彼の居場所を知っていますか?」
「お言葉を返すようですがそれはこちらのセリフです」
「というと?」
「彼があの場所から消えたことは、
あなた方の任務の一環なのではないのですか?
おそらくシュレーダー博士が誘拐されたことと関係した」
部長をふりかえるリケード。未咲はエイプリルをみます。
「彼、一週間前から連絡がついてないの」
「どういうことですか?」
「われわれもそれが知りたいのです。
彼はまだMI6最高のエージェントなのか
それともテロリストの手先となりさがったのか。」
アンバーたちと話をするノーベンバー11。ちゃんとスーツ着用。
「あうたびに君は若返るんだな。フェブラリー。
いや、アンバーとおよびすべきかな」
「あなたは何もかわらないね。ノーベンバー11」
「この間の男が見当たらないな」
「雨霧?ざ〜んねん。彼がお目当てだったの?」
「いいや。そういう趣味はない」
「よかった」
マオがアンバーの足の上に。。。
「時間もあんまりないからお話しようか。
なんでもきいて」
「なんでも?じゃ好きな食べ物は」
「りんご」
「奇遇だな。私もだ」
「嘘ばっかり」
「お互い様だろ」
「うっふふふ」
「さて、そろそろ本題にはいりたいんだが」
「どうぞ」
「私がききたいのはただひとつ。
君が裏切った例の、組織とはなんだ」
マオの目がみひらきあせりまくり。
「ちょっと待って。その話をするために、
もうひとりここによんである」
「どうぞ、こちらへ」
「ほ〜お〜」とあたりをみわたしながらはいってきたのは
シュレーダー博士。バスローブ着用。
「シュレーダー博士」
「君は?彼らの仲間か」
「あなたの話次第ではそうなるかも」とアンバー。
「私はパンドラにやとわれたただの学者だ。
君たちのいう組織なんてものは」
「そのことを含めてさっきの話彼らにきかせてあげて」
「ここ、ノーマルの率、どれくらい?」
「ん?」
「だから契約者じゃない人間はどれくらいいるの?」
「みんな契約者」
「はあ。私の味方はそこのネコくらいか」
「この人も契約者」
「いぃっ!」マオ、びくっとします。
「ふ〜ん。さっきの約束はまだ生きてるのか?
何をきいても私を絶対に殺さないって」
「約束する」
「はあ。はっ。
私の研究は極めて単純だ。
成功すれば、契約者はみーんなこの星から消える!」
「何?!」とマオ。
ビルをうかがう黒と銀と黄。
「あれか」
「そう」
「マオのやつは生きてのか」
「糸が切られる前では生きてた」
「ああ?アンバーの目的はなんだ?
こないだは銀、今度はマオ。
しかも、MI6の伊達男つきときたもんだ。」
「銀、あのとき、アンバーはおまえに何を話した?」
「黒のこと。
黒の昔とこれからのこと」
黒は双眼鏡を黄になげよこし歩きだします。
「おい、ちょっと待て。
ひとりでいくつもりじゃねえだろうな。
いくらおまえでも、
今度ばかりは生きてかえれる保障もねえ。
マオのことはあきらめろ。
同じ状況なら、あいつはそういう」
「アンバーの目的は俺だ。
これ以上誰も巻き込みたくない」
ビールを飲むエイプリルとジュライのそばに立つ未咲。
「彼をさがさなくていいんですか?」
「は〜。あんたも飲む?
心配したってしょうがないよ。
あの男が手がかりを残してるわけないもんね。
それよりさあ、あんたはどうして協力してくれんの?
上司の命令?それとも・・」
「私はただ理由が知りたいだけです」
「理由?」
「彼がなぜあんなことを言ったのか。
ここから先は敵も味方もない、
自分の直感を信じろと」
何もいわずビールを飲むエイプリル。
パンドラ内、博士の研究室。
セルゲイとエリック西島。
「シュレーダー博士は計画のための構造式の解、
すでに得ていたようです。
第三研究所のチームもわれわれと同じ結論です」
「つまり、シュレーダー博士はもはや必要ないと?」
「流星の欠片にかわるものを手に入れた今となっては」
再びアンバーたち。
「そんな計画ありえない!」とマオ。
「残念ながらありえちゃうんだなあ。これが。
南米のときは失敗したがね」
「ヘブンズゲートを消失させたのはあんたか」
「ん〜われわれが消したわけではないし
正確には消失したんじゃない。
われわれの計画が実行される直前に
奇妙な発光現象があって、その直後に南米の周囲1500キロは
あらゆる物理的アプローチを一切拒絶する
不可侵領域になっちゃったんだよ。
そこから漏れだすランセルノプト反応、
ベータガルヒンゲン波、対をなすヘルズゲートの状態から
ヘブンズゲートはいまだ存在していると推測されるが
われわれには手も足もでない。
もっともなんであのときはそんなことになってしまったのか
私の計算に間違いなどあるわけながないから
私の知らない何かがあそこであったんだ。
そうだろ?」
笑うアンバー。
「で?その何かを東京でも引き起こす気なのか」とノーベンバー11。
「じゃないと私たち、今度は本当に消えることになるから」
「まるで未来をみてきたかのような言い方だな」
「ん。見てきた」
「とても信じられない」
「じゃ証明する」
「どうやって?」
「あなたはここを出た後、死ぬよ」
窓から夜景を見下ろすノーベンバー11。
シュレーダー博士がマオにたずねます。
「なあ、どう思う?彼はどうやって死ぬんだろうか」
「われわれだって死を宣告されたようなものだ。
あの男にかぎったことじゃない」
「そりゃあ困る。まだ実験の途中だ」
「契約者にとっちゃあ幸いだ。
アンバーの話が本当ならな。」
「な、助けに来てくれるような仲間いないのか?」
「契約者は合理的な生き物だ。
死ぬとわかってて
とびこんでくるようなバカなやつはいない。
少なくとも、俺ならそうする」
といった次のシーンでビルに忍び込む黒!
「黒の死神が入った。どうする?」
「ここでは誰も死ぬ必要がない」
「博士は」
「組織はもう彼を必要としていないもの。わかった?」
うなづくいウェイ。
未咲の車。
「ごめんねえ。わざわざおくってもらっちゃって」
「いえ。」
「ノーベンバー、みつけた」とエイプリルがつぶやき
車が止まります。
「どこ?」
未咲の車は覆面パトカーだったようで
サイレンをならして走り出しました。
ビルが停電し、青い光をみて「銀」と驚くマオ。
「まさか」
マオが部屋のそとにでるとそこには黒。
「ヘイ!」
ウェイがさっそく黒にむかいます。
黒はウェイの血をかわしますがそこにアンバーが姿をみせました。
「アンバー」
そちらへかけだす黒をとめるウェイ。
「せっかくです。先ほどの決着をつけるとしますか」
「だめだめ。あなたの仕事は足止めだけでしょ」
と全裸のブリタにむかう黒。
「黒!後ろだ!」とマオ。
黒はブリタをつかもうとしますが姿をけしてかわします。
しかし蹴りが一発きまりました。
黒はウェイの攻撃もかわしアンバーの頭をつかみます。
「おまえの目的はなんだ?
これ以上、俺から何をうばうつもりだ」
「詳しいことは仲間のネコちゃんにきいて。
全部伝えたから」
マオまたあせる。
黒の身体が光りだし、あたりは揺れ
そこにいたみんなにも光が。
「これは・・」とシュレーダー博士。
そこへやってきた未咲たち。
「黒!」とマオ。
『お兄ちゃん』
という言葉で光がおさまりました。
アンバーからはなれてうづくまる黒。
「われわれはどうあっても
この物語の中では主役になれないらしい」
とノーベンバー11。
「あとはよろしく頼むよ。ネコちゃん」
とでていくノーベンバー11。
そのあと未咲が黒に銃をむけます。
「動くな!腹這いになりゆっくりと
両手を床につけろ!早く!」
未咲は黒の顔をみて何か気づいた?
ちょっとずつ黒に近づきますが
その手をつかんでひいきとめるエイプリル。
黄が閃光弾をうち、目をあけたときにはすでに黒もアンバーの
姿も消えていました。
「シュレーダー博士!」とかけよる未咲。
「シュレーダー博士!大丈夫ですか?シュレーダー博士!」
顔がさっきと別人のように憔悴。
「とりいそぎ検査をさせましたが、博士の脳に
記憶をかきかえられた痕跡はありません。
バイタルも正常です」
「そうか」
斎藤から報告をきく未咲。
しかし博士は毛布にくるまっておびえているようす。
「いったい何があったんですか」
「わからん」
「部長」
「ごくろうだった。」
「博士」と声をかけるエリック西島。
「わかったぞ。南米があんなことになった原因だ」
そちらに注目する未咲。
「仮面の契約者だ。あの男の力のせいだったんだよ。
早く実験を再開しよう。彼らに先をこされては」
「博士。実験はすでに再開しています」
いきなり博士の気を失わせるエリック。
「いったい何を!」と未咲。
「博士をパンドラに移送してください」
「しかし、まだおききしたいことが」
「われわれもです。ではよろしく」
と立ち去るエリック。
「部長!」
「従うしかあるまい」」
未咲、くやしそう。
「そうか。博士はすべて彼らに話したか。
たしかに君の言うように計画を次の大黒斑周期まで延期するのは
危険なようだ。
わかってる。あの男の処分に関しては彼が手を打ってくれる。
では」
と電話を切るリケード。
グラスの中身が凍っていて驚くと後ろにノーベンバー11が立っていました。
「今までどこにいた?」
「任務を遂行していました」
とファイルをだします。
「それは?」
「例の組織に関してしらべたものです。
あなたはただ、恐れていただけだったんですねえ。
私があなた方の秘密にたどりつくこと。」
「恐れていたのは、最高の部下を失うことのほうだ」
後ろには銃をかまえた男たち。
「君にだけは知られたくなかった。
君たち契約者に訪れる最期の瞬間まで。残念だ」
「私もです」
手に握っているの洋酒のビン。
道を歩きながら電話をするノーベンバー11。
「発信音がしましたら15秒以内に伝言をどうぞ。」
「私だ。だまっていくつもりだったが、君たちにまで
危険が及ぶ状況を作ってしまったようだ。
言っとくがこれは冗談じゃな・・」
15秒たったもよう。
せき込み、おさえた手には血。
ほほ笑むノーベンバー11。
リケードとさっきの男たちは、洋酒でつくった氷の
刃にて惨殺。
その場に倒れこむノーベンバー11。
胸には血、ノーベンバー11も撃たれていたのか。
「最後まで律儀に対価を払う必要もないか」
と煙草を放り投げます。
ノーベンバー11の遺体のあった場所にやってきた未咲とエイプリルたち。
「なぜなんでしょう。
なぜ彼はこうしなければならなかったんでしょう。
なぜ、こんな」
「それ以上は口をはさまないほうがいい。
そう思ったからあの男はあんたに何も言わずに
死んでいったんだ。
契約者らしい、合理的判断てやつでね。
あんたの気持は素直にうれしいよ。
ありがとう、未咲」
と去っていくエイプリルとジュライ。
ジュライはふりかえって手をあげます。
アンバーと雨霧。
「ようやく予定の数のドールを集めることができた」
「そ」
「もう、時間はもどせない」
手にもっていたりんごをかじるアンバー。
「さよなら」
りんごをその場におきます。
公園にいる黒とマオ。
「どうして助けにきた。
あの場での最善の策は」
「おまえを見殺しにすることだ」とあとを引き継ぐ黄。
「契約者の合理的判断てやつでなくとも、
わかるさ、そのくらいのことはな」
「バカだな、おまえら」
「バカは、こいつひとりだ」
黒が笑顔をみせている!!
「それより何だ?急用って。」
「ああ。MI6の伊達男が死んだ」
「ほんとか?!黄」
とマオびっくり。
「ああ。上司とその手下数人を、道連れにしてな。
組織のことだ。あの場にマオがいたのをかぎつけるのも
時間の問題だ。だがその前に知っておきてえ。
あそこで何があった?」
「あの男、死ぬことが分かっていて」
「ああ?」
「どうやら、俺が生き残ったことには理由があるらしい。
アンバーから聞いた話だ。
組織は俺たち契約者すべてを、
この世から消し去るつもりだ」
「何?」
「アンバーたちはそれにあらがってる。
5年前、南米ゲートを消したのもそのためだ」
「ちょっとまて。何いってる?おまえ」
「違う!あいつのやることに、大義名分なんかない!
あいつはただ、ただ・・」
拳を握り締め怒りをあらわす黒。
「あの人は、そんな人じゃない」
と銀。
黒はその場から立ち去ります。
「なんなんだよ、いったい?!」
とわけのわからない黄。
ノーベンバー11が死んでしまった、、
残されたエイプリルとジュライはそのままMI6にとどまるのか。
未咲にお礼をいうエイプリルといい、残されるエイプリルたちを
気遣いながら死んでいくノーベンバー11といい
普通に感情がありますね。
危険を承知でマオを助けにいく黒も、なんだかんだといいながら
ちゃんと協力する黄もいい仲間たち。
黒の力はかなり危険なものようですが
同じ契約者なのになぜ?
それにしても「組織」ってどれだけ巨大な組織なの。
結局パンドラともつながってるんですかね?
アンバーはなんでも知ってそうだけど
もうちょいおしえてほしかった。
契約者じゃない未咲がかかわるのはむずかしいかもね。
前半あせりまくりのマオはたいへん笑えました。
コンティニューvol.35に裏話がちょっと載っていました。

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