2007.09.14 Friday
DARKER THAN BLACK 黒の契約者 第23話 「神は天にいまし…」
契約者と戦う黒。
相手の首をワイヤーでしばりあげ勝利。
「パイ!大丈夫か?!パイ!」
妹のパイは池の中に立っていました。
まわりにはたくさんの死体。
こちらをふりむくパイ。
久良沢探偵事務所。
「昔の星空を知っていますか。
昔の星空の思い出はありますか。
はあ。これがアンケートの課題ですか」
依頼人の親子。
「変な課題だと思いません?
ほら。たぶん例の星の噂から」
「噂?」
「そうだぁ。今日じゃありません?
昔の星が見えるんです。
知らないですか?」とキコ。
「昔の星?」
「夜中の12時から朝まで」
「んなお前、歌舞伎町タイムサービスじゃあるまいし」
咳払いをする客のおばさん。
壁にかかった紙には「今月の目標 ボーナス払う」の文字。
「ああいいやいやいや、失礼。
とにかくそのガキいやいやおぼっちゃまのかわりに
アンケートをとると」
「こういう自由研究とかでも最近は案外成績にひびくんですのよ。
それで、数集めた方がいいんですって。アンケート。」
「数」
「ほかの子はたぶんせいぜい10人てとこでしょ。
だからうちは50人、いや100人でいきましょ」
「はあ」
「集めてください。アンケート。100人ぶん」
「いや〜、その〜」
「10万だします。
子供の宿題だからといって
うちのヨシヒロちゃんが負けるわけにはいきません。」
「いやしかしですな。やっぱり宿題は自分でやったほうが」
という凱の足を踏みつけるキコ。
「ふふふ」
お茶がこぼれて凱は熱さにやられて退場。
「集めます!100人分、集めさせていただきます!
久良沢探偵事務所におまかせください!」
はりきって請け負うキコ。
警察庁。部長と未咲。
「ノーベンバー11とは何か特別な関係があったわけではないだろうな」
「仕事上の関係以外は」
「リケイドが危惧していたとおり、彼はEPRの一員だったと考えて間違いない」
「EPRにリケイドを殺す理由があるのでしょうか」
「この案件に関する捜査権限は、我々の手から離れている。
これ以上クビをつっこむな」
「先日のパンドラのやり方はずいぶんと強引でした。
単なる研究機関とは思えぬほどに。
いつからパンドラは」
「聞こえなかったか。霧原。
もはや我々がおう事件ではない。
しょせん契約者が一人死んだだけの話だ」
「彼は、彼は誇りを持って生きてきた人間だと思います。
契約者であろうとなかろうと
彼が私に言い残した最後の言葉は、
自分の信じることを行うでした。
失礼します」
「待て。彼から連絡があったのか」
「冗談です」
部屋からでていく未咲。
公園のベンチにすわる黄とマオと銀。
「例の消失が起きて以来、南米のあの地域は誰も立ち寄ることができねえ。
わかってのは、ゲートをめぐって派手な紛争が起きたってことだけだ。
世界大戦なみのな。
そしてその戦いには、大量の契約者たちが兵器として投入された。
その中に、ヘイとアンバーがいた。同じ組織の中に。
黒の死神と恐れられていたころのヘイは、
まだ契約者でもなんでもなかったって話しだ」
「そうなのか」
「恐れられていた契約者はほかにいた。
パイと呼ばれていたヘイの妹だ」
歩道橋の上を歩くヘイ。
昔の記憶を回想。
妹をかかえて切り株にもたれすわっているヘイのもとに近づくアンバー。
「まだ続いてるんだ。対価。
いつもいっしょだよね。恋人みたいに。
また星見てるんだ」
「やることがないから見ているだけだ」
「いつまで見上げてたって昔の星は見えない」
ヘイの腕の中で眠っているパイ。
寝るのが対価?
回想おわり。
秘匿回線で通話するエリック西島。
「そうです。シュレーダーによれば、そこで仮面の契約者が放った光は
南米ゲート消失時に観測されたものと同一のものである可能性が高いと」
再び黄たち。
「光だと?」
「ああ、ものすごい光だった。
あんなのは今までに見たことがない。
なんでアンバーがヘイをおうのか。
南米と同じことをここでやろうとしているアンバーに
ヘイの力が必要だとしたら、その説明はつく」
「南米ゲート消失とヘイの間に関係があるってのか。
おい、待てよ。もしそれが事実だとしたら」
エリック。
「その契約者はBK201であることが確認されています。
ええ。すでに彼と彼のユニット全員を排除するよう手はうってあります」
へいの住んでいるアパートでアンケート集めをする久良沢とキコ。
「昔の星ぃ?」
「そう。昔の星について、なんでもいいからおもいつくことがありましたら」
「星は星だろ。
別に違いなんてわからないよ。昔の星も今も」と大家のおばさん。
「おとうさーん。なんかないですか。昔の星とか、夜空の思い出とか」
「だ〜めだよ、この人にきいたって。
無口なんだから」
「やっぱり懐かしいのはジャコビニ流星群を見に行った夜だね。」
「えっ」と驚くおばさん。
「もう30年。いや、トシユキがまだ小学生だったからもっとかね。
おまえ、おぼえてないかい?
どうしても見たいっていうから夜遅くに車だして
けどいつまでたっても大流星群なんかふらなくてね。
しまいにあいつも寝ちまって」
大家のおばさんは驚きっぱなし。
今度はいつもの中華料理店でアンケート。
「特にないよね。これといって。
夜空なんかのんびり見上げる暇なくてさ」
テレビの天気予報をみていたキコ。
「あれ〜。ダメですよ。天気予報雨じゃないですか」
「え〜。晴れないの?見えないのかな。昔の星。」と理花。
「信じてるんですか、やっぱり」
「え。うふん、どうだろ」
「またさっきの噂かよ」と久良沢。
「あ、そういやあるわ!「の思い出」と主人。
「何?ロマンチックな話?」
「へ、そんなんじゃないけどさ。
おぼえてない?おまえがまだこんなにちっちゃいころ
遊園地で迷子になっちゃってさ、
やっと見つけたときにはもう暗くなってて
こっちはあわててたの、おまえしらっとした顔でさ
お星様見てたの、って」
「うっそ。や〜だ。かわいいじゃん。あたし」
「まあね。母さんがまだ元気なころだよ」
車で移動中の未咲。
駐車場に車をとめます。
「下手な尾行だな。斎藤、河野。
どういうことだ。誰の命令だ」
「いや、その」
「今後尾行は大塚にでもたのんだほうがましなようだ」
「課長!」
ノーベンバー11の死んでいた場所にそなえられた花束。
(そなえたのは未咲?)
未咲はヘイをみかけます。
「李くん。待って」
ヘイの腕をつかんでひきとめる未咲。
「あの、おなかすいてない?」
そしてふたりで食事。
「そんなにおなかすいてるようにみえましたか?」
からのお皿が山のように積み重なっているのにまだまだ食べるヘイ。
「いや、ちょっとね。知ってる人と似てる気がして」
「おいかけてる犯人とかじゃないでしょうね」
むせる未咲。
「やっぱりそうだったんですか」
「いや、その。あははは」
「そのまま動くな。後ろの席からあんたを狙ってる」
まじめな顔でいうヘイ。また吹きだす未咲。
「うっふふふ。ちょっとやだ。全然迫力ない」
「そうですか」
「だって。あはははははあははははあはははは」
笑いつづけ未咲。
「不思議なものでね。長い間星を追い続けていると
少し愛着のようなものがわいてくる」
「仕事熱心なんですね」
「たしかにバリバリやってきたとおもう。
でもいつのまにか組織の中に飲み込まれてしまって
自分を見失いかけてる気がして」
「組織はどこも同じです。
しょせん都合のいい手ゴマとしてつかわれるだけで」
「そうかもね」
お会計16800円。
「だ〜から別に払えないって言ってないだろう。
ちょっと手持ちがたりないからあとでもってくるって」
いいわけする久良沢たち。
「お客さん、ブラックリストにのってますよ。
確か去年も同じ手で」
「じょう〜だんじゃない!人違いだろ!」
「そうですよ。ボスがしょっちゅうこんなお店にこれるわけが・・あ」
そこへヘイと未咲。
「あ〜〜うそうそ!まじですか?
ショック!年増好みだったんですか!」
「年増・・・」
思わず肩からバッグがずりおちる未咲。
キコを横にはりとばす久良沢。
「李くんじゃないか!ちょうどいいところに!」
お金を借りたのか、外にでて歩く4人。
「星」
「そう。昔の星にまつわる思い出みたいな」
「けっこうみんな語りたがるですよ。」
「思い出は美化されるっちゅーか、ま、やっぱり
ゲートが出現してからどことなく不安なんでしょう」
「不安?」と未咲。
「あったでしょう。この前の爆破事件とか。
みんな平気な顔してるけど、やっぱなんとなく不安なんじゃないの?
だから思い出に浸りたくなる。
じゃ、あたしらはここいらで。
いや〜助かった。ごちそうさん!」
「ごちそうさんじゃないです、ちゃんと返してくださいよ!」
バッティングセンターにいく未咲とヘイ。
からぶりしてこけるヘイをみて笑う未咲。
未咲にスポーツ飲料を手渡すヘイ。
「ありがと」
「いい眺めですね」
「え?ああ。この街はどう?好き?」
「そうですね。嫌いじゃないです。
ほどほどによそよそしくて
ほどほどに暖かい。
ただの通過点のつもりだったけど
今はここが自分の居場所ならいいかなって。」
「そう。でもこの街も日ごとに物騒になってきて」
「まだ平和です、この街は。
妹といっしょにいた場所はもっとひどかった。」
「どこかの紛争地域にでもいたの?
妹さんは?まだそこに?」
「いえ、もう」
「亡くなられたの。悲しかったでしょう」
「どうかな」
「え」
「ほっとしたのかもしれません」
12時5分前。どこかの小学校のグラウンドに移動。
「知ってる?例の噂」
「きいてますけどありえない」
「私も誰も信じてないっておもってたけど。
あ、見て」
次々とビルの灯りがきえ、あちこちで空を見上げる人々。
大家のおじさんも縁側から空をみあげます。
「みえんのかい?本当に」
中華料理店の店長もバイクの手入れをしながら空を。
「おとうさん」
部屋の窓から顔をだす理花。
探偵事務所でも窓から外をながめます。
「一晩中、みんな今日は夜空をみあげてるつもり?晴れるまで」
「見たいですか?昔の星」
「見たいっていうか、見せてあげたい。
でも、今の星が消えなきゃ昔の星は見えないのよね」
「どうせ偽ものの星です」
「だけど今輝いている偽りの星が全部消えたとしたら
それはそれで悲しいような」
未咲の携帯がなります。
「もう行かなきゃ。話せてよかった。
いろんなこと考えすぎて、ちょっと迷ってたんだけど」
「迷った時は
自分の直感を信じて動けばいいんじゃないですか」
はっとする未咲。
「どうかしましたか?」
「う、ううん、そうだよね。つきあってくれてありがとう。
楽しかった」
「僕もです」
握手するふたり。
「じゃあね」
未咲はその場を去ります。
空を見上げるヘイ。
冒頭の場面の続き。
「お兄ちゃん」
といって倒れるパイをうけとめるヘイ。
「星、流したよ、今日も、いっぱい・・」
流れ星がたくさん。
眠るパイの首に手をかけるヘイ。
そこにアンバー。
「ヘイ、終わったよ。帰ろう」
12時。
雨が降り出しました。
「ダメですよ。雨が降ってきました」とキコ。
「だから見えるわけがないって言ったろう」
「さっきまでけっこう真剣に見てたじゃないですか」
「そんなことあるか。
探偵はリアリストじゃなきゃ務まらないんだぞ、キコ。
星が消えようがゲートができようが
まわりの状況がどうかわろうと人の営みにかわりはない」
「ボス。なんか今日ちょっとかっこいいですよ」
「惚れるなよ、キコ」
「べえ」
「すべて世はこともなしか」
銃声らしき音が響きます。
夜道をあるくヘイの前にマオがあらわれます。
「ヘイ、うちに戻るんだ」
「どうした?」
「いいから」
そこへ黄の運転する車が。
「早く乗れ。俺たちは組織に切り捨てられたらしい」
「なぜだ?」
「こっちがききてえよ」
「ヘイ。おまえ南米のゲート消失のことで
何か隠してることはないのか」
衝撃がおこり地面にふせるヘイたち。
「そうにらむな、BK201」
と新たな契約者がやってきました。
「これも命令でな」
苦しそうなヘイ。しかしその一瞬後もうその契約者は殺されていました。
これはウェイ?
「重力つかいですか。
力の強い能力者は過信しすぎて脇が甘くなりがち」
「おまえは」
「おっと。大丈夫ですよ。そう警戒しなくても。
私はつかいできたんですから。アンバーの。
ゲートの中であなたを待ってます。BK201」
「バカな。だいたいそう簡単に入れるところじゃ」とマオ。
「だから案内しようというのです。私が」
「そんな虫のいい話」
「わかった」
「ヘイ」
「ヘブンズゲートで何が起きたのか、
俺は本当に知らない。
そこでパイが妹が消えた理由も。
知っているのはアンバーだけだ。だから」
「それをききたいってのか」と黄。
うなづくヘイ。
「そうして。アンバーとあって。
アンバーと話をして」と銀。
アクセルをふかす黄。
「黄!」
「乗れよ。送ってってやるぜ。
行けるところまでな」
警察庁にもどった未咲。
「なぜです。なぜ我々の頭越しに上が動いて」
「上層部になんらかの介入があったのかもしれません」
「介入?まさか。(携帯に電話がはいり)お父さん?
お父さん、何?今たてこんでて。」
「すぐに避難しろ、未咲。」
「避難?」
「詳しいことはあとで話す。
すぐに東京を離れるんだ!」
「いったいなにが。まさか」
ゲートに向かう兵士たち。
「おこるというの?南米のようにこの・・」
エリック西島もスタンバイ。
アンバーたち。
「とりあえずの目標はふたつ。
ゲートの中へドールたちを導くこと。
粒子加速器を破壊すること。」
流星の欠片?をわってみんなにわけあたえます。
「じゃあはじめよっか」
と笑顔で言うアンバー。
終りが近づいているのでいっきに話がすすみそう。
組織に追われる立場になってしまうと
ヘイはともかく黄とかはかなり厳しいのでは。
もうアンバーたちと手結ぶしかないかも。
東京を消失させようとしているアンバーの目的とか
肝心なところは不明なまま。
予告は星読みのおばばさまの予言でこれまたわけわからず。
久良沢たちの会計が16000えんだとしたら
ヘイの食べた会計はどのくらいだったんだろう。。。
未咲さんは高給とりっぽいからOK?

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 3

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 4

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相手の首をワイヤーでしばりあげ勝利。
「パイ!大丈夫か?!パイ!」
妹のパイは池の中に立っていました。
まわりにはたくさんの死体。
こちらをふりむくパイ。
久良沢探偵事務所。
「昔の星空を知っていますか。
昔の星空の思い出はありますか。
はあ。これがアンケートの課題ですか」
依頼人の親子。
「変な課題だと思いません?
ほら。たぶん例の星の噂から」
「噂?」
「そうだぁ。今日じゃありません?
昔の星が見えるんです。
知らないですか?」とキコ。
「昔の星?」
「夜中の12時から朝まで」
「んなお前、歌舞伎町タイムサービスじゃあるまいし」
咳払いをする客のおばさん。
壁にかかった紙には「今月の目標 ボーナス払う」の文字。
「ああいいやいやいや、失礼。
とにかくそのガキいやいやおぼっちゃまのかわりに
アンケートをとると」
「こういう自由研究とかでも最近は案外成績にひびくんですのよ。
それで、数集めた方がいいんですって。アンケート。」
「数」
「ほかの子はたぶんせいぜい10人てとこでしょ。
だからうちは50人、いや100人でいきましょ」
「はあ」
「集めてください。アンケート。100人ぶん」
「いや〜、その〜」
「10万だします。
子供の宿題だからといって
うちのヨシヒロちゃんが負けるわけにはいきません。」
「いやしかしですな。やっぱり宿題は自分でやったほうが」
という凱の足を踏みつけるキコ。
「ふふふ」
お茶がこぼれて凱は熱さにやられて退場。
「集めます!100人分、集めさせていただきます!
久良沢探偵事務所におまかせください!」
はりきって請け負うキコ。
警察庁。部長と未咲。
「ノーベンバー11とは何か特別な関係があったわけではないだろうな」
「仕事上の関係以外は」
「リケイドが危惧していたとおり、彼はEPRの一員だったと考えて間違いない」
「EPRにリケイドを殺す理由があるのでしょうか」
「この案件に関する捜査権限は、我々の手から離れている。
これ以上クビをつっこむな」
「先日のパンドラのやり方はずいぶんと強引でした。
単なる研究機関とは思えぬほどに。
いつからパンドラは」
「聞こえなかったか。霧原。
もはや我々がおう事件ではない。
しょせん契約者が一人死んだだけの話だ」
「彼は、彼は誇りを持って生きてきた人間だと思います。
契約者であろうとなかろうと
彼が私に言い残した最後の言葉は、
自分の信じることを行うでした。
失礼します」
「待て。彼から連絡があったのか」
「冗談です」
部屋からでていく未咲。
公園のベンチにすわる黄とマオと銀。
「例の消失が起きて以来、南米のあの地域は誰も立ち寄ることができねえ。
わかってのは、ゲートをめぐって派手な紛争が起きたってことだけだ。
世界大戦なみのな。
そしてその戦いには、大量の契約者たちが兵器として投入された。
その中に、ヘイとアンバーがいた。同じ組織の中に。
黒の死神と恐れられていたころのヘイは、
まだ契約者でもなんでもなかったって話しだ」
「そうなのか」
「恐れられていた契約者はほかにいた。
パイと呼ばれていたヘイの妹だ」
歩道橋の上を歩くヘイ。
昔の記憶を回想。
妹をかかえて切り株にもたれすわっているヘイのもとに近づくアンバー。
「まだ続いてるんだ。対価。
いつもいっしょだよね。恋人みたいに。
また星見てるんだ」
「やることがないから見ているだけだ」
「いつまで見上げてたって昔の星は見えない」
ヘイの腕の中で眠っているパイ。
寝るのが対価?
回想おわり。
秘匿回線で通話するエリック西島。
「そうです。シュレーダーによれば、そこで仮面の契約者が放った光は
南米ゲート消失時に観測されたものと同一のものである可能性が高いと」
再び黄たち。
「光だと?」
「ああ、ものすごい光だった。
あんなのは今までに見たことがない。
なんでアンバーがヘイをおうのか。
南米と同じことをここでやろうとしているアンバーに
ヘイの力が必要だとしたら、その説明はつく」
「南米ゲート消失とヘイの間に関係があるってのか。
おい、待てよ。もしそれが事実だとしたら」
エリック。
「その契約者はBK201であることが確認されています。
ええ。すでに彼と彼のユニット全員を排除するよう手はうってあります」
へいの住んでいるアパートでアンケート集めをする久良沢とキコ。
「昔の星ぃ?」
「そう。昔の星について、なんでもいいからおもいつくことがありましたら」
「星は星だろ。
別に違いなんてわからないよ。昔の星も今も」と大家のおばさん。
「おとうさーん。なんかないですか。昔の星とか、夜空の思い出とか」
「だ〜めだよ、この人にきいたって。
無口なんだから」
「やっぱり懐かしいのはジャコビニ流星群を見に行った夜だね。」
「えっ」と驚くおばさん。
「もう30年。いや、トシユキがまだ小学生だったからもっとかね。
おまえ、おぼえてないかい?
どうしても見たいっていうから夜遅くに車だして
けどいつまでたっても大流星群なんかふらなくてね。
しまいにあいつも寝ちまって」
大家のおばさんは驚きっぱなし。
今度はいつもの中華料理店でアンケート。
「特にないよね。これといって。
夜空なんかのんびり見上げる暇なくてさ」
テレビの天気予報をみていたキコ。
「あれ〜。ダメですよ。天気予報雨じゃないですか」
「え〜。晴れないの?見えないのかな。昔の星。」と理花。
「信じてるんですか、やっぱり」
「え。うふん、どうだろ」
「またさっきの噂かよ」と久良沢。
「あ、そういやあるわ!「の思い出」と主人。
「何?ロマンチックな話?」
「へ、そんなんじゃないけどさ。
おぼえてない?おまえがまだこんなにちっちゃいころ
遊園地で迷子になっちゃってさ、
やっと見つけたときにはもう暗くなってて
こっちはあわててたの、おまえしらっとした顔でさ
お星様見てたの、って」
「うっそ。や〜だ。かわいいじゃん。あたし」
「まあね。母さんがまだ元気なころだよ」
車で移動中の未咲。
駐車場に車をとめます。
「下手な尾行だな。斎藤、河野。
どういうことだ。誰の命令だ」
「いや、その」
「今後尾行は大塚にでもたのんだほうがましなようだ」
「課長!」
ノーベンバー11の死んでいた場所にそなえられた花束。
(そなえたのは未咲?)
未咲はヘイをみかけます。
「李くん。待って」
ヘイの腕をつかんでひきとめる未咲。
「あの、おなかすいてない?」
そしてふたりで食事。
「そんなにおなかすいてるようにみえましたか?」
からのお皿が山のように積み重なっているのにまだまだ食べるヘイ。
「いや、ちょっとね。知ってる人と似てる気がして」
「おいかけてる犯人とかじゃないでしょうね」
むせる未咲。
「やっぱりそうだったんですか」
「いや、その。あははは」
「そのまま動くな。後ろの席からあんたを狙ってる」
まじめな顔でいうヘイ。また吹きだす未咲。
「うっふふふ。ちょっとやだ。全然迫力ない」
「そうですか」
「だって。あはははははあははははあはははは」
笑いつづけ未咲。
「不思議なものでね。長い間星を追い続けていると
少し愛着のようなものがわいてくる」
「仕事熱心なんですね」
「たしかにバリバリやってきたとおもう。
でもいつのまにか組織の中に飲み込まれてしまって
自分を見失いかけてる気がして」
「組織はどこも同じです。
しょせん都合のいい手ゴマとしてつかわれるだけで」
「そうかもね」
お会計16800円。
「だ〜から別に払えないって言ってないだろう。
ちょっと手持ちがたりないからあとでもってくるって」
いいわけする久良沢たち。
「お客さん、ブラックリストにのってますよ。
確か去年も同じ手で」
「じょう〜だんじゃない!人違いだろ!」
「そうですよ。ボスがしょっちゅうこんなお店にこれるわけが・・あ」
そこへヘイと未咲。
「あ〜〜うそうそ!まじですか?
ショック!年増好みだったんですか!」
「年増・・・」
思わず肩からバッグがずりおちる未咲。
キコを横にはりとばす久良沢。
「李くんじゃないか!ちょうどいいところに!」
お金を借りたのか、外にでて歩く4人。
「星」
「そう。昔の星にまつわる思い出みたいな」
「けっこうみんな語りたがるですよ。」
「思い出は美化されるっちゅーか、ま、やっぱり
ゲートが出現してからどことなく不安なんでしょう」
「不安?」と未咲。
「あったでしょう。この前の爆破事件とか。
みんな平気な顔してるけど、やっぱなんとなく不安なんじゃないの?
だから思い出に浸りたくなる。
じゃ、あたしらはここいらで。
いや〜助かった。ごちそうさん!」
「ごちそうさんじゃないです、ちゃんと返してくださいよ!」
バッティングセンターにいく未咲とヘイ。
からぶりしてこけるヘイをみて笑う未咲。
未咲にスポーツ飲料を手渡すヘイ。
「ありがと」
「いい眺めですね」
「え?ああ。この街はどう?好き?」
「そうですね。嫌いじゃないです。
ほどほどによそよそしくて
ほどほどに暖かい。
ただの通過点のつもりだったけど
今はここが自分の居場所ならいいかなって。」
「そう。でもこの街も日ごとに物騒になってきて」
「まだ平和です、この街は。
妹といっしょにいた場所はもっとひどかった。」
「どこかの紛争地域にでもいたの?
妹さんは?まだそこに?」
「いえ、もう」
「亡くなられたの。悲しかったでしょう」
「どうかな」
「え」
「ほっとしたのかもしれません」
12時5分前。どこかの小学校のグラウンドに移動。
「知ってる?例の噂」
「きいてますけどありえない」
「私も誰も信じてないっておもってたけど。
あ、見て」
次々とビルの灯りがきえ、あちこちで空を見上げる人々。
大家のおじさんも縁側から空をみあげます。
「みえんのかい?本当に」
中華料理店の店長もバイクの手入れをしながら空を。
「おとうさん」
部屋の窓から顔をだす理花。
探偵事務所でも窓から外をながめます。
「一晩中、みんな今日は夜空をみあげてるつもり?晴れるまで」
「見たいですか?昔の星」
「見たいっていうか、見せてあげたい。
でも、今の星が消えなきゃ昔の星は見えないのよね」
「どうせ偽ものの星です」
「だけど今輝いている偽りの星が全部消えたとしたら
それはそれで悲しいような」
未咲の携帯がなります。
「もう行かなきゃ。話せてよかった。
いろんなこと考えすぎて、ちょっと迷ってたんだけど」
「迷った時は
自分の直感を信じて動けばいいんじゃないですか」
はっとする未咲。
「どうかしましたか?」
「う、ううん、そうだよね。つきあってくれてありがとう。
楽しかった」
「僕もです」
握手するふたり。
「じゃあね」
未咲はその場を去ります。
空を見上げるヘイ。
冒頭の場面の続き。
「お兄ちゃん」
といって倒れるパイをうけとめるヘイ。
「星、流したよ、今日も、いっぱい・・」
流れ星がたくさん。
眠るパイの首に手をかけるヘイ。
そこにアンバー。
「ヘイ、終わったよ。帰ろう」
12時。
雨が降り出しました。
「ダメですよ。雨が降ってきました」とキコ。
「だから見えるわけがないって言ったろう」
「さっきまでけっこう真剣に見てたじゃないですか」
「そんなことあるか。
探偵はリアリストじゃなきゃ務まらないんだぞ、キコ。
星が消えようがゲートができようが
まわりの状況がどうかわろうと人の営みにかわりはない」
「ボス。なんか今日ちょっとかっこいいですよ」
「惚れるなよ、キコ」
「べえ」
「すべて世はこともなしか」
銃声らしき音が響きます。
夜道をあるくヘイの前にマオがあらわれます。
「ヘイ、うちに戻るんだ」
「どうした?」
「いいから」
そこへ黄の運転する車が。
「早く乗れ。俺たちは組織に切り捨てられたらしい」
「なぜだ?」
「こっちがききてえよ」
「ヘイ。おまえ南米のゲート消失のことで
何か隠してることはないのか」
衝撃がおこり地面にふせるヘイたち。
「そうにらむな、BK201」
と新たな契約者がやってきました。
「これも命令でな」
苦しそうなヘイ。しかしその一瞬後もうその契約者は殺されていました。
これはウェイ?
「重力つかいですか。
力の強い能力者は過信しすぎて脇が甘くなりがち」
「おまえは」
「おっと。大丈夫ですよ。そう警戒しなくても。
私はつかいできたんですから。アンバーの。
ゲートの中であなたを待ってます。BK201」
「バカな。だいたいそう簡単に入れるところじゃ」とマオ。
「だから案内しようというのです。私が」
「そんな虫のいい話」
「わかった」
「ヘイ」
「ヘブンズゲートで何が起きたのか、
俺は本当に知らない。
そこでパイが妹が消えた理由も。
知っているのはアンバーだけだ。だから」
「それをききたいってのか」と黄。
うなづくヘイ。
「そうして。アンバーとあって。
アンバーと話をして」と銀。
アクセルをふかす黄。
「黄!」
「乗れよ。送ってってやるぜ。
行けるところまでな」
警察庁にもどった未咲。
「なぜです。なぜ我々の頭越しに上が動いて」
「上層部になんらかの介入があったのかもしれません」
「介入?まさか。(携帯に電話がはいり)お父さん?
お父さん、何?今たてこんでて。」
「すぐに避難しろ、未咲。」
「避難?」
「詳しいことはあとで話す。
すぐに東京を離れるんだ!」
「いったいなにが。まさか」
ゲートに向かう兵士たち。
「おこるというの?南米のようにこの・・」
エリック西島もスタンバイ。
アンバーたち。
「とりあえずの目標はふたつ。
ゲートの中へドールたちを導くこと。
粒子加速器を破壊すること。」
流星の欠片?をわってみんなにわけあたえます。
「じゃあはじめよっか」
と笑顔で言うアンバー。
終りが近づいているのでいっきに話がすすみそう。
組織に追われる立場になってしまうと
ヘイはともかく黄とかはかなり厳しいのでは。
もうアンバーたちと手結ぶしかないかも。
東京を消失させようとしているアンバーの目的とか
肝心なところは不明なまま。
予告は星読みのおばばさまの予言でこれまたわけわからず。
久良沢たちの会計が16000えんだとしたら
ヘイの食べた会計はどのくらいだったんだろう。。。
未咲さんは高給とりっぽいからOK?

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 3

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 4

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