「あれが 電磁場光共振部・・・。
チャンスは一度
その名のとおり 狙いうつぜ〜!」
「衛星兵器の破壊 確認しました」
「トレミー 戦闘エリアを離脱したです」
「やったな」
「みんなのおかげよ」とスメラギさん。
「はは」
「これが ソレスタルビーイングの戦い・・」
とつぶやく沙慈。
その隣にいるマリーが何か感じます。
「あっ」
「Eセンサーに反応!敵機です!」
「なんですって?!」
「メメントモリをおとした償い
果たしてもらうよ
ソレスタルビーイング」
とリボンズ。
トレミーにむかうイノベイター。
地球のニュース映像。
「静止衛星軌道上で起こった爆発事故は
反連邦勢力によるものと判明しました。
凶悪化するテロ行為に対応すべく
連邦議会は 連邦軍を連邦独立治安維持部隊の直轄とし
世界規模での防衛面での強化をはか・・」
画面をけすホーマー。
「んん・・メメントモリがおちたか」
「そらにいるカタロンの ほとんどをたたきました。
残るは・・」
とグッドマン。
「統一世界による恒久和平実現のためには
なんとしてもソレスタルビーイングを
たたかねばならん。
彼らの存在を許せば
反政府勢力が勢いを取り戻す可能性がでてくる。
たのんだぞ」
「はっ」
トレミーをさがす刹那。
「合流ポイントは このあたりのはずだが・・・
あっ。
な、これは」
機体の破片がとびちっています。
「まさか・・・
トレミーはどこに?」
ネーナの機体を発見。
「この機体は・・
赤いGN粒子」
「は〜い。刹那。久しぶりね」
「はっ ネーナ・トリニティ」
「うふっ。いい男になっちゃって。
ネーナ ドキワクね」
戦闘態勢をとる刹那。
「ちょ、ちょっと待ってよ。
さっき助けてあげたでしょ。
それより きみらのふね
地球におっこちたみたいよ。
戦闘データを転送してあげたから
それを見れば行方も・・
って 急ぎすぎだってば!
せっかちなんだから もう」
「ふられてやんの ふられてやんの」
「うっさい」
「痛っ」
「うっふふ」
セルゲイとハーキュリー
「いったいどういう風のふきまわしだ?
わざわざ中東まで俺にあいにくるとは」
「軍の監査役を命じられたおまえに
伝えたい情報があってな」
「情報?」
「ああ。軍の中に クーデターを画策する動きがある」
「あっ。
連邦政府の政策に反感を抱くものは多いと思っていたが
まさかクーデターとは」
「連邦政府は アロウズの傀儡になり果てちまった」
「はっ。まさか、おまえ・・」
「世論は 目を覚ます必要があるんだよ。セルゲイ」
カプセルの中で目を覚ましたイアン。
「ん・・んん〜うう〜ん。
オ・・オーライザーは?
戦闘は?」
カプセルからでてたちあがります。
「おっ。重力?いつのまに地上に?
ん?」
目の前にあいた穴から外がみえ
自然豊かな光景が広がります。
「なっ 何?なんじゃこりゃあ〜!」
イアンの声がひびきます。
「対監視用光学用迷彩復旧 展開します」
「つまり ダブルオーライザーを起動させ
ラグランジュ3の敵を退けたものの
アロウズが衛星兵器を使用したのをしり
そいつの破壊ミッションに突入。
見事うち倒したが敵の奇襲をうけて
地球圏に落下、地上に不時着。
しかも刹那ののったダブルオーライザーと
はぐれてしまったと、そういうことか?」
「そのとおりですー!」と元気にこたえるミーナ。
「最悪じゃないか」
「そう言うなよ、おやっさん。
衛星兵器は破壊したんだ」
「それに GN粒子をつかいきったところに
奇襲を受けたんです」とフェルト。
「しかも敵部隊は 新型のモビルアーマーまで投入してきた。
船が被弾した衝撃を加速に利用し
かつ 船体をスモークでカムフラージュして地上に降りるという
スメラギ・李・ノリエガの機転がなければ・・
我々は 確実にやられていた・・・」とティエリア。
「命があっただけ めっけもんだぜ」とラッセ。
「で トレミーの状況は?」
「エンジンは無事でしたが
航行システムや火器管制通信 センサー類の損傷がひどくて・・」
「なんてこった・・
こんなときに 敵さんに襲われでもしたら」
そこへマリがはいってきました。
「みなさん 食事をおもちしました」
「わぁ〜いです〜!」
「のんきだろ!それ!」
スメラギさんとアレルヤ。
「ごめんなさい アレルヤ。
マリーさんを戦いに参加させて」
「過ぎたことです。
それに マリーも納得していましたから。
でも もう二度としないでください。
お願いします」
「ええ わかってるわ」
電話中のロックオン。
「衛星兵器は破壊したが こっちは痛手をうけちまった。
最悪 支部の力を借りることになる。
ああ たのむ」
足音がきこえ、電話を切るロックオン。
アニューでした。
「どなたと 通信してたんですか?」
「野暮用だよ」
「気になるんです」
「ん?」
「アロウズが プトレマイオスの位置を
なぜあれほどまでに正確に把握できたのか」
「なるほど。
リターナーさんは俺を疑ってのか?」
「あっ・・まさか
疑問に思っているだけです。
あ、それと よび名はアニューでいいですから」
「あっ・・だったら俺もライルでいい」
「ライル?」
「ライル・ディランディ
俺の本名だよ」
二人を遠目にみながら
指輪をとりだして握りしめる沙慈。
地上でトレミーをさがす刹那。
「トレミーの反応は?
はっ」
巨大な穴をみつけます。
「こ これは衛星兵器の・・。
これも すべてイノベイターがしかけたこと・・」
センサーに反応があります。
「あっ・・はっ!ああ。
なぜだ・・ヤツがどうしてここにいる?!」
アリー・アル・サーシェス。
「ふん ついてきな」
あとをおう刹那。
カタロン
「連邦軍の一部が クーデターを画策している?」
「本当なのか?池田」
「情報源は 報道時代の古い友人で
信頼に足る人物です」
「アロウズの悪行に業をにやしたか」
「クーデター派は こちら側へ接触を図ろうとしています。
会談場所は中東を指定しているようですが・・」
「私がいこう」
「待って、クラウス。罠の可能性も」とシーリン。
「私は連邦の悪政をただそうとする彼らの気持ちを信じたい。
そして それに応えたいんだ」
そのとき子どもたちの歌声がきこえてきました。
「なくす事が拾うためなら 別れるのは〜」
「この歌は?」
「ああ、マリナ姫が
子どもたちの言葉を集めて
つくった歌だそうだ」
「こんな状況で歌だなんて」
「緑色芝生に 寝転んでいたい
動物も一緒ににゴロゴロしたい
今日はいい事がたくさんあ〜」
アリーについていく刹那。
「くっ・・どこへ行く気だ?
あっ この方角は・・はっ!クルジス。
あっ!」
アリーが機体から外へでてきました。
『どういうつもりだ?
アリー・アル・サーシェス!』
「よう!久しぶりだな クルジスのガキ
いや・・もうクルジスのにいちゃんか」
「アリー・アル・サーシェス!
貴様 イノベイターに」
「おうよ。傭兵はギャラ次第でどこにでもつく」
「あんたの戦いに意味はないのか」
「あるよ。
おめえには理解できないだろうがな」
「くっ」
「待てよ。
今日はおまえさんにあいたいって人をつれてきたんだ。
俺のスポンサー様だ」
リボンズが姿をみせました。
「イノベイターか?」
「そうだよ。
名前はリボンズ。
リボンズ・アルマーク。
久しぶりだね。刹那・F・セイエイ。
いや・・・ソラン・イブラヒム」
はっとする刹那。
「そうか。君にとっては僕は初対面だったね。
でも僕にとってはそうじゃない。
僕は11年前に君と出会っている。
そう・・この場所で。
愚かな人間同士が争い合う泥沼の戦場・・
その中で 必死ににげまどう一人の少年。
僕は君を見ていたんだ。
モビルスーツのコクピットからね」
「あっ・・ま、まさか・・。
あの機体に・・。あのガンダムに・・」
「あの武力介入は オーガンダムの性能実験
当然機密保持のため
その場にいた者はすべて処分する予定だった。
けれど僕は 君を助けた。
オーガンダムを・・僕を見つめる君の目が
とても印象的だったから。
それだけじゃない。
ヴェーダを使って
ガンダムマイスターに君を推薦したのは
僕なんだよ」
「なっ」
「ふふふっ」
「礼を言ってほしいのか?」
「君の役目は終わったから
そろそろ返してほしいと思ってね。
それは本来 僕が乗るべき機体なのだから・・」
「悪いが 断る!」
リボンズを撃とうとする刹那。
「あっ・・ううう
くっ・・ううう」
先にアリーが刹那の右肩を撃ち
刹那はコクピットへ。
「わざとかい?」
「大将 俺の生きがいは戦いでね」
「好きにすればいい」
トレミー。
「まずいぞ。
未確認モビルスーツが2機
別々の方向から向かってきてる」とロックオン。
「えっ。
フェルト。アレルヤとティエリアを出撃させて」
「りょ 了解です」
「やっぱり・・こちらの位置が・・」とアニュー。
「セラヴィー ティエリア・アーデ 行きます」
「アリオス アレルヤ・ハプティズム
迎撃行動に入る」
二機が発進。
刹那とアリーは戦闘中。
「ぐぁぁ〜」
「肩の具合は どうだい?!」
「くっ・・うう」
「ファング!」
「隙あり〜!」
「あの体であの動き・・何だ?あいつは」
「あぁ・・はあ」
「砲撃型。撃たせるものか!」とアレルヤ。
「ハレルヤがいなくても!」
「ちっ。
大気中では向こうの機動性に分があるか。
しかし!」とリヴァイブ。
「くっ。
ヴェーダのバックアップがあるからといって!」
とティエリア。
「ティエリア・アーデ・・
君は イノベイターだ!」とブリング。
「ぐわぁ!」とアレルヤの叫び声。
「我々と共に使命を果たせ!」
「断る!!」
「くっ・・強い。
これが・・イノベイターの力」
空をとぶモビルスーツをみあげる
カタロンの子どもたちとマリナ。
「戦いが広がっていく」
「どうしたの?姫様」
「ヤエルたちとつくった歌が
みんなに届けばいいなって・・」
「だったら謳わなくちゃ」
「ええ。そうね」
『それぐらいしかできなくても・・。
せめてそれだけでも・・』
と空をみあげるマリナ。
「同類を討つのはしのびないが!
やらねばならない使命がある!」とブリング。
「譲れないものはこちらにもある!」
「フィールドが!?」
「くっ!うう。
トランザムか?その程度で!
なんだ?!」
「ナドレのときとは違い
自らの意志で その姿をさらそう」
「この機体は・・・」
「セラフィムガンダム!」
「GNフィールド!
討つというのか?同類を」
「違う!僕は人間だ!!」
「うぅ・・」
「ブリング!うっ。
ブリング・スタビティ!」
ブリング機大破。
「くっ・・ティエリア・・」 とご立腹のリボンズ。
「ちっ!調子に乗りやがって」とサーシェス。
モニターをみて目の前のカタロン機に気付きます。
「こいつは」
「クラウス!モビルスーツが」
ガンダムを見て驚くクラウスとシーリン。
「ガンダム!」
「護衛にきてくれたのか?」
「はははは!こいつは物質ってやつだ。
手出しは無用で・・何?」
ダブルオーガンダムがいました。
「ううぅ・・ファング!
うぅ〜〜!」
「うぉぉ〜〜!!」
刹那がアリーにとどめをさそうとしたとき
マリナの「刹那 刹那 刹那・・」と呼ぶ声とオルガンの演奏が
きこえます。(TOMORROW)
驚く刹那。
「なくす事が 拾うためなら
別れるのは 出逢うため」
アリーの機体がおちていきます。
「『さようなら』の あとにはきっと」
「シーリン・・」とクラウス。
「どうして・・」とシーリン
「『こんにちは』と出逢うんだ」
「歌が・・聴こえる。歌が・・」 と刹那。
子どもたちの歌でED。
「緑色の芝生に 寝転んでいたい
動物もいっしょに ゴロゴロしたい
今日は良い事が たくさんあったから
明日も 良い事が
たくさん あるように
お日様出て 夕日きれいで
星に願い 明日が来る
どうして 行っちゃうの?
いっしょに 帰ろう」
宇宙。
「さらなる新型・・。このモビルアーマーは・・」
とルイス。
「機体名エンペラス」 とディヴァイン。
最初にトレミーを攻撃していた男。
「はっ」
「いずれあなたのものとなる機体の
プロトタイプです」
「私の機体・・」
「リボンズ・アルマークからの
ささやかな贈り物です」
ミスター・ブシドーとビリー・カタギリ。
「完成したか・・」 とミスター・ブシドー。
「ああ ついに完成したよ。
マスラオ。君の専用機だ」
「フラッグの面影がかいまみえる。
見事な造形だ。カタギリ」
「隠し玉も用意しといたから」
「隠し玉?」
「エイフマン教授の自宅から
GNドライヴに関する手書きの資料がみつかってね。
その理論を僕が実証し
機体に実装したんだ」
「ほう それは楽しみだ」
ミスター・ブシドーが去った後
スメラギさんと一緒に撮った昔の写真を破り捨て
散り散りに投げ捨てるビリー。
「さよなら・・クジョウ」
マスラオというネーミングにふきそうになりました。
さすがミスター・ブシドーの親友。
しかも裏切られてけっこうたってるのに
まだ写真持ってたとは・・
こういう一途な男ほど裏切られた時の恨みは深いですね。
刹那、あこがれのガンダムがリボンズ。
だけど今となっては言うことなんかきくわけもなく。
ティエリアといい刹那といい
ソレスタルビーイングはさっさとつぶしたくて
しょうがないでしょう、リボンズは。
それからアニュー。
「疑問に思っているだけです」と言ってますが
ロックオンを疑ってる発言ばりばりではないですか。
実際はアニューがイノベイターだから
位置がばれてるんだろうに。
連邦軍のクーデター、セルゲイが加担するなら
応援したいところです。
しかしそうなるとまた息子と対立か。
イアンの叫び声も楽しそうでした。(叫ぶのが)
livedoorブログ様にTBがとびにくいようですm(__)m
刹那・F・セイエイ 宮野 真守
ロックオン・ストラトス 三木 眞一郎
アレルヤ・ハプティズム 吉野 裕行
ティエリア・アーデ 神谷 浩史
スメラギ・李・ノリエガ 本名陽子
イアン・ヴァスティ 梅津秀行
ラッセ・アイオン 東地宏樹
フェルト・グレイス 高垣彩陽
ミレイナ・ヴァスティ 戸松遥
リンダ・ヴァスティ 早水リサ
アニュー・リターナー 白石涼子
セルゲイ・スミルノフ 石塚運昇
パング・ハーキュリー 屋良有作
ソーマ・ピーリス 小笠原亜里沙
アンドレイ・スミルノフ 白鳥 哲
ルイス・ハレヴィ 斎藤千和
アーサー・グッドマン准尉 江川央生
カティ・マネキン 高山みなみ
ホーマー・カタギリ 大友龍三郎
ミスター・ブシドー 中村悠一
ビリー・カタギリ うえだゆうじ
リボンズ・アルマーク 蒼月 昇
リジェネ・レジェッタ 朴 ロミ
リヴァイヴ・リバイバル 斎賀みつき
ヒリング・ケア 川庄美雪
プリング・スタビティ 置鮎龍太郎
王留美 真堂圭
紅龍(ホンロン) 高橋研二
ネーナ・トリニティ 釘宮理恵
アリー・アル・サーシェス 藤原啓治
クラウス・グラード(カタロン幹部)川島得愛
シーリン・バフティヤール 根谷美智子
沙慈・クロスロード 入野自由
マリナ・イスマイール 恒松あゆみ

泪のムコウ(期間生産限定)
ステレオポニー,AIMI
Newtype (ニュータイプ) 2009年 02月号 [雑誌]
角川グループパブリッシング
CD ラジオ 機動戦士ガンダム00 ソレスタルステーション00 GN粒子最大散布 スペシャルCD Vol.3

CD ラジオ 機動戦士ガンダム00 ソレスタルステーション00 GN粒子最大散布 スペシャルCD Vol.2

チャンスは一度
その名のとおり 狙いうつぜ〜!」
「衛星兵器の破壊 確認しました」
「トレミー 戦闘エリアを離脱したです」
「やったな」
「みんなのおかげよ」とスメラギさん。
「はは」
「これが ソレスタルビーイングの戦い・・」
とつぶやく沙慈。
その隣にいるマリーが何か感じます。
「あっ」
「Eセンサーに反応!敵機です!」
「なんですって?!」
「メメントモリをおとした償い
果たしてもらうよ
ソレスタルビーイング」
とリボンズ。
トレミーにむかうイノベイター。
地球のニュース映像。
「静止衛星軌道上で起こった爆発事故は
反連邦勢力によるものと判明しました。
凶悪化するテロ行為に対応すべく
連邦議会は 連邦軍を連邦独立治安維持部隊の直轄とし
世界規模での防衛面での強化をはか・・」
画面をけすホーマー。
「んん・・メメントモリがおちたか」
「そらにいるカタロンの ほとんどをたたきました。
残るは・・」
とグッドマン。
「統一世界による恒久和平実現のためには
なんとしてもソレスタルビーイングを
たたかねばならん。
彼らの存在を許せば
反政府勢力が勢いを取り戻す可能性がでてくる。
たのんだぞ」
「はっ」
トレミーをさがす刹那。
「合流ポイントは このあたりのはずだが・・・
あっ。
な、これは」
機体の破片がとびちっています。
「まさか・・・
トレミーはどこに?」
ネーナの機体を発見。
「この機体は・・
赤いGN粒子」
「は〜い。刹那。久しぶりね」
「はっ ネーナ・トリニティ」
「うふっ。いい男になっちゃって。
ネーナ ドキワクね」
戦闘態勢をとる刹那。
「ちょ、ちょっと待ってよ。
さっき助けてあげたでしょ。
それより きみらのふね
地球におっこちたみたいよ。
戦闘データを転送してあげたから
それを見れば行方も・・
って 急ぎすぎだってば!
せっかちなんだから もう」
「ふられてやんの ふられてやんの」
「うっさい」
「痛っ」
「うっふふ」
セルゲイとハーキュリー
「いったいどういう風のふきまわしだ?
わざわざ中東まで俺にあいにくるとは」
「軍の監査役を命じられたおまえに
伝えたい情報があってな」
「情報?」
「ああ。軍の中に クーデターを画策する動きがある」
「あっ。
連邦政府の政策に反感を抱くものは多いと思っていたが
まさかクーデターとは」
「連邦政府は アロウズの傀儡になり果てちまった」
「はっ。まさか、おまえ・・」
「世論は 目を覚ます必要があるんだよ。セルゲイ」
カプセルの中で目を覚ましたイアン。
「ん・・んん〜うう〜ん。
オ・・オーライザーは?
戦闘は?」
カプセルからでてたちあがります。
「おっ。重力?いつのまに地上に?
ん?」
目の前にあいた穴から外がみえ
自然豊かな光景が広がります。
「なっ 何?なんじゃこりゃあ〜!」
イアンの声がひびきます。
「対監視用光学用迷彩復旧 展開します」
「つまり ダブルオーライザーを起動させ
ラグランジュ3の敵を退けたものの
アロウズが衛星兵器を使用したのをしり
そいつの破壊ミッションに突入。
見事うち倒したが敵の奇襲をうけて
地球圏に落下、地上に不時着。
しかも刹那ののったダブルオーライザーと
はぐれてしまったと、そういうことか?」
「そのとおりですー!」と元気にこたえるミーナ。
「最悪じゃないか」
「そう言うなよ、おやっさん。
衛星兵器は破壊したんだ」
「それに GN粒子をつかいきったところに
奇襲を受けたんです」とフェルト。
「しかも敵部隊は 新型のモビルアーマーまで投入してきた。
船が被弾した衝撃を加速に利用し
かつ 船体をスモークでカムフラージュして地上に降りるという
スメラギ・李・ノリエガの機転がなければ・・
我々は 確実にやられていた・・・」とティエリア。
「命があっただけ めっけもんだぜ」とラッセ。
「で トレミーの状況は?」
「エンジンは無事でしたが
航行システムや火器管制通信 センサー類の損傷がひどくて・・」
「なんてこった・・
こんなときに 敵さんに襲われでもしたら」
そこへマリがはいってきました。
「みなさん 食事をおもちしました」
「わぁ〜いです〜!」
「のんきだろ!それ!」
スメラギさんとアレルヤ。
「ごめんなさい アレルヤ。
マリーさんを戦いに参加させて」
「過ぎたことです。
それに マリーも納得していましたから。
でも もう二度としないでください。
お願いします」
「ええ わかってるわ」
電話中のロックオン。
「衛星兵器は破壊したが こっちは痛手をうけちまった。
最悪 支部の力を借りることになる。
ああ たのむ」
足音がきこえ、電話を切るロックオン。
アニューでした。
「どなたと 通信してたんですか?」
「野暮用だよ」
「気になるんです」
「ん?」
「アロウズが プトレマイオスの位置を
なぜあれほどまでに正確に把握できたのか」
「なるほど。
リターナーさんは俺を疑ってのか?」
「あっ・・まさか
疑問に思っているだけです。
あ、それと よび名はアニューでいいですから」
「あっ・・だったら俺もライルでいい」
「ライル?」
「ライル・ディランディ
俺の本名だよ」
二人を遠目にみながら
指輪をとりだして握りしめる沙慈。
地上でトレミーをさがす刹那。
「トレミーの反応は?
はっ」
巨大な穴をみつけます。
「こ これは衛星兵器の・・。
これも すべてイノベイターがしかけたこと・・」
センサーに反応があります。
「あっ・・はっ!ああ。
なぜだ・・ヤツがどうしてここにいる?!」
アリー・アル・サーシェス。
「ふん ついてきな」
あとをおう刹那。
カタロン
「連邦軍の一部が クーデターを画策している?」
「本当なのか?池田」
「情報源は 報道時代の古い友人で
信頼に足る人物です」
「アロウズの悪行に業をにやしたか」
「クーデター派は こちら側へ接触を図ろうとしています。
会談場所は中東を指定しているようですが・・」
「私がいこう」
「待って、クラウス。罠の可能性も」とシーリン。
「私は連邦の悪政をただそうとする彼らの気持ちを信じたい。
そして それに応えたいんだ」
そのとき子どもたちの歌声がきこえてきました。
「なくす事が拾うためなら 別れるのは〜」
「この歌は?」
「ああ、マリナ姫が
子どもたちの言葉を集めて
つくった歌だそうだ」
「こんな状況で歌だなんて」
「緑色芝生に 寝転んでいたい
動物も一緒ににゴロゴロしたい
今日はいい事がたくさんあ〜」
アリーについていく刹那。
「くっ・・どこへ行く気だ?
あっ この方角は・・はっ!クルジス。
あっ!」
アリーが機体から外へでてきました。
『どういうつもりだ?
アリー・アル・サーシェス!』
「よう!久しぶりだな クルジスのガキ
いや・・もうクルジスのにいちゃんか」
「アリー・アル・サーシェス!
貴様 イノベイターに」
「おうよ。傭兵はギャラ次第でどこにでもつく」
「あんたの戦いに意味はないのか」
「あるよ。
おめえには理解できないだろうがな」
「くっ」
「待てよ。
今日はおまえさんにあいたいって人をつれてきたんだ。
俺のスポンサー様だ」
リボンズが姿をみせました。
「イノベイターか?」
「そうだよ。
名前はリボンズ。
リボンズ・アルマーク。
久しぶりだね。刹那・F・セイエイ。
いや・・・ソラン・イブラヒム」
はっとする刹那。
「そうか。君にとっては僕は初対面だったね。
でも僕にとってはそうじゃない。
僕は11年前に君と出会っている。
そう・・この場所で。
愚かな人間同士が争い合う泥沼の戦場・・
その中で 必死ににげまどう一人の少年。
僕は君を見ていたんだ。
モビルスーツのコクピットからね」
「あっ・・ま、まさか・・。
あの機体に・・。あのガンダムに・・」
「あの武力介入は オーガンダムの性能実験
当然機密保持のため
その場にいた者はすべて処分する予定だった。
けれど僕は 君を助けた。
オーガンダムを・・僕を見つめる君の目が
とても印象的だったから。
それだけじゃない。
ヴェーダを使って
ガンダムマイスターに君を推薦したのは
僕なんだよ」
「なっ」
「ふふふっ」
「礼を言ってほしいのか?」
「君の役目は終わったから
そろそろ返してほしいと思ってね。
それは本来 僕が乗るべき機体なのだから・・」
「悪いが 断る!」
リボンズを撃とうとする刹那。
「あっ・・ううう
くっ・・ううう」
先にアリーが刹那の右肩を撃ち
刹那はコクピットへ。
「わざとかい?」
「大将 俺の生きがいは戦いでね」
「好きにすればいい」
トレミー。
「まずいぞ。
未確認モビルスーツが2機
別々の方向から向かってきてる」とロックオン。
「えっ。
フェルト。アレルヤとティエリアを出撃させて」
「りょ 了解です」
「やっぱり・・こちらの位置が・・」とアニュー。
「セラヴィー ティエリア・アーデ 行きます」
「アリオス アレルヤ・ハプティズム
迎撃行動に入る」
二機が発進。
刹那とアリーは戦闘中。
「ぐぁぁ〜」
「肩の具合は どうだい?!」
「くっ・・うう」
「ファング!」
「隙あり〜!」
「あの体であの動き・・何だ?あいつは」
「あぁ・・はあ」
「砲撃型。撃たせるものか!」とアレルヤ。
「ハレルヤがいなくても!」
「ちっ。
大気中では向こうの機動性に分があるか。
しかし!」とリヴァイブ。
「くっ。
ヴェーダのバックアップがあるからといって!」
とティエリア。
「ティエリア・アーデ・・
君は イノベイターだ!」とブリング。
「ぐわぁ!」とアレルヤの叫び声。
「我々と共に使命を果たせ!」
「断る!!」
「くっ・・強い。
これが・・イノベイターの力」
空をとぶモビルスーツをみあげる
カタロンの子どもたちとマリナ。
「戦いが広がっていく」
「どうしたの?姫様」
「ヤエルたちとつくった歌が
みんなに届けばいいなって・・」
「だったら謳わなくちゃ」
「ええ。そうね」
『それぐらいしかできなくても・・。
せめてそれだけでも・・』
と空をみあげるマリナ。
「同類を討つのはしのびないが!
やらねばならない使命がある!」とブリング。
「譲れないものはこちらにもある!」
「フィールドが!?」
「くっ!うう。
トランザムか?その程度で!
なんだ?!」
「ナドレのときとは違い
自らの意志で その姿をさらそう」
「この機体は・・・」
「セラフィムガンダム!」
「GNフィールド!
討つというのか?同類を」
「違う!僕は人間だ!!」
「うぅ・・」
「ブリング!うっ。
ブリング・スタビティ!」
ブリング機大破。
「くっ・・ティエリア・・」 とご立腹のリボンズ。
「ちっ!調子に乗りやがって」とサーシェス。
モニターをみて目の前のカタロン機に気付きます。
「こいつは」
「クラウス!モビルスーツが」
ガンダムを見て驚くクラウスとシーリン。
「ガンダム!」
「護衛にきてくれたのか?」
「はははは!こいつは物質ってやつだ。
手出しは無用で・・何?」
ダブルオーガンダムがいました。
「ううぅ・・ファング!
うぅ〜〜!」
「うぉぉ〜〜!!」
刹那がアリーにとどめをさそうとしたとき
マリナの「刹那 刹那 刹那・・」と呼ぶ声とオルガンの演奏が
きこえます。(TOMORROW)
驚く刹那。
「なくす事が 拾うためなら
別れるのは 出逢うため」
アリーの機体がおちていきます。
「『さようなら』の あとにはきっと」
「シーリン・・」とクラウス。
「どうして・・」とシーリン
「『こんにちは』と出逢うんだ」
「歌が・・聴こえる。歌が・・」 と刹那。
子どもたちの歌でED。
「緑色の芝生に 寝転んでいたい
動物もいっしょに ゴロゴロしたい
今日は良い事が たくさんあったから
明日も 良い事が
たくさん あるように
お日様出て 夕日きれいで
星に願い 明日が来る
どうして 行っちゃうの?
いっしょに 帰ろう」
宇宙。
「さらなる新型・・。このモビルアーマーは・・」
とルイス。
「機体名エンペラス」 とディヴァイン。
最初にトレミーを攻撃していた男。
「はっ」
「いずれあなたのものとなる機体の
プロトタイプです」
「私の機体・・」
「リボンズ・アルマークからの
ささやかな贈り物です」
ミスター・ブシドーとビリー・カタギリ。
「完成したか・・」 とミスター・ブシドー。
「ああ ついに完成したよ。
マスラオ。君の専用機だ」
「フラッグの面影がかいまみえる。
見事な造形だ。カタギリ」
「隠し玉も用意しといたから」
「隠し玉?」
「エイフマン教授の自宅から
GNドライヴに関する手書きの資料がみつかってね。
その理論を僕が実証し
機体に実装したんだ」
「ほう それは楽しみだ」
ミスター・ブシドーが去った後
スメラギさんと一緒に撮った昔の写真を破り捨て
散り散りに投げ捨てるビリー。
「さよなら・・クジョウ」
マスラオというネーミングにふきそうになりました。
さすがミスター・ブシドーの親友。
しかも裏切られてけっこうたってるのに
まだ写真持ってたとは・・
こういう一途な男ほど裏切られた時の恨みは深いですね。
刹那、あこがれのガンダムがリボンズ。
だけど今となっては言うことなんかきくわけもなく。
ティエリアといい刹那といい
ソレスタルビーイングはさっさとつぶしたくて
しょうがないでしょう、リボンズは。
それからアニュー。
「疑問に思っているだけです」と言ってますが
ロックオンを疑ってる発言ばりばりではないですか。
実際はアニューがイノベイターだから
位置がばれてるんだろうに。
連邦軍のクーデター、セルゲイが加担するなら
応援したいところです。
しかしそうなるとまた息子と対立か。
イアンの叫び声も楽しそうでした。(叫ぶのが)
livedoorブログ様にTBがとびにくいようですm(__)m
刹那・F・セイエイ 宮野 真守
ロックオン・ストラトス 三木 眞一郎
アレルヤ・ハプティズム 吉野 裕行
ティエリア・アーデ 神谷 浩史
スメラギ・李・ノリエガ 本名陽子
イアン・ヴァスティ 梅津秀行
ラッセ・アイオン 東地宏樹
フェルト・グレイス 高垣彩陽
ミレイナ・ヴァスティ 戸松遥
リンダ・ヴァスティ 早水リサ
アニュー・リターナー 白石涼子
セルゲイ・スミルノフ 石塚運昇
パング・ハーキュリー 屋良有作
ソーマ・ピーリス 小笠原亜里沙
アンドレイ・スミルノフ 白鳥 哲
ルイス・ハレヴィ 斎藤千和
アーサー・グッドマン准尉 江川央生
カティ・マネキン 高山みなみ
ホーマー・カタギリ 大友龍三郎
ミスター・ブシドー 中村悠一
ビリー・カタギリ うえだゆうじ
リボンズ・アルマーク 蒼月 昇
リジェネ・レジェッタ 朴 ロミ
リヴァイヴ・リバイバル 斎賀みつき
ヒリング・ケア 川庄美雪
プリング・スタビティ 置鮎龍太郎
王留美 真堂圭
紅龍(ホンロン) 高橋研二
ネーナ・トリニティ 釘宮理恵
アリー・アル・サーシェス 藤原啓治
クラウス・グラード(カタロン幹部)川島得愛
シーリン・バフティヤール 根谷美智子
沙慈・クロスロード 入野自由
マリナ・イスマイール 恒松あゆみ

泪のムコウ(期間生産限定)
ステレオポニー,AIMI
Newtype (ニュータイプ) 2009年 02月号 [雑誌]
角川グループパブリッシング
CD ラジオ 機動戦士ガンダム00 ソレスタルステーション00 GN粒子最大散布 スペシャルCD Vol.3

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