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妄想姉妹〜文學という名のもとに〜 第11話(最終話)「瓶詰地獄」

第11話(最終話)「瓶詰地獄」
屋敷の書斎で、それぞれ心の距離を表すように
離れた場所に座った晶子(吉瀬美智子)、
藤尾(紺野まひる)、節子(高橋真唯)の三姉妹。
そんな3人が手にした最後の本は、
夢野久作の書いた『瓶詰地獄』だった。

 この本は、2人きりで無人島に漂着した
仲のいい兄と妹が、成長するに従って
互いの体を意識するようになり苦悩する様子を描いた作品。
その内容が自分たちの状況と重なっていると感じた3人は、
思わず黙りこくった。

 そんな中、本棚から瓶に入った鍵が見つかった。
それが地下倉庫に関係があるとにらんだ3人は、
『あけるべからず』との貼り紙がある扉に鍵を差し込む。
そして、そっと扉を開けて中に入り込んだ3人は、
暗闇の中に浮かび上がる『白女 市川草太郎』と
書かれた父親の筆跡の原稿用紙の束を見つけた。
表紙に書かれた日付は、草太郎が死亡した日。
この原稿は、草太郎の最後の作品であった。

 草太郎(田中哲司)は、なぜ11冊の本を読ませる前に、
この遺稿を自分たちに見せなかったのか。
これを読めば全ての謎が解けると察した晶子は、
藤尾、節子の前で原稿を読み始めた。

 果たして、草太郎の謎の死の理由とは、
3人の娘たちの母親、
そして、“白い女”とは一体誰なのか。

 草太郎の遺稿を読み進めるうちに、
3人は、自分たちの母親の正体を知り、愕然となって―。



瓶詰地獄のだいたいの内容をきいて、
よまずにしまおうとしたら
本が入らず、奥に瓶詰の鍵を発見。。。
20年間なぜ気づかないんだろうというのは
つっこんじゃダメなわけね。

その鍵であいた、開かずの蔵の中にあったのは
父の最後の原稿「白女(びゃくめ)」。
それを読み始める3人。

若き日の父が放蕩の日々の中であった一筋の光。
晶子の母はお手伝いさんだったようですが
草太郎はその美しさにまず一目ぼれ。
働き者で気配りも上手なその女性と結婚し
長女 晶子誕生。

しかしスランプに陥った父は、ふたたび酒におぼれ
失意の母は晶子をおいてでていきました。

平凡な幸せの次にやってきたのは派手な藤尾の母。
出会うなり・・です。
そしてまた新作を書きあげ、評判もよく
賞をとり作家として大成功の時期。
その生活に飽き飽きしたのか(?)母は
晶子と藤尾をおいて家をでていってしまいました。
草太郎、ショック。

そのあと、節子の母と出会い
またまた一瞬で恋に落ちました。

節子の母は節子を生んでから
病床にふせることが多くなり
かいがいしく看病する草太郎。

次から次へととっかえひっかえ、
と藤尾の言ってるとおりだと思いましたが
その草太郎が愛したのは生涯ただひとり、
真っ白な女と書いてあって
どういうことかわけがわからず。

「アヤ子、生涯で私が愛した、ただ一人の女。

 そして、私の三人の娘の、たった一人の母親。」

アヤ子は晶子の母。
アヤ子を失ったあと、大切なものを失ったと
気づいた草太郎ですが、もどってきたアヤ子は
派手な女性になっていてまるで別人。
しかも以前、草太郎と暮らしていた記憶がなく
記憶の障害を抱えていたらしい。
草太郎の言動にショックをうけたせい。
「気が狂いそうだと」いっていた草太郎は
まったく大丈夫なのに
アヤ子のほうがおかしくなっていました。

少し残った本能で
晶子への愛のため、家に戻ってきたけど
晶子でさえ気づかぬくらい変貌していたアヤ子。

同じからだなのに別の女。
それが作家には刺激的だったようで
仕事もノリノリに。
でも、アヤ子は藤尾を抱き上げた時に
晶子が自分の娘だと気づき、動揺。
家をでていってしまいました。

すべてを思い出したアヤ子は
置手紙をおいて家を去っていきました。

またいつ全てを忘れてしまうかわからないので
記憶がはっきりしているうちにでていくといい
娘たちを夫に託します。
そのあとまた自分が全てを忘れて戻ってきたら
草太郎と娘たちの幸せのために
「私を捨てて」、とお願いしていました。

が、実際にアヤ子が戻ってきたとき
すぐさまアヤ子を抱きしめる草太郎。

この美人三姉妹、本当の姉妹でした。
なんとびっくりの結末。

アヤ子は節子を産んだ後
夢の世界へいってしまったようで・・・。

どれが本当の彼女だったのか
思い悩んだこともあったけど
その全てが本当の彼女で
全てがいとおしいという父。

そして彼女は真っ白に・・。

死の床で娘の名を写真に書きこむアヤ子。
真っ白になった彼女の記憶に残っていたのは
3人の娘たち。

今度こそ妻を亡くしてしまった草太郎。
妻と二人で一人だったという自分は
自分の命もながくないといい
娘たちに愛とはなんだろうかと問いかけます。

永遠をわかちあえる誰かときっと出会える、
その人を探し続けるのが生きるということ
いきるために愛し、愛するために生きる
愛を確信したそのときに、自分と世界を信じられる。

愛にはさまざまな形があり
さまざまな終着点がある。

娘たちにそれをきづかせるための
仕掛けをつくり、幸福感に満たされた中で
死んでいった草太郎。
私小説を否定しつづけた自分が
娘たちに残した最後の作品。

三姉妹は泣きくずれました。

三姉妹はその後、家を記念館として保存することにし
家をでることにし、その日に
白女の原稿は、娘たちにあてたものだからと焼却。

愛する誰かとめぐりあうために
新しい人生を始める3人。

20年は長すぎるように思うのですが、
節子がある程度の年齢になるまで
お父様は待ってたんでしょうか。
父のメッセージを待たずして
愛する人にめぐりあってしまっている
可能性も高いのに。

最後に節子が瓶詰地獄の本のラストの
ページをみせると、そこには父の
ちょっとしたサインが。



日本文学、なかなかに過激でした。
文学という名のもとに、じゃなきゃR15かR18でもいいくらいです。

美人三姉妹が演じてくれるのは
どれも美しく、楽しかったです。

DVDの宣伝で
「もっと妄想がひろがる特典映像」って何・・?




妄想姉妹公式サイト


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妄想姉妹 文学という名のもとに [DVD]
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2009.04.02 Thursday 08:44 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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