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さらい屋五葉 第12話(最終話)「もうふらふらですよ」

 第12話(最終話)「もうふらふらですよ」
一に酒をついであげるお絹ちゃん。

「お絹がついでくれる酒は

 うめえな」


「あたりまえだろ」

と答える梅。

一は弥一とともにいた過去を思い出します。
店をでたところ、八木に話しかけられ
誘われました。

「俺につきあって

 もう 一軒どうだ?」


「もう ふらふらですよ。」

結局、八木と共に別の店で飲むことに。

「弥一か。懐かしい名前でなあ」

弥一の話をしはじめる八木。
誠之進の名前も出し懐かしみました。

「昔話をきかせる相手が

 ほしかったんで?」


「お前さんにも 過去があるだろう。

 時には その思い出を肴に

 酒を飲みたいとは思わないか?」


「語るほどの過去は

 もっちゃいねえから」


三枝家の養子の誠之進は流行り病で死に、
弥一も井戸に落ちて亡くなったという八木。
まぬけな話で弥一には似合わぬため
突然なくなった二人のことを
怪しんでいたと話を続けます。

「跡目問題で病死と見せかけて

 誠之進が殺され

 それを知った弥一も

 消されたんじゃないかと。」


そのあと、跡取りもなくなり
三枝の家も消えてしまったそうです。

「いまさら調べたってしょうがない。

 戻ってきやしないから。

 弥一も 誠之進も。」


そのあと、ふらふらになって
足元もおぼつかない一。

かどわかされたとき
盗賊にきかされた言葉を
思い出しながら歩きます。

「おめえもくるか?

 行き場はねえんだぞ」


「家に帰る。私には 弥一がいる。」

「弥一なら 私のことを守ってくれる。」


「弥一か。

 この話をもちかけてきた男が

 弥一って名だったぞ。」


それをきいて泣きだす誠之進。

梅の店では、弥一のことを
お絹ちゃんたちが心配していました。
いつもと違って、昔のことを
思い出すような・・と話していると
マツもやってきました。
心配しているとは言いませんが。

「なあ 一は五葉を どうしたいんだ?」

「さあね どうしたいなんてのは

 ないんじゃないかね。

 一さんていう人はね 梅

 自分が楽しくないことはやらないんだよ。

 政が入ったのだって

 一さんにとって楽しかったから。」


橋の上に立つ一のところへ仁があらわれました。

「何かみえるのかい?

 この闇の中で 何がみえる?」


「何も見えねえから 見ている。」

「またあえたな。セイ。」

政は眠っていましたが
そこへたずねてきたマツ。

「一さんがいねえから 待ってた。」

一が気になるから、とたずねてきたようで
政もさがしてみることに。

おたけさんに抱きあげられる
丸々と太った猫。

「あら 重い。

 世渡り上手なのね。」


あちこちで餌をもらっているのかw

仁と共に歩く一。
紋次をやったのはおまえかときかれます。

「おめえなんだろ。

 白楽の 九平一味を

 町方に売っただけではあきたらずに。

 くたばる前に教えてやろう。

 セイ。

 おめえの家の使いの者な

 弥一なんて名前じゃなかった。」


立ち止まる一。ゆっくりふりむきます。

「そもそも 名前なんてきいてねえ。」

懐から刀を取り出す仁。
一も刀をとりだし、
仁にむかって走っていくと仁を刺しました。

政も傘をさして歩きます。

「だが そう言わねえと

 おめえは・・殺されてた。」


仁はそのまま川へおちました・・。

ふらふらと歩きだす一。

一がやってきたのは弥一の墓。
ふりかかっている墓の雪を
はらいます。

『あでやかで とても立派だ』

そこへすわりこんで涙を流す一。

「弥一・・・」

そこへやってきた政。

「弥一殿。」

傘をさしかけてあげます。

「やはり ここに」

その政の膝をかりて泣きだす弥一。

泣きやんで、おちついてから、歩きだす一。

「弥一殿」

「雪はとうに やんでるぜ」

傘をさしたままの政でした。

御隠居さんも外を眺め
桂屋のおかみさんも外を気にしていました。

うろうろしながら梅の店を
のぞきこんでいる政。

「さっさとはいってこねえか。
 
 鬱陶しい。」


梅にはばればれ。

中にはお絹ちゃんとおたけさんがいました。
一はきていないとのこと。

「弥一殿が 今朝 

 戻らなかったのでござる。

 どうしているのかと 心配で。」


「そんな心配は無用。」

「なぜでござる?」

そこへマツもやってきました。

「どうした?」

「年があけたらつとめをしたいと

 一さんが。」


「弥一殿に あったのでござるか?」

ついさっき、いつもの神社であったというと

「行ってまいる」

ととびだしていく政。

「で?」とたずねるおたけさん。

「あっしらに 手伝ってくれるかと。

 らしくねえ。」


そこへはいってきた八木。
梅は警戒していますが
客としてやってきたらしい。

一をみつけて団子をさしだす政。

「腹が減っていれば

 なんだってうまいでござる」


「フン」と笑顔をみせる一。

そのままだんごにかぶりつきました。




派手さはないけど毎回おもしろくて
楽しみにしていました。
たんたんとすすむお話で
ひとりひとりを丁寧に描いてくれて。

あまり感情をあらわさず
人とも深くかかわろうとしない一が
政の膝をかりて泣くとは・・。
弥一が実は自分を陥れたり
していなかったことを知り
今まで感じていたいろんな感情が
あふれだしたのでしょうね。
政がまたそこでそばにいる存在として
いてくれてよかった。
もちろん政だけじゃなく
梅も松もおたけさんもいるし
桂屋のおかみだって
心配してくれているし。

だんごにぱくりとかぶりつくシーンは
かわいかった。
もうすでに前とは違った一がみられました。

政は・・このまま五葉にいるのかな・・。
五葉はいいけど、結局政には
かどわかしは似合わないと思います。



秋津政之助:浪川大輔
弥一:櫻井孝宏
おたけ:大浦冬華
梅造:高塚正也
松吉:内田夕夜
八木平左衛門:木下浩之
お絹:高梁 碧
ご隠居:宝亀克寿











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2010.07.07 Wednesday 10:05 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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