[ 魔法少女まどか☆マギカ アニメ ]
さやかは病院にあの男の子のお見舞い。
上条恭介という名前のようです。
大きく深呼吸してから病室へ。
揺れる窓辺の花。
手渡したのはヴァイオリンのCD。
「いつも本当にありがとう。
さやかは
レアなCDを見つける天才だね。」
CDプレイヤーでさっそくきいてみる上条くんは
片方のイヤホンをさやかに渡します。
同じイヤホンを片耳ずつきくので
当然そばにちかづくことになり
さやかがちょっと頬を染めてます。
曲をききながらうっとり。
昔、幼い彼が舞台でヴァイオリンを弾いているのを
客席から驚きの目でみていたさやか。
はっと目をあけると、上条くんが涙を
流していて、左手の指を動かしていました。
うまく動かせないようです。
OP
マミの魔女退治見学をするさやかとまどか。
かっこよくきめるマミをほめると
「見世物じゃないのよ。
危ないことしてるって意識は
忘れないでほしいわ。」
とくぎをさされます。
「イエース!」
とキュゥべえも。
今の魔女は魔女から分裂した使い魔だから
グリーフシードは持っていないよう。
でも使い魔も成長すれば
分裂もとと同じ魔女になるから
放ってはおけないそう。
ふたりになにか願い事はみつかった?
とたずねるマミですが
さやかもまどかもまだ。
「マミさんは
どんな願い事をしたんですか?」
「私の場合は・・・。」
交通事故で瀕死の危機のときに
目の前にあらわれたキュゥべえ。
「考えてる余裕さえなかったってだけ。
後悔しているわけじゃないのよ。
今の生き方も あそこで死んじゃうよりは
よほどよかったと思ってる。
でもね ちゃんと選択の余地がある子には
きちんと考えた上できめてほしいの。
私にできなかったことだからこそ。」
「ねえ マミさん
願い事って
自分のための事柄じゃなきゃ
ダメなのかな?」
とたずねるさやか。
「たとえば たとえばの話なんだけどさ
私なんかより よほど困ってる人がいて
その人のために 願い事をするのは・・。」
「それって 上条くんのこと?」
「たとえ話だって 言ってるじゃんか!」
「別に契約者自身が
願い事の対象者になる必然性は
ないんだけどね。
前例もないわけじゃないし。」
とキュゥべえ。
「でも あまり感心できた話じゃないわ。
他人の願いをかなえるのなら
なおのこと
自分の望みをはっきりさせておかないと。
美樹さん あなたは彼に夢を叶えてほしいの?
それとも 彼の夢をかなえた恩人になりたいの?
同じようでも全然違うことよ これ。」
「その言い方は ちょっとひどいと思う。」
「ごめんね。でも
今のうちに言っておかないと
そこをはきちがえたまま先にすすんだら
あなたきっと後悔するから。」
さやかもよく考えることにしたようです。
あせってきめることじゃないから
よく考えるほうがいいというマミですが
キュゥべえは早ければ早いほうがいいと
なおもせかします。
「女の子をせかす男子はきらわれるぞ」
とかるく注意するマミ。
自宅に戻ったまどか。
そばにはキュゥべえ。
ノートに描いた魔女のコスチュームを
みながらつぶやくまどか。
「ただ なりたいっていうだけじゃ
ダメなのかなあ。」
「まどかは 力そのものに
憧れているのかい?」
「いや そんなんじゃなくて・・
うーん・・そうなのかな。
私ってどんくさいし
なんのとりえもないし
だから マミさんみたいに
かっこよくて 素敵な人になれたら
それだけで充分に幸せなんだけど。」
「まどかが魔法少女になれば
マミよりずっと強くなれるよ。」
「えっ?」
「もちろん どんな願い事で
契約するかにもよるけれど
まどかが生み出すかもしれない
ソウルジェムの大きさは
僕にも測定しきれない。
それだけの資質を持つ子と出会ったのは
初めてだ。」
それをきいて喜ぶまどか。
そのとき、父がノックを。
母がよっぱらって玄関に
ねっころがっていました。
ふたりでベッドまではこびます。
仕事相手の悪口をいいながら
寝てしまった母。
そのあと父とふたりココアを飲むまどか。
「なんでママはあんなに仕事が好きなのかな。
昔から あの会社で働くのが夢だった
なんて ないよね?」
「うーん。ママは
仕事が好きなんじゃなくて
頑張るのが好きなのさ。
いやなこともつらいことも
いっぱいあるだろうけど
それを乗り越えたときの満足感が
ママにとっての 最高の宝物なのさ。
そりゃあ 会社勤めが夢だったわけじゃ
ないだろうけどさ
それでもママは 自分の
理想の生き方を通してる。
そんなふうにして叶える夢もあるんだよ。」
「生き方そのものを 夢にするの?」
「どう思うかは 人それぞれだろうけど
僕はね ママのそういうところが大好きだ。
尊敬できるし 自慢できる
素晴らしい人だってね。」
「うん。」
と笑顔になるまどか。
一人でいたマミのそばに近づくほむら。
「わかってるの?
あなたは無関係な一般人を
危険にまきこんでいる。」
「彼女たちは キュゥべえに
えらばれたのよ。
もう無関係じゃないわ。」
「あなたは二人を魔法少女に誘導している。」
「それがおもしろくないわけ?」
「ええ。迷惑よ。特に鹿目まどか。」
「そう。あなたも気づいてたのね。
彼女の素質に。」
「彼女だけは契約させるわけにはいかない。」
「自分より強い相手は邪魔ものってわけ。
いじめられっ子の発想ね。」
その言葉にカチンときたほむら。
「あなたとは 戦いたくないのだけど。」
「じゃあ 二度とあうことのないよう
努力して。話し合いだけで事がすむのは
きっと今夜で最後だろうから。」
翌朝。
上条くんにはあえなかったというさやか。
まどかは建物の壁に
グリフシードを発見。
もうすぐ結界ができあがりそうで危険。
まどかにマミを呼びにいくよういって
自分はみはるというさやか。
キュゥべえも一緒についていて
くれることに。
まどかは走ってマミをよびにいき
すぐそのあとに結界が発生し
さやかとキュゥべえは結界の中へ。
さやかとキュゥべえは奥へすすみます。
願い事さえきめてくれれば
今この場で魔法少女にできるけど
というキュゥべぇに、今はまだやめとくというさやか。
「私にとっても 大事なことだから
いいかげんな気持ちできめたくない。」
マミとともにまどかも結界へ。
キュゥべえとコンタクトをとると
二人とも大丈夫。
急がなくていいから卵を刺激しないよう
なるべく静かにきてといわれます。
まどかの手をひいてすすむマミ。
するとそこにほむらも現れました。
今回の魔女は自分が狩るというのを
リボンを出して拘束するマミ。
「今度の魔女は
これまでの奴らとは わけが違う。」
というほむらをそのままにし
先へすすむふたり。
「願い事 私なりに
いろいろ考えてみたんですけど。」
「決まりそうなの?」
「はい。でも あの
もしかしたら マミさんには
考え方が甘いって 怒られそうで。」
「どんな夢を叶えるつもり?」
「私って 昔から得意な学科とか
人に自慢できる才能とか
何もなくて きっと これから先ずっと
誰の役にも立てないまま
迷惑ばかりかけていくのかなって
それがいやでしょうがなかったんです。
でも マミさんにあって
誰かを助けるために戦ってるのを
みせてもらって 同じことが
私にもできるのかもしれないって言われて
何よりもうれしかったのはそのことで
だから 私 キュゥべぇの話を聞き、
魔法少女になれたら
それで願い事は叶っちゃうんです。
こんな自分でも
誰かの役に立てるんだって
胸をはっていきていけたら
それが一番の 夢だから。」
「たいへんだよ。
怪我もするし
恋したり遊んだりしてる暇も
なくなっちゃうよ。」
「でも それでもがんばってるマミさんに
私 憧れてるんです。」
「憧れるほどのものじゃないわよ 私。
無理してかっこつけてるだけで
怖くても つらくても
誰にも相談できないし
ひとりぼっちで泣いてばかり。
いいものじゃないわよ 魔法少女なんて。」
「マミさんはもう
ひとりぼっちなんかじゃないです。」
「そうよね。そうなんだよね。」
こちらをふりむいたマミの目には
涙がうかび、まどかの手をとりました。
「本当に これから私といっしょに
戦ってくれるの?
そばにいてくれるの?」
「はい。私なんかでよければ。」
涙をぬぐうマミ。
「まいったな。
まだまだ ちゃんと
先輩ぶってなきゃいけないのにな。
やっぱり私 ダメな子だ。」
「マミさん。」
「でもさ せっかくなんだし
願い事は何か 考えておきなさい。」
「せっかく・・ですかね やっぱり。」
「契約は契約なんだから
ものはついでと思っておこうよ。
億万長者とか 素敵な彼氏とか。
なんだっていいじゃない。」
「いや〜・・その・・。」
「じゃあ こうしましょう。
この魔女をやっつけるまでに
願い事がきまらなかったら
そのときは キュゥべえに
ごちそうとケーキを頼みましょう。」
「ケーキ?!」
「そう。最高に大きくて
ぜいたくなお祝いのケーキ。
それで みんなでパーティーするの。
私と鹿目さんの 魔法少女コンビ結成記念よ。」
楽しそうなふたり。
その時 グリーフシードが動きを始めたと
キュゥべえから連絡。
さっそく戦いをはじめるマミ。
ケーキのような空間でとんでくる攻撃をかわします。
「からだが軽い。
こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて。
もう 何も怖くない。
私 ひとりぼっちじゃないもの。」
さやかたちと合流。
見た目はかわいい魔女があらわれ
調子よく攻撃するマミですが
その小さな魔女が突然
巨大なものに変化し
あっというまにマミの前にせまり
噛み砕きました・・。
ほのかを縛っていたリボンも消滅。
「二人とも!今すぐ僕と契約を!
まどか!さやか!
願い事をきめるんだ!早く!」
「その必要はないわ。
こいつをしとめるのは 私。」
とあらわれたほむら。
うまく魔女から逃げ
倒すことに成功。
マミがいた場所には血が。
「目に焼き付けておきなさい。
魔法少女になるって そういうことよ。」
元の空間に戻りました。
グリーフシードを拾うほのか。
「返してよ・・
返せよ!
それは・・それは マミさんのものだ!
返せって言ってるだろ!マミさんに。」
とせまるさやか。
「そうよ。
これは魔法少女のためのもの。
あなたたちには 触る資格なんてない。」
といってしまうほのか。
みているだけのキュゥべえ。
涙を流すさやかとまどか。
驚き。
まさかのマミさん退場。
まどかたちを魔法少女にいざなう
案内役だけだったのでしょうか。
キュゥべぇはなんとか言わないの?!
表情もそのままというのがヒドイ。
魔法少女、こんな危険ととなりあわせなのに
魔女退治を少女たちだけにまかせるなんて
どういう組織?
マミさんはそんなに長いこと
魔法少女をしていたのでしょうか。
これからはひとりぼっちじゃないと
思ったとたんにやられるなんてあんまりです。
そのときはなんとも思わなかったけど
あとからおもえば
魔法少女コンビ結成記念パーティーのあたり
いかにもな死亡フラグなセリフで哀しい。
まどかは見ためもそこそこ
そのほかも特に足手まといのドジっ子という
ふうにもみえませんが・・。
これといって特技はなくとも
普通の生活はおくれそうにみえます。
特に何かになりたい、という
夢までは持ってないようだけど
まだ中一だしそんな子のほうが多いはず。
魔法少女になって誰かの役にたてるなら・・
と思うようになるのもわかります。
さやかのほうの理由は
彼を好きだから
彼に夢を叶えてもらいたいでいいのでは。
感謝されようと思っての気持ちじゃないとは
思うけど、彼がヴァイオリンを弾けるようになって
自分のそばから離れていってしまったとしても
(彼氏として気持ちにこたえてくれなくても)
それでもいいからという強い気もちなのかどうかが
問題なのかもしれませんね。
マミがこのままなのかどうか・・
まどかはどうするのか次回の展開に期待。
鹿目まどか 悠木 碧
暁美ほむら 斎藤 千和
巴マミ 水橋かおり
美樹さやか 喜多村英梨
キュゥべぇ 加藤恵美里
上条恭介 吉田聖子
鹿目訽子 後藤邑子
鹿目知久 岩永哲哉
上条恭介という名前のようです。
大きく深呼吸してから病室へ。
揺れる窓辺の花。
手渡したのはヴァイオリンのCD。
「いつも本当にありがとう。
さやかは
レアなCDを見つける天才だね。」
CDプレイヤーでさっそくきいてみる上条くんは
片方のイヤホンをさやかに渡します。
同じイヤホンを片耳ずつきくので
当然そばにちかづくことになり
さやかがちょっと頬を染めてます。
曲をききながらうっとり。
昔、幼い彼が舞台でヴァイオリンを弾いているのを
客席から驚きの目でみていたさやか。
はっと目をあけると、上条くんが涙を
流していて、左手の指を動かしていました。
うまく動かせないようです。
OP
マミの魔女退治見学をするさやかとまどか。
かっこよくきめるマミをほめると
「見世物じゃないのよ。
危ないことしてるって意識は
忘れないでほしいわ。」
とくぎをさされます。
「イエース!」
とキュゥべえも。
今の魔女は魔女から分裂した使い魔だから
グリーフシードは持っていないよう。
でも使い魔も成長すれば
分裂もとと同じ魔女になるから
放ってはおけないそう。
ふたりになにか願い事はみつかった?
とたずねるマミですが
さやかもまどかもまだ。
「マミさんは
どんな願い事をしたんですか?」
「私の場合は・・・。」
交通事故で瀕死の危機のときに
目の前にあらわれたキュゥべえ。
「考えてる余裕さえなかったってだけ。
後悔しているわけじゃないのよ。
今の生き方も あそこで死んじゃうよりは
よほどよかったと思ってる。
でもね ちゃんと選択の余地がある子には
きちんと考えた上できめてほしいの。
私にできなかったことだからこそ。」
「ねえ マミさん
願い事って
自分のための事柄じゃなきゃ
ダメなのかな?」
とたずねるさやか。
「たとえば たとえばの話なんだけどさ
私なんかより よほど困ってる人がいて
その人のために 願い事をするのは・・。」
「それって 上条くんのこと?」
「たとえ話だって 言ってるじゃんか!」
「別に契約者自身が
願い事の対象者になる必然性は
ないんだけどね。
前例もないわけじゃないし。」
とキュゥべえ。
「でも あまり感心できた話じゃないわ。
他人の願いをかなえるのなら
なおのこと
自分の望みをはっきりさせておかないと。
美樹さん あなたは彼に夢を叶えてほしいの?
それとも 彼の夢をかなえた恩人になりたいの?
同じようでも全然違うことよ これ。」
「その言い方は ちょっとひどいと思う。」
「ごめんね。でも
今のうちに言っておかないと
そこをはきちがえたまま先にすすんだら
あなたきっと後悔するから。」
さやかもよく考えることにしたようです。
あせってきめることじゃないから
よく考えるほうがいいというマミですが
キュゥべえは早ければ早いほうがいいと
なおもせかします。
「女の子をせかす男子はきらわれるぞ」
とかるく注意するマミ。
自宅に戻ったまどか。
そばにはキュゥべえ。
ノートに描いた魔女のコスチュームを
みながらつぶやくまどか。
「ただ なりたいっていうだけじゃ
ダメなのかなあ。」
「まどかは 力そのものに
憧れているのかい?」
「いや そんなんじゃなくて・・
うーん・・そうなのかな。
私ってどんくさいし
なんのとりえもないし
だから マミさんみたいに
かっこよくて 素敵な人になれたら
それだけで充分に幸せなんだけど。」
「まどかが魔法少女になれば
マミよりずっと強くなれるよ。」
「えっ?」
「もちろん どんな願い事で
契約するかにもよるけれど
まどかが生み出すかもしれない
ソウルジェムの大きさは
僕にも測定しきれない。
それだけの資質を持つ子と出会ったのは
初めてだ。」
それをきいて喜ぶまどか。
そのとき、父がノックを。
母がよっぱらって玄関に
ねっころがっていました。
ふたりでベッドまではこびます。
仕事相手の悪口をいいながら
寝てしまった母。
そのあと父とふたりココアを飲むまどか。
「なんでママはあんなに仕事が好きなのかな。
昔から あの会社で働くのが夢だった
なんて ないよね?」
「うーん。ママは
仕事が好きなんじゃなくて
頑張るのが好きなのさ。
いやなこともつらいことも
いっぱいあるだろうけど
それを乗り越えたときの満足感が
ママにとっての 最高の宝物なのさ。
そりゃあ 会社勤めが夢だったわけじゃ
ないだろうけどさ
それでもママは 自分の
理想の生き方を通してる。
そんなふうにして叶える夢もあるんだよ。」
「生き方そのものを 夢にするの?」
「どう思うかは 人それぞれだろうけど
僕はね ママのそういうところが大好きだ。
尊敬できるし 自慢できる
素晴らしい人だってね。」
「うん。」
と笑顔になるまどか。
一人でいたマミのそばに近づくほむら。
「わかってるの?
あなたは無関係な一般人を
危険にまきこんでいる。」
「彼女たちは キュゥべえに
えらばれたのよ。
もう無関係じゃないわ。」
「あなたは二人を魔法少女に誘導している。」
「それがおもしろくないわけ?」
「ええ。迷惑よ。特に鹿目まどか。」
「そう。あなたも気づいてたのね。
彼女の素質に。」
「彼女だけは契約させるわけにはいかない。」
「自分より強い相手は邪魔ものってわけ。
いじめられっ子の発想ね。」
その言葉にカチンときたほむら。
「あなたとは 戦いたくないのだけど。」
「じゃあ 二度とあうことのないよう
努力して。話し合いだけで事がすむのは
きっと今夜で最後だろうから。」
翌朝。
上条くんにはあえなかったというさやか。
まどかは建物の壁に
グリフシードを発見。
もうすぐ結界ができあがりそうで危険。
まどかにマミを呼びにいくよういって
自分はみはるというさやか。
キュゥべえも一緒についていて
くれることに。
まどかは走ってマミをよびにいき
すぐそのあとに結界が発生し
さやかとキュゥべえは結界の中へ。
さやかとキュゥべえは奥へすすみます。
願い事さえきめてくれれば
今この場で魔法少女にできるけど
というキュゥべぇに、今はまだやめとくというさやか。
「私にとっても 大事なことだから
いいかげんな気持ちできめたくない。」
マミとともにまどかも結界へ。
キュゥべえとコンタクトをとると
二人とも大丈夫。
急がなくていいから卵を刺激しないよう
なるべく静かにきてといわれます。
まどかの手をひいてすすむマミ。
するとそこにほむらも現れました。
今回の魔女は自分が狩るというのを
リボンを出して拘束するマミ。
「今度の魔女は
これまでの奴らとは わけが違う。」
というほむらをそのままにし
先へすすむふたり。
「願い事 私なりに
いろいろ考えてみたんですけど。」
「決まりそうなの?」
「はい。でも あの
もしかしたら マミさんには
考え方が甘いって 怒られそうで。」
「どんな夢を叶えるつもり?」
「私って 昔から得意な学科とか
人に自慢できる才能とか
何もなくて きっと これから先ずっと
誰の役にも立てないまま
迷惑ばかりかけていくのかなって
それがいやでしょうがなかったんです。
でも マミさんにあって
誰かを助けるために戦ってるのを
みせてもらって 同じことが
私にもできるのかもしれないって言われて
何よりもうれしかったのはそのことで
だから 私 キュゥべぇの話を聞き、
魔法少女になれたら
それで願い事は叶っちゃうんです。
こんな自分でも
誰かの役に立てるんだって
胸をはっていきていけたら
それが一番の 夢だから。」
「たいへんだよ。
怪我もするし
恋したり遊んだりしてる暇も
なくなっちゃうよ。」
「でも それでもがんばってるマミさんに
私 憧れてるんです。」
「憧れるほどのものじゃないわよ 私。
無理してかっこつけてるだけで
怖くても つらくても
誰にも相談できないし
ひとりぼっちで泣いてばかり。
いいものじゃないわよ 魔法少女なんて。」
「マミさんはもう
ひとりぼっちなんかじゃないです。」
「そうよね。そうなんだよね。」
こちらをふりむいたマミの目には
涙がうかび、まどかの手をとりました。
「本当に これから私といっしょに
戦ってくれるの?
そばにいてくれるの?」
「はい。私なんかでよければ。」
涙をぬぐうマミ。
「まいったな。
まだまだ ちゃんと
先輩ぶってなきゃいけないのにな。
やっぱり私 ダメな子だ。」
「マミさん。」
「でもさ せっかくなんだし
願い事は何か 考えておきなさい。」
「せっかく・・ですかね やっぱり。」
「契約は契約なんだから
ものはついでと思っておこうよ。
億万長者とか 素敵な彼氏とか。
なんだっていいじゃない。」
「いや〜・・その・・。」
「じゃあ こうしましょう。
この魔女をやっつけるまでに
願い事がきまらなかったら
そのときは キュゥべえに
ごちそうとケーキを頼みましょう。」
「ケーキ?!」
「そう。最高に大きくて
ぜいたくなお祝いのケーキ。
それで みんなでパーティーするの。
私と鹿目さんの 魔法少女コンビ結成記念よ。」
楽しそうなふたり。
その時 グリーフシードが動きを始めたと
キュゥべえから連絡。
さっそく戦いをはじめるマミ。
ケーキのような空間でとんでくる攻撃をかわします。
「からだが軽い。
こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて。
もう 何も怖くない。
私 ひとりぼっちじゃないもの。」
さやかたちと合流。
見た目はかわいい魔女があらわれ
調子よく攻撃するマミですが
その小さな魔女が突然
巨大なものに変化し
あっというまにマミの前にせまり
噛み砕きました・・。
ほのかを縛っていたリボンも消滅。
「二人とも!今すぐ僕と契約を!
まどか!さやか!
願い事をきめるんだ!早く!」
「その必要はないわ。
こいつをしとめるのは 私。」
とあらわれたほむら。
うまく魔女から逃げ
倒すことに成功。
マミがいた場所には血が。
「目に焼き付けておきなさい。
魔法少女になるって そういうことよ。」
元の空間に戻りました。
グリーフシードを拾うほのか。
「返してよ・・
返せよ!
それは・・それは マミさんのものだ!
返せって言ってるだろ!マミさんに。」
とせまるさやか。
「そうよ。
これは魔法少女のためのもの。
あなたたちには 触る資格なんてない。」
といってしまうほのか。
みているだけのキュゥべえ。
涙を流すさやかとまどか。
驚き。
まさかのマミさん退場。
まどかたちを魔法少女にいざなう
案内役だけだったのでしょうか。
キュゥべぇはなんとか言わないの?!
表情もそのままというのがヒドイ。
魔法少女、こんな危険ととなりあわせなのに
魔女退治を少女たちだけにまかせるなんて
どういう組織?
マミさんはそんなに長いこと
魔法少女をしていたのでしょうか。
これからはひとりぼっちじゃないと
思ったとたんにやられるなんてあんまりです。
そのときはなんとも思わなかったけど
あとからおもえば
魔法少女コンビ結成記念パーティーのあたり
いかにもな死亡フラグなセリフで哀しい。
まどかは見ためもそこそこ
そのほかも特に足手まといのドジっ子という
ふうにもみえませんが・・。
これといって特技はなくとも
普通の生活はおくれそうにみえます。
特に何かになりたい、という
夢までは持ってないようだけど
まだ中一だしそんな子のほうが多いはず。
魔法少女になって誰かの役にたてるなら・・
と思うようになるのもわかります。
さやかのほうの理由は
彼を好きだから
彼に夢を叶えてもらいたいでいいのでは。
感謝されようと思っての気持ちじゃないとは
思うけど、彼がヴァイオリンを弾けるようになって
自分のそばから離れていってしまったとしても
(彼氏として気持ちにこたえてくれなくても)
それでもいいからという強い気もちなのかどうかが
問題なのかもしれませんね。
マミがこのままなのかどうか・・
まどかはどうするのか次回の展開に期待。
鹿目まどか 悠木 碧
暁美ほむら 斎藤 千和
巴マミ 水橋かおり
美樹さやか 喜多村英梨
キュゥべぇ 加藤恵美里
上条恭介 吉田聖子
鹿目訽子 後藤邑子
鹿目知久 岩永哲哉