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フラクタル 第5話「旅路」

 第5話「旅路」
なんとか逃げ切ったグラニッツ一家。

システムのほころびがしばらく続いている場所が
あるようですが、この先、アクティブなルートには
必ず入るという大ジジ。
スンダは大ジジを信頼。

スンダの前にはフリュネとクレイン。

「これで結局ふりだしだな。

 いまさらあんたも 

 じたばたするつもりははないだろ?

 どうせ目的は同じだ。」


この先どこへいくつもりなのかと
尋ねるクレインには教えてくれず
船にクレインを乗せておく理由も
ふろくみたいなもの。

ネッサがクレインにべったりだから
どこにもいかないように
しっかり手綱を握っておけというスンダ。
嫌ならいつでも降りてもいいと
パラシュートを投げてよこしますが
その使い方もわからないクレイン。

「その度胸もないなら

 せめて働け 少年。」


さっそくトイレ掃除をさせられました。

「ありえない。掃除なんて。

 オールドファッション。

 なんていうか こういうのって。」


ふたがひらく便座。

「便座の裏が まだ汚れています。」

と機械音。

「屈辱だ。」

エンリも働くクレインに容赦ない。

「やる気ないなら降りたら?

 つかいものにならないやつは

 必要ないのよ!」


「こっちだって テロ集団の

 仲間に入った覚えはないよ。」


そう言い放つスンダとエンリ。

「テロ?テロしか頭にない分際で

 何 上から目線できめつけてんのよ?

 大義は こっちにあるの。」


「大義って そんなの。」

「何よ。文句があるなら

 さっさと降りれば?

 そんな度胸もないくせに。」


「別に 度胸がないからじゃ。」

「じゃあ何さ?

 なんで降りないの?」


「なんでって・・。」

「なんでそこで黙るの?

 うわ またエッチなこと

 考えてんでしょう!」


『考えていた。

 エッチってわけじゃないけど

 たぶん。』


フリュネのこと。

そのあとはおばさんたちと洗濯物を干しに。

風にはためく洗濯物。

「気持ちいいだろう?

 流した汗を 洗って落として

 また働いて汗を流す。

 その繰り返し。」


風を感じるクレイン。

すると、クレインのずぼんも汚れていると
無理やり脱がされました。

「まあ!」

「まあ!」

ふんどし・・・?

昔の本でみたのをまねしたそうですが
なんか違う・・。

次は台所でお手伝い。
サンコが誰かと遊んでるのをみて
声をかけると、ネッサと
遊んでいるというサンコ。
だけどクレインがあらわれたら
ネッサはいなくなってしまいました。

ネッサをさがすクレイン。

『あの子には見えて

 僕には見えなかった。

 嫌われたから?』

「ネッサ 出てこいよ!」


食卓につくクレイン。

南のオブシディアンが受け入れを許可してくれたので
そこへ向かうという大ジジ。

グラニッツ一家はいつもみんなで
食事をしているそうです。

「わいわいいいながら食べたほうが

 めしがうまい。」


スンダもやってきました。

「働いてるか?少年。

 どうだ?生きてるって実感が

 ひしひし わいてくるだろう。」


「生きる苦しみも ひしひしとね。」

大ジジはまだクレインに否定的ですが
別にクレインの更生を考えているわけじゃなく
船に乗せる相応の対価を払わせているだけ
というスンダの言葉には納得。

食事の前にはお祈り、という大ババ。
僧院にじゃなくもっと崇高な存在に捧げる
祈りですがスンダはそういうのは
あまり好きじゃないとさっさと食べ始めましたが
それを否定するわけでもないらしい。

フリュネはよんだけど来ないそうです。

夜、ネッサのことを思うクレイン。

『いるんなら でてこいよ ネッサ。』

「ネッサのことばっかり考えて!」
ということばを思い出し

『そのとおりにしてみた。』

目を閉じて、ネッサとの日々を思い出します。

『なんだか 腹が立ってきた。』

翌日もクレインが洗濯ものをはこんでくると
フリュネが着替えていました。

このあたりにある服を
自由に着替えていいといってくれたとのこと。

「おかしいでしょうか?」

と服をみせるフリュネ。

「ああ いい。とても。」

ちょっと頬をあからめるクレイン。

そのとき風でとんだパンツが顔にかぶり
転んで洗濯物もちらばってしまい
顔をあわせて笑いあうフリュネとクレイン。

ネッサはいるけど出てこないというクレイン。

「やっぱり。」

「やっぱりってどういうこと?」

「ネッサは 

 嫉妬しているのかもしれません。」


「嫉妬?」

「ネッサは あなたを慕っています。」

「慕ってるっていうか

 遊ばれてるっていうか。

 でも 嫉妬って・・そうなのかな。」


「お気に入りなのですね。それが。」

手に持っていたのはさっきのパンツ。

「ネッサは 君のドッペルかなって

 最初は思ってた。

 でも ネッサは ネッサの入ってたブローチは

 その・・勝手に持ち出したってことは

 だから あの連中に追われてるの?
 
 あの変な人が言ってた

 世界のいとしい娘たちってどういう意味?

 ごめん 聞いてばかりで。

 でも やっぱり気になって。

 ひとつだけ答えて。

 君は ネッサのことが嫌いなの?」


「あの子を 好きになってはいけないんです。」

「どういうこと?

 よくわからないよ。」


そのとき、アラームがなりました。
船の温度があがっていて
システムのどこかに異常があるらしい。

原因を調べる大ジジ。

エンリたちも暑さにたえかねて
風のはいるクレインたちのいる場所に
やってきました。

暑いからと服を脱ごうとするタカミーをみて
フリュネも脱ぎ始めました。
驚くエンリに

「何か?」

と不思議そうにいうフリュネ。



操縦室に何か手伝えることがあったら・・
と入っていったクレインですが
システムに穢れがうつる、と
冷たい大ジジ。

クレインはトイレにいき
コンピューターを操作。

大ジジはエラーの箇所をつきとめるべく
がんばっていますが
そこへ声をかけるクレイン。
このノイズはネッサのせいかもというと
大ジジには相手にしてもらえませんが
スンダはちゃんときいてくれました。
そしてさらなるエンジントラブル。

「ネッサは呼び出せないのか?」

「無理。すねてかくれてる。」

「すねてだと?何をやった!」

「別に・・。」

とにかくネッサの機嫌をなおすしかなさそう。

スンダはみんなにネッサを捜せと命令。

「今 この状況を打開するには

 どこかに隠れたネッサを
 
 捜し出す必要がある。」


「ネッサ?あの子 いったいなんなの?」

「とんだトラブルメーカーだが

 大切なドッペルだ。」


クレインがネッサのデータをおいかけて
指示をするので、ネッサの興味をひくようなことを
何かすればきっとでてくる・・と
おいしいを踊って表現してみせてと
いわれたことを思い出し
みんなダンスをはじめました。

「なんか 違う気が・・。」

そのとき船が揺れ
船のかたほうにすべりおちてしまうみんな。

クレインの下にはフリュネが。
エンリにすぐ蹴られました。

「すてき すてき〜。

 おしくらまんじゅうって

 あったかそうで ネッサ好きよ。」


「いや ただでさえ暑いんだってば。

 あっ!いた!ネッサ!」


ネッサをみつけましたが
すぐに姿を消してしまうネッサ。

クレインがデータをおいながら
みんなはゴーグルをつけてネッサをさがします。

オーブンの中にいたのをみつけたら
次は通路に。

船の中に僧院のカメラがしかけられていて
フリュネもモーランみつけられてしまいました。

「みつけましたよ。

 いとしい娘たち。」


フリュネとともにネッサの姿もモニターにうつりました。

「やはり 娘たちは共に 

 とりもどしましょう。

 先にあの子を」


そのとき、フリュネが船から出ていこうと
しているのを知り、とめにいくクレイン。

「私がいるから

 ネッサは出てこないんです。だから。」


「違うよ。ネッサは たぶん

 もうすねてたことなんて忘れてる。

 自分がかくれた理由なんかもう忘れて

 ただ かくれんぼうを楽しんでるんだ。

 ネッサはああいう自由なやつだし。」


「だから ブローチから

 出さないでほしかった。」


「どうして?」

「目のまえにあらわれてしまえば

 つらくなります。」


「どういうこと?」

「僧院にとって大事なのは

 私より ネッサなのです。

 だから あの子を連れて

 いっしょに すべてを終わらせたかった。」


「終わらせる?なんで そんな。」

「愚かな繰り返しを終わらせることでしか

 私たちには・・。」


「違う。きっと違うよ!

 終わらせちゃったら

 何もはじめられないじゃない!

 何も新しいものみつけられないじゃない!

 ネッサには 一瞬 一瞬が

 新しいって気がする。

 生まれたての 赤ん坊みたいに。

 だから すべてが 楽しくて。

 俺も この船乗って 

 ちょっとだけ 楽しいかなって

 思える時があって。

 自分でも 意外なんだけど

 今まで見えなかったものが

 見えてくるのが楽しいって。

 何か自由かもって。

 だから ネッサは自由なんだ。

 気持ちの持ちようで フリュネだって。」


「言わないで!」

「えっ?」

「いいかげんなこと 言わないで。

 あなたは 何もわかってない。」


「だったら ちゃんと話してよ!

 言ってくれなきゃ

 わからないに決まってる!」


「もう 構わないで!」

部屋の奥にいってしまうフリュネ。

そこにしゃがみこんでひざをかかえていると

「フリュネ?」

とネッサが。

「フリュネも かくれてるの?」

「ネッサ。」

「違うの?

 フリュネは 悲しいの?」


涙をうかべるフリュネ。

「ネッサは 悲しいも嫌いよ。」

「違うわ 隠れてるだけ。」

「かくれんぼう?」

「うん みつかったね。」

「みつかった?誰に?」

「ネッサよ。ネッサは鬼じゃない。」

「鬼?ネッサ 鬼だったの?

 ネッサがフリュネをみつけていいの?」


「ネッサが嫌じゃなければ。」

「ヒヒ。ネッサ フリュネ み〜つけた!」

「見つけただけじゃダメ。

 わたしの手をつかまえて

 みんなのところへ連れてって。」


フリュネの手をとるネッサ。

「うん。フリュネ、捕まえた!」

『フリュネがネッサを

 いや ネッサがフリュネを

 連れてきたことで

 人騒がせなかくれんぼうは終わり

 システムは無事に回復した。

 ネッサはあれから あたりまえのように

 この船に居ついている。

 あと かわったことといえば

 フリュネがみんなといっしょに

 食卓を囲むようになったことと

 笑顔が ちょっとだけ

 多くなったこと。

 操縦席で 計器を眺めても

 出て行けとは 言われなくなったこと。

 そして あの股間の布が・・

 赤にかわったこと。』





フリュネ、ちゃんと言わなきゃわからないよ!
とクレインのいうとおり。
スンダたちは何かわかってそうだけど
クレインに至ってはフラクタルシステムが
当然の世界にいたんだから
スンダたちのような暮らしも驚きだし
フリュネがなんで逃げ出して何をしようと
しているのか見当すらつかないと
いったところでは。

フリュネのドッペルじゃなく
フリュネの妹のドッペルが
世界の鍵で、それをたぶんこの先
あうつもりもなかったクレインに
渡したということは
ネッサの存在自体を破壊するんじゃなくて
とにかく僧院から離せば
そのうち世界崩壊、というか
フラクタルシステムをたもてなくなる?

まだ5話では明らかにならないのかなあ。

さっそく船にはもうカメラが侵入してるし
行き先もきっとバレバレ。

あのふんどしは・・
懐古趣味でもよくやるなあ。





クレイン…小林ゆう
フリュネ…津田美波
ネッサ…花澤香菜
エンリ…井口裕香
スンダ…浅沼晋太郎







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2011.02.23 Wednesday 11:24 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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