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フラクタル 第8話「地下の秘密」

 第8話「地下の秘密」
グラニッツの飛行船。
フリュネとクレインは囚われたまま。
クレインは撃たれていて
心配するエンリ。
ネッサはクレインが撃たれたショックで
暴走して、一時的に飛行船のシステムの中に
こもったから無事。

もともと、はぐれたクレイン達を
さがしにでかけたので
フリュネはGPSの発信機をもっていて
どこにいるかは追えるとのこと。

僧院関係の施設に着陸した船。
撃たれて苦しそうなクレインが
きいたのは、バローを「父様」と
よぶフリュネの声。

バローとフリュネ。
フリュネの腰に抱きつき
顔をおなかにすりよせるバローが気持ち悪すぎる。

「やっと帰ってきた。

 いい香りだ。

 私のいとしい娘。」


「私は臭いのではなかったのですか?」

「そもそも 女は臭いものです。

 だから汚らわしくて愛しい。」


「なぜ まっすぐ

 僧院へむかわなかったのです?」


「あそこではなかなか

 自由な時間がとれませんからね。

 パパは おまえと

 二人の時間がほしかった。」


クレインは治療室。

「おまえの

 大事な友達のようだからね。」
 

ほっと息をはくフリュネ。

「どのくらい大事なのかね?

 もうしっぽりとした仲なのかな。

 おまえにはまだ

 鍵の資格があるのかい?」


「えっ?」

「確かめなければね。

 鍵でいられるのかどうか

 祭司長に引き合わせる前に。

 おまえがパパの言うことを

 素直にきくのなら

 あの子の治療をしてあげても

 構わないのですよ。」


治療室に運んだけど治療するとはいってない
かわりに確かめさせろとどこまでも卑劣なバロー。

クレインを助けにいくとさわぐエンリに
いろいろ準備をしてからというスンダ。
ネッサも同じく助けにいくといって
こちらはそのまま消えてしまいました。

意識を取り戻したクレインのそばには
ネッサと同じ顔のあの少女がいました。

6時間は安静にと無表情で言う少女。
看護していたのではなく
クレインが逃げないように
見張っていただけだそうです。

スンダは他のロスミレグループに
いっしょに僧院を攻撃するよう提案。

しかしそのリーダーは
待っているうちにフラクタルシステムが
自然とおわるんじゃないかと
消極的。

「老い先短いやつは無責任でいい。」

と思わずつぶやくスンダ。
結局、協力はのぞめず。

クレインが脱出口をさがしていると
さっきの少女がまた入ってきました。

フリュネの名を口にすると

「私 フリュネ」

という少女。

「はっ?いや 

 君もそういう名前なのかも

 しれないけど 俺のあいたいフリュネは

 その・・特別なフリュネなんだ。」


「特別なフリュネ?姉さまのこと?」

「姉さま?」

「違うの?

 かわりのフリュネの中にいるの?」


「代わり?何言ってるの?

 フリュネはフリュネだし

 かわりなんか。

 俺のフリュネにあいたいから

 さがしにいくんだよ。」


「あなたの?」

「あっ 俺のって・・

 その 別に 俺のものってわけじゃなくて
 
 なんていうか 俺の親しいっていうか

 いや・・そういういい方も

 ちょっと。」


結局、グラニッツ単独でのりこむしか
ないところへ、ディアスからコンタクト。

他のグループを誘って
僧院を攻撃するのはスンダらしくないと
思ったようです。

「何かおもしろいものでも

 つかんだんじゃないの?

 たとえば 鍵とか。」


しらばっくれるスンダですが
協力を申し出るディアス。

少女がクレインを連れ出してくれました。
そこにはたくさんのネッサと同じ顔の少女が
液体の中に入れられていました。

「ネッサ?

 これって・・君のドッペル?」


「フリュネよ みんなフリュネ。」

「フリュネ?えっちょっと待って。
 
 頭がおかしくなりそう。」


その中からひとり外へだされました。

「さわれるの?」

「フリュネは何人もいるし

 何人でも作れるの。」


その手にふれてみるクレイン。

「ドッペルじゃない。

 まさか クローン?」


「クローンじゃなくて フリュネよ。」

「なんでこんなこと?」

「鍵だから。」

「鍵?」

「わからないけど フリュネのこと

 そう呼ぶ時もあるの。」


スンダやコリンの言っていた言葉を
思い出すクレイン。

『鍵っていったい・・』

「探してるフリュネ いる?」

「いや。」

「他をみる?」

「他にもまだ。」

「別の部屋にも。」

「ありえない。」

「そこも見る?」

「いや 俺のさがしてるフリュネは

 ここには・・。」


そのとき、クレインが転んだせいで
少女の手に怪我をさせてしまいました。
その手にハンカチを巻いてあげるクレイン。

「でも これっていい目印かも。

 みんなの中にいても

 君ってわかる。」


「私が?」

「ああ。」

「特別。」

「え?そうだね。

 一度戻ろう。

 これ以上は 君にも迷惑がかかる。」


「来た道の 反対側の通路にはいって。

 そこからなら あまり人はいない。」


「えっ?」

「捜して。あなたのフリュネ。」

フリュネに診察台にあがるようにいうバロー。

「何を調べるかはわかってるんだろ?」

というその台は婦人科検診につかうような
足をかけるところがついているもの。

「私がここでみていてあげるから

 心配ない。」


ってほんとに変態!!

しかしそこへあらわれたネッサ。
機械がショートし火花がとび
フリュネも助かりました。

クレインのところへいくというネッサを
つれていくフリュネ。
せっかくかくれんぼだからと
ネッサを静かにさせたのに
クレインにばったりあって

「み〜つけた!」

と声をあげたので
兵士にみつかってしまいました。

安全な道へ逃げ込むフリュネたち。

「よくこんな抜け道を。」

「ここで育てられたから。」

「そうなんだ・・あの人に?」

「どうして そんな?」

「父様って呼んでたの きこてたから。」

「育ててくれた人です。

 鍵として。ただそれだけです。」


「鍵?」

「あっ。」

「その言葉 何度かきいた。

 ネッサのことを鍵って言った人がいた。

 そして フリュネのことを

 そう言った人も。

 どっちが正しいの?どっちも嘘?

 それとも どっちも・・。」


「だから 私は 

 すべてから逃げようとした。

 自分がただの鍵でしかないことが

 いやでたまらなかったから。

 自分が自分で無くなることが
 
 恐ろしくて・・・。

 それで 私はネッサを連れて

 僧院を抜け出し そして・・

 そして あなたと出会った。」


その言葉をきいて
頬をそめるクレイン。

ネッサがどっちへいけばいいの?と
無邪気につぶやき、他の部屋にいくと
そこにはまたたくさんのフリュネ。

それがさっきとは違い次々に
消されていきました。

「これも私。

 使い物にならないと

 烙印をおされた みんな私。

 彼女たちは 幼いころの

 私の姿なのです。」


涙をうかべるフリュネ。

「いやよ・・いやよ・・

 ネッサ 悲しいのは嫌いよ
 
 哀しいのは。」


とまたネッサが消えました。

「ひきこもったんだよ。

 あんまり悲しくて。」


そして運ばれてくるフリュネの中に
さっきハンカチをまいてあげたフリュネが
まじっていました。

クレインを逃がしたペナルティーで
こんなことに・・と助けようとするクレイン。

「そんなことをしても 

 意味がありません。

 この子たちの・・私のかわりは

 いくらでもいます。

 助けても無駄。

 次から次へと消されていく。」


「この子も 同じことを言った。

 でも そんなふうに考えるのは

 絶対おかしいよ!

 フリュネはいっぱいいるかもしれないけど

 俺の 目の前に居るフリュネは

 特別なフリュネなんだ!

 この子たちだって

 それぞれ 誰かに出会えば

 その相手の 特別な一人になるんだよ。

 そしたら もう代わりなんて

 どこにもいない!」


「クレイン。」

「だから助けなきゃ!」

そこへバローがあらわれました。
そのとき警報がなり
スンダたちがやってきた様子。

攻撃のどさくさでバローから逃げ出した
クレインとフリュネ。

攻撃の前に救出をする作戦に
ディアスは協力する気はなく
開発した新兵器をためしたかっただけのよう。

脱出ルートをさがすフリュネとクレインに
さっき助けてくれた子が炎の中から
シェルターの場所をおしえてくれました。

「君もこっちへ!」

というクレインに何もいわず
さっきクレインがまいてくれた
ハンカチに手をやる少女。



あのたくさんのネッサと同じ姿のものが
みんなフリュネ。
今、クレイン達といっしょにいたネッサは
特別なネッサ?
次から次へと作られていらなくなったら
廃棄されるというものの
クレインとたったあれだけ触れ合っただけで
もう自分の意志を持つものに変化するくらいだから
非人道的にもほどがある。

バローの変態ぶりにも驚きました。
僧院のあやしさがうかがえるというものです。

クレイン…小林ゆう
フリュネ…津田美波
ネッサ…花澤香菜
エンリ…井口裕香
スンダ…浅沼晋太郎

バロー 宮本 充
ミーガン 豊崎愛生
ゲイル  塾 一久
コリン 神谷浩史







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2011.03.23 Wednesday 11:27 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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