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フラクタル 第9話「追い詰められて」

第9話「追い詰められて」
外へ出られたクレイン達。
しかしそこは建物も何もかもなくなっていました。
しかし空にはスンダたちがいて手をふるクレイン。

僧院。

「かつて 神に届く塔をつくった人々には

 天罰がくだされたそうです。

 だとすれば 今 

 われわれが受けているのも

 その罰かもしれませんね。」


というモーランに

「皮肉のつもりか!」

と怒鳴るバロー。
眼帯をしていますが無事だった。

「ロスミレどもめ!

 誰も見つけえなかった

 鍵の製法を見つけたこの私に!

 世界の救世主たるこの私に!

 なんという侮辱!

 なんという屈辱!」


フリュネたちが救助される映像が
うつりました。

「やっぱりみ〜つけた。

 お前は やはり しぶといねえ。

 ナンバー 152589・・。」


「あまたの少女の

 愛と命をすって ありつづける。

 世界は なんと 醜く残酷で

 もろいものなのでしょう。」


「恨みごとか?

 それとも神になったつもりかね?!

 ナンバー141923・・。」


モーランもクローン。

「自らの分は わきまえております。

 我々の神は あの方ただひとりのみ。」


「ならば どうなさるおつもりかね?

 気高く 誇り高き 祭司長殿は!」


「永遠に繰り返される

 自己相似形の連鎖。

 部分が全体を肉包し

 どの階層でも

 互いに補完しあうよう
 
 つくられた世界 フラクタル。

 その目的は 肉包する すべての人の

 欲望を 願いを かなえること。

 ならば 祭司長たる私のなすべきことは

 きまっています。」


全世界の人にむけてメッセージを送るモーラン。

「世界は今 滅びの危機に面しています。

 世界を支える フラクタルの大樹の枝は枯れ

 その実をはぐくむ力を失おうとしている。

 おのを持つのは ロストミレニアム運動を

 行う民たちです。

 そのひとつひとつは小さなおのでも

 絶えず打ちつけられれば

 大樹をも揺らすのです。

 もはや慈悲は尽きました。

 世界は 彼らの死を望んでいます。」


エンリとタカミーもその声をきき
まわりにいた町の人に声をかけられ
あわててみんなのもとへ。

「フラクタルのみもとにおいて

 彼らに 永遠なる魂の平穏を!」


ネッサはなかなか熱がさがらず
フリュネとクレインが看病していました。
クレインがフリュネにも休むようにいうと
その手を握るフリュネ。

「ならば クレイン

 いっしょに寝てくれますか?」


「いっ!?」

「夢を見たくないんです。

 だから。」


「フリュネ。」

その手に自分も手をのせるネッサ。

「仲間はずれはきらいよ」

スンダのところへ戻ったエンリですが
すでに対応に追われていました。

ネッサの額に手をあててあげるフリュネ。

「そうしてると 本当に姉妹みたいだね。」

というクレイン。

「いや 本当の姉妹・・なのかな。

 っていうか 二人の関係って えっと・・。」


部屋の外で、話すフリュネとクレイン。

「ネッサは かつて存在した

 私と同じ顔をした 最初の少女。

 私たちが『神』とよんでいる少女に

 宿っていた人格 心です。」


「心。」

「そして 私は 体。

 その心のために用意された

 肉の器。

 その2つ 分かたれた肉体と記憶が

 1つになることで 

 鍵が生まれると言われています。

 そして その鍵こそが

 長年のエントロピーの蓄積で

 崩壊しかかっている フラクタルの

 再起動を可能にするものなのです。」


「今 1つになるって言ってたけど

 それはどういう・・。」


「わかりません。ただ おそらくは

 それが行われたとき

 私もネッサも・・・。

 今のままではいられないでしょう。」


ネッサが、いらないフリュネが
処分されたときのことを
思い出して悲鳴をあげました。

「とけてくの。

 ネッサが消えちゃうの!

 痛くて さむしくて

 消えたくないよって!

 さみしいのは嫌!

 痛いのは嫌!

 消えるのは嫌なのー!」


「しっかりして ネッサ!」

「ねえ クレイン

 ネッサも消えちゃうの?」


ネッサを強く抱きしめるクレイン。

「大丈夫。俺は知ってるよ。

 ネッサがどんな女の子で

 何が好きで 何が嫌いで

 どんなふうに怒って

 どんなふうに笑うのか。

 俺にとって ネッサはネッサで

 フリュネはフリュネだ。

 ふたりとも特別で 大事なんだ。」


ネッサもおちつきました。

「今 俺はネッサを感じてる。

 ネッサはどう?俺を感じる?」


「うん。クレインがいる。」

「なんか まだ ちゃんとは

 わかんないんだけどさ

 こういうのって

 なんかうれしいよね。」


とフリュネの手もとるクレイン。

それをかげできいていたエンリ。
そこへタカミーがやってきました。

町の人たちが僧院からの言葉をきいて
グラニッツ一家にすぐでていくように
つめよっていました。

私たちは人間らしく生きたいだけと
いうエンリに、僧院を消して
人を殺したのは本当かという町の人。

「事実だ」と認めるスンダ。

結局、「人殺し」とののしられて
町を出るしかなくなりました。

スンダにすがりついて泣くエンリ。

「みんな人間だな。

 あきれるくらい正直で

 悲しいくらい正直だ。」


僧院がいろいろやっているのは
フリュネとネッサと差し出せというメッセージ。

「だが お前達を差し出したら

 俺たちの勝ちはない。

 フラクタルが再起動されて

 この世界が また

 ずっと続くことになる。違うか?」


「違わない・・と思う。」

「だから 安心しろ。

 別に おまえたちのためじゃ・・」


そのとき、みんながいた村が攻撃されたという
知らせがはいりました。

ロスミレのリーダーたちの会議でも
そのことがとりあげられ
静観することになりそうなのに
異議ありと意見するディアス。

その声に若いリーダーからは
今こそ戦う時だという声があがります。

スンダがフラクタル再起動の鍵を
持っているとみんなの前で公表するディアス。

「今こそ 全氏族
 
 1000年の悲願を成就させるときなのです!」


大会議の結果、戦うことに。

「決戦だ!

 ロストミレニアムの全氏族は

 持てるすべての戦力を投入して

 僧院に総攻撃を仕掛ける!」


スンダのところへいくクレイン。

「ロスミレは 今ある世界を

 壊そうとしているんだよね?」


「ああ。」

「そのあとはどうするの?」

「お前は 

 どんなふうになったらいいと思う?

 どんな世界が望みだ?」


「世界のことなんか わからないよ。

 でも 僧院のやり方は 違うって思う。

 俺も戦った方が・・

 一緒に行ったほうがいいのかな?」


「フッ。似合わんことはやめとけ。」

「でも!」

「どうしてもってんなら 命令してやる。

 クレイン お前はこの村に残って

 フリュネとネッサを全力で守れ。

 ふたりはこの村においていく。

 つれていって 僧院に奪われるわけには

 いかないからな。

 それにな。これは やっぱり

 俺たち ロストミレニアムの戦いなんだ。

 お前は 俺やエンリ 村のみんなの

 友達ではある。だが 仲間じゃない。

 わかるな?

 っと お前にやれる仕事が

 もうひとつあったな。」


クレインがみんなの写真を撮ることに。
タカミーはブッチャーの遺影ももってきました。

「じゃあ いくよ。」

タイマーセットしてクレインもいっしょに。

エンリは別れ際にクレインに
気持ちを伝えようとしますが
もじもじする姿に「トイレなら・・」
とデリカシーがないことをいって
ぶんなぐられましたw

「私たちが帰ってくるまでに

 少しは そのエッチをなおしておきないよね!」

ふたりの様子を見て笑う人達をみて

「どうして みんな笑えるのです?

 こわくないのでしょうか。」


とたずねるフリュネ。

「だから 笑うんだよ。

 怖いから 笑うんだ。」


とスンダ。

「やはり 怖いのですね。死ぬのは。」

「だがな それより もっと怖いのは

 大事な人を守れずに死ぬことだ。

 だから まあ お前も死なないように

 しっかりこの村で クレインに守られてろ。」


「そうですね・・。ええ

 精一杯 守られようと思います。

 許される限り。」


そしてスンダたちが発進。
見送る女性や子どもたち。
エンリはもちろん船に乗り込んでいます。

クレインたちは家をもらい
そこで3人で生活。

「綺麗ね。」

「そうね。」

「この世界には いろんな人がいて

 フラクタルがほしくて

 フラクタルがきらいで

 フラクタルを壊すために 守る為に

 戦おうとする人たちがいて。

 でも 人間の想いなんか

 ちっとも関係なく 世界は綺麗で。」


「クレイン。

 クレインは 何を願いますか?

 昼の星に。」


「いつまでも みんなと

 一緒にいられますように・・・かな?」


「なら かなうの!

 だって クレインとネッサとフリュネは

 これから ずっと ず〜〜〜〜っと!

 一緒がうれしいの。

 そうでしょう。」


「そうだね。」

「ええ。」

夜。クレインとネッサは眠っている間に
ひとりででていくフリュネ。

「ねえ クレイン

 本当をいうとね

 私にもわからないの。

 どうして あのとき 

 あなたのところにネッサを

 おいていくつもりになったのか。

 でも 間違ってなかった。
 
 そう思うわ。

 これからも ネッサが

 美しかったころの私が

 ずっと あなたのそばにいてくれるなら

 私はそれでじゅうぶん。

 だから 私はいきます。

 もし 少しでも

 モーラン祭司長や 父様を

 説得できる可能性があるとすれば

 それはきっと 鍵の半分である

 私だと思うの。

 黙って出ていって ごめんね。

 でも 私が 僧院を飛び出したことから
 
 すべてがはじまったのだから

 やっぱり 私が戻って

 終わらせないといけないと思う。

 そう できる。そうしたいって

 思わせてくれたのは 

 クレイン。あなたやネッサ。

 それに 出会ったすべての人たちの
  
 おかげです。そのすべてに感謝を。
 
 ありがとう。愛をこめて。フリュネ。」


置手紙を読んで怒るクレイン。

「3人でって 言ったばかりじゃないか!

 なのに 勝手に 全部

 ひとりで全部きめちゃって。

 なんだよ。しおらしいこと言っておいて。

 進歩ゼロじゃん!
 
 自分勝手で わがままで

 全然 最初にあったときと

 かわってないよ!」


「ねえ クレイン。どうするの?」

「どうもこうも
 
 もう知らないよ!フリュネのことなんか!」


「針千本!」

「おおっ!」

「うそつきは 飲まなきゃなのよ!

 ネッサは フリュネが好きよ。

 最初は ちょっと怖かったけど

 今は いっぱい いっぱい好きだから

 いないのは嫌!

 クレインは フリュネが好きよね?」


「あっ・・。おっ・・俺は・・。」

「ネッサは 好きが好きで 幸せで

 幸せが いっぱい大好きなの!

 クレインは?」


「ああ!好きだよ!

 俺は フリュネが好きだー!

 くっそ〜 あのバカフリュネ〜!」


走っていくクレイン。

ロスミレの艦隊は戦闘にはいりました。

クレインとネッサはフリュネをおうことに。

『まってなよ フリュネ。

 絶対に 君を捕まえる。

 そして 今度こそ 離さない。』

「いいかい つかまったら 世界も君も

 たいへんなことになるんだ。

 それでも いくんだね?」


「だって 約束だもの。

 もう ず〜〜〜っと 一緒だって」


「わかった!いくよ!ネッサ。」

「よーそろっ!」


クライマックスに近くなってきました。
こういうお話で戦いはやはり避けられないの
でしょうか。
ロスミレのみんなが無事でありますように。

僧院のモーランもクローン?
フラクタルシステムがその感情も
操っているの?バローはたまたま
鍵の秘密をしっただけのようだし
どこまでが生身の人たちなのか。

ネッサとフリュネが二人合わさって鍵と
なるとのことですがその二人が
フラクタルシステムとは違って
人間らしい心を持っているように
みえるということは
そもそもフラクタルシステムも始まったころは
それがよかれと思って作りだされた
もっと人間らしいシステムだったのかなと思ったり。

クレインがフリュネを救いにいこうと
するところはいかにもヒーローらしい。

だけどフリュネ、何もかも自分でやろうとして
結局ややこしいことになるのに
変わったところもあるけど
そういうところは本当に前とおんなじ。



クレイン…小林ゆう
フリュネ…津田美波
ネッサ…花澤香菜
エンリ…井口裕香
スンダ…浅沼晋太郎

バロー 宮本 充
ミーガン 豊崎愛生
ゲイル  塾 一久
コリン 神谷浩史







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2011.03.30 Wednesday 11:21 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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