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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない 第2話「ゆうしゃめんま」

第2話「ゆうしゃめんま」
一面の菜の花畑の中でじんたんに
だきついてお願いするめんま。

「じんたん・・ 私のお願い かなえて」

秘密基地にいたのはぽっぽ。

「それって 

 よみがえりみたいじゃん!!」


「へっ?」

「すげえよ!

 めんまが願いかなえてもらうために

 帰ってくるなんて!」


考え方が柔軟で
受け入れるのが早っ!

「いや

 俺の見てる幻想だと思うんだけど。」


「幻想?それってファンタジー?

 かっけー!

 な ここにもいんの?

 めんまー!俺だ!」


とあちこち探して声をかけはじめるぽっぽ。

『勢いでめんまのことを

 くちばしっちまったけど

 まさかここまで

 素直に受け入れられるとは・・』


だけど、めんまはここにはいないし
いてもぽっぽには見えないのかな?

「だめだ。俺には見えん。」

「だから あくまで 俺の・・。」

「やっぱ じんたん 強ぇよ!」

両手をぎゅっとこぶしにして
力強くいってくれたその言葉に
はっとするじんたん。

ぽっぽは高校にはいかず
バイトでお金を貯めて
海外にいろんなところを
旅しているとのこと。
日本にいるときはこの秘密基地を
使っているそうです。

子どもの頃のぽっぽを思い出すじんたん。

「じんたん 強ぇ〜!」

とさっきと同じポーズで言っていた
坊主頭の幼いぽっぽ。

『あんなに ちびだったのに

 やたらでかくなって・・

 だけど・・』

「かわらないな。」


やっぱり変わらない。

めんまのお願いが何か考えるぽっぽ。

じんたんの持っている「ですよ。」の
サインがほしいとか・・
でもそんなんでわざわざでてくるとも思えない。

「もしかして あれじゃね?」

めんまは一人で夜道を歩いていました。
おばさんといる犬をみかけて
かわいくてよっていくものの
犬には吠えられてしまいます。

あなるは友達といっしょに
ファーストフードショップにいました。

じんたんの家にいった話に。

「ひきこもりの相手させられて

 最悪ぅ。」


「で でもさ たまにない?」

「はあ?」

「ほら なんとなく気がのらないとか

 朝つらいとか

 私だって たまに・・。

 うん よくあるしさ。」


あなるがじんたんのことを
かばいますが、友達からは

「今頃鳴子で

 エロいこと考えてるよ?絶対」


とキモ扱い。

そのそばで勉強していたつるこが
不快に思って音をたてて椅子をひき
でえていきました。

つるこに気付いたあなるは
テーブルの上に忘れていったノートを
持ってあとをおいました。

「つる・・。鶴見さん!

 ちょっと待ってよ。忘れ物。」


立ち止まったつるこは
ノートをうばいとりました。

「こういうときは 

 放っておいてくれていいから。」


「えっ?」

「緑高の子と話してるとこ

 誰かにみられたら恥ずかしいし。」


「な・・何それ!?

 ちょっと!

 人がせっかく持ってきてやったのに!」


そのまま行こうとするつるこの前に
たちふさがるあなる。

「頼んでないから。」

「はあ?」

そこへやってきて険悪なふたりをとめるめんま。

「ダメダメ!やめて。」

「いつからそんな偉そうになったの

 あんた!

 昔は いつも おどおどしてて・・。」


「そっちは変わってない。」

「えっ?」

「昔から 人に影響されやすかったから

 あなた。

 一緒にいた またの緩そうな女たちと

 そっくり。

 昔はいっつも

 本間芽衣子のまねしてたのに。」


「し・・死んだ子の名前

 軽々しく口にするな!」


目に涙をうかべて叫ぶあなる。

「自分で言って自分でつらくなるなんて

 救えないわね ホントに。

 あなたも ゆきあつも。」


「えっ・・。」

つるこは行ってしまいました。
その場にすわりこんでしまうあなる。

「めんま・・。」

『めんまみたいに なりたかった。

 あの日・・。』

「ねえ じんたんてさー

 めんまのこと 好き なんでしょ?」 

『私が あんなふうにけしかけなかったら』


「だ だーれが こんなブス!」

えへへ〜と笑っていためんま。

『そしたら あんなふうに・・。』

涙をながすあなるの背に手を伸ばそうと
したときに、携帯の着信音がなり
あなるはかけだしていきました。

また一人になっためんま。

「カエルが鳴いたら か〜える

 カエルが鳴いたら・・

 めんま どこに帰ればいいんだろう」


ゲームショップでソフトをさがしているじんたん。
そこへバイトのあなるがとびこんできました。

「や、やあ。」

探しにきたのはのけモンの金。
ぽっぽから、めんまがレアのけモンを
欲しがっていたときいたじんたん。

中古なのに4571円。

商品をわたしながら袋から
手をはなさないあなる。

「宿海さ・・」

「えっ?」

他にお客がいたので結局「なんでもない」と
いきなり手を離しました。

じんたんは父から焼き肉といわれても
食欲ないと一目散に自分の部屋へいき
ゲームボーイを取り出して
のけモンをプレイ。

『めんまは まだ帰ってこない。

 俺のストレスが具現化した

 俺の幻想。

 もともと存在なんてしないはずなんだから

 でも・・でも。』


帰ってきためんまは
ゲームをしながら寝てしまったじんたんの
そばへきて、ゲームボーイの画面をみて
笑顔になると、じんたんの横によりそって

「ありがとね じんたん」

とお礼をいいました。

画面には

「ゆうしゃめんまは

 のけモンショップをみつけた」


の文字。

翌朝、ジョギングするゆきあつも
めんまのことを考えていると
新聞配達中のぽっぽにあいました。

「ぽっ・・久川」

「昔みたいにぽっぽでいいって。

 つれないじゃん。ゆっきー!」


「その呼ばれ方ははじめてだ。」

「まあまあ。

 そうだ ゆきあつ 知ってっか?

 じんたんのとこに

 めんまがよみがえりしたんだってさ。」


「あいつ いまさら・・。」

「えっ。」

「いや 宿海は めんまのこと なんて?」

「そう じんたん!

 久々にあったんだけどさ

 あいかわらず 強えんだぜー。」


「宿海は めんまのことをなんて?」

もう一度くりかえすゆきあつに
めんまが何かお願いをかなえてくれと
言っていたとおしえるぽっぽ。

目が覚めたじんたんに
おはようの挨拶をするめんま。

だけど風呂上がりでタオル一枚
まいただけの姿に
またまた狼狽。

胸はあんまり成長していないようだけど
じんたんには刺激充分なようす。

そこへたずねてきたぽっぽ。
昨日食べなかった焼き肉を
いっしょにごちそうになりました。

のけモンを友達と交換したらいい
というアドバイスをうけたみたいです。

「そうだよな すっかり忘れてた。

 めんまはみんなじゃなきゃ

 かなえられないって言ってたし。」


「だろ だろ〜。」

部屋に飾ってある賞状は
じんたんの校内マラソン大会3位や
何かの銀賞のもの。
中学までは優秀だったらしい。

「すごいな ぽっぽ

 どうして思い出したんだ?」


「ああ ゆきあ・・

 ああ なんつーの

 俺も幻聴みちゃってさ。」


どうもゆきあつに口止めされたようです。

ほかにのけモンを持っていそうなのは・・。

みんなの昔の写真にうつるめんまに
手をのばし

「やっぱり かわいいな」

とつぶやくあなる。

『あの頃 自分の癖っ毛やメガネが

 大嫌いで

 さらさらの髪のめんまが

 じんたんに好かれるめんまが』


「シール おそろいしよ」
あなるのゲームボーイに
シールはってくれるめんま。

だけどあなるは家に帰ってからそれを
はがしました。

『めんまが大好きなのに

 大っきらいで』


また涙ぐんでいると
母から庭の水やりをたのまれました。

そこへやってきたじんたんとぽっぽ。

思わずシャワーホースで水を
かけられました。

二人がこの家にくるのも久しぶり。
あなるはメガネをコンタクトにしているし
あなるという呼び名ももうイヤなお年頃。

レアポケモンはめんまの願いごとときいて
反応するあなる。

「めんまがどうしたの?」

「いや 夢枕にたったっていうか

 なんていうか。」


文句をいいながらも
ソフトをさがしてくれるあなる。

部屋の外に立っているめんま。

「さっきから 

 どうしてこっちこないんだ?」


「だって めんまがいると

 ママもあなるも

 悲しい気持ちになっちゃう。」


めんまの手をつかんで部屋の中に
つれていくじんたん。

のけぞりモンスター発見!
さっそくゲームをはじめるふたり。
ぽっぽは部屋にあったマンガ。

レアポケモンをゲットするためには
まず進化させないとダメ・・
とじんたんのゲームボーイを
手に取るあなる。

あなるのゲームボーイには
シールが上からセロテープで
もう一度はりつけてありました。
それをみつけためんま。

「あっ・・あなる。」

「どうした?」

「やっぱ あなる 変わってないよ。

 やさしくて ゲームとか

 マンガとか いっぱい持ってて

 あのころのままだよ。」

 
「そうだな。」

『こういうの なんだか久しぶりで

 嬉しいな』


涙をぬぐうめんま。

すっかり夕方。

自室にいたゆきあつは
クローゼットの中にある
めんまの服?!の匂いをかいで・・・

「めんま・・。」

と思いだしているようす。

ぽっぽとめんまも寝てしまった中
ふたりでもくもくとゲーム。

「できた ポイザーン!」

「やったー!じんたん!」

「イエーイ!」

とハイタッチしてはっと我にかえりました。

「あ ありがと 安城。」

「べ 別に。ひまつぶしになったし。

 協力した見返りって あんの?」


「うっ・・か 金か?!」

「違う!

 学校 来なよ。」


じんたんは返事なし。

ぽっぽも起きて、ケーブルをつないで
のけモンを交換。
じんたんのひじが触れ赤面するあなる。

「つうしんちゅう

 プラグを ぬかないでね。」


「やったあ!」

「のけモン・・」

「ゲットだぜー!」

大喜びの三人。

「よかったねえ じんたん。」

「ああ。」

にこにこしているめんま。

だけど・・

「お願い 違ったみたいだね。」

「ああ。」

「だけど いいこと いっぱいあったよ。

 じんたん あなるとぽっぽと

 また仲良しになったし!」


「完全に人ごとだよな おまえ。」

「えへへ〜。」

かけだしていくめんま。

「あぶないぞ!」

「だーいじょ〜ぶ〜。

 めんまは 最近は

 楽しいこと ばっか〜」


「お前 まさか・・。」

「で・す・YO!」

「寒い。」

「え?そうなの?」

『「まんまの最近は
 
 楽しいことばっか』

「俺も久々に楽しかった。」

『俺のトラウマは

 まだ消えようとしないけど

 あしたがあるなら

 謝るのは

 ゆっくりでもいいかって 思う。』


EDとCMのあとに
またゲーム画面。

「おめでとう!

 れあ のけもん

 なかよしきんぐ が うまれた!」


「へえ〜 ゲームみたい!」


いやいやいや、今いてくれるんだから
さっさとあやまっとこうよ、と思いました。
あのとき、謝れないまま
なかった明日がせっかくあるんだから。
今日の明日にめんまがいるなんて
保証ないのに。まあ願いごとかなえるまでは
いてくれるってことになってるからだろうけど。

ぽっぽはそうでもないけど
あとの全員、めんまのことを
ひきずってるんですねえ。
口にだすだけで涙ぐむって
そうとうなものです。
ゆきあつも幼いころのことなのに
その匂いをかぐっていうのは・・
ちょっとひく。

めんまは昔みたいに
またみんなが仲良くしてくれたら
嬉しいでしょうね。
あなるはすんなり元に戻れそうだけど
ゆきあつとクールなつるこは
もうちょっとかかりそう。




(じんたん) 宿海仁太 … 入野自由
(めんま)本間芽衣子 … 茅野愛衣
(あなる)安城鳴子 … 戸松 遥
(ゆきあつ)松雪 集 … 櫻井孝宏
(ぽっぽ)久川鉄道 … 近藤孝行
(つるこ)鶴見知利子 … 早見沙織







2011.04.27 Wednesday 11:14 | comments(0) | trackbacks(3) | 
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レアノケモンをゲットすれば成仏していただけるんですね? オゥ、考えてやるよ(成仏するとは言ってない) というわけで、 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」2話 いっしょにあそぼの巻。 ...
| アニメ徒然草 | 2011/04/27 11:48 AM |
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 #02
『ゆうしゃめんま』
| ぐ〜たらにっき | 2011/04/27 7:42 PM |
◎あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない...
ポッポに事情を話すと、すごいじゃんという。ここにもいるのとポッポのテンションがあがる。素直に受け入れられてしまった。そして、やっぱジンタンつえーよという。秘密基地はポッ...
| ぺろぺろキャンディー | 2011/09/07 4:00 AM |