[ ★仮面ライダーオーズ OOO ]
「仮面ライダーオーズ
前回の3つの出来事。
1つ。復活したメズールとガメルは
真木博士のもとへ集結。
2つ。メズールとガメルのヤミーが
大量のセルメダルを獲得。
そして3つ。
伊達明は 1億円のために
真木博士と手を組んだ。」
カザリ、真木、メズール、ガメルの
真ん中に立つ伊達さん。
「変身!」
バースに変身し銃をかまえます。
驚く映司たち。アンクは舌打ち。
真木の目が紫に。
「わっ!?あっ・・!」
「まずい・・!
おい 映司!意識とばすな!
持ってかれんぞ・・。」
「他人の心配してる場合?」
アンクをおってくるカザリ。
ガメルたちを銃撃をした後藤さんは
「うるさい!」
とはねとばされてしまいました。
おきあがろうとしたところへ
バースが銃で警告。
「うわっ!」
「後藤ちゃん 危ないから
ひっこんでたほうがいい。
これ 勝ち目ないでしょ。」
「伊達さん・・嘘ですよね!?」
「俺 今まで 後藤ちゃんに
嘘ついたことないでしょ。」
後藤さんのおなかをなぐって
気をうしなわせるバース。
オーズはガメルとメズールと戦闘中。
「わあっ!」
「あきらめなさい。」
「あきらめろ。」
そこへとんできたバース。
「伊達さん!
何かあったんですか?
調子あわせますから
言ってください!」
「ハッハッハ・・
嬉しいね。
そろって オレを買いかぶってくれちゃって。」
「うわっ!」
「でも これ・・
正真正銘お仕事だから。
こんだけ 稼ぐための。」
OP
「カウント ザ メダルズ
現在 オーズのつかえるメダルは」
アンクとカザリ。
「アンク もう一人の君が待ってるよ
こっちへおいでよ。」
「ふざけるな!」
「くそっ!
なんとか映司にコンボをさせて・・。」
気がついた後藤さん。
「まずい・・とにかく撤収を。」
ライドベンダーをみつける後藤さん。
「うわー!」
オーズは変身がとけ
ちらばるコアメダル。
アンクもおさえつけられました。
「つかまえた。」
「勝負あったようですね。」
映司のメダルを拾う真木。
手をのばそうとしても届かない。
さらに真木の目が紫に。
「火野 命までとろうってんじゃない。
そのメダルもわたしちまえ。」
そこへバイクでつっこんできた後藤さん。
「火野 ひくぞ!」
のりすてたバイクが爆発し
カンドロイドがいっぱいとびだして
敵のすきをさそいます。
アンクものがれました。
クスクシエへ戻ってきたみんな。
「伊達さんが裏切るなんて
そんな。」
「驚くことじゃない。
奴は最初から1億のために動くやつだ。」
「だからって・・
俺たちを裏切るような人じゃない。」
「どこがだ?こっちは
メダル2枚も持ってかれたんだぞ。」
「だから事情が!」
「どんな事情だ!?」
「アンク 待てって!
後藤さん 事情があるとしたら
やっぱり 1億円ですよね・・。」
「1億円・・でも そんなお金 何に?」
「伊達さんはずっと
医者がいなかったり
医療の遅れてる国で活動してて・・。
だから 医療関係の学校を
作りたいんじゃないかって。
たぶん それが伊達さんの言ってた夢だ。
ただ そのためのお金を
汚い手段で稼ごうとするとは思えない。」
「フッ!夢なんてのは
おまえら人間が 欲望を
都合よくいいかえただけだ。
きれいも汚いもあるか。」
「そんな・・。」
「もし 伊達さんが ほんとにそのために
俺たちを裏切ったんなら
からだのことで
焦ってるせいかもしれない。」
真木たちのアジト。
映司から奪ったメダルをしまう真木。
「奪ったコアは 誰のものでもなく
保管します。
いずれ それぞれの道が分かれたときに
所有者を決めましょう。」
「別れる道って?」
「ドクターは 僕たちの誰かを
暴走させたいんだ。
コア全部の器にして。
そうして 世界を終わらせる。」
「本気?ドクターのぼうや。」
「それはいずれ コアがあつまったときに。」
ボール遊びをするアンクに
声をかけるガメル。
「アンク。いっしょにやろうよ。」
「邪魔だよ!」
羽根をだしてぶっとばされました。
「うわあ。痛い・・。
お前・・!」
怒ってむかっていくガメルをとめるメズール。
「おやめなさい ガメル。
こうみえてもアンクなのよ。」
「そう。
それに成長もすすんでるみたいだしね。」
2階からみていた伊達さんはため息。
そしてまためまいにおそわれます。
「うう・・!」
『予想より早い・・か?』
ケーキをつくっている鴻上会長に
直訴する後藤さん。
「なるほど。
伊達君のために1億の前借り。
素晴らしい。」
「1億は無理でも
お借りできる最大限お願いできれば!」
「前借りの限度額は
君の年俸と 今後何年働けるか。
財団への貢献もろもろと
欲望の大きさを考慮して
算出される。里中くん。」
「7万8千円です。」
後藤さんショックw
「大きなマイナス要因は
君の欲望だ。
かつてのような つまらないプライドも
なくなったが 欲望も小さくなったようだ。
伊達君のサポートという位置に
安住しすぎたかな。
伊達君がいなくなったらどうする?
以前 あんなに
バースになりたがっていたのに
すっかり忘れたようだ。」
「いえ・・。今も いつ
バースになってもいいようにと。」
「君の欲望は
いつもここにとどまっている。」
とこめかみをさす会長。
「ここで感じたまえ!」
と胸に手をあてる会長。
会長と伊達さんに言われた言葉を考えながら
帰る後藤さん。
「伊達君がいなくなったらどうする?」
「オレを死なせないって言ってたの
そういう意味かと思ってさ。」
『あれは どういう意味だったんだ?』
真木と伊達さん。
「こうしてみる限り
まだ人間だよな ドクター。」
「さあ どうですか。」
「なあ ドクター。
世界をおわらせるって・・
本気なの?」
「終わらせます。
人も世界も 終わってこそ完成する。」
「そうかなあ?
ずーっと続くからいいんじゃないの?
自分が死んだ後も 何か残る。
ドクターだって その人形を残して・・。」
「残れば醜い残骸です。
美しいうちに 終わらせなければ。」
「グリードになって・・ね。
止めるのは無理か。」
「私はすでに 一度
姉の人生を終わらせています。
グリードになっているとしたら
あのときに・・。
君とは わかりあえると思ってません。
あの研究所にいるときからずっと。」
「なあ ドクター。
俺はけっこう好きだったよ。
あんたも 人形も。」
「伊達くん。
明日 再びオーズにしかけます。
君と二人だけで。
むこうも油断するでしょう。」
「OK。」
クスクシエ。
「あっ!あ!」
映司の目が紫。
「おい 映司 どうした?」
「真木博士だ。
メダルがよびあってる。」
「何っ!?こいってことか。」
「いくしかないでしょ。」
でていくふたり。
「ここか。」
車のライトで照らされました。
中からおりてくる真木と伊達さん。
「君たちのコア
特に 君の中の
紫のメダルをもらいます。」
「俺だって あげたいところですけど
無理ですよ。」
「たかが人間が それ以上
グリード化されてたまるか。」
「そうですか。では。」
伊達さんをみる真木。
「これも1億のためでな。」
「伊達さん。」
そこへ後藤さんもやってきました。
「後藤さん!」
「来なくていいのに!」
「伊達さん。
1億つくろうと思いましたけど
無理でした。」
「えっ?」
「でも ほんとにこんなことで
夢をかなえるつもりなんですか?」
「夢・・?」
「医療関係の 学校をつくる夢です。」
笑いだす伊達さん。
「ハハ どっから聞いてきたんだ そんな話。
違う。
蛇の道は蛇。
医者にも裏の世界はあってさ
金さえ出せば
最高の名医がいたりするんだよ。
ただ バカ高い。」
「じゃあ 1億円は その手術代?」
「まあ ほめられた手段じゃないし
自分の手で1億稼ぐ賭けに出た。
悪いね 後藤ちゃん。
俺 最初から 欲望まみれなんだ。
まだ死ぬわけにはいかねえってさ。
そのためなら お前たちとも戦える。」
「伊達さん・・!」
「フフっ・・見ろ。
俺の言った通りだろううが。」
「だったら・・
だったら俺が伊達さんを止めます。」
銃で伊達さんを狙う後藤さん。
「やっとわかりました。
伊達さんを死なせないってことは
ただ命の心配をするんじゃない。
俺が・・
俺の知ってる
伊達さんのバースを引き継ぐ。
それが
伊達さんを死なせないってことです。
そのためなら・・
そのためなら 俺も戦えます!」
「上等。
変身!」
「ちょ・・ちょっと待って!
それじゃ勝負になりませんよ!」
「バスターは出力アップしてきた。」
「でも・・!」
「火野!いいからみてろ。」
にらみあうふたり。
しかしその狙う先を
ドクターにかえるバース。
「すまねえな ドクター。
こんな仕事は 俺にしかできねえ。
あんたをグリードにするなってよ
会長が。」
「そうですか。そのために・・。
撃てませんか。
伊達君。
私にあそこまで近づいてきたのは
姉以外にはあなたがはじめてでしたよ。
そうでなければ 本当に
協力してもらいたかったのですが。
バースには自爆装置がついている。」
「伊達さん!」
「来るな!」
「マニュアルにかいてあったはずですが。」
「マニュアルは苦手なんだ。」
「では実際に体感してみてください。
良き終わりを。」
スイッチをおす真木。
覚悟する伊達さん。
「あっ!」
「おっ おっおっ・・
ん?ん?」
真木も不思議そうに何度もスイッチをおします。
「悪かったな。
俺は マニュアルが大好きなんだ。
あんたが研究所を出たときに
とっくに自爆装置は外しておいた。」
「ホッ・・。後藤ちゃん ナイス!
悪ぃな ドクター。」
しかしそこへグリードたちがあらわれ
バースを攻撃。
「伊達さん!」
「もうしわけありません。
私は用心深いんです。」
「裏切り者は死ぬのね。」
ふたたび攻撃をうけるバース。
「うわーーっ!」
「変身!」
「サイ ゴリラ ゾウ」
「サゴーゾ サゴーゾ」
「さすがだな ドクター・・。」
倒れる伊達さん。
「伊達さん!」
後藤さんがかけよります。
「伊達さん!伊達さん!伊達さん!
聞こえますか?伊達さんん!」
「ああ・・聞こえてるよ。
後藤ちゃん・・。
俺を死なせないってやつ
シビれたわ・・。」
「しっかり!今 病院へ・・。」
「医者はここにいるっつーの。
でも もういいや・・。
後藤ちゃんが受け継いでくれれば
俺は死なないってことだ。
そうだろ・・。」
「何言ってるんですか!
俺にはまだ・・。」
「自分を・・信じろ。」
意識を失う伊達さん。
「伊達さん?伊達さん!伊達さん!」
CM
グリードと戦うオーズ。
「あっ!うわっ!」
オーズおされぎみで
変身がとけました。
そこへ後藤さんが!
「・・後藤さん!」
「伊達さん・・ 一緒に戦ってください。
変身!」
後藤さんがバースに。
「ハーッ」
「カッターウィング」
バースが飛んだ!!
「ショベルアーム
キャタピラエッグ」
「ハーッ!」
とびまわって攻撃するので
まわりの被害も大きい。
「あいつ・・伊達よりひどい。」
「クレーンアーム
ドリルアーム
ブレストキャノン」
「ハーーーッ!
シュート」
「セルバースト」
グリードたちがやられたときに
アンクがメダルを奪って
満足そうな顔。
「なんなの あのバース。」
「メチャクチャだわ。」
「痛い・・痛い・・。」
そこへもうひとりのアンクが。
「アンク!」
羽根をだすとひとふるい。
「もう帰るよ。」
みんなきえました。
変身をとく後藤さん。
映司たちも伊達さんのところへ。」
「伊達さん・・?
伊達さん!
伊達さん!伊達さん!」
「あっ・・言い忘れた。」
伊達さんがおきあがりました!!
「退職金 俺の口座にふりこんどいて。」
後藤さん、驚きのあまり
その場にすわりこんでしまいました。
「ハハハ バカか。」
会長のところへいく伊達さん。
「失敗したが 最初に約束したとおり
危険手当だ。」
「いやいや・・本気で死ぬかと思いましたよ。」
「バースの後継者 後藤君を育てた
報酬と退職金。
しかし 残念ながら
5千万円にしかならない。」
「フッフッフ・・
真木博士からの前金5千万が
ありますからね。
ぴったり こんだけです。」
「素晴らしい!!
君の欲望 ミッションコンプリートだ!
おめでとう!」
無理やり手をとらされた里中さんが
迷惑そうな顔w
空港へみおくりにきた映司たち。
「じゃあ ここで。」
「手術 できるといいですね。」
「さあな。神のみそ汁だ。」
「神のみぞ知る です。
気をつけて。」
「ああ 生き残らなきゃ
学校もつくれないからな。
火野。おまえもいつかこい。」
「えっ?」
「おまえの欲 思い出せよ。
おい アンコ!
ったくおまえは・・
別れの言葉ぐらいないのか?」
「俺はアンクだ。」
「そんじゃな。」
後藤さんは銃の訓練。
『見送りませんよ 俺は
絶対に 生きて また・・。
それまでは俺が・・。』
飛行機をみあげる後藤さん。
よかったああああああ!!
伊達さんが死なずにすんで
本当によかった!!
CMの前はてっきりダメかと
思ったのに・・!
ナイス脚本!ナイスストーリー展開!
甘いと言われようとこれでよかった。
伊達さんの退場も納得できるし
後藤さんがバースになったのも
心から祝福できる!
後藤さんバースおめでとう!
マニュアル嫌いの伊達さんと
マニュアル好きの後藤さんという
設定もきいてました!
ちゃっかり1億かせいだ伊達さんだから
きっと海外でブラックジャック先生に
なおしてもらって絶対また元気な姿を
みせてくれますよね
(はがきでもいいから。)
夢と欲望の線引はあいかわらず
難しいですね。
欲望大好きな会長は
グリードとは気があいそうだなあ。
それにしても後藤さんの
7万8千円は
かわいそうだと思ったw
火野映司 渡部 秀
アンク・泉信吾 三浦涼介
泉 比奈 高田里穂
鴻上光生 宇梶剛士
里中エリカ 有末麻祐子
後藤慎太郎 君嶋麻耶
白石知世子・真木仁美 甲斐まり恵
真木清人 神尾 佑
伊達 明 岩永洋昭
カザリ 橋本汰斗
アンク 飛田光里
ガメル 松本博之
メズール 未来穂香
ウヴァの声 山田悠介
メズールの声 ゆかな
アンクの声 入野自由
ナレーション 中田譲治
変身の歌 串田アキラ
仮面ライダーOOO(オーズ)スペシャルイベント(仮)【DVD】
ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー ―ガチで探せ!君だけのライダー48―【DVD】
前回の3つの出来事。
1つ。復活したメズールとガメルは
真木博士のもとへ集結。
2つ。メズールとガメルのヤミーが
大量のセルメダルを獲得。
そして3つ。
伊達明は 1億円のために
真木博士と手を組んだ。」
カザリ、真木、メズール、ガメルの
真ん中に立つ伊達さん。
「変身!」
バースに変身し銃をかまえます。
驚く映司たち。アンクは舌打ち。
真木の目が紫に。
「わっ!?あっ・・!」
「まずい・・!
おい 映司!意識とばすな!
持ってかれんぞ・・。」
「他人の心配してる場合?」
アンクをおってくるカザリ。
ガメルたちを銃撃をした後藤さんは
「うるさい!」
とはねとばされてしまいました。
おきあがろうとしたところへ
バースが銃で警告。
「うわっ!」
「後藤ちゃん 危ないから
ひっこんでたほうがいい。
これ 勝ち目ないでしょ。」
「伊達さん・・嘘ですよね!?」
「俺 今まで 後藤ちゃんに
嘘ついたことないでしょ。」
後藤さんのおなかをなぐって
気をうしなわせるバース。
オーズはガメルとメズールと戦闘中。
「わあっ!」
「あきらめなさい。」
「あきらめろ。」
そこへとんできたバース。
「伊達さん!
何かあったんですか?
調子あわせますから
言ってください!」
「ハッハッハ・・
嬉しいね。
そろって オレを買いかぶってくれちゃって。」
「うわっ!」
「でも これ・・
正真正銘お仕事だから。
こんだけ 稼ぐための。」
OP
「カウント ザ メダルズ
現在 オーズのつかえるメダルは」
アンクとカザリ。
「アンク もう一人の君が待ってるよ
こっちへおいでよ。」
「ふざけるな!」
「くそっ!
なんとか映司にコンボをさせて・・。」
気がついた後藤さん。
「まずい・・とにかく撤収を。」
ライドベンダーをみつける後藤さん。
「うわー!」
オーズは変身がとけ
ちらばるコアメダル。
アンクもおさえつけられました。
「つかまえた。」
「勝負あったようですね。」
映司のメダルを拾う真木。
手をのばそうとしても届かない。
さらに真木の目が紫に。
「火野 命までとろうってんじゃない。
そのメダルもわたしちまえ。」
そこへバイクでつっこんできた後藤さん。
「火野 ひくぞ!」
のりすてたバイクが爆発し
カンドロイドがいっぱいとびだして
敵のすきをさそいます。
アンクものがれました。
クスクシエへ戻ってきたみんな。
「伊達さんが裏切るなんて
そんな。」
「驚くことじゃない。
奴は最初から1億のために動くやつだ。」
「だからって・・
俺たちを裏切るような人じゃない。」
「どこがだ?こっちは
メダル2枚も持ってかれたんだぞ。」
「だから事情が!」
「どんな事情だ!?」
「アンク 待てって!
後藤さん 事情があるとしたら
やっぱり 1億円ですよね・・。」
「1億円・・でも そんなお金 何に?」
「伊達さんはずっと
医者がいなかったり
医療の遅れてる国で活動してて・・。
だから 医療関係の学校を
作りたいんじゃないかって。
たぶん それが伊達さんの言ってた夢だ。
ただ そのためのお金を
汚い手段で稼ごうとするとは思えない。」
「フッ!夢なんてのは
おまえら人間が 欲望を
都合よくいいかえただけだ。
きれいも汚いもあるか。」
「そんな・・。」
「もし 伊達さんが ほんとにそのために
俺たちを裏切ったんなら
からだのことで
焦ってるせいかもしれない。」
真木たちのアジト。
映司から奪ったメダルをしまう真木。
「奪ったコアは 誰のものでもなく
保管します。
いずれ それぞれの道が分かれたときに
所有者を決めましょう。」
「別れる道って?」
「ドクターは 僕たちの誰かを
暴走させたいんだ。
コア全部の器にして。
そうして 世界を終わらせる。」
「本気?ドクターのぼうや。」
「それはいずれ コアがあつまったときに。」
ボール遊びをするアンクに
声をかけるガメル。
「アンク。いっしょにやろうよ。」
「邪魔だよ!」
羽根をだしてぶっとばされました。
「うわあ。痛い・・。
お前・・!」
怒ってむかっていくガメルをとめるメズール。
「おやめなさい ガメル。
こうみえてもアンクなのよ。」
「そう。
それに成長もすすんでるみたいだしね。」
2階からみていた伊達さんはため息。
そしてまためまいにおそわれます。
「うう・・!」
『予想より早い・・か?』
ケーキをつくっている鴻上会長に
直訴する後藤さん。
「なるほど。
伊達君のために1億の前借り。
素晴らしい。」
「1億は無理でも
お借りできる最大限お願いできれば!」
「前借りの限度額は
君の年俸と 今後何年働けるか。
財団への貢献もろもろと
欲望の大きさを考慮して
算出される。里中くん。」
「7万8千円です。」
後藤さんショックw
「大きなマイナス要因は
君の欲望だ。
かつてのような つまらないプライドも
なくなったが 欲望も小さくなったようだ。
伊達君のサポートという位置に
安住しすぎたかな。
伊達君がいなくなったらどうする?
以前 あんなに
バースになりたがっていたのに
すっかり忘れたようだ。」
「いえ・・。今も いつ
バースになってもいいようにと。」
「君の欲望は
いつもここにとどまっている。」
とこめかみをさす会長。
「ここで感じたまえ!」
と胸に手をあてる会長。
会長と伊達さんに言われた言葉を考えながら
帰る後藤さん。
「伊達君がいなくなったらどうする?」
「オレを死なせないって言ってたの
そういう意味かと思ってさ。」
『あれは どういう意味だったんだ?』
真木と伊達さん。
「こうしてみる限り
まだ人間だよな ドクター。」
「さあ どうですか。」
「なあ ドクター。
世界をおわらせるって・・
本気なの?」
「終わらせます。
人も世界も 終わってこそ完成する。」
「そうかなあ?
ずーっと続くからいいんじゃないの?
自分が死んだ後も 何か残る。
ドクターだって その人形を残して・・。」
「残れば醜い残骸です。
美しいうちに 終わらせなければ。」
「グリードになって・・ね。
止めるのは無理か。」
「私はすでに 一度
姉の人生を終わらせています。
グリードになっているとしたら
あのときに・・。
君とは わかりあえると思ってません。
あの研究所にいるときからずっと。」
「なあ ドクター。
俺はけっこう好きだったよ。
あんたも 人形も。」
「伊達くん。
明日 再びオーズにしかけます。
君と二人だけで。
むこうも油断するでしょう。」
「OK。」
クスクシエ。
「あっ!あ!」
映司の目が紫。
「おい 映司 どうした?」
「真木博士だ。
メダルがよびあってる。」
「何っ!?こいってことか。」
「いくしかないでしょ。」
でていくふたり。
「ここか。」
車のライトで照らされました。
中からおりてくる真木と伊達さん。
「君たちのコア
特に 君の中の
紫のメダルをもらいます。」
「俺だって あげたいところですけど
無理ですよ。」
「たかが人間が それ以上
グリード化されてたまるか。」
「そうですか。では。」
伊達さんをみる真木。
「これも1億のためでな。」
「伊達さん。」
そこへ後藤さんもやってきました。
「後藤さん!」
「来なくていいのに!」
「伊達さん。
1億つくろうと思いましたけど
無理でした。」
「えっ?」
「でも ほんとにこんなことで
夢をかなえるつもりなんですか?」
「夢・・?」
「医療関係の 学校をつくる夢です。」
笑いだす伊達さん。
「ハハ どっから聞いてきたんだ そんな話。
違う。
蛇の道は蛇。
医者にも裏の世界はあってさ
金さえ出せば
最高の名医がいたりするんだよ。
ただ バカ高い。」
「じゃあ 1億円は その手術代?」
「まあ ほめられた手段じゃないし
自分の手で1億稼ぐ賭けに出た。
悪いね 後藤ちゃん。
俺 最初から 欲望まみれなんだ。
まだ死ぬわけにはいかねえってさ。
そのためなら お前たちとも戦える。」
「伊達さん・・!」
「フフっ・・見ろ。
俺の言った通りだろううが。」
「だったら・・
だったら俺が伊達さんを止めます。」
銃で伊達さんを狙う後藤さん。
「やっとわかりました。
伊達さんを死なせないってことは
ただ命の心配をするんじゃない。
俺が・・
俺の知ってる
伊達さんのバースを引き継ぐ。
それが
伊達さんを死なせないってことです。
そのためなら・・
そのためなら 俺も戦えます!」
「上等。
変身!」
「ちょ・・ちょっと待って!
それじゃ勝負になりませんよ!」
「バスターは出力アップしてきた。」
「でも・・!」
「火野!いいからみてろ。」
にらみあうふたり。
しかしその狙う先を
ドクターにかえるバース。
「すまねえな ドクター。
こんな仕事は 俺にしかできねえ。
あんたをグリードにするなってよ
会長が。」
「そうですか。そのために・・。
撃てませんか。
伊達君。
私にあそこまで近づいてきたのは
姉以外にはあなたがはじめてでしたよ。
そうでなければ 本当に
協力してもらいたかったのですが。
バースには自爆装置がついている。」
「伊達さん!」
「来るな!」
「マニュアルにかいてあったはずですが。」
「マニュアルは苦手なんだ。」
「では実際に体感してみてください。
良き終わりを。」
スイッチをおす真木。
覚悟する伊達さん。
「あっ!」
「おっ おっおっ・・
ん?ん?」
真木も不思議そうに何度もスイッチをおします。
「悪かったな。
俺は マニュアルが大好きなんだ。
あんたが研究所を出たときに
とっくに自爆装置は外しておいた。」
「ホッ・・。後藤ちゃん ナイス!
悪ぃな ドクター。」
しかしそこへグリードたちがあらわれ
バースを攻撃。
「伊達さん!」
「もうしわけありません。
私は用心深いんです。」
「裏切り者は死ぬのね。」
ふたたび攻撃をうけるバース。
「うわーーっ!」
「変身!」
「サイ ゴリラ ゾウ」
「サゴーゾ サゴーゾ」
「さすがだな ドクター・・。」
倒れる伊達さん。
「伊達さん!」
後藤さんがかけよります。
「伊達さん!伊達さん!伊達さん!
聞こえますか?伊達さんん!」
「ああ・・聞こえてるよ。
後藤ちゃん・・。
俺を死なせないってやつ
シビれたわ・・。」
「しっかり!今 病院へ・・。」
「医者はここにいるっつーの。
でも もういいや・・。
後藤ちゃんが受け継いでくれれば
俺は死なないってことだ。
そうだろ・・。」
「何言ってるんですか!
俺にはまだ・・。」
「自分を・・信じろ。」
意識を失う伊達さん。
「伊達さん?伊達さん!伊達さん!」
CM
グリードと戦うオーズ。
「あっ!うわっ!」
オーズおされぎみで
変身がとけました。
そこへ後藤さんが!
「・・後藤さん!」
「伊達さん・・ 一緒に戦ってください。
変身!」
後藤さんがバースに。
「ハーッ」
「カッターウィング」
バースが飛んだ!!
「ショベルアーム
キャタピラエッグ」
「ハーッ!」
とびまわって攻撃するので
まわりの被害も大きい。
「あいつ・・伊達よりひどい。」
「クレーンアーム
ドリルアーム
ブレストキャノン」
「ハーーーッ!
シュート」
「セルバースト」
グリードたちがやられたときに
アンクがメダルを奪って
満足そうな顔。
「なんなの あのバース。」
「メチャクチャだわ。」
「痛い・・痛い・・。」
そこへもうひとりのアンクが。
「アンク!」
羽根をだすとひとふるい。
「もう帰るよ。」
みんなきえました。
変身をとく後藤さん。
映司たちも伊達さんのところへ。」
「伊達さん・・?
伊達さん!
伊達さん!伊達さん!」
「あっ・・言い忘れた。」
伊達さんがおきあがりました!!
「退職金 俺の口座にふりこんどいて。」
後藤さん、驚きのあまり
その場にすわりこんでしまいました。
「ハハハ バカか。」
会長のところへいく伊達さん。
「失敗したが 最初に約束したとおり
危険手当だ。」
「いやいや・・本気で死ぬかと思いましたよ。」
「バースの後継者 後藤君を育てた
報酬と退職金。
しかし 残念ながら
5千万円にしかならない。」
「フッフッフ・・
真木博士からの前金5千万が
ありますからね。
ぴったり こんだけです。」
「素晴らしい!!
君の欲望 ミッションコンプリートだ!
おめでとう!」
無理やり手をとらされた里中さんが
迷惑そうな顔w
空港へみおくりにきた映司たち。
「じゃあ ここで。」
「手術 できるといいですね。」
「さあな。神のみそ汁だ。」
「神のみぞ知る です。
気をつけて。」
「ああ 生き残らなきゃ
学校もつくれないからな。
火野。おまえもいつかこい。」
「えっ?」
「おまえの欲 思い出せよ。
おい アンコ!
ったくおまえは・・
別れの言葉ぐらいないのか?」
「俺はアンクだ。」
「そんじゃな。」
後藤さんは銃の訓練。
『見送りませんよ 俺は
絶対に 生きて また・・。
それまでは俺が・・。』
飛行機をみあげる後藤さん。
よかったああああああ!!
伊達さんが死なずにすんで
本当によかった!!
CMの前はてっきりダメかと
思ったのに・・!
ナイス脚本!ナイスストーリー展開!
甘いと言われようとこれでよかった。
伊達さんの退場も納得できるし
後藤さんがバースになったのも
心から祝福できる!
後藤さんバースおめでとう!
マニュアル嫌いの伊達さんと
マニュアル好きの後藤さんという
設定もきいてました!
ちゃっかり1億かせいだ伊達さんだから
きっと海外でブラックジャック先生に
なおしてもらって絶対また元気な姿を
みせてくれますよね
(はがきでもいいから。)
夢と欲望の線引はあいかわらず
難しいですね。
欲望大好きな会長は
グリードとは気があいそうだなあ。
それにしても後藤さんの
7万8千円は
かわいそうだと思ったw
火野映司 渡部 秀
アンク・泉信吾 三浦涼介
泉 比奈 高田里穂
鴻上光生 宇梶剛士
里中エリカ 有末麻祐子
後藤慎太郎 君嶋麻耶
白石知世子・真木仁美 甲斐まり恵
真木清人 神尾 佑
伊達 明 岩永洋昭
カザリ 橋本汰斗
アンク 飛田光里
ガメル 松本博之
メズール 未来穂香
ウヴァの声 山田悠介
メズールの声 ゆかな
アンクの声 入野自由
ナレーション 中田譲治
変身の歌 串田アキラ
仮面ライダーOOO(オーズ)スペシャルイベント(仮)【DVD】
ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー ―ガチで探せ!君だけのライダー48―【DVD】