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相棒season10 第2話「逃げ水」

第2話「逃げ水」



 5年前に新開拓海(和木亜央)という青年を殺害、
5年の懲役刑を終えて出所したばかりの
川北誠也(川野直輝)が何者かに殺害された。

 現場の状況から怨恨による犯行とみられ、
容疑者として拓海の父・新開孝太郎(綿引勝彦)が浮上する。
「犯人の刑が軽すぎる」と損害賠償を求める民事訴訟を
起こしていた孝太郎。その弁護士となったのが、
元法務大臣の瀬田(渡哲也)とわかり、
右京(水谷豊)と尊(及川光博)はさっそく会いに行く。

 瀬田によると、川北は1億円あまりの賠償金の支払いを
命じられていたが、いまだに一度も払われていないという。
被害者夫妻を守ろうとする瀬田。

 しかしそんな中、意外な人物が川北殺害を名乗り出て、
右京と尊は凍りつく…。




10月だというのに暑い日。

頭部に殴打されたあとのある死体が発見。
その顔には見覚えが。
川北・・5年前に新開拓海をささいなことで殺害し
自首したのち、殺意の否認をした川北に
傷害致死で懲役6年の判決。
その後最高裁で懲役5年が確定し
満期服役し2か月前に出所。

死体の背中にも男物のくつあとがあり
かなりの怨恨を感じさせるとのこと。
もっとも強い怨恨をもつのは
川北に息子を殺された両親。

懲役5年が不服で
民事訴訟をおこして勝訴していました。
その最高裁判決は今年出ていて
両親が勝訴。
その担当弁護士が瀬田だったからという右京さんは
神戸といっしょにあいにいきました。

エレベーターもない古いビルの5階にある
瀬田の事務所。

お茶買い出し係は神戸。階段往復おつかれ!

瀬田に民事裁判の話をきくことに。
川北に課された損害賠償は1億円だけど
まだ一度も払ってもらっていないそうで
肉親にも請求はできない。

川北の居場所はわからず
川北の母は死亡、その後父は行方不明
所在がわかっているのは姉だけ。

「民事裁判で勝っても

 どうにもならないってわけか。」


そのとおりだという瀬田。
でも新開夫妻は、お金がほしいわけではなく
息子を殺した男に
一生をかけて償ってほしいだけ。

「そんな新開さんが

 一生かけて償ってほしい男を

 殺すと思いますか?」


犯人に謝罪をしてほしいことを祈る、
被害者遺族ができるのはそれだけ、という右京さん。
その祈りが届かなかったときは復讐という選択肢も
あるかもという神戸。

捜査一課に疑われている新開夫妻に
右京さんと神戸もあいにいきました。

瀬田から連絡をうけて二人のことを
待っていました。
裁判でお金がかかったので車を売るらしく
裁判に勝ってもお金が入らなければ
これが現実、という新開さん。

当時、懲役6年の判決には納得できずにいると
相手の両親が弁護士といっしょにきて
損害賠償をする用意があると
申し出、それをことわると
裁判で、遺族に拒否されたと証言され
誠意が通じたのだと勝手に言われ
刑期は短くなり、それ以来弁護士は信じない、
瀬田さんはよくしてくれたけど
それでも現実はこれ・・
息子の無念をはらせるのは
自分だけ・・。

その奥さんにもあって
あの二人に殺すのは無理という神戸。

川北の姉のもとへも警官がたずねてきていて
そこでみかけたのは川北の父のような。

川北姉に話をきくふたり。
弟が死んで安堵したという姉。
遺体の確認もしておらず
母が早くになくなったのも
弟のせいとおもっているようです

弟には何度か面会にいったようですが
マスコミが家のほうにもくるという姉と
口論になりそのまま・・。

一度外にでたあと、
週刊誌に載った父の写真をみせてくれる姉。
でも父は弟が出所する日も知らないから
殺すはずがないとのこと。

昨日川北の父をみたと捜査本部に
報告にいく神戸。
するとそこに新開夫婦がたずねてきました。

1か月ほど前、川北父をみかけたという情報
伊丹と神戸が居場所を探そうとすると

「あのときは 

してくれなかったのに・・。」

という新開母。
出所した川北と父の居場所をさがしてくれと
どんなに頼んでもきいてくれなかった警察。

その後、また二人にあいにいく右京さんと神戸。

1か月前の目撃情報を今ごろいいにきたのは
右京さんたちが川北の家族をさがしていると
思ったから。

息子を殺した加害者の家族だから。
家族に罪はない、それはわかっているけど
息子が殺されてからずっと苦しんでいた
自分たちと同じく、むこうも同じく
罪を背負わなきゃ不公平だと
泣きだしてしまう母。

何度かたずねていくうちに
父も逃げ、それなら川北の姉に
一生つきまとってやろうと
思っていたところへ
瀬田があらわれました。

裁判の約束が守られていないと知って
きてくれたそうですが
家族からの取り立ては不可能という瀬田。

「加害者の家族を訪ねるたびに

 胸が張り裂けるのは

 被害者遺族かもしれません。

 通われるほうもつらいが

 通う方だってつらいはず。

 あなた方が 

 なぜそんな罰を受けるんです。」


それ以来、川北姉のところには
いっていなかったけど、でも川北が殺されて
いてもたってもいられなくなって
川北姉のもとへいったときに
右京さんたちを目撃した夫妻。

出所した川北を探していた方法をたずねると
そこへやってきた瀬田が
話す必要はないといいうました。

川北が拘置所からおくってきた手紙を
右京さんたちにみせてくれました。
謝罪の手紙が何通も・・。
良くできた手紙に、川北は本当に
反省していると思ったのに
しかし最高裁で減刑の判決がでたとたん
ぴたりとやんだそうで
それはたぶん弁護士の入れ知恵。

それをきいたとき、弁護士が言った言葉を
思い出し、それで損害賠償の請求をすることを
思いついたそう。

他に無記名の手紙もありました。
手紙だけじゃなくはがきやはりがみも。
「そんなに金がほしいのか」
という誹謗中傷。
インターネットではもっといろいろ。

「平気です・・平気です!

 それでも 川北に 償いを させたかった。

 人の命を奪って 

 5年でいいわけはない!」


新開さんたちがどれほど苦しんできたかを
みてほしかったという瀬田。

「彼らを犯人扱いし

 さらに苦しめることを

 私は許しません。」


捜査本部。
川北の父が目撃された周辺のホテルを
探しにきた女がいたそうで
姉ではなく30前後の女。

川北の泊っていた場所が判明し
さっそく調べにいくと
そこにも30くらいの女が
たずねてきたそうで
宿の人の話によると
川北はその女とあったわけではなく
その女がきたのをみて帰ってこなかったそう。

その女性は探偵。
さっそくあいにいくトリオ。
3人がかりでせめるので
探偵なのにあっさり口をわりました。
新開さんに依頼されて
川北とその父を両方さがしていたそうです。

捜査の結果は定期的に新開夫妻に
報告していたそうで
その結果がネットの書き込みが・・。
そのログを印刷して
新開さんをたずねると
瀬田さんが強い態度で応対し
伊丹さんたちはしかたなくこの場は退却。

しかしその後、テレビの取材に
犯人は自分たちだと話す新開夫妻が
うつっていました。

「まさか こんな手にでるとは・・。

 神戸くん 急ぎましょう。」


とでていく右京さん。

トリオも新開さんのところへいそごうとしますが
川北父のところへいけといわれました。

警察にいこうとする夫妻の前に瀬田さんが。

「行くんですか。警察に。」

「先生 止めないでください。」

「止めるつもりはありません。」

川北父を囲むトリオ。
抵抗もせず話しはじめました。
どうせ借家だし
女房いない家にひとりでいたって・・
という川北父。

マスコミは近所で取材するので
知ってる人が自分のことを話すのが
つらかったらしい。
それも少しおさまったら
妻も死んで
やっと乗り越えたと思ったら・・
女房の次は俺が殺される、
そう思ったら
家を飛び出していたそうで・・。

息子を新開さんが殺したと発表していた
というのもしらなかった父。

「私は 先方の親に何もいえない。

 言う資格を 捨てたんですから。」


息子も娘も捨てた。

「でもこれで 娘は少し救われるかな・・。

 そう・・新開さんが 誠也を・・。」


右京さんと神戸は川北姉をたずねていました。

最初に姉の家をたずねたとき
クッションからしたたばこのにおいは
川北と同じ銘柄。
そして川北姉は煙草をすわない。

川北の死体には背中にふまれたあとがあり
怨恨がうたがわれたけど
室内で川北を殺し外へ運び出すときに
玄関でおとしたときにそこにあった
サンダルのあとがついたと推理。

新開夫婦が犯人として自首するのを
それでいいのかという右京。

姉・・おちました。

「もうすぐ 月命日なのに

 いけなくなっちゃった

 母のお墓。

 弟が殺したのは 一人じゃない

 二人です。

 新開さんと私の母。

 二人です。」


回想。
出所したあと突然たずねてきて
姉に金をせびる弟。
その金を新開さんに払って
払う意思はあったと思わせるだけ。

またマスコミにかぎつけられたら
なんていえばいいだろう
新開さんに何ていえばいいだろうと思う姉は
徐々に殺意を・・。

出所するとき迎えにこなかった姉を
せめる弟。

「あの日は暑くてさ
 
 今年一番の猛暑だったって。

 ムショでたらさ 遠くに水がみえたんだ。
 
 でも近づいたら なくなってて

 そしたら また遠くに見えてさ。

 ほら ガキのころ

 いっしょにおいかけた あれだよ。

 あの水 たしか ねえちゃん

 おしえてくれたよな。

 あれ なんていったっけ・・。」


弟を殴り殺す姉。

「逃げ水。

 逃げ水っていうのよ 誠也。」


そこへ夫が帰宅。
姉は泣いていて、その後
夫とふたりで遺体を外へ運び出しました。

「そうすれば 泥棒のしわざだって

 思ってくれるかもしれないって。

 少しは 気がらくかもしれません。

 今度は・・

 弟のしたことじゃなくて

 自分のしたことで せめられるんですよね。」


「残念です。

 肉親の犯した罪で憎まれ

 せめられるつらさを

 あなたは 誰よりも知っていたはずです。」


トリオと川北父のもとへやってきた
右京さんたち。
三浦にかかってきた電話で
真犯人が・・。

「お父さまに 伝言があります。

 もうすぐ 月命日だそうですね。

 お墓参りは 必ず いってください。
 
 そう 父に伝えてほしいと。」


その場にくずれおち泣きだす父。

新開さん夫婦に、出頭しても自首とは
みなされないという右京さんですが
警察の捜査を妨害した公務執行妨害の
罪で自首はできるという瀬田。

「自首することで

 刑事でも民事でも

 救われない被害者感情があることを

 訴えたかった。

 そして 社会に一石を投じたようとした

 そうですよね。」


うなづく新開さん。

「警察に 犯人扱いされた時

 犯人になる道も

 あると思いました。

 瀬田先生

 息子の無念が

 少しでも晴らせるなら

 そう思いました。」


「新開さん それはまちがっている。

 少なくとも
 
 私にはそう思います。

 ですが 私には自分の正義より

 あなたがたの感情のほうが 大切なんです。」


それをきいて
しっかり手をにぎりあう新開夫妻。

右京さんに名刺をわたす瀬田さん。
ドアをあけると
外でまちかまえるマスコミ・・・。

瀬田の名刺は川北姉へ、というのが
瀬田の思い。

「加害者には 一生かけて

 つぐなってほしい。

 そう祈ってたのは

 被害者遺族だけじゃなかったんですね。

 きっと 加害者の家族も。

 1つ きいていいですか。

 なぜ父親に 

 娘さんが犯人だと告げたんです?」


「すぐにわかってしまうことです。」

「それなら 杉下さんが伝えなくても・・。」

「それなら 犯人をつきとめ

 自首をさせた僕が 伝えるべきです。」

 
「残酷だとは 思わないんですか?」

「それに耐えられないなら

 人に 罪を問うべきではない。

 僕は そう思っています。」


右京さんの歩いていく先に
逃げ水がみえる神戸。



神戸はまだまだ若いな・・。

被害者遺族も加害者遺族も
両方つらいですねえ。

加害者も殺意はなかったとはいえ
人を殺したのは確かなんだから。

一人殺したぶんの罪はもっと重いのが
当然だと思う。
残りの自分の人生ないくらいで
ちょうどなんじゃないかと。


杉下右京 水谷 豊
神戸 尊 及川光博
宮部たまき 益戸郁江
伊丹憲一  川原和久
三浦信輔  大谷亮介
芹沢慶二  山中崇史






2011.10.27 Thursday 10:57 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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| 世事熟視〜コソダチP | 2011/10/27 4:50 PM |