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妖怪人間ベム 第10話(最終話)

第10話(最終話)



名前の無い男(柄本明)と合体し、
「悪の心」を取り込むことが人間になる方法だと
知ったベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木福)
果たして、彼らは人間になることを選択するのか?
人間を助けるための最後の戦いが今、始まる・・・。


「それは いつ生まれたのか

 誰も知らない。

 暗い音のない世界で

1つの細胞が分かれて増えて行き

 3つの生き物が生まれた。

 彼らはもちろん 人間ではない。

 また 動物でもない。

 だが その醜い体の中には

 正義の血が隠されているのだ。

 その生き物 それは
 
 人間になれなかった妖怪人間である。」


名前のない男とベムたち。
「まさか 人間になる方法というのは・・。」

「 私という悪をあなた方の中に取り込むこと。

 それが唯一 人間になる方法です。

 さぁ…。悪を取り込みなさい。さぁ!」

「そんなの ごめんだね!」

「なぜ 拒むのです?

 人間は 誰もが宿しているというのに。

  そうですよね?ねぇ?」

夏目さんがいました。

「パパさん?」

「あなただって 人間になってもらいたいでしょ?

 人間が善悪併せ持つものだと

 この人が身をもって証明してくれたではないですか。

 私を取り込めさえすればそれでいい。

 そうすればあなた方は 人間となる。

 もう 私が人間を悪へ導くこともなくなるのです。

 さぁ 早く。」

緑のアメーバ状のものが
ベムたちにせまり思わずのけぞる3人。

「いいんですか?できそこないのままで。

 では私は私の正義を貫きましょう。

 人間の悪を解放するまでだ。」

「待ちな!」

「求めれば いつでも現れますよ。」

名前のない男は消えました。

「あっ あぁ… すいません。

  あのベムさん達に

 お任せしますなんていいながら…。」

「謝るのは 俺達のほうです。

 誠くんを事故に巻き込んだのは やはり俺達だ。」

「それなのに あたしらは

 人間になる方法を目の前に ぶら下げられて

 ただ突っ立ってるだけで…。」

「ベムさん達は何も悪くないじゃないですか。

 悪いのは…。

 悪いのは誰なんですかね?」

「やっぱり あいつは許せないよ。

 でも 人間になれなくてもいいの?」

「そうは いってないさ!

 ただ あんなのを体の中に入れるなんて…。」

「だが そうしなければ

 あの男は人間を悪に導き続ける。」

「それじゃあ あんたは

 受け入れるっていうのかい?」

「それは…。」

「あの 俺は人間になってほしいって

 思ってます。

 あっ でも あいつが 

 自分の中にあるっていうのは

 とても恐ろしいことっていうのは

 分かってるんで…。

 役に立てることがあったらいってください。

 俺 皆さんを守ります!

 …なんて いいながら結局

 何にもできてませんから。」

空をながめる3人。

「今日もきれい。」

「ああ。」

「おいら達が こんなに悩んでても

 お天道さまは昇るんだね。

 体ん中に悪いの入るってどんな感じなんだろう?

 見当もつかない。」

「もういいさ。あたしゃ 人間にはならない。

 『悪』っていうのを入れて

 醜い心 晒すくらいなら

 醜い見てくれでも 今のままが ましさ。」

「でも…。」

「大体 散々 あたしらを

 傷つけて来た奴らじゃないか。

 そんな人間に今さらなるなんて…。」

「本当にいいのか?

 大切なのは俺達が『どうなりたいか』だ。

 俺達は心からなりたいのだろうか?

 人間に。」

緒方教授のところにやってきました。

「ねえ じいさん。
 
 『胸ん中の気持』っていうのを

 探る方法は ないのかい?」

「方法? 何の?」

「いや だから 自分の心でも

 はっきりしないことがあるだろ?」

「おいら達 それが分かんなくて困ってんの。」

「あぁ なるほどねぇ。」

「何か あったんですか?」

「ん〜?今日 変だよ?」

「実は 逃げちゃったんだ 永太郎。

 風邪気味なんで注射してあげようと思ったら

 一目散に…。」

「あちゃ〜!」

「分かる気がするよ。

 体の中に 妙なもん

 入れられそうになったら

 逃げ出したくもなるさ。」

「リスザルの気持も分かんないなんて

 いっぱしの学者気分だったけど

 まだまだなれてなかったんだねぇ。」

みんなは永太郎をさがしにいくことに。

「永太郎!」

「ったく… また余計なことに首 突っ込んで…。」

「だが…。」

「永太郎だって きっと お家に…!」

「分かった 分かった!

 ったく… 仕方ないねぇ。」

ベラがさがすと小春をみつけました。

「見つけたんだろ? どの辺だい?」

「いないよ?」

「ごめん 何の話?」

「永太郎を捜していたのでは?」

「はっ? 違うけど…。」

「じゃあ 何 見上げてたんだい?」

植木職人さんたちが植木の手入れを
しているのをみていた小春。

「あの人みたいに

 やりたいと思えること 見つかるのかなって。」

「また妙なことで悩んでんのかい?」

「だって あの人達って
 
 何か なりたい自分になれてる

 感じするじゃん。」

「『なりたい自分』ねぇ…。」

「もういいでしょ?」

と小春はいってしまいました。

「つれないねぇ。」

次にベムが力をつかうと
日出美をみつけ合流。

「どっちに行きましたか?」

「はい?」

「あんた 永太郎を追ってんだろ?」

「いいえ。」

「だって 今 足早に…。」

「これは ダイエットです!」

「はぁ?」

「最近かなり太って来ちゃったんで

 だから買い物帰りに

 ウオーキングでもしようと思ったんですけど

 体力が… ハァ ハァ…。」

「んなこと 知るかい!」

「別に 痩せる必要など…。」

「今でも それなりだよ?」

「昔は もっとナイスバディーだったんです!

 あの頃の自分みたいになりたいんです!」

「ナイスバディー?」

次にまた緒方教授の家に。

「この におい… 永太郎!」

「永太郎 帰って来たんだ!」

「いや まだ…。」

「でも においするよ?

 あっ これだ!」

永太郎の毛布からその匂いがしました。

「あぁ 永太郎のお気に入りでね。

 それで 新しい寝床を作ろうかと。

 戻って来てくれたら

 心地よく眠ってもらうためにね。」

永太郎の家作りを手伝うベムとベロ。
「ったく」といいながら
ベラも不器用そうに永太郎の枕づくり。

立派な永太郎のハウスができました。

「出来た〜!」

「うわ〜!」

「おぉ〜!」

「おかしなもんだねぇ。

 あんた達 さっきまで

 あんなに難しい顔してたのに

 もう笑ってるじゃないか。」


「別に。」

「そうですか?」

「ちゃんと帰って来てくれるかなぁ?」

「今までだって戻って来てるじゃん。」

「そうそう 結局

 自分の居場所は分かってるんですよ。」

名前のない男は街中で
荒れている人たちの声をきき
ひとりに目をつけました。

「きこえますよ。」

「はっ?」

「あなたの心。」

ベムたち。

「おいら達の居場所ってどこなんだろうね?」

「だから 今それを探してるんじゃないか。」

3人で歩いていると
夏目さんが優以の写真をとっていました。
そして誘われて夏目さんの家に。

ベムたちもいっしょに写真を
とってもらいました。

「はい ほら いい感じに撮れてる。」

「ホントだ!」

「プリントアウトして渡しますね。」

「あ… はい。」

「あ〜! 知らないのに うなずいた。」

「いや…。」

「プリン何とかって知らないでしょ?

 おいら達 こうやって

 写真撮んの 初めてなのに。」

「えっ? 写真 初めてなの?」

「あっ あの… あれさ 写真撮ると

 魂 抜かれるってんだろ?それでさ。」

「何? それ。やだ ベラさんまで。

 そんなの大昔でしょ? ねぇ。」

そのあと、優以が両親に
プレゼントがあると渡しました。

「コンサート?」

「それ 誠兄ちゃんがいた頃

 毎年 小春ちゃんとこと一緒に行ってたでしょ?

 また行きたいなと思って。」

「あ〜… そうだね。」

「今年は行こうか ねぇ。」

「笑わなくていいよ。

 私 分かってるから。

 今でも 苦しんでるって。

 お母さんが ピアノ教室の前

  通らないようにしてるのも知ってるし。

 お父さんが お兄ちゃんの好きだった

 おまんじゅう買って来なくなったのも分かってる。

 だから 私の前で無理に笑わないでほしいの。

 苦しかったら 『苦しい』ってちゃんといってよ。

 うまく いえないけど…。

 そういう家族になりたい。」


夏目さんが今度はベムたちの家に。

「本当に おいら達も行っていいの!?」

「もちろん。」

「ウソついたら 針いっぱいだよ!」

「あ ん た も しつこいねぇ!」

「だってコンサートだよ?」

「夏目家 緒方家 ベム家 大集合ですね。」

「はい。」

「でも驚きました。まさか優以が あんなこと…。

 一番 乗り越えられてなかったのは

 俺だったんだな。」

「人間ってのは大変だねぇ。

 悩んでたと思ったら 笑って

 笑ってたと思ったら

 今度は泣いて で また笑って。

 慌ただしいったらありゃしないよ。」


「でも面白いね!」

「ああ。」

そこへ名前のない男が。

「心は決まりましたか?

 いったはずですよ

 『求めれば 現れる』と。」

「あんた 随分 必死だね。」

「私も早く 人間になりたいので。

 名前が欲しいんです。

 人間になり誰かに名を呼ばれたい。

 晴れて 自分という存在を味わってみたい。

 誰にも認識されず 必要ともされない。

 それがどれほど むなしいことか

 あなた方なら お分かりでしょう。

 共に人間になりましょう。

 何を迷ってるんです?

 そんなに私は 醜いですか?

 悪は 醜いですか?

 それが人間なのに。」

「やめろ!」

「私が 何もしなくても 彼の中には 私がいる。

 息子さんを死なせたのは 私です。

 いいんですよ? 私をあやめても。」

「あやめる? 何いってんだい!」

「私達にも 死ぬ方法はある。」

手に傷をつけ杖をちかづけると
緑のアメーバがステッキに流れ込みました。

「もともと我々は 1つの細胞。

 その細胞を このステッキに付着させ

 人間となるはずだった。

 だが 私と あなた方に

 分かれてしまった今では

 ただ 我々の細胞を吸い寄せるのみ。

 このまま続けていればいずれ体中から…。」

ステッキをはなすととまりました。

「綺麗ごとばかりの彼らに

 人間というものを

 もう一度見せてあげてください。

 憎くて たまらないでしょ?」

ステッキを夏目さんに
ほうりなげる名前のない男。

「さぁ。」

ステッキを手にする夏目さん。

「夏目さん。」

夏目さんはステッキをもって
名前のない男に近づき
かえしました。

「そんなことはしない。」

「憎くはないのですか?」

「憎いよ。

 でも俺には 家族がいる。

 みんなで乗り越えることが

 誠に してやれることなんだ。

 それに お前がいないと

 ベムさん達は

 人間になれなくなってしまう。

 その時のために お前には

 生きててもらう必要がある!」


名前のない男はいなくなり
すわりこんでしまう夏目さん。

「怖かった・・!」

といいながら笑顔。

ベムと夏目さん。

「ありがとうございました。

 さっきのあの言葉。」

「あ いえいえ そんな ハハ…。

 ハハ!

 あっ いや この道ほら

  あの時 驚いたの思い出して。

 あの雨の日。

 ベムさん 急に泣きだすから。」

「お恥ずかしい。」

「実は俺も カッコつけ過ぎちゃって

 あの後 大変だったんですよ。

 カバン こうやって帰ったでしょ?

 書類びちょびちょになっちゃって。」

「人間になったら こんなふうに

 誰とでも思い出を

 重ねることができるんですね。

 楽しいことも。

  悲しいことも。

 やはり 憧れてしまいます。」


「じっくり 悩んでください。

 ひと足先に俺は決めました。

 刑事 続けてみます。

 俺なんか 正義の人にはなれないって

 諦めかけてましたけど。

 だって隣に

 本物の正義の人がいるわけじゃないですか。

 でも 皆さん見てたら やっぱり…。

 もちろん ベムさん達みたいには

 到底なれませんけど

 なりたい自分 追いかけてみます。」


満月をみあげているベラとベロのところへ
ベムも帰ってきました。

「おかえり。」

「おかえり。」

「ただいま。」

「見て! ベム。」

「美しいな。

 昼間の太陽も 夜空の月も。」

「おいら どっちが好きかな?

 お天道さまはポカポカして

 お外が明るくなるし。」

「月だって同じさ。

 あいつの明かりで

 暗闇を怖がらずに済むのさ。」

「そっか。」

「人は 暗闇の中で 不安を感じ

 笑うこともできなくなってしまう。

 だから誰かが わずかでも

 光をともさないと

 いけないのかもしれないな。」


警備員を脅す強盗。

「事件発生

 トウヨウ銀行フカイ支店で

 現金輸送車が強奪されました。」


コンサートにやってきた3人。
チケットを手に立つ3人が緊張気味。

「やっと来たかい。」

「時間通りじゃん。」

「お待たせしちゃいました?」

「いえ。早くお家 出ちゃったの。

 朝からソワソワして。」

「私も! 昨日 眠れなかった。」

「じゃあ 行きましょっか。」

警察から逃げる強盗犯たちの前に
名前のない男が。

「なりたい自分を諦めるのですか?」

「何だ おっさん。こいつ…!」

「人は 心に思うものになるのです。」

演奏ホールにはいってきたみんな。

「あそこで演奏するんだよ。

 ちょっと見てみる?」

「うん! 行こう!」

「走ったら危ないよ。」

小春とベラ。

「何だい まだなりたいもんで

 悩んでんのかい?」

「まぁ。」

「そこまで考えて何も出ないなら

 とりあえず進んでみるしかないだろ。

 それでダメだったら

 また違う道を行けばいいさ。」


「あんたってホント おせっかいだよね。」

「いったろ?あたしゃ

 いいと思ったもんには 一途なんだよ。」


ピアノを見て嬉しそうなベロ。

「ほら。」

「大っきいピアノ〜!」

「グランドピアノっていうんだよ。」

「優以ちゃん家のよりも大っきいね。」

「そりゃそうだよ。」

「おいらも弾ける?」

夏目さんの隣にすわったベム。

「もしかして 緊張してます?」

「こんな華やかな場所は初めてなので。」

「人間になったら

 いろんな初めての経験できますよ。」

そのとき悲鳴がきこえ
強盗犯がはいってきました。

観客を人質にとる強盗。

でていこうとするベムをとめ
自分がでていく夏目さん。

「落ち着け 俺は刑事だ。

 なぁ こんなことして何になる?

 今なら 誰も傷ついてない。

 まだ引き返せる バカなまねは…。」

「引き返す気なんか ねえ。

 この金が必要なんだよ。

 これがなかったら俺らの人生 変わらねえんだ。」

「何が あった?」

「 何も ねえよ。

 何も ねえんだよ!

 ただ 普通に働いてただけだよ。

 でもな いくら必死に働いたって

 たかが知れてんだろ!」

「貧乏人は 貧乏人金持ちは 金持ち。

 生まれた時から人生は決められてる。」

「いや それは違う…。」

「うるせぇ。死ね。」

夏目さんをかばうベム。

ベムの口から緑の血がながれ
ざわめきがおきました。

「おい! おめぇ 何なんだよ!?」

妖怪化をこらえるベム。

ベラとベロもたちあがりました。

「ほんと なんだろうね。」

「おいらたちも 知りたいんだ。」

ベムに銃をつきつける強盗。

「確かに 誰もが

 自分の生まれ落ちる場所を

 選ぶことはできない。」


「そもそも この世の中は

 誰もが望むような

 きれいな世界じゃないのさ。」


「おいらも時々 悲しくなる。」

「生きて行くのが

 苦しくなることもあるだろう。

 そんな時 人間は 悪の心を持ってしまう。

 だが それに あらがい

 必死に生きて行こうとできるのが人間だ。

 投げ出さないでくれないか?

 人間であることを。」


ベムの手も変化しそうに。

「怖ぇよ!

 意味 分かんねえよ こいつら。

 何なんだよ?」

「ダメです!ベムさん! ダメです!」

とめる夏目さん。

「助けを必要とする人間を

 見過ごすことはできません。

 そんなことをしたら…。

 俺達は…。

 ただの妖怪になってしまう。」


顔が変化しそうに。

「ううっ!」

妖怪の姿になった3人。

「うわ〜〜!」

悲鳴があがりました。

銃弾をうけるベムたち。
何度も何度もうたれます。

逃げようとする強盗たちの前に
ベムたちが立ち塞がり
その間に観客がにげていきました。

ベムを狙う犯人から銃をとりあげた夏目さん。

「言ったでしょ 俺が守るって。」

ベロが犯人の涙をうけてみますが
何もかわらない。

「あいつの仕業じゃ
 
 じゃなかったんですね。」

緒方教授と小春と日出美さん
菜穂子と優以たちもみていました。

「行こう。」

と去ろうとするベム。

「待ってください!

 ベムさん達は

  みんなを助けただけじゃないですか!

 それは 俺が証明します。」

と夏目さんがいってくれますが

「いつまでも…

 そばに いますから。」


と去っていくベムたち。

「お父さん。」

「優以 ごめん。

 おとうさん 行かなきゃ。」

名前のない男のいる研究室へ
やってきたベムたち。

「答えはでましたか。」

「ああ。」

「人間ってのは 弱っちいもんでさ

 ちょっとしたことで

 すぐに悪が芽生えちまう。」


「それでも そうならないように

 一生懸命 踏ん張ってるんだ。

 俺達は…人間になりたい。

 だが人間にはならない。」


「人間が悪の心に負けちまった時

 誰かが止めてやらなきゃ

 ならないだろ?」


「おいら達が

 人間になったら

 年をとって死んじゃうもん。

 ず〜っと人間 守れなくなっちゃう。」


「やはり 我々は未完成だ。

 お互い 持ち合わせていない感情は

 理解し合えないようですね。

 私は 人間の悪を解放し続ける。

 あなた方が人間を助けようとするのを

 やめられないようにね。」

「お前は俺達が止める!」

名前のない男にむかっていくベム。
ステッキとステッキがぶつかりあいます。

「いいのですか。

 私が消滅すれば あなた方は

 未来永劫人間には なれないのですよ。」


「ああ それが あたしらなのさ!」

「おいら達は 妖怪人間だもん!」

「俺達は そうやって生きる!」

男の体にステッキをつきさしました。
緑のアメーバに火がもえうつります。

涙を流すベロ ベラ。

「こうするしかないんだ。

 悲しむ人間を増やさないために。」


夏目さんは燃えている研究室をみて
中へ。

「ベムさん!!!」

「同情しますよ。

 あなた方を待ち構えてる未来を思うと。

 私は幸せだ。

 ようやく死ねる。」

倒れる名前のない男。

「ごめんね。おとうさん。

 人間になれなくて。」


「ベムさん!」

夏目さんをみて微笑む3人。
火の勢いが強まり建物が
くずれおちました。

「ベムさん!ベムさん!」

焼跡の中をさがす夏目さん。

ステッキをみつけました。

地下室への階段をみつけ
おりていく夏目さん。
そこにもベムたちの姿はなく
テーブルの上には焦げたベムの帽子と
やけこげたサングラス・・。

ピアノをひく優以。
ピアノの上にはベムたちと
いっしょにとった写真。

緒方教授と日出美。

「世の中は まだまだ知らないことで

 満ちあふれている。

 それを思うと

 何だかワクワクして来ないかい?」

「ええ そうですねぇ。」

進路をきめた小春。

「大丈夫 ちゃんと考えてるから。

 心配しないでってお父さんにも いっといて。

 途中で やめないよ。

 私 結構 いいと思ったら

 一途になるほうだし。

 うん は〜い じゃあね。」

そして永太郎が戻ってきました。

「帰って来たのかい。」

「気に入ってくれたみたいですね。」

犯人をおう夏目さんたち。

「はぁ〜 チクショ〜 逃げられたか。」

「諦めるなんて らしくないですよ先輩。」

チョコをみせて口にいれ
ふたたび探しにいきました。

缶がころがってそちらに
気をとられたときに
銃でねらわれる夏目さん。
そこを誰かが助けてくれました。

「ベムさん・・。」


上をみあげて小さくVサインをし
またはしっていく夏目さん。

「妖怪人間 妖怪人間 ベム ベラ ベロ

 3人の姿は消えた。

 いや 彼ら 正義の魂が死ぬはずは ない。

 きっと どこかで生きているはずである。

 もし あなたの周りで

 怪しい出来事が起こり

 それが 人知れず

 解決しているようなことがあったら

 彼ら3人が活躍してくれたのかもしれない。

 そして妖怪人間 ベム ベラ ベロに

 感謝をしようではないか。」





いいドラマだったなあ。

結局、悪の心を持たない3人は
あんなになりたかった人間になるのを
あきらめて、人間を守る道を選びました。
しかも名前のない男を倒してしまったから
永久に人間になることがかなわない・・。

昔話だったらその行いをみていた
仏様か神様がこの清らかな3人を
人間か天使にしてくれてもいいくらいです。
いやするべき!
見た目がこわいから妖怪なだけで
実は天使なんじゃないかと思うくらいに
純粋でまっすぐな妖怪たち・・。

姿はみせないけど夏目さんのそばで
ずっと見守っていくのかと思うと・・
ベムの純愛に泣ける・・。

こんな華やかなな場所は初めてなので
と喜んでいたベムたちに
せめて、ピアノのコンサートみせてあげたかった。
夏目さんちで撮った緊張丸出しの
表情の写真もよかった。
これからもずっと夏目さんたちのそばで
あったかい思いや嬉しさを味わってほしかった。

名前のない男の言ってることも
もっともなんだけど
ベムや夏目さんたちの言うように
悪の心に染まらずに踏ん張れるのが人間なので、
この世に生まれからには
よりよいほうへ生きぬかなくちゃ。

人間は寿命があるけど
この3人の行く末を思うと
やっぱり切ないな。
消えずにこの世にいてくれるだけでも
よかったと思うことにします。

ベムとベラとベロ
3人ともぴったりのはまり役でした。










2011.12.24 Saturday 23:38 | comments(0) | trackbacks(12) | 
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