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聖なる怪物たち 第1話

第1話



嵐の夜、飛び込み出産があった。
男の子が生まれ、母親は命を落とした。
偶然の事故か?仕組まれた事件か?
皮肉な偶然と思われた出来事が、
徐々に恐ろしい実態を現わす…




冒頭、飛び込み出産で
亡くなった妊婦さんと
生まれた赤ちゃん。
帝王切開をして赤ちゃんをとりあげたのは
岡田将生くんふんする司馬健吾。

『嵐の夜 一人の妊婦が

僕の病院に担ぎ込まれた。
 
 妊婦は 名前すらわからない

飛び込みだった。

 その夜 一つの命が誕生し

一つの命が死を迎えた。

 皮肉な偶然が重なり

引き起こされた出来事だった。

 その時 僕はまだ知らなかった。

 この出来事は 偶然ではなく

仕組まれた必然だった。』


そして約1年前にさかのぼり
豪華な結婚式。
日向財閥の後継者で幼稚園経営を
している日向敏雄と元幼稚園教員の圭子。

敏雄は再婚で、招待客の噂によると
略奪婚でできちゃった婚らしいですが
指揮に前の奥さんと
息子をよぶってどういう神経・・?

式の最中、お色直しにいったん
さがったときに、さっきから具合の悪そうだった
圭子が倒れ、真っ白なウエディングドレスが
みるみるうちに赤く染まる・・という
恐ろしい描写・・。

結果は流産。
しかも子宮摘出でもう二度と子どもを
産めないからだになってしまった
圭子のショックはいかほどかと・・。

夫も夫の両親も誰も責めることもせず
子どもがいない人生でもいいという
敏雄ですが、もともと幼稚園の先生になるくらい
だから、きっともともと子ども好きなはず。
なぐさめられてもすぐに切り替えがきくはずも
なく、なかなかたちなおれない圭子。

圭子の姉は健吾がとばされてきた
大久保記念病院の有能看護師長 春日井優佳。

仕事はできるけど私生活も謎で
誰も住んでいる場所すら知らないという
謎の多い人。
実は、両親亡きあと、妹の圭子を
大学までいかせて幼稚園の教諭にまで
した努力の人でした。

大学病院からとばされてきて
経験がまだ浅く、手術をためらう健吾に
きびしい口調で失跡。

「あなた 医者ですよね。

 出来なかったら子供は死ぬかもしれない。

 それでもあなたは動かないんですか?

 大学病院では優秀だったかもしれない。

 でも ここでは 自分で

 人一人の命を預かる覚悟のない医者は

 なんの意味もありません。

 この病院に必要なのは人のいい医者じゃない。

 人の命を救える医者です。」

その言葉で男の子のオペは成功。

赤ちゃんがほしいとあきらめきれない圭子は
幼稚園で三恵が子どもたちによみきかせて
いた紙芝居に目を奪われます。

「ウグイスの仲間の

 オオヨシキリのおかあさんも

 一生懸命 卵を温めます。

 そんなオオヨシキリの巣に

 カッコウのおかあさんが

 こっそり 卵を入れにきました。

 オオヨシキリのおかあさんに
 
 温めてもらうためです。

 それを見つけた 

 オオヨシキリのおかあさんは

 カッコウのおかあさんに怒ります。

 カッコウさん ずるいわ

 おかあさんなら自分で卵を温めてよ」


(幼稚園でこんなすごい紙芝居
 きかせる・・?)

姉をたずねた圭子は
カッコウと同じで自分の子を
おなかで育てられないので
姉に代理出産をたのみました。

「姉さんのおなか…私に貸して。

 お願い。私の赤ちゃんを産んで。」


だけど日本では代理出産は認められない
と説得する姉。

「落ち着いて。

 子供を持つ事だけが幸せじゃないわ。

 あなたは愛する人と結婚して

立派な家に入って…。

 十分 幸せじゃない。」

「幸せなんかじゃない…。

 小さい頃から 姉さんと2人

寄り添って生きてきた。

 大きな家も… 地位も名誉も

 そんなもの欲しかった事なんてない。

 ただ…ただ… 家族が欲しかった。

 ただ 子供が欲しいの!

 敏雄さんの子供が欲しいの!」

敏雄にあいにいった優佳は
圭子がしていた話をしますが
敏雄の答えはノー。

「私たちに代理出産は出来ません。

 なぜなら 私たちは教育に携わる

 聖職者だからです。」


「聖職者…。」

「代理出産はリスクも高いし

 何よりも世間の目があります。

 それに 僕は子供なんかいなくても

 十分 幸せなんです。」

敏雄の本心はわからないけど
夫の母は、前の奥さんとの間に
もう息子がいるから「後継ぎはもういる」
からいいという考え・・。

「ずっと 私たちも心配してたの。

 圭子さんが 跡継ぎの事で

 思いつめてるんじゃないかって。

 あなたは 聖応育英会を育ててくれればいいの。

 子供の事を引け目に感じる事なんかないわ。」

そして目の前には前妻との子。

「ほら もう跡継ぎはいるんだから。」

後継ぎさえいれば、息子が好きで
結婚したいといってつれてきた嫁は
口答えもしなさそうだし面倒な親戚も
いないしちょうどいいくらいに
思ってのことでしょうか・・。
責められるよりはましかもしれないけど
圭子はそれでいいとは思っていない。

「優しいでしょ?
 
 敏雄さんも お義母さんも私を大事にしてくれる。

 贅沢よね…。

 欲しいものはなんでも手に入る。

 なのに…一番欲しいものは手に入らない。

 母親になりたいの…。

 敏雄さんの子供が欲しいの!

 それだけなのに…!」


健吾がオペした子どもの
母親は医療費を払わず
子どもをつれて逃げてしまいました。
何かの間違いじゃないかという健吾ですが
医療機関ひと施設あたりの累計未収金額は
平均4581万円、日本中の病院で
経営を圧迫するほど治療費が踏み倒されている
という事実。

「治療費が払えないなら 

生活保護を申請するとか

 方法はあるじゃないですか。」

「母親は平気で人をあざむきますよ。

 子供を守るためなら。

 彼女たちにとってそれは正義ですから。」

「だからって まだ完治してない

 子供を連れて逃げるなんて…。」

「貧しさが人を変えてしまう。

 正しさだけでは

人は生きていけないんです。」


でも、この逃げた母親は子どもを守るため
ではなさそうで
子どもを放ってパチンコにきていた
母親をといつめる健吾。

「うるさいわね!

 自分の子供をどうしようが

私の勝手でしょ!?

 つまんない世話やかないでちょうだい。」

「それでも あなたは母親ですか!?」

「金なんでしょ? どうせ。

 金だったら ちゃんと払うわよ!

 パチンコ出たらね!」

開き直って逆ギレした母親を
ビンタした優佳。

「迫力ありすぎですよ 師長。」

「すみませんでした。」

「僕の母親は…。

 僕の母親は 自分の命と引き換えに

 僕を産みました。」

「そうだったんですか…。」

「母親っていうのは 自分の命を賭しても

 自分の子供を産みたいものなんでしょうか?

 あの母親を見てたら うちの母の事を思い出して

 なんていうか…無性に腹が立ってきちゃって。」

「生まれたくても

 生まれてこられない命もあるのに…。」

「はい?」

「いえ なんでもありません。」

『知らなかった…

 その時 僕はまだ知らなかった。

 その時 僕はまだ知らなかった。』


よその子を盗もうとしていた圭子を
とめる優佳。

「ダメよ!

 他人の子じゃダメ!」

「あなたと敏雄さんの遺伝子を

継いだ子じゃないと。

 圭子が母親になるのよ。

 あなたと敏雄さんの…

日向家の子供を産むの。」


「姉さん それじゃあ…。」

「私が 敏雄さんの赤ちゃん

抱かせてあげる。」


「代理母になってくれるの?」

『その時 僕はまだ知らなかった。

 一つの命の誕生を巡って

 たくさんの思惑と

 たくさんの欺まんが

 渦巻いていたという事を

 その時 僕はまだ知らなかった。

 僕は あの頃 

人を信じようと思っていた。』


話の順序は前後しますが
そのほかの主要人物。

大久保記念病院の院長 大久保は
人はよさそうだけど経営の才能はないらしく
病院の経営状態も悪く
融資をたのみにいってことわられ
笑われていた描写あり。
しかもその融資を断った人のもとには
敏雄もたずねてきていて
そのへんも微妙にかかわりが。

大久保記念病院の看護師 瑤子は
健吾を落とす気満々に(私には)
みえましたが、女に金をたかるような
たちのわるい彼氏がいるみたい。

入院患者の糸川はこの病院内の事情にも
精通していて、瑤子と彼氏との
電話もばっちり盗み聞き。

医師の水原は口は悪いけど
腕はよさそうだし
あまり悪だくみするような
タイプにもみえません。

幼稚園教諭の有馬三恵は元気で明るい先生。
優佳から300万をわたされ
これで敏雄と圭子の子を産んでと
頼まれていたような・・。
三恵が代理母?
代理母ってことは冒頭で死ぬ人ですよね。


聖なる怪物たちというタイトル。
さっそくでてきた聖職者という言葉。
教育の仕事だけど事業としか
とらえていないような敏雄の両親。
教育者=聖職者という言葉はあてはまるのか。
同じく医者も一般的には聖職者。
健吾をみている限り経験不足では
あるものの医者として大事な心は
今のところもっているようにみえます。
が、元いた大学病院は
生き残るのにはごますりの必要な世界で
こちらもまた聖職者とはいい難い。

代理母を仕立てるにしても
敏雄の精子を手に入れるのが難しそうだし
代理母が出産後母親だけ亡くなるように
どうやって仕組んだのか
その身元不明の(三恵だったら
すぐに身元われそうだし)女性の産んだ子を
どうやって日向の家の跡取りにすえるのか。
前妻の子も邪魔になってきますよね・・
義母たちも?

冒頭のシーンまでにいきつくまでと
そのあとの展開もたいへん気になる
ドラマでした。

岡田将生くんの青年医師も素敵。




司馬健吾  岡田将生 
春日井優佳 中谷美紀
日向圭子  加藤あい
日向敏雄  長谷川博己
平井瑤子  大政絢
有馬三恵  鈴木杏
糸川要次郎 渡辺いっけい
水原良二  勝村政信
司馬宗吾  平田 満 
勝村政信、平田満、小日向文世







2012.01.20 Friday 21:22 | comments(0) | trackbacks(6) | 
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