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ハングリー!第9話

第9話



英介(向井理)は、賢太(塚本高史)から、『ハラペコキッチン』で
レストランウェディングをやりたいと相談される。
もともとロマンチックな挙式にこだわっていた賢太だが、
子供ができたことで、身内だけの気負わない
パーティーにしたいと考えたのだ。
それを聞いて俄然やる気を見せる英介。
ほかのメンバーも、賢太の晴れの日を祝おうと、
司会、神父、音響効果と、当日の役割分担を決めていく。
一方、千絵(瀧本美織)は、大楠農園に麻生(稲垣吾郎)が
やって来たと知り、父・義明(橋本じゅん)が麻生に
野菜を売ってしまうのではないかと心配していた。
そこへ、最近店に来ない千絵の様子を見に、
拓(三浦翔平)がやって来る。拓はいつものように
千絵をからかい、その勢いで「好きになっちゃった」と
思わず告白してしまい慌てる。 その頃、『ハラペコキッチン』には、
『ガステレア』の看板シェフ・柏木(石黒英雄)が、
英介に勝負を申し込みに来ていた。勝負に指定された日が
ウェディングパーティー当日で、料理の材料はすべて
柏木が用意するという条件を聞き、英介は勝負を受けることに。
迎えた当日、用意された舞台がウェディングパーティーだと
気付いた柏木は憤慨。騙したのかと英介に詰め寄るが、
そこへ麻生がやって来て、2人に正々堂々と勝負をするよう要求。
会場に集まった招待客に両者の料理を審査してもらう形で、
レストランウェディングが一転、英介と柏木の料理対決の舞台に!!



まりあに英介が好きだと言った千絵。

「私 もっと英介さんのそばにいたいんです。」

「えっ?」

「あなたが このレストランを応援する気がないなら

 英介さんを私に下さい!」

「…みたいなニュアンスのことを言えたらなって

 思ったんだけどやっぱり言えなかった。」

妄想か!!

「で 結局はほんとは何て言ったの?」

「結局ね…。」

まりあがそのことを英介に話しました。

「応援してあげてくださいって言われちゃった。」

「はっ?」

回想

「英介さんを

応援してあげてくれませんか?」


「えっ?」

「自分が一生懸命 頑張ってること

 大好きな人に否定されたら 

寂しいだろうなって思うから。

 何かうまく言えないんですけど。」


「ううん。 よくわかるわよ。

 でも どうしてあなたが私に そんなことを?」

「羨ましいから。

 私が そばにいられたら もっと応援したり

 もっともっと励ましたりできるのにって

 そう思ったから。」


好きだといっているも同然。

回想終わり。

「正直 ちょっと かちんときた。

 何か 遠回しな言い方だったけど

 あれは明らかに戦線布告だなぁって。」

「あいつが そんなこと。」

「で? どういう関係なの? 彼女と。」

「えっ? いや…関係って べつに

  そんな疑うような関係じゃねぇよ。

 いい友達で 食うのが好きで すげぇ大食漢で…。」

「冗談よ。 彼女のことはべつに気にしてない。

 でもあんなこと言われちゃうなんて

 私もちゃんと もっと 

 このお店を応援しなくちゃってちょっと思った。」

店をしめたあと

「怖ぇなぁ 女って。

 いつの間に 2人で んな話。」

とつぶやく英介のそばへやってきた睦子。

「いいえ。怖いのは男性です。

 だって坊ちゃんだって

 ほんとはうすうす わかってらしたんでしょ?

 千絵さんの気持ち。」

「えっ?いや べつに俺は そんな…。」

「罪深い方。

 では お先に失礼します。」

「って どうすりゃいいんだ くそっ。」

モテる男はたいへん。

ハピくるをみている大楠家。


野菜を売ってくれるようにいう麻生。
麻生食育スクールの紹介をしていました。

「わぁ〜 この人。

 この人ね こないだうちの畑に来たんだよ。 なぁ。」

「突然現れて うちの畑の野菜

 全部買い取るとかって言いだしてさ。」

「えっ? お父さんまさか 売るなんて

 言ったんじゃないでしょうね?」

「ううっ… 言ってないよ。突然すぎて断ったよ。」

回想。

「突然 そんなこと言われても…いや うちの野菜はさ

 地元の直売市場と

 近所のレストランにしか卸してねぇんだよ。」

「そうですか。 では市場の分は おいおいとして

 まずは その レストランに卸してる分だけで構いません。」

「いや それも…そのレストランのシェフがさ

 うちの野菜えらく気に入ってくれててだから なっ。」

「それに関しても何も問題は ありませんよ。」

「えっ?」

回想おわり。

「すっごい笑顔だったよな。」

食事にきた白山。
英介の料理のおいしさに感激し
英介をロック歌手に復帰させるのは
あきらめることに。
だけど店の名前には不満が。

「こんな気の抜けた名前の店で

 こんなセクシーな味の料理を出すなんて想像できないもの。

 だって ハラペコって。」

「そうっすよね。ねえ 英介 やっぱさ

 店の名前ってどうにかなんないの?」

「だから 店の名前の話はもう やめろって。

 くそ!あの男ほんと適当な名前 付けやがって。」

そこへやってきた桃子。
賢太と並んで話があるようです。

「なあ 英介。お前に相談したいことがあんだけどさ。」

「相談?」

ガステレア。東さんと佳奈と柏木。

「このちゅう房に 坊ちゃんが?」

「そうなんですよ。夜中にオーナーと2人っきりで。」

「やはり 僕が心配したとおりだ。」

「えっ?」

「麻生さんはマシュロンに落ちた僕を見限って
  
 山手英介のほうに…。」

「考え過ぎですって。いっつも大げさなんだから。」

英介にこの店でレストランウェディングを
したいという桃子と賢太。

「レストランウエディング?」

「そうできないかな? ここで。

 パパもママも ここすごく気に入ったみたいだし。」

「いや でも… お前絶対 やだとか言ってたじゃん。」

「うん…そうなんだけど。

 出来たんだ。」

「はっ?」

「えぇ〜!」

「おっ マジか?」と剛。

「ん? ん? どうした?何の話だ?」

「あぁ〜 おめでとうございます。まあ 何てこと。」

「やだ もしかして。」

「だから何? 何なんだよ。全然 話が見えねぇよ。」

英介にぶい。

「だから… 出来たんだよ 子供が。」

「えっ?」

「えっ うっそ マジで?賢太 パパになんの?」

拓もにぶかったw

「やったじゃん 賢太!」

「でさ 貯金とかもないし 子供のために

 やっぱ金は大事に使わなきゃなって話になって。

 それで ここで身内集めて ぱぁ〜っとやれたらいいな…。

 いやそんな 堅苦しい感じじゃなくていいんだよ。

 披露宴って感じよりはぱぁ〜っと…

 まあ パーティーみたいな感じで…。」

「やるよ。」

「えっ?」

「子供って そんな すげぇこと 

 ここで祝わなくてどうすんだよ。

 よし 俺に任せとけ。お前らのために

 この店で 最高の

 レストランウエディングやってやるよ!」


テーブルの上に乗る勢いでひきうける英介。

「よっしゃ〜!」

「よし!やろう。」

「で 一体 何すりゃいいんだ?

 レストランウエディングって。」


『いつごろからだろう?

 同窓会やパーティーで 大人数が集まる度に

 独特の劣等感があった。

 同じ年代のやつらが結婚したり

 名刺を交換したり 仕事や子供の話をしたり…。

 俺の人生は明らかに遅れをとっている。

 俺だけが まだ

 本当の人生を生きられていない…そんな気分。

 そんな仲間の1人だった賢太が

 今 こうして家族を作ろうとしている。』


桃子たちと打ち合わせ。

「うちのショップ月曜休みなんで 月曜がいいな〜。」

「月曜日ですか…じゃ 今から声をかけるとして

 このあたりじゃどうかしら?」

お店を貸し切りにして会費制にしたらいいとか
拓に司会をたのんだりとてきぱき仕切る睦子さん。

「俺は どうしようかなぁ…。

 そうだ 神父やってやろうか。実家 寺だし。」

「いや 寺 関係ねぇよ。」

「あぁ もうそれは すばらしいわ。じゃ 拓さんが司会で…。」

「俺 司会。」

「剛さんが神父と。え〜っと旦那様は…

 何か音響とか お願いします。」

「嫌だな 僕だけそんな地味な仕事。

 手品は どう? ぱぁ〜っと派手なことできるよ。」

「若い方のお式なんですから。

 我々 大人は 裏方に徹しませんと。」

「はい。」

「後は えっと…新郎新婦のお衣装とウエディングケーキ。

 それからお友達のスピーチとか余興とかは。」

「ていうか睦子さん すげぇ仕切り良くないすか?」

「うふふふっ こういうことならお任せください。

 実は 私25で脱サラしてから

  しばらく旅芸人の一座で

 働いていたことがあるんです。

 もちろん出演じゃなくて裏方のほう…。」


旅芸人?!ww

「睦子さん じゃあ 若い頃OLさんだったの?」

「ええ。丸の内の商社で事務を。」

「いやいや 普通に旅芸人のほうが びっくりでしょ。」

「実は最初の夫っていうのは…。」

「おい ちょっと待て!で 俺は?

 俺は 一体 何やりゃいいんだよ。

 賢太のレストランウエディングで。」

とたずねる英介。

「お前は そりゃ 料理だろ。」

「そうですよ 坊ちゃん。

 おいしいお料理を食べながらお祝いをする

 それがレストランウエディングなんです。

 結婚式にふさわしい華やかなお料理がないと。」

「料理か…いや その発想は なかったな。」

「お前 ばかか。」

「よし 任しとけ。」

「頼むよ。」

「パーティー料理か 楽しみだね。

 あっ そういえば 最近あの食いしん坊の

 千絵ちゃん 食べにきてないね。」

「まだ けんしょう炎が悪いのかしら。」

千絵は畑にいました。

「ねえ  あの人に野菜売らないよね?お父さん。」

「また その話…。

 千絵 お前 まさか 店の誰かと…

 恋でもしてんじゃねぇだろうな。」

「えっ? してないよ。

 一方的にしか…。」

「本当か? お前 あの 何か拓とかいう

 あのチャラついたあの にやけた今風の男と

 お前仲良くなんか なっちゃったりしてねぇだろうな?」

「えぇ!?」

拓に抱きしめられたことを思い出す千絵。

「そんなことないよ。」

「怪しい。 怪しいぞ 千絵。」

「もう!何なの?」

「ちゃんと顔見て話しなさい。」
 
「前は感心な若者って言ってたのにな。」

「な〜に のぞいてんだよこの野郎。 へい!」

千絵に話かけにいった拓。

「えっ?賢太さんがレストランで結婚式?」

「うん。つうかさ 何か 話しづらくね?」

父と弟、ガン見!!

「何してんの あのふたり。」

「ねえ もしかしてさ 俺のせいで

 店 来づらくなっちゃった?」

「えっ。 あぁ いや あのけんしょう炎が治るまで

 ちょっと控えようかなと思っただけです。

 もう だいぶ良くなってきて。」

「そっか。何か 俺も自分で

 よくわかんないんだよね。

 だってさ英介に恋してる千絵ちゃんが

 何か こう いつもあまりに必死で 面白くてさ。」

「面白いなんて ひどい。」

「で 面白くて興味本位で応援してたら

 何か いつの間にか

 俺が好きになっちゃったみたいな。」

「へっ?」

「あっ な〜んてね。らしくねぇよな 全然らしくねぇ。

 何 適当なこと 言っちゃってんだろ俺。 なっ ははっ。」

「なっ てもう…からかわないでくださいよ。」

「あぁ じゃあ 俺 かえ… 帰るわ。

 ほらパ… パーティーのこととかさ

 相談したいから また 店おいでよ。ねっ じゃあ。

 ほいじゃ バイバイ。」

あわてて足をぶつける拓。

「いってぇ〜。

 つうか 何 本音言っちゃってんの俺は。」

物件をみにきた麻生。

「元は博物館でした。昨年末に廃業したそうです。

 駅からの地の利があまり良くないのですが。」

「問題ありませんよ。

 おいしいもののためなら

 人は労力を惜しまない。

 食欲 性欲 睡眠欲 名誉欲。

 人間の全ての欲の中で

 一番どう猛な欲は 食欲です。

 うん。 ここがいい。」


ウェディングについて相談する英介たち。

「30〜40人分っつうと食材もすっげぇ量になるな。」

「ああ。 当日は賢太が ちゅう房に入れねぇし

 人手も足りねぇよなぁ〜。

 ホールの人間も もっと必要だし。

 何か けっこう大変だぞレストランウエディングって。」

「なっ。」

「どうしようかな。」

「なあ 英介。

 俺に料理 教えてくんねぇかな?」


「はっ? 料理?」

「うん。 いやさ 結婚式当日は 

 ちゅう房に入れないとしても

 俺も 一応この店でシェフやってんだし

 一品でいいから 

 桃子や おやじさんたちに

 料理 出せればなぁ〜 って。」


「おぉ〜 それ いいじゃねぇか。

 何がいいかな。」

「何がいいだろうね。」

太朗は何やら電話で相談。

「うん。 アフリカじゃなくて

 インドで構わないよ。

 えっ? 2トンじゃ運べないの?」


「2トン?まさか おやじ手品やる気じゃねぇだろうな。」

「マジかよ 困るよ。

 火事とか困るよ 火事とか。」

そこへやってきた柏木。

「すいません うち 営業 5時からなんすよ。」

「僕を覚えているだろう。 山手英介。」

「あれ 絶対覚えてねぇよ。」

「だな。」

「悪ぃ 全然覚えてねぇや。」

「やっぱり。」

「まあ いい。僕は 君の専門学校の同級生

 ガステレアのシェフ 柏木一平だ。」

「ガステレア?」

「あの いけすかねぇ店か。」

「次の月曜日 僕と勝負してほしい。

 専門学校を卒業して 日本の三ツ星フレンチで3年

 ニースとリヨンで6年間 修業した僕と

 ロックに明け暮れていた君。

 どちらの料理が上なのか 

 この目で確かめてみたいんだよ。」

「しかし 何でわざわざ そんな勝負を。」

「うちのオーナーが ここで君の料理を食べたらしいな。」

「ああ。」

「それ以来 オーナーは…。いや 違う。

 はぁ〜。オーナーの問題じゃない。これは僕自身の問題だ。

 僕は 今自分は… 絶対 君に勝っている。

 その実力がある。 そう思っている。

 いや そう思わないと… はぁ…。

 もう前に一歩も踏み出せない気持ちなんだよ。」

「何か思い詰めちゃってない?」

「ちょっと怖ぇな。」

「店には ないしょで来ている。

 迷惑は かけない。 だから…。」

「断る。 べつに 俺は あんたが一歩も前に進めなくても

 べつに困んねぇし全然興味もねぇよ。」

「そんな!」

「あぁ〜 あんたの味ならこの前 あの店で食ったけど

 うんうん うまかった。だから心配しねぇ 

 で適当に頑張れ。」

「ちょっと待て。 それじゃあ勝負にならないじゃないか。」

「いや だからそんな勝負 受ける余裕ねぇって。」

「食材は知り合いの店から調達する。

 場所も審査員もこちらで用意する。

 この店には決して迷惑は かけない!

 僕の給料は月100… 120…う〜ん… 150万だ!」

「うそだろ!?そんな もらってんのか!」

「さっすが一流店だな。すげぇなぁ〜。」

「でも 断る。」

「えぇ〜?」

「断るよ。 何で 俺が そんな…。

 いや 待てよ。

 次の月曜日って言ったか?」

「ああ その日が次の定休日で。」

「ふ〜ん。

 よし!その勝負 受ける。」

「言ったな?」

「あぁ ただし 場所は この店

 食べるのはこの店の客で お願いしたい。」

「はぁ? まさか英介…。」

「にゃにゃ にゃ…。」

「よし いいだろう。食材の件は 追って連絡する。」

「じゃあ 勝負は え〜っと4日後だ。

 お互い 頑張ろうぜ。」

英介が差し出した手と握手をせずにかえっていきました。

「おい 英介。」

「まあ まあ…。

 俺らも いろいろ準備開始だ〜。急げ!」

女性陣は花の飾りをつくったり楽しそう。

英介をみつめる千絵が気になる拓。

手品の練習をする太朗。

英介に料理をおそわる賢太。

勝負前日
睦子さんはウエディングケーキの練習。

そこへ千絵がたずねてきました。

「はあ?あのオーナーが野菜を?」

「お父さんにはまだ英介さんには話すなって

 言われたんだけどでも やっぱり心配で。」

「あいつ 何たくらんでんだよ。

 それより どうだ? けんしょう炎。ん?」

「あぁ〜 もうすっかり。」

キーホルダーをおとしてしまう千絵。

「まだ持ってたのかそのキーホルダー。」

「うん。」

「まりあから聞いたよ 2人で話したって。」

「あっ ごめんなさい 私…。」

「いや店を大事に思ってくれるのはうれしいよ。」

「いえ。すっごく余計なこと言っちゃって。」

「いやいや。 お前にはいろいろ感謝もしてるし。

 でも…。

 俺は お前に… 恋愛感情はない。
 
 好かれんのはさそりゃ男として うれしいよ。

 でも 俺にとって お前は

 大事な友達で 妹みたいな存在で。

 あぁ… ごめん。その…

 うまく言えねぇんだけど。」


「や〜だ 何言ってんですか 英介さん!

 私だって 恋愛とか 全然 思ってませんって。

 私だって…いい おにいさんって感じですよ。

 ただ… そう シェフって悩みがあると

 味に出ちゃうっていうし。

 英介さんのお料理ファンの私としては

 それだけは避けたくて。

 あぁ〜 また こんな話 してたらおなか すいてきちゃった。

 ほら 早く また何か作って食べさせてください。

 ほら 早く!」

強がって笑顔をつくり
店の中にはいる千絵。

英介のつくったスープを食べて涙。

そこへ拓が声をかけ涙をみてしまいました。

「あっ はい。あっ ごめんなさい。
 
 何か このスープも おいしすぎて涙 出てきちゃった。」

とごまかして睦子さんのほうへ。

みつめる拓も切ない・・・・。

そしてウゥエディングの日。

柏木が食材を準備してくれました。

「すげぇ見たことねぇ食材ばっかだよ。」

「開店は4時間後だ。

 俺たちの出す料理は前菜を一皿

 それから魚の皿 肉の皿 この計3皿だ。」

「了解。」

柏木の手伝いは杏。

「もう〜せっかくの休みに 何で私が。」

「なあ 英介 何か裏に すげぇ量の

 あの わらとバナナあんだけどあれ 何?」

「何だ? それ。 知るかよ。

 よし 始めるぞ。おう。」

柏木なんかおかしいなと思いだした?

次々とお客さんが来店。

「おぉ〜 ウエディングらしくなってきたなぁ〜。」

「お前 俺を だましたのか?

 これ 勝負でも何でもない!

 ただのウエディングパーティーじゃないか!

 どういうつもりだ!!」

「今 気付いたの? 柏木さん。」

「いやぁ… すまん。

 まあ 実はそう言われれば そうなんだけど。

 でもさ せっかく作るんなら

 勝負とかに こだわるよりはさ

 ぱぁ〜っと食べてもらったほうが 料理も幸せだろ。」

「そんな お前の理屈なんか知るかよ!

 ん〜 触んなよ!」

「まあ いいじゃないか。」

そこへ麻生が登場。

「麻生さん。」

「休日とはいえ うちの大事なシェフを

 こんな 私的なパーティーで

 勝手に使うとはやってくれるじゃないか。」

「いや それは…。」

「ばかなことを。

 もしも うちの看板シェフが

 こんなとこで負けでもしたら 懲戒免職ものだぞ。

 でも ここまできたら 責任を持って

 勝負は してくれるんだろうね。」

「えっ?」

「ご来場の皆様 こんばんは。

 実は 今日の このパーティー 

 1つ 楽しい催しが用意されています。」

「えっ 何で?何で あの男が うちの結婚式に。」

「催しって何かしら。」

「それは…料理対決です。

 新郎の働くこの ハラペコキッチンのシェフ

 山手英介の料理と 

 我が麻生コーポレーション プロデュースの

 ガステレアのシェフ柏木一平の料理。

 どちらのほうがおいしかったのか

 各料理ごとに 皆様に投票してもらいます。」

「投票。」

「そうこの晴れの日に 新郎のレストランが

 高級フレンチレストランの味に勝てるかどうか

 皆様 是非 楽しんでご投票ください。」

「へぇ〜 面白そうじゃない。」

「うまいもん いっぱい食べられそうだしな。」

「うん 楽しそうだ。どっちもうまいものを頼みますよ。」

「どういうつもり?」

「よし。」

「どうすんだ? 英介。 これで うちが負けたら

 せっかくの賢太の結婚式が台なしだぞ。」

「くそ…。

 ぜってぇ負けられなくなったじゃねぇかよ。」

そしてパーティーがはじまりました。

「えぇ〜 皆様たいへんお待たせいたしました。

 ただいまより新郎新婦の入場です。」

ウェディングドレスの桃子がきれい。

「2人は 腹ぺこなときも 腹いっぱいのときも

 共に助け合い愛し合うことを誓いますか?」

「せぇ〜の… 誓います!」

「えぇ〜 それでは最初の料理の入場です!」

「えぇ〜ただいま 入場しているアミューズは

 えぇ〜 新郎が本日のために

 徹夜で準備したサーモンのリエットです。」


「うそ 賢ちゃんが?」

「すごいね。」「ねぇ。」

口にする桃子を心配そうにみている賢太。

「おいしい。」

「あぁ〜 良かった。」

と賢太もうれしそう。

睦子は写真係も。

「ねえねえ トイレの窓から

 象の声がするんだけど。」


と飛優馬!

「えっ? 象?まさか…。」

「では いよいよ料理対決の始まりです。まずは前菜。」

英介と柏木がそれぞれ料理をもって登場。

英介前菜 プランタニエール プティシュー

「うお!いとしのポテトフライだ。」

ひっそり食べている麻生。

「ふふん。 シューの生地とリエットの相性がいいな。

 ふきのとうに竹の子か…春の香りを感じる。

 うん いい意味で 彼らしくないかわいらしい仕上がりだ。」

柏木 前菜
ウェディングピンチョス フォアグラのガレット


「ああ〜。あっちも魅惑的だわぁ〜。」

「あぁ…どっちも おいしそうだ。 はははっ。」

「うん。 フォアグラの濃厚な味わいがすばらしい。

 盛りつけも見事だ。

 ウエディングの幕開けには ふさわしい

 盛大な一皿となっている。」

「えぇ〜 それでは 皆様 

 気に入った料理のリボンの色を見て 投票してください。」

英介が16で柏木が14。

睦子緊張バリバリでケーキをはこんできました。

一瞬こけそうになったのを
もちなおした!!

「それでは ケーキ入刀 お願いします!」

「は〜い。」

「おめでとう!」

「料理対決 ふた品目は魚料理でございます。」

英介 魚料理
鯛の塩釜 白魚のフリットと海老の春野菜サラダ


「塩釜が 桜鯛の香りと味をしっかり閉じ込めている。

 白魚も…木の芽やレモンの酸味との相性が抜群だ。」

柏木 魚料理
伊勢海老のテルミドール桜の香りパッション風味


「パッションフルーツのソースが

 全体の味を うまく まとめている。

 伊勢海老など
 
 日本の昔ながらの婚礼に則した見事な一品だ。」

また投票がおこなわれました。

ステージでは歌が。

まりあも来店。

「おめでとう。」

「ありがとうございます。」

「きれいね 桃子ちゃん。」

「でしょ。あっ!次は英介と まりあさんの番だな。」

「うん そうかもね。」

「お幸せに。」

それをみつめる千絵。

英介に声をかける太朗。

「おい 英介。

 負けてるじゃないか。

 こんな勝負受けても良かったのか?」

「はぁ?」

「はぁ? じゃないよ。

 彼のことだ負けたら

 この店の名前だけじゃ済まないかもしれない。

 もしかしたら この店 潰すかも。」

「うるせぇな わかってるよ。」

「坊ちゃん。お客様が

 何か 象が逃げていくのを

 見たとか言うんですけど。」


「はぁ?」

「 象。えっ 逃げたって?

 インドちゃん インドちゃん!」


象www

「まさか… 手品の!?」

「どんな手品しようとしてんだよおやじさん。」

「盛りつけの器 頼む。 仕上げるぞ。」

「えぇ〜 それでは 皆様 たいへんお待たせいたしました。

 本日のメーンの入場です。」

英介 肉料理
牛ヒレ肉の胡椒焼きフォアグラソースローズマリー添え


「黒こしょうのスパイシーな味わいと

 まったりとしたフォアグラのソースが

 絶妙な掛け合いを見せている。

 意外に思えるローズマリーも

 2人のウエディングに花を添えている。

 粋な演出だな。」

柏木 肉料理
鴨のオレンジ風味 ウェディングベル


「鴨にオレンジを合わせた

 オーソドックスな ひと品だが

 この 散りばめられたライスが

 ライスシャワーをイメージしてるのか。」

投票の結果、互角。

「投票の結果 赤…43票。

 青…43票。 同点です。」

麻生が桃子にたずねました。

「引き分けか。

 しかたがない。 それじゃ…。

 失礼。

 本日の主役である花嫁あなたに お伺いします。

 本日の料理 赤いリボンと青いリボン

 花嫁のあなたは

  どちらの料理をお気に召されたでしょうか?」

「えっ 私は…。

 どれも すごくおいしかった。

 でも どうしても

 1つだけ選ばなきゃいけないとしたら…。

 一番おいしかったのは…。

 サーモンのリエットです。」


「はぁ?」

「ん?」

「賢ちゃん ありがとね。

 仕事も 結婚式の準備も

 大変だったのに あんなお料理。

 私 全然 知らなくて。」


「泣くなよ。

 みんな 見てんだろ。」

「どのお料理もね

 ほんとにすごくおいしかったの。

 でも 私と

 このおなかの赤ちゃんにとっての最高は

 やっぱり 賢ちゃんのお料理です。」


「何だよ てれるな。」

「よっ!ご両人。」

「良かったな 桃子。」

拍手がおこりました。

「何だ その答えは。」

と柏木は不満そう。

「あのリエットは 俺が教えてやったんだけどな。」

「それでは 新郎より 皆様へ ご挨拶をお願いします。」

「あの… 今日は英介も 

 柏木さんも

 ほんとに うまい料理ありがとう。

 俺は 桃子と一緒になりたくて

 音楽やめて この店で働きはじめました。

 俺は 料理人なんて柄じゃねぇし

 迷ったし けんかも いっぱいしたけど…。

 英介。 俺 今日 思ったよ。

 俺 このレストランで働いて ほんとに良かった。

 まあ これからも

 いろいろ大変なことがあると思うけど

 桃子と腹ん中の子供のために

 頑張んないとな。

 これからも みんな よろしく。」


またまた拍手。

「何なんだ この展開は。」

「まあ しかたねぇか。

 どんだけ料理人が 工夫を凝らそうと

 金をかけようと 結局

 大事な人間の手料理には勝てねぇってことだ。

 今日は ありがとな。」


柏木の肩をポンとたたいて
英介の差し出した手と柏木も今度は
しっかり握手。

そこへ麻生。

「あぁ… 今日は その…。

 助かった。 悪かったと思ってる。」

「いや 楽しかったよ。」

「えっ?」

「いいものを見せてもらった。」

麻生は帰っていき、柏木も片づけ。

「で どうするよ?このあと。

 音響係のおやじさんもどっか行っちゃったし。」

「あぁ…。」

「あっ!ねえ!

 せっかく こうしてみんな そろってるんだし

 久しぶりに演奏してみたら?」とまりあ。

「はぁ?」

「それ いいじゃない!」

「私も聞いてみたいかも。」

「私も是非。」

「冗談じゃねぇよ。俺たち ロックやめたんだぞ。」

コウタたちがROCKHEADコール。

「どうするよ? 英介。」

「やるか!」

「やっちゃいますか!」

「はぁ…。

 よし!やるか!」

「♪ 僕の中の大きな力に気づきはじめてく

 ♪ 走る走る スピードあげてここは自由と言う名の町

 ♪ 愛かどうかは分からないけど

 ♪ 確かに見える今だけを信じて♪ 廻れ廻れ 時空を超えて

 ♪ ここは自由という名の町

 ♪ 愛かどうかが問題じゃなく

 ♪ 今見る全てそれがきっと答えさ」


楽しそうに演奏する英介をみつめる千絵。

後日、畑にいた千絵が
ポケットからキーホルダーをだして
涙しているとそこへ拓が。

「あっ 拓さん。

 すいません。今度は何か花粉がひどくて。」

「もう 無理すんなよ。

 無理しないで本音言ってみ。

 何も考えないで。」

「何か…。

 疲れちゃった。

 もう 片思い…。

 疲れちゃった。」


「俺が守ってやるよ。」

千絵を抱きしめる拓。

「これからは俺が 千絵ちゃん 守る。」

麻生を呼び出す英介。

「珍しいな君から連絡をくれるなんて。」

「あぁ… 昨日は勝手にシェフ借りて悪かった。

 あぁ これ。少ないかもしれねぇけど

 昨日の料理の費用だ。」

「気を使うことないのに。」

「いや 一応 けじめは付けねぇとな。」

「やはり君は 経営者には向いていないな。」

「余計なお世話だ。」

「じゃあな。」

「僕のところに来ないか?」

「はぁ?」

「僕は 君に 僕と一緒に働いてほしいんだよ。

 これは プロポーズだよ。

 山手英介君。」




今回はいい話だったな。
幸せそうな二人と楽しい結婚式。
あの場で花嫁は絶対賢太を選ぶと思った!
そうじゃなきゃね。
さすがの麻生もそのあと無粋なことも
言わなかったし。

柏木ともがっしり握手がかわせたし
こっちも問題ないかな。
英介と互角、むしろウェディングときかされて
いなかったのに見事なウェディング料理に
なっていたことを思うと海外修業もだてじゃない。

麻生は英介にほれ込んだようですが
いちいち言葉の選び方がww

千絵はかわいそうだけど
拓がすごくいいやつだからもういっそ拓と
くっついてもいいんじゃないかという気がしてきた!

今のところ、まりあがそこまで悪いところないし
(最初から少し気持のすれ違いはみせてはいたけど
 そこまでじゃないし)そもそも英介がまりあを好きなままだし。
このあと、千絵が拓とつきあうことになって
やっぱり俺には千絵が必要だ・・っていう展開に
もっていくにはやや強引にみえる。
レストランのことで迷ったり悩んだりしているときに
ささえてくれたのは千絵なんだけど。
けど物語的にはこの二人がメインカップルなのかな〜。
それならもっともっとまりあをいやな女にしとかないと。
麻生もそうだけど結局ほんとの悪人らしい人がいないから。
コメディだし、そのほうが見てるほうも楽しいんですけどね。
いっそメインカップル、くっつかなくてもいいや。






山手英介  向井 理 
大楠千絵  瀧本美織 
橘まりあ  国仲涼子 
住吉賢太  塚本高史 
平塚 拓  三浦翔平 
藤沢 剛  川畑要(CHEMISTRY)
白山祐希  鈴木砂羽 
海老名睦子 片桐はいり
和泉佳奈  宮地真緒
柏木一平  石黒英雄
東 則夫  田山涼成 
戸塚 杏  林丹丹 
高木奈々  山下リオ 
大楠佐助  佐藤勝利(SEXY ZONE)
大楠義明  橋本じゅん
山手華子  片平なぎさ 
山手太朗  大杉漣 
麻生時男  稲垣吾郎






2012.03.07 Wednesday 08:42 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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| のほほん便り | 2012/03/07 9:04 AM |