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僕等がいた 16巻 ミニイラスト集付き限定版

僕等がいた 16巻 ミニイラスト集付き限定版

JUGEMテーマ:漫画/アニメ


僕等がいた 最終巻。
65話から最終話(70話)まで収録。

七美と向き合う気になった矢野が
七美に連絡をとるものの
ここへきてなんでと思うような
すれ違いをしながら
ようやく、本当にようやく、再会。

もともと屈折していた上に
いろいろつらいことが重なって
七美から遠ざかろうとした矢野だけど
いろんなものを乗り越えて
七美のもとへ戻ってきてくれました。

あのころは受け止めるという気持ちだけは
あっても、実際にはまだ幼くて難しかった七美も
今ならきっと大丈夫。

あの頃「僕等がいた」っていう
思い出だけでおわらなくて本当によかった。

雑誌掲載時のものに加筆修正あり。

最終話もいろいろ描き足してありましたが
それ以外にも主に竹内くん関連で
セリフやモノローグがかわっていました。

捨てたと思わせて実は持っていた指輪を
その指輪の意味がわかったら
捨てろという手紙とともに矢野の
ところにおいていった竹内君。
しかもあのまりもストラップの入っている
箱の中に!
まめに片付けろとはそういうことだったのか。

ララ美に、「やっぱタケも大事なんだよなあ」
というシーン。

「どうして おまえなの」という問いかけと
竹内くんからのメッセージをしっかりうけとって

「ありがとう タケ

 お前の出会えてよかった

 オレ 女だったら ぜったい

 お前と結婚すんのにな」


と笑顔で電話する矢野。

竹内くんとの友情を感じさせる
エピソードが増えていました。

最終話ではさらに大幅加筆。

仕事帰りに待ち合わせをして
矢野がバイトしてたお店に七美をつれていった話。
(この店に女の子をつれてきたのは初めて)

結婚式に矢野がやってきたところと
(同級生みんなびっくり。
 本当に消息不明の音沙汰なしだったのね・・。)

竹内くんと七美が話すエピソード。
竹内くんもやっと、矢野と七美から卒業。
「笑ってて 君はいつまでも」と
最後までずっといい人。

「今度は捨てない生き方をしたい」と
竹内くんからたくされた指輪を
現金にかえて餞別だといって渡す矢野。

そのあと、七美に

「おまえに出会えただけで

 オレ 最初から人生幸運だった って」


と抱きしめるシーン。

湿原でのプロポーズのあと
いっしょにホテルに泊まって
ならんで歯磨きするシーン。

・・あたりが追加されていました。

最終回では竹内くんが置き去りだったので
そのへんもちゃんと描かれていて満足です。

本当に竹内くんは最初から最後までいい人で
竹内くんにしとけばいいのにと思ったこともしばしば
だけど、きっと報われないだろうこともわかっていて
ずっといい人キャラを貫きとおした人でした。
矢野には友情、七美には愛情
その広い心と優しさで
このあと誰よりも幸せになってほしい人。

現実だったらもっとドロドロなのかもしれない
奈々さんもきれいな思い出になって
(最後のお墓のシーンで完璧に決別。
 奈々さんの笑顔がきれい。)
有里との関係も、互いに依存することをやめて
一応きちんと片付いたし。
有里も長いこと、いろんなことに
囚われてきた人だから
もう解放されてもいいと思う。

七美と矢野はようやくあるべき場所に
戻ったというか、もうハッピーエンドしか
信じていなかったのでたいへん満足。

イラストブックの作者様のインタビューでは
前にもきいたことあったけど
実はハッピーエンドを考えてなかったそうで
「読者さんはハッピーエンドが好きらしい・・」
のでこうなったというような話が。

ベツコミに連載してて、少女マンガで
クラスの人気者のモテモテくんと
一生懸命でかわいい女の子が
恋する高校生のラブストーリーなのに
ハッピーエンドじゃないなんてそんな。
話は高校生で終わってないわけですが
あのあと矢野にふりかかる試練をみると
なおさら早く七美にあわせてあげてほしいと
思ったし、高校時代の幸せな思い出だけで
残りの人生生きていくにはつらすぎる。

ご自身の想いを曲げてまで
ハッピーエンドにしてくれてひたすら感謝です。

描くのがものすごくつらかった時期の話も
あって、途中の休載はそういうことだったのかと納得。
長い連載、おつかれさまでした。

この表紙がぴったりくる
終わり方だったと思います。


イラストブックはこの値段なのに
すごくしっかりしたもので
サイズはコミックスサイズですが
装丁がしっかりしていて
中身も今まで本誌や付録にあった
イラストが作者様のコメントつきで紹介されてていて
すごくきれいです。




以下雑誌掲載時の感想
くらべてみると
最初16巻を読んだときには
気づかなかったその違いに気づく・・。
かわっている部分が
より伝えたいことだったのだろうなと
改めてもう一度読み返しました。

感想は同じようなことばかり
言ってますがここまできたら
もうそれしかないのでご容赦ください。

第65話 Betsucomi (ベツコミ) 2011年 05月号


竹内君の家。
 大量のトマト缶をみつけ
 カレーにトマト缶を入れると美味しいよ〜
 と七美が安売りのときに買いだめしていた
 ことを思い出しメニューはカレーに決定。
 
 そこへ矢野から電話があり
 今度の土日にあう約束?

 七美の家。
 矢野の言葉を思い出しながら
 カレーを作り涙が出るのを
 タマネギのせいにする七美。

 「おまえ オレの方位磁石だ」

 『あたしは 矢野の中で何を指し続けて
  たんだろう?』
 
 「おまの言うことだけは
  いつも信じてっから オレ」
 「これだけは 5年間変わらない」

 『5年間 忘れられてたわけじゃなかった
  矢野 あたしバカだから
  信じちゃうよ 単純だから
  矢野はやっぱり 少しも変わってない
  絶対 絶対 変わってなかったんだ って』
 
 カレーにトマト缶をいれようとしたけどない。
 (竹内君ちで買いだめしたことを忘れてて
  ちょっとヒドイ・・)

 『もっと 確かめたい
  竹内くんの言うとおり
  もしかしてあたしにもっと
  できることがあるかもしれない
  信じていいよね?』

 会社で亜希子に矢野の連絡先を教えて
 と頼む七美に

 「どうしても どうしも行くの?」という亜希子。

 「どうして ・・・そんなにずっと
  ひとりの人を想い続けられるの?
 
  あたしにできないことを
  あんたができるとしたら・・
  それが理由か・・
  あたしの鼻をあかしなさいよ」

 と連絡先を教えてくれました。

 『時々 誰を応援するのが
  一番正しいのか わからなくなる
  一体 どれが一番ダメージが少なくて
  どれが一番幸せな人が多くなるのか』

 『わかるのは あたしには愛の才能は
  ないってこと』

 『もうひとつ わかるのは
  あたしがもう一度
  あの笑顔を 昔の彼を もう一度
  見たいと思ってしまったこと・・』

 あの雪の日、矢野と別れ際に
 「また会える?」ときいた七美に
 軽く笑顔をみせた矢野。
 メールの文章を打っては消し迷っていたら
 編集部によばれ、なぜか急にまんが編集部
 しかも少年マンガか青年マンガらしきマンガの
 新谷先生の担当をするように
 言われてしまいました。
 机の上には新谷先生のマンガが山積み。
 
 矢野に送ろうと思っていたメール。
 「矢野 この間は矢野に会えて嬉しかった。」
 (携帯画面にでているのはここまで。)

 「矢野の本音を聞けて嬉しかった
  できればもっと もっと色々聞けたらと
  5年間の 空白を少しでも埋められれば
  けど 矢野にとって 話しにくいことや
  話したくないことや 整理しきれないことも
  たくさんあるよね きっと
  だから無理には 訊かないよ
  だから だから 今度は

  私の話をきいてくれますか?」

 七美のメールの言葉のバックには
 帰宅した竹内くん。
 アツシの結婚式の日取りにあわせて
 有給とらなくちゃと考えながら
 ポケットからとりだして夕日に
 かざした七美に渡せなかった指環。


 七美はもう復縁モードだけど
 矢野はでてきませんでした。

 アキちゃんが愛の才能ないってことは
 ないと思うけど。矢野のことを一時気に
 なってたかもしれないけどそこまで深く好き
 という関係にはなってなかったし
 あんまりステディな恋人がいなさそうに
 みえるのもまだこれからって気が。
 
 竹内君ちの大量のトマト缶が気の毒・・。
 竹内君みたいないい人はめったにいない。

第66話 Betsucomi (ベツコミ) 2011年 07月号

 矢野は新しいアパートを見つけて引っ越し。
 竹内君がお手伝い。
 敷金・礼金なしでペット化の安い物件。
 有里は実家に戻ったようで
 むこうでお父さんといっしょに
 家族生活のやりなおし?

 「やり直しできるって いいよね」

 という矢野。
 矢野の母はすでになし。

 「おまえはこれからどーすんの?」
 「ひとりでいんのかよ?」と竹内君にきかれて

 「ひとりのわけないじゃーーん
  ラブラブにきまってんだろ?」

 という答えに竹内君は一瞬困惑?の顔ですが
 すぐに

 「ララ美と(ハート)」

 と続ける矢野。

 片づけの最中に小箱をみつけ 
 中身は七美が矢野とおそろいで買った
 まりもストラップ。
 中の水が蒸発してるくらい時間が
 たってるけど矢野はちゃんと大事に
 とってあったようです。
 そのすぐあとのやりとりに
 「いらないもはみんな処分してきた」と
 あって竹内君も納得。

 食事にいったお店で

 「高橋の番号 とっととオレに訊けよ」

 という竹内君。

 「オレに遠慮する必要は ないんだ」

 「別に遠慮してねえし
  訊きたくなったら訊くし」
 「てゆーか オレをダシにして
  自分の気持ちにふん切りつけよーとするの
  やめてくんない?
  オレは おまえと高橋のことはおまえと高橋のこと
  オレと高橋のことはオレと高橋のことだと
  思ってるから」

 そんなふうに言い放てるおまえが羨ましいという
 竹内君。

 「オレと高橋の間には5年間 
  ずーーーーっと
  おまえがいたからよ」

 「じゃあオレに消えろって言えば?」

 「はあ!?言えるわけねえだろ?
  オレだってずっとおまえに
  会いたかったんだから」

 竹内君いい人・・涙

 その夜、布団にはいって話す二人。
 安い物件だからユーレイが出るんじゃという
 冗談話から、買ってたインコが
 死んだあとにお礼をいいにきたという
 いい話をしてくれる竹内君・・。

 「タケ・・
  ・・オレ おまえがいてくれてよかった
  ・・・・・・  ・・って
  心から言えたらいいのに
  実際むずかしいよな―
  何がどーであろーと この5年間 
  おまえ 高橋を支えた
  オレ いっぱいキズつけたはずなのに
  ピカピカで現れるんだよ 高橋のやつ
  5年間少しも変わってねー
  なんなの コレって おまえも
  なんでおまえら そんな最強なの?って
  どんだけ高橋が 守られてきたのか 
  支えられてきたのか 支え合ってきたのか
  ・・見せつけられた感じ
  なあ どうして『おまえ』なの?」

 「・・じゃあ オレに 『消えろ』
  って言ったら?」

 眠れない竹内くんは眠った矢野をみつめながら
 「オレもおまえじゃなかったら
 遠慮なんかしねーよ」
 と指環を手に。(捨てたのかと思ってた。)

 翌朝金縛りにあったという矢野
 (たぶんララ美がのってたから)と
 わかれて帰っていく竹内君。
 帰り際の部屋をマメに片付けろとは
 あのストラップのことか。

 PCで七美の勤務先の編集部の電話番号を
 みてPCを閉じてララ美をひざにのせ

 「なあララたん
  ・・オレ ナナちゃんに会う資格
  あると思う?」

 ララ美にたずねる矢野。
 (またPC開いてる。) 


 竹内君、ほんといい人。
 こんないい人だからそれより先に
 いけなかったのかもだけど。
 
 有里ももういないみたいだし
 あとは矢野と七美がくっつくだけ!


第67話 Betsucomi (ベツコミ) 2011年 09月号


 七美の勤め先の電話番号をおしえてもらった
 矢野は電話をするキッカケがつかめず
 なかなかかけられない。

 『今さら「どのツラさげて」って

  ・・ってウダウダしてたって仕方ない』

 とかけたものの七美は打ち合わせに出ていて
 戻るのは22時といわれがっかり。

 竹内君を合コンにさそうあきちゃん。
 まだそんな気分じゃないと断っても

 「あの二人の行先見守ってたって
  いつになるか分かんないよ
  バッカじゃないの?」
 「実際 七美のカタつくの見届けないと
  完全にあきらめ切りることが出来ない
  情けない事情でしょ」

 とバッサリ。
 合コンでなくてもいいから 
 紹介したいことがあるとおしきりました。

 「・・ところで 高橋 元気・・?」

 と竹内君にきかれたけど最近七美は
 忙しすぎて姿をみず。

 矢野が何度電話しても、会議中、打ち合わせ、
 出社前・・とことごとくすれ違い

 (なんで会社の番号なの!?
  七美のケータイ番号教えれば
  済む話だったのに!!)

 電話があったことの伝言を伝える矢野。

 多忙でふらふらしている七美は
 「矢野さんからTEL」というメモをみて
 一瞬矢野を思い出すけど、矢野は今長倉だし
 と打ち消して取引先の人だと勘違い。

 『・・矢野 あれからどうしているかな

  元気かな』

 山本さんのお母さんのことも
 アキちゃんからきいたそうです。

 『矢野 顔が見たいよ』

 と思っていてもまた仕事。
 原稿をとりにいく途中に散る桜をみて

 『桜が キレイ
  まるでこの間の 雪みたい』

 『矢野にとって幸せって何?」

 『雪みたいなの』

 『矢野の「幸せ」のイメージを 変えたい』

 矢野は矢野で職場の草むしりのお手伝い。
 バラの枝をみて母が育てていたバラを
 思い出し、もと住んでいた場所にいってみると
 その街のあちこちに昔の自分の姿をみる矢野。 
 住んでいたアパートは更地になっていて 
 駐車場になっていました。
 
 『死ってなんだろう』
 
 「・・オフクロ あの時
  オフクロの想いを受け止めきれなくて
  ・・ごめん
  もう 後戻りできないけど」

 『命って 何』

 「いつかまた出逢えたら
  もう一度チャンスくれるかな」

 『生きるって 何?』

 
 原稿を待つ七美は自宅から
 持ってきた郵便物の整理。
 タカちゃんの結婚式の招待状もあって
 忙しいけどいけるかどうか考え中。

 「・・7月か いい時期だな
  こんな時期って
  しばらく地元に帰ったことないなァ

  矢野を 連れて帰りたい ・・かも」

 『・・妄想してしまった バカな私

  もう一度 あの海で会いたい
 
  もう一度やり直そう
  幼くて 受け止めきれなかった想いも
  今なら
  きっと 今なら
  今度こそ 失敗しないと』

 仕事場で睡眠不足でふらふらな中 
 忘れていた仕事先の矢野さんに
 電話してみると、かけていないと
 いわれました。

 駅のホームにいる矢野。 
 関西にいったことがないというと
 神戸出張につれていってやると
 いわれて大喜び。

 そして矢野の携帯に七美から電話。

 『今度こそ 失敗しないよ』

 

 えーと・・
 なんでここまできてこのすれ違い?
 携帯のある時代、すれ違うことすら
 難しいのであえて職場の電話。
 すれ違って再会をもりあげるためなのか。
 
 矢野も七美もほんとに会いたいと
 思ったらアキちゃんにでもききなよ!!

 あとをひきずる竹内君と
 元気なアキちゃんは
 男女の違いがよくでてる気がした。

第68話 Betsucomi (ベツコミ) 2011年 11月号

 矢野からの電話ありとのメモに
 あわてて電話すると留守電。
 七美は会社からと携帯からと
 両方から電話してメッセージ録音。

 徹夜あけでもうあがってもいいと
 言われる中、矢野から電話がくるまでは
 とそのまま会社待機。

 あきちゃんからは、山本さんの
 お母さんのお葬式が済んだ報告じゃ
 ないかといわれます。

 「アキちゃん あたし矢野に
  なんて 言ってあげたらいいと思う・・?」

 「・・別に何も そんな気負わなくなって
  ただ聞いてあげればいいんだよ 
  大丈夫だよ」

 『あたしは多分
  空白の6年間に負い目があって
  一番彼の辛い時にそばにいられなかったこと
  そもそも哀しみの分かち合い方を知らないこと
  高校の時もさんざんそれで失敗してること
  矢野から見たら 本当に頼りなかったと思う
  
  だから 本当は 怖いんだ』

 編集部に電話がかかるたびに反応。

  『けど 矢野が自分から
   あたしに連絡くれた
   自分からあたしに 
   だからこそ
   しっかり受け止めたいよ』

 台風接近の中、矢野は上司と神戸への電車内。
 神戸のあと京都で観光したいとか
 話ながら携帯をチェックすると
 編集部からと七美携帯からの着信記録をみて
 すぐに電話をかけてみるものの・・留守電。
 
 たった30秒席を離したときにかかってきた
 (何このすれ違い!!?)
 着信をみてすぐに七美はかけなおすものの
 こちらも今度は出られない・・。

 仕事おわってからゆっくりかけたらいいか
 と考えて仕事をしても居眠りするくらいの
 お疲れぶりで、マンガ家さんから頼まれた
 資料をさがしに外出していきました。
 外は台風接近のため風。
 
 『やっぱ 落ちついてらんないよ』

 神戸についた矢野。
 台風はそれ、ツイてる男 矢野。
 自分がツイてると思ったのは女運くらいだけど
 けっこう苦労させられたからそうでもない?

 破滅系とほのぼのスクスク系の両極端の
 女しかしらないというと

 「自分に似たタイプと
  自分とは真逆のタイプにひかれてる
  ってワケじゃん」
 
 と言われましたが、自分では破滅型じゃなく
 例えれば・・「心中系」。

 携帯をみたらまた七美から不在着信。
 
 「・・まあじっさい 恋愛はずっと休んでて
  あ 心のほうだけすけどね
  怖いす
  オレあいつと 『話す言葉』
  持ってんのかって
  じっさい会っても
  いつもはぐらかした会話しかできなくて
  心の奥底を見透かされてるようで」

 その続きはとてもシラフでは話せないと
 飲みながら、酔っぱらって竹内君の
 ことを話す矢野。

 幼なじみがしばらく会わないうちに
 かっこよくなってスーツも靴も
 ブランドが似合って
 ダイヤのリングを買って
 それを海にポイと捨てたりして。

 「それなのに!!
  ・・・ぜんぜん 変わらない
  にごらない瞳(め)をしてやがる
  生まれて初めて劣等感感じた
  オレあいつに
  ・・これって 毒っすね」

 外へでると雨はやんでいて
 今から京都にいく矢野と上司はお別れ。

 「青春取り戻せ!!」
 といってくれたあとに

 「その幼なじみって奴も
  多分すーっと感じてたんじゃね?
  学生の時 おまえに 劣等感
  そっから巻き返しって
  単純にすげーよなぁ
  けど

  おまえにだって 出来んだろ?」

 といってくれる上司。

 『大事なことを 教えてくれてた
  ずっと ずっと』

 と思い出す竹内君の顔。

 「出来んだろっ!?」

 「出来ますよっ」

 『何を 失った?
  何を 捨てた?
  何をあきらめた?

  失ったのは 自分の心
  置き忘れたのは 自分の心

  本当は ほかに なにひとつ
  失ったものなんてないと」

 駅の階段を上っているときに 
 七美に矢野から電話。
 
 「矢野!?」

 「高橋っ」

 「矢野!!」

 『やっと つながった』

 今神戸で、これから京都いって 
 あさって東京に戻るからという矢野。

 「そしたら まっすぐ 会いにいく!」

 『夢じゃないかと 思った

  あまりに嬉しくて

  一瞬気を抜いたの』

 階段をふみはずして転落・・。

 矢野から連絡をうけたあきちゃんが
 仕事中の竹内君にも連絡。 
 七美の会社の人も何人か病院に
 いっているらしいけどあきちゃんは
 どうしても抜けられず。
 救急車で運ばれた七美は意識がないらしい。

 矢野は神戸から新幹線にとびのって 
 病院にむかう途中。 
 手のふるえがとまらない。

 『ごめんね 矢野

  あたしだけは

  矢野を悲しませないはずだったのに』



 なななななんなのこの展開。
 フツーに二人あわせてあげるんじゃ
 ダメなの?! 
 いつものほのぼの系七美なら
 意識なかったのは寝不足たたって
 爆睡してたからというオチで
 いいように思いますが。
 
 あと3回だし平穏にくっつくしかないと
 信じてる。


第69話 Betsucomi (ベツコミ) 2012年 01月号


 『これは 違う
  これは 何かの間違い
  誰か これは夢だと言ってくれ』

 矢野は新幹線の中。
 病院にかけつける竹内くんに電話。

 『どうか 高橋 どうか 無事で』

 新幹線は台風のため三河安城で停車し
 運転再開はいつになるかわからず。

 ようやく竹内君との電話がつながり
 七美は運ばれてから意識がないので
 今からCTを撮るところ。
 七美のバッグについていた血をみて
 気が動転してるという竹内くんに

 「・・大丈夫だ 高橋は
  こんなことでどーにかなったり
  するような奴じゃない」

 という矢野。

 「・・そう・・だな・・」
 と七美だからきっとたいしたことない
 という竹内君の言葉に一瞬矢野も笑い
 そのあと竹内君が

 「・・早く 帰って来いよ
  早く戻って来て 高橋に言ってやれよ
  このまま 終わったりすんなよ

  いいか 聞けよ

  おまえと高橋は 
  オレの犠牲に上に成り立っている
  忘れる オレがおまえに何をやったか
  友情をムダにすんな

  全力で おまえの
  失った時間を取り戻せよ」

 と涙ながらに訴え。

 新幹線の復旧とタクシーと
 どっちが早いか考え 
 少しでも進んでるほうをと
 タクシーの列にならびアキちゃんに電話。
 竹内君がテンパってるから
 病院にいってやってくれとたのみました。
 
 「千見寺 約束して
  もし 高橋に何かあったら
  絶対 オレを許すなよ
  一生 オレを追いつめろ」

 携帯の充電はもう残りわずか。
 あと一回ぶん。

 七美のことを思いだす矢野。

 『ガンバレ 
  今度はオレが おまえに言う番
  ガンバレ高橋

  何度 まぶたの奥で思い返したことか
  高橋 おまえ 言ったよな』

  「矢野が あたしを強くしたんだよ」

 『違うよ 高橋
  おまえがいたから 生きてこれた
  この同じ空の下に
  おまえもいると思えたから
  離れていても 忘れたことなんてなかった
  いつだって おまえの幸せを願ってた
  それが 今日までオレを支えた全て

  おまえがオレを 強くしたんだよ』

 七美の携帯に留守電メッセージを
 いれる矢野。

 「・・高橋 これから迎えにいくから
  おまえを迎えに行くから
  だから 頑張れ
  今度はオレ おまえのために全部捨てられる
  おまえ以外 何もいらない
  だから

  今度こそ オレのこと待ってて」

 「うんっ!!」

 と笑顔で両手をひろげる七美がみえて
 走り出す(昔の姿の)矢野。

 「失った時間を 取り戻せ!!」

 そして病室にいくと
 七美は元気にご飯を食べてました・・。

 階段からおちたところを
 たくましい男性がうけとめてくれたそうで
 そのあと貧血でたおれたらしい。
 検査の結果は異常なし。
 過労!!徹夜してたしな!!!
 
 「そ そうだよな・・

  おまえって そーゆー奴だよな」 

 たぶん矢野と同じつっこみを全読者がした。
 そんなことだろうと思ったよ!

 気がゆるんで笑いだした矢野は
 そのうち泣きだして・・
 しゃがんだその頭に手をおく七美。

 「・・ありがとうね 
  メッセージ 聞いたよ
  あたし 約束 守ったでしょ?」

 七美も涙。
 ふたりして床にうずくまって
 手をにぎりあって。

 「ごめんね ずっと見てるって約束したのに
  途中で見失ったの」

 「オレが逃げた」

 「逃げたんじゃない」

 「ちょっと寄り道をしただけだよ」

 「そして ちょっと道に迷っただけ」

 「こわれた方位磁石」

 「でも 戻って来れた」

 「戻って来れた」

 「疲れたでしょ?
  つらかったでしょ?
  大変だったでしょ?」

 「でももう大丈夫だよ
  もう心配いらない」

 「ここで ゆっくり 休んでね」

 「待っててくれて ありがとう」


 次回最終回。
 やっと、やっとふたりくっつく!!
 矢野には七美じゃないと。


最終話 Betsucomi (ベツコミ) 2012年 03月号 

『もし 

 あそこで立ち止まっていたら

 道を曲がっていたら

 小石につまずかなかったら

 寄り道をしなかったら

 立ち止まらなかったら

 もし 

 あの時 もし』

「明日 矢野が帰ってきます」

友だちの結婚式に七美も
竹内くんも矢野も出席。
矢野の笑顔をカメラにおさめる七美。

母に草むしりを手伝ってと呼ばれる七美。
豊作の花豆を竹内君にもっていってあげたら
と言われますが、式のあと札幌からすぐ東京に
戻ったので故郷には戻っていないらしい。

「・・お母さんは竹内くんが好きだったけどねぇ」

「竹内くんは秋からNYだって」

「あらっ おまえ駐在員の妻の座を逃したのね!!」

 このお母さん・・・。

「で 新しい人はどんな人?」

「だあって あんた また笑い方変わったわよぉ」

 そこまで気づくなら今の方が
 幸せそうに笑ってる事に気づいてもよさそう。

結局花豆をもって竹内くんの姉 文香さんを
たずねる七美。彩香もママになってました。

そして駅に矢野を迎えにいく七美。
改札にはいって駅のホームに立ち
よみがえる昔の思い出。

『ずっと

 問いかけ続けてきた

 記憶は 私ですか?

 記憶は あなたですか?

 わたしたちはただの 

 記憶の集合体ですか?』

『ずっと待っていた 

 線路の向こうに消えた人

 今なら わかるよ

 ここから終わったんじゃなく

 ここから 始まったんだね』

ひろげてかざした手のひらをとる矢野。

「何やってんの?」

七美の目に涙。

帰ってくるのは向こうのホームなのに
行く方の1番ホームにいた七美に
笑顔で「ただいま」。

『おかえり』

草の上に座って話す二人。

「たかはし
 
 好きだよ」

好きだよ6年分、連発。

「はははっ

 やべーーー きもちいー」

『彼が愛した人たちが

 彼を愛した人たちが

 彼に与えそこなった愛を

 彼が受け取りそこなった愛を』

「お母さん あたしね

 これからずっと 身を持って

 彼に 証明していきたいの」

『でも 愛は そこにあったんだよ

 ちゃんと最初から』

「もう愛を 

『疑わなくていいんだよ』って」

『何度も 何度も』

毛虫で七美をおどろかせて
草の中に姿をかくしてしまった矢野。

「高橋 一度しか言わないから
 よく聞けよっ」

「好きだよー」

「もー―100回聞いたってば―」

「今日から オレの心は
 ずっと 高橋のものだよ
 受け取ってもらえますか―?」

「お 重っ」と涙する七美。

草の中から顔をみせた矢野。

「重くなきゃ 価値なんてないだろ」

整理整頓苦手で料理もうまくなくて
おデコに傷が残るかもしれなくて
野菜もすぐ腐らす七美でもOK。

「腐った野菜ごと 高橋を引き受ける

 だから

 オレの家族になってください」

二人しっかり抱きしめあいました。

そのあと二人で奈々さんのお墓参り。
ろうそく立てをとるため物入れをあけると
そこにはプレゼントの小箱と有里からの手紙。

奈々から矢野への誕生日プレゼントを
渡すタイミングをなやんで、ここへくることが
あったらと思ってのことらしい。

『あの夏からの贈り物を

 どうか受け取ってください』

中身は矢野が当時集めていた
チョコエッグの景品のシークレット。
ペンギン。
少ないおこづかいからたくさんチョコエッグ買って
食べて頑張ったんだね、と七美のフォロー・・。

「15歳の誕生日 おめでとう」

線香に火をつけお墓に手をあわせる矢野。

「遅くなってごめんな

 誕生日プレゼントありがとう」

矢野は今25歳。

「25になっても大人になった気しないね」

七美も同じように手をあわせると
昔の奈々さんが見えた・・・。
すっきりした笑顔の奈々。

「はじめまして」

『思い出は

 記憶の断片と断片によって

 再構築される

 創造物なのだと
 
 思い出すことは

 幻を見るのと同じことだと

 生きるって 何?

 もし 

 あそこで立ち止まっていたら

 道を曲がっていたら

 小石につまずかなかったら

 寄り道をしなかったら

 立ち止まらなかったら

 もし  あの時

 もし もし

 いくつもの選択をして

 今いるこの道の上で

 正しかった私も

 間違えた私も

 私はいつも 私らしかった

 君も 彼も 誰も みな

 これで いいんだよ と』

高校時代の矢野と七美。
廊下の窓から顔を出す七美に
アイス喰いに行こと誘う矢野。
掃除当番のあと委員会あるから待っててという七美。

「すぐ すぐ おわるから」

「いくらでも 待つよ」

と笑顔の矢野。

『これで いいんだよ

 泣いたことも 

 笑ったことも

 すべては

 やさしい思い出の中に

 そして 私は祈ります

 どうかあなたにとっても

 思い出はいつも

 やさしくありますように』

文化祭のときにはっぴをきて
うちわを手に持って手をつないでいるふたりで
バイバイ。


矢野と七美がくっつく以外のラストは
ないと思っていたので満足です。
だって少女マンガだし!

竹内君はいつもいい人で
損な役どころでしたが
あんないい人にはきっと
お似合いの女性があらわれる・・はず。
(あきちゃんでもいい。)

有里はしばらく前にきれいに片付いたけど
最後に奈々さんもきましたか。
矢野も七美も、今回服装のせいもあるのか
年齢より幼くみえて高校生のころと
かわってない。
大人にもなったことだし
七美がそばにいたら
矢野ももう大丈夫なんじゃ
ないかなあと思います。




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僕等がいた 前篇の感想






2012.03.27 Tuesday 08:40 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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