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37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜第7話「医者としてでなく人として僕は…」

第7話「医者としてでなく人として僕は…」



祐太(草ナギ剛)のアパートを訪ねてきたすず(ミムラ)は、
久しぶりにゆっくり話がしたいと部屋に泊まることに。
瑞希(水川あさみ)は2人の様子が気になって仕方がない。
一方、東央医大病院では、利益を上げようとする
佐伯(松平健)に圧力をかけられた医師たちが、
ベッドの稼働率をあげるため、入院の長引く患者を
退院させようとしていた。さらに佐伯は、祐太の影響で
患者と親しく話をするようになった研修医たちを問題視。
治療にかかる時間を長引かせる原因と考え、患者との
交流を控えるよう釘を刺す。
そんな中、祐太は、林田(阿部力)から障害を抱える者と
健常者の間には越えられない線があると告げられ、
祐太もそれを自覚しなければ、すずを苦しめることになると
言われる。



沢村先生が祐太と飲みにいこうとしたときに
すずとばったり。

祐太の部屋にすずもやってきました。

「お疲れさまでした。すずさんも また。」

「お疲れさまでした。

 お茶 切れてるの忘れてた。買いにいかないと。」

「あっ ありますよ お茶っ葉。」

「でも…。持ってきますから。」

部屋へもどってとってくる沢村先生。

「どうぞ。 あの お茶菓子も一応。」

すると祐太がこの間のポン酢を差し出しました。

「これ 返してなかったの思い出したんで。」

「べつにいいですよ こんなときに。」

「こんなときって?」

「はいはい。」と受け取る沢村先生。

「すいません。じゃあ ごゆっくり。」

祐太はすずの家に連絡。

「はい。 失礼します。

 お母さん 心配してたよ。」

「32歳の娘が 婚約者の家に来ただけなのに」

「病気のことがあるからだよ。

 体の具合のことも今 聞いた。

 ごめん 森下先生の話 一緒に聞けなくて。」

「そっちも大変だったみたいだから」

この間のビラ騒動。

「彼女には黙ってたんですね昔のこと。

 でも すずさん全部 知ってましたよ。」

と沢村先生に言われたことを思い出す祐太。

「あのさ…。」

「今日 泊っていってもいい?」

「えっ?」」

「お泊りセット持ってきた

 いろいろ話したいことあったから」

「何?」

「この間みた映画の話とか 本の話とか」

「そんなこと?」

「あ あと テレビで芸人さんが

 すごく面白いネタやってて」

「すず…。」

「いいでしょ 

 いつも時間なくて こういう話できないから」

隣の部屋の二人が気になる沢村先生。

すずはベッドで、祐太はたたみの上で。
おきあがって祐太のそばにいくすず。

「ゆうたさん」

声を出そうとしますがやはり出ない・・。
悲しそうなすず。

翌朝。

「おはようございます。 早いですね。」

「ええ まあ。」

「昨日は すいませんでした。

 すずも 沢村先生によろしくって。」

「すずさんは?」

「さっき 帰りました。」

手を組んでいたのをみられたのを思い出す
沢村先生。

「昨日のことなんですけど。」

「はい。」

そこへ谷口先生たちもきて話は中断。

今日の佐伯先生は製薬会社の社員たちにも
愛想がなくお菓子も受け取らない。

「売り上げ 少し落ちてるようだね。」

「あっ いえ他の科に比べれば まだまだ。」

「でも落ちてるでしょ。良くないよ これは。」

「申し訳ありません。」

「原因は はっきりしてるようだがね。」

「患者1人当たりの在院日数が延びてるからかと。」

「じゃあ 対処しなきゃいけないよ 中島准教授。

 学部長選は目前だ。しっかり頼むよ。」

「もちろんです。」


「ばかにできないもんだね。

 熱血研修医ってのも。」

研修医たちは採血しながら患者さんと親しく会話。

「おい ここんとこ にぎやかだよな。」と石浜さん。

「そうですか?」

「いや 前は医者も み〜んなつんけんしてて

 世間話するような感じじゃなかったからよ。

 まっ ああいう変わりもんがいちゃあな。


 おい。 言っとくけどああいう男にはほれないほうがいいぞ。

 苦労すっから〜。」

と言われたのは沢村先生。

「はぁ? 何言ってんですか。

 誰が紺野先生なんか。」

「何ですか?」

「いや… 何でもありません。」

でていってしまう沢村先生。

「当たったか〜?」

石浜さん、案外するどい。

すずは今月いっぱいで仕事をやすむことに。

「寂しくなるな。

 葛城さんも休職だし 林田君も明日で契約 切れちゃうし。」

林田さんのところにいくすず。

「どうも。」

「明日で辞めるそうですね」

「ええ まあ。

 そうだ。 紺野っていう人にも伝えといてください。

 これ こないだ病院行ったときに渡されたんで。」

祐太の名刺。

「いい人ですよね。ちょっと過保護な気もしますけど。」

そこへ電話。

「すいません。もしもし。 うん。

 えっ? 入院?」

内科カンファレンス。

「えぇ〜藤本さんは血圧は安定してます。

 リハビリを続けて状態が良ければ

 来週には退院でいいと思います。」

「えぇ〜 何か ご意見のある方は。

 では 私のほうから。」と中島先生。

「はい。」

「この程度であればリハビリも含めて
 
 外来で診ていけば問題ないでしょう。

 退院は今日で大丈夫です。」

「いや でも…。」

「私も それでいいと思う。状態の安定した患者は

 早く日常生活に戻してあげたほうがいい。

 ベッドの空きを待ってる患者も大勢いるわけだしね。

 それと 一部の先生方の間で

 患者とのコミュニケーションがはやってるようだが

 節度は持つべきだよ。

 仲良くなっても病気が治るわけじゃないしね。」

「えぇ〜 皆さんも担当患者の状態を再確認して

 安定してる方には 外来での診療をおすすめください。

 以上です。」

「何だよ 急に。」と下田先生。

「金もうけ主義。」と沢村先生。

石浜さんも退院といわれました。

「何だよ いきなり退院ってよぉ。」

「状態も良好ですしもう外来で大丈夫ですから。」

「そんなこと 急に言うなよ!俺の店 嫁が仕切ってて

 居場所ねぇんだよ。帰っても気持ち悪いんだよ。

 居心地悪いんだ 俺は〜。」

「石浜さん病院はホテルじゃないんですから。」

「瑞希っちゃん 何とかしてくれよ。」

沢村先生も何も言えない。

祐太と新見先生は新しい患者さんに挨拶。

「担当の新見です。」

「研修医の紺野です。よろしくお願いします。」

名刺を渡す祐太。

「すいません。どうぞ。」

「あぁ… これはどうも ご丁寧に。」

「いいですよ 気にしなくて。

 彼 年は あれですけどただの研修医ですから。」

「年は あれなんで。」

「えぇ〜 花山香澄さん

 慢性甲状腺炎と診断されての治療コントロール入院ですね。」

「はい。」

「あの 先生。 娘の病気は…。」

「心配いりませんよ。花山さんの場合

 甲状腺ホルモンさえ投与していれば

 日常生活に支障ありませんから。」

「でもこれから先 ず〜っとですよね。」

「あの ご心配でしたらまず 詳しい説明を…。」

祐太の申し出をさえぎる新見先生。

「すいませんが先に 必要な検査だけ

 させていただきたいんですけど。」

「申し訳ありません。」

「よろしくお願いいたします。」

病室から出るとお父さんもでてきて声をかけました。

「あの 先生。娘のことをよろしくお願いします。」

「はい 何かあったらすぐ伺いますので。」

「紺野先生 行きますよ。」

「すいません。

 失礼します。」

そこへ林田さんがやってきました。

「あっ!どうも。」

「来たのか 林田君。」

「彼女から 連絡もらったんで。」

すずの家。
母が電話中。

「じゃあ お祝いしなきゃね。遠慮しないで。

 あっ じゃあ また連絡するからね。

 はい はい じゃあ。ごめんね ご飯 もうすぐだから。」

「お祝いって?」

「美津子おばちゃんとこの千鶴ちゃん

 昨日 赤ちゃん生まれたんだって。」

「そっか」

「ふふっ…。あの子も もう28になるからね。」

すず、複雑な表情・・。

香澄の病室に入る祐太。

「あっ… 今 紺野さんのこと話してたんです。」

「聞いて びっくりしました。

 彼が先生のこと知ってるって言うから。」

「僕も びっくりですよ。」

「じゃあ 血圧 測りますね。」

「はい。」

「とりあえずちゃんと治療 受けろよ。

 また 向こうから 連絡するから。」

「ふふっ 今度はメキシコだよね。来週だっけ?」

「これから準備なもんで ばたばたしてる。」

「ふふっ ごめんね わざわざ来てもらって。」

「また しばらく顔 見れないしな。よいしょ。」

病室から出る林田さんと祐太。

「海外に行かれるんですか?」

「ええ。ぶらぶらするの好きなんですよ。

 向こうだと 変な しがらみとか 感じなくて済むし。」

「あの…。

 できれば 花山さんのそばにいてあげてくれませんか?」

「えっ?」

「さっき 不安そうだったので。」

「そうは思いませんでしたけど。」

「慢性甲状腺炎は適切な治療をしていれば

 命に関わる病気じゃありませんけど

 花山さんの場合 ずっと投薬を続ける必要があるんです。

 状態が安定して 退院するまでは

 そばで支えてあげたほうがいいと思うんですけど。」

「僕が海外に行くのやめても状況は変わらないでしょ。

 お互い嫌な思いするかもしれないし。」

「えっ?」

「つきあうの反対されてますから 向こうの親に。

 面と向かって言われたこともあるんです。

 娘には健常者と結婚してもらいたいって。

 ほら こういうふうに線が引いてあるんです。」

足元にある線。

「普通の人とそうじゃない人の間って。

 紺野さんも そのこと

 自覚したほうがいいんじゃないですか。」

「どういう意味ですか?」

「葛城さんのこと

  苦しめることになると思いますから。

 失礼します。」

林田さん、帰っていきました。

研修医の部屋。

「何か本格的に締めつけてきたよなぁ。」

「もうすぐ学部長選だし

 佐伯教授も今回は本気ってことでしょ。」

「おとなしくしてたほうがいいかもね しばらくは。」

「じゃあ お先に失礼します。」

「あれ?気分直しに飲みにいきましょうよ。

「今日は先約があるんで。」

と帰っていく祐太。

すずの父と二人で飲みました。

「こうやって2人で飲むのも初めてかもね。」

「そうですね。」

「これからのことなんだが

 私は すずのために

 できるかぎりのことはしたいと思ってる。」

「どこか別の病院を?」

「うん。環境のいいゆっくり過ごせる場所があればね。

 透析だけじゃ 体をもたせるにも限度があるんだろ?」

「個人差はありますけど。」

「移植が無理なら

 すずに残された時間は限られてるわけだ。

 祐太君 その残された時間

 すずのためだけに生きてやってくれないか?」

「お父さん…。」

「頼むよ 祐太君。

 あの子を助けてやってくれ。」

研修医たちをみはる中島先生。
研修医たちは無駄口をたたかず・・。

「やりにきぃな。」

「あんな うろうろされちゃあね。」

香澄の部屋にやってきた祐太。

「林田さん 今日 お見舞いには?」

「あぁ… 忙しいみたいですね。

 それに親がいると ちょっと…。」

「でも 来週には海外に行かれるんでしょ?」

新見先生がわざわざよびにきました。

「紺野先生 そろそろ。」

「今 戻ります。」

廊下で森下先生にあいました。

「いろいろと抱えてそうだな。」

ふたりで屋上へ。

「ご両親は転院を考えているのか。」

「空気のいい所で静養させたいそうです。
 
 もしかしたら 心機能も回復するかもしれませんから。」

「うちで治療を続けたほうが安心だと思うが。」

「でも 僕も病院 移るかもしれませんし。

 すずの治療に一番だと思って

 研修先を東央にしたんですけど

 やっぱり 大学病院は合ってないみたいなんで。」

「弱気なんだな 珍しく。

 組織と一個人とでは

 掲げる理想が違うのは当たり前だ。

 立ち位置が違うから

 どっちが正しいっていうわけじゃない。」

「わかってます。」

「でも 利益を上げるために 患者さんを

 二の次に考えるのは 病院として 正しいんですか?」

「利益を度外視して

 ボランティア精神で突っ走るのは

 医者として正しいのか?

 世の中には絶対的な正解なんてない。

 そのかわり 明確な不正解は ある。

 俺は そう思ってる。

 判断は君に任せるが

  俺は 君も この病院に残るべきだと思う。」

「えっ?」

「自分を変えるために 医者になったんだろ。」

森下先生は今日もいいアドバイス。

点滅信号になって他の人が小走りですすむのに
走れない自分はたちどまる林田さん。

退職の挨拶。

「短い間でしたが お世話になりました。」

「来週から海外らしいけど 体に気を付けて頑張ってね。」

「ありがとうございます。」

すずが外までみおくり。

「いろいろお世話になりました」

「いえ。そっちも大変だと思いますけど

 負けずに頑張ってください。」

不思議そうな顔。

「病気にです。 僕も負けませんから。」

「それって 勝ち負けなんですか

 それでもいいのかもしれない

 でも私は、そうじゃなくても
 
 いいと思います」

「どういうことですか?」

手話をしかけるすず。

「えっ?」

やはりいい、というしぐさで
戻っていきました。

腎不全の治療ができる病院を
調べている祐太に声をかける沢村先生。

「居残りですか。」

「調べものがあって。」

「下田先生たちと飲んでますから

 終わったら 連絡ください。

 あんまり ため込むと良くないですよ。」

「ありがとうございます。」

「じゃあ お先に。」

しゃべれないのにすずから電話。
祐太がでたけど無言。

「もしもし?すず?どうしたの?今どこ?」

電話がきれ今度はメール。

「ごめんなさい。

 声、今なら出せる気がして。

 話たいことがある。」

すずに会いにいく祐太。

「懐かしいね ここ。

 初めて来たのまだ つきあう前だっけ?

 会社の飲み会で すずが酔っ払って 気持ち悪くなって。」

「祐太さんが介抱してくれた

 もうあんなに酔っぱらうことはないよね、私

 病気になって 7年

 お酒が飲めなくなって 7年

 声がでなくなって 7年

 祐太さんが 医者を目指して 7年

 長いね

 長いね 7年って

 だから もう十分だと思う」

「十分って?」

「もうこれ以上 いっしょに苦しみたくない」

「すず・・」

「祐太さんは医者になって

 新しい道を涼み始めてる
 
 きっかけが私の病気だとしても

 きっと今に 重荷になると思う」

「そんなことないよ 僕は」

「私には 重荷なの

 祐太さんが 病気の私しかみていないことが

 普通でいいと思ってた

 祐太さんと会話して

 笑って たまにケンカもして

 ドキドキしたり わくわくしたり

 そんなふうに 普通でいたいって

 祐太さんは

 自分のために医者になったんでしょ

 でも私は

 あなたの患者になりたかったんじゃない

 私は 今のままの私でいい

 でも祐太さんといると

 これから先もずっと

 治りたいって思わなきゃいけないから

 わがまま言って ごめん

 私の声が戻ったら

 きっと 一番に 電話するから」


すず、帰って行きました。
その場に立ち尽くす祐太。

飲みにいっていた研修医たちと師長。

「結局 来なかったな 紺野先生。」

「何か心配だよね。ストレス 抱え込んでそうで。」

「大丈夫でしょう。かわいい婚約者がいるんだから。」

そのあと祐太に声をかける沢村先生。

「紺野先生。」

「あぁ お疲れさまです。」

「今まで病院に?」

「すずに会ってきました。別れ話されに…。」

「お酒 買いました?」

「いいえ。」

「おごりますよ。」

二人で公園で話しました。

「こないだ すずが泊まりにきたとき久しぶりだったんです。

 映画のこととか お笑いのこととかそういう話 したの。

 それで わかったんです。

 僕は7年間 

 すずの病気のことしか見てなかったんだって。

 医者になって すずのこと支えるつもりだったのに

 それじゃほんとにただの医者と患者ですよね。

 ばかみたいですよ ほんと。」

「そんなことないと思いますよ。

 ばかみたいなんじゃなくって
 
 ばかなんですよ 間違いなく。

 40手前のおっさんが

 そんなことでショック受けちゃって。

 ぐじぐじ ぐじぐじつまんない泣き言 並べて

 正真正銘 救いようのないがちな ばかです。」

「すいません。」

「何が正しいとか 間違ってるとか

 人それぞれでしょ。
 
 人によって大事なものも

 守りたいものも違うんですから。

 肝心なのは自分で それを決めて

 そのために何をするかってことでしょ。

 研修 始まってから

 紺野先生が ずっとやってきたことじゃないですか。

 今更 何で そんな弱気なんですか。

 いつも周り 巻き込んで

 さんざん好き放題やってるくせに。」


「帰ります。」

「沢村先生。

 これ。」

とこの間かりたお茶のかわりを
かえす祐太。

「だから こんなときに返しますか?普通。」

「こんなときって?」

「いいですよ!もう。」

翌朝。

祐太、復活。
患者さんとも親しく会話をしながら採血。

「まずいっすよ紺野先生。」

「見られてます。」

「大丈夫ですよ。治療に必要なことですし。

 転職ですよね。僕も すごく悩んだんですよ。

 きっかけがあれば…うん いいんですけど。」

香澄の部屋でも。

「あっ 花山さん。はい。

 僕が力になれることなら 何でも言ってください。」

香澄は祐太の名刺を手に・・。

林田さんにあいにきた祐太。

「どうも。」

「どうしたんすか?」

「花山さんに頼まれて 来ました。」

「何ですか?」

「こないだも言いましたけど
 
 花山さんのそばにいてあげてくれませんか?

 花山さん やっぱり 林田さんに

 そばにいてほしいと思ってます。」

「それを伝えにきました。」

「ほんと おせっかいですね。」

「わかってます。 でも 僕は

 自分が患者さんのためにできることをしたいんです。」

「余計なお世話ですよ。

 じゃ。」

「線を引いてるのは 誰なんですか?
 
 他人の引いた線は

 簡単には消せないかもしれません。

 でも 自分の引いた線は越えられると思います。

 足が不自由でも

 心が不自由でなければ。

 突然来て 失礼なこと言って

 すいません。」


この間のすずの手話を思い出す林田さん。

「あの…。

 この手話ってどういう意味ですか?」

「受け入れるっていう意味です。」

すずは家で夕食のしたく。

「いいわよ そんなの。明日 診察の日でしょ。」

「大丈夫 調子いいから」

「ちょっと待ってて 手伝うから。

 ん?」

「お母さん ごめんね」

「すず…。」

翌日も、患者さんと親しく話す祐太を見て
他の研修医たちも元通り。

「西岡さん 昨日の話ですけど僕は応援しますよ 転職。」

「ほんとですか?」

「大変なことも多いですけど頑張れば 何とかなりますよ。」

「湯山さん 体調は いかがですか?

 何か気になることがあれば伺いますけど。」

「谷中さん何か がたい いいっすけど

 スポーツとか やってたんすか?」

と下田先生もまけじと声かけ。

「いい天気ですね 今日。」

弱々しいけどがんばる谷口先生・・w

病室の外には佐伯先生と中島先生。

「どうも あまり変化はみられないようだねえ」

廊下にでてくる祐太。

「良かったね 味方が増えて。」

「味方ですか?」

「珍しいよ こんなに患者と親しげな研修医たちは。」

「医者として 患者さんと つながりを持つのは

 大切じゃないですか?」

「紺野先生。」

「患者さんと仲良くなっても 

 病気が治るわけじゃありません。

 けど 現場の医者の立場では

 患者さんの信頼を得ることが

 治療の一歩だと思いますけど。」

「ふっ。

 総合内科を運営する立場としては やっかいな考え方だ。

 まっ 貴重な意見として参考にしておくよ 紺野先生。」

石浜さんカムバック。

「あぁ〜 いい匂いだ。やっぱ落ち着くな ここは。」

「石浜さん!」

「おう 紺野。」

「どうしたんですか!?こないだ退院したのに。」

「出戻り。」

「…ってろ!いやな 退院祝に 酒 がばがば飲んだら

 また肝臓のやつが悲鳴 上げちまってな

 さっき 受付でチェックインしてきたとこ。」

「ホテルじゃないんですから。」

「わかってるよ お前。

 こんな まずい飯 食わせるホテル どこにあんだよ。
 
 おい!俺のベッドがないぞ!」

「ははっ。ふふっ。」

横断歩道で祐太の言葉を思い出し
足をひきずって渡る林田さん。
赤になる前に渡り切りました。

「ふぅ〜。」

香澄の診察。

「変わりないですよ。」

「すいませんでした 昨日は お手数かけて。」

「いいえ。」

そこへ林田さんがやってきました。

「お見舞いですか?」

「ええ まあ。」

「旅 行くの やめたわ。」

「えっ?」

「この足で 歩きまわるのしんどいし

 お見舞いのほうが来やすいから。」

「うん。」

「ご両親 今日 午前中にいらっしゃいましたから。」

「おせっかいっすねほんと。

 いつまでも 逃げ回ってらんないよな。

 現実 見てかないと。」

3人とも笑顔。

祐太はずすにメールを送信。

「話がある。中庭で待ってて」

待っているすずに祐太から電話。」

「もしもし 待たせてごめん。」

本人があらわれました。

「何?話って」

「この間は すずの気持ち聞けてよかった。

 でも かかってくる電話 待つの

 やめようと思って。

 これからは 

 すぐそばで支えていきたい。

 すずの体のことも 声のことも全部。

 だから…。

 結婚しよう。」


沢村先生もみていました。

祐太は手話。

「僕も 全部 受け入れる」

泣き出すすず。

沢村先生はその場をはなれます。

中島先生は頭を深く下げたまま。

「はぁ〜 頭 上げなさいよ 中島准教授。」

「いえ 私の監督 不行き届きで。」

「あっ それよりね病棟に 入院させたい患者がいるんだ。

 外来で診てた古い知り合いなんだが

 これがまた なかなかうるさい客でねぇ。

 まっ 適当に担当 付けて 診てやって。」

その患者はナースステーションへ。

「今日からお世話になる 伊達だが。」


すずと祐太。

「ドキドキして

 心臓とまるかも」

「だめだよ」

すずの頭をなでてあげる祐太。



患者としてみられたかったのじゃないという
すずの言葉はとてもよくわかる。
祐太はすずを治してあげたいという気持ちが
強すぎてついそういう接し方になってたのでしょうが
恋人として普通の会話も楽しめないようではね。
ちゃんとプロポーズしてすごく幸せそうなのに
病気が思ったより深刻って・・ここは
病気抱えながらでも末長く幸せになってもらわないと。
すずの命で泣かせる展開はいらない!

沢村先生はまだ魅かれかけたところだから
なんとか・・。

病院も経営が大事なのである程度のもうけ主義は
しかたないと思いますが、ドクターとが患者と
日常会話くらいして親しくしてるほうが
結果的には「あの病院の先生はいい」という
評判につながって病院の人気もあがりそうなものだと
思うけど・・。
病院に嬉々として戻ってくる常連さんは
ちょっと問題ありだとは思いますが。

自分で線をひいている障害者・・。
心が不自由になるようなことが
いっぱいあったのでしょうと想像できますが
後ろ向きであきらめてしまっていると
幸せもこない。

この間のスマスマでパロディーやってて
佐伯先生が予想通りノリノリw
新見先生や研修医のみなさんも
ぜひおねがいしたいです。


紺野祐太 草なぎ剛
沢村瑞希 水川あさみ
下田健太郎 八乙女 光
谷口篤志  桐山 漣

葛城すず   ミムラ

佐伯毅彦   松平健
森下和明   田辺誠一
新見  悟   斎藤 工
中島  保   鈴木涼介
相澤直美   真飛  聖








2012.05.23 Wednesday 08:45 | comments(0) | trackbacks(3) | 
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37歳で医者になった僕 〜研修医純情物語〜 case7:医者としてでなく人として僕は…
プロポーズ!・:*:・(*´エ`*)ウットリ・:*:・ いや〜ん、その前に別れ話とかしてたすずだったので、もしかしたら今更プロポーズされても うれしくないのかと思いきや、反応がめっちゃかわゆかった〜 言う方も結構ドキドキなんだろうに、いつもと変わらない裕太もまた
| あるがまま・・・ | 2012/05/23 2:09 PM |
ドラマ「37歳で医者になった僕〜研修医純情...
境界線-------------すずが訪ねてきたことで、紺野と、沢村の食事もまた今度に。でも、すずはどうやら手術が出来ないことで、かなり落ち込んでいるようで、たわいもない話がしたいと思...
| ◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆ | 2012/05/23 10:16 PM |
《37歳で医者になった僕〜研修医純情物語》☆07
すずが、お泊りセットをもって祐太に会いに来た。 瑞希が祐太と飲みに行く寸前のことで、結局アパートに戻った。 いつも時間が無くて、他愛もない話をする事さえできない2人。 祐太は、すぐに疲れて寝てしまった。 翌朝、病院へ出勤出勤すると瑞希はもう来ていた。
| まぁ、お茶でも | 2012/05/27 3:43 AM |