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サマーレスキュー〜天空の診療所〜第3話「母のいのちを救え」

第3話「母のいのちを救え」



幼い頃に父親を亡くし女手ひとつで速水(向井理)を
育ててくれた母・悦子(中田喜子)に、病気が見つかった。
心配になった速水は急いで下山し、明慶大病院へと向かう。
そして、手術の執刀を自分がしたいと願い出るのだが…。
速水が下山してしまい、医師が居なくなってしまった
山岳診療所に体調が悪いという患者がやって来る。
医師が居ない中、看護師のあかり(小池栄子)が看病すると…。




母の病状をきいて
すぐに山を下りなければならなくなったと
下山した速水。

山小屋のみんなもあとで
事情を知りそれなら・・と納得。

「速水先生の家庭は母一人子一人で

 それで ショックだったんだろうな」

速水先生のかわりの高井先生は
電車が遅れた影響で
かなり遅れているようで
それまでがんばろうと話すうち
つい冗談交じりになって騒ぐと
遥がぴしゃり。

「やめてよ!

 診療所にドクターがいないんだよ

 ふざけて

 笑い話にしていいことじゃない。」

「速水先生が駆けつけたい気持ちは

 私にだって理解できます。

 でもやっぱり

 医師は 診療所に

 いなくちゃいけないと

思うんです。」

「東京には

 たくさん医師がいるじゃない!」


いや、そういう問題ではなく・・
母だから・・なんだけど。

そのちょうど医師のいない診療所に
たずねてきた野田夫婦。

「こちらに診療所があると

 穴門山荘で聞いたんですけど

 妻の具合が悪くて診ていただけませんか?」

病院へ戻った速水。
母の病状は思ったよりひどうようで
すぐに手術が必要。

「手術は やらせてください。

 ここには 日本最高の医療機器が揃っています。

 腎動脈への処置もあり

 もちろん 簡単とは言いませんが

 僕が執刀したいです。

 自分に やらせてください。」

「大丈夫か?

 患者が近親者の場合

 手術中に 冷静さを保てなくなる恐れがあるぞ。」

「オペ中は 術野に集中します。

 後悔したくないんです。」

「じゃあ 俺に第一助手をやらせてもらえるか?」

と倉木先生が申し出てくれました。

山小屋では医師がいないときいた
夫が怒りだしました。

「医者がいないって!?

 医者がいると聞いて

 ルートを変更して来たんですよ。」

「すいません。先生が今朝下山してしまいまして。」

「でも こちらベテランの看護師ですから。」

「とにかく早く何とかしてやってください。

 熱があるみたいで つらそうで。」

「できるだけのことはします。」

母の病室をたずねる速水。

「圭吾 いつ帰ってきたの?

 月曜まで 山の診療所じゃ?」

「うん 急きょ仕事でね 今朝戻ったんだ。

 調子はどう?」

「大丈夫よ。それより山の診療所はどうだった?」

「びっくりするぐらい何もなかった。

 レントゲンすら ないんだ。」

「あら じゃあ山でケガした人 大変ね。」

「やっぱり東京はいいね。

 最新の医療を施すことができる。」

「でも山は 今

 チングルマとかイワギキョウのような

 高山植物が一面に咲いてるんでしょ?

 きれいでしょうね。」

「詳しいんだね 母さん。」

「フフン ちょっとね。

 体が ちゃんと動くうちに

 一度は そういうきれいなとこ行ってみたいわ。」

「あのさ 母さん。」

「なあに?」

「実はね 検査で ちょっと

 気になるものが見つかったんだ。」

「えッ?」

「でも 大して心配いらない。

 体の中にね う〜ん例えて言うなら そうだな

 小さい おできが見つかったっていうか

 そのままにしておくのはよくないから

 この際 切っちゃったらどうかなと。」

「切っちゃったら って… 手術?」

「ああ 俺がやる。」

「圭吾が!?」

「何だよ そんな

びっくりしたような声出して。

 信用ないな。

 こう見えても 明慶大学病院外科の

 若きエースって言われてる。

 それに ここの手術機器は

最高のものが揃ってるし

 日本で一番だと思う。」


「信じてないんじゃないのよ。

 逆よ 逆。

 感激してるの。ありがとう。」


山小屋。

出した解熱剤がただの市販薬だと
文句をつける夫。

「こんなものなら

わざわざ診療所に来なくたって 持ってるよ。

 診療所にしかないよく効く解熱剤とか

 ほら 抗生物質とか何かあるだろう。」


「すいません。

 そういう薬は医師の指示か処方箋がないと

 お出しすることが できないんです。」


「あんた出してよ 看護師なんだろ?」

「申し訳ありません。処方箋というのは

 医師しか出せないんです。」

「はあッ?じゃあ 医者もいないこの診療所に

 何の意味があるんだよ!」

「申し訳ありません」

「こんな所にいてもどうしようもない 下山しよう。」

これはまた無茶なことを言いだす。

「それはやめてください。

 今日はここに泊まって体調を整えて 下山は明日の朝に。」

「医者もいないのに ここに泊まってもっと具合が悪くなり

 手遅れになったらどう責任取るつもり?」

「明日になれば 別の医師が登ってきます。 診察できます。」

「あなた 私も今山を下りるのはしんどいから。」

と奥さんも下山はことわりました。

「何かあったら

 責任取ってもらうからな!」

とずっとこんな調子。

遥のことを話す両親。

「遥のヤツ ムキになりすぎだよ。」

「仕方ないわよ。

 お母さんのこと きっと思い出して。」

「昔の話だ。

 若いもんが 前向いて歩かないでどうすんだ。

 それに 下で何があったのかちっとも話そうとしない。」

今日のメニューはきのこカレー 遥の好物。

東京では速水母のオペ開始。
山にいる遥の昔の回想と交互に。

「誰か助けて!

 ママが ママが崖から落ちちゃった。

 誰か 誰か助けて!」

遥の実母は崖から落ちて亡くなったのか。

遥に声をかけるあかね。

「結局 私って 

 いつも何もできないんですよね。」

「今も そう。母のときも そう。

 それから あの子のときも。」


救急車の急患要請、交通事故の5歳男児を
医師に手いっぱいだとことわられ

「でも重症の5歳児です。

 すでに他所の救急3件断られたそうです。

 うちには まだベッドが1つ…。」

とくいさがる遥。

「ベッドが空いてても対応できない!

 俺は今 処置してる。」

「応急処置ぐらい。」

「何かあったら どう責任を取る?

 全ての人を助けられるわけじゃないんだ」

回想終わり。

そして亡くなった子ども・・
前に母親にせめられていましたが
これって遥のせい??

「看護師って 医師がいないと

 何もできないんですよね。」


「それは違うんじゃないかな?

 医師と看護師はただ役割が違うだけで。」


「まあ いいんですけど。

 私もう 看護師 辞めたんで。」


東京。

腹水内に 腺癌細胞が確認され
オペ不可能でそのままとじることに・・。

「俺が閉腹しよう。君は休んでていい。」

「いえ 僕がやります。」

「速水君。」

「やらせてください!」

とつづける速水。

「母は 今まで一度も

 具合が悪いと僕に言ったことがありません。

 背中が痛いとか腹の調子が変だとか

 一度も言ったことがありません。

 今回の人間ドックだって

 たまには親孝行してみたいと

 思ったっていうだけです。

 それが まさかこんなことになってるなんて。」


「相当 我慢強い人だったんだな。」

「気づかなかった僕の責任です。

 最低の医師で

 最低の息子です。」


今日は速水先生で泣かす気か。

速水母の手術の結果も
アカネの友だちからのメールで
山小屋にとどきました。

「開腹したものの 瘤と 一かたまりになった進行膵癌が併存

 手の施しようがなくてそのまま閉じたみたい。」

「速水先生のお母さん手術 成功したの?

 じゃあ 速水先生 喜んでるね。」

という桃花にうまくこたえられず・・。

目をさました母。

「心配ないよ。手術は全て うまくいったから。

 まだ麻酔が効いてるだけだから ゆっくり休んで。」

「うん…

 母さん 幸せね。

 圭吾みたいな

 優秀で親孝行の息子を持って。」


山小屋。
奥さんも熱がさがったようです。
               
「具合は どうだ?」

「すっかり いいわ。あなたのおかげ。

 夜中に 喉が渇いて目が覚めたら

 枕元にお水はあるわ 毛布は掛かってるわ で

 感激しちゃった。」

「えッ いや…

 俺は何もしてないぞ。」

そこへ高井先生が診察にきましたが
もうすっかりよくなっていました。
怒ってばかりだったご主人も
さすがに何もいわず
元気に帰って行った夫婦。

「先生速水先生どうされてます?」

「倉木先生から聞いた話だと

 とにかく お母さんにつきっきりで看病してるそうだよ。」

「お母様がそんな危険な状態だと

 速水先生 おつらいでしょうね。」

速水母はおきあがり
家族の写真をみているときに急変。

そのころ速水は沢口教授によばれ
ドイツに行ってみないかと誘われていました。

「ドイツのミュンヘン医科大学病院に

 ウチから若手医師を一人派遣する話があって

 私は 君に行ってもらいたいと思っている。

 来月早々には たってもらいたい。

 もちろん お母様のことで迷う気持ちは分かる。

 だが この研修は

 最先端の医療機器開発に必ず役に立つ。

 今ここで救えない命も

 医学が進歩すれば 必ず救えるようになる。

 10年後 君のお母さんと同じ病状の患者を百人…

  いや千人救うことになるだろう。」

そこへ電話で知らせがはいり
母のもとへかけつける速水。

もう母は亡くなっていました・・。

「おそらく 突然 動脈瘤が破裂して

 十二指腸に穿破したんだと思う。」

「これが 近くに落ちてたそうだ。」

父と母と幼い自分のうつった家族写真。

「すいません。

 母と ニ人だけにしていただけませんか?」

母と二人にしてもらい涙する速水。

「母さん 母さん・・。」

その知らせも山小屋に。

「速水先生のお母さんやっぱり ダメだったらしい。」

それをきいていた遥が
迷いながら電話をしました。

「小山です。あの… 山小屋の」

「ああ」

「あの 聞いたので
 
 お母様のこと

 何て言ったらいいか。

 お母さんは

 速水先生がそばにいてくれただけで

 きっと…。」

「あの

 用事は何なのかな?」

「えッ?」

「いや 用事。」

「あッ いえ えっと…

 あッ そう

 診療所の あかりさんがソフラチュールが足りないって言ってて

 それで 今度来るとき
 
 持ってきてくれると助かるんですけど。」

「そっちに戻るかどうかは分からないけど

 とにかく 倉木先生には伝えておきます。」

「ありがとう。」

「いえ。」

速水にしたら遥から何かいわれるほど
親しくなったおぼえもないし
何も言われたくないのでしょう。
遥も遥で電話したものの
何をいっていいかわからない状態だし。

「倉木先生色々と ありがとうございました。」

「いや。」

「先生 また山ですか?」

「ああ いや 実は

 高井君がスケジュール あんまりなくてさ

 明日から俺が行こうかと思ってる。」

「そうなんですか。」

「お母さんの葬儀に顔出せなくて申し訳ない。」

「皮肉ですよね。」

「うんッ?」

「僕は 倉木先生に

 山の診療所にはろくな医療機器がない

 だから きちんとした治療は

 受けられないと言いました。

 なのに 日本でも 最先端の

 医療機器が揃うこの病院で

 僕は 母の命ひとつ救うことができなかった。

 医師になって初めてみとった患者が

 自分の母親だなんて。」


「小沢武三さん 小泉信子さん 津田道子さん

 渡辺真知さん 和田悟さん 浜野新蔵さん

 井田さゆりさん 小島大介さん 桐谷佐紀さん

 羽田雄一さん 大友卓也さん 阿野久美子さん。」

「先生…。」

「みんな俺が命を救えなかった患者さんだ。

 中村和子さん 藤井正雄さん 田中一郎さん

 吉田翔君 翔君は まだ9歳だった。

 それから 小山則子さん。

 小山さんの奥さんで遥ちゃんのお母さんだ。

 一人として忘れることはできない。

 医者は万能じゃない

 でも だからこそ 今救える命は

 どんなことがあっても救いたいと思う。


 手紙だ手紙…

 君が 夕日を無影灯代わりにして腱の手術をした

 佐藤朋子さんからだ。

 経緯は聞いたよ いい判断だった。

 じゃあ。」

手紙を読む速水。

「速水先生

 本当にありがとうございました。

 先生が 山にいてくださったから

 大事に至らなかったんですよね。

 松本の病院でも言われました。

 山での処置が良かったんだよって。

 だから どうしてもひと言

 お礼を申し上げたくて」


そこへやってきた看護師さん。

「すみません。
 
 動脈損傷で 緊急搬送の患者さんが到着したんですが

 ERの先生だけじゃ対処できません。

 専門の先生 どなたかお願いしたかったのですが

 見つかりましたら ご連絡ください。」

「僕が行くよ。」

「でも 先生は…。」

「僕が行きます。」

山小屋。

「遥ちゃん?」

「あかりさん。」

「どうしたの?」

「いえ 何でもないです。

 ちょっと ボーッとしちゃって。

 おやすみなさい。」

「私 安心しちゃったな。

 遥ちゃんが看護師のままでいてくれて。」

「えッ?」

「野田さんの奥さんの様子を

 夜中に見にいったら

 私より前に

 お水と毛布のケアをしてくれた人がいた。

 遥ちゃんでしょ?

 野田さんとっても感謝してる って。

 ありがとう って。

 ねえ遥ちゃん。

 たしかに私達は患者さんに薬を処方できない

 手術もできない

 だけど 今ここでできることがある。

 それは 手を差し伸べて

 患者さんの心と症状をケアすること。

 遥ちゃんはそれを立派にやってるじゃない。

 素晴らしい看護師さんだと思うよ。」


緊急のオペを手伝う速水。
倉木先生の言葉や
患者さんの言葉
母の言葉を思い出しました。

数日後、山に登ってきた速水。

沢口先生と光香あての手紙。

「前略 沢口先生 そして光香さん。

 母のことでは大変お世話になりました。

 お二人のお気遣いとても感謝しております。

 ありがとうございました。

 母を救えなかったことは

 僕の至らなさだと思っています。

 今でも悔しいです。

 でも前を向いて医師として精進していくことが

 母への償いになると思っています。

 僕に今 必要なことは何なのか

 考えてみました。

 ドイツ留学のお話大変ありがたいのですが

 今回は ご遠慮させていただけたらと思います。

 もうしばらく

 山の診療所の仕事を続けたいのです。

 わがままを言って申し訳ございません。」


速水をむかえる遥と倉木先生。

「速水圭吾」

「これ。ソフラチュール足りてない って電話で。」

「これを届けに?」

「俺は 山のことは何も知らない。

 ここにいても

 何の役にも立たないかもしれない。」


「えッ?」

「でも俺は 今は

 ここで働きたいと思った。

 今 ここで 医師として

 一から やり直したいと思う。

 だから 色々 教えてください。」


「はい。」

「倉木先生 よろしくお願いします。」

みんなも速水をみつけて大歓迎。

「また お世話になります

 よろしくお願いします。」

「おかえりなさ〜い。」

「今夜は お山カレーだ。」




今回の日曜9時は
どっちがどれだけ泣かせるか競ってるの?
ビューティフルレインといいサマーレスキューといい。
日曜の夜に特に泣きたいとは思わないんだけど
速水先生とお母さんが泣かせにきた・・!

日本の中でも最先端医療機器のそろった場所でも
救えない患者。
しかもそれが大事な母親なら
無力さを感じてもしかたない。
その無力さを感じているところから
立ち直らせてくれたのが
何もない環境で精いっぱいのことをした
山での患者さんからの感謝の言葉や
自分を自慢に思ってくれた母の言葉。

ここで最先端医療を選んでドイツへいくのも
満足いかない環境でも出来る限り人を救おうと
がんばる山を選ぶのもどっちもありだと思うけど
速水先生が選んだのは山でした。
機器もない中でも自分がいることで
救われる命もある・・。

技術も素晴らしいのに
医者として大事な気持ちも持った
いい医師になりそうだなあ。

でもお母さんは生かしてあげてほしかったよ。



速水圭吾 向井理
小山遥 尾野真千子
平原あかり 小池栄子
小山雪乃 三浦理恵子
井上幸治 山崎樹範
沢口光香 市川由衣
木野憲太 菅田将暉
村田佳秀 小澤亮太
鈴木真子 能年玲奈
平原桃花 本田望結
野村恭介 戸次重幸
速水悦子 中田喜子
小山雄一 笹野高史
高井聡志 佐藤二朗
沢口哲夫 松重豊
倉木泰典 時任三郎


2012.07.23 Monday 14:27 | comments(0) | trackbacks(2) | 
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「サマーレスキュー〜天空の診療所〜」第3話
はじめて看取った患者は自分の母!急ぎ東京へ帰って母の執刀をした速水だが、もう手の施しようがない状態となっていた。最先端の医療機器がありながら、何もできないことに速水は落ち込み…。
| fool's aspirin | 2012/07/23 6:26 PM |
ドラマ「サマーレスキュー〜天空の診療所〜...
医師として進む道------------。物語の序盤の機転となる回。そして、分かっていても泣けた回でした。速水の下山の理由を聞いた遥たちは、何故母の手術のせいだと言ってくれなかったのか...
| ◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆ | 2012/07/23 9:01 PM |