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夏雪ランデブー 第3話

 第3話

JUGEMテーマ:漫画/アニメ


篤にささえられて歩く六花。

『出会ってまもなく二人きり

 浮かれて うっかり お酒がすすんだ。』


トイレまでつれていってはかせてくれました。
「大丈夫?らくになった?」

「ごめんねぇ・・島尾くん・・。」

「服汚したままじゃまずいよ。

 せめて着替えて。」

だけどそのまま眠ってしまった六花。
六花をおぶって寝室まで運ぶ篤。

『眠りの海。

 骨ばった 私を抱える大きな手。

 目が覚めると なぜか
 
 私は布団でぐるぐる巻き。

 島尾くんは 

 玄関先で靴をはいたまま眠っていた。

 少し間抜けで律儀な彼に

 私は ますます一辺倒。』


目が覚めた六花。

「若いころの・・夢 みた。」

そばにはミホがつきそってくれていました。
おきあがるものの熱もまだ高そうでふらふら。

「ダメよ 無理しちゃ。

 葉月くんに様子見に来てもらって

 よかったね。」

「葉月君・・?」

「彼には 今 店番してもらってる。」

今日はゆっくり休みなさいといってくれるミホ。

OP


店番している葉月のそばにいる篤。

「どいてくんない?

 そこいられると すげぇ邪魔。」

「僕と君が が同じ条件で並んでいたら

 きっと六花ちゃんは僕を選ぶ!」

「往生際の悪い・・。」

「絶対だよ。絶対!」

「どうやって並ぶんだよ。

 四の五の言ってないで

 7つの玉でも探してくれば?」

「くそ・・・くそ!」

空中で足を動かす篤。

「地団駄も踏めないのかよ。」

「できなくたって関係ない。」

「でも 触れないじゃん。」

「さわれなくても 

 僕が1番なんだ。」

「はいはい。」

「六花ちゃんが望んでる幸せは

 僕と一緒にいることなんだ!」


「触れない 話せない 見えないじゃ

 どうにもなんないじゃん。

 言っちゃなんだけどさ

 病気になったのは

 あんたのせいじゃないけど

 店長が次いけないのは確実にあんたのせいだ。

 譲れよ いいかげん 俺に。」


また足を動かして地団駄ふみたいけど

「できないっての。」

ミホから六花がおきたという電話があり
葉月をとめようと通せんぼする篤。

「いくなよな 二階。」

「指示されるおぼえないけど。」

「行かせない!」

「止められないだろ。」

「待って。ずるい!

 弱ってるところ つけ込まないでね。」

「あのなあ・・。」

「ダメだよ。あっ!ちょっと・・。聞いてる!?」

「聞いてない。」

葉月の頭を蹴ろうとするけど
やっぱり触れない・・。

六花の部屋をノックする前に
「ごめんね・・島尾君」と言っていた六花を
思いだしため息をついてから中へ。

「どうも。はいっていいっすか。」

首をふって布団で顔をかくす六花。
篤もついてきてにらみます。

「こっちむかないと

 俺 すげえ声だしますよ。」

「何それ・・。やめて。」

「じゃあ 顔あげて。」

またもぐってしまったのを
布団をはがす葉月。

「大分 顔色もよくなったみたいですね。

 よかった。

 あれ?また熱あがってない?」

『骨ばった手・・

 私をかかえる・・大きな 手。』

いきなり葉月を抱きしめる六花。
葉月はびっくり・

「店長って タイミングが

 なんか ずれてません?

 唐突っていうか。

 こないだも思ったけど。」

「ごめん。」

「いいんじゃないっすか。

 俺 生涯 二番手でもいいんです。」


葉月も六花を抱きしめました。

「葉月君て 変なの。」

上からみている篤がつらい。

『肉体がないと 涙も出ない。

 どうして僕はここにいる。

 どこにもいけない。

 あやふやなまま・・。
 
 誰のために・・・何のために・・・』


「ひとりにしないで!」と泣いていた六花。

突然カーテンがはためき
部屋の中のものがゆれました。
ポルターガイストか。

「地震?」

「なんか 大きそうっすね。」

ひざをかかえてまるまっている篤。

お店でも鉢が落ちてわれてしまいました。

「ラップ音。」

葉月のそばに飛んできた時計が
かすって血が・・。

「ちょっと やり過ぎなんじゃない?」

「ここは 六花ちゃんと 僕の寝室だ。」

六花にお店にいったほうがいいと
いって外に出し携帯を忘れたふりをして
部屋にもどる葉月。

「出てってよ たのむから。

 じゃないと 僕

 いつか 本当に

 君のこと殺すような気がする。」


「そのほうが 案外フェアだったりしてな。

 でもさ 俺を消したところで

 今度 また 店長の前には 男 現れるよ。

 その度に あんたは邪魔すんの?

 いつまで?

 店長が死ぬまで?

 成仏する気 あんだよね?」


「いつかは。」

「それ 予定早めてよ。

 俺 協力すっから。」


「本当に?」

「成仏してくれるんならね。」

「じゃあ・・

 いっぺん 体かしてくれる?」


「あぁ?」


店におりた六花。
下では地震はなく、大丈夫だといわれてしまいました。

二階のふたり。

「何言ってんだ?

 体なんてどうやったら貸せるんだ?」

「できるよ。だからさ 体貸してよ。

 そしたら わかるよ。」

「んなもん 了承できるかよ。」

「じゃあ たたる。」

と手をのばしてくると
体をすりぬける手に一瞬びっくり。

「あっ ちょっと ビビった?」

底へ戻ってきた六花。

「店長 熱が下がったら

 俺とミホさんにも

 仕入れの手順 教えてくれませんか。」

「うん。」

「よろしくお願いします。

 じゃあ お大事に。」

下へおりていく葉月にくっついてくる篤。

「ねえ ねえ 協力するっていったじゃん。

 体貸してよ。ちゃんと返却する。」

「どうだか。」

「あっ。」

「俺・・生涯 二番手でもいいんです。」
という葉月の言葉を思い出しながら
篤と過ごしたことを思い出し涙を流す六花。

「あいたいなあ。」

仕事に戻った葉月のそばにべったりくっつく篤。

「六花ちゃんの代わりに監視中。」

「ちゃんと仕事やってんだろう。」

「ねえ。さっきの話 考えてよ。」

「何が。」

「体。」

「貸せないって。」

「眠ってくれればいいんだ。」

「無理。」

「ちょっとだけ。」

「やだ。」

「頼むよ。」

「ないね。」

また揺れた・・!

「これ・・本当の地震だよね?」

その日の仕事は終了し
ミホといっしょに帰る葉月。

「そういえば 今日一回地震ありましたよね。」

「え 地震?地震何てあったかしら?」

やっぱりユーレイの仕業。

店長がダウンするのは珍しいという葉月

「丈夫な人って 体調崩しかけのときに

 自覚がなかったりするから

 かえって怖いですよね。」

明日は休みだし、いっしょに帰ることも
めずらしいからとふたりで飲みにいくことに。

「そういや 六花ちゃんて

 いい人いないのかしら。」

思わず酒をふきそうになる葉月。

「なんすか?急に。」

「うちの親から 見合い話が

 ちょくちょくくんのよね。」

「あっ・・。はあ。」

「このご時世 花屋に婿養子って

 悪くないじゃない?」

「まあ。」

「もちろん 相手の条件がよければ

 お店を閉めるというのもありだと思うけど。」

「でも 弟さんの店なんすよね?」

「こういうのって きっかけだからさ。
 
  誰かが背中を押してあげないといけないと。

 うちの弟も だし・・。
 
 あんま 男運ない気もしてて

 姉ちゃんとしては心配してんの。一応。

 余計なお世話かもしんないけど。

 頼もしすぎる今の彼女に

 私たち 随分甘えてきちゃってて・・。」

「店長は 旦那さんに

 遺品は捨てて離婚するよう促されたと・・。」

「あー。変に冷めたところが

 ある子だったからね。

 小学生の頃 大きな病気で入院して以来

 どっか達観してて。」

『達観。』

「自分がいなくなったあとのこと

 よく考えてたみたい。」

『あれのどこが達観した結果?』

「まあ そんなんだから。」

「どうですか。」

「そうなの。」

「ミホさんと弟さんて 似てましたか?」

「えっ どうかなあ。

 両親は 弟にばっか甘かったけど。:

「でしょうね。」

「まあね。小さいころから

 病院のベッドばっかだったから

 しかたないけどね。」

「そうっすね。」

「あっ そういえば 写メが残ってる。みる?」

「三人でよく遊んだんだよねえ。」

『どうしよっかな・・・。』

花やしきに行ったときの写真。
笑顔の六花。

『あっ ヤバ・・。

 これはかなりへこむかも。

 店長 クソかわいいいし』


せき込む葉月。

「あの・・目元が似てますね。」

「あっそうかな。似てるっちゃ似てるかな。」

「何年くらい前ですか?」

「もう 6〜7年くらい前になるかも。」

「えっ?ミホさんの電話

 寿命長いッすね。」

「さすがに 機種変してるけど

 これ 入院前の弟

 最後に撮った写メで・・・。

 消去せずに持ち歩いて 今に至る。

 こうしてさ  とったときのまま残したところで

 どうしようもないんだけどね。」

「消去する必要なんか

 ないじゃないっすか。

  無理して平気なふりして凄・・

 すげえく好きだったのに 仕方なく忘れるとか

 向き合うの辛くても

 ちゃんと 墓つくってあげねえと。」


「お墓なら あるけど・・。」

「なんつーか・・。

 うまく言えないんすけど・・

 以前 ミホさん 切り花を好きじゃないって

 言ってましたよね。

 俺も 実は だんだん

 そう思うようになってきて。」


「あら 奇遇。」

「切り花って なんか

 幽霊みたいな気がして。

 本来日を浴びて 

 根っこから栄養吸収してた

 草の先っぽ切り取って

 土から切り離して

 綺麗なところだけ見ていようなんて

 虫が良すぎるすよ。」


「わかるような・・わからないような・・。」

「きちんと枯れて

 次の若木の肥やしにでもなよと!」


なるほど。

ミホさんとわかれて月をみあげる葉月。

『俺の手は 土が耕せる。

 木も植えられるし 種だって撒ける。

  店長を担ぐことだってできる。

 でも 俺はこの先

 あんな顔させられんのかな。』


鉢上だらけの部屋で
六花を思い出し
サボテンの鉢を窓際におき
スマホで花屋敷のサイトをみる葉月。

翌日。店長は元気そう。
またでてきた篤。

「今すぐ気絶してくんない?

 頼むよ。このとおり。ね。」

無視。

「店長。」

「体貸して!」

「店長って 新聞とってましたよね?」

「ねえ!葉月君?」

「うん あんまよんでないけど。」

「で まあ 新聞はどうでもよくて」

「おい!無視すんな!」

「今度の休みにいきませんか?」

と花屋敷の入園ご招待券をさしだしました。

「勧誘のおっちゃんにもらったんで。

 いっしょに。」

「あっ・・。うんと・・。」

「なんだったら

 ミホさんも誘って 三人でもいいし。」

『賭け事は得意じゃないが

 ドライフラワーか 鉢植えか。』


もっていたほうきをおとし泣きだす六花。

「急に ごめん。」

『願いは一つ

 いつも笑っていてほしい。』





今週も切なっ。

笑っていてほしいのに
泣かせてしまった。

六花の気持ちは目の前にいる葉月に
かなり動いてきているのに
やっぱり篤のことも全然忘れられていない。
いっしょにいった花屋敷のことを
思いだしただけで泣きだすくらいだなんて。

なりふりかまわず体貸してっていってくる篤も
今までみてるしかできなくて
誰にも声も届かなくてもどかしい日々を
おくってきて、そこへ大事な六花に手を
出す男があらわれたら全力で邪魔したくなるけど
体かしてもらって六花と話して触れ合えて
それでほんとに満足して成仏できるのかどうか。

お墓あってもダメなんだね。




葉月涼介   中村悠一
島尾六花   大原さやか
島尾 篤    福山 潤
島尾ミホ    冬馬由美














2012.07.25 Wednesday 11:31 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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