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夏雪ランデブー 第7話

第7話


JUGEMテーマ:漫画/アニメ


「私ね 主人しか・・主人・・しか

 主人が 初恋なの

 だと思う。

 あっ。だから・・その・・

 ちゃんとつきあったっていえるのは

 島尾くんだけなの。

 島尾君のことだって もともとは 私の片思いで

 だから 自分が誰かにこの年になって

 思ってもらえるなんて 考えもしなくて

 ご・・ごめんなさい。

 私・・私も 葉月君が好き。」


六花ちゃんから好きと言われたけど中身は篤。

『無駄な抵抗 悪あがき

 そんなことは はなから承知。

 結局 体を借りてまでして

 何がしたかったんだ 僕は・・・

 朽ちてもなお死に切れず。

 勇気だして 告白したみたいな顔してるけど

 手を伸ばせば・・・』


六花のあごに手をあてる篤。

『ほら 期待しちゃってさ

 でも この手は僕じゃない。』


手をはなしてしまいました。

「ずるい顔。」

『この声も。

 確かに 僕は ここにいるのに。』


首をしめるように両手でつかもうとする篤。

「葉月君?」

「これから 時間ある?」

「えっ?」

「今日は君のこと・・」

『ひとりじめしたい。』

「店長じゃなく 六花ちゃんって呼ばせて。」

「どうしたの?急に。」

「六花ちゃん。」

「だって・・。」

「前に一度嫌がられたけど

 やっぱりしっくりくる呼び方がいいよ。」

「しっくりって・・。」

「1日だけでいいんだ。1日だけ。」

「うん・・。」

「わがままついでに 半日時間を。

 空がたくさん見えるとこ いこう。」


一方の葉月は水の中。

「おいおい なんだ ここ?

 知らない間に 景色がかわるんだけど。

 親指店長は どこいった?」

そこへあらわれたのは六花の顔をした人魚姫。
びっくりの葉月は
上半身はだかの店長に自分のシャツを抜いで
顔をそむけてわたします。

「勘弁して」

「わかるような気がする。

 王子があなたを気に入ったわけ。」

「はあっ?うっ・・」

「この海ではおぼれないよ。

 あなたの肉体は 今別の場所だもん。」

「ねっ。大丈夫でしょ。」

「えっ これって・・ていうか しゃべれるし。」

「そっ。なんでも平気。」

「今度はなんの設定っすか?」

「何かな。」

「え〜っと・・読んだ記憶なし。」

「こんなこと いつまでも続かない。

 長引けば悲しくなるだけ。

 それは 彼が一番知っているはず。」


電車で海にむかう六花たち。

「こんな思い立つままに電車乗っちゃうなんて

 学生のとき以来じゃないかな。

 たまにはいいね。わくわくする。」

『六花ちゃんが誰と過ごしているつもりでも

 この際 かまわない。

 姿形が変わっても

 僕は君の 一歩も

 そばを離れたくない。』


「何したいの?あんた。」と葉月にきかれたとき

「僕は 六花ちゃんを幸せにしたい」と答えた篤。

「死んでるってのがほんとなら 無理じゃん。」

『無理でもなんでも

 病気も子供も 店のことも全部

 どっかであきらめ続けた。

 こんな僕にだって

 一つぐらい 譲れないものがあったって

 いいじゃんか。』


手をつないでいるふたり。

荷物をロッカーに預けて
海の家のほうにいってみようという篤。
おいしいお店を携帯で調べる六花に

「そんなんでわかるの?」

とたずねる篤。

「葉月くんのスマホの方が早いけどね。」

と言われていますが亡くなってから
しばらくたってるもんね・・。

「六花ちゃんは 何食べたい?」

「牡蠣関係以外。」

「ああ 昔 潮干狩りにいったとき

 あたって災難だったもんね。」

「やだ!ミホさん そんなことまで話したの?」

「えっ?あぁ・・」

「もう!カッコ悪い。」

「あの人 おしゃべりがすぎるよね。」

「どこまできいたの?」

「いや 軽くきいただけだから

 そんなには・・。」

「忘れて。」

「うん。」

『あのときのこと よく覚えてる。』

六花が食中毒で病院に搬送されて
一晩入院するので今日はお見舞いにこられない
とミホからきいた篤。

『思いがけない 

 六花ちゃん不在の心細さに

 普段 自分が味わわせている不安感を思った。

 退院すると すぐに 照れ笑いを浮かべて

 やってきて 引き続き おしまいの日まで

 僕が どんな姿になっても

 君の表情は崩れることはなかった。
  
 手が届くうちに 崩れてくれれば

 胸の一つも貸せたのに・・。

 ごめんね。

 もし生まれ変われたとしたら

 僕は やっぱり 君と結婚したいな。』


葉月と人魚。

「結局 エゴじゃん。旦那のさ。

 本人が 一番 状況わかってるったって

 存在がそもそも血迷ってるからね。

 何しでかすかかいもくわからん。」

「よくそんな相手に体貸したね。」

「たしかに・・。

 でも まあ あのおっさん込みで

 引き受けるくらいの覚悟はあんだよ。

 なんでかしらんけど。」


「好いていてくれてるのね。」

「そりゃ・・。」

「王子のこと。」

「違うでしょ!俺は あんたのこと・・」

「あ〜そっか。

 店長に色ぼけなのね。

 ご愁傷様」

海辺のふたり。
まだ海開き前だから人もまばら。

海の家はひとつだけあって
花火が売ってるので
あとでやろうという篤。

そしてあっというまに夜。

「海 静かでいいな。」

「明日 平日だからかな。

 閑散として いっそ怖いわ。」

「真っ暗だから?」

「波の音まで怖い。不気味。」

「っていいながら つきあってみてるし。」

「だってさ。」

「つーか 六花ちゃん つきあいよすぎ。」

「えっ。」

「本当に 半日 つれまわされてんだもん。

「楽しかったよ。」

「どこがいいんだよ こんなやつ。

 若いだけじゃんか。」

「自分のこと言ってる?」

「金も 資格もない。

 しかも いまどき 銭湯通いなんてさ。」

「なんで 急に 自暴自棄?」

「僕がいうのもなんだけど

 六花ちゃんって 男見る目ないと思うなぁ。」

「なんなの?さっきから。

 なぐさめられたいの?」

「さあねえ。」

花火に火をつける篤。

篤に近づいてきて
ほっぺにキスする六花。

『別に驚かない。

 これは必然だ。

 たぶん 僕以外は すべて正しい。

 無駄な抵抗。悪あがき。

 そんなことははなから承知。』


六花とキスする篤。

そして海の家にとまって
いっしょに一夜を共にしました。

『もう 誰にもとられなくたいのに。』

朝、六花が目をさますと篤はおらず
「午後 電話スル」とのメモ。
一度竹冠をけして島尾と書いてありました。

「この字・・どうして?」

ひとりでお店に戻っていた篤。
スケッチブックを手にしていました。

自分の部屋に入る篤。

『あのときのまま。

 僕がつかっていたときのまま。

 机も椅子も 棚や本まで。』

「六花ちゃん 僕の遺品
 
 まるっと残しちゃって

 どんだけ僕のこと 好きなのよ。」

さらに窓辺に鉢上を発見してハッとしました。

一人で電車に乗って帰る六花。

『人肌の温度は怖い。

 忘れていた寂しさを

 たやす 解凍させてしまう。

 葉月くんてば

 一言も声かけないで

 先 帰っちゃうなんて 意味わかんない。
 
 どういうつもりなんだろう。

 それにしても・・

 あの 電報みたいなメモ。

 まさかね』


篤の名前を携帯に登録する時
竹冠の篤とおしえてもらっていた六花。

「登録完了?」

「うん。これで 困った時の心強い味方できた!」

「おおげさだなあ。」

「だって 島尾くん

 クラスで一番 土とか肥料に詳しいじゃん。

 キング オブ 園芸

 培養土オタク。」

「それ ほめてる?」

「いや ほら 前から言ってるじゃん。

 私 入学前の制作展で見たときから

 島尾くんのファンだから。」

「あれ 佳作にも ひっかからなかったんだけど。」

「フフ 島尾くんてさあ

 作品は でっかくて図太いのに

 本人は 一見すると真逆な雰囲気。

 な〜んでか?」

「さあ。」

「実は見栄っ張り?」


六花を思い出しながら店にいた篤。

『人を見透かすような

 ビー玉みたいな目が

 あれから ずっと好きだ。

 死んだ今も好きだ。

 僕じゃもう 

 絶対ダメだとわかっていても。』


六花と篤の会話の続き。

「こないだの企画展のやつ

 クレーのじゅうたんみたいなところって

 なんの葉?」

「ナツユキソウ」

「あれ おもしろかったあ。

 ところどころに咲いてる花が

 星みたいで かわいくて

 なのに タイトルが『タコ社長』でしょ。

 オレンジのバラの正体に笑っちゃったよ。」

「あのときは 材料費がなくて

 自分ちの花壇から

 使えそうなものを選んだ記憶。」

「でも ナツユキソウって

 葉が灰色なんだね。

 私 もっと

 違うイメージだったなぁ 今まで。」

『病気で 右耳が遠い僕に

 いつも左側から

 柔らかく話しかけてくれた。

 あの声が僕を呼ぶことは

 もう永遠に ないのだけど。

 他に好きなやつできたのも当然至極で

 僕が 僕の手で 君を・・・

 喜ばせられる唯一・・・
 
 この欲は誰のもの

 僕はどこ

 我ながら 執念てすごいや。』


と思いながら花をコーディネイト。

六花は葉月に連絡をとるべきかどうか
迷い中。

『このまま 連絡とらないで

 明日 いきなり店で顔をあわせるのはさけなたいな。

 バイトの人とこんなことになるなんて

 生きてると 何がおこるか

 わかんないもんだなぁ。

 私が 島尾くん以外の人を 好きになるなんて。

 あのことも ちゃんとしなきゃな。』


葉月と人魚姫。

さかさまになった大きな鉢をうごかそうとするも
まったく動かず。

「そもそも なんで俺

 こんなことしてんのよ。」

「自分からはじめたくせに。」

「ほかにやることがないからだよ。」

「つーかここまでなんにもないことなくない?」

「作者急病のため。」

「はあ?」

「じゃなかった。急死のため。」

「何それ。王子の話?」」

「ご名答。王子は見栄っ張りだったけど

 このスケッチブックの最終ページに

 いまわの際 短い手紙を

 書いてはやぶって捨てた。3回も。」

「それって 遺言?」

「ええ。でも 相手にひくだけだと思いなおして

 処分したつもりが 自分の死後

 病室をかたづける際 見つかって・・。

 それはそれは心残りだったでしょうね。」

「えっ!?じゃあ ひょっとすっと

 それ 解決すれば

 成仏フラグ 立つっぽくね?」

「物語の主人公は 

 幸せにならなくちゃね。

 問題は 

 誰が主人公かということよね。」


「ああ・・。」

葉月の連絡を待っている六花が
ちょうどみていたのもおやゆびひめ。

『14時まで待っても音沙汰なかったら

 いったん帰ろう』

そこへ葉月からメール。

ナツユキソウの鉢うえを手に
店からでてくる篤。

『しかし まさか こんな形で

 自分の尻が拭けるとはね。

 皮肉にもほどがある。』


六花が店に急いでやってきたのをみて
隠れ、その姿をみてからまた歩き出す篤。

「葉月君 メール遅いよ。

 ていうか 電話してよ。

 お店にいたんなら

 教えてくれれば・・。

 あっ。」

六花には篤がみえました。
こちらをみて笑顔になる篤。
その姿はきえますが
店の中には篤のフラワーアレンジが
いっぱい・・・。

座り込んで涙を流す六花。

『どこから どこまでが

 誰が何なのか・・・

 一体全体・・・

 営業妨害だよ タコ社長。』


葉月あての領収証がありました。
「出世払イ 花代トシテ」



葉月だけど篤?と六花も気付いたか。
現実にはありえないけど
言動やしぐさやメモの文字
そしてなによりもこのフラワーアレンジが
篤以外のなにものでもない。

でも葉月に告白して
葉月といっしょに夜をすごしたのに
中身が篤だったらかなりとまどうよなあ。

からだをかしてあげた葉月が
元夫ごとひきうけるっていってるのが
ほんといいやつで・・。

篤も六花を誰にも渡したくないと思いながら
どうしようもなくて、でもこのまま
からだをのっとることもせずに
ああもう切ない!!


葉月涼介   中村悠一
島尾六花   大原さやか
島尾 篤    福山 潤
島尾ミホ    冬馬由美














2012.08.22 Wednesday 13:56 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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(アニメ感想) 夏雪ランデブー 第7話
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