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大奥〜誕生有功・家光篇 第8話

第8話



赤面疱瘡に倒れたお楽(窪田正孝)を優しく看病する
有功(堺雅人)。「どうしてこんなによくしてくれるんですか?」
と尋ねるお楽は、ほとんど何も食べられなくなっていった。
また、春日局(麻生祐未)の容態もいっこうに良くならない。
「春日の看病など有功さまのするべきことではない」と
玉栄(田中聖)は憤るが、「大奥にて必要とされる
人間であることが嬉しい」と有功に言われ
「あなた様はちっとも変わっていない」と納得する。




赤面疱瘡のお楽と寝込んだ春日局のお世話を
一手にひきうける有功。

「私は この大奥ではとうに いらぬ男だ

 赤面疱瘡で死んだとて何の不都合がある?」

憎い春日の看病などすることないという
玉栄ですが、有功は恨みを抱き続けるような
お方ではなかった・・。

「玉栄

 春日局様の看病をするにあたり

 私は 自分の心をのぞいてみたのや

 しかし

 自分の心ほど分からんもんは ないな

 ただ一つだけ言えるのは

 この大奥において無用の者となった私が

 誰かの役に立つというのは

 ただ それだけで嬉しい気持ちがあるのや

 そなたから見たら

 しょうもないお人よしに見えるやろな」

「あなた様は やはり有功様や

 昔と ちっとも変わったはらへん」

ものも食べられなくなったお楽に
春日局が柿を持って言ってあげたらどうかと
いうあたり、春日局にもこんなやさしさがあったのか
とやや驚きました。いや、あったのかもしれないけど
そういう心はきっと封印してきたのだろうな。

死ぬ間際のお楽が有功に感謝しながら
もう一度だけ千代姫様のほっぺに
さわりたかったといって亡くなるところも泣けた。

そして春日局の病状もよくならず
上様が心配するのを意外だという玉栄。

「そうじゃな

 母のように慕っていると言ったら 嘘になるのう

 ただ 春日がおらねば

 父上は 徳川家の跡目争いに敗れ

 将軍の座につけなかったやもしれぬ

 というのも確かなこと

 勘違いするなよ お玉

 もともと武家においては

 必ずしも長子相続というわけではない

 跡継ぎの座を巡って

 兄弟が争うというのはよくあること

 もし父上が 将軍になれなんだら

 父上に待っていたのは大名としての一生ではない

 そこで父上は死んでいたということだ

 事実

 父上の弟・忠長公は自害させられた」

「そうでございましたか」

「父上が生きておればこそ

 わしも生まれた

 以前のわしなら それがどうしたと思っていたであろうな

 この世に生まれてきたくなどなかったと

 思っていたのだからな」

「ほんなら 今は生まれてきて良かったと?」

「さあな

 今だって 生きてることが

楽しいと思ったことも

 嬉しいと思ったことも正直 ないがのう

 だが もし

 もし わしがここに生まれてきた意味が

 どこかにあるというのなら

 今は 確かめてみたいのじゃ

 そして わしに果たすべき役割があるのなら

 それを果たしたい

 今は そう思うておるのじゃ

  どうした?」


「上様

 私は 有功様以外

 人を偉いと思うたことはありませんでした

 けど もしかしたら私は

 すごい女はんと 褥を共にしてるのかもしれませんな」

上様の心の成長もみてとれる。

稲葉家では長男が亡くなり
他の大名家と同じように
今後は娘の野乃が男となることに。
赤面疱瘡はいっこうにおさまらず
各地で男がいなくなるばかり。

「この国の最後の一人が死に絶えるその日まで

 この国の行く末を見守るのが

 我らの役目だと思えばよい」

春日の局は正資に
大奥でのことを報告するために
書いていた覚書を今後もつづけるよう命令。

「このままでは この国は

 もうすぐ滅びる

 それまで この国が

 徳川家が どうなっていくか

 最期まで

 見届けてほしいのじゃ

 日記の名は

 そうじゃ

 『没日録』とでも しておくがよい」

そして春日局もいよいよ最期のとき。

「 有功殿

 さぞかし 私を

 恨んだことでありましょう」

「もう お休みなさいませ」

「いいえ これだけは

 私を恨んだに違いない

 そうであろう?」

「僧侶であった私を

 無理やり還俗させたことでございますか?」

「のみならず

 生木を裂くように

 上様から遠ざけた

 そなただけではない

 少なからぬ人々が

 私のために泣き

 時には 命さえも

 しかし 将軍家が栄えれば

 戦が なくなるのです

 戦が なくなりさえすれば

 誰も泣くことのない平和な世の中になるのです

 全ては

 平和な 戦のない  そのために」

「春日局様

 恨みませぬ

 それどころか私は

  あなたに感謝しておるのです

 もちろん あのときは恨みました

 心底 あなたを憎みました

 けれど 私は苦しみを知りました

 今の私は

 病に 貧しさに苦しむ人々の心が分かります

 自分を助けるような気持ちで

 寄り添うことができます

 もしかすると これこそが

 私の求めていた道であったのかもしれぬ と思うと

 春日局様に

 感謝したい心地さえするのです」


「私に

 感謝と申されるか」

「はい」

「有功殿

 私が 死んだ後

 上様と この… 大奥のこと

 お頼み申します

 あなたこそ それに ふさわしい

 どうか どうか」


「もとより 承知しております

 この有功

 命果てるまで

  大奥で 上様に お仕えいたす所存

 さあ 春日局様」


「お頼み 申します」

あとを有功にたのみ
ようやく母としての心に戻った春日が
思いだすのは息子のこと。
正勝ではなく千熊とよびかける春日・・・。

幼い千熊をおいて江戸城へ入ると決めた日。
自分もいっしょに母についていくといった千熊。

「私が将軍家の乳母となれば

 同じ江戸城内にいても

 そなたは私のことを

 もう 母と呼ぶことはできなくなるのですよ」



「はい

 それでも千熊は

 母上に ついていきたい」


親子だけど親子らしいところは
一切みせず厳しい態度で
職務に忠実だった春日が
亡き家光公と同じくらい
自分の息子も大事に思っていたのだろうな。

春日亡きあと、大奥のみんなに役職を与え
新体制発足。
そして上様の決断。

「本日は

 これより上様から皆にお言葉がある

 心して聞かれよ」

「上様の おなーりー」

女の姿であらわれた上様。

「よう聞け

 父 三代将軍・家光は

 十年前 すでに この世を去られた

 わしは 徳川の世を支えるため

 その父上の名代として

 いっとき

この将軍の名を借りているにすぎぬ

 あくまでも これは

 いつの日か また男子の人口が増え

 男子が家督を継ぐようになる

その日までの仮の措置

 よって わしは

 父上の名である

三代家光を名乗ることとする

 表向きのことは 何も心配いらぬ

 優れた幕閣達の補佐により

政は つつがのう進められよう

 わしは この徳川の世を

永久につなげるために生まれてきた

 将軍という名の人柱である

 万が一 このまま男子が減り続け

 この世が滅ぶというのなら

 わしも共に滅びるまでのこと

 誰か

 わしが女将軍となることに

異存があるかえ?」


『声を上げる者は

一人とて いなかった

有史以来 初の女将軍

徳川家光公の ご誕生である』




あっちもこっちもみなさん演技がうますぎて。

病床での弱々しいしゃべり方も
死ぬ間際の様子は息をのむお楽、春日局。

江戸城へ入るという母と
母とよぶことはかなわぬこととなると知りながら
いっしょについていくという
幼い正勝=千熊、子役もうまい!
母の死に涙する正勝。

みんなの前で女将軍宣言する上様。
多部ちゃんは有功に恋する乙女の
あのかわいらしい声と違って
決意の感じられるキリリとした姿が
たいへんかっこよかったです。



有功(ありこと)…堺雅人
家光…多部未華子
玉栄…田中聖(KAT-TUN)
稲葉正勝…平山浩行
雪…南沢奈央
明慧…駿河太郎
小菊…原田夏希
松平信綱…段田安則
澤村伝右衛門…内藤剛志
春日局…麻生祐未




2012.12.01 Saturday 10:13 | comments(0) | trackbacks(4) | 
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