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大奥〜誕生有功・家光篇 第9話

第9話



春日局(麻生祐未)が亡くなり、ついに家光(多部未華子)は、
自分が女将軍として立つことで幕府を継続させることとする、
と宣言をする。将軍として表の政治に辣腕をふるう家光は、
「もはや誰もわしに異を唱えぬ」と感じていた。絶大な権力を
手にしながらも「大事なものを失った気がする」と孤独を訴えるが、
有功(堺雅人)は「私の気持ちはずっと変わりません」と告白し、
二人の気持ちは再び深く通じ合うことになる。




「よう聞け

 父 三代将軍・家光は
 
 十年前 すでにこの世を去られた

 わしは徳川の世を支えるため

 その父上の名代として

 いっとき この将軍の名を借りているにすぎぬ

 あくまでも これは

 いつの日か また男子の人口が増え

 男子が家督を継ぐようになるその日までの仮の措置

 よって わしは

 父上の名である三代・家光を名乗ることとする

 わしは この徳川の世を永久につなげるために

 生まれてきた 将軍という名の人柱である!

 わしが女将軍となることに異存があるかえ!?」


『声を上げる者は一人とていなかった

有史以来 初の女将軍のご誕生であると同時に

 御公儀が女大名の跡継ぎを認めたという

 記念すべき日であった

 これは男子の跡継ぎを立てられぬがゆえに

 お家断絶となり 結果

 市中に浪人があふれる事態を食い止める策ともなろう』

『女公方様ご誕生はその日のうちに大奥にも伝わった

 大奥の誰にとっても

 それは驚天動地とも言うべき事実であったろう』


そのことによってお役御免となった正勝。
母のいいつけとはいえ、自らを死んだことにし
家光の影武者をしてきた日々。

そんな正勝に有功から

「どうか この先も

 上様のゆく末を

 見守ってくださいますよう」

という伝言が。

「死ぬな

 ということでございますな」


その正勝の娘は亡くなった兄のかわり家督をつぎ
城に新年のご挨拶に。
帰ってきた娘に、上様から、父についての言葉は
なかったかとたずねる母。

「そなたの父上に関して何か?」

「松平伊豆守信綱様が

 亡き父上も喜んでいるであろうと」

「まだそのようなことをッ

 女の公方様となった今

 正勝様が家光公の影武者であったことは

 誰の目から見ても明らかであるのに

 正勝様は 城のどこかに今もおいでのはず

 いつかきっとそなたと会えます」

「でも母上私は父上のお顔を覚えてはおりませぬ

 名乗ってくださらぬかぎり 父上とは分かりませぬ

 母上

 もう父上のことはお忘れなさいませ」

「そなたッ」

「父上は おばば様

 春日局様に無理強いされ

 そのような道を選んだのではなく

 徳川家のおんため

 喜んで上様の影となられたのではございませぬか?」

なんと・・娘のほうがよほどしっかりしてる。

母は、気まずくなってしまったまま
別れてしまったのが気にかかっているそうで
夫がちゃんと本当のことを打ち明けてくれたら
笑顔で送り出したのに・・とのこと。

公に将軍になった上様は
次々と問題に着手。
まずは大奥の人員整理。
100名を故郷へ返すこととし
なるべく若くて武道は苦手な者。
返す時に十分な暇金をという有功に

「ならぬッ

 今 幕府に余分な金はないのじゃ」

とぴしゃりという上様。

「その百名の者には次の新たな役目がある

 とてもとても大事なお役目がな」

市中では男子がたりず、このままでは
女たちが子をうめずに国が衰退する。

『家光公は 大奥で腕の立つ男達に俸禄を与え

監視役とさせ

相場よりも はるかに安い値で

健康な男の体を提供できる吉原をつくりあげられた

そして もう一つ』

「これから先また女将軍が立つことがあれば

 女将軍と契る最初の男は

 大奥の中から選ぶこと

 そして その男は必ず
 
 内々に死罪といたせ」

「死罪… でございますか?」

「当然ではないか

 その男は将軍の体に傷をつけるのだ

 一瞬たりとも 何者かが

 将軍の上に立つことは許さぬ

 ひいては将軍の

  徳川の威光を守ることにもなろう」

「仰せのままに

 では その者を

 『御内証の方』と呼ぶことにいたしましょう」

「そなた…変わったな」

「六人衆と同じく

  もはや将軍のわしをいさめることはできぬというか

 皆 わしの言うことに「御意」

  「仰せのままに」などと答える

  有功将軍とは つまらぬものだなあ」

「それは…

 異を唱える必要がないからではございませぬか?

 六人衆の皆様方も

 一目置いておられるのでありましょう

 今よりも大奥の春日殿で息を潜めて

 一生お暮らしになられる方がよかったと?」

「そうではない

  そうではないが… しかし

 何かを失うた気がするのじゃ」

「何かとは?」

「わしにとってかけがえのないものであった…

 分からぬか?

 そなたじゃ

 わしのそばを離れた後も有功がわしを思い

  いつでも共に死んでくれると思うておればこそ

 わしは この大奥の中でいてはならぬ者のまま

 子を産み 生きてこれたのだ

 けれど今は…

 いかに崇め奉られようと

 心の支えなく生きねばならぬ

 わしは独りじゃ…

 独りきりじゃ」

「上様」

「今 言うたことは忘れてよいただの愚痴じゃ

  まことのことではない」

「上様

 一つだけ申し上げておきます

 上様のお立場がいかに変わられようと

 私は…

 私の心は

 あの頃と少しも変わりませぬ」

「まことか?

 有功」

すっかり将軍らしくなった上様と
いいなりになってしまう有功と
ふたりともかわったようにみえても
そうではなかったか。

それで有功がまた夜伽のお相手を
することになったところで上様が誤解人になり
お夏の子を出産。

「お夏のやつ まるで公方様の父となったがごとき

 はしゃぎよう

 千代姫様の父・お楽様が亡くなってるのをええことに

 先にお生まれになった千代姫様をないがしろにする気や」

「そないなことはないやろ」

「いいえ お夏はそういうやつです

 誰か長幼の序を お夏めに説いてやらねばなりません」

お夏をみてくやしそうに文句をいう玉栄が
いつまでたってもかわってなくて安心するw
この人、仏門にはむいてないよ。

そして上様は難産のあとの体調も回復し
とうとう有功を夜伽に・・。

「有功 有功

 やっと… やっとッ

 長かった

 ずっと この日を夢見て…

 もう誰にも邪魔はさせぬ

 側室も持った 世継ぎも産んだ

 もはや わしのすることに誰も文句は言うまい

 そうであろう? 有功

 有功…

 もう わしを離すな

 二度と離すな」

あの厳しい口調だった上様が
恋する少女の頃のかわいらしい様子で
今までそのために我慢してきたのかと
思うと本当にいじらしい。

でも有功は上様を抱こうとせず・・。

「上様

 どうか

  どうか お願いでございます

 私めに

 どうか お褥を

 今後一切のお褥を

 ご辞退させてくださいませ」

「なるほどな

 何人もの男で汚れたわしの体は

 もう抱きとうないと…」

「違いますッ

 違うのや

 違う…

 違う

 私かて どれだけ夢見たことか

 今まで どないな気持ちで

 あなた様を見てきたことか

 けれども

 私は怖いのです」

「怖い?」

「上様のお心という

 いつ変わるともしれぬものに

 すがって生きていくのが」

「何を馬鹿な…

 わしを信じられぬのか?

 信じてはくれぬのか?

 のう 有功?

 なあ 頼む有功

 わしを悲しませるな

 わしに このような思いをさせることができるのは

 この世でそなただけというに

 わしの心は…そなただけのものじゃ

 誰の子を産もうと変わらなかった

 そなたは 世継ぎのためではなく…」

「そう

  おっしゃるとおり

 私は上様との間に子をなすことができませぬ」

「それが何だというのだ?」

「ですから上様は

  これからも他の男を

 おそばに

 お置きになることでございましょう

 けれど…

 けれど私も男ですッ

 心だけやない

 あなたの体も私だけのものにしなければ
 
 我慢できひんのや

 あなた様には お子があらしゃる

  けど私には

 あなた様しかおりませぬ…

 お願いでございます

 どうか

 私を解き放ってくださいませ

 このような

 男と女の

 恐ろしい業から

 解き放ってくださいませ…」


「そうか

 そうか…

 分かった

 有功

 そなたも わしも

 何と遠くまで来てしまったことかのう…」


(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)

切ない。哀しい。
ふたりの熱演が素晴らしい。

上様をおいかける正勝。

「正勝

  わしは独りきりじゃ

  もはや わしを叱る者もおらぬ

 寄り添うてなぐさめてくれる者もおらぬ

  将軍とは そのようなものか…

 正勝

 そなたこそつらい立場であったのう」

「上様

 すべて さだめでございます」


「さだめ…」

「上様は生まれつき

 将軍となる器であらせられる

 こうなったのは必然なのです」

「わしが女将軍となったゆえ

 そなたの役目は終わってしもうたではないか」

「上様のお父上が亡くなられたときに

 死ぬはずの命です」

「そなたの嫡男

 正則が死んだのも さだめか?」

「さだめにございます」

「死ぬのは許さぬ 正勝

 そなたは出家して僧となり

 父上と同じ 赤面疱瘡に倒れた

 正則の菩提を弔うのだ

 それが そなたのさだめと心得よ」


上様・・(´;ω;`)

そして大奥総取締の座を
再びもうけることにしたと皆に話す上様。

「大奥総取締とは

 大奥の中にいるすべての男を束ねる大奥の頭である

 大奥の中にいる者は

 何事をするにしても

 この総取締の指示を仰がねばならぬ」

その役がお夏だと思った玉栄が
また悔しそうな顔をしますが・・

「 この役目を

 万里小路有功に授けることとする」


ときいてパアっと顔が明るくなる玉栄かわいいよ玉栄!

長い裾をひきずって入ってくる有功。

「大奥総取締

 万里小路有功である

 皆 改めて

  よろしゅう頼む」


『史上二人目の 大奥総取締

 お万の方の誕生であった』



は〜おもしろかった。
上様と有功の演技に釘付け。
涙涙でした。
正勝にも。

春日もいないしお世継ぎも生んだし
もう誰にはばかることもなく
男と女としての幸せに生きてもいいのに
それができない二人・・
二人の絆はちゃんと繋がっていても
ふたりともつらい人生だなあ・・・。




有功(ありこと)…堺雅人
家光…多部未華子
玉栄…田中聖(KAT-TUN)
稲葉正勝…平山浩行
雪…南沢奈央
明慧…駿河太郎
小菊…原田夏希
松平信綱…段田安則
澤村伝右衛門…内藤剛志
春日局…麻生祐未




2012.12.08 Saturday 09:43 | comments(0) | trackbacks(7) | 
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