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リトルバスターズ! 第13話「終わりの始まる場所へ」

第13話「終わりの始まる場所へ」

JUGEMテーマ:漫画/アニメ


外は雷。
窓からのぞいた木の下に西園さんをみつけた理樹。
だけど次にみたときはその姿はなし。

『今のは・・西園さん?

 いや 学校を休んでいるのに

 あんなところに いるはずが・・。

 それに 傘をさしていなかった』



OP


外は雨。

『この数日 西園さんが 学校にきていない。

 西園さんが クラスにいなくても

 誰もその話題に触れる人はいない。

 まるで 西園さんは 最初から

 存在していなかったかのように。』

考え込んでいた理樹あちのところに
小毬さんたちがやってきました。

「直枝さん どうしたのですか?」

「なんか ぼんやりしてる?」

「西園さんは どうしてるんだろう?

 メールを出しても 返事がこないし

 まだ具合 よくならないのかな。」

「西園さんは・・具合悪いんでしたっけ?」

その言葉にはっとする理樹。

「そういえば・・。」

「すみません そうでした。

 そうだったね。ごめん

 どうして 忘れちゃったのかな。」

部室にいる真人と理樹。

「しかしこう雨が降ってると 練習もできねえな。」

「西園さんの水筒 忘れたままだ。」

「西園って・・?」

「はっ?」

「えっ。

 西園さんだよ!

 リトルバスターズのマネージャーになった!
 
 いっしょに短歌をつくったじゃない!」

「ああ そういやぁ そうだったっけ。」

『何かが 変だ。

 うまく説明できないけど

 いつもの日常と違う。

 まるで 世界全体がまどろんでいるような感覚。

 西園さんの存在が ぼんやりと薄くなっていき

 みんながどんどん 西園さんを 忘れていくような。』

雨があがって晴天。
ベンチにすわっていた理樹の前を
とんでく紙ヒコーキ。

そこに日傘をさした西園さんがいました。

「西園さん!よかった。

 具合 よくなったの?

 お見舞いにいこうかと思ったんだけどさ
 
 女子寮には 行きづらくて。」

「お見舞い・・ですか。

 直枝さんは そんなに私の寝姿が見たかったのですか?」

「ええっ?」

「具合が悪くてよわっているところにつけこむ

 ・・という 魂胆だったのでしょうか?」

「わわ」

「破廉恥です。」

「あの。」

「鬼畜です。」

「いや あのね そんなつもりじゃなくて

 ただ・・」

「冗談です。」

「そう?なら いいんだけど。

 実は ちょっと心配してたんだ。

 西園さんが ふっと

 いなくなっちゃうような気がしてさ。」

「もしも 私が この世界から消えてしまったら

 私が生きていたことは忘れられて

 誰の記憶にも残らないでしょうね。」

「そんな!」

「この木の下で 鳥に餌をやったこと

 大好きな本をすりきれるまで読んだこと

 みんな幻のように消えてなくなる。

 それでいいんです。」

「西園さん。」

「直枝さんは 気づいているでしょう。

 この数日 みんなが 私の存在を忘れていくことに。

 何かが起こりそうだと感じていたはずです。」

「何かが起こるって いったい・・。」

「これを 持っていてくださいますか。」

若山牧水の詩集を理樹に渡す西園さん。

「この本は 西園さんそのものだっていってたよね。

 そんな大切な本を?」

「私のことは忘れてしまってもかまいません。

 この詩を忘れないでください。

 そうしたら ちっぽけな私の命も

 生まれてきた意味もあると

 そう思えるかもしれません。

「待って!

 そこへ行くの?

 どこかへ 行くつもりなの?遠いところへ。」

「終わりの始まる場所へ。」

「終わりの 始まる場所。」

「もしよかったら その場所を

 見届けてくださいますか?」

海辺へやってきたfyたり。

「こうして 波の音をきいていると

 やすらいで 眠くなってきませんか。」

「うん。まるで 子守唄だ。

 ここが 終わりの始まる場所なの?」

「直枝さん お願いがあります。

 リトルバスターズのことを 話してくださいますか。

  聞かせてください。幼い頃のことを。」

「何から話したらいいのかな。

 小さい頃 僕は 体が弱かった。

 ナルコレプシーもあったし

 両親もなくなったショックもあって

 入院もしたよ。

 けど 落ち込みそうになるたびに

 みんながきてくれたんだ。」

空き地で遊ぶみんな。

「僕たちは いつもいっしょだった。

 影踏みや石蹴り

 四つ葉のクローバー探し。

 僕も 真人も 謙吾も 鈴も

 どうしても見つけられなかった。

 そしたら・・。」

恭介がみんなのぶんもみつけて
さしだしてくれました。

「いつも みんながいた。

 だから 僕は 今 こうしていられるんだ。」

「あたたかい思い出ですね。」

「うん。」

「もう少し 早く ここに来るつもりでした。

 けれど 直枝さんが私に話しかけてくれるようになって

 リトルバスターズの皆さんを知って

 決心は わずかに鈍ってしまいました。

 直枝さんたちの輪の中で生きていけたら

 そんな気持ちが 少しだけ

 芽生えてしまったのかもしれません。」

「それでいいんだよ!

 西園さんだって これから・・。」

「今からここで起こることは

 もうかえられないんです。

 長い 長い間 私が願っていたことなのですから。

 『白鳥は 哀しからずや 空の青

  海のあをにも 染まずただよふ』

 私は 白鳥になりたいと 思っていました。

 海の青にも 空の青にも 染まらない

 白鳥のように

 孤独で 気高く 美しく 誰とも交わらない存在になりたい。

 そう願ってた。」

「やっと会えたね」

そこにあらわれた西園さんと同じ顔の少女。

「はじめまして じゃなかった。

 理樹くん もう二度会ってるよね。

最初は街で。それから 雷の日。

 久しぶりだね。美魚。」

「いつ以来でしょう。美鳥。」

「いつだったかなあ。もう忘れちゃったよ。

 じゃあ 行こうか。」

「行くって どこへ!」

理樹のことは無視。

「さあ 美魚。」

「美鳥 すみません。

 もう少しだけ ここに いさせてください。」

「というか ねぇ 美魚。

 いつまで 日傘をさしてるつもりなの?

  そんなに 理樹くんに知られたくないのかなあ?

 でもねえ 無駄だよ。」

「や やめて。」

日傘をうばって投げ捨てる美鳥。

「ほら こうすればよくわかるでしょう。

 美魚が いつも 日傘をさしていた理由を。」

「影が・・ない。」

「お願い・・見ないで。」

「これが美魚の秘密なの。

 美魚と私の 秘密。」

ナルコレプシーでその場に倒れてしまう理樹。


CM



寮の部屋で目覚めた理樹。

「ようやく おきたか。」

真人がのぞきこんでいました。

「あ おはよう・・。」

「おはよう?今何時だと思ってんだ。

 夜中だぞ。」

飲み物をわたしてくれる真人。

「おまえ 海辺で倒れていたことを

 助けられたんだぞ。

 そんなところへ 何をしに行ってたんだ?」

「覚えて・・ない。」

「誰かといっしょだったのか?」

「思い出せない。何も。」

そこへ謙吾と恭介も入ってきました。
理樹をみてほっとするふたり。

「僕はなんで海にいたんだろう。」

「まあ 朝まで眠れ。

 目が覚めたらきっとすっきりしてるぜ。」

「ああ それがいい。」

「うん そうするよ。」

そして・・。

『穏やかな 変わり映えのしない日常が過ぎていく。

 けれど 心のどこかが告げていた。

 何かが欠けている

 誰かがいない・・と。

 いったい 誰が・・?』

野球の練習にいく途中、筋肉自慢をする真人。

木の下にいる鳥をみて足をとめる理樹。

「どうした?理樹。」

「いや こんな天気の朝は

 あそこで本でも読んだら気持ちがいいだろうなって

 そう思ってさ。」

「行こう!」

後ろが気になりながらも練習へ。

寮で着替えて急いでいた理樹は
おちてきた本をひろいあげました。

「誰の本だろう。」

『白鳥は 哀しからずや 空の青

 海のあをにも 染まずただよふ』

という歌をみてハッとする理樹は
西園さんを思い出しました。

「お願い 見ないで。」

「はっ・・。西園さん・・。

 真人!西園さんはあれからどうしたんだ?」

「西園がどうかしたのか?」

「西園さんはどこにいる!?」

「どこって 教室じゃねえか?」

教室へ走る理樹。

「みんな 西園さんはどこ?」

「西園さん?」

「うん。ほら。きましたです。」

教室にはいってきた西園さん。

「おっはよー!」

「おはよう 西園さん。」

「おはようです。」

「おはよう。理樹くん。」

「美鳥・・」

「やっだあ  理樹くん。何言ってんの?

 私 そんな名前じゃないよ。」

「うん 美魚ちゃんだよ。」

みんなから美魚とよばれ友だちもたくさん。

そこに真人と謙吾もやってきました。

「真人 変なこときくけど

 あれは 西園さんだと思う?」

「おっと たしかに変なこときくな。

 あれは 西園だろ。

 この間 リトルバスターズのマネージャーになった

 西園美魚だ。」

「美鳥・・じゃなくて?」

「美鳥?」

「誰だ そりゃ?」

「西園さんは物静かで あんなににぎやかじゃない。」

「そうか?よくわからんが

 いつもと変わらん気がするな。」

「そうだよな。あいつはああやって

 いつも騒いでるよな。」

「ウフフ。」

と理樹をみて笑う美鳥。

『僕以外の誰もが

 美鳥を西園さんだと思っていた。

 僕はとまどい あせりはじめていた。
 
 間違っているのは 僕の方なのか。』

あの木の下で詩集を手にする理樹。

『違う。この本の持主は

 木の下で鳥に餌をやっていた

 西園美魚のはずだ!』

そこに声をかけてきた美鳥は
木の枝にすわっていました。

「理樹くん。」

「あ。」

「よいしょっと。」

木からおりてきた美鳥。

「美鳥。」

「へえ〜 理樹君だけは

 私と美魚の区別がつくんだね。

 まだ 美魚のこと おぼえてるってことだよね。

 でもさ みんな 私のこと

 美魚ってよんでるんだから

 理樹くんにも 美魚って よんでほしいなあ。」

「それは できない。」

「どうして?」

「美鳥のことを 美魚と呼んでしまったら

 僕はたぶん もう一人の 西園さんのことを

 忘れてしまうだろう。

 西園さんはどこにいるんだ?

 君は 西園さんに 何をしたの?!」

「いやだなあ。それじゃ まるで

 私が悪いことしたみたいじゃない。

 私はなんにも悪いことしてないよ。」

「教えてよ。君は 何者なんだ?」

「やっと それをきいてくれるんだ。

 理樹くんは 私を誰だとおもう?」

「君は・・・西園さんがなくした・・・影?」

「ピンポーン。でも 満点じゃないよ。

 80点くらいかなあ。
 
 だって 私にも 影がないんだもん。

 そんなこと 誰も気づかないのにね。

 だけど美魚は 気にし過ぎだよね。

 他人なんて 人の足元なんて

 いちいちみてないのにさ。

 いっつも日傘さして 秘密をしられないように

 おどおどして バッカみたい。

 で 最後には誰からも忘れられちゃうんだからね。」

「やめろ!それ以上」

「そんなこと言ってる理樹くんも
 
 今に 美魚のことを 忘れちゃうんだから。」

「そんなことはない。絶対に。」

「へえ 言い切れるのかなあ。

 忘れちゃったくせに。」

本を奪う美鳥。

「これがなければ 思いだせなかった!

 こっちこっち。」

「返せ!」

「ほ〜ら。」

本を破ろうとする美鳥。

「やめろ!」

「そうだね。 こんなことしなくても

 後ちょっと時間がたてば。」

本を返してもらった理樹の後ろから
手をまわしてだきつく美魚。

「わかってるんだ。

 理樹君は今 必死で記憶にしがみついてるけど

 それも もうすぐ限界。

 理樹くんの中で 美魚のおもかげは

 どんどん薄くなってる。

 うまく思い出せなくなってる。

 理樹くんは もうすぐ 私を美魚だと思うようになる。」

理樹の胸をつかんだり顔をよせる
美鳥をつきとばす理樹。

倒れた美鳥がおきあがって
また不敵にほほえみました。




えー・・これはどういうこと・・?
ファンタジーなの?
影がないというのが気になる。
ちゃんと学校に在籍もある生徒なら
二重人格ということもあるけど
そうなるとまわりの人たちの記憶が
みんな操作されちゃってるのも不思議だし。
それとも理樹だけの問題なのか。

クドさんとか小毬さんとかじゃなくて
こういうときは来ヶ谷さんあたりに
でてきてもらいたいな。






直枝理樹  堀江由衣
棗鈴    たみやすともえ
棗恭介   緑川光
井ノ原真人 神奈延年
宮沢謙吾  織田優成
神北小毬  やなせなつみ
三枝葉留佳 すずきけいこ
能美クドリャフカ 若林直美
来ヶ谷唯湖  田中涼子
西園美魚  巽 悠衣子
笹瀬川佐々美 徳井青空








2013.01.07 Monday 11:27 | comments(0) | trackbacks(6) | 
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| 日々“是”精進! ver.F | 2013/01/08 6:37 AM |
リトルバスターズ! 第13話「終わりの始まる場所へ」
私のことは忘れてしまってかまいません この詩を忘れないでください 美魚の秘密と、喪失? keyぽい超展開になってきましたね。
| 空 と 夏 の 間 ... | 2013/01/08 7:42 PM |
リトルバスターズ! 第13話「終わりの始まる場所へ」
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| ボヘミアンな京都住まい[fc2ブログ版] | 2013/01/08 11:19 PM |