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相棒 season11 第16話「シンデレラの靴」

第16話「シンデレラの靴」



 アポロン電機陸上部の監督・高木(国枝量平)が
自宅で血まみれの遺体で発見された。事件の前日、
享(成宮寛貴)が偶然スポーツクラブで同陸上部の
次期監督候補になっていた、マラソンの元銀メダリストである
桂馬麗子(中山忍)を見かけていたことから、右京(水谷豊)は
享とともに事件に首を突っ込むことに…。

 捜査一課の伊丹(川原和久)らに煙たがられながらも、右京らは
現場を物色し冷凍庫の取っ手の指紋が消されていることに疑問を抱く。
美枝(萩尾みどり)ら陸上部のスタッフによると、アポロン電機を
辞めた後に銀メダルを取る活躍をした麗子が出戻ってきて
監督に就任することを、アポロン電機社内でも快く思ってない人が
いたようだ。なかでも殺害された高木監督は麗子が次期監督に
なることは絶対にない、と断言していたという。

 周囲の声にもかかわらず、監督就任に前向きな麗子。
その麗子が監督になることはないと言い切っていた高木の
根拠は何だったのか? 元銀メダリストにかけられた殺害容疑。
監督就任にまつわる謎が解明されたとき、スポーツ界を揺るがす
闇が明らかに…!




スポーツジムにきたカイトくんと悦子。

「なんかさ 2人でスポーツジム来るの久しぶりだね。」

「そうだね。

 あれ? 太ったんじゃない?」

「太ってないよ。」

「えっ 本当?」

今日も仲良しカップル・・。
女性にぶつかりました。

「ああ ごめんなさい。」

「ごめんなさい。」

「いってらっしゃい。」

とスポーツトレーナーに
みおくられてでていく女性。

「あれ?あの人 どっかで見た事ない?」

「見た事ある。 誰だっけ?」

「誰だろう…。」

「あっ。」

「ん?」

「この人だ!」

ポスターがありました。

「あっ 桂馬麗子さんだ!」

「そうだ そうだ。 マラソン選手だ。そうだ!」

「すいません。 あの 今の方って 

 桂馬麗子さんですよね?」

「ええ。 ランニングに行かれたんです。」

「ランニング?」

「ああ 外に行くんだ。」

「へえ…。」

「もしかして これって桂馬選手が銀メダルを獲った時の?」

「そうなんです。」

「ハハッ 悦子 バテバテじゃん。」

「さぼらないでください。」

「はい…。」

「あっ 帰ってきた。」

「お疲れさまです。

 あっ 桂馬さん。

 マッサージしなくていいんですか?」

「ああ… 今日はいいわ。」

「ああ…。」

「引退してるのにさ トレーニング続けてるんだね。」

「だね。」

「ていうかさ これ いつまで続けんの?」

「あと5分で1時間。頑張ってください!」

「はい…。 ああ…。」

高木監督の家をたずねた直美。

「監督。監督?

 あっ… 監督!監督!!」

中で監督が殴られて倒れていました。

特命係。

「桂馬麗子さんといえば

 13年前の世界大会で銀メダルを獲得した

 マラソンランナーですね。」

「ローマ大会です。」

「ええ そうでしたねぇ。いやぁ すごいレースでしたよ。

 一度は先頭集団から大きく離されながらも

 驚異的な追い上げを見せて…。」

当時の実況。

「差が詰まる! 残り20!

 桂馬 追う!チェクチャバ リード!

 桂馬来た! 桂馬来た!桂馬来た!

 差が詰まる 詰まる 詰まる!桂馬 追いついた! 追いついた!

 並んだ 並んだ 並んだ!頑張れ 桂馬! 頑張れ 桂馬!

  ゴール!」



「最後のトラックではみるみる差を詰めて

 ほとんど並んだ状態でゴールしましたからね。」

「ああ そうでしたね。

 しかし考えてみれば カイトくん。」

「はい。」

「42.195キロ走ったあげくの差が

 ほんの数センチというのですから

 マラソンというのもすごい世界ですね。」

「すごい世界ですねぇ。」

「ねぇ。」

「相変わらず早いね。

 もう 今朝の事件に首突っ込んでんだ。」と角田さん。

「はい?なんです?」

「あれ? 違うの?」

「今朝の事件とは なんでしょう?」

「いや アポロン電機の陸上部の監督が

 自宅で殺されたんだよ。」

「えっ 殺された…?」

「ほら アポロン電機の陸上部っていえばな

 桂馬麗子が次の監督に就任するかもって噂になってただろ?

 だから 事件について話してんのかと…。

 コーヒーもらうよ。」

「どうぞ。」

「桂馬麗子 アポロン電機 陸上部次期監督候補に」

事件現場で検証をする伊丹さんたち。

「死因は頭を殴られた事によるものだと思われます。

 凶器は こちら。

 死亡推定時刻は昨日の午後8時から6時の間です。」

「凶器は現場にあったものか…。」

「室内に荒らされた形跡は認められませんが

 指紋を拭き取った痕跡がそこかしこに。」

「なんだよ そこかしこって。」

「あ〜 やっぱり!」

右京さんたちもやってきました。

「警部殿!」

「おはようございます。」

「どうも。」

「おはようございます。」

「で? 何をなさってるんですか?」

「我々の事は お気になさらずに。」

「気に…。 ああもう 面倒くせえ!」

「あ〜 なんだ…。」

「 あっ 指紋か。」

「 犯人が 触ったとこを拭き取ったって事か?」

「まあ おそらくそういう事だろうと思われますが

 ただ 冷蔵庫のドアノブにも指紋を拭き取った痕跡が…。」

「冷蔵庫…。」

「上の冷凍庫の方ですけどもね。」

「何も入ってませんね。何かを持ってったんでしょうか?」

「おお…。」

「警部殿! もう…。」

「こういう事は我々が調べますから!」

「これは失礼。」

「怨恨による 衝動的な殺人か?」

「先輩。表に被害者の関係者が来てます。」

「おう。」

「どうも。」

「どうも。」

「いいから行け ほら。」

「ちょっと いいっすか?」

「何度もすみません。 もう一度お話聞かせて頂けますか?」

「すいません。 どうぞ こちらへ。」

「何度もすいません。

 アポロン電機陸上部の皆さんです。」

「部長の北島です。」

「コーチの竹沢です。」

「アシスタントコーチの大山です。」

「彼女が第一発見者です。

 被害者の高木さんは

 今朝 陸上部の早朝練習に来なかったそうで。

 で 電話も繋がらず自宅に様子を見にきたら…。」

「亡くなってた。」

「ええ。

 ああ あと 大山さんの携帯電話に昨晩 被害者からメールが。」

「あっ どうもすいません。」

「ありがとうございます。」

「これなんですけど。」

「「その件は明日で構わない」。なんだ? その件って。」

「書類にハンコをもらうのを忘れていたそうで

 それをもらいに自宅に行くっていうメールの返事だそうです。」

「19時45分。

 死亡推定時刻は18時から20時の間。

 被害者は この時間までは生きていたって事か。」

「あの… 亡くなった高木監督が
 
 何かトラブルを抱えていたというような事は

 ありませんでしたか?」

「やはり… 監督問題ですかね。」

「それは桂馬麗子さんが就任するかもしれないという話の?」

「ええ。 最近 うちの会社社長が代わりまして。

 社長は陸上の事はわからないんで

 桂馬さんの知名度だけ利用しようと目をつけてたんですよ。

 会社のいい宣伝にもなると考えたようで。」

「そうなんですか…。」

「まあ 社長は 陸上部の過去の事はご存じないので。」

「何か あったんですか?」

「桂馬さんはうちを辞めていったあとに

 活躍しだした選手ですから。

 それが監督として戻ってくるというのは

 やはりちょっと抵抗があるんですよ。」

「なるほど。」

「念のため 昨日の18時から20時までの

 皆さんの行動を教えてください。」

「えーっと…私は夕方 本社で社長と面談を。

ちょうど 監督人事の話を。」

「私は残業で事務所にいました。日誌をつけたり 雑務を。」

「えー 竹沢さん。」

「私は 事務所を6時過ぎに出て帰宅中でした。

 でも 忘れ物をしてしまっていったん事務所に戻りました。

 確かに大山さん 日誌をつけていて…。」

「そうでしたね。

 その時に 高木さんからメールの返信が来たんです。」

回想。

「監督からだ。」

「その件は明日で構わない」

「ハンコもらうの忘れちゃって。あら。」


「昨夜 高木さんが何時頃 事務所を出たかわかりますか?」

「定時に… 5時だったと思います。」

「そうですか。」

「あのー 我々本社に報告に行かないと…。」

「あっ… ええ 結構です。」

「じゃあ 失礼します。」

「ありがとうございました。」

「じゃあ あと頼むね。」

「ひとつ よろしいですか?

 桂馬麗子さんが アポロン電機を辞めた理由というのは

 なんだったのでしょう?」

「桂馬さんは追い出されたんです。」

「えっ?」

「桂馬さんは 駅伝大会の予選で棄権してしまったんです。

 脱水症状からくる 足の痙攣で止まってしまって…。」

実況

「アポロン電機の桂馬選手にアクシデントです!

  あーっと 倒れた!倒れこみました!

 起き上がるか?起き上がれるのか!?

 競技続行は無理でしょう。起き上がれません!

 審判員からタオルがかけられ無念の途中棄権です!

 毎年連続で繋げてきた たすきが今… 今 途絶えました!」



「そうだったんですか…。」

「あの… 高木監督は 桂馬さんがうちの監督になる事は

 絶対にないと言っていたんです。」

「それは どうしてです?」

「理由はよくわからないんですけど。

 あまりにもはっきりとおっしゃったので

 気になったんです。」

「そうですか。ありがとうございます。」

帝都女子体育大学で
学生たちの講義をしていた桂馬さんにあいにきた。
伊丹さんたち。

「 桂馬さん?

 あっ やっぱり そうだ。桂馬麗子さんですよね?」

「あ はい…。」

「警察です。 少し お話を聞かせて頂きたいんですが

 よろしいですか?」

「ええ。」

「アポロン電機の高木監督が亡くなったのはご存じですか?」

「高木さんが…?」

「何者かに殺害された疑いがあるんですよ。」

「殺された!?」

「ええ。 高木さんはあなたがアポロン電機の陸上部の

 監督になる事を快くは思ってなかったようです。」

「まあ そうでしょうね…。

 まさか 私が高木さんを殺したとでも…?」

「いえ 特に そういうわけでは。

 関係者の方々に 色々と事情を聞いて回ってるところですので。」

「別に高木さんだけじゃないでしょ。」

「はい?」

「私が監督になるのを快く思っていないのは。」

「うん まあ…そんな感じでしたね。」

「それなら高木さん一人 いなくなっても

 私にはあまり意味がないという事です。」

「高木さんは あなたが監督になる事は絶対にないと

 周囲の人間に話していたんですが何か 心当たりは?」

「さあ…。」

「そうですか。」

「参考までに昨日の18時から20時までの間

 どちらにいらしたか教えてもらえますか?」

「その時間は…。」

「その時間は スポーツジムにいた。

  …ですよね?」

カイトくんと右京さんもやってきました。

「ああ 我々も警察です。杉下と申します。」

「同じく 甲斐です。」

「なんなんだよ!」

「実は俺も 昨日 その時間 同じジムにいたんです。」

「えっ?」

「警部殿!そういう話はこちらに入れておいてくださいよ。」

「それを伝えに追いかけてきたんですよ。」

「あの… そうなんですか?」

「ええ。でも 間1時間ほど外に出られてましたよね?

 ランニングで。」

「ん…? そうなんですか?」

「ええ。」

「ああ それが桂馬さんのトレーニングメニューなんです。

 すいません。 ジムのスタッフに確認してきました。」

「そう。」

「どこを走ってらしたんです?」

「いつものコースを。」

「それは?」

「ジムと氷川神社の往復です。」

「そのジムなんですが…。」

「代々木のルネサンスです。」

「代々木。ありがとうございました。」

「また伺うかもしれません。行こう。」

「どうも。」「どうも。」

伊丹さんたちはひきあげましたが
右京さんたちは残ったまま。

「まだ 何か?」

「アポロン電機 陸上部監督には 就任なさるおつもりですか?」

「ええ。 私はアポロンに対して 感謝しているんです。」

「感謝ですか?」

「そもそもアポロンは駅伝に力を入れていて

 マラソン選手の育成はしていなかったんです。

 私は アポロンを追い出されたおかげで

 マラソンで成功出来たんです。」

「ああ… なるほど。」

帰るふたり。

「気になりますよねえ。」

「何がですか?」

「被害者の高木監督は 桂馬さんは 

 絶対に監督にはならないと確信していたそうです。」

「ええ。」

「それには やはり何か根拠があると思うのですがねぇ…。」

捜査一課。

「氷川神社周辺…。」

「裏 取れました!

 確かに 桂馬麗子は19時28分に

 スポーツクラブのあるビルを出て

 20時31分に戻ってます。」

「その間に スポーツクラブから氷川神社までを

 往復したと本人は言ってるが…。」

「しかし 殺害現場である高木さんのマンションで
 
 高木さんを殺害しスポーツクラブに戻るのも十分可能だ。」

「よし!じゃあ この2つのコースを徹底して洗うぞ。」

「はい!」

米沢さんのところにきたふたり。

「被害者が19時45分に送ったとされるメール

 偽装されたものでした。

 携帯電話も 指紋が拭き取られた跡がありました。

 おそらく あのメールは犯人が送ったものでしょうな。」

「だとすると 妙ですねぇ。

 犯人は どうしてメールを送る必要があったのでしょう?」

「それは あれっすよ。

 発覚を遅らせるためじゃないですか?」

「はい?」

「被害者に送られてきたメール。

 返信しないと 大山さんが

 自宅に訪ねてくるような内容でしたし。」

「なるほど。」

「 被害者ですが。」

「はい。」

「今日は 本社の人事部へ行く予定があったようですねぇ。」

「え?」

「あの お二人は何か探してらっしゃるんですかね?」

「ええ。」

「一体 何を…?」

「手掛かりという意味では 手当たり次第でしょうかね。」

「なるほど…。」

「手当たり次第ついでにパソコンの中身も拝見出来ますか?」

「どうぞ。」

「被害者のデジカメ画像のフォルダです。

 陸上部関連の写真ばかりですなぁ…。」

「 うん…。」

「これが最後のフォルダです。」

「なんだろう? この写真。」

女子の陸上選手がうつっていました。

「おや 上星高校。」

「えっ 知ってるんすか?」

「ええ。 陸上の名門校ですよ。」

「ハッ なんでもよく知ってますねぇ。」

上星高校へいったふたり。
陸上部をみにいきました。

「はい ペース落ちてるよ!

 上げて 上げて 上げて!

 斉藤 視線落ちてる!目線上げて!

 いけいけ! いけ!」

「写真の子ですね。」

「ええ。」

「50 51 52 53!遅いよ ペース上げて!

 見せて。うーん…。」

「すいません。」

「はい。」

「陸上部の顧問の先生ですか?」

「ええ そうですけど。」

「警視庁の杉下と申します。」

「同じく 甲斐です。」

「あの… この写真について少し お話を伺いたいんですが。」

「南条遥ですね。

 南条が 何か?」

「いえ 大した事ではないのですが

 これは どのような写真なのでしょう?」

「秋に 都の大会があってうちが優勝したんです。

 その時 OBからの寄付金を

 南条が代表して受け取ったんですよ。」

「そうですか。」

「こちらがOBの建設会社の社長さんで

 こちらはその知り合いの方ですけど。」

「南条さんに この写真の事を

 少し お話伺ってもよろしいですか?」

「ああ… かまわないですよ。」

ストレッチをしながら会話。

「すいません なんか。

 でも やっとかないと怪我に繋がる事もあるので。」

「かまいませんよ。」

「よいしょ。」

「おお…。」

「それもストレッチなの?」

「あっ これは違います。足にたまった乳酸をとるっていう。」

「へえ〜。やっぱり 世界目指してるの?」

「夢は…。 でも 無理かなって思ってます。」

「どうして?」

「私 去年の駅伝の予選で止まっちゃったんです。

 そのせいでたすきを繋げなくなっちゃって…。

 一時は 陸上をやめようかなって。」

「ああ… ごめんね なんか嫌な事 話させちゃったかな。」

「あっ いいんです!

 こうして人に話す事も克服する助けになるって

 アドバイスされたし。」

「アドバイス?」

「ええ。 桂馬麗子さんがアドバイスしてくれたんです。」

「おや。桂馬さんに?」

「はい! びっくりしちゃいました。

 憧れの桂馬麗子さんがいきなり学校に来て

 私に会いたいって言うから。」

「桂馬麗子さんも こちらのご出身なんですか?」

「違いますけど 桂馬さんも私と同じ経験してたから

 ほっとけないって言ってました。」

回想

「失敗と うまく付き合えるようにする事かな。

 あの時 あんな事さえなければっていうんじゃなくて

 あれがあったからこそ 

 今があるんだって思えるようにするの。

 とりあえず 走ってみたら?

 走り出したら気持ちが変わるかもよ?」

といってくれた桂馬さん。

「私 本当 桂馬さんには感謝してるんです。」

「そうだったんだ…。」

「あっ もういいですか?」

「突然すみませんでしたね。ありがとう。」

「失礼します。

 お待たせ〜!」

帰るふたり。

「高木さんが持っていた写真に写っていた南条さんと

 桂馬さんには繋がりがあった。」

「ありましたねぇ。」

会社をたずね山本さんに話をききました。

「ええ。 高木さんの方から会いたいと。」

「高木さんはどんな用件だったんですか?」

「詳しい事は聞いていませんが

 見せたいものがあるって言ってました。」

「見せたいものですか?」

「ええ。 とりあえず会ってからという事で

 何を見せたかったのかは聞いていませんが。」

会社を出て今度は桂馬さんのところへ。

「見せたいものってなんだったんでしょうね?」

「ええ。 なんだったのでしょうねぇ。」

大学の前までタクシーに乗ってきた桂馬さん。

「すいません。もう少し先まで お願いします。」

「はい。」

タクシーが前進。

桂馬さんも右京さんたちに気付きました。

「南条遥さんにお会いしてきました。」

「えっ?」

「上星高校陸上部の南条遥さんです。

 駅伝の予選大会で あなたに似た経験をされた。

 会って 励まされましたよね?」

「彼女 あなたが会いにきてくれた事に 感謝してましたよ。」

「そう…。」

「ところで あなたは どうして 

 彼女に会いにいかれたのでしょう?」

「それは 彼女が駅伝で棄権して落ち込んでいたから。」

「なるほど。 では なぜご存じだったのでしょう?」

「えっ?」

「彼女が 陸上をやめたくなるほど悩んでいた事を。」

「それは…誰かに聞いたんだと思うわ。」

「どなたでしょう?」

「忘れたわ。」

伊丹さんたちも登場。

「特命係の杉下警部と…こらっ カイト!」

伊丹さんww

「ああ どうも。」「どうも。」

「どうもじゃないでしょ!」

「まあまあまあ…。」

「桂馬さん。

 スポーツクラブと氷川神社を往復する道のりにある

 防犯カメラ 調べたんですけどね。

  一切 あなたの姿映っていませんでした。」

「えっ?」

「あなた 本当は

 高木さんのマンションに行ったんじゃないですか?」

「映らないコースを 走ったのかもしれませんね。」

「それは どのコースですか?」

「覚えてないわ。

 その日の気分によって 走るコースは違うので。」

「そうですか。」

「もういいですか?授業があるので。」

「桂馬さん。ひとつだけ よろしいですか?

 この写真にお心当たりはありませんか?」

「南条さん?」

「ええ。 亡くなった高木さんがお持ちになってた

 写真なんですが。」

「心当たりは ありません。」

「そうですか。失礼。」

桂馬さんは行ってしまいました。

「 ふーん…。

 色んなもんをお持ちですねぇ特命係は。」

「一体どこから そんなものを…。」

「とあるところから。」

「とあるところ…。」

地図をチェックする右京さんたち。

「防犯カメラに映らずに

 スポーツクラブと氷川神社を往復出来る

 最短のコースですねぇ。」

「桂馬麗子さんなら1時間で往復可能でしょうね。」

「何もハプニングがなければ 可能でしょうね。」

「ええ? 俺でも1時間ちょいでいけると思いますよ。」

「いけますか?」

「いけるんじゃないっすか?

 …なんすか?」

スポーツクラブで準備するカイトくん。

「何も 本当に走んなくても…。」

「準備はよろしいですか?」

「はい。」

「いつでもどうぞ。ちゃんと走ってくださいね。」

「ちゃんと走りますよ。」

「では いきますよ。はい。用意 スタート。」

ジョギングコースを走るカイトくん。

「あれか。 オーケー。」

カメラをさけて走ります。

「楽勝じゃん?」

坂が・・w

「マジかよ…。」

今度は工事中でいきどまり。

「あれ?おい…。」

神社でお参り。

「よし。」

帰り道。

「はい フィニッシュ!

 杉下さん タイムは?」

「2時間5分15秒。君 ちゃんと走りましたか?」

「ここ2〜3年 こんな ちゃんと走った事ないっすよ。」

「そうですか。いくら桂馬さんといえども

 このコースを1時間で走りきるのは無理でしょうねぇ。」

「坂とか 工事現場とか 地図に載ってないもんな。」

「これで桂馬さんが 

 嘘をついていた事がわかりましたね。

 カイトくん どうもありがとう。」

大学に桂馬さんをたずねた右京さんたち。

「桂馬さんちょっとよろしいですか?」

「なんでしょう?」

「一昨日の事ですが

 やはり 氷川神社へは走っていないようですね。」

「いきなり なんですか?」

「俺 走ってみたんですよ。

 防犯カメラに映らない最短コースを。」

「走った?」

「ええ。 でも あのコース いくら元銀メダリストの桂馬さんでも

 1時間じゃ無理ですね。」

「桂馬さん。」

「すいません。嘘をついていました。」

「おや お認めになるんですね?」

「ええ。本当は 桜木公園の方へ走っていたんです。」

「えっ?」

「いつもと違うコースを走っていた事がわかると

 疑われてしまう気がして。」

「ちょっと そんな…。」

「なるほど そういう事でしたか。」

「ちょっと 杉下さん…。いいんですか?」

「ええ。 ご本人がそうおっしゃってるんですから。」

「失礼。」と行ってしまいました。

「嘘…。」

「ついてますねぇ。」

特命係の部屋にもどりました。

「 嘘をつく。 理由があるという事です。」

「桜木公園・・・

 桜木公園… こっちも走ってやろうかな。」

「暇か?」

「暇じゃないっすよ。」

「知ってるよ。

 久しぶりに言ってみたくなっただけだよ。」

「はいはい。」

「あれ? なんだ これ。」と写真を手にとる角田さん。

「ん…?これって 朝比奈組の田代じゃねえの?」

「えっ?」

「こいつ。」

「これ ヤクザ?」

「うん。」

「何よ…。」

アポロン電機の陸上部の事務所へ。

「この写真に心当たりありますか?

 高木さんが持ってたんですけど。」

「さあ…。」

「いえ…。」

「どなたなんですか?」

「南条遥さんという高校生です。

 陸上部に 所属しています。」

「彼女 桂馬さんとも親交があったんです。」

「ああ そうなんですか。」

「もしかして この選手アポロンでスカウトするような話が

 あったんじゃないかなと思いまして。」

「いえ。 竹沢さん どう?」

「いえ ありませんよ。」

「そうですか。

 実は このお金を渡してる人物 暴力団関係者なんです。」

「そういう事ならうちは とらないと思いますよ。

 うちは そういうの潔癖なほど嫌う会社なんで。」

事務所から出てきました。

「この写真 関係ないわけないですよね。」

「関係ないわけないと思いますよ。」

「杉下さん あれ…。」

部員たちが南条さんがやっていたのと
同じ運動をしていました。

「足にたまった乳酸をとるっていう。」

「なるほど。」

「確かめてみますか。」

「行きましょう。」

「はい。」

上星高校へ。

「例の足をバタバタして乳酸とるやつ

 あれ 誰かに教わったのかな?」

「はい。 アポロン電機の 竹沢さんって人です。」

「きた!」

「ランナーは 走ったあとのケアを怠ってはいけないんです。」

「そうでしょうね。」

「あれ… でも あの日桂馬さん

 ちゃんとケアしてなかったんじゃないかな。」

「君… 今 なんて言いました?」

「えっ?」

「今。」

「あっ いや…あの日 ジムに戻った桂馬さん

 ちゃんとケアしてなかったんじゃないかなって。」

「つまり ランニングから戻った桂馬さんが

 足をケアしてなかったという事ですか?」

「ええ。ジムに戻った桂馬さんは…。」

回想

「マッサージしなくていいんですか?」

「ああ… 今日はいいわ。」


「それが どうかしたんですか?」

「なるほど。」

「えっ?」

スポーツジムへ。

「桂馬さん ほとんど毎日トレーニングいらしてたんですけどね。」

「何日ぐらい来てない?」

「3日間 来てないですね。」

「3日間?」

「こんなの珍しいんですよね。」

「そうですか。」

「はい。

「どうも。」

「決まりですかね。」

「そうですねぇ。」

またまた大学へ。

「あっ お呼び立てして申し訳ありません。

 すみませんね しつこくて。」

「なんのご用ですか?」

「これは あくまで僕の推測なんですが

  桂馬さん あなた

 足を怪我なさってるんじゃありませんか?」

「えっ?」

「それも捻挫。もし そうだとすると 

 今回起きている事の全てが合点がいくのですがねぇ。」

「何をおっしゃってるんですか。」

「最初に気になったのはあなたが タクシーでこの学校に到着した時。

 ほんのわずかな距離なのにタクシーを前進させました。

 あなたなぜ 歩かなかったのでしょう?

 さらに 通勤中なのに スーツにミスマッチの

 スニーカーを履いてらっしゃったのも違和感を覚えました。

 それから もう一つ。高木さんが殺害された日

 あなたはランニングから戻ったあと

 マッサージをお断りになったそうですね。」

 それは…足を触られたくなかったからではありませんか?

 そして 毎日にように通ってらっしゃったジムも

 事件の翌日からお休みになってらっしゃる。」

「仮に 私が捻挫をしていたとしてそれが なんだというんですか?」

「あなたは アポロン電機陸上部の監督に就任するにあたって

 南条遥さんの獲得を条件にしたそうですね。

 アポロン電機の社長さんから聞いてきました。

 で これなんですが…。

 この写真。

 遥さんにお金を渡してるのは暴力団関係者だとわかりました。

 つまり この写真は高木さんにとって

 あなたに対抗する強力な武器になるわけですよ。

 これで あなたを脅せば 

 当然 あなたは監督就任を辞退するでしょう。」

「だから 私が高木さんを殺した…。」

「いいえ。

 走れないあなたに犯行は不可能です。

 あなたのやった事は捜査の目を自分に向けさせる事でした。」

「どうして 私がそんな事をする必要があるんですか!」

「あっ!高木さんが打ったとされるメールですが

 あれは 偽装されたものだとわかりました。

  ですが そのメールによってアリバイが成立した人物がいます。

 僕には その人物が犯人だとしか思えないんですよ。

  カイトくん。」

カイトくんもはいってきました。

「どうぞ。」

竹沢さんも。

「美枝さん・・。」

「麗子…。」

「アポロンから追い出された桂馬麗子さん。

 そして 今もアポロンに残っている竹沢美枝さん。

 その表面上の関係から

 お二人は 当然絶縁状態なんだと思っていました。」

「ところが お二人はひそかに繋がっていました。」

「一体 何を根拠に?」

「南条遥さん。

 あなたも 遥さんにお会いになってますね?」

「いいえ それは…。」

「ランニングのあとの足にたまった乳酸を拡散させる運動。」

「アポロンの選手がやっていました。

 あれ あなたが発案した事ですよね?」

「遥さんも あなたから教わったとおっしゃってました。

 桂馬さんが遥さんに会いにいかれたのも

 あなたの働きかけによるものですね?」

「いえ それは…。」

「一度 挫折し 陸上を諦めかけていた南条さんに

 同じ経験をした桂馬さんを引き合わせる事で

 彼女が立ち直るきっかけになると考えた。」

「もし そうだとすれば

 高木さん殺害も納得がいくのですがねぇ。

 動機は やはりこの写真でしょうかねぇ。

 高木さんは 桂馬さんの陸上部の監督に就任するのを

 阻止するために南条遥さんを潰そうとした。

 あなた方がこれほどまでに目をかけた才能を潰そうとしたんです。

 許せるわけがありません。

  高木さんを殺害したのは 竹沢さん あなたですね?」

「違うわ!」

「もういいわ 麗子。」

「美枝さん…。」

「もういいの。

 確かに…麗子に 南条さんに会ってくれと頼んだのは 私です。

 理由は刑事さんがおっしゃったとおり。

 そして 麗子も南条さんの才能を評価してくれました。

 そんなタイミングでした。うちの社長が次の監督に

 麗子をと言い出したのは。

 そして 麗子は高校卒業後の南条さんの入部を

 監督を引き受ける条件に挙げました。

 でも それが なんらかの形で高木の耳に入ってしまって…。」

回想

「高木さん お願いです。考え直してもらえませんか?」

「ダメだ!」

「あの写真だって南条さんに問題があるわけでは…。」

「そんな事は会社が判断する事だ!

 暴力団絡みは やばいよな?」

「あなたが仕組んだのね…。

 ひどいわ!」

「さあな。ともかく こいつは明日 人事に持っていく。」

「そんな事…そんな事 絶対にさせない!

 南条さんは 潰させないわ!」

「ハハハハハハ…!

 何言ってるんだ。ハハハハハ!」

とっさになぐりころしてしまった竹沢さん。

「ああっ!」

「麗子… 私ね…私…高木さんを殺してしまったの!」

「美枝さん…。

 とにかく すぐ そっちに行くから。」

桂馬さんはその途中、階段をふみはずして捻挫。

「あっ!うっ!痛っ!」

それでも監督の部屋へいきました。

「美枝さんが 警察に疑われないようにしないと。」

監督の電話がなりました。

「メールみたい。

 大山さんから。

 「書類にハンコを頂くのを忘れていました」

  「これから お宅に伺ってもよろしいでしょうか?」

  「伺うとすれば8時半ぐらいになりそうです」

 大山さんはまだ事務所にいるだろうから…。

 美枝さん今から すぐに戻ってください!

 8時半ぐらいには着きますよね?

 私は 7時45分になったらこのメールに返信します。

 美枝さんは ここにはいなかった事にしてください。」

「えっ!?」

「いいから 早く!急いで! さあ!」


「足を捻挫してしまったから

 メールは 時刻を指定して

 自動で送信するようにしました。」

「竹沢さん ひとつわからない事があるのですが。」

「なんでしょう?」

「冷凍庫の中に入っていたもの

 あれは なんだったのでしょう?」

「美枝さん言う必要はありません。」

「それは…。」

「あれは 私の選手時代に保存した血液です。」

血液をみせる監督をなぐりころした竹沢さん。

「ああっ!」

「練習後や試合後の乳酸値を測定するために

 採取したんですが それを…。」

「それを 一体 なんのために?」

「私が…ドーピングしていた証拠なんです。」

「ドーピング…。」

「でも それは 

 知らないうちに高木に飲まされていたんです。

  リンクに混ぜられて。」


「でも 理由はどうであれ それが発覚したら

 もう指導者としてはやっていけなくなる。」

「それがあなたのアキレス腱でしたか。」

「私も…高木にドーピングさせられそうになったんです。

 でも…。」

桂馬さんにぶつかって
ドリンクをぶちまけた竹沢さん。

「うわっ ごめんなさい!」

「ああ… 」

「ごめんね。すぐに代わり持ってくるから。」

「すいません。」

監督の、桂馬さんドーピング計画失敗。


「美枝さんが気づいてくれたから

 私は巻き込まれずに済んだ。

 そして アポロンを辞める事を勧めてくれて

 そのあともずっと私を支えてくれた。」


練習メニューも組んでくれました。

実況

「いけるか?追いついた! 追いついた!

 並んだ 並んだ 並んだ!

 頑張れ 桂馬! 追いつくか?」

「いけ いけ! 桂馬 いけ!」

「頑張れ 桂馬!」「いけ!」

「ゴール!2人同時にゴールイン!

  どっちだ? あーっとわずかにチェクチャバか?

 桂馬麗子 銀メダル!」

「素晴らしい 頑張った!」

「まさに歴史的な銀メダル!」




「私が銀メダルを獲れたのは

 美枝さんのおかげなんです。

 でも その功績を…感謝の言葉を

 公に口に出す事は出来なかった。」


桂馬さんを後ろからささえる竹沢さん。

「高木さえいなければ

 南条選手を育てる事が出来たのに!

 そして 今度こそ…私が届かなかった

 金メダルの栄光を 美枝さんに…。」


「麗子…。」

「お二人のお気持ちは十分に理解出来ます。

 高木監督を許せなかった事ももちろん。
 
 ですが そうするしか 方法は

 ありませんでしたかねぇ。

 残念です。」


泣き崩れる竹沢さん。

南条さんに桂馬さんのシューズを持っていくカイトくんたち。

「私にですか?」

「桂馬さんアポロンの監督に就任したら

 これを南条さんに

プレゼントするつもりだったんだって。」


「嬉しい!

 私 夏の全国大会で これ 履きます。」


「それは いいですねぇ。」

「ずっと続けます。」

「はい?」

「陸上を ずっと続けます。」

「そっか。 頑張れよ。」

「はい ありがとうございます。

 失礼します。」

「たすきは無事 繋がったみたいですね。」

「そのようですねぇ。」




どうみてもあの監督が悪いのに
(いや、殺人も悪いけど)
殺人するくらいなら
ドーピングもはめられたとか告発するとか・・
しらばっくれそうですけど。
自分の人生も台無しになったけど
あの監督もいなくなったのだけは救いか。

南条さん役の子、かわいかったな。







2013.02.21 Thursday 09:39 | comments(0) | trackbacks(2) | 
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 前半は、トリオとの絡みとか、右京と甲斐が同時に返事しちゃうところとか、ちょっとコミカル。  でも後半は、加害者が実は被害者であり、大元の犯人であるコーチは既に死んでいる、という救いのない展開。  まぁ、萩尾みどりがいる時点で、そういう方向だろうな、
| blog mr | 2013/02/24 9:22 AM |