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幽かな彼女 第5話

第5話



 体育教師の岩名(高嶋政宏)が、暁(香取慎吾)のクラスの
藤江俊介(萩原利久)から体罰を訴えられた。俊介は岩名に
殴られたと訴えるが、岩名はこれを否定。だが、事情を聞こうと
する和泉(真矢みき)に岩名は何も話そうとしない。学校に現れた
俊介の両親に、和泉は俊介から事実を聞き出して欲しいと
求めるが、息子を疑うのかと怒らせてしまう。
 翌日、体罰のうわさは広まり、
相次ぐ抗議の電話の対応に追われる教師たち。
教室では、ともみ(上白石萌歌)が俊介を
避けるような風(柴田杏花)の態度に気づき…。
 そんな折、教育委員会の轟木庸一郎(加藤虎ノ介)が学校に
乗り込んできた。轟木は、マスコミが騒ぐ前に事態を沈静化
させたいと、岩名に生徒との接触を禁じる。 俊介のケアを
命じられた暁と千穂(前田敦子)は面談を行うが、俊介の話は
曖昧で要領を得ない。 まもなく行われたPTA説明会の席で、
新聞記者でもある俊介の父親は、体罰があったと認めない
学校を徹底的に追及すると決意を訴え、保護者たちに
協力を求める。暁は岩名に真実を話すべきだと促すが、岩名は
口をつぐんだままだ。  一方、腹の刺し傷を小夜(森迫永依)に
見せるアカネ(杏)。小夜は暁に相談するよう勧めるが、なぜか
アカネはちゅうちょする。そんな中、暁にともみから風のことで
相談があると電話が入り…。



コンピュータールームで藤江をおいつめる岩名先生。
床には割れた眼鏡が。
そこへほかの教師がはいってきて
岩名先生に殴られたという藤江。

逃げるように走って帰る風をみかけるともみ。

岩名先生は何も間違ったことはしていないと
いうだけで釈明はなし。

藤江の両親も学校にやってきました。

「一体 どういうことですか?

 電話では 体育の先生に

 けがをさせられたと聞きましたが。」

「本人は そのように話しています。

 ですが 岩名先生はそれを否定していますので。」

「私の息子が うそをついてるって言いたいんですか?」

「いえ…。」

「担任の神山先生という方は?」

「はい 自分です。」

「あなたは私の息子を疑ってるんですか?」

「いや 今は まだ 事実関係がはっきりしていないので。」

「私の息子は 成績だって常に上位をキープしてるんだ。

 そんな息子を疑うんですか?」

「それって べつに成績の問題じゃ…。」

「我々は正確に 事態の全容を把握したいと考えています。

まずは息子さんに 事実確認をしていただけませんか?」

「大ごとにして何かの間違いがあればそのほうが

 後々 問題ですから。」

藤江の父は新聞社勤務。

「東陽新聞」。

「それが 保護者に対しての学校側の正式な見解ですか?」

怒ったままかえっていきました。

神山が帰宅するとアカネがなんだか
不機嫌そうというか様子がおかしい。
そして何かお願いがあるそうで。

風は家でも様子がおかしい。

翌日、藤江は昨日のことをクラスメイトから
きかれていますが親にまかせてあるとだけ。
風と目があうと風は教室からでていき
ともみもそれを目撃。

神山に声をかける岩名先生。
風と話をしたいといいますが
そこへ呼び出されてしまいました。

学校に教育委員会の轟木がやってきて
岩名先生を教壇にたたせないこと
そのほかいろんな注文をしていきました。

「それから 1つはっきりしておきたいんですが。

 我々教育委員会が最優先するのは

 真相の解明ではなく事態の迅速な沈静化です。

 その点をよくご理解ください。」

生徒たちの反応も様々。

神山と河合先生がまた藤江に話をききますが
岩名先生に殴られたというばかり。
廊下で殴られたというのに眼鏡がPC室に
おちていたのを不審に思う神山。

「逃げ込んで そこでです。」

といいわけしてかえっていきました。
河合先生はうんざり。

「ほんっと迷惑なんですけど。

 私たちに無関係じゃないですか。」

「無関係ってうちのクラスの生徒なんですから。

  実際 どう思いますか?藤江さんの話。」

「さあ… 2年のときから真面目な生徒って

 印象はありますけど。成績は常に学年2位をキープしてますし

 部活動とか委員会活動にも熱心だし。

 内申書は 学年トップの葉山風よりいいんじゃないですか。

 後 性格も。」

「性格って…。

 葉山さんを べつに引き合いに出さなくても。」

「彼女 自分以外は

 み〜んな見下してるって感じでしょ。」


刺し傷を小夜にみせているアカネ。

「どう思う?」

「多分 刺し傷かな。」

「うん… やっぱり。」

「神山先生に相談は?」

「ううんまず 小夜ちゃんに相談してみようかなって。」

「どうして? これが死因なら

 アカネさんの未練の手がかりになるかもしれないのに。」

「そう うん。それは わかってるんだけどね。」

部屋からでてきた小夜に話しかける根津。

「何してんの? お前。」

「べつに。」

「ここ 担任のマンションだよな?」

「林先生も住んでる。」

「つうか こないだ担任と話した。」

神山と根津の会話。

「べつに 仲がいいっていうか…。」

「ごまかすなよ。)

 何か 理由 あんじゃねぇの?」

「根津さんはどうして森野さんのことを?」

「質問に質問で返すなよムカつくから。」

回想おわり。

「やめとけよ こういうの。

 お前 ただでさえクラスで浮き気味なんだし。」

「それは お互いさまでしょ。

 べつに周りに どう見られてるとか気にしてないから。」

保護者相手の説明会。
事実関係を調査中という学校の説明に
保護者たちは反発。

「私は これまで数多くの体罰問題も取材してきました。

 私自身 息子に手を上げたことは一度として ありません。

 なのに今回 息子は心に大きな傷を負わされました。

 学校の不誠実な対応を放置せず

 私は徹底的に追及していく所存です。

 皆さん どうかご協力をお願いいたします。」

藤江父はあくまでも戦う態度。

岩名先生のところにいく神山。

「あの…。」

「うん?」

「先生は体罰 されてないんですよね?

 それなら 何で何も言わないんですか?

 先生は もしかして誰かのこと かばってるとか?」

「神山先生。子供の頃 体罰を受けたことは?」

「いたずらをしたときとかに親に殴られたことは…。」

「そのことは 君の心の傷になってると思うか?」

「いや…。」

「そうか。

いい親御さんだな。

  心ってのは傷つきやすいもんだから。」

神山の部屋。
アカネ、おでこで頭突きしてスマホに電話をかけました。
吉岡さんが解説。

「これ あれだね。アカネちゃんから電話だね

 はい 出なさい。 はよ出なさい。はよ はよ。」

「はい もしもし。」

「うぅ〜 うぅ〜。

 あっ!はぁ…。 んっ。

  どうですか? 聞こえましたか?」

「地獄の底からのうめき声みたいなのがな。」

「 えぇ〜?

 神山先生 おかえりなさ〜いって言ったんですけど。」

「う〜んもう少し練習しないとね。」

「つうか 何で電話かけんの?何なの この4並びの番号。」

「今日 小夜ちゃんから教えてもらったんです。
 
  番号のほうは 一応幽霊的な感じでいこうかと。」

「気持ち悪い。」

「えっ。」

「それより森野さんと話したかったことって何なわけ?」

「あっ い… いいんです もう。それより もう1回。」

今度は大声。

「つうか 何なの?そのハイテンションは。」

「だって すてきな世の中じゃないですか 今って。

 携帯とか メールとか後 インターネットとか?

 そういう ひとと つながる方法がたっくさんあって。」

「すてきか? それ。」

「だってそれなら 1人で寂しい思いしなくて済むでしょ。

 いつでも つながっていられるし

 わかり合うことだって… ねぇ。」

「うん いや そうだね…。うんうん。」

「べつに そういうのが あってもな。

 本当の意味のつながりってそういうの関係ないだろ。」

「うん…。

 そういうもんですかね。」

神山をみる吉岡さん。

「何なんだよ?」

「な〜んか様子 変なんだね アカネちゃん。」

「神山先生 何か ひどいことしたんじゃないの?」

「はぁ? 俺が何を。」

また電話。

でもともみからでした。

「あの 藤田ですけど。

 ちょっと 相談があって…風ちゃんのことで。」

轟木は河合先生に接触して
岩名先生の暴力の証拠集めを依頼。

「他の方に頼んでください。私 そういうの苦手なんで。」

「お願いします。 子供たちのよりよい教育のためにも。」

「お断りします。

私 転職希望してますし 

 そんなに教師の仕事に情熱 持ってないんで。」

きっぱりw

「あっ!再就職の手助けと交換条件では?

 教育委員会には 各界の名士の方も いらっしゃいますし

 横のつながりも。ご紹介程度でしたら いくらでも。」

「 じゃあ やります。」

つられてひきうけた・・。

職員室。
ここにいるわけにはいかないらしく
でていく岩名先生。

神山の教室。出席をとると
風がいないのでそのあと声をかけました。

「葉山さん。」

「何ですか?」

「少し様子が気になったんで。」

「べつに 何も。」

「例えば 岩名先生と藤江さんの件で

 何か知ってることが あるとか?

 あの体罰騒動があった日の放課後

 校内に残っていたって聞いたんで。

 それ もし良かったら聞かせてもらえません…。」

「知りません 何も。」

何もしゃべってくれませんでした。

河合先生はさっそく岩名先生の情報収集。

「じゃあたたかれたりってことは?」

「掃除 サボったの見つかったときに

 ちゃんとしろって丸めた書類で ぽんって感じで。」

「ぽんって感じ?」

「はい。」

「うん。これで8人 と。

 何やってんだろ? 私。」

「教育委員会の連中 自分で動くのは嫌がるからね〜。

 使われるととことん使われるってこと。」

窪内先生でした。

説明会で、岩名先生に関する証言を録音して
きかせる藤江の両親。

「殴られてる人いたと思いますよ。

 荒っぽかったですから 岩名先生。」

「私 見ました。 岩名先生が生徒と取っ組み合いしてて…。」

「正直 怖かったですね 

 岩名先生は。いっつも生徒のこと どなってたし。」

「これは 以前 岩名先生がお勤めだった学校の

 卒業生から得た証言です。

  これらから わかるとおり岩名先生は

 学校内の体罰において肯定的に捉えているようですが。」

「いやぁ〜 まず それは…。」

「岩名先生が過去に体罰を行なったことがあるにせよ

 それは状況によると思いますが。」

「生徒のほうに原因があったということですか?

 それは つまり 理由があれば生徒に体罰を加えてもいいと?」

「いえ。」

「霧澤先生は 元弁護士だそうで。

 数多くの少年事件を扱ってこられたとか。

 それは 子供たちに対して偏見がある ということでは?」

「それから 離婚歴があるってお聞きしましたけど。」

「離婚?」

「お子さんもいらっしゃらないみたいですしね。」

「それが今回の件と 何か関係でも?」

「親になったことのない方に

 私たちの気持ちは

 わからないんじゃないかと思って。」

暴言・・・!

「ちょっと待ってください。それは…。」

「よろしければ次回は

 岩名先生を呼んでいただけますか?

 いまだに何も話をされてないようですが

 本人と直接やり取りさせていただきたい。」

そのあと轟木が職員室へ。

「岩名先生は 辞めていただく方向で考えましょう。」

「はっきり まだ何も わかってないのにですか?」

「申し上げたはずです。我々が求めているのは

 真相解明ではなく事態の迅速な沈静化です。

 先方の希望どおり次の説明会には

 岩名先生を出席させましょう。本人が認めなくとも

 体罰の事実が出るようであれば

 そこで処分を下すことになりますから。」

教室で藤江が風に話しかけると
風は悲鳴をあげてでていきました。
それをおっていくともみ。

「風ちゃん。

 何があったの?

 何か悩んでるなら言ってよ。私 話 聞くから。」

「あんただって…。」

通りかかった神山もきいていました。

「葉山さん?」

「あんただって私のこと 憎いと思ってるくせに。」

と言い風はいってしまいました。

河合先生が話をききまわってるのを
根津くんが目撃。

「あんた 岩名のおっさんが体罰したと思ってんの?」

「そういうわけじゃ…。でも ずっと黙ったままだし。」

「 もし やってたらやってるって言うんじゃね?

 あのおっさんの性格だと。」

岩名先生と副校長。

「明日の説明会には 岩名先生にも

 出席していただくことになりました。」

「そうですか。」

「できれば その前に何があったのかを

 話していただきたかったのですが。

 でも 結構です。

  それが 岩名先生の判断なら

 私は それを信じようと思います。」

「副校長。」

「先ほど 先生が10年前までお勤めだった

 桜浜第二中学校に連絡を取りました。

 そちらの校長がおっしゃってましたよ。

 生徒に手を上げたことは一度もない。

 生徒が先に手を出して

  やむなく取り押さえていただけだって。」

「いやそれも きっと体罰なんですよ。

 ただ あのころは やんちゃな生徒がたくさんいましてね。

 連中も 今じゃ立派に社会に出て

 正月には 年賀状なんかを送ってきてくれますけど。

 ぶつかることで伝わるものがある。

 今はそんな時代じゃないですから。

 失礼します。」

岩名先生を慕う野球部の生徒。

「まだ 帰ってこれないんですか?」

「辞めたりしませんよね?」

「俺は今生徒とは接触禁止なんだから早く戻れ。

 基礎練しっかりな。後 前後のストレッチ。
 
 早く行け!」

「はい!」

神山、帰宅。

PCのモニターから腕がにゅっとでてきました。

こわいいいいいw

PCのインターネットにはまったら
でられなくなったらしい。

なんとか神山に助けてもらいました。

「中に入ったら 詰まって出られなくなっちゃって。

 死ぬかと思いました。」

「だからもう 死んでんだろっつうの。」

「あっ。 あっ そうだ。今日も電話 練習していいですか?」

「いいって。」

「何かあったとき便利だと思うんですよね。

 それじゃ かけますから。

 ふん!」

また電話に顔をつっこみました。

「あのさそんな無理して はしゃぐなって。

 もう 見てらんないから。

 言いたくないことなら言わなくていいし

 言いたいことなら言えばいいんだけどさ…。

 幽霊が悩んでんのって 変だよ。」

「小夜ちゃんから 何か聞きました?」

「いや。 見てりゃ わかんだろ。

 ここに越してきてから毎日 顔 突き合わしてんだから。

 だから。」

「神山先生…。」

おなかをみせるアカネ。

「それって。」

「多分 私が死んだ理由です。

 私 ノイローゼじゃなくて

 誰かに刺されたんだと思います。」

「それじゃ 何かの事件ってこと?」

「わからないけどでも もし そうなら

 すごく悲しい気がして。

 生きてるときに 誰かに憎しみを

 向けられた人間だったって

 神山先生にそういうふうに思われるのが嫌で。」

「何言ってんだよ。

そんなの ただの強盗とか

 一方的な逆恨みとかに決まってんだろ。

 あんたは絶対

そういう人じゃないって。」


「神山先生。」

「悩むなよ。

 そんなの全部俺が ちゃんと調べてやるから。」

「はい。」

そこで岩名先生が風と話したいといっていたことと
風と岩名先生の言葉を思い出す神山。

「そういうことか…。」

轟木と電話で話す河合先生。

「生徒の証言がそれだけ集まれば 十分ですね。」

「でも 体罰って言えるほどのものじゃありませんけど。

 生徒たちも 全然気にしてないみたいですから。」

「生徒が どうであれ岩名先生の指導方針には

 問題があるということです。

 それを報告書にまとめて 提出を。」

「ちっ 偉そうに。」

河合先生は報告書をつくりながら
根津君の言葉を思い出しました。
そこへ神山から電話。

風を待ち伏せする神山と河合先生。

「おはようございます。」

「何ですか?」

「ちょっと聞きたいことがあって。

 葉山さんは一体 誰に憎まれてるんですか?」

「ちょっと… 何ですか? それ。

 私は 体罰騒ぎに関係があるって聞いたから こうやって…。」

「昨日 言ってたことってそういうことですよね?」

「関係ないです。」

「それってただの逆恨みなんですか?

 そうじゃないなら解決するべきです。

 ひとに憎まれてうれしい人間なんて いません。」

風が藤江にひどい言葉を言ったのがそもそもの原因。

「無駄口 たたいてないで必死こいて勉強したら?

 次の中間も 2位はキープしときたいんでしょ。」

そしてあの日、風にカッターをむけて近づく藤江。

「いっつも いっつもひとのこと ばかにしやがって。

 お前のせいで 俺はな…。」

そこへとおりかかった岩名先生。

「おい 何してる?」

藤江は逃げて行きました。

「おい!大丈夫か?ここで待ってろ。」

おいかけられパソコン室へ逃げ込んだ藤江。


「そのあとのことは何も見てません。

 でも 廊下で待ってたら騒ぎになってたから。」

「何で そのときに言わなかったの?」

「怖くて…。自分が そんなに憎まれてるって

 思ってなかったから。」

「言葉も暴力なんです。

 葉山さんには周りの人間が

  ばかに見えるかもしれませんけど

 そうだからといって

言葉で周りの人を傷つけていたら

 それは 勉強なんかよりもずっと大切なことが

 理解できていないってことなんです。

 藤江さんのしたことは

もちろん許されることじゃありません。

 それでも ちゃんと謝って

話し合うべきだと思います。」


「はい。」

「行こっか。」

吉岡さんもいました。

「あら〜?これで 一件落着かい?

 でもこれって つまり やっぱり…

 岩名先生が藤江っちを体罰したことになんのかい?

 だったら な〜んで

 岩名先生はそのことを黙ってんのかい?」

風は藤江に頭をさげました。

「ごめんなさい。ひどいこと言って。」

「葉山さんも このとおり反省しています。

 藤江さんも ほんとのことを話してもらえませんか?

  君のしたことを岩名先生は

 どうして黙ってるんですか?」

「俺だって頑張ってたんだ。」

「藤江さん?」

「頑張って 頑張って…なのに いっつも2番で

 お前にも ばかにされて…。

 だから 俺…。」

「ごめん。本当に ごめんなさい。」

また頭をさげる風。

「本当は謝ろうと思ってた。」

待機している岩名先生はPC室によばれました。

藤江の父親も副校長のところへ。

「どういうことです?今日の説明会 中止って。

 今日は岩名先生 本人に

 質疑をする約束だったはずです。

 ここまで来てまだ身内をかばうつもりですか。

 霧澤先生。」

「中止を決めたのは 息子さんが神山先生に

 本当のことを全て話してくれたからです。」

「俊介が? 話したって 何を?」

「どうぞ こちらに。」

藤江父もパソコン室へ。

「殴られてないってどういうことだ!俊介!」

「説明していただけますか?岩名先生。

  葉山さんのことはもう解決してますから。」

藤江をおいかける岩名先生。
PC室で転んで眼鏡をおとす藤江。

「お前 何で あんなことを…。

 とにかく 話を聞く。一緒に来い」

「親に連絡するんですか?」

「必要ならな。」

「やめてください!

 うちの親に…父親には言わないでほしいんです。」

「何でだ?」

「父親に知られたら…もう終わりだから。

 お願いです!他の罰ならどんなことでもいいから

 父親にだけは…。」

「藤江 そういうわけにはいかないんだ。

 お前の親だって 話せばちゃんと わかってくれる。

 だが 悪いことをしてそれを ごまかしてたら…。」

「言わないでって言ってるでしょ!」

「藤江…。」

「もし言ったら… 死ぬから。

 葉山も道連れにして…死んでやる。」

「藤江。」

そこへほかの先生がやってきて騒ぎに。

真相をきいて息子を怒る父。
「お前 どうして そんなことを。」

「ごめん… ごめんなさい!」

「黙っていたのは葉山さんの安全のために?」

「脅しだとは思ってましたが万が一のことを考えて。

 でも それ以上に 藤江のことを信じようとも思ってた。」

「えっ?」

「お前が ちゃんと自分で本当のこと 言うと思って。」

「先生。」

「ちょ… ちょっと待ってくれ。一体 何なんだ?

 その〜私に言えないことっていうのは。

 どういうことなんだ?」

「怖かったんですよあなたのことが。」

「あぁ?」

「あなたには許してもらえないと思ったから。」

回想

「また2番か。ちっ!
 
 お前はいつまでたってもだめだな ぐず」

「ごめんなさい。」

「おとうさん そんな…俊介も頑張ってるんだから。」

「頑張って2番じゃ意味がないんだよ。

 絶対に1番にならなきゃいけないときだって あるんだ。

 なあ ぐず これ以上 お前を育ててることを

 後悔させないでくれ。

 お父さんの期待を裏切らないでくれ。 なあ。」

「そんな…。」

「藤江さん私は あなたと同じように

 体罰は絶対に許されることではないと思っています。

 ですが体罰をしなければ それだけで

 正しい教育になるとも思っていません。」

「はぁ〜。ご迷惑をおかけしました。

 いや でももっと早く話していただければこんなことには…。

 岩名先生も 人が悪いですよ。

 大体 今回のこと全部ただの脅しだって

 わかってたんでしょ。私の息子は成績だっていいのに

 そんなばかなこと するはずが…。」

すると藤江の胸元をしめあげておしつける岩名先生。

「俺はな 

 許されるなら

あんたを殴ってやりたいよ。

 人間は誰だって

間違いを犯すことがある。

 子供だったら なおさらだ。そういうとき

 子供を叱って 反省させて

許してやるのが大人の…

 親の務めってもんだろ。

なのに あんたはどうだ?

 感情に任せて 息子に

 怒りをぶつけてただけじゃないか。

 あんたがそうやって追い込むから

 藤江は後戻りできないとこだったんだ!

 覚えとけ。

 怒ることと 叱ることは

全然違うことなんだよ。」


「父さん。」
 
「藤江さん 彼は もう 葉山さんのことを

 許していますし 

 葉山さんも彼のことを許してるんですから。

 藤江さんも彼のことを許してあげてください。」

轟木と副校長。

「ふりまわされましたね。今回は。」

「もう少し現場を信頼していただくべきと

 いうことだと思いますが。どうでしょう。」

「先ほどの岩名先生の行動を見るかぎりでは…。」

「私どもは 藤江俊介も十分 反省していると考え

 今回のことは公にしない考えですが

 そのうえで 岩名先生に処分を下すおつもりですか?」

「河合先生。お願いしておいた報告書の件は?」

「えっ? あぁ〜 これですか?」

河合先生は書類をシュレッダーに。

「あっシュレッダー かけちゃいました。すいません。」

轟木はかえっていきました。

「何か頼まれごと?」

「転職活動の一環です。」

河合先生を笑顔でみつめる副校長。

神山と岩名先生。

「悪かったな。

 いろいろ手間かけて。」

「いや それより大丈夫なんですか?

 一部の生徒はまだ誤解したままですけど。」

「いいよ べつに。

  体育教師は少しぐらい怖がられてるべきだ。」

「そりゃまあ。

「じゃあ 仕事に戻る。」

中間テスト。
風は今回も調子よさそう。
さっさとしあげてから寝てしまいました。

「超余裕」

神山はアカネのいたときの教職員名簿を調べることに。

大家さんに声をかけられた林先生。

「神山先生は今日は一緒じゃないんですか?」

「今日 ちょっと早く出たみたいですけどね。」

「そうかぁ。」

「どうかしました?」

「いや 神山先生に頼まれて

 304号室に住んでた住人のことを調べてたんですよ。

 過去に女性が部屋で刺された事件が

 あったんじゃないか とか。」

「それって幽霊が出たとか そういう…。」

「い〜や そこまでは。で 私もずっとここに

 いるわけじゃないんで

 管理会社に確認してみたんですけど。」

「で どうだったんです?」

「それがね…ないんですよ そんな事件。

 というか これまで304号室に

 女性の住人が入ったこと一度も なかったみたいなんで。」


岩名先生が男前。
こんな先生がまだいてくれるから安心。
でも神山みたいに動いてくれる先生が
いないと解決にはむかわなかったよね。
地味に毎回活躍してる神山先生。

カッターもって女の子を刺そうとするって
けっこうな大事なのにその後何食わぬ顔で
普通に授業うけてたりとかいうのもすごい。
風も悪かったし父においつめられてたにしても
処分も甘かったしな〜。
まあメインはそこじゃないけど。

アカネ、生徒をかばって刺されたとか
そんなんでもないのかな。
悩むアカネに安心できる言葉をかけてあげる
神山がやさしい。

PCから手がにゅっとでてくるところはすごかったけど
貞子なら怖くてもアカネなら笑えるww








神山暁 香取慎吾 
アカネ   杏 
河合千草 前田敦子 
林 邦彦  北山宏光(Kis-My-Ft2) 
大原操緒  濱田マリ 
吉岡さん  佐藤二朗
岩名清二  高嶋政宏
霧澤和泉  真矢みき 
2013.05.08 Wednesday 08:56 | comments(0) | trackbacks(4) | 
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幽かな彼女 (第5話・5/7) 感想
フジテレビ系ドラマ『幽かな彼女』(公式)の第5話『体罰、という言葉の魔力』の感想。 学園・教育ドラマとして良く出来てると思う… 学園で起きた体罰騒動を軸に、真面目な視点で教育を語っている...
| ディレクターの目線blog@FC2 | 2013/05/08 9:39 AM |
幽かな彼女 第5話
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| ぷち丸くんの日常日記 | 2013/05/08 10:22 AM |
【幽かな彼女(かすかなかのじょ)】第5話 感想
人間は誰だって間違いを犯すことがある。子供だったらなおさらだ。 そういう時、子供を叱って反省させて許してやるのが大人の…親の務めってもんだろ。 なのにあんたはどうだ? 感情に任せて息子に怒りをぶ...
| ドラマ@見取り八段・実0段 | 2013/05/08 11:14 AM |
幽かな彼女 #05
『体罰、という言葉の魔力』
| ぐ〜たらにっき | 2013/05/08 12:47 PM |