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家族ゲーム 第4話

第4話



 吉本荒野(櫻井翔)への疑いを拭えない沼田慎一(神木隆之介)は、
インターネットで『吉本荒野を訴える会』というサイトを見つけた。
サイトの管理人に相談があるとメールを送ると返事が来た。
慎一は吉本の今までの悪行を訴え、家族を救いたいと伝えるが、
管理人に「あなたには頼れる人間がいない」それどころか
「茂之(浦上晟周)の心配などしていない」と見抜かれてしまう。
そして「本当に孤独なのは慎一自身ではないか?」と。
一方、母・佳代子(鈴木保奈美)との関係が悪化する父・一茂(板尾創路)は、
その引き金となった浅海舞香(忽那汐里)との盗聴テープの出所を
吉本に尋ねる。吉本は部屋に落ちていたテープを拾ったことを認め、
何らかの操作ミスで茂之の映像に重なってしまったのだと詫びた。
だが、その一方で佳代子には自分が盗聴して録音したと告白する。
旦那さんの浮気が許せず、佳代子の為に取った行動だったと。
双方に都合よく振る舞う吉本…。
 そんな時、茂之が学校で真野さくらという女の子からラブレターをもらう。
それを知った吉本はモーレツな応援を開始。女の子の好みをすべて
調べてファイルを茂之に渡し、ラブレターの返事も書き、デートの
セッティングまでしてみせる。どうにか茂之がデートの約束を
取り付けてくると、次に吉本が取った行動は…またも破天荒だった。
吉本は一茂の目の前で佳代子にこう言ってのける。
「お母さん、今度、一緒にデートしません?」






吉本荒野を訴える会のサイトをみつけた慎一。

「完全犯罪者の吉本を追放せよ」

と書いてあるサイトに
問い合わせメールをおくる慎一。

「初めまして。

 現在 弟が 吉本 荒野に勉強を教わっています。

 このサイトを見て恐ろしくなりました。

「今 まさに 弟が吉本の犠牲者になろうとしているからです。

 もし 差し支えなければ吉本に 家族を殺されたという話を

 詳しく教えてくれませんか。」

管理人のマキという人から
すぐに返信がきて、同志かどうか見極めるために
いくつかの質問をするとのこと。
まず自己紹介をといわれました。

「沼田 慎一。 十六歳。私立高校二年です。

 弟の茂之は二歳下の中学三年生です」

「貴方には信頼できる人がいますか」

「もちろん います」

朝食の会話を思い出しました。

「中間間テストの成績前より 少し下がったな。」

「次で 挽回するよ。ごちそうさまでした。」

「今からしっかり やっとかないと東大 入れないぞ。」

「いってきます。」


「最も信頼しているのは両親です」


学校へ行くと教師に声をかけられました。

「おい 沼田。

 お前 最近朝練 来てないらしいな。

 インターハイ出たからっていい気になるな。

 ちゃんと練習しろ。 なっ?

 おう。 行けよ?」

「学校の先生も尊敬しています」


そのあと先生の自転車のタイヤに
穴をあける慎一。

彼女の会話も上の空。

「悩みを打ち明けられる仲間も

大勢 いますし

 付き合っている彼女にも

隠し事はありません」


荒野が弟にどんな仕打ちをしたかときかれました。

「引きこもりの弟を部屋に 閉じ込めるために

 ドアと窓を 鉄板で ふさぎました。

「弟をいじめていた同級生を唆して

 スタンガンで とてつもない恐怖を植え付けました。

 最近では弟に 友達が いないことを知っておきながら

 強制的に 誕生会を開かせました」

吉本に傷つけられて弟がどう変わったかときかれました。

学校でさくらから手紙をもらう茂之。

「孤独を味わわされた 弟は自分に 理解を示す 吉本を

 勘違いして頼るようになりました」

吉本と茂之。

「何?」

「先生 ラブレターって…もらったことありますか?」

「愚かなやつです。

 吉本の策略に まんまとはまってしまったのです。

 僕はそんな弟が 心配でなりません」


「あなたは 私に二つの嘘をつきました。

 ひとつはあなたに信頼できる人間がいるということ。

 もしあなたに頼れる人間がいるというのなら

 私に相談などしないはずです。

 あなたは誰も信じていないから
 
 顔も見えない私に助けを

求めているのではありませんか。」


また万引きする慎一。

帰宅。

「今日は塾じゃなかったの?」

「二つ目の嘘は、

貴方が弟の心配をしているということ。

 貴方の本心は別にあるように思えます。」


部屋で楽しそうにしている吉本と弟。

「拝啓 沼田 茂之君へ

中1のころ 同じクラスだった真野さくらです」

「返してくださいよ。」

「やだよ〜。やだよ やだよ〜。」

「クラスが変わって話す機会も なくなりましたが…」

「貴方は信頼できる相手を見つけた弟に

 嫉妬しているんじゃないですか。」

「クラスに なじむのは時間がかかると 思いますが

 体に 気を付けて頑張ってください。

 かしこ。 真野さくら」

「もう やめてくださいよ。」

「茂之君これは ラブレターではない。
 
 ただの お見舞状だ。」

「えっ?」

「ハハハハ! ださっ。

 先生ラブレターって もらったことありますか?

 あるわけねえだろ。

 こんな 「かしこ」が付いてる

ラブレターなんてよ。 ハハハハ…。」

「そんなに笑わなくてもいいじゃないですか。」


「本当に孤独なのは 

あなたなんじゃないですか?」


慎一が部屋の外にいたのに気づいている吉本。

「いいねえ」

中間テストの結果をみせる茂之。

「お〜学年ワースト 外れたじゃない。」

「まだ 下から数えた方が早いですけど

 まあ 準備期間の短い中では健闘した方でしょう。

 この調子なら 次の学力テストは

もっと期待できると思いますよ。」

「頼もしいねえ。じゃあ 学力テストで学年順位が

 半分より上だったら ボーナスで 20万 出すよ。」

「お父さん。」

「いいんだよ。先生もその方が やりがい あるでしょ?」

「ありがとうございます。」

慎一は塾へ。

「そうだ 先生。 慎一の家庭教師も やってくんないかな?」

「いやいや ちょっと待ってよ…。」

「いいですよ。 やりましょう。」

「ホント? 最近順位も落ちてるみたいだしな。」

「俺は 大丈夫だよ。じゃ いってきます。」

慎一はでかけ茂之と吉本も上で勉強。

子どもがいなくなるととたんに佳代子の態度はクールに。

「浅海君とは 終わりにするから」


「貴方の回答からは

人間性が伝わってこなかったので

 メッセージはこれで終了します。」



「もう一度、自己紹介させてください。

 沼田慎一 一六歳

 優等生を演じている高校2年生です。

 親も友達も彼女も本当の僕を知りません。

 僕は自分以外、誰も信じていません。
 
 むしろ みんなを見下しています。

 吉本荒野のことを知りたいのは、

 弱みを握られているからです。

 あいつの存在が邪魔だからです。」 



吉本と茂之は楽しそうに勉強中。

「 手紙もらった真野さくらちゃんは?」」

写真をゆびさしました。

「カワイイじゃな〜い。

 でも この子 どことなく前島 亜美に 似てない?」

「そうですか?」

「ほら この あどけない感じがさあ。

  ってことは お前 あれだよ。

  ひょっとして前から さくらちゃんのことを…。

 図星かよ!」

「あっ けど 真野さんは園田のことが

好きだと思いますよ。」

「ソノちゃん?」

「真野さんと園田は幼なじみなんです。

 何か クラスは違うけど

いつも2人 仲良さそうに 話してるし。」

「お前 ソノちゃんも彼女のこと 好きなの?」

「たぶん。」

「いいねえ。

  よし 彼女と付き合え。」

「えっ?

  いやいや いやいや…むっ 無理ですって。

 友達もいないのに 彼女なんて…。」

「いいか?友達は 共感。 恋人は 直感だ。

 友達に 必要な共感は得るのに 時間がかかる。

 しかし 恋人に 大事な直感は

運命を感じさせれば 一発だ。

 それは 演出できる。」

「いや でも…。」

「お前は 俺の犬だ。これは 決定事項。

 いいな?」

「ワン。」

「よし。じゃ 早速 返事 考えるか〜。」

吉本をサウナに誘って
この間のビデオの話をきく一茂。

「いやね…。

 1週間も前のことを蒸し返すつもりはないんだけどさ。

 どうも 気になっちゃって。

 ほら 茂之の誕生会。

 あれを 編集した慎一に問いただしたら

君の名前が 挙がってね。

 実際 どうなのかなと思って。」

「あっ… あっ…。」

「何?」

「もしかして聞いちゃったんですか?」

「夫婦揃ってばっちり 聞いちゃったよ。

 おかげで亀裂まで入っちゃったよ。

 やっぱり 君か。」

タオルで首をしめる吉本。

「何? ちょちょちょちょっ…何してんの?」

「死なせてください。ちょっと よしなさいよ。

 後味 悪くなるだけでしょうが。

 ちょっと 何してんの…。」

「リビングに…テープが落ちていたんです。

 気になったので 確認してみたらお父さんと その…。

 浅海さんの会話を盗聴した テープで…。

 まさか 茂之君の画像ファイルに

録音されちゃってたなんて…。

 あっ… 僕の操作ミスです。」

「じゃあ 君が盗聴したわけじゃないんだね?」

「当たり前じゃないですか。」

「じゃあ 誰の仕業だ?

 で そのテープは?」

「捨てました。

 お母さんに バレたらまずいと思って。」

また首を・・。

「ちょっ… だから ちょっと…。」

「死なせてください!」

「ちょちょちょちょっ… ねっ?ちょっと…。

  死なせてください!わっ… 分かった 分かった。

 分かった。 なっ? あの…本はといえば 俺が悪いんだし。

 なっ? 俺が悪い。 なっ?」

「ですよね。」

あっさり吉本の勝ち。

吉本がくると佳代子がPCにむかっていました。

「ネット株ですか。

 あっ この銘柄 買いですよ。絶対 もうかります。」

「でも 高いし。」

「いいじゃないですか 100万ぐらいぽんっと買っちゃえば。」

「そんな大金 ありませんよ。」

「定期預金とか あるでしょう。」

「崩せるわけないじゃないですか。

小心者は すぐ損すること 考えちゃうんですよ。

 ギャンブルには 不向きなんです。」

「じゃあ ストレス発散とかどうしてるんですか?」

「ストレス?

 う〜ん… あっ茂之が 中学に上がるまでは日記を付けて

  自分の気持ちを整理したりしてましたけど今は 特に何も。」

「だったら お父さんのことはどう整理するんですか?」

「えっ?」

「盗聴器です。

  これで お父さんと浅海さんの会話を 盗聴してテレビに流しました。」

「あなたが?」

「許せなかったんです お父さんが。

 お母さんが 家族のために頑張っているのに 外で浮気なんて。

 お母さんのために やりました。」

「友達に あんなメールを送ったのも私のためですか?」

「メール?」

「とぼけないでください。

  「主人と浮気相手が仲良く 歩いている」っていう

 内容のメール私の友達に 送りましたよね?」

「そんなことが あったんですか。」

「じゃあ 誰が…。」

「夫婦の仲を 引き裂こうとしている人物といえば…。」

「浅海さん?」

「意外と面倒くさい女かもしれませんねえ。

 邪魔になる前に消しちゃいますか。」

「消すって…。」

「ハハ。 冗談ですよ 冗談。

 でも…。

 お父さん 浅海さんと別れるつもりあるんですかねえ。」

「主人のことは もう いいんです。

 何とも思ってませんから。」

そこへ茂之が帰宅。
図書館へいくといって
図書館じゃなくスケート場へ。

「スケートに行くなんて お母さんに言えるわけないでしょう。

  真野さくらに関する データだ。

 家族構成から 彼女の好きな格好 しぐさまで 網羅してある。」

「どうやって調べたんですか?」

「最後のページに手紙の返事 書いておいたから。

 それを清書して あしたの朝彼女のロッカーに 入れておくように。

 「僕も ずっと真野さんが気になっていました」

 「もしよければ二人で会えませんか」

 「僕は インラインスケートが得意なので」

 初耳ですけど。」

「これから 得意になるんだよ。」

「いやいやいや… 無理ですって。

 1回も やったことないんですよ?」

「19ページ。」

「あっ。」

「趣味は インラインスケート。

 お前が 得意だなんて知ったら運命 感じちゃうだろ?」

さっそく練習しますが茂之は転んでばかり。

「ひどい。 ひど過ぎる。

 お前 それで得意とか言っちゃ 駄目だろ。」

「言ってませんから。」

「あ〜 腹 痛い。

じゃ 先 帰るわ。」

「えっ… 教えてくれないんですか?

 ちょちょちょちょちょっ待ってくださいって。」

帰ってしまう吉本。
ひとりで家に戻りました。

「茂之は?」

「図書館で もうちょっと勉強してくるそうです。」

慎一にはマキからメール。

慎一が本心を打ち明けてくれたので
あなたを同志と認めるといってくれました。
立花真希 二一歳 フリーター。
家族は三年前に一家心中をはかり
原因は吉本荒野。

物音がして慎一がのぞくと何かさがしている吉本。

「何してるんですか?

 大声 出しても いいんですよ?」

「万引の写真ばらまいても いいんだぞ?」

慎一の部屋で日記帳をみる吉本。

「あっ お父さんと お母さんお見合いなんだ。」

「日記なんて見てどうするんですか?」

「えっなれ初めとか 気にならない?

  プロポーズ どんなだったのかなとか初夜は いつかなとか。」

「全然 興味ないですね。」

「そういえばさあ最近 絡んでこないね。」

「時間の無駄だと思って。

  ほら 俺 大学受験とか全国大会とか ありますし。」

「そう。 じゃ 仲良くできそうだね。」

吉本は日記を持ってでていきました。

一茂と舞香は別れ話。

「もう会えないんですか?」

「いや バレちゃったからさ 家内に。

 けじめっていうか…。

 ほら 私みたいな おじさんより 

 君には もっと若くて カッコイイ男性の方が 似合ってるし。」

「私のこと嫌いなら嫌いって言ってください。」

「そういうことじゃないんだよ。君は すてきで…。」

「だったら いいじゃないですか。

 私は 課長のことが好きなんです。」

タクシーをひろうという一茂にキスする舞香。

「さようなら」


さくらに手紙を出した後教室をのぞく茂之。

「あっ 沼田のやつあれ ラブレターだと思ったんだ。」

「そんなつもりじゃなかったんだけど。

 でも インラインスケートやってるんだ。」

「えっまさかの 興味あり?あの沼田だよ?

 うんこ漏らしの沼田だよ?」

「ちょっと やめなよ。」

「だって うんこ漏らしじゃん。」

教室で手を組んで祈る一茂。

「何やってんだ?あいつ」

「真野に 手紙 出したんだよ。その結果待ち。」

「1組の真野?調子 乗ってんな。」

「そろそろストレス たまってきたな。」

そのあとさくらが手紙の返事をくれました。

「週の月曜なら いいよ。

 創立記念日で休みだし 1時に 駅の橋の上で どう?」

そんな茂之にからんでくるクラスメイト。

「楽ししそうじゃん。

何? それ。 」

「遺書じゃねえよな。」

「っていうか お前 初めっから死ぬ気なんてねえんだろ?」

「押さえろ。」

「出せよ。 出せって言ってんだろ。」

手紙を飲みこみました。

「てめえ!」

足でふみつけにされ痛めつけられました。

部屋で茂之を待っている吉本。

「「満州事変は 結果として軍部の勢力を強めることになった」

「1932年5月15日には海軍将校の一部が 中心となり

 犬養 毅首相を 暗殺するという…」

「ひそかに開戦を決意した 日本政府は

 1941年12月8日ハワイ 真珠湾への奇襲と同時に…」
 
「1945年9月に降伏文書に 調印した日本はアメリカを

 中心とする連合国軍に占領された」
 
「1947年には教育基本法が制定され個人の尊厳を 重んじ

 平和かつ民主的な 人格の形成を目指す教育が 目的とされた」

 いいねえ。」

一茂が帰宅。

「浅海君と話したよ。

  もう会わないから。

もともと 彼女とは何もないんだ。だから…。」

佳代子はきこえないふり。

「茂之は?」

「いや それが まだなんですよ。」と答える吉本。

「インラインスケートの練習かな。

 あっ 実は 好きな子のために練習してるんですよ。」

「そうなの?」

「ラブレターもらって今度 デートもするんです。」

「へえ あいつがね。」

一茂がいなくなり
テレビをつけた吉本に佳代子が声をかけました。

「今の話 ホントですか?

 茂之が デートするって。」

「聞こえてたんですか。

 お母さんも 意地 悪いな〜。

 茂之君が 好きな子は成邦館高校も 合格ラインに乗るくらい

  優秀な子なんですよ。」

「だからってそんなこと 受験に必要ですか?」

「もちろん。

  彼女に バカにされたくない。だから 勉強する。

 それも 立派な動機です。」

「そんなの 不純ですよ。」

「だったら ご自分のときはどうだったんです?

 将来 社会的地位を得ようと勉学に励んでいましたか?

 そんなことのために勉強する子供の方が

 よっぽど 不純だと思いますけどねえ。

 茂之君をちゃんと見てあげてください。

 結構 いい顔に なってきましたよ。」

そこへ茂之が帰宅。

「おかえり〜。」

殴られた顔。

「お〜。って いい顔過ぎんだろ!」

「どうしたの? この顔!」

「インラインスケートの練習だよな?」

「はい。ま〜た 転んじゃいました〜。」

「ハハハハハ 行きましょう。」

「は〜い。」

慎一にマキからメール。
マキが留学している間に吉本が弟の家庭教師になり
家族に介入して家族はボロボロになり
一家心中にまで追い込まれたとのこと。
家族に吉本が介入してきたら気をつけてといわれました。

また夜の学校で過去を思い出す吉本。

「そんなわけないだろ。

 きっと お前の思い過ごしだよ。なっ?」

「違います。お願いです。 助けてください」

吉本、学校の先生だった??

パスタをつくる吉本と佳代子。

「お母さん 明日の月曜日 デートしません?」

「はっ?」

「茂之君の初デート見に行くんです。」

「ああ…。」

「どうです?」

「 楽しいと思いますよ。」

「でも… どうしよっかな。」

「駄目 駄目。 そんなの駄目だよ。」

「どうしてですか?」

「そりゃそうだろ。ほら 茂之が怒る。」

「バレないようにしますよ。遠くから 見守るだけです。」

「それでも 駄目。

 だいたい 君は 息子に勉強 教えるのが 本分だろ。

 それを 休日の昼間からパスタなんかこねちゃったりしてさ。

 人んちのプライベートに介入し過ぎ。」

「私 行きます。」

「えっ?」

「じゃ 決定で。」

「はい。」

慎一もきいていました。

デートの日。
茂之は楽しそうに準備。

茂之がでかけ、あとをついていく吉本と佳代子。

インラインスケートをする2人。

「一応 練習した成果はあったみたいじゃない。」

「すべれなかったんですか?」

「ええ」

慎一もいました。

茂之が転んでしまいますが
さくらが手をさしだしてくれました。
手をにぎって嬉しそうな茂之の顔を
写真に撮る吉本。

「おっ? ハハ。 バカだねえ。

見られてるとも知らずに。」

「もう ホントに。

 あんな表情 見るの 久しぶりです。

 悔しいな〜。」

慎一が

「吉本が 母親に弟のデート現場を見せている意味は

 何だと思いますか」

とメールしていると後ろに吉本が。

「それは 息子の成長感じてほしいから… とか?」

びっくり。

「いつから気付いてたんですか?」

「んっ? ずっと前から。」

「母さんを連れ出してどうするつもりですか?

  また 茂之を どん底に突き落とすつもりですか?」

「心外だな。

 君は いつまでもお父さんと お母さんが

 うわべだけの夫婦でいいと思うのかい?」

「いいわけないじゃないですか。」

「俺も同じだよ。

 お母さんが お父さんに対して

 冷めた気持ちのままだと困るんだよ。」

慎一は自分がよんだと佳代子のところに
つれていきました。

外へ出たふたりをつけていく3人。
おしゃれな喫茶店へ。

「いいお店ですねえ。」

「そう… ですね。」

「うんと…あっ… あっ オレンジジュースで。」

茂之をみて自分たちのデートを思い出す佳代子。
一茂もオレンジジュースを頼んでいました。

がちがちの茂之。

「がちがちだな。

 昔のご主人 見てるみたいですか?」

「やっぱり。 どこで知ったんですか?

 ここ お父さんにプロポーズされた場所なの。

 どうしてそういうことを…。」

「あれ 見てください。」

ジュースを吸わずにぶくぶくしている茂之。
一茂も同じでした。

「何か あるんですか?」

「えっ?」

「緊張してるときいつも そうやってブクブクさせてるから」

「あっ… あの…」


「真野さんって手汗 すごいですよね。

 あっ いや その… いやう〜ん… あ〜。

 僕が 乾燥肌なんですよ。

  あ〜 だから その…。

 だから…。

 2人 合わせてちょうどいいっていうか?

 ん〜… だから…。

 あ〜 その…。

 僕の手をずっと握っていてくれませんか?

 僕も その手を…。」


「その手を絶対に 離しませんから」といっていた一茂。


「僕と… 付き合ってください。」

告白した!

「いいよ。」

「ほんとですか?」

茂之がガッツポーズ。

吉本と佳代子も小さくハイタッチして拍手。

ふたりが外へでて吉本たちも外へでました。
慎一は塾へ。

「本当は 茂之が成人したら

 主人とは別の人生を 歩むつもりでした。

 だから それまでは自分を押し殺して

 生きていこうって思ってたんです。」

「でも 今は違う。」

「どうして そう思われるんですか?」

「だって いい顔 してますもん。」

一茂の帰り道で待っていた佳代子。

「どうしたの?」

「雨 降るかと思って。」

「いや どう見ても 降らないでしょ。」

佳代子が傘を持ちかえると
一茂もかばんを持ちかえて
この夫婦も手をつなぎました。

「誰かにみられたら まずいんじゃないですか?」

「別に。」

「ふ〜ん」

「何?」

「別に」

いい雰囲気のふたり。


噂話をする主婦たちのそばを通って
帰宅する慎一。

吉本がサイトをみていました。

「おかえり。

 こんなサイトがあったなんてねえ。」

「何の用ですか?」

「あの日誰かに メールしてたよねえ。

  「吉本が 母親に弟のデート現場を見せてる意味は

 何だと思いますか」」

「あなたの目的は 母さんだった。茂之のように取り込むために。

 実際 母さんはあなたに感謝していましたよ。

  父さんとも あれからうまく やっているみたいだし。

 でも ホント 考えましたよね。

 父さんとの思い出を 蘇らせて

 あたかも あなたが 夫婦の仲を修復したように 振る舞って…。

 ホントは あんたが壊したくせに!」

「50点かな〜。

 模範解答 教えてあげるよ。」

佳代子が外にでると主婦仲間が。

「実は また来たの。」

携帯には舞香と夫のキスシーン。

それを上からみている慎一と吉本。

「あれは?」

「画像メールだよ。

 お父さんが浮気相手とキスしてる。

 前に 浮気相手が匿名で 主婦仲間に

 メールを出したみたいでねえ。

 それを利用したの。

 予想どおりのダメージだ。」

「どういうことだよ。」

「言ったでしょう。

 「お母さんが お父さんに対して

 冷めた気持ちのままだと困る」って。

 お父さんに興味ないままあの画像 見せても

 効果は 期待できないからねえ。

 だから お父さんへの情熱を再燃させてあげたんだよ。

  ほら 愛情は 憎しみに変わりやすいっていうでしょ?」


佳代子はショックそう。

「きっと 何かの間違いよ」

佳代子はどこかへ歩いていきました。

慎一と吉本。

「茂之のデートを 母さんに見させたのも このためか。」

「お母さん本当に壊れちゃったかもねえ。

 次は お父さんかなあ。

 それとも 君か?」

写真をばらまきました。

「拾えよ。バレたら まずいんだろ?」

「バラしたきゃ バラせよ。親にでも 学校にでも。」

「カッコイイねえ。

 だったら これは?

 う〜ん… それとも これかな? 」

慎一のキスシーンに
自転車をパンクさせている写真

「君を陥れる材料なんていくらでも あるんだよ。

  これを きっかけに あることないこと でっち上げれば

 君の人生は 間違いなく 終わる。」

「そうやって 俺たち家族を崩壊させるつもりか?」

「学校の教師じゃできないからねえ。

 生徒の教育のために家庭環境を変えるなんてさ。」

「正気の沙汰じゃない。」

「この国自体が ゆがんでるんだからしょうがない。

 今の時代に まっとうな教育なんか

 通じるわけがないんだよ。」

「勝手なこと言うなよ。

 俺たちは この国も 今の教育も

 間違ってるなんて 思っちゃいない!」

「ホントに そう思ってるのか?

 考えることを放棄して

 周りの意見に流されてるだけじゃないのか?

 だったら歴史の授業を 例に取ってみよう。

 人類の誕生から始めて 俺たちに身近で

 重要なはずの 近代史はなぜか3学期に 駆け足で終わらせる。

 100年もたっていない首相の暗殺事件でさえ

 教科書ではたった数行しか 語られない。

 どんな背景があって どんな思いがあって 殺されたのか。

 本来は そういうことを学ぶべきなんじゃないのか?

 でも 誰もそれを おかしいとは思わない。

 なぜならそんな 詰め込み式の教育でも

 社会がそれなりに機能していたからだ。

 だが その ひずみはアイデンティティーの喪失として 表れた。

 自分のルーツを 曖昧にしか理解できていない 俺たちは

 自分に 自信が持てなくなり戦うことを怖れて

 他人と同調するようになった。

 メディアに踊らされて一方的な意見で物事を

  くくりたがるのがその最たる例だ。

 俺たちはいつの間にか 個性 奪われて

 誰かに依存しなければ

生きていけない骨抜きにされているんだよ。」

「何 言ってんだよ。

 いやそんな話 俺たちに関係ないから!」

「あるんだよ。 関係あるんだよ!

 そんな教育を受けて平和ぼけに漬かっている人間が

 無意識のうちに悪意だと感じない 悪意で!

 汚れなき弱者を追い詰めているんだ。」

また過去の記憶。

「ホントです。信じてください。このままだと…」

「問題は 解決したんだよ。

 少しはさ俺の立場も 分かってくれよ」

「ですよね。

 迷惑 掛けて ごめんなさい」

呼吸があらくなる吉本。

ゴルフクラブをもってきました。

「俺は 吉本 荒野だ。

 言ったよな?

 「これ以上 余計な詮索は するな」って。」


PCをたたき壊す吉本。

「管理人のマキって女の メッセージは

 3日前が 最後になっている。

 携帯での やりとりに切り替えたか。

 出せ 携帯。

 け・い・た・い!!」

携帯は吉本のポケットに。

「俺がお前たち家族を 崩壊させるか

 それともお前たちが持ちこたえるか。

 これは ゲームだよ。

 か ぞ く ゲ ー ム。


 これで新しいパソコンと携帯 買ってよ。

  茂之の学力テストでボーナス もらえるからさ。」

慎一は外に出て電話を。

「もしもし 慎一です。

 マキさんの忠告どおり
 
 別の携帯を用意しておいて 正解でした。

 吉本は 気付いていました。」

吉本はテレビをみていました。
佳代子が帰宅。

「おかえりなさい。

 遅かったですね。」

「先生 ちょうど よかった。

 ちょっと いいですか?」

「はい。」

「この前 教えてくださった銘柄って これですよね?」

「そうですけど。」

「この株 買います。 100万円分。」

「あっ…そんな大金 大丈夫なんですか?」

「いいんです。定期預金 崩しましたから。」

「いいですねえ。」

株を買った佳代子。

慎一は待ち合わせの場所へ。

「あの」

「沼田慎一君?」

「はじめまして。管理人のマキです。」

舞香!!!




吉本が怖い。怖すぎるーー。

両親の仲を修復したのかと思ったら
そうじゃなくとことんぶっこっわすためだったとは。

茂之の彼女も仕込みっぽい疑惑がぬぐえないし
慎一に接触するマキが舞香って
絶対吉本がらみにしかみえない。

壊すだけが最終目的ではないと思うけど
どうなるんだろう・・。
家族ゲームの行き先が気になる!!




吉本荒野   櫻井翔 
沼田慎一   神木隆之介 
沼田茂之   浦上晟周
沼田一茂   板尾創
沼田佳代子  鈴木保奈美
浅沼舞香    忽那汐里   
最上飛鳥    北原里英 路 



2013.05.09 Thursday 08:30 | comments(0) | trackbacks(8) | 
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家族ゲーム 第4話:弟にラブレター??家庭教師強引にデートを仕込む!
マキは舞香???(; ̄ー ̄)...ン? それとも似た顔の別人??? 舞香もてっきり吉本の仕込みなのだと思ってたけど、こうなるとも訳わからん・・・ 吉本を訴える会の管理人のマキが舞香なのだとしたら、一茂に近付いたのも、そもそもは 吉本に接近するのが目的だったのか
| あるがまま・・・ | 2013/05/09 9:39 AM |
家族ゲーム (第4話・5/8) 感想
フジテレビのドラマ『家族ゲーム』(公式)の第4話『弟にラブレター??家庭教師強引にデートを仕込む!』の感想。なお、森田芳光監督・松田優作主演映画『家族ゲーム(1983)』、と長渕剛主演ドラマ(1983...
| ディレクターの目線blog@FC2 | 2013/05/09 10:43 AM |
【家族ゲーム】第4話 感想
自分のルーツを曖昧にしか理解できていない俺たちは、 自分に自信が持てなくなり戦うことを怖れて他人と同調するようになった。 メディアに踊らされて一方的な意見で物事を括りたがるのがその最たる例だ。 ...
| ドラマ@見取り八段・実0段 | 2013/05/09 11:34 AM |
家族ゲーム #04
『弟にラブレター??家庭教師強引にデートを仕込む!』
| ぐ〜たらにっき | 2013/05/09 12:34 PM |
家族ゲーム 第4回★櫻井君「ようこそワンダーランドへ」
家族ゲーム 第4回 「弟にラブレター??家庭教師強引にデートを仕込む!」 なぜか15分拡大。 この拡大した22:50ころから後だけ見れば済むような回だったかも・・・。 内容の善し悪しは別にして、濃いのはラスト15分。 −◆− 毒々しい色使いの『吉
| 世事熟視〜コソダチP | 2013/05/09 1:44 PM |
家族ゲーム 第4話
吉本荒野(櫻井翔)への疑いが拭えない慎一(神木隆之介)は、インターネットで「吉本荒野を訴える会」というサイトを見つけます。 慎一は、サイトの管理人マキにメールを送り、荒野の今までの悪行を訴え、...
| ぷち丸くんの日常日記 | 2013/05/09 2:12 PM |
「家族ゲーム」 第4話
 慎一を待っていた管理人のマキは、一茂を誘惑した舞香(忽那汐里)でした。 わたしゃ、彼女は吉本(櫻井翔)とグルだと思ってたんだけど、予告見ると、本気で吉本とやり合って ...
| トリ猫家族 | 2013/05/09 5:28 PM |
ドラマ「家族ゲーム」 第4話 あらすじ感...
『吉本荒野を訴える会』!?またなんだか罠っぽいサイトがよくもまぁ見つかったもんだ。これ、絶対仕掛けがあると思うんだけどね。そんな見出しの書かれたサイトを発見した慎一。そ...
| ◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆ | 2013/05/09 10:12 PM |