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潜入探偵トカゲ 第5話

第5話



振り込め詐欺グループの一員が次々と殺される事件が発生。
詐欺の被害に遭った老人・徳次郎(品川徹)の調査を担当した
寺島(松岡昌宏)と洋子(ミムラ)は、徳次郎が金を渡した知世
(小出ミカ)が詐欺グループの中で、お金を受け取る“受け子”と
呼ばれる一員であったことを知る。しかし知世もまた遺体で
発見されていたのだった。ある日、寺島は殺された“受け子”の
共通点が、六本木のホストクラブにある事を突き止める…。





豆乳50こ飲み続けておくったソイミルガン
当たったと思ったのに、ちがった・・
まぎらわしい。
大きい箱でおくってくるな!w

「蒼太 もうソイミルガンは諦めよう 

牛乳飲もうか」


「見てよ トカゲ 今度はソイミルガンと

 ソイミルソードが当たるキャンペーンだよ

 豆乳シール 100個だって

今度こそ当てようよ」


「100個か…

まだまだ解放されないみたいだな」


化粧をしている香里。

「あいつは何を?」

「メイクの研究です

 失恋の痛みを癒やすのは

 新しい恋愛だっていうじゃないですか

 何か?」

「濃いな」

一週間前。

おれおれ詐欺にひっかかった柴田さん。
息子が痴漢をしたといわれ示談金として
1千万円とられる事件が。

「桜女学院の教師が痴漢だなんてニュースになれば

 息子の人生は もうメチャクチャだ
 
 だまされたことに気づいたのは

 その日の夜でした」

お金をひきとりにきた女性は
遺体で発見されました。

「被害者は松木知世 27歳

 六本木のクラブホステスとして働いていた時期も
 
 あったようですが振り込め詐欺の一員とみて

 間違いありません」

「近頃はATMのカメラを避けて金も手渡しが主流らしい」

「ご存じかとは思いますが手口は巧妙です

 詐欺を仕切る者の下に 掛け子と呼ばれる電話をする人間がいて

 その下に 受け子と呼ばれるお金を受け取る人間がいます」

「首謀者は直接犯罪に手を染めないわけだね」

「下っ端が捕まってもトップは逃げ延びて

 詐欺犯罪は一向になくならないのが実情です」

「振り込め詐欺の受け子が殺されるのは今年で三人目

 詐欺グループを抜けようとして殺されたんでしょう」

「組織の秘密を守るためだね」

「三人の共通点 見つかりました。

 男はホストとして 女は客として

 歌舞伎町のホストクラブ

「トップスターズ」に出入りしてました。」

「お手柄だ 寺島君」

「岸森部長 いらしてたんですか」

「振り込め詐欺対策が警視庁の緊急課題でね」

「老人を食い物にする卑劣な犯罪 許せません。

 ホストクラブの捜査は僕に。」

「詐欺犯罪は暴力団の資金源です

 首謀者を捕まえなければ事件は なくならない

 きめ細かい捜査が必要です。」

「ええ ですから僕に…」

「ホストクラブの件は別の人間に依頼します」

「またトカゲですか?」

「じゃあ… じゃあ 我々は被害者のほうを洗いますかね

 ねえ?」

柳田事務所。

「トカゲには 中村健吾の名前で

 ホストクラブ トップスターズへ入ってもらうために

 面接を受けてもらう。

 新人ホストとして 振り込め詐欺のグループに潜り込み

 首謀者を突き止めるそれが今回の使命だ。

 さらに今回は 香里君にも重要な任務に当たってもらう。

 濃いめのメイクがすご〜く役に立つ仕事です。」

「濃くないですよ」

「面接は明日

 受かる手はずは整ってます」

「あッ 一つ

 いつも思うんですけどこの人達の立場っていうのは…」

「う〜ん 採用されなければ

 詐欺事件に巻き込まれることもない」

「ない」

「よかったじゃないか」

「そうですね なんか… すいません」

トカゲはもちろん面接とおりました。

「 中村健吾君 君には興味がある

 やるからには 本気でやってもらいますよ」

ホストクラブの営業時間。
トカゲ、ホスト似合いすぎ。

香里も客としてやってきました。

「 ご来店 ありがとうございます 支配人の須藤です。

 どなたか ご指名は?」

「じゃあ ゴールドのタイのイケメンを」

「ニューフェイスの健吾君ですね。

 かしこまりました。健吾 3番テーブル」

「ご指名だ うまくやれよ」

「顔は貧相だが身なりは豪華だ」

顔は貧相ww

「頑張ります。

ご指名 ありがとうございます健吾です。」

「新人なんだって?」

「はい。あれ?そのネックレス 素敵ですね。」

「ブルガリです。祖父からのプレゼントで。」

「おじいさん センスいいですね。何やられてるんですか?」

「大したことないんですよ。会社を4つと

 マンションを5つくらい持ってるだけで。」

「どうりで 育ちのよさがにじみ出てますよ。」

「話が合いそうね。」

「何か召し上がります?」

「じゃあ 入店祝いに一番高いの入れてあげる。」

「ありがとうございます。」

「あとシャンパンタワーも立てたいな。」

「ありがとうございます。

 入店祝いにリシャールいただきました。

 シャンパンタワーも お願いします。」

シャンパンタワーとトカゲがよく似合う〜。

「君のために…

 西園寺香里さんのために 乾杯」

「乾杯!」

「ああ〜 おいしい!

 健吾君 おかわり」

「えッ?」

「おかわり 早く早く。

健吾君さ 私ちょっと肩凝っちゃったかな」

「肩?」

「そうそう 肩 肩」

香里、楽しそう・・。

「お前 あんまり調子に乗んなよ」

「すいません」

「いい新人が入ったみたいだな。」

「それ以上に おいしい お客じゃないですか」

女子高生の梨奈もやってきました。

「梨奈 いらっしゃい」

「星矢 また来たよ 言われたとおり友達も連れてきた。」

「いつも ありがと 僕も いただいても?」

「どんどん飲んで 星矢のナンバーワンを守るためにもね」

「梨奈にはいつも助けてもらってるよ〜」

「でも 今日で最後かもしれないよ」

星矢に封筒をわたす梨奈。

「何言ってんだよ あとで また話そう」

「な〜んか新鮮 でも大丈夫?バレたら退学とかない?」

「大丈夫 寄付金いっぱい払ってるもん。
 
 今日だけは パーッといこう。」

「えッ 寄付金?」

「私達 まだ高校生なの。」

「内緒だよ」

「もちろんです」

須藤と星矢と話すトカゲ。

「健吾はなんでホストになった」

「俺 マジで金稼ぎたいんすよ

  なんかこう いつかでかいことしたいっていうか」

「だったら客からとことん むしり取れ

 お前は筋がいい 星矢のようにナンバーワンになれる」

「ご指導 よろしくお願いします」

「あの香里って客

 なかなか いいカモになりそうだね」

「そうっすね

 あの子のおじいちゃん かなりの資産家らしいんですよ」

「ところで あの女子高生まだ大丈夫か?」

「そろそろ飛びますね ツケがたまり始めてる」

「 でも つなぎます」

「バイト先 紹介したのか?」

「名門女子高なんで ビジネスのほうを」

「ビジネスって何すか?」

「興味あるか?」

「儲かる話なら」

「星矢 健吾はまだ新人だ

 勝手なまねはしないでくれ」

「はいはい 分かりましたよ 須藤支配人様」

トカゲは星矢のロッカーの暗証番号をしらべてあけ
星矢にわたされた封筒をチェック。
名門女子高の名簿がはいっていました。

星矢がやってきたのでトカゲはかくれ
その封筒をもっていきました。

探偵事務所。

「高校生まで巻き込んで

やめるように言ってあげないと」

「言っても変わらない

 根本的に変えなきゃ

 同じことを繰り返すだけだ」

「しかし まさか曽根星矢が絡んでいたとはな」

「ご存じなんですか?」

「ああ 私が まだ捜査一課にいた頃だ

 やつは15歳で人を殺してな

 殺しは法律に守られた未成年の特権だって言い放ったよ」

「そんな怖い人が ナンバーワン」

トカゲは星矢といっしょにとあるビルへ。
暗証番号入力のうえに手のひら認証。

「いや〜厳重なセキュリティーっすね」

「大金を動かすビジネスだからな」

「星矢さん これやばい仕事じゃないんすか?」

「 やばくない仕事で のし上がれるか

 ホストだけやってたって

 須藤さんみたいに 雇われ支配人みたくなるのが関の山だぞ」

「それは寂しいっすね 俺はもっとのし上がりたいんすよ」

「まあ 入れ」

エレベーターをおりた先でさらに暗証番号。
中はおれおれ詐欺の電話をする人たちでいっぱい。

「すごいっすね これ」

「どういう仕事か分かったろ?

 結果が出せたら ホストよりもはるかに稼げるぞ」

「マジっすか?」

「ああ よし 俺の部屋行こう」

別室へ。

「この仕事ののマニュアルだ

 週末までに全部覚えとけ」

「はい」

こっそり監視カメラをとりつけるトカゲ。

「それと 売り上げにつながりそうな顧客リストを提出しろ

 できるだけ多くの情報を添付してな」

「分かってますよ 星矢さん

 西園寺香里の情報ですよね?」

「ちゃんとメンテナンスはしてるのか?」

「はい 電話 メールはもちろん食事も行ってます」

「このビジネスのことは誰にも言うな それと…

 入った以上 やめられるのは困る

 意味は分かるよな?」

「はい」

いつものお店で寺島たちとあう香里。

「なんであなたがいるのかな。

 人捜し終わったのにまだトカゲの助手なの?」

「私は 織部さんが悪い人だとは思ってません」

「それが 君が出した結論か」

「はい」

山根さんもやってきました。

「お疲れさまです」

「どうぞ こちらへ」

「始めてくれ」

「詐欺被害に遭った老人達は皆犯行グループに

 詳しい個人情報を握られていました

 その情報が犯行の成功率を上げてしまっているようです。

 ホストクラブでも桜女学院の関係者の個人情報を

 客の女子高生からもらっていました」

「桜女学院?柴田徳次郎さんの息子の勤務先…」

「そうなんですか?」

「じゃ そこも調べといて

 他に潜入側からの報告は?」

「あと 必要経費の請求を

 織部さんの作戦の準備に…

 ドンペリとあとリシャールも入れましたので」

「リシャール?」

「高級ブランデーの銘柄です

  ホストクラブだと 1本何百万もする店もあるみたいです」

「何百万もって僕の年収をホスト遊びに…」

「ダメだったんですか?」

「いえ 経費は請求してかまいません

 多くの老人が振り込め詐欺に遭い被害総額は

 年間150億円ともいわれています。

ビルの中の部屋を歩いて探るトカゲ。
梨奈もいました。

「あれ 梨奈ちゃん?」

「健吾君もオフィスに来たんだね」

「うん 梨奈ちゃんはどうして ここに?」

「私は 星矢に頼まれたから」

「親が聞いたら悲しむよ」

「親なんて何もしてくれないよ

 カードも止められちゃったし

 私は名簿を渡して言われたとおりにしてるだけだし」

「あのさ これって新手の詐欺ビジネス…」

「気をつけて 知らないの?

 仕事のこと ばらしたら殺されるんだよ」

そこで須藤に声をかけられました。

「健吾 こんなとこで何やってんだ」

「須藤さん お疲れさまです」

「お前 まさか星矢のビジネスに足突っ込んだのか?」

「誘われただけですよ」

「どういう仕事か分かってんのか?」

「それは まだ 須藤さん知ってるんですか?」

「知らないから聞いてるんだよ そろそろ開店準備だ」

「はい」

山根と岸森。

「やはりやはり 私は解せませんね

 さすがにホストクラブの飲み代は無駄遣いでは?

 これは何かあるってことですよね?」

「この事件の裏にはもっと大きな闇があります」

「大きな闇?」

「まあ いずれ分かりますよ」

ホストクラブ。また香里がお客に。

「そうだ。賢吾くん これ お約束のもの

うちの優良顧客の情報 

 明日も同伴できますよね?」

「香里さん ありがとうございます」

ロッカールームで星矢と話すトカゲ。

「星矢さん これ 顧客リストです

 それと 香里から聞きだしたおじいさんの情報です」

「グッジョブ

 でかいビジネスになりそうだね」

須藤がはいってきました。

「健吾 話が違うんじゃないのか」

じっと目をみる須藤。

「すごいな お前は嘘をついても まるで動じない

 店が終わったらちょっと つきあえよ」

19年前。
父の特訓を思い出しました。
ホワイトチョコかキャラメルチョコか
アーモンドチョコのどれを食べたのか当てる父。

「目の中には瞳孔というのがある

 嘘をつくとその瞳孔が開くことがある」

「じゃあどうしたら見破られないの?」

「何を言われても動じない男になること

 一番いいのは嘘をつかないことだ」

「そうだね」

梨奈を待っている寺島と洋子。

「来ないな 島倉梨奈

家にも学校にもいないのに親は捜しもしない」

「ホストに貢いで 金が尽きたら詐欺組織に取り込まれて

 逃げれば殺される アリ地獄にはまっちゃったんですかね」

「何とかしないとな」

ホストクラブから出てきた須藤をみて驚く寺島。

「須藤か?」

「寺島」

そのあと香里と話す寺島と洋子。

「昔の同僚だったんですか?」

「うん 8年前に

 あの須藤と組んで

 安西組の事件を追っていたんだ」

「あいつは命を懸けて僕を救ってくれた

 だが ある日突然あいつは 退職したんだ

 そして 今は安西組系のホストクラブに」

「捜査で深入りして取り込まれたのかもしれません

だとしたら今回の件に関わってる可能性も」

「いや 須藤は お年寄りをだますような男じゃない」

「そういう思い入れは危険じゃないですか?

 安西組が関わってるかもしれないんですよ

 仲間を失うのは 茂手木さんで終わりにしたいんです」

「悪いけど 先に行くよ」

須藤とトカゲ。

「健吾はどっかで杯もらってたのか?」

「えッ?」

「目が動じないやつは

 よほど やばい仕事をしてきたやつだ

 前は何をしてた」

「いいじゃないですか

 須藤さんこそ やばい仕事してきたんじゃないんですか?

 さっきの人 刑事ですよね?」

「分かるのか?」

「よく ああいう人種に追いかけられましたからね

 どういう お知り合いですか?」

「お前と同じ 追われる側さ」

「ほんとですか?

 よく いるんでしょ?

 チンピラのふりして内偵してる刑事が」

「そういうやつを知ってるのか?」

「すいません 冗談ですよ

 星矢さんの仕事がマジで やばそうなんで

 ちょっと心配になっちゃって」

「健吾 そういうこと 軽々しくよそでも語ってんのか?」

「須藤さんにしか言えませんよ

 殺されたくないですから」

いつものカジノ

篠崎と寺島。

「振り込め詐欺の首謀者って私の手には負えません」

「そこを何とかお願いしますよ 篠崎さん」

「私ごときが下手に動けば上から睨まれます」

「何かあったら 僕が守ります」

「守れるんですか 寺島さん

 ヤクザを警察が」

「こういうときは持ちつ持たれつですよ」

ビルのチェックをして
事務所で話すトカゲ。

「オフィスに隠し部屋が?」

「うん  歩幅で計測したから正確ではないが

 ビルの外周と部屋に約6メートルの差がある

 壁の向こうに必ず何かある」

「じゃあ 勧誘の電話をしてることは分かってるんですから

 それでこう 家宅捜索とか逮捕とかできないんですか?」

「金の受け取り現場を押さえなければ決め手にならない

 首謀者も確定していない それでだ 一つ仕掛けた」

「これは?」

「曽根星矢に渡した 10人分の顧客リストだ

 どの番号にかけてもここにかかってくる

 「西園寺雅彦 会社とマンションを多数所有 貯金は4億」

  「クラブの客 西園寺香里の祖父」

 君のおじいさんという設定だ

 高額な詐欺を仕掛けてくるだろう

 額が大きければ首謀者が動く可能性が高い」

「しかし 問題はだ誰が取り引き現場に行くかだな」

所長に決定。

「やりましょう 急がないとまた多くの人が だまされます」

「簡単に言うんじゃないよ

  もし曽根が出てきて

私のこと思い出したりしたらどうするんだ」

「柳田さん これしかなかった」

「これしかって何の話?」

変装道具?w

「あとは お願いします」

「あとはって何なの?」

星矢とトカゲ。

「香里と飯行ってきましたよ

 あの子 証券会社に勤めてて

 自分でも派手に株の売り買いしてるらしいんですよ」

「そうか いい情報だ」

夜。
星矢とトカゲのところに梨奈もいました。

「電話は梨奈にかけさせる

 香里ちゃんの話し方は指導してあげて」

「随分と深みにはまってるんじゃない?」

「だって 星矢の頼みだもん」

「ほんとは抜けたいんじゃないの?」

「星矢だけが優しくしてくれるの

「それはさ 誰だって客には優しくするよ」

「そういうのを超えた関係なの

  3日前から星矢の部屋に泊めてもらってる

 ほんとに好きなのは 私だけだって」

「それさ ほんとに信じてる?」

「信じてるよ」

「信じてないな」

「何なの?健吾君は 私の指導係でしょ?」

「うん 指導はするよ でも一つだけ言わせてくれる?

 自分が始めたことは

 最後まで見届けたほうがいい」

「健吾君って変わってるんだね」

「そうかもな」

「梨奈さんには仕込んどきましたよ」

「ああ」

「いいっすよね 星矢さんは」

「どうした?」

「あのオフィスで半端なく稼いでるんすよね?」

「ああ まあな」

「あのオフィスの仕組みも星矢さんが作ったんすよね?」

「ああ あれは俺のオフィスだ」

カジノ。
篠崎と寺島。

「まずいです 寺島さん

 このネタを追うのは危険すぎます

 おかげで私も 上から睨まれてこの店を追い出されます

 寺島さんも気をつけてください」

寺島が外にでると須藤がいました。

「須藤。」

「寺島 何探ってんだ

 偉そうな口利いといて

 お前こそヤクザとズブズブじゃないか」

「マルBに深入りすればお互い そういうこともあるだろ

見なかったことにしてくれ」

「俺には関係ない」

「命の恩人を 追い詰めるつもりはないんだ」

「まるで俺が何かしたような口ぶりだな」

「いや… 仕方なく巻き込まれることもあるだろう

 なあ 須藤謝っておきたいことがある

 8年前のことだ

 あの日 お前が せっかく捕まえた

  安西組の幹部

 あれは結局証拠不十分で釈放になった」

「昔の話はいいだろう」

「どうして 突然辞めたんだ」

「悪いが 店がある」

「須藤…」

そのあと寺島の車にのりこむトカゲ。

「トカゲ」

「須藤支配人とは古い仲らしいな

あの人は何を聞いても動じない」

「須藤を疑ってるのか?」

「確かめるために取り引きを仕掛けた」

「取り引き?」

「急がないとどんどん被害者が増える」

「須藤が黒幕だって言いたいのか?」

「あんたも一緒に確かめるか?」

「お前の話に乗るつもりはない」

「降りろ」

事務所で待つ所長たち。

「かかってきますかね」

「私は かかってこなくてもいいがね」

電話がなりました。

「きました やはり西園寺香里の祖父

 西園寺雅彦さん 75歳の番号です

 オシャレな紳士で心配性という性格設定です」

「心配性ね

 はい」

「もしもし おじい様?」

「おお 香里か

ああ ちょっとごめん 今 お湯を沸かしててね

火を消してくるからね ちょっと…

 火事でも出したら大変なことになるからね」

「今の芝居は どうなんだ」

「言わないですよね 普通」

「はい もう大丈夫 それで?」

「私 携帯変えたからさ

 この番号に登録し直しといてくれないかな」

「それはいいんだが 香里 声の調子が いつもと違うぞ」

「ちょっと 風邪ひいてて…」

電話の向こうで泣きだす梨奈。

「それとね…」

「おい お前 泣いてるのか 何かあったのか?」

「お金 都合つかないかな」

「お金…で いくらいるんだ?」

「8千万」

「はッ… 8千万って お前」

「ちょっとFXで大損しちゃって

 会社のお金使っちゃったの やばいの

 このままだと逮捕されちゃうかもしれない」

「逮捕って…」

「大学の先輩の長塚さんって弁護士に相談に乗ってもらってる

 お願い おじいちゃん

 刑務所には入りたくないの」

「分かった それじゃ折り返すよ」

所長はさっそく変装。

「ヒゲヒゲ。 ええ〜 どれでいくか

 真っ白っていうのも

 ちょっと わざとらしいかな」

「案外ノリノリだね」

「うん 助かったな」

「意外と こういうの好きなんですね」

「シッ あんまり言うと…」

公園で待つ所長。
上から監視する香里。

「柳田所長 チェックです いかがでしょう?」

「はい 良好です」

「不審な車が来ます

 まずいです 織部さんのほうに近づいてきました

 受け取り役の男が出てきた 車には曽根星矢もいる」

「やっぱり曽根かよ… どうしよう」

「心配ない ヒゲでバレない」

「証拠映像の撮影を開始します」

「下っ端を撮ってもダメだ

 柳田さん 曽根星矢をおびき出せないかな」

「ムチャ言うなよおびき出すなんて どうやって…」

「西園寺さん ですか?

 私 弁護士の長塚と申します」

「ああ 西園寺でございます 孫娘を何とぞ頼みます。

 あれ?」

「はい?」

「ちゃんと8千万入れたかな

 ああ 心配になってきた

 どうも年を取ると あやふやでね

 ひい ふう…

  いや…みい」

ベンチの上で大金を数え始めました。
それをみてあわててでてくる星矢。

「ちょっと…何してるんですか?」

「いやいやちゃんとお金を入れたかどうか

 心配になりましてね」

「大丈夫ですよ 西園寺さん何かあれば連絡しますから」

「ああ なるほどあなたは?

 弁護士仲間の鈴木と申します」

「ああ…」

「あれ?」

所長をみつめる星矢。

「何か?」

「どこかで会いましたよね?」

「さあ…

 ああ 選挙のポスターじゃありませんかね

 いやいや何年か前に立候補しましてね

 まあ 落選はしましたが」

「なるほど そういうことですか

 では」

お金を持っていく星矢たち。
車であとをつけるトカゲ。

「完璧でしたよ。柳田さん」

「ああ 岸森さん?

 こっちは終わりました

「分かりました 伝えておきます」

連絡をうけた山根。

「了解しました 取り引き終わった 戻ってくるぞ」

寺島たちがまっているところに星矢と
トカゲも到着。
ビルに入っていく星矢。

「ミラーに目を合わせてください

 認証完了しました」

隠し部屋にはお金ぎっしり!!
金塊も宝石も。

「やはり あったな

 よし これで証拠完璧だ」

隠しカメラ経由でビデオに撮影した寺島たち。

寺島から須藤に電話。

「誰だ?」

「須藤だな 寺島だ

 今から2時間後に詐欺グループのオフィスにガサが入る

 今度は僕が お前を守る番だ」

「俺には関係のない話だ」

「分かってる

 けど ちょっとでも関わりがあるなら巻き込まれるぞ

 逃げたほうがいい」

星矢が外にでたところを逮捕しました。

「曽根星矢 そこまでよ」

「はいはいはいああ 嫌な予感がしてたよ

 やっぱり あのヒゲの男」

「話は署で聞きますから」

そこへ出てきたトカゲ。

「健吾」

「首謀者は他にいる」

「もう終わったんだ トカゲ」

「首謀者は こいつだ」

とビデオをみせました。

「まだ終わってない 曽根星矢 来い」

「何をするつもりだ」

隠し部屋にいく須藤。
札束をかばんにつめていると
そこへ電話が。

「須藤 大丈夫か?」

「俺には関係ないって言っただろ」

「須藤善樹

  ガサ入れの電話は俺が入れた」

トカゲがいました。

「健吾… どういうことだ」

「寺島刑事と同じ声を作らせてもらった」

「おい お前…」

トカゲの話に乗る気はないと断った寺島。

「おかげで本当の首謀者が見つかった」

「信じられない

  どうして お前が…」

「8年前の

 あの日のあとだ

 安西組をガサ入れして幹部を捕らえた俺を

 組の報復が待っていた

 やり口が巧妙でな

 家族や親戚のことを事細かに調べ上げて

 一番弱いところを狙ってきた

 狙われたのは 親父だった

 親父は ばくちで借金漬けにされていた」

《2億円 払えますかね!?》
《払えないなら親父さんに生命保険かけますよ》
《この間の若頭の件 もみ消してもらっていいですかね》

「それからは言いなりになるしかなかった

 お前が気にしていた あの釈放 俺がやった

 なあ 寺島お前が俺の立場なら どうしてた?
 
 俺は…

 感情とか 良心とか

 そんなもん全部捨てて今までやってきたんだ」

「須藤」

「どうりで何を言われても動じないはずだ」

「健吾

 お前は何なんだ」


「潜入探偵だ」

「そうか

 確かに このオフィスは俺が作った

 けど 俺は ただの飼い犬にすぎない

 黒幕は…別にいる

 クモを捕まえなきゃ 何も終わらない」


「クモ?」

「須藤」

「近寄るな!」

「須藤 おい 須藤 」

「ちょっと待て

 話は終わってない

 クモって何だ」


「本当の闇だ」

「本当の闇?」

「最後に一つだけ教えてやるよ

 茂手木先輩も クモに消された

 気をつけろ

 クモに狙われたら…

 必ず巣に からめ捕られる

 寺島

 親父を頼む」


自殺。

寺島たちとあやまりにやってきた梨奈。

「柴田先生の お父様ですよね。」

「はい」

「あの電話は… 私のせいでした

 ごめんなさい」

「事件は解決しましたよ

 お金も戻ってきます」

「本当ですか?」

「よかったですね 柴田さん」

「ああ…」

そのあと、手を差し出す梨奈。

「手錠はしないよ。自首にしよう

 よし 送ってこう 槙原」

「はい行きましょう」

お礼にきた岸森。

「経費もかかりましたが

 トカゲ君のおかげで

 大きな詐欺集団を摘発することができました」

「そうですか ところで岸森さん

 クモって 何ですか?」

「さあ 私には分かりません」

トカゲと香里。

「梨奈さん  自首しましたよ

 でも 寺島さんってほんとに いい人ですね」

「新しい恋か?」

「ヤダ そんなわけないじゃないですか もう」

岸森と山根。

「そうですか。クモですか」

「はい 須藤がそう言っていたそうです

 それが 岸森さんのおっしゃっていた闇ですか?」

「茂手木君も

クモに からめ捕られたのかもしれませんね」


その会話をきいていた洋子。

バイクをとばすトカゲ。

「クモってなんだ」

「本当の闇だ」







柳田所長にはすっとぼけるくせに
岸森さん、クモに心当たりあるね?
うんと巨大な悪の組織ならいいけど
よくある警察上層部とかだったらいやだなあ。

でも茂手木さんがクモにやられたときいたので
寺島と洋子のトカゲに対する誤解が
少しはなくならないかな。

徳山くんともどもホスト回、目の保養でした〜(*^。^*)

ソイミルガンは最終回には
でてくるんでしょうね。





織部透(トカゲ)…松田翔太   
寺島秀司…松岡昌宏
望月香里…蓮佛美沙子  
槙原洋子…ミムラ
槙原聖人…山本涼介
宮間隼人…君嶋麻耶
茂手木蒼太…君野夢真(子役)
織部道男…光石研   
雨宮麻紀…西田尚美
三雲龍介…岩松了
二宮健吾…笠原秀幸   
山根憲二…吹越満
岸森幹雄…遠藤憲一
柳田雅彦…伊東四朗




2013.05.17 Friday 08:43 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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第5話「消えた10億〜新人ホスト対振り込め詐欺集団!!」                                視聴率10.2%
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