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潜入探偵トカゲ 第9話

第9話



黒幕である「クモ」と、クモにつながる警察内のスパイを
炙り出すため、トカゲ(松田翔太)は現金輸送車の
ドライバーになりすまし、10億円を運搬する。その道中、
トカゲの前に現れたのは驚くべき人物で…!? 
一方、スパイ容疑をかけられた寺島(松岡昌宏)は、
罪をなすりつけた人物をつきとめるため独自捜査を続けるが、
なかなか手がかりがつかめず…




寺島は容疑者とされ逃走中。
山根が中心になって捜査会議。

「容疑者は寺島です

 状況だけ見れば寺島はクモにつながるスパイだ

 銃弾は わずか一撃で見事に急所を捉えていました

 これは 寺島君クラスの銃の使い手にしかできない芸当

 殺害に使用された銃は安西組が密輸入していたもの

 安西組の情報屋篠崎と交流のあった寺島なら

 簡単に入手できたと考えられます

 寺島が消えて3日 今なお逃走中

 犯人である線は動かないでしょう
 
 そして 警察の捜査情報の送信履歴から

 クモに 警察の捜査情報を流すスパイでもあったと

 思われます」

「しかし なぜクモは重要な情報源である
 
 小田桐・元総理を殺したんですか」

「クモのことを直接知っていたからでしょう

 クモを知る人間に警察の捜査の手が伸びたから

 秘密を守るために 寺島に殺させた」

調べ物をしている洋子のところに
山根がはいってきました。

「捜査会議にも出ないで何をしているんですか?」

「私 寺島さんが犯人と思ってません」

「信じたい気持ちは分かりますが

 寺島君がクモにつながるスパイだとしたら

 茂手木君の敵ということになるんですよ」

「ワナにハメられたんですよ

 本物のスパイに」

「寺島君の容疑は動きません

 何かあったら伝えてください」

トカゲが岸森にあいに。

「どうですか?久しぶりの警視庁は」

「用件は何ですか?」

「寺島君に関する調査報告書を提出してほしいんです

 要件は2つ

 寺島君が小田桐殺害犯人であること

  クモと呼ばれる人物に捜査情報を流していた

  スパイであること

 過去を清算して

 君に警視庁に復帰してほしいんです

 2年前に あんな事件があって

 君は スパイだと疑われ辞職を余儀なくされた

 しかし寺島君がスパイとなれば君を復職させられる

 私には 君の力が必要なんです」

弟の店で洋子は新聞記事をチェックしながら
茂手木のことを思い出しました。

そこへ香里もはいってきました。

「お邪魔します」

「寺島さんなら いないわよ」

「槙原さんに会いにきたんです

 寺島さんから 連絡ありましたか?」

「やっぱり 寺島さんかよ」と弟。

「あったんですね」

「あのあと 電話があった

 今から警視庁に戻る って

 自分が疑われてるなんて

 夢にも思ってなかったわ」

3日前

「状況が分かってないんですか?」

「小田桐の部屋から飛び出した姿を見られた」

「トカゲの助手からもらったお守りも落ちていた」

「銃声に驚いて部屋に飛び込んだだけだ

 犯人はまだ近くにいると思い部屋を飛び出た」

「パソコンから捜査情報の送信履歴も見つかりました

 スパイ容疑がかかってます

 寺島さん 容疑者なんですよ」

「ハメられたな

 今戻っても スパイの思うつぼだ

 こうなったら自分で疑いを晴らすしかないな」

回想おわり

「今 どこにいるんですか?」

「私は寺島さんを信じてます」

「一緒に救いたい…」

「あなたに何ができるの?」

「織部さんに協力をお願いすることはできます」

「トカゲのワナかも」

「違います」

「なぜ断言できるの?」

「私は織部さんの捜査をずっと見てきました

 蒼太君にどんなふうに接してきたかも

 寺島さんを救えるのは織部さんしかいません」

寺島とあう洋子。

「槙原です」

「クモとつながる糸口はいまだに篠崎だけだ

 けど 連絡が取れない」

「篠崎を調べましたが

 大学中退以降の経歴がつかめません

 トカゲなら何か つかむでしょうか」

「トカゲ?」

「あの助手の提案です 

 私も今は トカゲよりも 

 寺島さんを犯人にしようとしてる人物を疑ってます

 山根さんは篠崎とも連絡を取っていました」

「山根さんが篠崎と連絡?」

「だったらトカゲから力を借りるのも…」

「トカゲがスパイだったらどうなる?」

「決めるのは寺島さんです」

下にパトカーが到着。

「警察だ。 つけられたな」

「すいません」

「槙原も逃げろ 後で連絡する」

「はい」

逃げる寺島。

「おッ いたぞ 寺島だ!」

探偵事務所
シールを貼る蒼太。

「あと10枚個だね 今度こそ当ててよ ソイミルガン」

「何でそんなにソイレンジャーが好きなんだ?」

「だって 変身する前は警察官なんだよ

 お父さんみたいでしょ」

「そうか 蒼太は警察官が好きか」

「トカゲは警察に戻らないの?」

「まあ 戻ってほしいという声もあるようだけどな

 それにしても 寺島君がスパイねえ」

「寺島さんは無実です 槙原さんも そう信じてます

 織部さんが 真実を暴くべきじゃないんですか?」

「俺には関係ないよ」

「岸森さんも 出世のために

 事件を早く終わらせたいんだろう

 が あの人は何考えてるかよく分からん男だからな」

岸森さんは娘と奥さんとレストランで食事。

「生日おめでとう」

「欲しかったアーカーのネックレス

 覚えてたんだ?」

「パパ 愛梨のことは

 全部 手帳に書いてあるのよね」

「喜んでくれてよかった

  久しぶりにこんな時間ができて嬉しいよ」

「パパも いいことがあったのよね」

「何 何?」

「次の警視総監にパパが決まりそうだって」

「すっごいじゃない パパカッコイイ」

そこへ電話。

「岸森です。」

山根からでした。

「お楽しみのところ大変恐縮ですが

 ちょっと ご報告が…

 店の外で お待ちしております」

「分かりました」

「寺島君が見つかったんですか?」

「いえ 新たな殺人事件です

 殺されたのは メトロポリタン警備保障の三田村専務

 遺体から発見された銃弾は

 小田桐・元総理殺害に使用された拳銃から

 発射されたと思われます」

「娘に謝ってから すぐに向かいます」

あやしい男がいました。

「あの男は?」

「いや 知らない男でした

どうも クモを探っていると

 私もクモに狙われるんじゃないかと

 妙な不安に襲われることがある

 山根君も気をつけたほうがいいですよ」

三田村の遺体の前で話す岸森たち。

「急所を一撃です」

「殺害現場は三田村専務の自宅マンション

 金庫から現金等は奪われてません」

「一体 何の目的で…」

「やはり寺島で 間違いないかと」

「山根君 この事件はしばらく伏せるよう

 手配してください」

「伏せるって?」

「岸森さんには岸森さんの お考えがあるんだ

 君達は下がっていてくれないかな」

「行きましょう」

山根と岸森。

「これ以上 寺島くんに罪を重ねられると

 警視庁の信頼が揺らぎます

 小田桐殺害の日に

 同じホテルにいながら寺島君を逃したのは

 大きな失態でしたね

 捜査一課長になりたいんでしたよね」

「捜査態勢を強化いたします」

みんなに言われたことを思い出しながら
誰かを待っているトカゲ。

探偵事務所にやってきた岸森。

「警備会社で新たな殺人?」

「ええ そこで任務の依頼にうかがいました」

「つまり 警備会社に潜入して殺人犯を調べろと?」

「いえ 犯人は寺島君でしょう」

「なら トカゲには何を?」

「現金輸送車の運転手をしてほしい」

「運転手?」

「三田村専務は10億円の現金輸送のルート地図と

 日程を記した機密資料を盗まれた

 寺島君の背後にクモがいるならば

 目的は 10億円の強奪と考えられます

 そこで トカゲ君が運転する現金輸送車をわざと襲わせて

 強奪を成功させてほしいんです」

「わざと襲わせる」

「犯人を泳がせることで

 クモの正体を突き止めたい

 当然 トカゲ君にも犯人を追ってもらって

 一網打尽にしてほしい」

「しかし犯人は

 銃を持って襲撃してくる可能性が高いですよね

 織部さんに その標的になれと?」

「2年前にも現金輸送車の襲撃事件がありました

 その犯人をトカゲと茂手木君が追った

 そして 茂手木君は帰らぬ人となった

 茂手木君の弔いのためにも

 トカゲ君にふさわしい任務じゃありませんか

 柳田さん あなたはもう十分にトカゲ君の面倒を見てきた

 罪滅ぼしは もう終わってるんじゃありませんか?」

「罪滅ぼしって…」

「分かってるよ 岸森さん

 そもそも あんたが俺を雇った一番の目的は

 2年前の事件を解決することだろ」

「トカゲ君も そのつもりで受けてくれたんですよね?」

「トカゲ 本当に命を懸ける任務になるぞ」

「大丈夫だよ

 2年前と同じようには しない」

「決行日は秘密事項ゆえ直前に連絡します

 いつでも出動できるよう待機していてください

 それじゃ 失礼します」

メトロポリタン警備保障にやってきたトカゲ。

「ああ 社長の大倉です

 警視総監からの推薦状は確認しました

 しかし 刑事さんもよく

 こんな危険な任務を引き受けられましたね」

「警察官は命令に従うだけですから」

「では 当日の現金輸送ルートについて

 ご説明します 

 午後5時に 双葉銀行・新宿支店で現金10億円を積み
 丸の内本店へ向かうこれが 本来のルートです

 私の指示された説明事項はこれだけです

  この計画の背景については一切 知らされてないんですよ」

「あとは お任せください」

事務所。

「あの… 私は手伝わなくていいんでしょうか?」

「行ってもやることがないですよね〜」

「織部さんも 岸森さんの指示どおり

 運転するだけですもんね」

「トカゲはそれだけですます男だと思うか?」

「思いません」

そこへ洋子がやってきました。

「失礼します。」

「おお 槙原君」

「お願いがあって うかがいました」

「寺島さんのことですか?」

「あの人を救うためにも

  本物のスパイを突き止めないといけない」

「目星は ついてるのかな?」

出勤する岸森。

「パパ いってらっしゃい。気をつけてね」

「いってきます」

「いってらっしゃい」

いっしょにエレベーターに乗り込むこの間の男。

「きれいな奥さんに かわいい娘さんですね」

「声をかけてきたのは 初めてですね

 君は 安西組の人間ですか?」

「質問されんの 苦手なんです

 くれぐれも

 お気をつけて」

と見送る男。

岸森のマンションをみはる所長と香里。
娘の護衛か。

山根もはりこみ中。

「来ますかね? 寺島先輩」

「あらゆる場所に厳重警備を敷きましたからね

 行き場に困れば十分ありえるでしょう

 頼みましたよ」

「はい」

山根は篠崎に電話。

「はい 篠崎です」

「教えてほしいんですよ いいかげんクモの正体」

「しつこいですね知ってたら 私も殺されてますよ

 知らないほうがいい

 それより捜査状況を教えてもらえます?」

「寺島の居場所を教えてくれたら答えなくもないですがね」

そこへ乗り込んできた寺島。

「もしもしどうしたんですか? 山根さん」

「山根さんの電話には出るんだな」

「寺島さん

 どうして 小田桐さんを殺したんですか?」

「あんたも あのワナに関係してるのか?」

「私は頼まれたからホテルの部屋を教えただけですよ」

「あんたは クモの何なんだ?私は ただの情報屋ですよ」

「クモに伝えておけ

 全て 必ず 俺が暴いてやるとな」

「寺島 何のマネだ?」

「すいません

 今 捕まるわけ いかないんですよ

 山根さんも楽しみにしててください」

「寺島 寺島ッ 寺島! 寺島君」

山根の手を手錠で車でつないでうごけないように
してでていく寺島。

岸森によばれたトカゲ。

「何ですか?」

「現金輸送は 明日決行します

 危険な任務です お持ちください」

銃がはいっていました。

「俺は民間人ですよ」

「私が責任を取ります

 クモにたどり着いたなら

 必ず連れてきてください」

「クモを殺してほしいんですか?」

「生死は問いませんよ」

バイクにまたがっている蒼太。

「ブ〜ン ブ〜ン」

「蒼太 危ないぞ」

「あッ トカゲ」

「ホントにバイク好きなんだな」

「だって ソイレンジャーレッドはバイクの達人なんだよ」

「達人か 」

「じゃあこうやってソイミルガンをバーンか?」

「ソイミルガンは バーンじゃなくてヒューだよ」

「ヒュー?」

ミラーにうつるあやしい男を発見。
岸森のところにきた人と同じ。

「どうしたの?中に戻ろうよ」

「うん そうだな よしッ

 じゃ蒼太 走れ」

みんなで豆乳を飲んでシールをはりました。

「どんどん埋まってくね」

「織部さんが今日中に仕上げたいんだって」

「僕も飲んでみよっかなあ

 あれッ 案外おいしいね」

「うん 案外な

 俺も今じゃ飲まなきゃ調子が悪い

 じゃあ 蒼太

 よ〜し 100枚揃ったぞ
 
 必ず当てよう」

「いっぱい お祈りしときます

 織部さんと寺島さんのことも」

「うん」

「はあ〜ッ 100枚」

「当たるかな?当たるかな?」

部屋の掃除をするトカゲ。
身辺もきれいに。

「なんだ 身ぎれいにして。

 まるで死にに行くみたいだな」

「親父もそうだったから

 捜査に危険はつきものだから って」

「ああ あのときも そうだったのかな

 私は あの日のことは忘れられないよ」

トカゲ父と組んでいた柳田さん。
回想

「俺一人で大丈夫です ここで待っててください」

「なぜ 一人で行かせてしまったんだろう」

犯人に近づくトカゲの父。

「その子を放してやれよ」

「来るな!」

犯人は発砲。

「親父さん 最期に こう言った

 『柳田さん 油断してました

 うちの透には謝っといてください』

 一人で行かせたこと今も悔やんでる

 私は そのことを ずっとお前に言えずにきた

 ずっと お前に 謝りたかった」


「知ってたよ

 謝る必要なんかない

 柳田さんの中に

 ずっと 親父がいてくれるなら

 それだけで十分だよ

 今は 明日の話をしよう

 これを岸森さんに渡してくれ」


「お前 何考えてるんだ?」

「少ない手がかりの中で探っていくしかない

 作戦を練ろう

 君も加わってくれ」

「はい」

10億円輸送決行当日。

運転手になるトカゲ。
現金を積み込み出発。

山根と洋子が岸森に報告。

「今 現金10億円を積み込んで銀行を出ました」

「了解です あとはトカゲ君に任せましょう」

「了解しました」

輸送ルートをみている所長と香里。

「そろそろ襲撃予測エリアに着く頃でしょうか」

「ああ 電車だとか工事の騒音があって

 昼間は人通りが少ないとこだ」

「犯人は 大勢で来るかもしれないんですよね」

「トカゲなら 何とかするだろう

 そう信じて こっちも始めよう」

「はい」

同じく岸森も輸送ルートをみていました。

検問にひっかかるトカゲ。

「すいません 交通検問です

 免許証 見せていただけますか」

「おい どういうつもりだ?」

銃をつきつける警官。
電車の音にかぶせるようにして
トカゲを撃ちました。

別の車がやってきて現金を奪い逃走。

「どうしたんだ?

筋書きどおり 強奪を成功させたんじゃないのか?

 どうしてトカゲはクモを追わない?」

山根と洋子がトカゲのところに。

「死んでます」

「トカゲが死んでる?

 そんな筋書きは なかったはずだ

 信じられない」

「鑑識に連絡します

 山根さん 岸森部長に連絡を」

「分かった」

「槙原です 遺体の検証お願いします

 被害者は織部透捜査一課の かつての警察官です」


山根は車で出発。

トカゲのそばに近づく寺島。

岸森に報告する山根。

「トカゲ君が死んだ?」

「私も信じられません

 鑑識が まもなく到着する頃かと」

「結果が出次第すぐに報告してください」

「はい 失礼します」

篠崎にも報告。

「探偵の織部透」

「死んだ?そうですか 伝えておきますよ」

あのとき寺島とあっていたトカゲ。
そのときの回想

「何しに来た?」

「頼みたいことがある。」

「かくまってほしいなら他を探せ」

「一緒にクモを捜してほしい」

「スパイには協力できない」

「本当のスパイは別にいるその正体も暴きたい」

「迷惑だあんたと組めば 俺まで疑われる

 お前まで俺をスパイにする気か?

 俺を疑い続けたのは あんただろ」

「お前が何も語らないからだ

 お前が話してくれないと俺は前に進めない」

「話したくないことだってあるんだよ」

「なあ トカゲ

 話したほうが楽なこともあるぞ」

「俺もまだ

 答えを探してる途中だ」

「気が変わったら 連絡くれ」

回想おわり。

トカゲもちろん生きてました。

「大丈夫か?」

「まあな。ただ 思ったより衝撃が強いもんだな」

「そりゃそうだろう

 道は合ってるんだな?」

「ああ ジュラケースにGPSを仕込んどいた」

「よしッ」

岸森と山根と洋子。

「遺体が消えた?どういうことだ?」

「現場から離れた わずかな隙に」

「誰かが盗んだということか?それとも…」

「トカゲ君のことです生きているのかもしれませんよ

 周辺の情報 集めてみます 失礼します」

岸森が部屋に戻ると柳田さんがいました。

「柳田さん」

「ああ 岸森さん 山根君も

 お邪魔しております」

「あの… 何かありましたか?」

「ええ トカゲから連絡が入りまして」

「えッ?」

「犯人グループを追跡中だと

 あっ いや…

 はい 銃弾の衝撃が予想以上で

 しばらく動けなかったそうなんです

 しかし 特殊部隊用の防弾チョッキってのは大したもんだ」

「そうですか

 無事でしたか」

「あとは クモにたどり着けるかですね

 それと

  トカゲから預かってきた書類をお持ちしました」

「やはりトカゲも「寺島で決まり」だと

  ご苦労さまでした」

「それと クモと呼ばれている人間の

 実態についてなんですが

 そこにもトカゲは

 着々と たどり着きつつあるようです

 では 私はこれで」

香里たちの待つ車に戻る柳田さん。

「どうでした?」

「まあ やるだけはやってみたが

 揺さぶりになったかどうか

 もっと思いきった手を打つべきかもしれんな」

「何でもやりますよ 私」

電話をうけた篠崎。

「はい 篠崎ですが何かありましたか?

 はい

 ああ それは危険ですねえ

 分かりました 伝えておきますよ」

「織部透が生きていたようですね」

あの男がはいってきました。

「対処がが必要だなあ」

「対処?

 怖い人だ」

トカゲと寺島。

「2年前 あの頃警視庁内は殺気立っていた」


「また安西組の犯行でした

 そしてまた捜査情報が漏れていました」

「この中にスパイがいるということですか?」


「そして 茂手木さんは独自捜査を提案した

 警察にスパイがいるなら情報が漏れるかもしれない と

 限られた人間しか知らない現金輸送の現場を追った

 そして読みどおり強奪犯は現れた

 スパイと黒幕を捕まえるために

  お前と茂手木さんは 犯人を追った

 だが それっきり

  お前と茂手木さんは連絡を絶った

 俺が知りたいのは そこだ

 あのあと一体 何があったんだ?」

「悪いが まだその話はできない

 あれが犯人の車だ」

「どうした?」

「いや」

茂手木さんとのことを思い出すトカゲ。

「織部」

「はい。」

「明日 明日 蒼太の誕生日なんだよ」

「じゃあ もう蒼太君も幼稚園ですか」

「うん」

「俺 中見てきます 何かあったら応援呼んでください」

「おいッ」

現金輸送車をおそった犯人グループをおいかけ
みにいこうとするトカゲ。

「一人で行かせるわけにいかねえ」

「大丈夫ですよ

 茂手木さんは蒼太君がいるんだから

 俺一人で行きます」

「おいッ」

銃を手に倉庫の中へ。
しかしトカゲに銃弾が。
茂手木さんが助けてくれました。

「《茂手木さん」

「いいんだ こうなりゃ道連れだ」

「クソッ」

銃弾切れ。

回想おわり。

「止めてくれ。」

「何?」

「茂手木さんが死んだのに俺だけ生き残った

 だから俺一人で行く」

「トカゲ 茂手木さんを消したのはクモだ

 そして そのクモのワナにハメたのは

 警察の中にいるスパイだ

 それを忘れるな」

山根と篠崎。

「そうですか。死んだふりをして姿をくらませた」

「伝えておきますよ」

「で クモの正体を

 そろそろ教えていただけませんか」

「しかし 肝心の情報がありませんよ

 寺島刑事の行方です」

「それが分かったらどうなるんですか?」

「あなたは捜査一課長かもしれませんね」

そこへ洋子が。

「かけなおします。」

「録音させてもらいましたよ。」

「そうか。 そういうことですか
 
なぜ槙原がトカゲを見逃したのか謎が解けました
 
 寺島を合流させたんですね」

「山根さん あなたがスパイなんですか?」

「私は 寺島の情報屋を使って

 クモを追っているだけです

 スパイは寺島です

 それをかくまったならマズイことになりますよ」

「どんな処分も受け入れる覚悟です」

「そんな生やさしいものじゃない

 真相に迫ろうとした人間に対しクモが何をしてくるか

 君は もっと恐れるべきです」

「私の命を狙うと?」

「あるいは巣に からめ捕ろうとするか

 その人間が守ろうとしている

 一番弱い人間を攻めることでね」

岸森の娘を狙うクモ。
尾行していた香里と柳田さんが
でていきますがかなわずに
娘をさらっていくクモ。

「岸森です どうしました? 柳田さん」

「娘さんが誘拐されました」

「愛梨が…」

「尾行していた我々も襲われて

 助けられませんでした」

「トカゲと連絡を取ってください

  あの銃で クモを撃ち殺せ と」

こっそり話をきいている山根。

窓から外をみおろす岸森。

犯人をつけたふたり。

「2年前と同じ場所だ。」

「俺達 もう終わりかもしれない

 蒼太に会いてえなあ」

と言っていた茂手木さん。

銃を手に中にはいるふたり。

「あそこに人影が見える」

「行くか」

「その銃 どうした?」

「岸森さんがクモを殺してほしいそうだ」

「岸森さんが?

 ここにクモがいるのか?」

「あの人は そう確信してる」

そこにメールが。
蒼太の動画がうつっていました。

「蒼太?待て

 何だ? これ」

そして寺島に電話。

「誰だ?」

「クモと呼ばれている者です

 織部さんに代わっていただけますか?」

「トカゲに」

「茂手木さんの息子さんの映像はご覧になられましたか?」

「何のつもりだ?」

「これは 今現在の映像です

 つまり蒼太君は我々に監視されています

 銃を置いてください」

「蒼太が危ない」

言われたとおりにするふたり。

「それを扉側に蹴り出せますか?

 さあ 蒼太君に危険が迫らないうちに」

蹴った銃を手にしたクモの手先。
まわりじゅう囲まれていました。

「あんたはどこにいる?」

「あなた達の すぐ目の前ですよ」

車の中。

「篠崎」

「クモと呼ばれている者です」

「あんたがクモならスパイは誰だ?」

「言えませんよ

 ご安心ください

 おとなしく私の指示に従ってくれれば

 蒼太君に手は出しませんよ」

「指示?」

「簡単なことです

 茂手木さんと同じ所へ行ってもらいます

 今度こそ 海の底です」



山根があやしすぎてかえってあやしくないんじゃないかと
迷うーー。スパイは岸森のほう?
娘誘拐されたのも作戦のうちな気もするし
まあいずれにしてもどっちかでしょうけど。

あのみんなに囲まれた状況で
助かるとしたらソイレンジャーに変身するくらいしか
思いつかないw




織部透(トカゲ)…松田翔太   
寺島秀司…松岡昌宏
望月香里…蓮佛美沙子  
槙原洋子…ミムラ
槙原聖人…山本涼介
宮間隼人…君嶋麻耶
茂手木蒼太…君野夢真(子役)
織部道男…光石研   
雨宮麻紀…西田尚美
三雲龍介…岩松了
二宮健吾…笠原秀幸   
山根憲二…吹越満
岸森幹雄…遠藤憲一
柳田雅彦…伊東四朗




2013.06.14 Friday 08:33 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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