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Woman 第9話

第9話



小春(満島ひかり)は数日間入院することに。
紗千(田中裕子)はその間、望海(鈴木梨央)と陸(高橋來)の
世話をすることに。紗千は、子供たちと過ごすうち、
望海の姿に子供の頃の小春を重ね見るのだった。
彼女は小春の骨髄との適合検査を受けるため病院へ行く決心をする。
一方、栞(二階堂ふみ)が信(小栗旬)の死と深く関わっていることを
聞かされた健太郎(小林薫)は、家を出て行った栞のもとを訪ね…。



澤村先生の言葉を思い出しながら
ふらふらと帰る紗千。

「骨髄移植は娘さんの血液のタイプと

 一致するドナーがいた場合に選択されます。」

小春は仕事中に倒れてしまい
腕から血を流して病院へ。

「感染兆候もないですし

 熱が治まればすぐに退院できますよ。」

「えっ? 熱 ないですよね?

 6時までには帰りたいんです。

 晩ご飯 作らないといけなくて。」

「青柳さん ご趣味は?」

「将棋 読書 バドミントン。」

「うちに大内っていうのがいて 

 机の下に文庫本 ため込んでるんです

 持って来ます。

 将棋… 君 将棋部だっけ?」

「バドミントン部です。」

「バドミントンはダメ。

 ホントは3日安静にしててほしいんですけど

 2日でサービスしておきます。」

「いやいや… 澤村先生 あの…。」

「安静に。」

「やだ ちょっと帰りたいんですけど…。」

入院になってしまいました。
小春は家に電話。

「あっ いえ 子供達には言わないでほしいんですが…。」

「はい…。」

「いえいえ ただの疲労なんで。」

「うん うんうん…。」

望海に電話をかわってもらいました。

「望海さん おかあさんです。」

「お母さん。」

「望海?おかあさんね 明後日まで帰れないの。」

「居酒屋のお仕事?」

「ううん あのね…。

 ホットドッグ大食い大会があったの。」

「え〜!1000人の人が出場して

 1000人の人のシャツに

 ケチャップとからしがついちゃったの。」

「え〜 大変!」

「大変なの。おかあさん これからそのシャツ

 1000枚洗わなきゃいけないの。」

「お母さん1人で?」

「うん。みんな 他のお洗濯あるから。

  望海 おかあさんが帰るまで

 陸のこと お願いしていいかな?」

望海は言われたように陸のお世話。

「電気 消しますよ。」

「うん。」

部屋をのぞく紗千。

「はい。」

「あっ お手洗い 行った?」

「はい。」

「あっ そう…。

 ふ… 2人で寂しくない?」

「はい。」

「あっ そう。」

「おやすみなさい。」

「うん おやすみなさい。」

またのぞく。

「あの…。あの 何か困ったことがあったら。」

「はい。」

「おやすみなさい。」

「おやすみなさい。」

何度も何度ものぞく。

そして病院へ持たせる荷物をいっぱい詰めこむ紗千。

「んっ! はぁ… 重いなぁ。

 ちょっと減らそうよ。」

「持てます。」

「さっちゃんがお見舞いに行けばいいでしょ。

 だって 今日 休みなんでしょ?

 行きますよ。行きますけどね。

 そこは さっき拭いてましたよ。」

「早く行きなさいよ。」

健太郎がお見舞いにやってきました。

「あぁ いつもお世話になっております・

 ハハっ これつまらないもんなんですが皆さんで

 ええ はい フフっ

 あっ いたいた。 ハハっ。すいません。

 どうも失礼します。

 望海ちゃんや 陸くん達も元気にしてますよ。」

「ありがとうございます。」

「フフっ あっ これさっちゃんから。

 さっちゃんも望海ちゃん達の面倒今日も見てくれてますよ。」

「助かります。」

「いやいや。」

その様子をみて部屋からでていく澤村先生。

紗千は子どもたちを遊びにつれていきました。

「わ〜 すご〜い!」

「ねぇ 見て 観覧車。あ〜。」

「大きいね。」

「わっ わぁ〜!」

「船!」

写真もとってもらいました。

「はい チ〜ズ。」

「すいません。」

博物館へいきました。

「陸 来て来て。

 マンモスの骨だよ。

 すっごく大きいね。」

「ホントだ 大きいね。

 お母さんに持って帰ってあげたいな。」

「これは みんなのものだから持って帰れないんだよ。

 ガッカリしてる。フフフ。

  陸 YUKAちゃんはねロシアから来た10歳なんだって。」

「え〜 10歳?」

「でも 3万9000年前の10歳だからね。

 ちょっと複雑だよね。」

「複雑だね。」

ハンバーガーをたべる陸の
口のまわりをふいてあげる紗千。

「観覧車は乗らなくていいの?」

「だって…。」

「ん? 何?」

「1日に2個楽しいことがあったら

 どっちが楽しかったか分からなくなるでしょ。

 今日はね冷凍マンモスのことだけを思っていたいの。」

「そう。」

「乗りたかった?」

「あなた おかあさんに似てるね。」

「そう?」

「そういう感じだった。」

病院の小春。
もってきてもらった荷物の中には
文庫本もはいっていました。

子どもたちといっしょに横になる健太郎。

「お手洗い 行った?」

「うん さっき行った。」

「あなたに聞いてません。

 じゃあ 消しますよ〜。」

「えっ もう寝るの?」

「早くない? もったいないよね〜。」

「落ち着いて。」

「はい。」

今日は紗千も同じ部屋で4人。

「続きして。」

「フフっ はい。

 小春はね とにかく昔から おしゃべりで

 いつもおかしな空想ばかりしてました。

 小学校に入って3週間目です。

 学校の帰り道に教科書を全部捨てて来ました。」

「えっ!?」

「叱ったらこんなことを言いました。

 「世界中のどこかにもう一人の私がいると思うの。

 今から その子を探しに行くの」って。」

「私 びっくりして「何 言ってるの!

 教科書を取りに戻りなさい」と言いました。

 そしたら あの子

 「教科書ほど面白くない本を読んだことがない。

 学校なんか面白いことの かけらもない。

 私は もっと もっと面白いことがしたいの見つけたいの。

 いる所を間違ってるから交代してもらうの」って。」

小春はもってきてもらった本を読んでいました。

「お母さん ダメだね。わがままだね。」

「この子がこのまま大人になったら

 とんでもないことになると思いました。

 心配して ちゃんとした子にしなきゃと思って…。」

「 「思って」?」

「思ったんだけどそんな心配 いらなかったの。

 あなた達のステキなお母さんになりました。

 きっと 何より面白いことを見つけたのね。

 もう 誰かと交代したいなんて思わないくらい。」


骨髄検査のドナーの同意書を書く紗千。

ウーギークックのこどもたちの絵本を
手に取ろうとしていると
そこへ砂川さんがやってきました。

「青柳さん?」

「あぁ〜 どうも。」

入院患者なのをみてびっくり。

「えっ?」

「似合います?」

藍子にあいにきた砂川さん。

「青柳さん どっか悪いの?」

「部外者にそんなこと言えないの 何?」

「あぁ… これ。

 舜祐 どうしてる?」

「元気だよ 今 親が見てる。」

「おかあさん 元気?

 まだ ビジュアルバンドの追っかけとか やってんの?」

「いい? じゃあ…。」

「ちょっと待って。

 じゃあ… ずっとってこと?

 ずっと 舜祐 そっちってこと?」

「そうだけど。」

「いや 子供ってさ 父親と母親両方そろって 初めて…。」

「あなたってさ 

 何で どこかに書いてるようなことしか言わないの?」

「えっ?」

「お役所の人みたい。」

「俺 役所の人だよ」

なかみはクッション?枕?

健太郎は栞の部屋をかたづけて
iPodをみつけました。

でかけようとする紗千。

「どこいくの?何?」

「病院に行って来るの。」

「小春ちゃん迎えはいらないって言ってたよ。」

「ドナーのね 検査 受けて来るの。」

「えっ?」

子どもたちは庭で水遊び。

「肉親は適合する可能性が高いらしいから…。」

紗千の手をガシッと握る健太郎。

「運命なんだよ。

 そのために再会したんだよ。

 大丈夫 小春ちゃんは助かる。

 さっちゃんだってこの20年来の償いを…。」

「あの子は それを一番 嫌がってると思うわ。

  償いだなんて思われるのは何より…。」

「そんなこと…。」

「そんなことで償えることじゃ ないのよ。」

「親子だよ。

 家族だよ!

 家族みんなで 力を合わせればきっと乗り越えられる。

 僕は そんなに役に立たないかもしれないけど。

 し〜ちゃんだって いる。

 これ 聴いてごらん。」

とiPodを出しました。

「し〜ちゃんが ずっと聴いてたの。

 信君の大好きな曲だったんだよ。

 えっ?」

健太郎にすがって泣きだす紗千。

話をきいたらしく
部屋で栞の描いたイラストを
泣きながらみている健太郎。

お役所で仕事中の砂川さん。

「申し訳ありません。 申し訳ありません。」

「この 川崎さんって 受給の許可下りたはずですよね?」

「あ〜。区民の方から通報がありましてね。

 花を買ってたそうです。」

「あぁ… それ あれです。

 おかあさんが80歳の誕生日だから

 祝ってあげたいっておっしゃってて。

 花ぐらい いいじゃないですか。

  何で花はダメなんですか?」

「どうしたんですか?」

「この仕事って 何なんですか?」

「君 まだ そんなこと考えてるの?」

思わず怒りをあらわす砂川さん。

採血をする紗千。

「結果がでるまで1週間程度かかります。

 青柳さん まだ お部屋にいらっしゃると思いますけど

 どうします?お声がけしましょうか?」

「結構です。」

小春は退院して子どもと話しているところ。

「これ マンモス。」

「かわいいマンモスだね!」

「少し怖くてでも とっても楽しかった」。

「楽しかった。」

「船 大きかったでしょ?」

「船じゃないよ 帆船。」

「帆船か〜 アハハ!」

「フフフ…そうですか これは何?」

紗千が帰宅。

「おかえりなさい。」「おかえりなさい。」

「ただいま。」

「角がない。」

「角がない ここ。」

紗千にお礼をいいにくる小春。

「ありがとうございました。」

「体調は?」

また子どものところにもどっていきました。

「シュ〜!」

「ここ? ここに誰がいるの?」

アルバムをみている健太郎のところにいく紗千。

「これ どこだろう?」

「隅田川でしょ。」

「花火大会か。懐かしいなぁ。」

病院にやてきた紗千。

「植杉紗千さん。」

「はい。」

「どうぞ。」

「澤村は 本日 休みですので私からお伝えします。

 え〜…。マッチしませんでした。」

「はい?」

「適合しません。

 ドナーは最低でも A B DR3つのHLAの一致が必要です。

 まぁ 他にも C DQなどがあり

 完全な一致が理想ですが

 植杉さんと娘さんはA B DRのうち

 半分しか適合してませんね。

 ですので あなたは骨髄ドナーになれません。」

帰り道、昔を思い出す紗千。
幼い小春が自分にまとわりついて
質問をしたときのこと。

「ねぇ どうなるの?どこに行くの? お母さん」

「そんなこと考えるのはやめなさい」

「考えないようにしようと思ったの

 でも どうしても気になるの眠れなくなるの」

「お星さまになるのよ」

死んだらどうなるかきかれたらしい。

そこへ子どもたちの声。

「お母さんのお母さん!」

と望海たちが手をふっていました。

「お母さんの お母さん!」

笑顔でふりかえし
小春たちがでかけるのをみている紗千。

家でお風呂の用意をし
入浴剤もおいておき
台所にいくと小春がいました。

「あっ すいませんすぐ 済ませます。」

「ううん 先 どうぞ。

 お風呂 今 入れてるから 子供達…。」

「はい。」

「この間ね 温泉の素使いなさいって渡したら

 お湯に溶けてなくなるまでず〜っと2人で眺めてるのよ。」

「あっ…。」

「子供って こうだったわって。」

「はい。

 あっ… 子供達が

  「お父さんが食べたごはん 食べたい」って。

 この間 教えていただいたので。」

「分かる?」

「カレイの煮つけ。」

「はい。」

「キュウリとササミのごま酢あえ。

 なすとレンコンの…。煮もの。

 豆ご飯と あさりの味噌汁。」

「はい。」

「はい。」

「あっ ざる。」

「ありがとうございます。」

「結構な量。」

「あっ いい?」

いっしょに豆のすじをとる母と娘。

「あの先生 今日は いなかった。」

「えっ?」

「病院 先生。」

「あっ… 澤村先生ちょっと パーマの。」

「そうそう。

 代わりの先生がいらして もうちょっと 年とった…。」

「そうですか。」

「お湯 見て来ますね。

 もう少しだった。」

「あっ…。

 なす。

 なすとレンコンも やんないと。

 豆 お願いしてもいいですか?」

「ごめんなさい 無理でした。」

「はい。」

「知ってました? なすを水に浸してアク抜きするのって

 あんまり 意味ないんですって。

  工場の人が言ってたので

本当かどうか分からないですけど。」

「ごめんなさい。」

「だって その人 ガムは食べても大丈夫だって言う人で。」

「ごめんなさい。」

「やめてください。」

「丈夫に産んでやれなくて。」

「フッ… ホント やめてください。」

「お風呂 止めて来ますね。」

「望海 陸 お風呂!」

「は〜い!」

「は〜い!」

望海も話をきいてた。

真希の家の栞をたずねた健太郎。

「フフっおしゃれして どこ行くんですか?」

「えっ? 決めてないで〜す。」

「決めてないのかい!

 あっ おじさん!」

子どもたちはお風呂へ。

「お着替え ここに置くよ。」

「あっ とんがった! 」

「かわいい?」

「聞いてないな。」

「かわいくない」

「次は怪獣やって 怪獣」

「怪獣? とんがり 怪獣?」

カレイをおろす小春。

「上手ね」

「煮魚はあんまり」

「あの子達 サバ食べてたわよ。」

「煮魚って ちょっと年寄りの食べ物っていうか…。」

「えっ?」

「イメージあるんで。」

「塩焼きは若いイメージなんですか?」

「まぁ…。」

「南蛮漬けは?」

「えっ 知らないですけど適当に言ったので フフっ。」

「フフっ。」

レンコンとしいたけの煮ものもばっちり。
味見をして、紗千にもしてもらいました。

「子どもの味にあわせてるんで」

「おいしい。」

「黄色の…。

 黄色っていうか山吹色のエプロン持ってましたか?」

「あぁ… 持ってた。

  覚えてるの?」

「何となく。」

「そうね 作ってたら大体 近くにいたから。」

「へぇ〜。」

「本 読んだり あや取りしながら。」

「あや取り?」

「してたのよ。

 ごはんしてたら 来て「はい 取って」って。」

「してましたね フフっ。」

「「つり橋」とか。」

「「つり橋」。」

「「田んぼ」とか。」

「 「つり橋」って こう…。」

「ん? もういっぺん やってみて。」

川や船をあやとりでやってみるふたり。
母子のエアあやとりがいいシーン。

「あなた 変な質問するの。

 おかしな質問するの。
 
 「クーラーとストーブと一度につけたら暑くなるのか?

 寒くなるのか?」とか。

  「ティッシュペーパーを 1枚引っ張ると

 何で すぐ次のが生えて来るの?」って言って

 全部 出しちゃって。」

「そんなこと…。」

「学校の教科書全部捨てて来て

 「世界中のどこかにいる

 もう一人の自分に会いに行くんだ」って。」

「そんなこと…。」

「言ったの。

 この間望海ちゃんにも教えといた。」

「やめてください。」

「フフっ 面白いじゃない。」

「覚えてないです。」

「今 思えば面白い子だったのね。

 あなたが望海ちゃんにしてるみたいに

 私も したらよかったのよね。」

「私 覚えてるのは…。

  「人は死んだら どうなるの?」って。

 それは すごく…毎晩 考えてました。」

「私は 「お星さまになるのよ」って答えたの。」

「今だったら 何て答えますか?」

「えっ?」

「どうなるんですか?

 どこに行くんですか?」

「あなたはそんなことにはなりません。

 絶対にそんなことはありません。」

「さっき言ってたじゃないですか。

 私が子供の頃「世界中のどこかにいるのかもしれない

 もう一人の自分に会いに行きたい」って言ってたって。

 それ 今 すごく思います。

 もう一人の自分が健康だったら

 私 その自分に こうタッチして子供達のこと預けたいです。

 健康な自分に代わってもらいたいです。

 まぁ もう大人なのでそんな人いないの分かってますけど。

 私ね…。」

「返事して。」

「何?」

「子供達いなかったら別にいいやって思ってたと思うの。

返事して。」

「うん。」

「それぐらい許せないんだよ。

 あなたのことも 

あなたの娘のことも許せないんだよ。」


「うん。」

「それはねぇ一生…一生なの!」

「うん。」

「そんな人達に頼らなきゃいけない

自分も許せないの。」


「うん。」

「ねぇ。」

「うん。」

「ねぇ。」

「うん。」

紗千の肩ををどつく小春。

「いやなんだよ」

「うん」

「許せないんだよ」

「うん…。」

「助けてよ。」

「うん…。」

「許せないんだよ。」

「うん…。」

「助けてよ!」

「うん。」

「ねぇ…。」

「うん。」

「お母さん。

 お母さん…。

 お母さん…。」


泣きだす小春と紗千。
小春をしっかり抱きしめる紗千。

「私は お星様にはならない。

 絶対ならない。

 でも絶対なんて ないから。

 お母さん…。

 お母さん!」

子どもの声がきこえました。

「お母さん」

今度は陸の声が。

「はーい」

涙をふいて子どものところにいく小春。

「は〜い!」

「もう 出ていい?」

「いいよ 熱い?」

「熱い。はい のぼせちゃった。」

「のぼせちゃった のぼせちゃった。」

栞と健太郎。

「お父さん 帽子似合う」

「ありがとう。」

「そういうの似合う人なかなか いないよ。

 近く 来たの?」

「うん まぁ…。」

「ここ 気持ちいいでしょ?

 あっち 海で 何か こっちは…。」

「よく来るの? ここに。」

「うん 毎日。」

「他には?」

「テレビ見たり…。」

「何を?」

「何か シロクマのかわいそうなやつ。」

「そっか…。

 これから どうすんの?」

「してないこととかしようかなって。」

「 「してないこと」って?」

「大体 してないよ。

 私 まだ 男のコと付き合ったこともないんだよ。

 4年ぐらい 何もしてないもん。

 働くのとか… 働くの。

 そしたらさ 最初の そのお金でお父さんに 帽子 買ってあげる。

 どんなのがいい? 帽子 種類。」

「小春ちゃんにちゃんと謝ろうか。

 ずっと聴いてたってことは

 そういう気持ち あるわけだろ?」

iPodを出しました。

「帽子 見せて。」

「償い 分かるか?

 できるかどうか 別だよ。

 その 償い。」

iPodを川に投げ捨てました。

「し〜ちゃん!」

「シロクマね。

 氷 解けて 落ちちゃうの 温暖化?

 すごい悲しい。」

「し〜ちゃん 帰って来なさい。」

「お姉ちゃん いるし。」

「あの店と家は 売ろうと思ってる。

 売ったお金は小春ちゃんに渡して

 僕と さっちゃんとし〜ちゃんの3人で

 どっか アパート見つけよう。

 おとうさんも働くさっちゃんも働くし〜ちゃんも働く。

 返せるかどうかは分からない。

 返せないかもしれない。

 だけど それでも…。」

「何の話?」

「償いの話だよ。」

「フッ…。」

「し〜ちゃん おとうさん

面白い話 何もしてないよ。

 し〜ちゃん 分かるか?

おとうさんの声 聞こえてるか?

 し〜ちゃんのしたことは

ひとの命を… 分かるか?

 世の中で一番悪い人は

 自分のしたことを分かってない人だよ。

 おとうさんも そうだった 

何も分かってなかった。

 し〜ちゃんがどこで 何をしていたのか

 何も分かってなかった。

 分かったか? 命を奪ったんだよ?

 小さな 軽はずみな気持ちが

 誰かの大切な 誰かにとって大切な命を

 奪ってしまったんだよ!

 反省の仕方 分かるか?

後悔の仕方 分かるか?

 償いの仕方 分かるか?

 信君は 望海ちゃんの

4歳の誕生日を祝ってない。

 陸くんの顔を見たこともない。

 分かるか?

 この手が 彼の人生断ち切ったんだよ。

 途中で断ち切ったんだよ!」


栞の手をつかんで叫ぶ健太郎。
でも栞はいってしまいました。

「し〜ちゃん 家に帰ろう。

 し〜ちゃん!」

健太郎が川に落ちた?

夜、泣いている望海。

「 望海 どうした?」

「何でもない…。」

「どうした?」

「何でもない…。」

「何でもなくないでしょ?どうした?」

「お母さん…。」

「何? はい。

望海 どうした?」

「お母さん 病気なの?

 お母さん 病気なの?」



母と娘のあやとりのシーンはよかったなあ。
一生許せない、でもやっぱり母と娘。
「お母さん」とよぶ小春と泣きながらだきしめあう
ふたりの姿にもらい泣きでした。

健太郎は強いね。
親として娘のおかした罪から逃げなかった。
紗千も逃げたというのではないけど
母親だからどうしても栞の味方にもなっちゃうんだよね。
本当は親としてとるべき行動は健太郎のほうでしょう。
でもなんで?川に落ちたの?予告の救急車は?
あの人いないとたいへんだよ!

望海は年のわりにはしっかりしすぎ。
でもお母さんが病気かもというのには
さすがに泣いてしまった。
ちゃんと泣かせてあげて
小春はきちんと説明してあげた方がいいと思う。

紗千がドナー不適合で栞になるのでしょうね。
小春はなんとしても生きるという思いのために
受け入れるしかないし、栞の心境ともども
どうなっていくのか・・。
過去をなかったことにはできないし償いようもないけど
少しでも良い状況に向かいますように。
信はきっと恨んでない。






2013.08.29 Thursday 08:39 | comments(0) | trackbacks(7) | 
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日テレ『Woman』(公式) 第9話『生きたい!せめてあと10年』の感想。 第9話まで観て、言うことでもないが… 確かに脚本も演出も丁寧にじっくり描いていると思う。こう言う作風が好きな視聴...
| ディレクターの目線blog@FC2 | 2013/08/29 9:35 AM |
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| ドラマ@見取り八段・実0段 | 2013/08/29 11:30 AM |
Woman #09
『生きたい!せめてあと10年』
| ぐ〜たらにっき | 2013/08/29 12:27 PM |
Woman 第9話:生きたい!せめてあと10年
お母さん(´;ω;`)ウウッ… 小春、初めてお母さんって言った!? 二人が泣きながら抱き合うシーンに見てるこっちももらい泣き!!! 小春は娘に、紗千も小春の母に戻り、初めて親子としての情を通わせた二人を このままずっと見ていたい・・・と思ってたのに、お風
| あるがまま・・・ | 2013/08/29 2:03 PM |
「Woman」第9話★「助けてよ」「お母さん〜」と泣く満島ひかりの演技が凄すぎ!
満島ひかり「Woman」第9話 「生きたい!せめてあと10年」 今回もヨカッタわぁ〜〜〜。 −◆− 小春(満島ひかり)は仕事中、ふらっとして転倒。 腕から出血。 再生不良性貧血は血が止まりにくい病気だからドキドキしちゃうわ。 で、病院に行って3
| 世事熟視〜コソダチP | 2013/08/29 4:22 PM |
永久凍土のユカ(マンモス)とルシールの息子・ジミヘンのシャツとホットドッグのケチャップと香車と川と橋とダイヤモンドとWoman(鈴木梨央)
海水温度の上昇が「地球温暖化」とは無関係ではないとなんとなく言った後で。 若者の車離れを危惧する車メーカーの「企業努力」の話を淡々とした後で。 放射能汚染水が何故漏水したのかの「原因特定」が進まないことについて疑問を呈した後で。 携帯端末機器の「新製品
| キッドのブログinココログ | 2013/08/29 7:06 PM |