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安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」 第1話

第1話



2013年のある日、一人の天才物理学者
・沫嶋黎士(木村拓哉)が殺された。
 冴えない風貌ながらその世界では名の知られている
大学教授で、ワームホール理論の最先端の研究者だった黎士。

ワームホールとは、時空構造の位相幾何学として考えうる
構造の一つで、時空のある一点から別の離れた一点へと
直結する空間領域でトンネルのような抜け道の事である。
 その研究が原因で殺されたのかは謎だが、
彼には最愛の婚約者・安堂麻陽(柴咲コウ)がいた。
 だが、そんな彼女に“最愛の人の死”という不幸が
突如襲い掛かり、さらには彼女自身も理由の判らぬまま
正体不明の相手から命を狙われる身となる…。




ベッドによこたわるアンドロイドの上に
ふりつもる羽根。

21時間前

よくわからない数式がズラー!
東京帝國大学

「この数式を見て皆さん分かると思うんですが

 光子 光子といっても中国の儒学者じゃないですよ

 今のジョークです ジョーク」

誰も笑わない。無反応。

「はい 光子 光の速度っていうものは不変なんですけども

 重力による時空のゆがみの影響を受けるんですね

 まあ あのすなわち 迂回してるわけです

 だとすれば もう1つ最短の

 最短の場所 が理論上 生まれてくるんですけども

  ここを移動できる素粒子が存在すると仮定した場合

 はい 君」

「はい」

「あッ うん? まあその やる気は…
 
 やる気は素晴らしいけどはい 何が起きるか?」

チャイムがなりました。

「あッ 時間なんですが ここからがすごく面白いところなので

 ちょっと続けますねこれ 皆さんの…」

でも学生たちはでていってしまいました。

黎士について語る研究室の助手たちと妹の七瀬。

「世界に誇る頭脳なんですけどね」

「顔も よくよく よく見りゃあイケメンだよ」

「なのに 何つうかいちいち残念なんだよね」

「しゃあねえ そこが兄さんの兄さんらしいとこ

 必要にして十分条件」

七瀬は兄のところに。

「はい 麻陽さん お手製手作りのパンの差し入れ」

「ほらほらミルク ミルク ミルク

 そうそう そうそうこれで完全食だから

 このパンに含まれているあんこと きな粉と小麦粉から

 炭水化物 タンパク質 脂質 糖質

 カルシウム ミネラルこれ全部 必要な栄養がとれる

 パーフェクツッな完全食だから」

「兄さんみたいな変人にあんな美人でしっかりした彼女が

 よく見つかったものね」

「必然だからね 僕達が出会ったのは

  うまいな このパン そうか麻陽が作ったから当たり前か」

「今日の授業さ あそこから面白かったのにチャイムだなんて

 学生達 アンラッキーだったね」

「誰かに いじられちゃってるねチャイムが

 14日前かなそう 14日前の3限目から」

「えッ?」

「あッ」とPCのモニターをみて言う黎士。

「殺されちゃったよ」

「誰が?」

「御法川教授 さっき」

「えッ 誰に? 誰に殺されたの?」

「ちょっと行ってくるね」

「どこへ?」

「いや この次は

僕が殺されることになってるから」


「何言ってるの?」

「僕の理論が正しければね

 残念ながら正しいんだけど」

「落ち着いて」

「落ち着いてるよ 

僕の理論の欠陥を見つけるか

 その理論の渦に飛び込んで

 向こう岸にたどり着くか

 そのどちらかしかない

 でも 僕は負けない

 守らなきゃいけないから麻陽のことを」


ふたりでうつった写真の前にメガネをおいて
妹の頭にぽんと手をおいて部屋からでていきました。

「あッ ちょっと兄さん メガネ!」

「これは…」

殺人スケジュール表には名前とKILLEDの文字。

「えッ 何で兄さんの名前が…」

斗夢たちがはいってきてその紙を後ろに隠す七瀬。

「えッ どうしました?」

「あッ 何でもない」

兄の名の次には恋人の安堂麻陽の名が。

エニグマ・エンジン・ソフト社

「安堂さん 安堂麻陽さん

 新郎の沫嶋黎士さんからお電話で〜す」

「冗談ならやめて

 これからトラブル対応の記者会見なんだから」

「冗談じゃないですよ 旦那様の 黎士様からです」

「黎士が?」

「どうしても伝えたいことがあるんですって どうぞ」

「もしもし」

「あッ ごめん 大丈夫? 仕事中」

「大丈夫だけど どうしたの?

電話くれるなんて初めてじゃない」

「いや これから殺されるからさ」

「はあッ?」

「100パーセントだと思うんだよね

 2時間13分後ぐらい

 ちなみに 今のままだと

君も殺されることになってる」


「えッ ちょっと待ってどういうこと?」

「いや 前に話したことあったよね

 未来は すでに決定してるって

 でも大丈夫 君の命は

 僕が殺されても絶対に守るから

 100年先もずっと

 ずっと守るから」


「あのさ あなたの冗談いつも面白くないから」

「信じてよ 僕を

「あッ あッ…」

「あッ?」

「愛してる」

「もしもし?」

電話が切れました。

「すいません イタズラ電話でしたか?」

「多分ね」

「あ〜ッ ですよね

 今どき 仕事中に携帯ならともかく

 会社にかけるなんて すいません」

そこへはいってきた星。

「こんなバグを どうして見逃したのか分からない」

「うん?」

「バカか うちの上の方は何も分かってない」

「何が?」

「こんなこと会見で言ったら

安堂さん マスコミの袋叩きに遭いますよ

  この業界の記者なんて超ヲタクばっかりですから」

麻陽の携帯がなりました。

「おッ 今度は本物?」

「もしもし」

「あッ もしもし 僕だけど

 今 変な電話かかってこなかった?」

「かかってきた」

「やっぱり 僕をかたるイタズラ電話が最近多いみたいなんだ

 でも 気にしないであッ そうだ

 今夜は どこかで食事して帰ろう」

「あんた誰?」

「えッ?」

「黎士は私の携帯電話の番号を知らない 外食もしない」

「いや 君を驚かせたくて」

別人がかけていました。

「嘘だね 誰なの?」

電話が切れました。

「ホントに黎士さん 先輩の携帯番号知らないんですか?」

「はあ〜ッ うん あの人 変わってるからね」

記者会見にでる麻陽。

「大変お待たせいたしました

 弊社のエニグマクラウドの不具合について

 お詫びと今後の対応について…」

「そんなのんきな対応じゃ間に合わんでしょう

 自分が預けたデータが他人に丸見えじゃ 

損害賠償もんですよ

 責任 取れんの?」

「ええ トラブルが起きた場合には

個々に誠実に対応させていただきます

 お預かりしたデータは1つ1つが

我が社の最高のテクノロジーで

 高度に暗号化されており 

万一 他者がそのデータを盗み見ても

 内容が分からないようになっております

ですから 例えば 毎朝新聞の浦池さんが

キャバクラのおねえさんと お撮りになった

 やば〜いツーショット写真も

 誰にもバレることなく安全かと

 ご安心ください」

「えッ えッ?」

「現在 怪しいアクセス元であると判断したIPアドレスは…」

警視庁

冨野が声をかけました。

「衣朔さん 面白い紙がネットに出回ってるんですよ

 殺人スケジュール表です

 殺人かどうかは ともかくとして 残り2人以外は

 この時間どおりに死んでます

 一般人には発表されてないケースもありますから

 本物かもしれませんね」

「誰が作ったんだよ」

「また怒んないでくださいよ

 サイバー犯罪対策課に聞いたら

 2113年の誰かっつう分析結果で」

「100年後だ?

 また100年後か…

 それより行くぞ」

「どこへですか?」

「失礼します 

この沫嶋黎士って男を保護しにだよ」

「へえ〜ッ」

「早く居場所探せ

 テロリストの可能性があるって上に書類出して

 顔認証システムから あぶり出せ」

記者会見をおえた麻陽。

「あとは僕達が処理しときます 行ってください」

「どこへ?」

「黎士さんのとこへですよ」

「まだ終業時間じゃない」

時計をまわす星。

「はい 終業時間」

「お疲れ お先に」

「お疲れさまでした」

部屋を出たらタクシーで急ぐ麻陽。

「七瀬ちゃん?」

「お義姉さん やっとつながった

 兄さんから何か連絡ありませんでしたか?」

「えッ どういうこと?」

「兄さんが 急に 殺されるとかなんとか言って出ていって

 今 兄さんの行き先を探してるんですけど」

「やっぱり とりあえず今そっちに向かってるから」

「やっぱりって? えッ?もしもし もしもし?」

「電波悪いみたい着いたら詳しいこと教えて」

端末をだして将棋バトルでバレエメカニックと通信を
試みますが応答なし。

回想

職場で息抜きにその将棋をしていた麻陽。

「将棋を始めたばかりの初心者です。
 チャンピオンであるサニー千葉さんに
 一局対局お願いします」

とバレエメカニック30級からメッセージ。

「はいはい」

しかし敗北。悔しそうな麻費。

「その相手 多分 東京帝國大の沫嶋黎士教授ですよ」

「知ってんの?」

「バレエメカニックですよね」

 沫嶋教授のハンドルネームですよ

 今 ボナンザを超える将棋対戦ソフトを作ってるらしいです」

黎士にあいにいく麻陽。
黎士はパソコンで将棋をしていました。

「先手 5六銀」

「ほお〜ッ さすがだなサニー千葉 いい手だな

 じゃあ 同角」

「同桂」

「うわ〜ッ そっち行っちゃうと飛車が利いてるからな

 サニー千葉 残念 負けです」

「えッ?」といってしまう麻陽。

「えッ いや あの今 返事しました?」

「しました」

「誰? 君 あッ 分かった あの

 サニー千葉だ うわッ いつか会えると思ってたんだけど

 予想どおりの人だった

 パーフェクツッ!」

「画面見ずに 将棋してたんですか」

「あッ ごめんなさい今 星を見てたので…」

「はッ?昼間ですよ」

「昼でも星の光は そこにありますから

 太陽の光でほとんどの人は気づきませんが

 でも 何十年 何百年まあ あるものは

 千年以上の時間をかけて 今この瞬間

 地球にたどり着いてるわけです」

「そんなことは知ってます」

「だとしたら だとしたら この瞬間 この星の

 光っていうのは いつ 誰に何を伝えたいのかなって

 そういうことは思いません?」

「伝える?伝えたいですか?こんな世界のこと」

「まあ うん 確かにまあ

 問題もあるしね というよりは むしろ 問題だらけですね

 いや でも あの 今日 この出会いっていうのは 僕は

 歴史的事件なわけで 君がこうやって来てくれたのは

 すごいことなんで だから

 「ありがとう」だな うん

 ありがとうございました」

頭をさげた黎士をいろんな角度でから
のぞきこむ麻陽。

「何 何? ちょっと…だから 何…イテッ!」

向かい合って将棋をさしました。

「コンピューターのソフトで こそくに勝負してるのかと思って」

「いや コンピューターは選ぶことしかできないから

 過去の大量のデータの中から

 最も勝ちに近い経験則しか選択肢がないんだな

 まあ 君の将棋は ひらめき型

 誰もが今までに発想したことのない一手を

 自由自在に打つコンピューターのソフトでは勝てない」

「な〜んか 上から目線」

遊園地でデート。

「僕は男だから だから

 いざっていうときは その君のことは僕が守る

 絶対に守る」

ウルトラマンとバルタン星人

手をつないで帰りました。

「僕は その

 君と出会えて 安堂麻陽と出会えて

 人生の喜びみたいなものを知ったわけで

 あの だから…」


麻陽をだきしめました。

「この宇宙で 一番大切な人を

 命を懸けて守る喜びを知った」


「守る?」

「うん 守る

 けッ 結婚して…

 結婚してください」


「かしこまりました!」

黎士にとびつく麻陽とキス。

七瀬のところにいった麻陽。

「殺人スケジュール表って何なの?」

「分かりません ネットに

少し前から出回っているようなんですけど」

「他の人達は?」

「全員 兄さんと同じ研究をしている学者さん達です

  この紙のとおり…」

「亡くなってるってこと?

 でも 私は科学者じゃないし…」

「兄さんから何か聞いてませんか?」

「研究関係の話はしたことないけど…」

空港にいる黎士。

「グランシア航空にご案内いたします

 デリー行き14時50分発 113便は

 間もなく 搭乗手続きを締め切らせていただきます」

「お待ちしておりました 沫嶋黎士様」とラプラス。

「君が僕を殺す予定の人?」

「驚かないんですね

 殺されるのに笑うのですか?」

「いや 科学者のさがで

 自分の理論が正しいって証明されると嬉しくて

 「だしょう」って感じで」

「理解不能です」

「「だから言ったでしょ」の略なんだけど…

 あッ 予想どおりだったっていうそういう感じ」

「では 喜んで殺されてください」

「そのリクエストには応えられません

 僕には守らなければいけない人がいるんで

 命を懸けても」

「あなたの命は あと45分16秒未来は すでに決定…」

「いや だから僕は その未来を変えるために

 ここに来たんですよ

 ここには 外部から

ハッキングできないよう設定された監視カメラが

 数百台 置いてある それから僕のパスポートなんですけど

 シュレッダーに かけてきました

 だから 君が予定している方法で

 君が僕を殺すことは できない」

「我々に不可能はありません」

パスポートをみせるラプラス。

「監視カメラもウージングアウトで

 我々の姿を捉えることはできません

 IQ245の割には考えが甘いですね」

「ウージングアウト…」

一瞬姿がきえ場所はおなじだけど別の空間へ?

「えッ?ああ なるほど

 そっか じゃあ

 君を倒すしかないな」

「私を倒す? どうやって」

「勝つまでやる 何度でも 何度でも

 それだけのこと」


「生きていればのこと ですね」

銃で黎士を撃つラプラス。

「予定時刻より早いですが 死体の消滅だけを

 歴史に合わせておいてあげます」

しかし黎士はたちあがりました。

「勝つまでやるって言ったろ」

「理解不能です」

さらに銃弾を・・。

麻陽に星から電話。

「もしもし」

「黎士さんが グランシア航空のデリー行き

 GR113便に搭乗してることが分かったんですが」

「ごめん 何言ってんの?」

「黎士さん 飛行機で

 インドに向かってるんですよ」

「イミグレのパスポートのログは?」

「そっちも確認しました」

「何でインドへ…」

「その飛行機が危ない」と七瀬。

志望予定時刻を確認。

「大丈夫 もう20分すぎてる」

「兄さんのイタズラっすかね

 あの野郎たまにとんでもないことやらかすんで」

「だよ」

そのときニュース速報で
その飛行機が消息不明とのこと。

冨野と衣朔。

「やはり沫嶋黎士 殺されましたね」

「やつには何か

 プランがあったんじゃねえか?

  自分が死ぬことによって何か

 次の一手が開けることもある何か…」


信じられない麻陽。
黎士のメガネを手にとりました。

警察
事件の捜査をする衣朔。

「沫嶋黎士と思われる肉片が奇跡的に回収されました

 DNA鑑定の結果です 間違いありません」

「そんな捜査を命じた覚えはない」

「命じられてやる捜査なんて公安の刑事の仕事じゃありません」

「ここは禁煙だ」

「今 提出したレポートですがね

 殺された沫嶋黎士は成田空港のAって書いてある地点まで

 東京帝國大学から全部きれいに足取りがとれた

 この沫嶋ってやつはわざと自分の足取りを

 全部残したとしか思えねえ そして そのA地点で消えた

 だが イミグレは通過し

 デリー行きGR113便に搭乗している

 そして爆発して死亡

 何なんすかね この怪奇現象」

「カメラの故障だよ こちらもそんなこと検証ずみだ」

「見慣れない顔だな 挨拶はねえのか?」

「角城ですあなたの上官にあたります

 あなたの言う怪奇現象についてはこちらは すでに

 公安第五課に捜査の指示を出してあります」

「上官だ? 知らねえな」

「君は会議に来ないからね

 随分前に みんなには紹介したよ」

「いくら有名な刑事でも

 組織のシステムに従わない者は

 異動してもらう いいな」

「はいはい」

煙草をコップに放り込んで席を立つ衣朔。

角城の目が赤くなると
横にいた上官たちが消えた・・。

「どうでした?」

「うん この会話 伍代のところに鑑定に出してくれ」

「伍代?私立鑑定屋の伍代さん?」

「ああ」

「何を鑑定するんですか?」

「声だよ 何かペランペランで

 気持ち悪いんだよ」


テレビのニュース。

「公開された搭乗者名簿の中に

 次期ノーベル賞候補として期待されている

 次元物理学者で東京帝國大学教授の

 沫嶋黎士さんも含まれていたことが分かりました」

七瀬と電話する麻陽。

「やっぱあのリスト 本物だったんだ

チクショウ!」

「七瀬ちゃん・・」

「お義姉さん

 警察に行って保護してもらいましょう」

「何言ってんの?」

「理屈じゃないんです

 死んだら終わりなんです」

「そりゃそうだけど…

 警察だって こんな紙じゃ相手にしてくれないよ

 それに私 あのね

 黎士さんがどこかで生きてるって感じるの

 それこそ理屈じゃないんだけど

 何だろう

 う〜ん 感じるんだ

 彼の存在というか 命を

  あの人は何があっても

 絶対に諦めたりしない

 何があっても生きて

 絶対に生き延びて

 私達の前に必ず現れる

 そんな気がする」

「そうっすよね

  そうっす すんません 何かヒステリックになっちゃって」

「こっちこそ ごめん七瀬ちゃんこそ つらいのに…」

「私も何か 兄さんが生きてる気がしてきました」

「疲れたよね 今日は もう休もう」

「そうっすね では」

「うん」

テレビでは事故のニュース。

「何しろフライトレコーダーの回収が

 原因究明の鍵となると思います」

「捜索の早い進展を待ち望み 乗員乗客の無事を…」

テレビをけすと携帯がなり
急いで手にとりますが実家の母から。
麻陽はでない。

「はあッ こんなときだで

 家族に頼りゃあ 楽なのに…」

黎士を思い出してつらくなる麻陽。

「黎士…」

回想

「その写真のとおりに セッティングお願いします」

「はい」

「ねえ 本気で この部屋に大学の研究室 完コピすんの?」

「でも 厳密に言うと18冊はもう廃版になってたから

 今 製本屋さんに頼んで製作中」

「はあッ 高価な機械が入ってなくてよかった」

「でも この机とイスもまったく同じものにしたから

 230万ぐらいかかった」

「これが230万?

 でも どうして 家の中にまで研究室を作ったの?」

「研究時間は削れない けど まあ この部屋があれば

 研究時間も 君と一緒にいられるわけだし

 君のことも守れるし」

「守る?」

「えッ あッ じゃあ…」

ウルトラマン

「く〜ッ たまらん!ギューッ!」

とだきつきました。

食事を運んでくる麻陽。

「できたよ〜

 できたよ」

「いただきます」

「いただきます」

将棋盤がちゃぶ台。

そのあとはまた将棋をさす。

同じ部屋でいっしょにすごした日々を思い出し
泣き出してしまう麻陽。

麻陽の家をたしかめにきた衣朔。

「306…」

そのままねむってしまった麻陽。

PCのモニターが動き出しました。

「5Dプリンターを起動します」

「5Dプリンターのデータをダウンロードしました」

「実行しますか?」

「はい」

「5Dプリンターのプリントアウトに成功しました」

「出力用ソフトをインストールし、起動しますか?」

「はい」


目をさました麻陽は外出。

殺人スケジュール表では安堂麻陽 10/08 08:30  代々木

麻陽のあとをつける衣朔

「あと10分」

 どんな野郎が姿を現すか」

部屋ではまだPCが動いてる。

「起動に成功しました」

机の引き出しからなんか出てきた!

ドラえもん!?w


「どの顔を貼りつけますか?」

「申請中・・申請中・・」

「顔と肉体のデータを送る」

「データをダウンロード中・・」

「ダウンロードを完了しました」

「アプリケーションを実行します」

「インストールが開始されました」


黎士そっくりのアンドロイドが完成。

「安堂麻陽の保護を急げ」

「ミッションの支障になる全てのモノの

 破壊 及び 殺害を許可する」

「Do you Copy?」


一瞬で姿を消すアンドロイド。

「もしもし 私」

麻陽は職場に電話。

「麻陽さん 大丈夫ですか?」

「サキちゃん

 黎士が死んじゃった…

 私 もうダメかもしれない」

「何言ってるんですか」

「もしもし 安堂さん?」

「ごめんね 星君 あとのことは よろしくね」

電話していたのはラプラス。

「安堂さん?

 ちょっと俺 行ってくる!」

駅のホーム。

「間もなく 4番線を電車が通過します

 危険ですので…」

「君も殺されることになってる」という
黎士の言葉を思い出す麻陽。

「死になさい」

とらぷらラスの声がきこえました。

ホームに転落する麻陽。
それをみて跳び出す衣朔。

「おお〜い!

 おい おい 電車止めろ電車止めろ 今 人が落ちたろ!」

「はあッ?あッ ちょっとお客さん!」

線路におりてみますが誰もいない。

「嘘だろ…」

アンドロイドに助けられて別の場所にいた麻陽。

「あッ 黎士?」

「黎士じゃない

 安堂麻陽だな?

 すでに鑑定は終了している」

「あなた 誰?」

「アンドロイドARX供檻隠

  君の命をあらゆる危険から守るように

 クライアントから依頼されている」


「アンドロイド?」

「保護プログラムの実行に移る」

「触らないで!」

「自分が助けなければ 君はさっきの電車で殺されていた

 これは歴史的に 予定されていたことだ」

殺人スケジュール表をみせました。

「何でこれを…

 黎士は… 黎士は

 ホントに死んだの?」

「違う」

「生きてるの?」

「死んではいない

 殺された」

「殺された? 誰に?」

「ラプラスというアンドロイド

  さっき 君を殺そうとしたのと同一機だ

 真実は常に人間の想像を絶する

 残酷な真実は伏せておく予定だったが やむを得ない

 先ほどラプラスからコピーした証拠の映像を開示する

  かけろ」

メガネをかける麻陽。

「再生する」

黎士が撃たれた時の映像がみえました。

「勝つまでやるって言ったろ」

「黎士…」

すわりこんでしまう麻陽。

「非常事態だ 敵が あそこにいる」

ラプラスがあらわれました。

「あなたを殺しにまいりました」

「 あんたが…」

ラプラスに敵意をむけ
むかっていく麻陽のかわりに
アンドロイドが戦いますが
麻陽が下に投げ落とされ
すごい速さで麻陽を救うアンドロイド。

「血が…」

「問題ない 俺は破壊されるのが前提の消耗品だ

  だが 人間は違う むちゃをするな」

「黎士の敵は私がとる」

「君が かなう敵ではない」

「やってみないと分かんないでしょ」

「勝てる確率はゼロ

 無駄死にするだけだ

君が死ぬことは禁じられている」

「だから 誰が禁じてんのよクライアントだ」

「それは誰よ?」

「検索中・・」

麻陽をさがす星。

「麻陽さん」

「404 NOT FOUND」

「分からない」

「使えないわね

 返してもらうから」

とメガネを奪いました。

そのあと自分をすりぬけていく星。

「麻陽さん 麻陽さん!」

目の前にラプラスが。
またラプラスになぐりかかろうとしますが
アンドロイドがかわりに。

アンドロイドがラプラスにぼこぼこにされ
ほうり投げられてしまいました。
空にあがったあと屋根を突き破って
ベッドの上におちるアンドロイド。

「致命的ダメージをうけました」

「全てのプログラムがシャットダウンしました」

「強制再起動を試みます」

「再起動できません」


麻陽に近づくラプラス。
銃をむけました。

「許せない あんただけは絶対…」

そこに声をかける謎の少女。

「おばさ〜ん

 先に ARX供檻隠海

 破壊した方がいいと思うんだけどな〜」


「あなたは何者ですか?

 人間のくせに私のことが見えるのですか?」

「いや 私はどっちでもいいんだけどさ」

「あなたの生体IDが確認できません

 正体不明の人間として消去します」

少女に銃をむけました。

「ポリスクラウドから7号機へ」

「ARX−13の仲間と思われる

 正体不明機をもう一体確認」

「至急 確保 もしくは破壊せよ」


移動するラプラス。

「あれがプラントル・グロワートの

 特異点かよ

 ウケる」


アンドロイドの倒れている部屋の鏡台の
引き出しからサプリが登場。

「呼ばれて飛び出て ジャジャジャジャーン!

 はあッ」

鏡に自分の姿をうつしていました。

「早く働け」

「うるさいにゃ ファッキンボス!

 さて プログラムは修復できるかにゃ〜?」

「プログラムの修復に失敗しました」

「代替えドライブを作成」

「物理的エラーの修復に成功しました」

「最新のプログラムに上書きしますか?」


「イエス 最新のプログラムデータを

 ダウンロードしちゃいます!」

「データロード中・・

 ダウンロード完了しました」


「おはよう 人殺しの時間だよ」

「このプログラムの起動は禁止されています」

「禁止? そんなバカな…」

アンドロイドがが動きました。
自分で薬を注入。

「ヤベッ!」

引き出しの中にはいるサプリ。

ラプラスがやってきました。

「何て 醜い顔なのでしょう」

麻陽もおってきて
ラプラスにものを投げつけました。

「やはり あなたから先に殺します」

麻陽に銃をつきつけるラプラス。

「アスラシステムを起動します」

すごい速さでおきあがりラプラスを殴り飛ばすアンドロイド。

ひきだしからそっと顔を出すサプリ。

「アスラシステムって言った?」

殴り飛ばされたラプラス。

「ほお〜ッ

禁じられた悪魔のOS搭載モデルですか」


謎の少女。

「沫嶋黎士

 死してなお残る 烈日なる思い

 なんちゃって〜」

麻陽とアンドロイド。

「安堂麻陽が死ぬことは

禁じられている」


たちあがるラプラス。
再び戦うアンドロイドとラプラス。
壁にラプラスを押しつけました。
壁がめりこんでいる。

「あなたが何者かは知りませんが歴史を曲げることは

 重大な違法行為です」

「俺は俺の任務を遂行する

 邪魔する者は全て殺す」

「歴史をねじ曲げたのは沫嶋黎士です

 私達は彼が破壊した歴史を修復しなければなりません

 そのために その安堂麻陽を殺す必要があります

 警察の公務にご協力ください」

「そのリクエストには応えられな い」

「では 公務執行妨害として現行犯逮捕 もしくは射殺します」

再び戦うラプラス。

「君の機体は 79秒後に破壊される」

「刑事は私だけではありません

 他に10体の警察機体が

 この時代にプリントアウトされています

 全て あなたよりハイスペックの機体です」


「何の問題もない 

俺はその10体とも全て倒す」


「倒す? どうやってですか?」

「勝つまでやる

 何度でも何度でも

 それだけのこと」


「勝つまでやるって言ったろ」と言っていた黎士。

ラプラスが銃弾を撃ち込みますが
顔にあたっておちていきました。
一瞬で移動しラプラスを倒すアンドロイド。

「原子還元処理の許可を申請する」

「申請中・・・

 許可されました」


「原子還元処理を実行する」

手の中に火の球をつくりだし

(ドラゴンボール!!)

ラプラスの機体を原子に還しました。

「アスラシステムが活動限界に達しました」

「アスラシステムをシャットダウン」

「ユカワOSに切り替えます」


崩れるようにたおれるアンドロイド。

「ホントに

 ホントに黎士は死んだのね」

「死んではいない

 殺された」

「じゃあ…

 じゃあ どうして黎士の顔してるのよ!」

「クライアントのリクエストだ

 君を守るためなら誰でも殺す

 世界中が君の敵に回れば 全て殺す

 力なき正義など

 無意味だ」

倒れてしまうアンドロイド。
動かなくなりました。

「分かんないよ

 もう何が何だか分かんないよ」

涙を流す麻陽。

麻陽がでていったあと
アンドロイドの胸に光が落ちてきた!

また駅にいってホームにおちました。
そしてまた助けられた。

「いい加減にしろ

 君が死ぬことは

 禁じられてる」


「黎士がいなくて

 どうやって生きろっていうの?

 こんな気持ちになるくらいなら

 あの紙の予告どおりに死ねばよかったのよ!」

「そんなに死にたいのか?

 クライアントの思いに反するが

 仕方ない

 殺す」

銃をむけました。

「安堂麻陽の 射殺許可を申請する」

黎士を思い出す麻陽。

「君の命は必ず 絶対に守るから」

「勝つまでやるって言ったろ」

麻陽に銃をむけるアンドロイド。

「安堂麻陽の射殺許可を申請中」

「申請中・・申請・・申請中・・ 申請中・・」

「安堂麻陽の射殺許可が出ました」


「黎士!」

「君の射殺許可が出た」



アニメでありそうな話を実写にしたドラマ、
というのが第一印象。

ハイスペックなアンドロイド。
でもひどいダメージをうけたら
第三者に再起動してもらわないとダメで
そのための修復プログラムやサプリもあって
用意周到。何度でも何度でも勝つまでやるって
そういうことか〜。
(「それだけのこと」という言葉をきいたら
 シャウアプフが浮かんだ・・)

自らが殺されてしまうことを知って
自分そっくりのアンドロイドを
おくりこんできたのは黎士かな、やはり。
でも守るべき対象が死にたいといったら
あっさり殺害許可を求めて
許可するほうもほうですが
このあとどうなるのでしょう。

殺人スケジュールにそって任務を遂行しているのも
未来の警察側?
この科学者たちが生きてたらどんなまずいことが
あるのか。未来はいったいどうなっているのか。
とりあえず衣朔さん気をつけて!

安堂ロイドはアンドロイドとわかりやすいし
他にも星新一や小松左京
ひきだしから登場するドラえもんとか
いろんなSF&科学関係のリスペクトが
みえるのが素敵です。


安堂ロイド/沫嶋黎士…木村拓哉(二役)
安堂麻陽…柴咲コウ   
沫嶋七瀬…大島優子
星新造…桐谷健太
サプリ…本田翼
小松左京子…山口紗弥加
江戸川斗夢…ジェシー(ジャニーズJr.)
栗山薫…山本美月
冨野好雪…日野陽仁
倉田朝晴…池田大   
謎の美少女…桐谷美玲
角城元…平岡祐太   
安堂景子…名取裕子(特別出演)
葦母衣朔…遠藤憲一





2013.10.14 Monday 10:43 | comments(0) | trackbacks(13) | 
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