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リーガルハイ 第3話

第3話



生卵を飲み干す古美門。
そしてジョギングへ。
ロッキーのテーマ。

「古三門古美門 研介の 朝は早い

 生まれて初めて敗北を喫したことで

 彼は 生まれ変わろうとしている」

黛もいっしょに。

「私も付き合います。」

「黛 真知子の 朝も 早い

 依頼者に死刑判決が下されてしまった
 
 弁護人の苦悩は 想像を絶する。

 服部の朝は もっと早い。

 が 今は関係ない。

 2人にとって 確かなことはもう一度 リングに上がり

 勝利を得ることでしか失ったものは取り戻せないということだ。

 彼らの瞳には 確かに闘志の炎が 燃えたぎっている」

「しゃ〜!」

「イェ〜イ!」

子どもたちと喜び合う黛。
でも古美門がいない。

「あれ?」「あれ?」

「ハァ ハァ ハ〜。

 エイドリア〜ン エイドリア〜ン。

 うぇ〜! べろべろべろべろ…。」

古美門はタクシーに乗ってたました・・・。

貴和に面会。

「どうして5km 走らなかったのよ 横分け小僧。」

「意味がないからだ。

 そして 人を新種の妖怪のように呼ぶな。」

「毎朝 5km 走る。

 それが 私を弁護する条件だって言ったはずよ。」

「私は君のために引き受けてやるのだ。

 バカげた条件を課せられる筋合いは ない。」

「セクシーな男に弁護してもらいたいの。

 自堕落な生活で 中性脂肪をため込んだ 豚野郎なんて

 燃えない。」

「私はセクシーだ。

 日々 鍛えていて体脂肪率は0.2%。

 脱いだら フェロモンで通りすがりの雌猫が 失禁する。」

「貴和さん この人にセクシーを求めるのは 無理です。

 大目に見てあげてください。」

「あなたもよ。 ブス過ぎる。」

「ブス?

 私 ブスって言われたことはあんまり…。」

「ブスよ。」

「ブスだって。」

「ブスに私を弁護する資格は ないわ。

 メークのしかたぐらい覚えなさい幼稚園児。」

「拘置所内ってメークOKでしたっけ?」

「所長に頼んだらいいって言ってたわよ。

 ねえ ここ 暑くない?」

所員がやってきて仰ぎだしました。

「すでに 拘置所内の男たちを手なずけているようですね。

 もう 脱獄できるんじゃないか?」

「果たしてリベンジを果たすことができるのであろうか。

 それは 神のみぞ知るところなのでございます」

「こんなナレーションあったかしら。」

事務所でメイクする黛。
おてもやん状態w

「アンパンマンショーにでも出るのか?」

「先生こそ そんなことしてるとセクシーになれませんよ。」

「くだらん。」

ため息をつく服部さん。

「服部さんまだ 経営状態は厳しいですか?」

「何しろ 毎月の維持費がかさむもんですから。

 あっ このままだとまだ 一度も乗っていないヘリコプター

 あれから 手放すことになるかと。」

「それは手放しましょう 即刻。」

「駄目だ!高所恐怖症を克服したら乗るんだ!

 黛君 本はといえば君という疫病神が

 私を 底無し沼に引きずり込んだんだ。

 何とかしたまえ!」

「じゃあ 法テラスに行って仕事をもらってきます。」

「そんな どさ回りみたいなことやめろ。」

「じゃあ どうすればいいんですか?」

「まあ 昨今 どこの法律事務所も厳しいですからな。

 あっ 羽生先生の所も きっとご苦労なされてるかもしれません。」

「そういえば 羽生君の事務所ってまだ行ってなかったですね。

 先生どんな感じか 見に行きません?」

「人の事務所を 見に行ったところで面白くも何ともないね。」

「事務所の経営というのは軌道に乗るまでが 大変なんです。

 古美門先生アドバイスをして差し上げたらお喜びになるかも。」

「フン!」

羽生の事務所にいったふたり。

「うちの子にはフィアンセがいるんです。」

「でも あっちは尻もちをついただけなんですよ。」

「それで 慰謝料500万円要求されたんですね。それは 典型的な…。」

事務所は大賑わい。

「少し 分けてもらいましょうか。」

「刑事告訴も視野に入れつつ相手側とは 慎重に…。」

「すいませんお待たせしちゃって。」

羽生がやってきました。

「熱でもあるんですか?顔が赤いですよ。」

「アハ 大丈夫。

 それにしても 大繁盛ね。法律事務所じゃないみたい。」

「誰もが気楽に入れるサロンのようにしたかったんです。

 法は みんなのものだからね。」

「そのとおりね。」

「うちに来る気になりました?」

「フフ。」

壁には弁護士の紹介が写真入りではってありました。

「これは何?」

「「ジェーン」 本田さんってジェーンだったんですか?」

「うん。 両親はジェーン本田って呼ばせたかったみたい。」

「さすが鳥取のヒッピー村の生まれですね。」

「羽生君 これは何だ?」

「はっ?」

「君の紹介文に看過できない記述がある。

  「検事時代から才能を発揮し当時 無敗を誇った

 悪徳弁護士Kに見事な勝利を収め一躍 法曹界の寵児となる」」

「これは 磯貝先生が 勝手に…。」

「この「悪徳弁護士K」とは誰のことかな?」

「さあ 誰かな?」

「偶然 私も「K」なんだがまさか 私じゃないよね?」

「いや あの…。」

「羽生君私は 君に負けたわけじゃない。」

「もちろんです。」

「そもそも まだ負けてない。最高裁が残ってる。

 そこで 私は 必ず勝つ!

 最後に勝つのはいつだって 私なのだ!」
 
「Take it easy.」

 先生のおっしゃるとおりです。

 この一文は すぐに消します。

 Anyway いいですか?

  古美門先生は 今も最強の弁護士であることに変わりないし

 前回の裁判も 見事でしたよ。

 だから 元気を出してください。

 We gotcha!」

「ウィガチャって 何じゃ!

 なぜ 若干 上から目線で私を励ましとるんじゃ。

 ちょいちょい英語を織り交ぜ〜て。」

「帰国子女なんで つい…。」

「羽生君うすうす感づいてはいたが確信したよ。

 君は まったく新しいタイプの私を 心底 怒らせる 人種だ。

 この事務所も ヘドが出るしこれは もう 二度とやらない!」

「古美門先生 スマイル!ラブ&ピースで いこうよ。」

「相談に来られた皆さんが驚いてる。」

「ぺえぺえと がらくたと偽ヒッピーが 集まった

 低所得者しか相手にできない最下層事務所のくせに

 偉そうなことを抜かすな!

 ここは くそのような事務所だ!

 来てる連中 全員 くそだ!

 貧乏人の吹きだまりだ!
 
 何がサロンだ! 裁判は戦争だ!

 虚偽宣伝で訴えてぶっつぶしてやるからな!

 覚悟しておけ かすどもが!か〜!」

机の上に乗って大演説してでていきました。

「ホントに すいませんでした。」

とあやまってでていく黛。

そこへおきゃくさんが。

「あの…お電話した 熊井です。」

「ようこそ。」

タクシーで帰る古美門と黛。

「恩を あだで返すとはこのことだな。」

「やっぱり行くことにしようかな。」

「何の話だ?」

「高校の同窓会です。今日 これから。」

「同窓会だと?事務所の苦境をほったらかして

 過去を美化してお互い 慰め合うだけの

 何の発展性もない集会に出るというのか?」

「仕事に結び付くかもしれないからですよ。」

「CDを 地元のスナックで手売りするようになったら終わりだよ。

  だいたい 君は空気が読めない うざい嫌われ者で

 友達なんか一人も いなかったんだろうが おかめ。」

「いましたよ!

 私は いつも 輪の中心でした。」

黛は同窓会へ。

「これ 焼けました。 どうぞ。」

「いただきます。」

「すいませんビール3本 追加 お願いします。」

「日本酒は 別料金です。

  「わいわい贅沢コース」に変えると一人頭 1,18…。

  聞いてますか!

 疲れた。」

「やあ。」と声をかける熊井。

「えっと… 先生でしたっけ?」

「2年のときに同じクラスだった熊井 健悟。」

「同級生?」

「当時から 老け顔だったからね。

 みんなから「おっさん」って呼ばれてた。」

「あっ おっさん! おっさんだ!」

「ストレートな あだ名って記憶に残るよね。」

「うんうんうん。まあ でもようやく 年齢が

  見た目に追い付いてきたって感じだよ。」

「まだ 若干追い付いてない気もするけど。

 今は 何を?」

「ああ帝日物産で 営業。」

「エリート商社マンじゃない。」

「僕ね黛さんのこと好きだったんだ。」

「やだ 何 急に。冗談でしょ 私なんか。」

「そりゃ 確かに 君は空気が読めなくて うざくて

 みんなから嫌われてた。」

「そうだったんだ。」

「でも 見た目は良かった。」

「そう?」

「え〜っとね… え〜。9点 7点 9点 10点 9点5点 8点

 7点 9点 10点。合計83点は

 伊藤まゆ 鈴木 春奈に 次いで3位だ。」

「何 そのノート。」

「僕が 高校時代に付けてた全女子の点数表。

 あっ あっちょっ… ちょっと待って!」

「あのね女性の容姿を採点するなんて場合によっては

 セクハラに当たるのよ。」

「分かってるよ。でも 聞いてくれ 黛さん

 君に打ち明けたいことがあるんだ。」

「私 今 恋愛とかしてる場合じゃないんでごめんなさい。」

「そうじゃない!僕は結婚したんだ。 2年前に。」

「うわ すっごい奇麗な人。」

「僕も そう思ってたよ。

 黛さん 古美門先生を紹介してほしい。」


「えっ?」

事務所で事情を話す熊井。
妻との出会いは取引先で。

「帝日物産の熊井と申しますが 営業2課の山口さん…」

「あっ 山口は裕一と直之が おりますが」

「10点… 10点 10点 10点 10点10点 10点 10点」

「それは まさに僕が 長年 追い求めていた

 100点満点の女性ミス・パーフェクトでした。

 僕は なりふり構わずアタックしました。」

「僕と 付き合ってください!」

「ごめんなさい」

「お願いします!」

「ごめんなさい」

「何度でも 何度でも。」

「お願いします!」

「そして ついに。」

結婚。

「ヤベ 遅刻だ」

「あっ ねえねえねえねえいってらっしゃい」

「いってきます」

「うん」

「じゃあ」

「じゃあ」

ラブラブ新婚生活。
会社でも・・

「熊井さん 落ちましたよ」

「あっ 悪い」

「熊井さんの奥さんですか?」

「すっげえ美人」

「幸せ そのものでした。真実を知るまでは。」

「あっおかえりなさい。

 今日ねスーパーで セールやっててね黒毛…」

「経理の子がさ 偶然君と同じ高校の 出身だったんだ。

 何かの間違いだよね。

 同姓同名の別人…。」

卒業アルバムの写真は似ても似つかぬ顔。

「あるいは 高校卒業後に大規模な顔面リフォームが

 施されたかのどちらかでしょうね。」

「後者だったんです。

 熊井 健悟 一生の不覚。

 作り物を見抜く目には自信があったはずなのに。」

「医療技術の進歩は目覚ましいものがありますからな。

 しかし 元が ひど過ぎる。つかまされましたね。」

「今 離婚調停中ですがふざけたことに向こうが応じない。

 裁判しかありません。」

「ちょっと待って。

 何で 離婚ってことになるの?」

「当然だろ。整形だったんだから。」

「それが理由?他に 例えば 奥さんが浮気を…。」

「してない。」

「妻としての役目を…。」

「それは 果たしてくれてた。」

「裁判では 法定離婚事由っていうのがあって

 整形してたっていうのは離婚事由として認められないと思う。」

「顔を偽ってたんだぞ。

 これ以上 ひどい裏切りがあるか!」

「顔に こだわり過ぎじゃない?

 そもそも 熊井君だって人のこと言えたような…。」

「そんなことは分かってるよ!

 だから 奇麗な人がいいんだよ!

 不細工ほど 面食いなんだ!」


「奥さんが かわいそうよ!」

「かわいそうなのは 僕だろ!」

「まあまあまあ 熊井さんあなたのお気持ちはよ〜く分かります。

 私なら あっという間に離婚と お望みの慰謝料を

 獲得して差し上げますが私は 離婚訴訟は やりません。

 くだらな過ぎて気を失いそうになるからです。」

「そこを何とか…。」

「う〜ん。」

「どれくらい?」

「3,000万なら考えてもいい。」

「それは ちょっと…。」

「そうよ。 お金の無駄よ。裁判なんて やめよう。」

「マンション 売るしかないか。」

「何で やるの?」

そこへ電話が。

「はい。

 妻の代理人だって。」

「お電話 代わりました。私 弁護士の黛というものですが。

 羽生君?」

電話を奪い取る古美門。

「君が代理人なのか?」

「古美門先生。」

「この世界の厳しさを君に 思い知らせてやろう。」

「やるんですか?」

「熊井さん先ほどの金額 払えますね?」

「分割なら 何とか…。」

「首を洗って待っていろ!

 さあ 整形詐欺女をずったずったの

 けちょんけちょんにしましょう!」

「ありがとうございます!」

「羽生君 古美門先生が出てきたらめちゃくちゃになるわ。」

「ほのかさんは離婚も裁判も望んでない。」

「この案件は私と羽生君とで うまく収めよう。」

熊井さんと黛は羽生とほのかと面会。

「古美門先生は?」

「ちょっと 別件が入っちゃって今日は 私が。」

「お待たせしました。」

きれいな奥さんを凝視する黛に

「だまされるでしょ?」

という熊井。

古美門は事務所に。

「今日は やけに空気が澄んでると思ったら

 バカが 二酸化炭素を排出していないからだったようですね。

 服部さん 無断欠勤でしょうか?」

「いえ 熊井さんと羽生先生の事務所に向かわれました。
 
 が 古美門先生には言わないでほしいとそう言われました。」

「言っちゃってますね。」

「言わないでほしいと言われたときには言ってほしいという乙女心。

 私は そう解釈しました。」

「違うと思いますがありがとうございます。」

羽生事務所。

「離婚のみならず慰謝料800万円の請求というのは

 あまりに非常識じゃないかな。」

「熊井さんは ほのかさんにだまされたと 感じています。

 結婚生活2年2カ月の間にほのかさんのために費やした

 金額と精神的苦痛に対する慰謝料の総額となってるんですが

 熊井さんこの点は 譲歩できませんか?」

「できません。」

「ほのかさんの お気持ちは?

 ほのかさん?」

「毎日 花束を持ってくる彼に

 最初は気味が悪いと思ってました。

  面倒だから 一度だけ食事ぐらいはと思って…。」

「だけど彼のことが好きになっていった。

 熊井さんとの結婚生活はどうでしたか?」

「人生で 一番 幸せでした。」

「今も お気持ちは?」

「変わってません。

 好きです。 大好きです。」

「この2年2カ月 2人で つくったたくさんの思い出は

 整形をしていた ただ それだけのことで

 崩れ去ってしまうものでしょうか?

 サウジアラビアの ことわざにこういうのがあります。

  「砂嵐の後の夜空は 奇麗」

 もう一度 本当に大事なものを見詰め直してみてはどうでしょう。

 争いからは 何も生まれませんよ。」

「私も それがいいと思う。」

「では 取りあえず裁判は回避しましょうね。」

しかしそこへ古美門が。

「遅れて申し訳ありません。」

「げっ。」

「連絡の行き違いがあったもんですから。

 話し合いは どうなりましたか?」

「いい感じに 和解の方向で。」

「熊井さん あなたの望みは離婚と

 慰謝料の獲得ではなかったんですか?」

「はあ。」

「気を付けなさい。

 相手の弁護士は

 何でもかんでもいい感じに丸め込む 天才です。

 しかし 離婚訴訟にいい感じの結末は あり得ません。

 きっちり清算し新たな人生を歩みだすか
 
 惨めに泣き寝入りするかどちらかです。」

「泣き寝入りは嫌です。」

「ほのかさんには速やかな離婚と 慰謝料の支払いを請求いたします。

 同意していただけないのならば仕方ありません。
 
 法廷で お会いしましょう。

 では。 ハッハッハッハッハッ。」

壁にはってあった羽生の紹介文の古美門の部分を
マジックで消した後 写真にもいたずら描きをして
帰っていく古美門。

「ア〜ハッハッハッハッ。

 オ〜ホッホッホッホッ…。」

事務所に戻ったふたり。

「ぶち壊すことないじゃないですか!」

「依頼人が 離婚を望んでるんだぞ。

 敵と内通して 和解を画策するなどもっての外だ。」

「離婚しなくて済むならその方が お互い 幸せでしょう。」

「他人の幸せを君が 勝手に決めるな。」

「先生は 自分の利益のためにやってるだけです。

 こんな裁判 勝てっこない。いいえ 勝っていいわけない!」

「絶対 絶対 絶対勝っちゃうもんね。 バ〜カ!」

「はい お茶を どうぞ。」

羽生事務所。

「というわけで裁判になります。

 相手は 最強の敵です。」

「よし 私が出よう。

  勝てばこれ以上ない宣伝になる。」

「私もサポートするわ。

 この際 うちの総力を挙げて古美門事務所を倒しちゃおうよ。」

「時代は変わったんだってことを 教えてやるか。」

「大丈夫。

  僕の事務所に来た以上誰一人 不幸にはしません。」

原告本人尋問

「実に美しい方です

 熊井さんにとって さぞ自慢の奥さんだったことでしょう。

 だが しかし その実態は二重埋没法 目頭切開鼻の

 シリコンインプラントほお削り えら削り 顎削り

  豊胸ヒアルロン酸注入 脂肪吸引エトセトラ エトセトラ。

 何から何まで人工物だったんです。

 本来の姿は こちら! ニン。
 
 あえて言いましょう。

 彼女の正体はまごうことなき不細工だったのです。」

「異議あり! 不適切な…。」

「不適切な表現だとおっしゃるなら言い換えます。

 容姿が醜い方だった。」

「異議あり!」

「言い換えます。顔面が残念な方だった。」

「異議あり!」

「フェースが ファニーでアグリー。」

「異議あり!」

「お前は味方だろ。

言葉狩りをして ごまかすのはやめましょう。

 皆さんだって ホントは不細工を差別しているはずだ。」

「心外ですね。」

「企業の面接において能力が同等であれば

 見た目のいい方が採用されます。

 能力が 多少 劣ってもいいえ 相当 劣っていても

 美人であれば採用される可能性は高い。」

「そんな企業は 時代遅れであり糾弾されるべきだ!」

「磯貝先生 これは何ですか?」

「うちの事務所のウェブサイトです。」

「写真が出ています。羽生先生が 大きく映っている。

 次いで 本田先生。 磯貝先生

 あなたの写真がどこにも見当たりません。

 最も実績のある あなたの写真がなぜ ないんですか?」

「それは…。」

「イメージ戦略にさえない おっさんの 写真がマイナスだからです。

 見た目が重要だとあなたの事務所が言っているんです。

 お宅は 時代遅れで糾弾されるべき事務所ということになりますが。」

「私の写真も そのうち載せます。

 修整に時間がかかって… だっ!」

「整形は じゅうぶん離婚事由に なり得るのです。」

フットサルのコートにいる羽生と黛。

「どうして古美門先生の所にいたいんですか?」

「言ったでしょ。

 貴和さんの事件でリベンジしないといけないからよ。」

「事務所を移っても代理人を続けることはできますよ。

 好きなの?」

「はあ? バカ言わないでよ。

 あの人かチンパンジーか選べと言われたら

 迷わず チンパンジーを選びます!」

「じゃあ どうして?」

「能力はあの人が一番だと思うから。

 学んで 盗んで 食らい付いていつか倒すって決めたの。」

「じゃあ 僕が あの人を倒したら?

僕が 自分の力で古美門先生を倒したら僕に食らい付いてくれる?

 本気だよ。君が欲しいんだ。」

「なっ… 何 言ってんだか。」

黛の蹴ったボールが羽生の顔面にあたったw

「Ouch! あ〜。」

「あっ ごめん! 大丈夫?

 ちょっと起きてみて。起きて 起きて。」

「Oh my God!」

「上 見て 上 見て。上…。

 やっぱ 下 向いて出しちゃおうかね。」

裁判

「私は 小さいころから極度の面食いです。

 自分の容姿にコンプレックスがあった反動だと思います。

 ろくに遊びもせず 必死に勉強して一流といわれる大学に入り

 一流といわれる会社に就職しました。

 全ては 美人と結婚するためです。」

「熊井さん ほのかさんが整形手術を受けていることは

 知らされていましたか?」

「いい え。」

「もし 知っていたら結婚はしましたか?」

「いいえ。」

「容姿端麗な方と結婚したい。

 その一心で青春を 勉強に捧げてきた熊井さんの

  長年にわたる努力は水泡に帰してしまいました。

 熊井さんにとっては 大変なショックだったということを

 ご理解 願いたいです。 以上です。」

「磯貝先生。」

「ちょっ… ちょっと急に 喉の調子が…。」

「熊井さんあなたが 見た目の美しさを

 重視していることは分かりました。

 でも なぜ 人工の美じゃ駄目なんでしょうか?

 あなたは ほのかさんの美貌を愛して 結婚された。

 そして 幸せだったはずです。

 整形だったからって何が問題なんですか?」

「整形は駄目です。」

「美容整形をして気持ちも明るくなり

 人生も前向きになれたという方がたくさんいます。

 僕は すてきなことだと思いますよ。」

「私は 親からもらった体に傷を付けるのには抵抗があります。

 本来の自分を好きになるよう努力するべきです。」

「原宿美容クリニックへの通院歴がありますね。」

「えっ?」

「このクリニックはいわゆる薄毛治療の専門医院で

 植毛技術に定評があります。

 熊井さん 通院目的は?」

「異議あり! 本件とは無関係です。」

「却下します。原告は答えてください。」

「植毛です。」

「親からもらった体に傷を付けるのは

  抵抗があるんじゃなかったんですか?

 本来の自分を好きになるべきでは?」

「植毛と整形は違います。植毛は もともと あったものを

 復元することです。原状回復です。」

「その点について私から 再度 主尋問をいたします。

 熊井さんが 整形を認められない決定的な理由があります。

 そうですね? 熊井さん。」

「生まれてくる子供が

 絶対 不細工です。」


「熊井さんは お子さんを得ることを望んでいます。

 そのために 子づくりにも励んでいらっしゃいました。

 ただし ご自分が幼少期より不細工なために

 様々なハンディがあったという思いか ら
 
 子供には同じ苦労をさせたくない。

 何としても美形に生まれてほしい。

 だからほのかさんを選んだんです。

 しかし ほのかさんの本当の姿は熊井さんに負けず劣らずの不細工!

 DNAは 整形できないのです。」

「親が美形じゃないからって子も美形じゃないとは限らないわ。」

「なぜ そう言い切れるんです?」

「勝手に発言しないように。」

「両親が美男美女でどっちに転んでもいいよねという夫婦から

 生まれた子供が意外と残念というケースを私は 幾つも知ってる。」

「そのケースなら私も 幾つも知っています。

 しかし 両親が不細工で生まれた子供が超美形というケースを

 1つでも知っていますか?

 美男美女の両親からでさえ美形が生まれる確率は

 決して 高くはないのです。

 ましてや 不細工同士であれば

 美形が生まれる確率はほぼ皆無でしょう!

 実際にシミュレーションをしてみました。

 黛君。

  生まれてくる子供の顔予想パターンです。

 パターンA目 鼻 口 共に 父親似だった場合。

 パターンB目 鼻が 父親 口が母親。

 パターンC 父親 母親 父親。

 母 父 父。 母 母 父。 母 母 母!

 全てのケースを試しましたがご覧のとおりものの見事に不細工でした!

 この2人から生まれてくる子供は不細工決定です!」

「『みにくいアヒルの子』という話も あるでしょう。

 生まれてきたときに醜くても成長するに従って

 美しくなるという奇跡もあるはずだ!」

「『みにくいアヒルの子』は もともと親がハクチョウだったんだ。

 しょせん親の遺伝には逆らえないという元も子もない話なんです!」

「そうだったのか?」

「事実 熊井さんのご両親は共に 不細工だそうです。」

「おじいちゃん おばあちゃんも不細工。

 ひいおじいちゃんひいおばあちゃんも。

 実家の仏間に 飾ってある写真は全て不細工。

 法事で集まる親戚は全員 不細工!」

「まさに 呪われし 不細工の一族!

 だからこそ何としてでも 美人の血を入れて

 不細工の血脈を断ち

 不細工スパイラルから脱却しようとしていたんです!」


「あなた方は女性を 何だと思ってるんですか!

 結婚は 子供を産むためだけのものですか?」

「いけないんですか?

 ただ 好きで一緒にいたいから結婚する。

 金のために結婚する。

 老後の介護をしてもらうため。

 性行為の相手を確保するため。

 美形の子供を得るために結婚するのも

 本人の自由です。

 被告はその権利を踏みにじったのです。」


「何じゃ この裁判。」

食事タイム。

「議論が 議論が不謹慎過ぎますよ。」

「どこが不謹慎なんだ?」

「人の美醜を あれこれ言うのは不謹慎です。

 もっと内面に目を向けるべきです。」

「外見より内面で選んだ方が立派なのか?」

「そりゃ 人間の価値は心の美しさですから。」

「君は どういう男性が好みだ?」

「私は お金に汚くなくて口数が少ない人が 好きです。」

「私は顔と 足首と おっぱいで 決める!」

「服部さんは どうですか?」

「たたずまいですかな。ハハハ。」

「俺はバカっぽい子が好きだなあ。」と蘭丸。

「いつから いたの?」

「ちょっと仕事 頼まれてさ。でも 頭のいい子も捨てがたいし

 あと やっぱ明るくて活発な子がいいよね。

 おしとやかな お姉さんも いいし。」

「何でもいいんじゃない。」

「そうだね。」

「心が奇麗 優しいスポーツができる 頭がいい

 高学歴 高収入背が高い バカっぽい

 口数が少ない おっぱいが大きいたたずまい。

 何を基準にして人を好きになるかは個人の自由であり

 そこに優劣はない。

 熊井 健悟の 場合は顔が奇麗かどうかなのだ。

 どんなに性格が悪くても顔が奇麗な人がいい。

 立派なポリシーだ。

 それを不謹慎だという君たちの方が ゆがんでいる。」

羽生事務所

「では 分が悪いんですか」

「どうかな。 何せ

  古美門っちがめちゃくちゃな裁判にしちゃってるんで。

 ほのかさんの本人尋問が勝負でしょうね。」

「はあ。」

被告人本人尋問

「なぜ整形手術を受けようと?」

「小学校のころからあだ名が「ブス」でした。

 子供って ストレートですよね。」

「僕はとってもキュートだと思うけどな。」

「そう思ってくれる人はごくまれです。

  「人は見掛けじゃない。大事なのは中身だ」

 ずっと そう言われて育ってきたけど嘘だと思ってました。

 みんな 見掛けで判断している。

 だから 整形したんです。」

「あなたの人生は変わりましたか?」

「はい。」

「全然 決まらなかった 就職先もすぐに決まりましたし

 男性からモテるようになりました。」

「なぜ 結婚相手に熊井さんを選んだんでしょう?」

「悲しい映画を見るとすぐに泣いちゃうし

 仕事が うまくいくととても喜んで

 ああ 心が奇麗な人なんだな…。

 そう思ったらすごく好きになっちゃって。

 大事なのは 見た目じゃなくて心の美しさなんだ。

 そしたら 見た目ばっかり気にしてた 自分がとても情けなくなって。」

「それで?」

「これからは 私も 心を磨こう。

 妻として 人間としてもっと立派になろう。

 そう思って 努力してきました。
 
 いつか 整形だって打ち明けても

 関係ないよって言ってもらえるように。」

「今の この状況をどう思いますか?」

「自分の努力が足りなかったと思ってます。
 
 もし もう一度やり直すチャンスが もらえたら

 もっといい奥さんになりたいです。」

「きっと なれます。

 人間の価値は 容姿ではない。

 職業でもないしお金持ちかどうかでもない。

心です。

 それは理想だというかもしれませんが

 法は 理想と共にあるべきです。

 原告の請求は 認められるべきではないと考えます。

 以上です。」

「ほのかさん熊井さんが 美形の子供が欲しく

 てあなたと結婚したことは知っていましたよね?」

「はい。」

「では 整形であると伝えなかったのは詐欺だとは思いませんか?」

「詐欺っていうふうには…。」

「結婚とは契約です。

 重要事項を隠して契約を結んだならばそれは詐欺です。」

「異議あり!」

「「法は 理想と共にあるべき」

 寝言は 眠ってるときだけにしてもらいたい。

 法は現実と共に あらねばならない。

 現実に即していない法など無意味です。

  「人間の価値は心」

 羽生先生は そうおっしゃる。

 しかし その一方で整形を認めるべきだとも言われた。

 これは矛盾しています。

 人間の価値が心ならば 整形などする必要がないからです。

 化粧 ダイエットもおしゃれさえ 認めてはいけない。

 大事なのは心なんですから。

 現実は違うじゃありませんか。

 皆さん善人ぶるのは やめましょう。
 
  「整形だって いいじゃないか」口では そう言いながら

 心の中では 眉をひそめ陰口を たたき合っている。

 違いますか?なぜ 彼だけが非難されるんです?

 彼は 決して差別主義者ではありません。

 皆さんよりほんの少し 正直なだけです。

 社会通念上も 紛れもなく

 ほのかさんは熊井さんを だましたんです。」

「悪かったと思ってます。

 でも 言いだせなかった。

 言ったら 彼が離れていってしまう気がして…。」

せき込むほのか。

「ほのかさん!」

「裁判長休憩をお願いします。」

「大丈夫?」

退室するほのかを心配そうにみつめる熊井。

飲み物をもって羽生の事務所にやってきた黛。

「下で売ってたから。」

「ありがとう。」

「ほのかさんなら大丈夫。」

「ちょっと気分が悪くなっただけだから。」

「ホントは?

羽生君。」

「ほのかさんから言わないでほしいって言われてる。」

妊娠に関する資料が。

「妊娠してるのね。」

「守秘義務があるから。」

「熊井さんにも関わる重大なことじゃない。」

「本人が 知られたくないって言ってるんだ。

 僕からは 何も言えない。」

古美門事務所で熊井に伝えました。

「どうしてあいつ 黙ってたんだろう。」

「仮に そのことを武器に裁判に勝ったとしても

 あなたの心をつなぎ留めたことには ならない。

 だからではないんでしょうかね。」

「バカなやつだな。」

「黛君 君は 相変わらず余計な情報ばかり 持ってくるね。

 こんなことをなぜ 伝える必要がある?」

「すでに新たな命が宿ってるんです。

 伝えないわけにはいきません。」

「熊井さん知らないことにすればいいんです。

 向こうも知らせる気は ないんですから。

 どうせ あなたの望まない不細工な子供ですよ。

 さっさと片を付けましょう。」

「そっ… そうですよね。」

「服部さん 私は外で飲んでくることにします。」

「お一人で?いってらっしゃいませ。」

出ていく古美門。

「熊井君古美門先生が どう言おうが関係ない。

 あなたが決めることよ。

 どんな容姿だろうとわが子は カワイイはず。

 そうでしょ?」
 
古美門は蘭丸とあいました。

「いらっしゃいませ。」

「 一番 高い カクテルを。」

羽生の事務所で話し合い。

「話し合いの場を設けてくださり感謝します。

 今回 ご提案したいことは裁判を取り下げ和解に向けて…。」

そこへ古美門が。

「遅れて申し訳ありません。

 どうも うちは 連絡がうまくいかないようでして。

 ねえ 黛君。

 さて和解に合意するということはほのかさんが

 こちらの提案を全面的に受け入れてくださったということですね?」

「あの…。」

「違うんです。」

「古美門先生 実は…。」

「あっ ほのかさんあそこは いい店ですね。品揃えも豊富で。

 あなたの行きつけのバー。

 このところ 毎晩のように通っているそうじゃありませんか。

 片隅で 1人グラスを傾けながら物思いにふける美女。

 実に絵になります。

 頼むのは 決まってウオツカのマティーニ。

 かなり お強いようだ。」

「何の話をしてんだ。」

「バーで 酒を飲んでたらいけないの?」

「いいえ 酒を飲んではいけないのは未成年と
 
 あとは妊婦くらいのものでしょうかね。

 羽生君 私のもとで学んだだけのことはある。

 なかなか卑劣な手を使うじゃないか。

 だが だますなら 徹底するべきだ。」

「まさか…。」

「その まさかだ。

 こんな ぺえぺえにまんまと利用されるとは

 ぽんこつ ここに極まれりだな黛先生。

 熊井さん ほのかさんは妊娠など していません。」

「羽生君!」

「僕は妊娠してるなんて一言も言ってませんよ。」

「そう思わせるように誘導したじゃない!

 こんな嘘 ひど過ぎる…。

 女性にとって神聖なものなのよ!」

「私です!

提案したのは 私なんです。

 ネットの掲示板で匿名で 相談の書き込みをしたら

 親身になって答えてくれる主婦の方がいて

 妊娠してるって 嘘ついて相手の反応を見たらどうかって…。」

「赤の他人の 無責任なアドバイスに従う方も どうかしてるが

 そんな お粗末な作戦に 協力する弁護士も弁護士だ。」

「こうでもしないと不幸な結末にしかならない。

 これ以上争うべきじゃないんです。

 だまし通そうなんて初めから 思ってませんでした。

 どうせ バレる嘘です。

 打ち明けて謝るつもりだったんです。

 ただ 僕も ほのかさんも熊井さんの心を知りたかった。

 ほのかさんが妊娠してると聞いたとき何を思ったか。

 もし 不細工な子供ができてしまって厄介だと思ったのなら

 もう 何も 言うことはない。離婚した方がいい。

 でも もし ほんの少しでも喜びや 宿った子に対する

 愛しさ慈しみを 感じたのならまだ やり直せるかもしれない。

 どうですか? 熊井さん。

 あなたの本当の気持ちを聞かせてください。」

「言ってやりなさい。

 不細工な子供が できてなくてほっとしたと。」

「あなたは 黙っていてください。」

「これまでも こうやってだまされ続けてきたんです。

 また まんまとだまされるところでしたね。」

「黙っててくれ!これ以上 傷つけ合わせて何の意味があるんですか!」

「曖昧にすることに何の意味がある?

 奇麗な言葉を並べて許し合ったところで

 現実は 何一つ 変わらないんだよ。

 われわれに できることは徹底的に ぶつかり合わせ

 人生にけりをつけさせてやることだけだ。

 熊井さん あなたの気持ちは?」

「子供が できてなくてほっとしました。

 離婚したいです。」

「ほのかさんは?」

「応じます。」

「ほのかさん。

 私だって整形なんか したくなかったわよ。

 親や親戚とは何となく 疎遠になったし

 中学や高校の 同窓会にだって出られない。

 ブスはね ブスなりに生まれ持った自分の顔が好きなの。

 でも 好きになれないように周りがするんだもん。

 仕方ないじゃない!

 仕方ないのよ。

 こんな世の中じゃ。

 慰謝料も もちろん払います。

 整形していた…。

 不細工だった私が 悪いんですから。」

「では そのように手続きをいたします。」

「よろしくお願いします。」

「それでは 私は これで。」

「ほのかさんあなたの人生を捧げるに 値する男性は

 他にも いくらでもいますよ。決して こんなのではなく。」

「ごめんね だまして。」

「熊井さん 全面勝利です。

 おめでとうございます!」

「はあ…。」

「これからは 天然の美女探しに思う存分 精を出してください。」

「ええ。」

フットサルのコートにやってきた黛。

「悪かったと思ってるよ。

 でも あんな手でも使わないとあの人には勝てない。」

「古美門先生が途中で ぶち壊さなければ

 一番いい着地点に2人を導けたはずだ。

 僕は決めたんだ。

 古美門先生がどんなことをしてでも勝つのがポリシーなら

 僕は どんな手を使ってでもみんなが幸せになる道を探す。」

「悪いけどまだまだ あの人には及ばないと思うわ。

今回だって初めから あの人の手のひらの上だったんじゃないかな。」

「ほのかさんネットの掲示板で 主婦に

 相談に乗ってもらってたって言ってたけどどうかな?

古美門事務所は乾杯。

「乾杯!」

「いや〜見事な勝利でございました。」

「ありがとうございます。蘭丸君も 今回は ご苦労だった。」

「いつもに比べりゃちょろいっすよ。

 まあ主婦らしい文章を考えるのには少し 苦労しましたけどね。」

「 「夫婦って ブリ大根みたいなもの」
 
  「ブリが主役のようで実は 大根が主役」

 蘭丸君 これ服部さんのアドバイスだろ?」

「バレちゃいました?」

「ハハ お恥ずかしい。」

黛と羽生。

「それに 何が幸せかなんて

 私たちが決められることじゃないのかも。

 あの2人にしてもね。

 あと 移籍の件もう誘わないで。」

熊井は自宅で美女を集めてカレーをふるまっているところ。

「熊井 健悟 特製カレーで〜す。」

「おいしそう。」

「超すご〜い。」

「こっちがバターチキンでこっちがグリーンです。

 どうぞ 食べてください。

 あっ!忘れちゃいけない ガラムマサラ。」

「ガラムマサラ?」

「すごい。」

「んっ おいしい。」

ガラムマサラをさがしにいって
引き出しのなかにノートを発見。
ほのかのお料理ノート。

「カルシウムで集中力アップ」

「健悟さんのプレゼンがうまくいきますように」

「記念日の今日は 健悟さんの大好きな まつたけご飯」

「初めて食べた時の健悟さんの笑顔をもう1回 見たいな」

「新婚旅行で食べた ファジータ」

「本場の味を ほのか風に」

「妊娠にいい ビタミンEをたっぷりと!!」

「2人の赤ちゃんが 早く欲しい」

「久しぶりのお休みでゆっくりと お料理」


それをみて涙する熊井。

ほのかのマンションにやってきました。

「あのさ・・

 800万は 辞退しようかなと思って。」

「そう… 助かる。」

「それで…。

色々 考えたんだけど…。

 もし よければ もう一度 僕と…。」

そこへ男性が部屋からでてきました。

「お待たせ ほのか。

 どなた?」

「前の夫。」

「あ〜 植毛の。

 僕なら 全然整形なんか 気にしないけどな。」

「健悟さん 

 あなたのおかげで 目が覚めた。

 私 不細工な人の方が心が奇麗なんだって

 思い込んでたんだと思う。

 私も 外見で判断してたのよ。

  顔も心も 不細工な人も いるし

 顔も心も 奇麗な人だっているのに。

 教えてくれたのはあなたよ。

 ありがとう。

 これから 2人でベッド 見に行くの。

 じゃあね。」


持っていた花束は出せず。

貴和の面会。

「気が付いたよ。 君が大きな勘違いをしていることに。」

「勘違い?」

「君は 私の外見を見てセクシーではないと言った。

 だが それは 大きな間違いだ。大事なのは 内面だ。

 今日も 裁判で見事な一勝を 挙げたのだが

 その手法は実にセクシーなものだった。

 今日だけじゃない。この前も その前も いつもだ。

 傍聴席は いつも女性ファンで 争奪戦になる。

 つまり 私は すでに誰よりもセクシーなのだ。

 というわけで 条件はクリアだ。

 こちらの質問に 答えてもらおう。」

「幼稚園児が ブスのままよ。」

事務所に帰ってお化粧する黛。

史上最悪なぶさいくガッキーの顔。

「妖怪人間ベラみたいになってきてるぞ。

 もう 整形しろ!」

「ああ 駄目駄目!

 あの 下地を 丁寧に作りませんと色が 奇麗にのりません。」

「ひょっとして 服部さんコスメティシャンのご経験が?」

「ああ あの… 実は。」

「やってもらえ やってもらえ!」

「それでは 腕に よりをかけまして。

 お座りください。」

「はい。」

「参りますよ。」

「はい。」

「いよっ。」

面会にいくと貴和、何も言わずにかえってきました。

黛が舞子さんwww

「私も これは 違うと思ってました。」

「京都で化粧師をやっていたらしい。」

爆笑。




人を見た目で判断してはいけませんという建前はあるものの
現実には美男美女のほうが優遇されているという事実に
まっこうからとりくむお話。

でもまあ実際そこまで不細工だらけな不細工スパイラルでも
血が絶えずに代々続いてきてるんで不細工は不細工なりに
生き残り戦術もあるのでしょう。

なんとなく後味悪く終わるかなと思ったけど
ほのかの方が整形を気にしないイケメン彼氏を
つくってて熊井のやられた感がすごい・・。
あんなに自分を思って尽くしてくれる
素敵な奥さんだったのに。

そして最後の黛で爆笑して完全にすっきり。




古美門研介  堺雅人
黛真知子   新垣結衣
羽生晴樹   岡田将生

安藤貴和   小雪
加賀蘭丸   田口淳之介
本田ジェーン  黒木華
磯貝那光    古館寛治
三木長一郎   生瀬勝久
沢地君江    小池栄子
服部      里見浩太郎





2013.10.24 Thursday 11:02 | comments(0) | trackbacks(10) | 
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