<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
amazon
楽天ブックス他
楽天ほか

安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜 第10話(最終話)

 第10話(最終話)



「歴史に お前は存在させない

  この体は ただの機械ではない

 安堂麻陽の思い 沫嶋黎士の思い

 そして今 この世界に生きている人の思いで

 俺は生かされている

 俺はそのすべての思いでお前を倒す」

「この世界の人間に生き続ける価値なんてあるか?

 アスラシステムを起動します

 くあーッ きくなあ」

アスラシステムを起動したラストクイーンと戦うロイド。
一方的にやられる・・
けど反撃しようと思ったところを
仲間のメンデルにやられました。

モニターでみているサプリたち。

「ヤバし ヤバさ ヤバせすとーッ」

立ちあがるラストクイーン。

「いってえな このやろう

なんちゃってー ウソー」

「こりゃアカン 行かねば」とサプリ。

「行くなら連れてって ロイドを救う」

「無理 行っても殺されるだけ」

「黙って見てろっていうの」

「あんたは将棋の駒でいう王将なの

 あんたがやられたら負けなの

 この世界は あいつらのもの」

「王将だって動かなきゃ!」

「ドロン」

「サプリ!」

サプリが消えました。
目を覚ます七瀬。

「義姉さん…」

ロイドがやられそうなところ
間一髪でサプリが助けにきました。

「つかまって 逃げる」

「サプリ」

でも部屋から出られない。

「OOZING OUTできないように結界を張ってある

まあ逃げても追いかけて殺すけどね」

部屋のドアがノックされました。

「すいません セキュリティーの者ですが

 開けていただけますか?」

「止めとけ 1分で終わる」と指示するラストクイーン。

「公安の幹谷が問題ないと言ってると伝えろ 帰れ」

剣をふりあげるラストクイーン。

「さよなら お兄ちゃん」

でも目の動きが変。

「なんだ?」

剣をおとしてしまいました。

七瀬がPCを操作していました。

「なんだ?」

「何か プログラムを

強制インストールされてるみたい…」

七瀬 作業完了。

「THE LAST QUEENに

 愛情や優しさのプログラムを入れた

 憎しみや嫉妬や欲望のプログラムと矛盾して

 苦悩しているのが今の状態」

「なぜ そんなことできるの?」

「アスラシステムはより人間に近づけるためのOS

 だから感情を複雑にしていけばいくほど

 大人の分別を身につけていく」

苦しむラストクイーン。

「うぜえ うぜえ! うぜえ…うぜ… うぜえッ」

剣をとるロイド。

「やめて お兄ちゃん…

 やめてッ」


アスラシステムを強制終了します

アインシュタインOSに切り替えます


気を失うラストクイーン

「原子還元処理を起動する」

ロイドが出した火の玉をうけるラストクイーン。
火の玉をおしつけあうふたり。

とっさにサプリがロイドをつれて
逃げました。

七瀬たち。

「やばい…」

「何?」

「あの子… 私を検索してる」

「えッ?」

「見〜っけ」

「どこ行くの!?」

「あの子は私を狙うはず ここにいたら まずい」

「私も行く」

「ここをお願いします

 兄さんに似たロボットも ナースロボットも

 しばらくはあの子の追跡をかわすために

 ここには帰ってこないと思うんで

 義姉さん ごめんなさい兄さんをよろしく」

七瀬が姿を消しました。

「七瀬ちゃん!」

「えッ?」

ロイドとサプリ。

「安堂麻陽は?」

「安堂麻陽と葦母衣朔 星新造

 それから あの大臣はちゃんと隠してある」

「沫嶋七瀬は?」

「隠し場所から出した でないと

 他の人達があの子達に殺されちゃう」

逃げる七瀬。
PCをひろげました。

「機能停止のプログラム…

 毒のプログラム これを使えば…」


接続エラー

ネットワークがみつかりません



ラストクイーンがあらわれました。

「余計なことしてくれたな ファッキンマム!」

「もう… お願い… やめて…」

「この世界の人間に生き続ける価値はあるか?」

「やめて…」

剣をつきつけられ
過呼吸になって気を失う七瀬。
またおきあがりましたが
人格がレイコ。

「ヒック

 この世界の人間に

 生き続ける価値などない

 ヒック」

「ママ」

「一つの地球を

 人間同士で 国や人種で勝手に分かち 殺し

 奪い合う人間どもは ウジ虫以下

 あなたがコントロールしてあげるか

 滅ぼすか」

「いいねえ

 どっちにしようかな〜」

自分で薬をさそうとするラストクイーン。

「ママ… 私を殺す気?」

「義姉さんを殺らせはしない」

「ひどいよ…

 苦しい く… 苦し…苦しい ハア…」

 ママ… 助けて…」

「ごめんね」

その手をとめるメンデル。
さらにメンデルの邪魔をしにくる角城。

薬を注射し倒れて苦しむラストクイーン。

「ママ… 助けて…」

「ごめんね」

「次は お前です」

「私を殺すのですか?」

「私もいずれ消えゆきます」

メンデルを倒す角城。

「終わった…」

「はい すべて終わりました

 ARX供檻隠海 もう機能停止に近い

 それもまた

 歴史のおぼし召しかもしれませんね」


気がつく星。

「麻陽さん…」

「大丈夫!?」

「なんで…」

衣朔も目覚めました。

「なんだよ これ?

 どうなってんだよ?」

「未来の特効薬みたいです…」

「七瀬さんとあの白いアンドロイドは?」

「七瀬ちゃんは無事

 あのアンドロイドは七瀬ちゃんが倒した」

ロイドとサプリ。

「終わったよ ロイド

 何もかも」

「いや まだまだだ」

「えッ?」

総理も治療中をうけていました。

「大丈夫なようだ 俺が信用できる刑事呼ぶわ」

「はい」

衣朔が部下に連絡。

「衣朔さん 大丈夫ですか?」

「こっちは大丈夫だ ただ…どこだか分かんねえんだ

 GPSで居場所分かんだろ?

 写楽大臣 引き取りに来てくれよ」

「了解です 10分後には

 大臣を救護班がお迎えにあがります」

「頼むぞ」

「七瀬さんの居場所も分かりました」

「よし 行くぞ」

「はいッ」

「でも ここから出られなくて…」

サプリとロイド。

「サプリ」

「うん?」

「OOZINGステルスは外したか?」

「外しちゃったわよ

 だってエネルギー使っちゃうんだもん」

「ワナだ

 安堂麻陽と沫嶋七瀬が危ない」

「まさか…」

七瀬のところにやってきた麻陽たち。

「七瀬ちゃん!」

「義姉さんッ」

七瀬が突然血を吐きました。

たちあがれないロイド。

「ロイド!?」

腕が変色してる。

「えッ! 毒が…」

「サプリ 俺をあいつらの場所まで運べ」

「ダメだって 絶対」

「頼むサプリ」

「ダメだよ 今度こそ死んじゃうよ」

「お前なら俺の気持ちが分かるはずだッ

 サプリ」

七瀬のからだから腕がつきでていました。
刺したのは後ろにいたラストクイーン。

「テヘペロ おはようございまーす

 死にぞこないの皆さん」

「七瀬ちゃん…」

「七瀬さん!

  何やってんだよ お前!」

星も衣朔もあっさりやられた。

「私を殺そうとした凡才ビッチ

 私 悪くないよ 正当防衛だもん

 兄殺し 子殺しのファッキンマム

 一足お先に 地獄へ落ちろ」

助けにいこうとする角城はメンデルがとめました。

「未来はすでにすでに決定している

 未来が見えなくなったお前はすでに壊れている」

「逆に聞こう

 歴史のおぼし召しは

 お前には見えているのですか!?」

「理解不能です 射殺します」

「やめて! お願い もうやめて」

「まいった?まいりました?」

「どういう意味?」

「能力の差を認めて降参することだよ

 人間なんて 私達には何一つとしてかなわない

 バカだし 無力だし

 だから 何もかも私達の言うとおりにしろっつーの

 それが「まいりました」だよ?

 まいりましたは?

 それとも人間様はすべてのテクノロジーの創世主だから

 私達みたいなモンスターも

 人間様のアンダーコントロールってこと?」

「麻陽さんッ」

「人間が この世界に君臨したければ

 アンダーコントロールできないモンスターは

 つくっちゃいけませーん

 なんで分かんないかなあ バカだから?

 そっか 人間はバカだから しかたねえかあ」

おきあがる角城。

「バカな…機能停止してるはずなのに」

「お前のような人形には

理解不能だろうが

 思いは…

 命を生み出すのです」


「お前も人形だろうが

 原子還元処理を申請します」

「原子還元処理されても

 私の思いは消えない」


「変な宗教にでも入ったのか?ツボでも売ってろ」

そこへロイドがやってきました。

「あら 殺されに来たの?

 順番待ちだからおとなしく待ってろ」

「ARX供檻隠

 あとはお願いします」

「角城ッ」

角城はメンデルに光の球をおしつけ
消去しました。

「だあッ!」

角城も消えそう。

「SRX−ラッキー7R 沫嶋七瀬は

 生きて沫嶋零士に返さねばなりません

 なんとか助けてやってください」

「角城…」

「僕のために

そんな悲しんでくれなくてもいいのに

  ありがとう」

角城が消えました。

「角城ー!」

「サプリッ

 角城の遺言を守れ」

「うん…」

サプリが七瀬をつれて姿を消しました。

たちあがれないロイド。

「全身腐っちゃってんじゃん

 もう降参したら?」

「言ったはずだ お前を歴史には存在させないッ」

「天才・沫嶋黎士がつくりあげた歴史のベイパーコーン

 その白い闇の中で君は よく頑張った

 だけどさ 守ってるものが私には理解できない

 世界のVIPが

 自分と その子孫の繁栄を約束したら

 私達アンドロイドに この現在の世界をひょいひょいくれたよ

 政治家という権力の亡者

 財界という金の亡者

 宗教家という詐欺師

 文化人というゴロツキ」

ラストクイーンがおとしたサイン入りの名簿をみる衣朔たち。

「警察庁のトップまでサインしてますよ…」

「腐ってる…」

「腐ってる この世界は!

 これが この世界の大人

 りっぱな人と言われる大物達の品性

 それは兄さんも思うでしょ?

 この世界の人間に生き延びる価値はあるか?」

「価値はある!

 この世界には

 未来を託すことのできるりっぱな人間がいる

 その人間達に この時代を任せれば

 俺達が大虐殺を起こすような未来は決して来ることはない

 ARX

 お前も俺も 悲劇の存在だ

 この世界にいてはならないッ」

「バカじゃね?

 てめえはともかく 私は全知全能の存在だ

 神のごとく この世界を支配し

 神のごとく善と悪をしゅん別し 悪は粛清する

 この世界のために」

「全知全能など存在しない

 なぜなら人は

 一人一人 その存在が奇跡だからだ

 すべての人は

 誰かを愛し 誰かに愛され

 この世界は未来へ歩んでいる

 俺は今ここにいる人間の力を信じる!」


「ふうん」

SITがやってきました。
合図をするラストクイーン。

「多くの人間達がお前らを邪魔だと判断した

 これが民主主義だ!」

「ざけんじゃねえぞ!

 石川よ

 自分が何やろうとしてんのか分かってんのかよ?」

「命令です」

「命令だったら何やってもいいのか

 てめえらも警官隊なら いや

 人間なら

 罪のない人間を殺していいのか分かんだろうがよ

 おい!お前らはよ

 どこの誰に命令されたんだか分かんねえけどよ

 こんな罪のない人間撃ち殺したって!

 てめえら家に帰ってよ
 
 そんなきったねえ手でてめえのガキ抱けんのか おお!?

 そんなんでもらった給料でよ

 てめえの女房やガキに

 飯食わせて平気なのかよッ!

 俺達 大人がよ

 何が正しくて何が間違ってんのかッ

 てめえの頭で! てめえの心で!

 本気になって考えねえとよ!

 てめえらの血の流れたガキ達にッ
 
 ちゃんとした未来を渡してやれねえだろうが!

 そのこと本気になって考えてくれよ なあ?

 頼むよ このとおりだよ

 頼む!」

「お願いします!」

土下座する衣朔さんと星。

「早く撃て」

銃をかまえる警官をとめる石川。

「情に流されて この下等動物がよ!」

石川も一瞬でやられました。

「下がれ」

衣朔たちにお礼をいうロイド。

「今まで ありがとう いつかまた会おう」

「しかたねえなあ」

「お前を原子に還す」

「アスラシステムを起動します

 ARX供檻隠

 呪われし その機械に

 神にかわりて 最後の審判を下す

 死ねッ」

「安堂麻陽

君と沫嶋黎士を永遠に守る

 二人で長く長く幸せに

 それが俺の思いだ

 名前をくれて ありがとう

 愛を…

 ありがとう」

「遺言ごっこは終わったか?」

「お前に遺言を託せるやつはいるのか?」

「うるせえ!」

火の玉を出すラストクイーン。
上をみあげて青く光りを出すロイド。

ロイドに光の玉が。

声にならない声で叫ぶみんな。

青い光でつつまれ消えるふたり。

外へでていく麻陽たち。

空をみあげると光が空へあがっていきました。

「ロイド!!」

ロイドのことを思出だす麻陽。

空で光が爆発し破片がきらきらと散って行きました。

「ロイド

 ロイド・・」

泣きだす麻陽。

「ロイドーー!!」

上から落ちてきた破片のうち
キューブが下へ下へと沈んでいきました。


2013年12月15日

左京子と星。

「今日は麻陽さんの結婚式だったのになー

 前日キャンセルだもんなー

  なんかあったのかなあ?」

「黎士さんが…

  研究で海外行って帰ってこないんだから

 しょうがねえじゃん」

「はッ? 結婚式より研究が大事ってどういうこと!?」

「黎士さんの研究は歴史に残る大切な研究なの」

「ホントに女心が分かんないやつばっかりだなあ」

「お前 どうせ参列客狙いだろ

 そういえば黎士さんの研究室にイケメンいたぞ」

「ホンット分かってない」

「いや… ごめん

 でも俺… お前の気持ちに

 正直ちゃんと応えられねえっつうか…」

「バーカ! 何偉そうにふろうとしてんだよ

 勘違いも甚だしいんだよ ドロ亀ッ」

「勘違いって お前が言ったんだろ好きって…」

「言ってません」

「言ったよ もう〜」

「何分何秒に言いましたか?」

「うわ うぜえッ」

「告白されたことないかなと思って」

なんだかんだと仲がいいところへ
衣朔さんがやってきました。

「おいコラ

 何ベタベタしてんだ お前?」

「いや…パパ 聞いてよ

  すっごい触ってくんのすっごいヤラシイの」

「ふざけんなよ」

「イヤラシイ」

「衣朔さん…なんすか? そのカワイイの」

「ああ…

 とりあえず… メリークリスマス」

大きなくまのぬいぐるみ。

「へッ?

 パパ… 私

 もう ぬいぐるみがなくても眠れるよ」

「いいや じゃあ」

「ヤダ ありがと」

「あッ… 違うよ」

「お前」

「なんすか?これ 」

「また解析頼むよ」

「はい…」

七瀬は入院中。

「沫嶋七瀬さん 面会ですよ」

「はい」

研究室の人たち。

「七瀬さん」

「お見舞いに来ました」

「この花は僕のお金です」

「うっせ」

「すいません 大丈夫ですか?」

「色々 心配… ていうか

 迷惑かけて ごめんなさい」

「全然 むしろ あんな技術を

 七瀬さんが開発してたことにリスペクト」

「でも その結果

 多くの人を… 傷つけてしまった

 その罪は償わないといけない」

「研究にはリスクがつきものですから

 罪を償ったあとも研究は続けてくださいね」

「高機能のアンドロイドがリスクなく実用化されれば

 色んな局面で人類の役に立ちます」

「ありがとう」

「俺達 反省したんです

 こんなにも七瀬さんにお世話になってたのに

 七瀬さんのこと一人にしてたんじゃないかなって」

「それは違うよ」

「まあ それは口実で

 退院したら週に1回は沫嶋研究室でご飯会を開きましょ

 もちろん七瀬さんのおごりで」

「分かったよ でも いい店は無理だかんな」

「じゃあ七瀬さんの家でホームパーティーはどう?」

「さすが斗夢」

「みんなの家やアパートで順番にやろうか?」

「いいね 沫嶋教授んちもローテーションに入れないと

 教授にしかられますよ」

「突然 インドに資料探しに行って

 3週間くらい戻ってきてません

 結婚式までには必ず帰ってくるからって言ってたのに」

「でも結局帰ってこずですよ

 麻陽さんキャンセルに追われてバタバタでした」

麻陽の母もマンションにきていました。

「延期よ 延期 だって新郎はうちの麻陽にメロメロだで

 親子共々 美しさは罪だでかんわ
 
 ほんじゃね ごめんください」

「ごめんね 母さん」

「ええの ええの
 
 一週間前 黎士さんがインドから帰ってきとらんって聞いたときに

  あんたの言うとおり延期にすればよかったんだけど

 大恥かかせてまって ホントに許したってちょうだあね」

「ううん帰ってこない黎士が悪いんだもん

 このまま破談にしちゃおっかな」

「短気は損気」

「果報は寝て待てって言うでしょ

  さて ご無礼しよう」

「えッ 帰るの?」

「うん 今夜は敏雄君が私のためにホテル取ってくれたで」

「敏雄君?この前の人と名前が違うような…」

「ええの ええの 細かいことは

 酒かっくらって グーグー寝たら

 嫌なことも忘れてまうわ ほんじゃね」

母はかえっていきました。

「やっぱり黎士 帰ってこないじゃん

 ロイドの嘘つき」

ロイドがいた場所にはクッションが。

2113年。

空からおちてきたキューブを
つかって作業する人たち。


次元転送システムを起動しますか

はい

指定の5Dプリンターがみつかりました

5Dプリンターをインストールしますか

はい

インストールに成功しました

ダウンロード中

ダウンロード中

ダウンロードが完了しました

データをプリントアウトします

起動に成功しました



机のひきだしがひらいて
ロイドがプリントアウトされました。

「100年と24日

 2時間13分ぶりだな」

「ロイド…」

「俺はあの日 ARX修閥Δ冒澗擦軍い膨世鵑

 100年後の海底から

 俺のメモリーチップを拾い上げてもらい

  やり残したミッションのために

 もう一度 ここに戻ってきた」

「ロイド…

 会いたかった」

ロイドに抱きつく麻陽。

抱きしめかえそうとするのをやめるロイド。

「時間だ。」

「時間? なんの?」

「俺の任務は ここまでだ」

「えッ?」

「今度こそ 本当のお別れだ
 
 安堂麻陽

 色々ありがとう

 君に出会えて本当によかった」

「ロイド?」

「俺の魂は

 いつまでも君と

 沫嶋黎士を守ってる」

「黎士? どういうこと?」

「この体を沫嶋黎士に還す

さよなら」

「ロイド?」


メモリーチップを排出します


ロイドの動きがとまり倒れました。

「ロイド!ロイドッ」


メモリーチップを拾うサプリ。

「サプリ…」

「おっひさ

 これがロイドの本体

 ロイドは この体を沫嶋黎士に渡すために

 100年間 6000メートルの海の底で

 ものすごい水圧やら海水の侵食やらから

 じっと耐えてきた

  あんたのためにね

 普通はさ さびてボロボロになっちゃうのに

 あんたに 沫嶋黎士のボディーを還すためだけに

 耐えてきた

  まあ… ロイドの本体以外

 ARX供檻隠海離如璽燭

 沫嶋黎士のデータも2113年のやつらに

 全部 消されちゃったからね」


次元転送システムを起動します

メモリーデータの受信の準備を開始します

沫嶋黎士の脳データ送信の準備を待機します



「さッ 沫嶋黎士の脳データが来るよ

 「 はい ちょっと離れて はいはい」


脳データが近づいてきています

危険ですから離れてください



上から青い光が。


脳データを受信しました

読み込み中

読み込みが完了しました

沫嶋黎士を起動します

すべてのOSを終了し

生体活動モードに切り替えます



「ミッション終了

 じゃッ あとは お二人で

 あッ

 ロイドから伝言
 
『俺は いつも君のすぐそばにいる

  何かあったら すぐ現れる

  安堂麻陽と 沫嶋黎士の

  幸せな未来を 守る』

 だってさッ

 では ドロンだ にゃん」

「サプリ…」

黎士に近づく麻陽。

黎士をゆすっておこす麻陽。
おきあがった黎士の顔をじろじろみつめました。

「黎士?」

「よかった…

 よかった…

 麻陽のこと守れた」

「黎士…

 おかえり 黎士」

「ただいま」

抱き合うふたり。
今度は黎士も。
黎士の目に涙が・・。




ARXII-13のデータを読み込み

プリントアウトしますか?


「イエス」




SF仕立ての壮大な愛の物語。
深夜アニメなら普通にありそうですが
これを実写でするのがすごい。

限りなく人間に近いアンドロイドが
人間を信じる言葉が素晴らしかった。

かえってきたときに
本当はあそこで麻陽を抱きしめたい気持ちで
いっぱいだったのでしょうが
それは本物の(いや、身体はアンドロイドなのか)
黎士に譲るとか・・。
黎士の脳データに加えて
ロイドのメモリもいれてあげれば
いいのに・・。

何よりも強い思いの力。
思い(愛)は世界を救う。
毎週日曜朝にそういうのを見慣れているので
思いの力をあなどったりなんかしませんとも。

ロイドはもちろんのこと
衣朔さんも角城もかっこよかった!!

結局、最後までよくわからなかったのですが
元凶はレイコのつくったラストクイーン?
ロイドが頑なにクライアントの名前を黙っていたのは
何故?

あともうひとつ、血まみれなグロい描写が
最後までキツかったです。










安堂ロイド/沫嶋黎士…木村拓哉(二役)
安堂麻陽…柴咲コウ   
沫嶋七瀬…大島優子
星新造…桐谷健太
サプリ…本田翼
小松左京子…山口紗弥加
江戸川斗夢…ジェシー(ジャニーズJr.)
栗山薫…山本美月
冨野好雪…日野陽仁
倉田朝晴…池田大   
謎の美少女…桐谷美玲
角城元…平岡祐太   
安堂景子…名取裕子(特別出演)
葦母衣朔…遠藤憲一



安堂ロイド I (角川文庫)


安堂ロイド II (角川文庫)

安堂ロイド III (角川文庫)



2013.12.16 Monday 16:20 | comments(0) | trackbacks(3) | 
<< ジャンプ3号感想 | main | 海の上の診療所 第10話 >>









神に代わって、お仕置きよ!・・・うわあ、やられたあ(木村拓哉)
おちゃめな妹と遊んであげる・・・すべてのお兄ちゃんに捧ぐドラマだったのか・・・。 まあ・・・そういう考え方もあるな。 物騒な妹を持つと苦労するんだよな。 俺の妹が人類を抹殺するわけがない・・・と思ってると抹殺しようとしたりするんだな。 どんだけ、物騒な妹
| キッドのブログinココログ | 2013/12/16 4:41 PM |
安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜 #10 最終回
『約束の時、想いは永遠に』
| ぐ〜たらにっき | 2013/12/16 8:01 PM |
安堂ロイド A.I. knows LOVE? 第10話(終)★LQ(桐谷美玲)は空中爆発。ロイドは100年後の海底から…
安堂ロイド A.I. knows LOVE? 第10話(終)「約束の時、想いは永遠に」 退屈な『八重の桜』でさえ最終回は15分拡大したのに、制作費6,000万円の『安堂ロイド A.I. knows LOVE?』の最終回が時間拡大することなく普通に終わったは、打ち切りに近い感覚じゃなかろう
| 世事熟視〜コソダチP | 2013/12/16 10:39 PM |