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明日、ママがいない 第1話

第1話



「私たち、誰も知らなかった。明日、ママがいないなんて…」
母親が逮捕され、児童養護施設「コガモの家」に
預けられることになった少女・真希(鈴木梨央)。
そこで真希は施設の子ども達のリーダー的存在の
ポストと呼ばれる少女(芦田愛菜)と出会う。
「良いお家」にもらわれていくことが夢、という施設の子ども達の
考えに真希は違和感を覚え、自分の母親は
迎えに来てくれるはずと信じていたが…。



パトカーで連行される涼香(真希のママ)。

「ちょっと離してよ!ヤダってば もう!

 離して! イヤ〜!やめてよ! イヤ〜!

 降ろして! ここから降ろしてよ…お願い!

 あの人私がいなくちゃダメなの。

 タクヤは 私がいなきゃ…。

 だから 私… お願い!!

 ここから降ろして!」

そのタクヤは灰皿で殴られていました。

おびえた表情の真希。

「ママ…。」

そばには冷たい表情の叶。

「行くわよ。」

雷鳴がひびく雨の中
ホラーのようにおそろしげな男が
車からおりて杖をついて近づいてきました。

「じゃあ よろしく。」

「えっ?」

車に乗った真希。

「はぁ… チッ。

 痴話げんかはいつも こんな夜中だ。」

すごく不機嫌そう・・。

施設「コガモの家」につれていかれました。

なぜ雷鳴w不気味すぎる。

中も夜なので暗く、眼帯をして
ぬいぐるみをかかえた少女にびっくり。

「ハッ・・」

台所では包丁で鶏肉をさばく男が・・。

「あの… 私… 帰ります。」

「どこに?」

部屋に入るようにいわれ
おそるおそる中に入る真希。
ドアがしまりました。

「ハッ」

ベッドにこしかけて不安そうにする真希。

「泣いてる?」

上からのぞくピア美。

「キャ!」

電気がつきました。

「フフっ。」

「ねぇ 泣いてる?」

「泣いてない。」

「あっそ。

 みんな 最初は 魔王にビビって泣いちゃうからさ。」

「魔王?」

「そう。」

「ねぇ ここ どこ?」

くしゃみするボンビ。

「グループホーム。

 訳ありの子が連れて来られる所っていえば

 分かりやすいかなぁ。」

と鼻をかむボンビ。

「汚いなぁ。」

「私 帰らなきゃ!ママが心配する!」

ベッドの上でヘアゴムをならす音が。

「でも あんたのママ

 彼氏のこと 殺しちゃったんでしょ ダメじゃん。」

「こ… 殺してない!」

「そうなの? でもドンキで殴ったって聞いたよ?」

「な… 殴ったけど 死んでない。」

「そうなんだ! 丈夫なんだね!

 ママの彼氏。」

「大体 ママには無理だもん。

 泣き虫だし1人じゃ ごはんも作れないし

 お化けも嫌いだしそんなママに人殺しなんて無理。」

「痴情のもつれって いうんでしょ?

  男と女の間って 何があるか分からないよね。」

「何で そんなこと知ってるの?」

「魔王がアイスドールと電話してんの聞いちゃった。」

『アイスドール?』

叶のこと。ぴったりなニックネーム。

「ところでさ ドンキってどういう意味?」

「知らないで言ってたの?」

「 フッ。」

ベッドからおりてきて真希のにおいをかぐポスト。

「鈍器はバットとか灰皿とかそういう重たいもんのこと。

 要するに こいつのママは重いもので

 男をぶっ叩いて捕まったってわけ。

 大したタマだよ。」

「そんな言い方しないで!」

「ポスト 新人さんには 優しく 優しく…。」

「ポストって それ 名前?」

「ここでは みんなあだ名で呼ぶの。

 私はピアノがうまいから ピア美。

 グランドピアノが似合うお嬢様ねって よく言われるの。」

「誰も言わねえよ。」

「で 私はボンビ。」

「ボンビ?」

「バンビみたいで かわいいから!」

「違うでしょ! ただ 家が貧乏で預けられただけでしょ。」

「じゃあ ポストは?」

「ポストは 赤ちゃんポストにいたんだって。

 小包で〜す。」

「ごめん。」

「フッ かわいそうだと思った?

 かわいそうだって思うほうがかわいそう。」

「で あなたの名前は何にする?」

「私は あだ名なんて いい すぐに帰るから。」

「えっ?」

「ママが警察から出て来たら帰るもん だから すぐだよ。」

「分かってねえな。」

「私の名前は 真希。」

「真希? めんどくさ。

 もう ドンキでいいよ。」

「ハハハ! いいね ドンキ!

 呼びやすいし 安っぽくて最高!」

「イヤ! そんなの絶対にイヤ!」

ノックの音。

「えっ?あの男の人?」

においをかぐポスト。
立っていたのはパチ。
シャンプーボトルみたいのをかかえてる。

「どうしたの?」

「ちっち。」

「えっ?」

「くっさ〜い!」

「ハハっ やだ パチウンチしてる ハハハ…。」

「笑うな!」ととめるポスト。

「ハハハ…!ハハハ…!」

でも自分も笑ったらパチが泣き出しました。

「悪かったって ほら風呂で流すよ。

 手伝って。」

「えっ また〜?」

「先に寝てな。」

けっこう面倒見のいいポスト。

翌朝。

「ごはん ごはん!」

「ごはん ごはん!・・ごはんだ〜!」

「痛ったいわね!」

「すいません。」

「出たよ オツボネ 更年期だよ。」

「オツボネ?」

「こっち こっち。」

「ここで ごはん?」

「そう びっくりするほどおいしいよ。

 ロッカーのレシピ。」

「ロッカー?」

杖をついてあらわれる施設長。

「よし!

 泣け。

 どうした?芸の一つもできないのか?

 そんなことじゃもらい手は つかんぞ。

 いいか?

 ここにいる お前達はペットショップの犬と同じだ!

 ペットの幸せは 飼い主で決まる。

 飼い主は ペットをどうやって決める?

 かわいげで決める。

 時に 心を癒やすようにかわいらしく笑い

 時に 庇護欲をそそるように泣く。

 初対面の大人をにらみ付けるようなペットなんざ

 誰も もらっちゃくれない!

 犬だってお手ぐらいの芸はできる。

 分かったら 泣け。

 泣いたヤツから食っていい。

 やれ!」


泣き始める子どもたち。

「汚く泣くヤツがあるか!

 かわいげを見せろと言ったんだ。

演歌か!

 おい お前 やってみろ。」

真希に言いました。

「聞こえないのか?」

「私 犬じゃありません。」

「フッ じゃ 猫か。」

猫の鳴きマネをするポスト。

「おい 見本 見せてやれ。」

「いくらで?」

「チッ。」

実に見事になくポスト。女優!!

「よし! 食え。」

「いただきます。」

「チッ。」

子どもたちの部屋。

「乾燥してんのかなぁ?

 何か決まんないんだよな〜。

 ポスト 今日 お試しだっけ?」

「うん。」

「お試し?」

「ワン!」

かわいい服を着てお迎えを待つポスト。

「よろしくお願いします。」

迎えにきた細貝夫婦。

「こんにちは。」

「こんにちは。」

「じゃあ お預かりします。」

「行こう。」

「はい。」

出かけるポスト。

「新しい家族を見つけた子からここを出て行くの。」

「新しい家族?」

「里親とか養子とか そういうこと。」

「お試しっていうのは 子供が欲しいお家と

 ホームの子供を引き合わせること。

 何事も 相性ってあるでしょ?」

「あれが お試し?」

「そう 何回か お家に行って家族と過ごして

 縁組するかどうか決めるの。

 理想のお家に行けるかどうかの正念場ね。

 このヘアスタイル どう?」

「今イチ。」

「私達の目標はいいお家に もらわれて

 誰よりも幸せな生活をすること。

 究極の夢は…。」


「ジョリピ〜!」

壁にはってあるジョリーとブラピw

「そう 究極の夢はアンジェリーナ・ジョリーと

 ブラッド・ピットの養子になること。

 だって ステキじゃない?

 あの家の子供になれたら誰よりも勝ち組だよ!

 美人なママと カッコいいパパ。

 キレイな洋服を着てお姫様みたいに暮らすの。」


「ジョリピ〜!」

「もちろんピアノも好きなだけ弾ける。

 きっと 私のために 新しいグランドピアノも買ってくれるわ。」

「ジョリピ〜!」

「そんな…だって ホントのママは?」

「それと これとは別の話。

 まぁ 今度の ポストのお試し先も悪くないと思うわよ。

 だって見るからに お金持ちだもん。

 優しそうだし 生活にもピアノにも不自由はなさそう。

 それに引き換え ダイフクはさ…。」

「ダイフク?」

「おかあさんが 大福を持って

 「この子をお願いします」って連れて来たの。

 だから「ダ・イ・フ・ク」。」

「いるのよ 同い年の男の子。

 本人は 悪い子じゃないんだけど運が悪いっていうか。」

「あんな家にもらわれるのはイヤ!」

「どんなお家?」

「ラーメン屋。」

「ものすごく小さくてきったないの!」

そのラーメン屋。
客がいっぱいで忙しそう。

「はい ラーメン ギョーザお待ち!」

「すみませ〜んラーメンとチャーハンください。」

「ラーメン 1丁チャーハン 1丁!」

「はいよ!」

「すいません! 水ください!」

店の手伝いをさせられているダイフク。

「おい!

 チャーハン 窓際の奥のテーブル。」

こんな小さいのに、、

「あんな家に当たったら地獄だよ。

 子供が欲しいんじゃなくてタダで こき使いたいだけ。」

「ダイフク本当に行っちゃうのかな?」

「行くでしょ お試しで何日も お泊まりしてるし。

 もう決まったも同然だよ あ〜あ かわいそう。

 このヘアスタイル どう?」

「今イチ。」

ダイフクを引き取る手続き。叶も立ち会い。

「確かに 頂戴いたしました。

  児童相談所側の手続きは以上で終了となります。

 あとは 先程の書類を区役所へ ご提出ください。

 最後に 1つだけ注意事項があります。」

「何でしょう?」

「少しでも 子供に虐待行為があった場合

 あなた達はブラックリストに載り

 二度と 里親になることはできません。」

「そんな ひどいことするわけないじゃないですか。」

「どうでしょう?

 そう願います。」

「ごあいさつは?」

「よろしくお願いします。」

「何だか 堅苦しいな。」

「そんなに かしこまらないで。

 私達のこと 「お父さん お母さん」って呼んでね。」

「はい! よろしくお願いします!」

おじぎをした表紙に後ろにあった
テーブルにぶつかってしまい
上にのっていたものを落としてしまいました。

「ああ〜! 」

「ちょっと あら〜。」

「チッ。」

おくってもらったポスト。
ものすごいフリフリのドレスを着てる。

「今日は ありがとうございました。」

「あぁ ちょっと待ってね」

「お前… あぁ!」

「は〜い これ お土産よ。」

「お土産?」

「大したものじゃないけど ケーキ。」

「さっきのレストランでショーケースを熱心に見てたでしょ?」

「そんな もらえません!私 そんなつもりじゃ…。」

「いいのよ! 欲しいものがあったら言ってって

 言ってるでしょ?これは 私達の気持ち。」

「ありがとうございます!大切に食べます。」

「それじゃあ またね 楽しかったよ。」

「はい!」

「はぁ…。」

食堂にはオツボネがいました。
冷蔵庫から牛乳をとりだし牛乳パックから
直接飲むポスト。

「いいよね〜 あんたは。

 ねぇ 今回のお試し すっごくいい お家なんでしょ?

 決まりそうなんでしょ?

 そのドレスも買ってもらったの?

 ねぇ 知ってる?

 今日で正式に ダイフクがここを出てったのよ。

 小さいラーメン屋だっていうけど別にいいじゃないねぇ。

 もらわれないよりはず〜っと いいよね。

 ねぇ もう私 17歳だよ?

 いつまで ここにいるのかな?

 あと この先 何回もらわれて行く子を見るのかな?

 ねぇ ポスト どうしよう。

 私 不安で不安で仕方ないの。

 だから食べちゃうのよ。

 ねぇ 内緒にしてね? ねぇ…。

 ありがとう!ありがと ポスト!」

でも廊下ですぐにロッカーに告げ口。

「ロッカー オツボネがまたキッチンあさってるよ。」

「違うの ロッカー!私じゃ ないの!

 これは もう1人の私なの!」

あ〜あというリアクションをするポスト。

ケーキを持って部屋にいくポスト。

「ほら 欲しい?」

「うん!」

「じゃあ いつものやって。」

「♪〜 あるこう あるこう

 ♪〜 わたしは げんき」

パチがかわいいいいいいいいいい。

「フフフ…。ほら 食べな。」

「うん ありがとう。」

「その服 どうしたの?」

「私…キレイ?」

「お試しの お家から?」

「ああ あんたにもあるよ。」

「そんなの いらないよ。」

「あっそ。」

「どうでもいいけど 散らかし過ぎ。」

「んっ!」

パチのいつも持っているシャンプー(?)のボトル。

「それに触ると パチ怒るよ。

 その匂いはママの匂いなんだってさ。

 それがないと眠れないの その子。」

「ごめんね 早くママに会えるといいね。」

「あっ!」

パチが食べていたタルトを落としてしまいました。

「食うな!落ちたもんなんて。

 私の分 食いな。」

「うん! いただきま〜す。」

朝、みんなは学校と幼稚園へ。

「いってきま〜す!」「いってきま〜す!」

「いってきま〜す!」

一人部屋にいる美希。
そこへ施設長が。

「おい。転入手続きが済んだ。

 来週から学校だ 準備しておけ。」

「ノックしてください。」

「チッ。」

真希は施設を抜け出して自宅へいってみました。

「ママ?」

鍵があいていたので中へ。
誰もいない。

「まだ警察にいるのかな?

 ママ…。」

ママの香水のビンを手にとって
においをかぐ真希。

トイレからでてきたボンビ。

「はぁ〜。間に合った〜。

 んっ?」

絵を描いている女性がジョリーにみえた!!

「あっ!」

さらにそばにいた男性がブラピにみえるww

「 ヘイ ハニー。」

「あ〜!

 あっ!」

「この帽子は君のかな?」

ボンビ、妄想の海へ。

「よく似合ってるよ ボンビ」

「ありがとう パパ!」

「さぁ 踊ろう」

現実にもどりました。

「あれ?ジョリピ〜は?

 ジョリピ〜!

 ジョリピ〜〜〜!!」

ピアノを弾いているピア美。
本当にうまい。
そこにポストがやってきました。

「その顔 怖いから。」

手鏡で顔をうつしました。

「伴奏やんの?」

「何の?」

「合唱祭の伴奏 頼まれたんでしょ?」

「やらない 合唱祭なんてギャラも出ないし

 やる意味ないもん。」

「フッ それもそうか。」

「そうだよ! 私はもっと大きな大会で

 みんなが注目する前でピアノを弾くの。
 
 「天才少女」って新聞に名前が大きく載っちゃったりして!

 あ〜あ 早く私も縁組 決まらないかな。

 いいお家にもらわれて 自分のピアノも買ってもらって

 部屋は当然 防音。

 一流の先生をマンツーマンでつけさせてもらって。

 そしたら きっと パパも…。」

もう一度顔をうつして

「かわい〜い!」

おでこをこづきました。

「ちょっと!

 鏡 返せ!」

「アハハ…!」

「廊下は走らない!」

「何だ お前かよ。」

「これ。」

「えっ! 交換日記!?」

「いや 日直のノート。」

「あぁ…。」

「蓮くん私のこと好きみたいなんだ。」

「あっそ。」

幼稚園にいるパチ。

「はい。ありがとう。」

隣にいた子がおやつをおとしてしまいました。

「あっ。落ちたのは 食べちゃダメ!

 ダメ!」

ポストに言われたことを思い出して
とめようとしたらその子が後ろに
ひっくりかえってしまいました。

「ヤダ!」

よってくるお母さん。

「月姫!(かぐやw)

 どうしたの? 誰にやられたの?

 よ〜し よし よし…。」

「すみません あの…以後 気を付けますので。」

「以後 以後ってもう問題は起こってるんですよ!

 こんな乱暴なことして万が一 大けがでもしたら
 
 園の評判にも かかわりますよ?」

「すみません。」

そこへピア美とポストが迎えにきました。

「あの!パチがどうかしたんですか?」

「おたくのホームの子がね

 うちの月姫に暴力をふるったのよ!」

「暴力?」

「うちの子のおやつを奪い取ろうとしたの。

 家で ちゃんと食べさせてもらってないから

 こういうことするのよね。

 ホント これだから親のいない子は。」

「ちょっと おばさん!」

「な… 何よ。」

「ご迷惑をお掛けしました!」

とあやまるポスト。

「ポスト 何でよ!このままでいいの?

 ムカつかないの?」

外にとめてあった自転車を蹴飛ばして
ドミノ倒しにするポスト。

「これでいい?」

「何の音?」

「ヤバ! 逃げろ!」

「自転車 倒されてる!

こら〜! 」

「バカ野郎!」

「ハハハ…!」

パチをおぶって笑顔で走るポスト。

部屋に戻ってその話をしました。

「ねぇ 聞いてる?」

「えっ? あぁ うん 大変だったね。」

「まぁねでも スッキリしたけど

 あのババア 過保護 過ぎてちょっと頭おかしいんだよ。

 知ってる? 娘の名前「月」の「姫」って書いて

 「かぐや」って読むらしいよ。

  DQNだよ DQN!」

「あ〜あ ホームの子ってだけでバカにされんの

 ホンット耐えられない!
 
 あ〜ん ジョリピ〜!

 早く私を迎えに来てぇ!

 …って やっぱりこんな人 いないよね。」

街でみかけた男性を思い出すボンビ。

「ジョ…。」

「ジョ?」

「はっ?」

 ジョリピ〜…。」

資料を見せる施設長。

「新しい 里親候補だ。

 見ておけ。」

「や〜… あ〜!

 こっち見せて。」

美希はみない。

「ねぇ 見ないの?」

「私はいい。」

「どうして?」

「ママが迎えに来るから。」

「チッ。」

「フッ。」

「どうして笑ったの?」

「別に。幸せだなぁと思って。」

「どういう意味?」

「まだ期待してんだ ママに。

 迎えなんて来ないよ 期待するだけ無駄。」

「来るよ! ママは私がいなきゃダメなの!」

「フフっ どうだか。」

「ママを知らないくせに。」

「鈍器で殺人未遂ってことは知ってる。」

「私のママじゃなくて。」

「んっ?」

「名前がポストだもんね。

 ママを知らなくて当然だよね。

 親の顔も見たことないんでしょ!

 だから そんなこと言えるんだよ!

 ホントはうらやましいんじゃないの?

 だから いじわるなこと言うんでしょ?

 あんたには 想像するママもいないんだから!!

 ポストのくせに。」


美希の言葉に怒ったポストが
コップを床にたたきつけ
美希をクッションで殴りつけました。

「この〜!」

「やめて! やめてよ!

 あっ! やめてよ!」

「やれ〜 やっちゃえ〜!」

「やっておしまい やっておしまい!」

「あっ! うっ!うっ!」

テーブルの上の鉢植えを手にする美希。

「ほら 鈍器。」

「んっ!あっ!

 んっ んっ…。」

「やっちゃえ やっちゃえ…!」

「キャ〜!」

「行け〜! やっちゃえ〜!」

「やっちゃえ〜! そこだ!やっちゃえ やっちゃえ…!」

そこへ施設長がやってきました。

「何やってんだ!!

 先に手出したのは どっちだ?」

ポストが正直に手をあげる。
ポストをひっぱたく施設長。

「いいか? よく聞け。

 お前達はデカい みそが付いてんだ。

 「親から捨てられた子供」。

 それだけで十分色眼鏡で見られる。

 世間は かわいそうと

 思ってくれるかもしれない。

 でも それは 一時的な同情。

 無関係だから抱ける感傷だ。

 子供をかわいそうと思ってる

 自分に酔ってるだけだ!

 みそ付きのお前らが誰かに手挙げてみろ。

 あっという間に手のひら返しで

 「これだから親のいない子は!」となる。

 そうなったら最後…お前らの人生 詰むぞ!

 先に手出したら負けだ。

 チッ。」


「フッ。」

風呂場で水の持ったバケツをもって
立たされているポスト。
こんなオーソドックスな罰久しぶりにみた。
そこに入ってきたロッカー。

「あいつ…「ポストのくせに」だってさ。」

 でもさ 私より あんたのほうが悲惨じゃない?

 ロッカーなんて冬は寒いし 夏暑いし。

 私 コインロッカーより赤ちゃんポストで まだよかったかな。

 どっちも大して変わんないね。

 確かに私達に思い出せるママの顔がない。

 ママの顔が。

 言ってみただけ。」

出前のおかもちをもって戻ってきたダイフク。

「 ポスト 大変!

 キャ〜!」

「どうした?」

「ダイフクがラーメン屋から逃げて来ちゃった。

 ポストも来なよ 魔王のヤツも

 ポストの罰のことなんて忘れてるよ。」

「キャ! 」

「あっ。」

「誰が戻っていいと言った?

 仕事でヘマして逃げて来たってわけか。

 どの道 ここはもうお前とは関係ない。

 迷惑だ 出て行け。

 出てけ!!」

そこへ店主夫妻が迎えにきました。
施設長の後ろに隠れるダイフク。

「あ〜 よかった! ここにいた!

 すいません 目を離した隙に。」

「こちらこそ しつけがなってなくて申し訳ない。」

「そんなに汚れて…。

 けがは? やけどしてない?

 出前のラーメンをひっくり返すくらいよくあることよ。

 気にしないで さぁ 帰りましょう。

 どうしたの? まだ 何かあるの?」

「言いなさい 言わなきゃ分からない。」

「ダイフクは気が弱くて言えないんだよ。

 最初からイヤだったなんて。

  小っちゃくて 汚いラーメン屋には誰も行きたく…。」

「黙ってろ!!」

「呼べなくて…。」

「えっ?」

「 「お父さん お母さん」って呼べなくて。

 どうしても…。」

「そっか。

 そうよね 急に「お父さん お母さん」って

 呼べなんて言われても 無理よね。

 無神経でごめんなさいね。

 「おじさん おばさん」って呼んでくれればいいから。

 呼び方なんて どうでもいい。

 でもね ゆっくりでいいから何年かかってもいいから

 あなたと家族になれたらいいなと思ってる。

 もう一度 家に来てくれる?」

ダイフクもおばさんのほうへ。

「よかった無事でホントによかった。」

「ごめんなさい。」

拍手をする叶。

ダイフクは戻っていきました。

「貧しくても愛があれば幸せになれる。」

「いや この際 私には愛だってなくてもいい。」

「はい 撤収。」

「チッ 煩わせやがって。
 
 バカなヤツだ。」

「そうですか?」

「くだらん理由で逃げ出して

 犬のくせに尻尾の振り方も知らない。

 そんな犬はいつ捨てられても文句は言えない。」

「私は 気持ち分かります。

 だって お母さんじゃ ない全然 知らない人を

 「お母さん」って呼んだらホントのママが かわいそう。

 私のママは 一人しかいないのに。」

「フン チッ。」

「ママを裏切るなんて できない。」

「フン 忘れんな。

 先に裏切られたのは お前らだ。」

「ポスト土曜日からお泊まりだっけ?」

「そう。」

「次に決まるのはやっぱ ポストか?」

「やっぱりこんなの絶対 間違ってる。

 だって あの子が迎えに来てほしかったのは

 本当のお母さんだよね?

 偽者のお母さんじゃ ない。」

「そりゃあ 本当のお母さんが来てくれればいいけど。」

「でしょ? 勝手な都合で何回かしか会ってない人と

 家族になるなんて 変だよ。

 無理して好かれる努力をして

 我慢して それって ホントに家族なの?

 お母さんってきっと そんなんじゃ ない。

 私を産んでくれてギュってしてくれて

 いっぱい名前を呼んでくれて。

 みんな平気な顔で新しい親を探して

 そんなの絶対おかしいよ!」

美希のにおいをかぐポスト。

「何よ また やる気なの?」

「ちっち。」

弁当屋さん。

「あっ いらっしゃいませ。

 はい 日替わり弁当2つですね少々 お待ちください。」

叶とあう施設長。

「新しい里親候補は以上です。
 
 何か ご質問は?

 おっしゃりたいことがあればどうぞ。」

「直接 こんなプロフィルを渡すやりとりなんて

 規則違反だよな。」

「ご心配なく。」

「あんたがクビになると俺が困る。

 貴重な情報源が断たれるからな。」

「あなたのためにやっているわけではありません。

 私は親が子供を選ぶ 現在の制度に

 疑問を抱いてるだけです。

 子供にも親を選ぶ権利があるはずです。」

「つまり?」

「あの子達には自分だけの帰る場所が必要なんです。」

「場所ね。

必要なのは人じゃなく場所か。」

「人に執着するのは悲劇しか生みませんから。」

「フンっ 何だ?男で痛い目でも見たか?

 フッ 図星か。」

「私は痛みなんて感じない。」

お試しにきているポスト。
いっしょに料理の手伝い。

「わぁ キレイ。

 でも いいのよ 座ってて。」

「いえ 手伝います。」

「あっ そう言ってくれるとうれしいわ。

 こんなふうに娘と一緒に

 ごはんの支度をするのが夢だったの。」

「私もです。」

「アハっ 主人も喜ぶわ。

 あなたが手伝って作ってくれたなんて知ったら。」

「ウフフ。」

「フフフ。」

その頃のピア美たち。

「ポストうまくやってるかな〜?」

「う〜ん。」

「枝毛!」

そのとき涼香の声がしました。

「真希?」

「どこどこ…?」

「ほら。」

外に涼香がいました。

「ホントだ。」

「真希」

「真希! ハハハ!」

「ママ!うわ! ママ!ママ!」

「真希〜! 久しぶり〜!ママ。」

「ねぇ 真希 元気だった?」

「うん。」

「あ〜 よかった! 真希。」

「ママ〜。」

ポストたち。

「は〜い 出来上がり。ウフフ。」

「あの おトイレ借りてもいいですか?」

「借りるだなんて

 もうすぐあなたのお家になるんだから。

 場所は分かるわよね?」

「はい。」

ドアのあいている部屋に
たくさんの人形がおいてありました。
不気味・・・・。
そこにいるのをみつかってしまったポスト。

「あら てっきりトイレに行ったと思ったのに…。」

顔が怖い・・。

「あっ… あの…。」

「これは あの人の趣味なの。

 私がプレゼントしたお人形もあるのよ。

 でも 最近あんまり喜んでくれなくって…。

 だけど…あなたをひと目 見た瞬間に分かったの。

 あの人が求めていたのがこれだって。」

「人形…。」

「あ〜 かわいい。

 絶対に あの人が気に入ると思ったわ。

 だから今日だって早く私の所に帰って来てくれる。

 若い愛人の家になんて行ったりしない。」

「愛人…。

 ハハ。ハッ!」

「ありがとう私のかわいい お人形さん。」

「あっ 私… お人形じゃないんで。」

「でも 大丈夫。

 お人形より かわいいから自信を持って。」

「ハハ… ですよね…。」

「でも 確かに この髪はもっと切ったほうがいいわね。

 そのほうがドレスに似合う。」

ハサミを持ってポストの髪を切ろうとする晴美。。

「うう… あっ!

 あっ…。」

「キレイにしてあげまちゅからね〜。」

足をふみつけるポスト。

「髪は 女の命だっつうの!」

「うっ!」

施設の中へ入る真希。

「へぇ〜 ステキな所ねぇ。」

「え〜 どこが?」

「アットホームな感じがするっていうか フフ。」

「アットホーム?

でもね施設の人がすっごく怖いんだよ。」

「真希が元気そうでよかった〜 いろいろごめんね。」

「ホントだよ!すっごく心配したんだから。

 ちょっと待ってね今 荷物持って来るから。」

「荷物は いいわ。」

「えっ?」

逃げるポスト。

「待ってよ〜。あっ!

  何が気に入らないの?

 ドレス?それなら お着替えしましょう。」

「あんたが着ればいいじゃん!」

「似合うと思う?」

首をふるポスト。

「イ〜〜!」

真希とママ。

「えっ?」

「そうなの。

 ママね 結婚しようと思って。」

「それって あの人と?

 どうして?あんなに怒ってたのに。」

「あの人ね やっぱり 私のことが好きって言ってくれたの。

 あんなことがあったのにそれでも私が好きって フフ!

 真希のパパは 奥さんと別れるっていう約束を

 守ってくれなかった。

 ママを選んでくれなかった。

 でも タクヤは違う。

 そんな人 初めてなの。

 ママも あの人と一緒にいたい!

 ねぇ 分かってくれる?」

「うん 分かった。」

「アハっ 真希ならそう言ってくれると思ったわ!」

「アハハハ。みんなで楽しく暮らそう。」

「それはダメ。」

「えっ?」

「真希は きっとここにいるほうが幸せになれる。」

「ママ? 何言ってるの?」

「連れ子に手を挙げるニュースよくあるでしょう。

 ママね そんなタクヤも真希も見たくないの。」

「大丈夫だよ 私いい子にしてる

 あの人とも仲良くできるよ。

 ねぇ ママと一緒がいい!だから…。」

「真希。

 私 あの人を愛してるの。」


「愛?」

「真希 ごめんね フフ。

 真希が大きくなって好きな人ができたら

 きっとママの気持ちが分かると思うの。

 ねっ フフ。

 ここは お友達がたくさんいそうで楽しそうね〜…。」

ママの声が遠くなる。

恐怖の館・・

洗面所にたてこもるポスト。

「あなたも私をばかにするの?

 あの女と一緒に!

 若ければ何でも許されると思ってんの?」

そこへ夫が帰宅。

「ただいま〜」

「あっ あなた…おかえりなさい

 今ね 私達かくれんぼしてるの

 いろいろ捜したんだけど多分 ここにいると思って」

「そうか ハハハ…

 もう〜 いいかい?・

 合鍵があるんだよ」

ドアがあけられた場面で
ドアが開くCMになったのは狙いすぎ・・。
夫は妻と違ってまともで助かりました。

施設までおくってくれました。

「このたびは 妻がご迷惑を。」

「いえ。」

「うちは 子供ができませんで…。

  夫婦関係がうまく行かず

 妻は情緒不安定になっていたんです。

 かわいい子供がいればと思い

 お願いしたんですが 安易でした。

 私達には子供を引き取る資格がなかった。

 大変 申し訳ないんですが

 今回の話はなかったことにしていただきたい。」

「フン。」

「本当に 申し訳ないことをしたね。」

「自分だけ いい顔しやがって。

 この人!

 う〜わ〜き〜し〜て〜ま〜〜す!!」

とさけぶポスト。

「チッ。」

「えっ? 外 何ごと?」

「別に。」

「あぁ おかえり ポスト。

 ちょうどよかった 洗濯物ある?

 一緒に洗っといてあげる。」

笑顔の真希。

「別に… ないけど…。」

「そう?後からでもいいから言ってね。」

鼻歌を歌いながら洗濯をする真希。

「何だ? あれ。」

「さぁ。」

「ずっと ここにいることになったから

 ポストに媚び売ってんじゃない?」

「ずっと?」

「あんたの予想通り。」

「えっ?」

「あの子やっぱりママに捨てられちゃった。」

「うわ〜 きったな〜い うわ〜。

 うん きったない。」

ご飯のときもテーブルの準備。

「じゃ 次 俺。よいしょ。」

「もうすぐ ごはん〜」

「イェ〜イ。」

「こら もう。

 もうすぐ ごはんの時間なんだから片付けて。」

「何だよ うっせぇな」

「ほら どいて。どいて。」

そんな真希にコートをなげつけ
外にひっぱっていくポスト。

「えっ? ちょ… ちょっと…。

 何? ちょっと 何ってば!」

ロッカーと施設長。

「人間の煩悩は…108つあるらしい。

 あと… 何人だ。

 あと何人で 108人になる。

 あと何人で 俺は自由になれる…。
 
 そしたら… 俺は…。」


真希を引っ張り出すポスト。

「離して 離して

ねぇ 離してってば。

急に何なの?」

「失恋したらしいじゃん。」

「ママが幸せなら 私はそれでいい。」

「いつまで。

 いつまでママに片思いしてる。

 あんた 私に「親の顔も見たことないくせに」…って

 言ったよな。

 でも 見てないのは あんたじゃん。

  血のつながりに頼って すがって
 
 都合の悪い顔は 見ないふり。

 どんなに いい子にしたってママは戻らない!」

「そんなことあんたに言われなくても…。」

においを嗅ぐポスト。

「今日って生ごみの日だっけ?

  1月18日。

  今日 あんたがママに捨てられた日だ。」


「違う。」

「そう 違う。

 今日をあんたが親を捨てた日にするんだ。」


「チッ。

 今日は友引か。」

「失恋は 自分からふらないと後を引く。

 私だって 目の前に親がいたら

 自分から捨ててやりたい。

 でも 捨てる親なんていない。

 だから私は…名前を捨てた。」


「えっ?」

「唯一 親が残したのがそれだったから。

 私と一緒に名前を書いた紙が入ってた。

 1枚 ペラっと。
 
  親からもらった名前なんて…

 もう いらない。」


「あのね。

 ママがあいつを殴った時私 いたの。

 ママ すっごい顔してた。

 見たことない 鬼みたいな顔で

 灰皿 振り回してあいつを追い掛け回して

 髪なんか グ シャグシャで。

 こんなの ママじゃ ないって思った。

 でも…あれがホントのママだったのかな。

 優しいママは 嘘だったのかな。」


「全部が嘘じゃないと思う。

 でも大人ってのは変わるんだよ。

 あんたが見たのはママじゃなくて…

 女の顔だ。」


ポストが子どもじゃなさすぎる。

「女…。」

「フッ なんてね。」

自宅アパートの下までやってくると
ママたちの楽しそうな声がきこえました。

「破れてたんだって」

「ハハハ…!やだ〜 アハハハ…!

 ホントに〜?」

「ホントだって ほら」

「アハハハ…!もう 相変わらずなんだから〜」

「私… やっぱり…」

香水のびんを真希に渡すポスト。

びんのをあけてにおいを嗅ぐ真希。
蓋をしめました。
ポストの顔をみて決心。

「さようなら。」

香水のびんを窓に向かって投げつける真希。

「キャ〜! 何!?」

「おい 誰だ!?」

「逃げよう!」

「やった やった〜! やった〜!」

「やった〜!」

「やった〜! やった〜!」

「やった〜!」

ふたりで走って逃げて
途中で泣き出す真希。
ピア美たちがさがしにきました。

「ポスト〜!」

「ママ〜! ヤダよ〜!

  何で? ママ〜!

 ママ〜! ママ〜〜!!」


「ザマ〜みろ。

 こんなことなんてしても

 何ひとつ意味なんてない。

 あんたの言う通り

 私には思い浮かべるママの顔なんて ない。

 でも これでどうだい?

 あんたも私と一緒だ。

 思い出しても ムカつくだけだから

 二度と思い出せなくなる。」


「ひどいよ…。」

「何言ってるの!?ポストはそんな子じゃないよ!」

「そうだよ!ポスト いつも言ってるじゃん!

 私達は幸せだって。

 他の子は 自分で親を選べないけど
 
 私達は選ぶことができる。

 だから幸せだって…。」

「お前らは 余計なこと言うな!!

 悲しさを吹き飛ばすには怒るんだよ!

 それは 私でも 誰でもいいんだ。

 ママからこんなひどい仕打ち受けて 
 
 ふざけんな!って

 バカ野郎〜!って…。

 チクショ〜…

 絶対 幸せになってやる!!って。

 でも…その幸せって何!?

 本当のママが自分を愛してくれる…

 それ以上の幸せって 何なんだよ!?

 私達… 誰も知らなかった。

 昨日も今日も いたママが…

 明日には いなくなるなんて。

 突然いなくなるなんて。

  明日…ママが…いなく…。」


夜遅くコガモの家に戻ると
施設長がお怒り・・。

「あっ。」「あっ。」

「あっ…。」「あっ。」

「今 何時だと思ってる。」

「ですよね。」

「あぁ。」

全員お風呂場でバケツを持たされました。

「帰りのバス賃 忘れたっていうか。」

「チッ。」

「それを突き詰めるとお小遣いが少ないっていうか。」

「チッ。」

「これ持たされると ピアノが弾けなくなるっていうか。」

「チッ。」

「みんな 私のために付き合ってくれたんです。」

「チッ。

 チッ チッ チッ チッ。」

施設長は舌打ちしてでていきました。

「フフッ フフ…。」

笑いだす真希。

「何?」

「いや。」

「んっ?」

「何かママは いなくなっちゃったけど

 友達はできたんだなって思って。」


「うわっ かゆ。

 あんた マジかゆいんだけど。」

「私の名前は 「あんた」じゃないし。」

「はいはい 真希ちゃんね。」

「ドンキだよ。」

「えっ?」

「私の名前は 今日からドンキ。」

「もう〜 限界!」

「そういえば ポスト 気になってたんだけど…。」

「んっ?」

「ポストの ホントの名前って…。」

「ハハハ!」

「何? 知ってんの?」

「知ってる 知ってる。」

「言うんじゃ ない。」

「ホント限界!」

「それがね 結構ウケるよ。」

「えっ? マジで?」

「 うん 似合わないよね〜。

 か〜わいい。」

「それって つまり いわゆる…。」

「げ〜ん〜か〜い〜〜!」

バケツをなげすて3人でポストに叫ぶ。

「DQN!」

軽く舌を出すポスト。



児童養護施設&芦田愛菜ちゃんで
泣かせる気満々のドラマかと思ったら
泣かせるだけじゃなく随所におりこまれる
笑いや演出でお涙ちょうだいなだけではなかった。
ネットで言われてる「明日、ママがいない」が
「芦田 愛菜がいない」にきこえるという話も
本当にそこから思いついたんじゃないの?

「かわいそう」じゃなくて「たくましい」子どもの姿。

本当の児童養護施設や里親は
大きな誤解をもたれそうですが
ドラマだからだよね?と思いたい。

赤ちゃんポストも賛否両論あったし
変な場所に捨てられるよりはという思いからかも
しれないけど捨てられた子どもにとっては同じこと。

「本当のママが自分を愛してくれる…

 それ以上の幸せって 何なんだよ!」

っていうセリフが重かった。

真希ママは(子どもより)彼を愛してると
あっさり捨ててくれますが
真希が邪魔になったとはっきり言うわけではなく
理解のある子どもに
甘えててどっちが子どもかわからない。
まだ虐待されたり出てけと言われたほうが
まだあきらめがつくのでは。

施設長は過去に一体どんな非道なことをしたの?
アイスドールも児童養護にかかわる職員にしては
こわすぎるよ・・。

ロッカーは三浦祥平くんだし施設育ちのロック歌手かと
思ったのにコインロッカーのほうね・・。
しゃべらないの??

それにしてもこの子たち、
子役じゃないでしょう!!みんな立派な女優!
愛菜ちゃんは将来いったいどんな大女優になるんだか
末恐ろしいです。

あ、五十嵐くんだけは子役でいい。
今回も超かわいかった!!



ポスト  芦田愛菜
真希   鈴木梨央
ボンビ   渡邉このみ
ピア美   桜田ひより
ロッカー 三浦翔平
水沢 叶 木村文乃
オツボネ 大後寿々花
東篠祐樹 城田優
?      鈴木砂羽
佐々木友則  三上博史
パチ    五十嵐陽向




2014.01.16 Thursday 11:56 | comments(0) | trackbacks(8) | 
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【明日、ママがいない】第1話感想と視聴率好発進♪
初回視聴率は14.0%(関東地区)で、好発進でした♪ 内容、予想外にとても良かっ
| ショコラの日記帳・別館 | 2014/01/18 1:49 PM |
《明日、ママがいない》#01
親が親権を拒否すると、子供は、捨てられる。 真希は、母親が、同居していた男を鈍器で殴って警察沙汰になった。 真希はそのまま施設に預けられてさっさと切り捨てられた。 いわくありげな施設につくと、同室の女の子たちが、かなり大人びた解説をくれた。
| まぁ、お茶でも | 2014/01/22 8:32 PM |