<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
amazon
楽天ブックス他
楽天ほか

学校のカイダン 第1話

[ テレビ ]
第1話



 私立明蘭学園に通うツバメ(広瀬すず)は、
学校が閉鎖になった生徒を無償で引き受ける
「特別採用枠」の1人で、‘スクールカースト’では底辺の存在。
南(石橋杏奈)らセレブ軍団に生徒会長の役目を押し付けられた
ツバメは、福祉施設での奉仕活動の指揮を執ることに。
後日、施設で悪ふざけをする生徒たちの画像が
インターネットに出回り、問題になる。犯人捜しをする
羽目になったツバメの前に、謎の男・彗(神木隆之介)が現れ…。





フードをかぶった雫井彗。

「学校は 友達がいて楽しい。

  強い者にとって 学校は楽園。

 でも 弱い者にとって そこは地雷だらけの戦場だ。

 熱血教師が助けてくれるわけでもなく

 親に頼れるわけでもなく
 
 ただ ひたすら地雷を踏まないように卒業の時を待つ。

 そうだ じっと息を潜めて動いてはいけない。

 もし わずかでも動いたら標的になる。

 その時は…。」

倒れてたちあがろうとする春菜ツバメ。

「負けるもんか。」

「戦って 全てをぶち壊せ!」

立ちあがるツバメ。

「うわぁ〜〜!!」」

「これは 世界で一番弱虫の 反逆者のお話。」

鼻眼鏡をかけてクラッカーをならし
ケーキをもってくるツバメ。

「おじいちゃん!お誕生日おめでとう!」

「ありがとう。」

「はい はい。」

「朝っぱらからパンケーキって何だよ ツバメ。」

「おじいちゃんの好きなサバもあるよ。」

「サバとパンケーキか お前…。

 あっ! こんなことしてる場合じゃねえだろ。

 今日は全校集会だろ。」

「あっ… 忘れてた。はいはいはい…。」

「…ったくよ お前 遅刻したら罰が当たるってもんだ。

 前の学校が なくなって2か月

 特別採用枠で あの明蘭によ タダで入れてもらった身分で…。」

「おじいちゃんこそ 腰悪いんだから無理しちゃダメなんだからね。

 オードリーおじいちゃん頼んだよ。

 よし いってきま〜す!」

「いってらっしゃい。」

急いで飛び出すツバメ。

豪華なスクールバスをみてにやりとしているのは
さっきのフードの彗。

バスの中で邪魔にされるツバメ。

「邪魔」

「うわっ。うわ〜 ごめんなさい。

 あ〜 痛っ!痛った〜!」

転んでしまったところに手をかしてくれる油森くん。

「大丈夫?」

「あ… ありがとう。」

玉子がカバンからちらばった教科書をひろってくれました。

「玉子ちゃん サンキュー。」

「災難だったね。」

「私 どうも まだこの学校のルールに慣れなくて。」

「仕方ないよ 私達 特サ枠とは育ちが違うから。」

特別採用枠(特サ)

「うん。」

そこに校舎から美森の声。

「ツバメ!」

「えっ?」

「ツバメだよ ツバメ!こっち こっち! 早く!」

「行ったほうがいいよ。ツバメちゃん。」

そこにいるのはプラチナ8.

「うわ〜 ありがとう。」

「来るよ。」

「またまた笑かしてくれんなあいつ。」

「カバンの中 汚ねぇしこれだから 「特サ」は。」

「差別すんなよ かわいいじゃん。」

「おっと。」

「御意。」

「ねぇ 何? 何? 何?」

「「プラチナ8」のお招き?」

「早く 早く! 待ってたんだから。

 あれ? って ツバメ顔に泥 付いてるよ。」

「ホントだ〜。」

「パンダじゃん。」

「似合ってるよ。」

「これ 使って。」

とハンカチをだす南。

「えっ?」

「早く。」

「ありが…。」

「ついでに 油虫に触られた所も拭いたら?」

「えっ?」

「あっ これすごい いい匂いするね。」

「フフっ 雑〜。」

「グロスも使う?身だしなみ 整えておけば?」

「今日は すっごいサプライズあるからね。」

「サプラ〜イズ。」

校長の誉田蜜子 挨拶。

「ごきげんよう。

 誇り高き明蘭学園の生徒の皆さん。

 明蘭学園は かねてより

 「自由を重んじ友愛と絆を育む」

 …という校風でたたえられて来ましたが。

 このたび さまざまな事情で 学校閉鎖を余儀なくされた

 生徒達を無償で受け入れ

 共に学んで来た「特別採用プロジェクト」の成果が認められ

 わが校が 教育省のモデル校に選ばれたのです。」

「素晴らしい 実に喜ばしいことです。

 しかし 皆さんモデル校になったからには

 これまで以上に 明蘭学園の生徒らしく

 振る舞うよう心掛けねばなりません。

 そして その模範たるのが生徒会長ですが

 ここで 先週行われた新生徒会長選の

 結果を発表したいと思います。」

「来た 来た。」

「得票数599票。

 わが校の第50代 新生徒会長に 圧倒的支持で選出されたのは…。

 2年1組春菜ツバメ。」

「えっ?」

「ツバメ ツバメだよ。」

「えっ?」

「だから サプライズあるって言ったでしょ?」

「エントリーしたじゃん。」

「してないよ。

 あれは うちのクラスから

 取りあえず 誰か出さなきゃっていう流れで。」

「その流れで 私達がバックアップしたの。」

「絶対 無理 私 ドジだし人前に出るの苦手だし

 すっごい緊張しいだし 転校して来たばっかだし。」

「大丈夫 応援するから。

私達 友達じゃない。」

「友達。」

「 おい 春菜 何してるんだ?早く出て来い。」

「ほら 金時 キレるよ。」

「いいぞ 新会長!頑張れ!」

「頑張れ 頑張れ・・いいぞ〜」

「ほら お前も。」

とうながされる油森くん。

「見ろよ あいつ 顔 真っ赤。」

「壺井先生のクラスの生徒ですね。」

「うまく治めさせれば先生の評価も上がりますよ。」

「あっ… 頑張ります。」

「では 校長から会長バッジの授与を。」

「本校の生徒会長らしく

 素晴らしい学園生活をつくり上げてください。

 期待してるわよ。」

「では 所信表明を。」

「頑張れ!」

「頑張れ 新会長!頑張れ〜。」

「生徒会長… 挨拶 ほら。」

緊張バリバリのツバメ。

「し!

 新 生徒会長として…!」

後ろに倒れ失神・・。

「えっ マジ?」

「いやいや… マジ?」

「ハハハ…。」


生徒会室。

「生徒会顧問の星だ。

 新生徒会といっても 今回 選出されたのは

 一身上の都合で休学した前任者に代わる 会長1人。

 ということで 役員から自己紹介をしてもらおうか。

 じゃあ 副会長の油虫。

 あっ すまん すまん 油森から。」

「あっ…。」

「副会長の油森哲夫です。」

教頭が邪魔しました。

「すまないが 自己紹介は後にしてもらって

 私から ひと言いいかね?」

「ハッ!」

「生徒の自主性を重んじるわが校では

 生徒会を中心に活動を行っています。

 行事でも何でも 我々教師が一方的に押し付けるのではなくて

 新生徒会長に陣頭指揮を執ってもらいたい。」

「えっ?」

「はい 持って。

 ということで 早速 明日生徒会主導の

 市内ボランティア活動を行ってもらいます。」

「明日?」

校長と教頭。

「春菜ツバメ 大丈夫でしょうか?」

「特サ枠の生徒会長 いいじゃない。

 祖父と仮暮らしの身なんてけなげで ますます理想的だわ。」

「しかし 生徒会に自治を任せるのは

 寄付金額が莫大なプラチナ枠の生徒達と

 学校の衝突を避けるため。

 波風立てないよう やれるのか 心もとないような…。」

「安心なさい。

 ああいうコはかわいがられるわよ。」

テレビにも出演してる。

「平等に子供達に…。」

ボランティアの施設に挨拶にいった先生とツバメ。

「今回のボランティアを自発的に企画した責任者の春菜です。」

「いや〜 明蘭の生徒会はいつもながら

 助け合いの精神にあふれていらっしゃる。

 今日一日 よろしくお願いしますよ新会長。」

「あっ じゃあ みんなは表の掃除をお願いします。」

「須堂君達は病棟の清掃をお願いします。」

「うるせぇんだよ 偉そうにどけよ!」

「あ〜! めんど〜。」

油森くんのいうことはきかない千崎たち。

プラチナ8の女子たちも座っているだけ。

「会長 まだ 終わんないの?」

「ねぇ ってか ここ臭いし 勘弁。」

「このまま 林抜けてハケちゃうってダメ?」

「それ 違う意味でヤバいかも。」

「何で?」

「あっ!ここらで危ない奴が出没してるって話?」

「何それ」

「うちの生徒オペラグラスで のぞいてるって。」

「それ ストーカーじゃん。」

「変質者?」

「ねっ 怖いよね。犯罪者じゃないかって。」

「えっ 怖くない?」

「犯罪って どんな?」

「それがあの丘の上に住んでるらしいんだけど

 そこに連れ込まれると大事なもん奪われる代わりに…。」

「そうそうそう! どんな願いも叶えてくれるんだって!」

「ヤバくない? 」

「それそれは気になる。」

「そうでしょ?」

そこに声をかけるツバメ。

「ねぇ。これ もう1台運んでもらってもいいかな?

  焼却場に持って行かなきゃなんだけど。」

「ツバメ 空気読めてないよね。」

「えっ?」

「ちょっと調子乗っちゃってる?」

「何のために選ばれたか分かってる?」

「学費も払ってない奴を 

 トクサーで救ってやってんだから

 もっと積極的に奉仕してもらわないと。」

「ホント それ。」

「ハハハ 行こう。」

ゴミ置き場に閉じ込めでいってしまいました。

「ねぇ 夏樹達が あっちで何か やってるんだけど。」

「ねぇ ちょっと みんな待って!

 ねぇ みんな!」

他の生徒たちは無視。

そこに声をかけてくれた油森くん。

「どうしたの?」

「油森君…。何でもない。

 急いでゴミを運ぼうと思ったら勝手にドアが閉まっちゃって。

 ほら 私 鈍いからさ。

 アハハ…。」

「頑張るよね 春菜さん。」

「えっ?」

「強引に会長にされちゃったのに 明るく笑ってさ。」

「でも 油森君だって 「我慢 我慢」だよね?」

「でもさ 時々 しんどくならない?」

「えっ?」

「みんなに合わせて 空気読んで

 僕ら毎日 学校に何しに行ってんのかなって。」

「でも みんなも そうやってうまくやるもんだから。

 まっ だから強がってホントは 毎日3回

 こっそり 神様にお願いしたりするんだけどね。」

「お願い? お願いって 何を?」

「ううん 何でもない 何でも…。」

「油森 何やってんだよ!こっち来いよ!・」

「お前いねえと盛り上がんねえよ!」

「ハハっ。」

「いいよ いいよ。」

「ごめん。」

「うん。」

「じゃあ。」

よばれていく油森くん。

「はぁ〜。」

ひとりでゴミをはこび、お社をみつけて
手をあわせました。

「 神様 どうか…。」

「ハハハハ…!

 お前 バッカだな〜。

 それ 安産祈願だけど。」

フードの男。

「はっ! 私は別に…。」

さっきの噂されていたオペラグラスを首からさげていました。

「はっ!」

「願い事があるなら…。」

「えっ?」

「叶えてやろうか?」

「け… 結構です!」

あわてて立ち去るツバメ。

学校。

「ごきげんよう」「ごきげんよう。」

「教頭 大変です!」

「ん?」

「メリーフォレストの施設長が。」

「何だと?」

のりこんできた施設長。

「一体 おたくの生徒はどうなってるんですか!」

「どうなっていると申しますと?」

「これですよ! これ!

 インターネット上に こんな画像が出回っているんですよ。」

施設のストレッチャーの上でふざけている生徒たち。
顔はかくされていました。

「これは?」

「この画像が あちこちに拡散されてたんです。

 バイトテロならぬボランティアテロですよ。

 うちにはね 重度の要介護者がたくさんいるんです!

 悪ふざけじゃ 済みませんよ!!」

「すぐに調査してご報告いたします。」

ツバメにたずねる教頭。

「誰が犯人か分かるか?」

「えっ?」

「誰が犯人か君が内々で調べなさい。」

「そんなこと…。」

「できないのなら生徒代表として君に責任を取ってもらうかも。

 となると 特サ枠の条件から外れることになるな。

 となると おじい様にも負担が掛かるでしょう。」

しかたなく生徒にきいてまわるツバメ。

「あの… ボランティアの時

 男子が何かで騒いでたみたいだけど…。」

「もしかして これかな?」

「知らない 私達 関係ないし。ってか 何 探ってんの?」

「いや ただ 問題になってるみたいで 教頭先生が。」

「そんなの ただのネタじゃん。」

「大人は笑いが分かんないからヤダよね。」

「ツバメも そんなんしてると ハブられちゃうよ。」

「えっ?」

「警察ごっこ?」

「笑える。」

生徒たちみな知らん顔。

帰宅途中、胸にサッカーボールがぶつかりました。

「はぁ〜。

 痛っ… 痛っ!」

あの男がオペラグラスをのぞいていました。

「あっ。

 何 のぞいてんのよ。

 やっぱり あいつ…。」

ボールをとりにきた男の子。

「すいません!」

「危ない! 近づいちゃダメ。

 はい みんなのとこ 戻って。」

「うん。」

「動かないで!

 あなた… 噂の変態ですね?

 そうやって双眼鏡で 部活の女子高生じ〜っと観察して…。

 今すぐ ここを立ち去らないなら通報しますよ!」

「お前は 招き猫か。」

「お前?」

「そのヘンテコで無駄な構え私は

 グズな弱虫ですってアピールしているようなもんだ。

 やっぱり ただのバカだな!」

「バカ?」

「正しく言うと何の知恵も知識も判断力もない愚か者。」

「はぁ?」

「誇れることがあるとしたら

 そのカバンからのぞく議事録資料から生徒会の役員

 いや! 会長。」

「えっ?」

「でも バッジは逆さま 紺ソクの長さが左右微妙に違うところを

 見ると 会長は立候補ではなく

 みんなに押し付けられただけのただの雑用係

 スクールカーストでいえば下の下の下 奴隷だ。

 でも そこは 問題じゃ ないただのバカだというのは

 他人に対して そうやって正義の拳を振りかざすのに

 学校という いわゆる半径5m以内の人間に対しては
 な〜んも  言えないことだ。」

「あなたに私の何が分かるんですか?」

「分かるよ 君は学校でハブられるのが怖くて

 みんなの言いなりになってる典型的な高校生。」

「あなたこそ 何なんですか?人のこと「バカ バカ」言って…。」

「それ 議事録の「義」ごんべん抜けてるぞ。」

「頭が良ければいいって問題じゃないでしょ。

  大体 学生にも見えないし

 平日の こんな時間に働きもしないでニートですか?

 こんなとこ座ってないで早く立って行きなさいよ!」

「ハハハ…!何で指図されなきゃいけない。」

「友達みんなが怖がってるんです あなたのこと。」

「お前に友達なんかいないだろ。

 それともあれか?

 お前を使用人扱いしてるご主人様達のことかな?」

「何で それ…。」

「ほら 奴らの声が聞こえるぞ。

 「金もない奴らが タダ飯食って

 学校の格と偏差値 下げてやがる早く消えろ」。

 そんな言い草 おかしいだろ。

 あんな連中の言いなりになって悔しくないのか?

 やり返そうとは思わないのか?」

「そんなこと できるわけ…。」

「このまま 我慢し続けるのか?

 もっと痛い目に遭っても我慢し続けるのか?

 何で怒らない? 何で叫ばない?何で戦おうとしない?
 
 風向きを変えたくないのか?

 風向きを変えたいなら戦うしかない 戦って…。

 全部 ぶち壊せ。

 通報するなら ご自由に。」

バスがきました。

「あっ。」

車いすにうつる男。

「あっ ごめんなさい 私…。」

「謝罪は不要 噂の全てを否定するつもりはないし。

 まぁ せいぜい 君の素敵な半径5mの世界を大切にね。

 明蘭高校 第50代 生徒会長さん。」

バスはいってしまいました。

自宅。食事中に文句をいうツバメ。

「もう何なの あいつ!絶対 変質者だよ。」

「珍しいねぇツバメが そんな腹立てるなんて。

 そんな 気になる男なのかい?」

「はぁ? 何 言って…!そんなんじゃなくて私は ただ…。」

「いや 俺はよそんな悪い奴だとは思わねえけどなぁ。」

「んっ?」

「近頃の奴は 相手の顔色ばっかりうかがってよ

 本気で ののしり合ったりしやしねえんだよ なぁ。

 俺が若い頃は 道歩いてるだけでメンチ切ってよ

 ケンカしたもんだよでも そういう奴に限ってな

 一生の友達になったりしたもんさ。

 なぁ ヘヘっ。

 ツバメはよぉ 学校にそういう友達は いるのかい?」

「えっ?」

「ほ〜れほれほれ… ほ〜らあんた いっぱい食べてんな。

 あ〜 いいぞ。」

朝、気合いを入れて学校にいくツバメ。

「よし! いつも通り いつも通り。」

「おはよう 会長。」

「犯人捜しご苦労さんでした。

「よかったね ツバメ犯人 見つかったって。」

「えっ?」

「油虫だって。」

「何? これ。」

油虫くんの画像。

「今朝 流出してたの。

 誰が流したか分かんないんだけど。」

「あっ 油虫ならさっき 金時に呼び出されたよ。

 ツバメも指導室に来るようにって。」

「でも… 油森君 あの時 私と…。」

((油森 何やってんだよ!こっち来いよ!))
((お前いねえと盛り上がんねえよ!))

「あっ… いや… 分かんないけど 

 でも あんなことするコじゃ…。」

「だって証拠 挙がってんじゃん。」

「あいつ やってたよ。

俺ら 見たもん なぁ?」

「は〜い 僕も見ました 証言します。」

「そういうこと。」

「けど 油森君だけがやったわけじゃ…。」

「ツバメさぁ… 何様のつもり?」

「えっ?」

「雑用は 雑用らしく振る舞ってくれないと

 ガチでウザいんだけど。

 もう二度と私達に話し掛けないでくれる?

 次に話し掛けたら…

 あんたも前の会長みたいに永久追放するよ。」

校長と教頭。

「油森哲夫ではなく須堂夏樹が首謀者?」

「ええ そのような噂が…。

恐らく 油森は無理やり やらされて

 罪をなすり付けられたのでしょう。」

「須堂家はプラチナ枠の中でも…。」

「寄付金額トップ。」

「須堂夏樹は わが校にとって貴重な財源。」

「ご安心を 処分は油森1人に とどめておきます。」

「退学はダメよあくまで 自主退学じゃないと。

 よろしくて?」

教頭と油森。

「これは言い逃れしようのない証拠だ。

 君がやったことでいいね?」

「はい 僕がやりました。

 僕が悪いです。」

ツバメがはいっていきました。

「すいませんでした。

 施設の皆さんに謝りたいです。」

「いや 絶対に謝るな。」

「えっ?」

「謝ると加害者と認めたことになる。

 そうなると 学校も責任を取らなきゃいけない。

  君達は子供だから 大人の社会は分からないだろうが

 あとは 学校が話をするから。

 あぁ そうだ。

 PTAや教育委員会からも問い合わせが来てる。

 ここまで大ごとになったからには

 残念ながら 君には退学してもらう。

 正式な処分が出るまで自宅謹慎するように。

 これで この件は終了だ。

 君も分かったな?」

ツバメにいいきかせてでていく教頭。

さわぐ生徒たち。

「油虫 終了のお知らせ〜!」

「イェ〜イ!」

「油虫! 油虫!」

「イェ〜イ!・・フゥ〜!

お疲れさんでした〜!」

学校の外に出て校舎をみあげるツバメ。

夜のグラウンドで油森を待つツバメ。

「来てくれたんだ。

 ごめんね謹慎中に呼び出したりして。

 私…。

 どうしたらいいのか分かんなくて。

 油森君は あの日 私を助けてくれた。

 なのに…全然 力になれなくて。

 ねぇ…。

 ホントは 須堂君達にやらされただけなんでしょ?

 このままじゃホントに退学になっちゃうよ?」

「それ答えたら 君に何かできるの?」

「それは…。」

「だったら 何で聞くの?

 自分は ここまでやったって安心したいから?

 どっちにしろ証拠なんてないんだし

 証言してくれる奴なんていないじゃん。」
「でも…。」

「もし それ追及して学校に戻ったとして

 どんな顔して席に座ってどんなふうに笑ってろっていうんだよ!

 みんなの目とかひそひそ声とか…。

 その時は 春菜さんもあっち側にいるんだろ?」

「えっ?」

「どうせ 明日になったらみんなに合わせて笑ってんだ。

  「私じゃなくてよかった」。

  「私は 油森君みたいにならないようにうまくやらないと」って。

  そうなんだろ?
 
 お前も あいつらと一緒だよ!!」

油森くんはいってしまいました。
涙を流すツバメ。

フードの男の言葉を思い出すツバメ。

((このまま 我慢し続けるのか?))
((もっと痛い目に遭っても我慢し続けるのか?))
((何で怒らない? 何で叫ばない?何で戦おうとしない?))
((風向きを変えたくないのか?
 風向きを変えたいなら戦うしかない 戦って…))
((全部 ブチ壊せ))

「分かんないよ。

 どうしろっていうの?

  分かんないよ!

 あぁ〜〜!あぁ〜!」

フードの男がいました。

「ハハハ…!

 それで おしまい?

 やっぱり バカはとことん バカのままだな。」

「何で ここに?」

「ヘヘっ。」

「何よ… 何なのよ!

 あいつを救いたくないのか?」

「救う? 救うって どうやってよ?」

「戦うしかないだろ!」

「何 言って…。」

「お前の敵は誰だ?

 大っ嫌いだ 許せない消えてしまえ 壊れてしまえ!

 今 お前の頭の中によぎったものだそれは何だ?」

「全部…。

 あの学校の全部。」

「どうして?」

「変だからだよ。

 みんなも 先生も。

 そうだよ! みんな 変なんだよ!!

 学校には見えない空気やルールがあって

 それを破ったら一瞬で はじかれちゃう。」

「だったら 逃げればいいだろう?」

「逃げられるならとっくに逃げてる!

 けど私には…私達には…学校っていう世界が全てだから!」

「なら…乗っ取ればいい。」

「乗っ取る?」

「お前が てっぺんを取って…。

 学校を支配するんだ。」

傘をさしかけてくれる男。

男の家にあがるツバメ。

「あの〜 乗っ取るとか支配するとか どういうこと?

 まるで犯罪者かテロリストじゃん。」

「かつては ガンディーやマンデラも そう呼ばれていた。

 それでも 彼らは世の中をひっくり返し

 英雄と呼ばれるようになった。

 その戦いの武器は な〜んだ?」

「機関銃!

 じゃ 爆弾?」

「素晴らしい!

  ホントに お前は素晴らしいバカだな!感動するよ。」

「その「バカ」って9回目です ボキャブラリー ないですね。」

「とにかく!

 お前は すでに生徒会長としての舞台が用意されている。

 その舞台で 戦えばいい。」

「だから どうやって?」

「簡単さ僕の言う通りにすればいいだけ。」

「えっ?」

「その空っぽの頭じゃ 興味もなく読んだこともないだろうが

 これは お前を守る六法全書だ。

 「第6条 生徒会長は 生徒総会を開催することができる」。

  「第7条 その総会で 生徒の3分の2の賛成票があれば

 規律や校則を変えることができる」。」

「生徒の3分の2の賛成票?」

「イエ〜ス。」

「そんなの無理に決まってる。

私の言うことなんて 誰も…。」

「確かに 誰も聞かないだろうな。

 今のお前には 一番大切なものが欠けているからな。」

「大切なもの?」

「覚悟だ。」

「覚悟…。」

「全ての人間に嫌われる覚悟。

 だが 今のお前は ただの臆病者だ。

 ダイエットは したいけどアイスクリームは食べた〜い!

 プリンセスになりたいけど目立ちたくはな〜い!

 油森君を救いたいと言いながら

 みんなに嫌われるのが怖〜い!

 そんな臆病者だ。

 さぁ! 救うのか 諦めるのかどっちだ!? 生徒会長!」

「もし…。

 その覚悟があれば油森君は救えるんですか?

 もし…あなたの言う通りにすれば…。」

「僕の名前は 彗。

 雫井 彗だ。」

手を差し出す彗とツバメは握手。

「いいか? 僕らは契約を結んだ。

 でも 油森を救うには時間がない。

 彼は 月曜には自主退学書にサインをして

 死刑執行されてしまうからだ。

 ということで お前も退学届を書け!」

「えっ?」

「それが 覚悟っていうもんだろ!

 それを書いたら 月曜日朝8時半 生徒会室に来い。

 爆弾を…。

 ボン!と ぶちかますぞ。」

家で退学届を書くツバメ。

DVDを手に学校の外にいる彗。

「楽しみだな〜。

 明蘭学園さん。」

油森くんは教頭から退学届を
わたされました・

「これに サインしてください。」

退学届を胸ポケットにしまい
生徒会室にはいるツバメ。

「イヤホン。」

耳にあててみました。
そこにあった書類をとったらリュックが倒れました。

「ゴンって何?

 あっ ゴンって まさか…!」

そこに放送。

「生徒会より お知らせです。
 
 これより臨時生徒総会を行います。」

「えっ?」

「これより臨時生徒総会を行います。」

「臨時生徒総会?」

「至急 講堂に集まってください。」

教頭たちも講堂へ。

「おい どういうことだ?」

「私は 何も。」

「玉子ちゃん!臨時生徒総会って何?」

「えっ? 机に ツバメちゃんのメモ入ってたから。」

「えっ?」

ツバメのイヤホンに彗の声がきこえました。

「聞こえるかな? 生徒会長さん。」

「何? これ 何なの?」

「今から 宣戦布告をするんだよ。」

「宣戦布告? 誰が?」

「ハハハハ…!お前以外 いないだろう。」

「えっ?そんなのできない。」

「できるよ 今までのお前とは一つ違うことがある。

 それは この僕がいることだ。」

「でも…。」

「つべこべ言わず リュック背負え!

 今 講堂にいる600人は全部 敵だ。

 でも お前は覚悟を持ったなら いつもと違う

  お前の姿は今までより何倍も大きく見えるはずだ!

 一歩だ。

 一歩を踏み出せ。

 それだけで 世界は一変する。

 上がれない階段はない。

 さぁ 行け!

 歩け。

 そのまま 胸を張って歩き続けろ。」

「何だよ 所信表明の続き?」

「ま〜た ぶっ倒れんなよ。」

「ハハハ…。」

「気を付けろよ」

「目を閉じろ。」

「早くしろよ!」

ざわめく生徒たち。

「まだだ。

 まだ開けるな。」

「何?」

「今度は立ったまま気絶?」

「今だ! マイクを捨てろ。」

「えっ?」

「いいから 思いっきりマイクを投げ捨てるんだ!」

言われたとおりにしました。

「キャ〜!」

「そして 背中のリュックからお前の銃を振り抜け!」

拡声器。

「かつて 英雄と呼ばれた人間達の武器は何か

 何千年もの間 世界を動かし続けた戦いの武器とは何か。

 それは 言葉だ。

 さぁ 600人が注目した!

 封を開けて 言葉の爆弾を思いっきり ぶちかませ!!」

「こんなこと…。

 言えない。」

「言え。」

「言えない。」

「言え!

 お前の覚悟は はったりか?」

「何? あれ フフフ…。」

「私は…!

 油森哲夫なんか大っ嫌いだ!

 あんな奴退学になっても関係ねえ!

 大体 あいつは運動もできないしキモいし

 ある日 突然いなくなったって誰も悲しまないし気付かない。

 だから…あの救急レースも油森1人がやったことにすればいい。

 そうだ あいつもやってた。

 あいつのせいにしよう。

 あいつのせいで いいじゃないか。

 そうしよう。

 こうして 油森君は全ての責任を一人で負うことになりました。

 けど…。

 油森君と私達は何が違うんでしょうか?

 そして次の油森君の役は誰がやるんでしょうか?

 あなたでしょうか?

 その隣の あなたでしょうか?

 それとも私なんでしょうか?

 この学校は 正しいことなんて教えてくれません。

  油森君は言いました。

  「施設の人に謝りたい」と。

 でも 学校は言いました。

 「謝るな」と。」

「やめなさい!君は一体 何の権利があって…。」

退学届をみせるツバメ。

教頭をとめる校長。

「聞いてみましょう 最後まで。」

「でも…。

 それでも 油森君は…。」

スクリーンに映像がうつりました。

「すいませんでした!

 全部 僕が悪いんです!」

土下座する油森くん。
そばには千崎たち。

「おう 油森。」

「うおっ! かっ… はっ…。」

「てめぇチクったんじゃねえだろうな?」

「チクってない!みんなのことは言ってない!
 
 言ってない 言ってないよ!」

「なぁ 本当か? 油虫。」

「言ってない…。」

文句をいう千崎たち。

「何だ これ 俺らのせいってか?」

「こんなの事件と関係ねえし。

 意味ねえよな?

 なぁ みんな!」

「そうだ!そうだ そうだ!」

「素敵な学校だな。

 みんな 一致団結これぞ友愛と絆だな。」

「違う…。」

「結局 何があっても悪いのは 油森1人。

 これで平和は保たれるみんな 万々歳ってことだ。」

「違う…。」

「違う 違う 違う。」

「なら 何が違う タコみたいに真っ赤になってないで

 言ってみろ 言えないなら今すぐ立ち去れ

 立ち去れないならまた気絶して ぶっ倒れろ!!

 終わりだ。」

「だって…。

 だって 全然 違うよ!!」

「あぁ? 何?

 何が違ぇんだよ!」

「じゃあ 俺らが悪ぃっつうのかよ。」

「違う…。

 そうじゃ ない。

 私達みんなが悪いんだ!

 誰が犯人とかじゃ ない。

 だって…先生もみんなも…。

  私も…。

 油森君のせいにする空気に合わせた!

 だから…!!」

きいている彗。

「いつからだろ?

 学校は楽しいって自分に言い聞かせるようになったの。

 いつからだろ?

 毎日 次の日のことを考えておびえるようになったの。

 明日 無視されたら どうしよう。

  居場所がなくなってたらどうしよう。

 それが 怖くて…。

 怖くて…。

 だから 私は毎日3回神様に お願いするようになった。

 中学の頃から毎日 毎日。

 神様 どうか明日も…。

 明日も何事もない一日になりますように。

 何か しくじって誰かを怒らせたり

 仲間外れに されませんように。

 どうか私に順番が回って来ませんように。

 だけど神様は いつもちょっとだけ意地悪で。

 だから 私も…。

 いじめる側に回った。

 自分が はじかれないようやられてるコの悪口言って

 「1人弁当 ウケる!」とか爆笑して…。

 最低。

 そんな自分が嫌いで…。

 大っ嫌いで!

 けど 何で いっつもこうなっちゃうんだろ。

 やるほうもきっと 何でか分かってなくて

 やられるほうも何で やられてんのか分かんなくて。

 それでも「我慢 我慢」って 笑って。

  間違ってることも間違ってるって言えなくて見ないふりしてる。

 私は もう… そんなの嫌だ。

 だから 私は変えたい。

 この学校を 変えたい。

 このヘンテコな世界を変えたい。」

白紙だった次の紙に文章が書いてありました。

「これが私の所信表明です。

 生徒会長春菜ツバメ。」

「面白いじゃない。」

とつぶやき、油森くんの退学届をやぶいて席をたつ校長。

「校長! 校長!」

先生たちもでていきました。

「説教くせぇんだよ!」

「何様?」

「引っ込め トクサー!」

ツバメにむかってものをなげつける生徒たち。

ツバメめがけてボールをぶつける須堂。

「ナイス シュート。」

さらに生徒みんなからいろんなものが
ぶつけられました。


彗の家の前。

「はぁ…。」

「上出来だよ春菜ツバメにしてはね。

 あの後 どんな お涙頂戴話をしたのか知らないけど

 まっ 想像はつくね。」

「ひどいじゃない!僕がいるとか言って 何よ。

 あんなこと やっちゃってもう学校になんか戻れない!」

「ハハハ…。」

ツバメの退学届をやぶりすてました。

「何やってんの?」

「もう これは必要ない。」

「えっ?」

「覚悟は もう そこにある。」

 このペッタンコの胸にね!

 フフフ。

 確かに 周りは敵だらけ。

 でも みんな お前に興味を持った

 それが どんなアゲンストだろうがお前の言葉を

 受け止める準備ができてしまったということだ。

 少なくとも1人は心動かされた人間がいるようだし。」

「えっ?」

「さっき 油森哲夫が教室に戻って行ったぞ。」


「ねぇ あなた ホントは何者なの?」

「さぁ これから 楽しい楽しい大逆転の始まりだ!

 ハハハ…!

 ハハハハ…!

 ハハハ…!」



ゴージャスな学校設備に
性格の悪いお金持ちのご子息ご令嬢がやり放題と
花より男子を思い出すシチュエーション。
プラチナ8ってF4のようなものか。
昔と違って今はネットが浸透してるので
動画をあげるとかやり口がさらに面倒くさくなってる。
特別採用枠でもあんな学校いってて楽しいかね?

校長も寄付金多い家の子にはさからわないスタンスながら
ツバメの反乱はいいようにとらえているようで
一応教育者のはしくれではあるのか。

ツバメをそそのかして動かす謎の男 彗は
追い出された全生徒会長とかだと分かりやすいけど
姿を目撃されても生徒たちは知らなかったし
関係者なのか、それとも別の場所で似たような目にあったのか。

いじめ問題、学校の生徒たち先生の対応は
ドラマだから大げさにわかりやすくしてあるけど
現実もこんなものだと思う。

いじめよくない、といくら言っても
いじめをテーマにしたドラマがいくらつくられても
あいかわらず世の中はかわらないんだなあ。

神木隆之介くんと広瀬すずちゃんの熱演が光ってました。



春菜ツバメ   広瀬すず
雫井彗      神木隆之介
麻生南     石橋杏奈
香田美森    杉咲花
葉月エミリー  吉倉あおい
伊吹玲奈    飯豊まりえ
須藤夏樹    間宮祥太郎
千崎波留    健太郎
日向タクト    白州迅
大倉睦     成田凌
徳次郎     泉谷しげる
金時平男    生瀬勝久
誉田蜜子    浅野温子













 
2015.01.12 Monday 09:43 | comments(0) | trackbacks(3) | 
<< 黒子のバスケ 第3期 #01 第51Q「全力でやってるだけなんで」 | main | デュラララ!!×2 承 第1話 >>









【 学校のカイダン 】第1話 感想
今だ! マイクを捨てろ。 いいから思いっきりマイクを投げ捨てるんだ! そして背中のリュックからお前の銃を振り抜け! かつて英雄と呼ばれた人間達の武器は何か。 何千年もの間世界を動かし続けた戦いの武器とは何か。 それは言葉だ。 さぁ、600人が注
| ドラマ@見取り八段・実0段 | 2015/01/12 12:36 PM |
学校のカイダン #01
『腐った学園をコトバで変える!弱虫女子の大逆襲が始まる!』
| ぐ〜たらにっき | 2015/01/12 12:44 PM |
学校のカイダン 第1話:腐った学園をコトバで変える! 弱虫女子の大逆襲が始まる!
イケイケ〜〜〜☆ヾ(^ε^ゝ)“ヒューヒュー♪☆ まだまだ頼りないツバメだけれども、話が進むにつれ、慧の導きにより スピーチ力もアップして生徒の心をつかめるようになるのかっ 学園モノ・・・で怪談ではないけど、むしろ怪談より恐ろしいカースト制度。 この手の構
| あるがまま・・・ | 2015/01/13 2:26 PM |